JPS61175876A - 密着形イメ−ジセンサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は光源により照射される帳票上のイメージ情報を
読取るための密着形イメージセンサに間する。

（発明の技術的背景〕 光学的文字読取装置等の機器には、帳票上の文字、マー
ク等のイメージ情報を光電変換して読取るために密着形
イメージセンサが用いられている。

このような従来の密着形イメージセンサの概略構成図を
第５図に示す。なお、以下の図面の説明において同一要
素は同一符号で示す。このような密着形イメージセンサ
５０は、図中の矢印六方向に搬送される帳票５３を照射
するための光源５・１と、帳票５３に記入された文字や
記号等を読み取って光電変換をおこなうラインイメージ
センサ５２とから構成されている。ここで、光源５１と
して通常はＬＥＤが使用されている。

（背景技術の問題点〕 このような密着形イメージセンサを用いて帳票上の文字
の読取りをおこなう場合には、文字枠がイメージ情報と
して検出されないようにするため、文字枠はドロップア
ウトカラーで印刷し、文字データとしては検出しないよ
うにしていた。このため、光源５１として単一のピーク
波長を持つＬＥＤを用いるのみで十分であった。

しかしこのようなイメージセンサでは、ドロップアウト
カラーで印刷されたイメージ情報は検出することができ
ないため、仮に帳票上のすべての印刷をイメージ情報と
して出力することが必要となった場合には、十分にその
機能を発揮できないという欠点を有していた。

〔発明の目的〕

本発明はこのような欠点を除去するためになされたもの
で、帳票上のすべてのイメージ情報を読取ることのでき
る密着形イメージセンサを提供することを目的とする。

（発明の概要〕 上記の目的を達成するため本発明は、異なるピーク波長
を持つ複数の発光素子を組合せて光源を構成し、これに
よって帳票を照射することにより帳票上のイメージ情報
を充電変換して読取るようにした密着形イメージセンサ
を提供するものである。

〔発明の実施例〕

以下、添附図面の第１図乃至第４図を参照して本発明の
一実施例を説明する。

第１図は同実施例に係る密着形イメージセンサに用いら
れる光源の構成を示した配置図である。

光源を構成する複数のＬＥＤはブロックごとに区分され
、しかもブロックごとに赤色ＬＥＤ２０と緑色ＬＥＤ２
１とが交互に配置されるよう組合わせである。これらの
赤色ＬＥＤ２０と緑色ＬＥＤ２１とはそれぞれ直列に接
続され、その一端は電源（Ｖ）に接続され、他端は後述
する定電流駆動回路（Ｄ）に接続される。

第２図は赤色ＬＥＤ２０、緑色ＬＥＤ２１およびライン
イメージセンサそれぞれの分光感度特性を示したもので
ある。横軸は入射光波長を、縦軸は相対感度をそれぞれ
示す。図に示すように、緑色ＬＥＤ２１が点灯した時に
イメージセンサ分光感度と相対感度とが合致するように
調整しておく。

このようにすると緑色系の印刷に対しては出力が大きく
、赤色および青色系印刷に対しては出力が小さくなる。

第３図は第１図に示した光源を用いて密着形イメージセ
ンサを構成した場合のブロック図である。

赤色ＬＥＤ２０と緑色ＬＥＤ２１の配列組合せからなる
光源１により照射され、帳票上のイメージ情報に応じて
反射した光は光電変換部２により電気信号に変換される
。光電変換部２によって得られた電気信号は、増幅器３
を介してサンプルホールド回路（以下ｒＳ／Ｈ回路」と
いう）４に伝達される。所定のレートでサンプルホール
ドされた出力はＡ／Ｄコンバータ５でディジタル信号に
変換され、ＲＡＭ６に記憶される。

このＲＡＭ６の記憶内容は所定のタイミングで読出され
、イメージ情報として読取られるが、帳票上のイメージ
情報を読取る際の初期設定のための回路７〜１２が付加
されている。平均値回路７は１スキヤンをいくつかのブ
ロックに区切ったブロック内の平均値を求めるためのも
ので、この平均値と白紙レベルの基準値を提供する基準
回路８の出力と減算器９により減算されて、レジタス１
０に伝達される。レジタス１０は減算器９の出力をブロ
ックごとに記憶する。

本実施例の場合では、減算結果は１２ブロツクに分割さ
れて記憶される。レジタス１０の出力はＤ／Ａコンバー
タ１１によりアナログ信号に変換され、定電流駆動回路
１２の一端に伝達される。

この定電流駆動回路１２の他端は直列接続された赤色Ｌ
ＥＤ２０および緑色ＬＥＤ２１の一端に接続されており
、これらのＬＥＤを流れる電流値を制御する。

次に第４図の波形図を参照して、第３図に示すイメージ
センサの初期設定について説明する。帳票がくるまでは
、レジスタ１ｏには第４図（ａ）に示すようなＬＥＤＩ
ｉ流工、が流れるようにデータを設定しておき、赤色Ｌ
ＥＤ２０および緑色２１に定電流を流しておく。帳票が
イメージセンサの位置にきて増幅器２によりその反射光
に相当する電流が得られると、Ｓ／Ｈ回路４の出力は第
４図（ｂ）に示すようになる。このようにＳ／Ｈ回路４
の出力は、ＬＥ［）発光量のバラツキによるムラと、イ
メージセンサの感度ムラとの合計として表われる。

このようなムラのある状態では帳票上のイメージ情報が
均一に得られないので、ＬＥＤを１２に分割したブロッ
クごとに白紙出力のバラツキを補正するため、ＬＥＤ駆
動電流を変化させて第４図（ａ）示すような均一な出力
が得られるようにする必要がある。そこで、白紙がイメ
ージセンサの位置にきた時の出力が第４図（ｂ）のよう
な波形である場合には、この値をＡ／Ｄコンバータ５で
多値化しその結果をＲＡＭ６に記憶する。そして、ＲＡ
Ｍ６の出力をブロックごとに平均値回路７により平均化
する。このようにすると、平均値向―７の出力は第４図
（Ｃ）のようになる。

次に平均値回路７の出力と第４図（ｄ）に示す基準値回
路８の出力とを減算器９により減算し、減算結果Δｅを
レジスタ１０にブロックごとにセットする。ここで、減
算器９の出力は第４図ｍｅ）のようになる。

分割したブロックに対応するデータのレジスタ１０に対
するセットは、レジスタごとに順次行ない、１２個のレ
ジスタ１０のすべてに上記データがセットされた時点で
ＤＡコンバータ１１に伝達する。これにより、それぞれ
のブロックごとのΔｅに対応して電圧が定電流駆動回路
１２に伝達され、各ブロックのＬＥＤ電流工２は第４図
（ｆ）に示すようになる。この結果、Ｓ／Ｈ回路４の出
力はムラの少ない第４図（Ｑ）に示すような波形となる
。

このような初期設定が終了したのち、帳票上のイメージ
情報の読取を開始する。

増幅器３の出力が緑色印刷に対して白紙と同等のレベル
に、また赤色および青色印刷に対して出力が低下し、黒
色文字と同等のレベルに出力された場合に、緑色以外の
帳！上にあるイメージはデータとして検出されるこ袢に
なる。赤色ＬＥＤ２０が点灯した時は前述した緑色ＬＥ
Ｄ２１の場合と同様になり、赤色印刷に対しては白紙と
同等レベルに、また緑色および青色印刷に対しては出力
が低下し、黒色文字と同等のレベルに出力された場合に
、赤色以外の帳票上にあるイメージがデータとして検出
される。

なお以上説明した実施例では、光源として赤色ＬＥＤと
緑色ＬＥＤの組合せを採用したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、異なるピーク波長を持つ発光素子
を適宜組合せて構成することができる。また分割される
ブロックの数は１２に限られるものではない。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明では、異なるピーク波長を持つ複数の
発光素子を組合せてイメージセンサ用の光源を構成した
ので、帳票上の種々の印刷色を持つイメージ情報を読取
ることのできる密着形イメージセンサを得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る密着形イメージセンサに用いられ
る光源の一実施例の構成図、第２図は第１図に示す光源
を構成するＬＥＤの分光感度特性図、第３図は第１図に
示す光源を用いて構成した密着形イメージセンサのブロ
ック図、第４図は第３図に示す装置の動作を説明する波
形図、第５図は従来の密着形イメージセンサの概略構成
図である。 １・・・光源、２０・・・赤色ＬＥＤ、２１・・・緑色
ＬＥ出願人代理人　　猪　　股　　　　清 ミツに醇 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、帳票を光源で照射して前記帳票上のイメージ情報を
   光電変換により読取る密着形イメージセンサにおいて、
   前記光源を異なるピーク波長を持った複数の発光素子を
   組合せて構成したことを特徴とする密着形イメージセン
   サ。 ２、前記光源は、前記複数の発光素子が複数のブロック
   に区分され、かつ異なるピーク波長を持つ該発光素子が
   交互に配置されるよう組合されて構成される特許請求の
   範囲第１項記載の密着形イメージセンサ。