JP3027043U - 跨線橋又は架道橋の中央高架部 - Google Patents
跨線橋又は架道橋の中央高架部Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 市街地の線路踏切近く又は車輌通行渋滞の甚
だしい地区に、乗用車,小型トラック等専用で、小規模
で狭い面積に架橋できる跨線橋又は架道橋を設け、地震
にも耐え得て、常に健全な経済活動が行われるようにす
る。 【構成】 一連の板鋼張り渡し面10の上に軽い合成樹
脂板等の積層板を用いた道路盤を作り、それとその下面
を支える山型又は屋根型の板鋼面と波板鋼面と圧縮空気
を入れた円筒部等の支持部も中央を高くして、左右の傾
斜面を利用し、且それら各鋼材部等の弾力性と橋脚上部
側面のふくれ出し部等を活用して、上方道路盤からの荷
重を軽減し、各橋脚側面を前記山型又は屋根型の曲げ下
げ面で被覆する等により、道路盤通行車輌等の荷重に耐
え易くし、尚各橋脚下部を連結枠棒と水平橋台等で連結
し、地震にも崩れたり倒れたりしない構造とする。
だしい地区に、乗用車,小型トラック等専用で、小規模
で狭い面積に架橋できる跨線橋又は架道橋を設け、地震
にも耐え得て、常に健全な経済活動が行われるようにす
る。 【構成】 一連の板鋼張り渡し面10の上に軽い合成樹
脂板等の積層板を用いた道路盤を作り、それとその下面
を支える山型又は屋根型の板鋼面と波板鋼面と圧縮空気
を入れた円筒部等の支持部も中央を高くして、左右の傾
斜面を利用し、且それら各鋼材部等の弾力性と橋脚上部
側面のふくれ出し部等を活用して、上方道路盤からの荷
重を軽減し、各橋脚側面を前記山型又は屋根型の曲げ下
げ面で被覆する等により、道路盤通行車輌等の荷重に耐
え易くし、尚各橋脚下部を連結枠棒と水平橋台等で連結
し、地震にも崩れたり倒れたりしない構造とする。
Description
【0001】 鉄道線路又は道路上に高架して、主に軽量車を通行させる跨 線橋又は架道橋の中央高架部.
【0002】 従来,新幹線鉄道,高速道路等の高架部は、地震等で、橋脚 上の接合部の外れ又は外れ落ち、コンクリートの剥がれ落ち、横倒れ等の被害を 起こし易く、主に大規模に作られるが、特に軽量車だけを対象として、小規模に 狭い面積に、且地震にも耐え得るように作られた物は見受けられない。
【0003】 狭い面積に小規模に、主に軽量車を対象として、地震にも耐 え得るように構築する。
【0004】 橋脚上部と道路盤との接合部の外れ,道路盤の分断,外れ落 ち、コンクリートの剥がれ落ち等が無いようにする。
【0005】 道路盤及びそれを支持する各部が重くならず、軽くて強く構 築されるようにすく。
【0006】 「0003」に対して、外側の左右の橋脚15,15から、 中央左右橋脚2,3までの上面の道路盤1の中央部を高くする事により、左右幅 を短くし、従って狭い面積に構築し、各橋脚内前部,後部等に立てる鋼柱16等 の下部に縦横水平に連結する連結枠棒22と、各橋脚下部の橋台18等の前端部 ,後端部等を横水平に連結する橋台水平部18’等を設けて、地震に強い構成と する。
【0007】 「0004」に対して、中央左右の橋脚2,3から、その外 側の橋脚15,15までの上面に一連の板鋼張り渡し面10を掛け渡し、各鋼柱 16の上端をそれにはめ入れて固定し、従って道路盤1が分断して橋脚から外れ 又は外れ落ち難くし、その板鋼張り渡し面10(道路盤1の一部)の中央下面を 支える山型又は屋根型の板鋼面4,5の左右曲げ下げ部4’,4”,5’,5” で左右橋脚2,3の対向内面を被覆し、各橋脚の前後面もそれら曲げ下げ部4’ ,4”,5’,5”に連結して同様に被覆してコンクリートの剥がれ落ちが無い ようにする。
【0008】 「0005」に対して、道路盤1には重いコンクリート材を 用いず、比重の軽い合成樹脂板又はそれを用いる積層板部28を用い、その上面 をアスファルト等で舗装部29とし、道路盤1の下面を支持するためには、軽く て強い支持力のある山型又は屋根型の板鋼面4,5と、左右端を折返して波板鋼 部9とした山型又は屋根型の板鋼面7,8と、圧縮空気入りの円筒部14,13 と硬質塑形物部25等を用いる。
【0009】 道路盤1の中央部が高いと、橋脚15から2,3,15まで の左右幅を短くし得る他、道路盤上面左右が傾斜面となるので、通行車輌等の重 量が斜面に対して斜め方向から荷重されて、道路盤を直角方向から押すよりも軽 くなる。又図3の屋根型板鋼面5は図2の山型板鋼面4よりも左右に急勾配にな って重さを軽減し易く、図2の山型板鋼面4ではその上面中央に硬質塑型物部2 5を設けて、上方からの重さを左右傾斜面へ負担させ易くする。
【0010】 板鋼面7,8の左右端を折返した波板鋼部9及びその間隙部 の圧縮空気入りの円筒部14,13は夫々、その素材の強い剛性に支えられた弾 力により、板鋼面4,5に対する荷重を柔かく作用させ、従って板鋼面4,5を 補強しその沈下又は破断を防ぐ力を増す。
【0011】 板鋼面7,8の左右端には曲げ上げ部12又は曲げ下げ部1 1があり、それが、橋脚2,3の内側面のふくれ出し部6の上に乗り、又は側方 にはね返る力を生ずるので、同様に板鋼面4,5への負担を軽くし得る。
【0012】 円筒部14,13には圧縮空気を入れると、単に円形鋼とす るよりは支持力と弾力を増し、尚トラス構造等よりも簡易である。
【0013】 道路盤1を軽く(0008)する事は、その下方の各板鋼部 4,5,7,8,9,11,12,13,14等を変形させ難くすると共に、地 震に際して、高架部の各方向への振動のエネルギーを減じ(重いと橋脚上端接合 部等を外れ易くする)、震度以上の局地的強震(特殊地震,複雑な反射振動等に よる)に耐え易くする。
【0014】 図1は、中央の複線路19,19を挟み立つ中央左右の橋脚 2,3の外側左右に、稍低い橋脚15,15のある跨線橋各部の構成を側断面図 により示し、19が単線であれば、2と3の間を狭く各構成部材も簡易となり、 線路が無い時は架道橋となる。図3では右斜面を急勾配として小面積に立てる場 合を示す。
【0015】 各図で、板鋼張り渡し面10と山型又は屋根型の板鋼面4, 5との間にあって、その左右斜面により上からの荷重を軽減ずる屋根型又は山型 の板鋼面8,7の左右端は曲げ上げ部12又は曲げ下げ部11として、各橋脚2 ,3の内面上部のふくれ出し部6の上に乗せて更に重さを軽減し、その11又は 12の先を波板鋼部9へ連結してあり、その9の先端は13円筒部として9の側 面へ固定(熔接等)し、左右の13と13との間には更に小さい円筒部14数個 を板鋼面7(図3)の上と下、板鋼面8(図2)の上に埋め配列し、波板鋼部9 の各垂直面間にはその広さに応ずる円筒部14等をはめ入れ、それら大小の円筒 部14又は13(円形加工後可能な場合)には圧縮空気を注入しておくと、それ ら圧縮空気入りの弾力と波板鋼部9の弾力とで板鋼張り渡し面10を支持する。
【0016】 図2の硬質塑形物部25は比重が軽くて硬い合成樹脂製等と する。
【0017】 各山型又は屋根型板鋼面の左右曲げ垂下面4’,4”,5’ ,5”の側面は、ボルト23で固定し、外側橋脚15の板鋼面4と板鋼張り渡し 面10との間隙を埋める三角柱形状鋼27も抑え板金26と共に小ボルト23で 固定し、各鋼柱16の上端21は穴にはめ込み熔接する。
【0018】 屋根型板鋼面5(図3),8(図2,1で25の外側)の左 右傾斜部は、夫々直線状では荷重に耐える力が弱いので、何れも稍外方へふくら ませ、山型板鋼面4,7に近い形として荷重に耐え易くしてある。
【0019】 一連の板鋼張り渡し面10を用いて道路盤1の分断と外れ落 ちを防ぎ、道路盤には軽い合成樹脂板等の積層部28,その下面にも軽くて弾力 性ある波板鋼部9と圧縮空気入り円筒部14等と左右に傾斜する山型又は屋根型 の板鋼面4,5,7,8等を用い、尚4,5の曲げ垂下面4’,4”,5’,5 ”により橋脚コンクリートの剥がれ落ちを防ぎ、且各橋脚下部を縦横の連結枠棒 22等と水平橋台18’で連結して、地震に際して各橋脚部の振動のエネルギー を減じ(重いと各接合部,各板鋼部等の外れ、変形,沈下,落下等が起き易い) 、従って軽くて簡易な構成で地震に崩れ難く、小規模で狭い面積に構築し得る。
【提出日】平成7年12月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【0005】 道路盤及びそれを支持する各部が重くならず、軽くて強く構築さ れるようにする。
【図1】 側断面図
【図2】 図1の中央高架部付近の拡大図.
【図3】 図2の他例図.
1 −−−−−道路盤 2,3−−−−(中央部の)左橋脚,右橋脚 4,4’,4”−−−山型板鋼面(4は上部、4’は左
の、4”は右の、曲げ下げ部 5,5’,5”−−−屋根型板鋼面(5は上部,5’は
左の、5”は右の、曲げ下げ部) 6 −−−−−(橋脚左右側面の)ふくれ出し部. 7 −−−−−(11又は12を左右に持つ)山型板鋼
面 8 −−−−−(12(或いは11を)左右に持つ)屋
根型板鋼面 9 −−−−−波板鋼部 10 −−−−板鋼張り渡し面 11 −−−−(7,8の先端の)曲げ下げ部 12 −−−−( 〃 )曲げ上げ部 13 −−−−(9の先端を丸く曲げた)円筒部(両端
口を塞ぐ) 14 −−−−円筒部(両端口を塞ぐ) 15 −−−−(外側の左右の)橋脚 16 −−−−鋼柱 17 −−−−(16の下端延長の)くい部 18,18’−−橋台(18’は18と18を繋ぐ水平
橋台) 19 −−−−線路 20 −−−−線路盤 21 −−−−(16の)上端(はめ込み部) 22 −−−−連結枠棒 23 −−−−ボルト 25 −−−−硬質塑形物部 27 −−−−三角柱状形鋼 30 −−−−ガードレール 26 −−−−抑え板金(図1の左右の4)
の、4”は右の、曲げ下げ部 5,5’,5”−−−屋根型板鋼面(5は上部,5’は
左の、5”は右の、曲げ下げ部) 6 −−−−−(橋脚左右側面の)ふくれ出し部. 7 −−−−−(11又は12を左右に持つ)山型板鋼
面 8 −−−−−(12(或いは11を)左右に持つ)屋
根型板鋼面 9 −−−−−波板鋼部 10 −−−−板鋼張り渡し面 11 −−−−(7,8の先端の)曲げ下げ部 12 −−−−( 〃 )曲げ上げ部 13 −−−−(9の先端を丸く曲げた)円筒部(両端
口を塞ぐ) 14 −−−−円筒部(両端口を塞ぐ) 15 −−−−(外側の左右の)橋脚 16 −−−−鋼柱 17 −−−−(16の下端延長の)くい部 18,18’−−橋台(18’は18と18を繋ぐ水平
橋台) 19 −−−−線路 20 −−−−線路盤 21 −−−−(16の)上端(はめ込み部) 22 −−−−連結枠棒 23 −−−−ボルト 25 −−−−硬質塑形物部 27 −−−−三角柱状形鋼 30 −−−−ガードレール 26 −−−−抑え板金(図1の左右の4)
Claims (4)
- 【請求項1】 中央左右の橋脚(2,3)からその外側
の橋脚(15,15)までの上面中央を高くして掛け渡
す一連の板鋼張り渡し面(10)の上の山型の道路盤
(1)の中央下面を支える山型又は屋根型の板鋼面
(4,5)の左右曲げ下げ部(4’,4”,5’,
5”)で橋脚(2,3)の対向内面を被覆した、跨線橋
又は架道橋の中央高架部. - 【請求項2】 板鋼張り渡し面(10)と板鋼面(4,
5)との間に、左右端を折返して波板鋼部(9)とした
山型又は屋根型の板鋼面(7,8)を有する「請求項
1」記載の跨線橋又は架道橋の中央高架部. - 【請求項3】 板鋼張り渡し面(10)と板鋼面(4,
5)との間の各部に、圧縮空気入りの円筒部(14,1
3)を挟み入れた『請求項2又は1』記載の跨線橋又は
架道橋の中央高架部. - 【請求項4】 板鋼張り渡し面(10)と板鋼面(4,
5)との間に、圧縮空気入りの円筒部(14)又は波板
鋼部(9)を支持物体として挟み入れた、「請求項1」
記載の跨線橋又は架道橋の中央高架部.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014295U JP3027043U (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 跨線橋又は架道橋の中央高架部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995014295U JP3027043U (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 跨線橋又は架道橋の中央高架部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027043U true JP3027043U (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=43162174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995014295U Expired - Lifetime JP3027043U (ja) | 1995-11-06 | 1995-11-06 | 跨線橋又は架道橋の中央高架部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027043U (ja) |
-
1995
- 1995-11-06 JP JP1995014295U patent/JP3027043U/ja not_active Expired - Lifetime
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