JPS61175226A - 2サイクルエンジンの始動デコンブ装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの始動デコンブ装置Info
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- JPS61175226A JPS61175226A JP60016271A JP1627185A JPS61175226A JP S61175226 A JPS61175226 A JP S61175226A JP 60016271 A JP60016271 A JP 60016271A JP 1627185 A JP1627185 A JP 1627185A JP S61175226 A JPS61175226 A JP S61175226A
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- engine
- opening
- cylinder
- speed
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/028—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation for two-stroke engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、排気制御弁つき2ザイクルエンジンの始動ト
ルク低減を図った2サイクルエンジンの始動デコンプ装
置に関するものである。
ルク低減を図った2サイクルエンジンの始動デコンプ装
置に関するものである。
「従来の技術」
一般に、エンジンにあっては低回転時と高回転時とで排
気時期を変えることにより、出力特性を向上させること
が行なわれているが、2サイクルエンジンでは、その排
気通路とシリンダ内部との連通および遮断をシリンダ内
のピストンの上下動によって行なうようにしているため
に、排気時期を変更する場合、排気通路の開口上端縁の
位置をピストンの移動方向に変化させる必要がある。
気時期を変えることにより、出力特性を向上させること
が行なわれているが、2サイクルエンジンでは、その排
気通路とシリンダ内部との連通および遮断をシリンダ内
のピストンの上下動によって行なうようにしているため
に、排気時期を変更する場合、排気通路の開口上端縁の
位置をピストンの移動方向に変化させる必要がある。
この種の2サイクルエンジンの排気時期制御装置として
は、本願出願人が先に提案した特願昭59−17887
3号がある。これは、制御弁が排見通路を閉塞した状態
において、シリンダの内面とほぼ連続する制御面を前記
制御弁に形成するとともに、該制御面とエンジンの他の
部位との接触を防止しつつ制御弁の開閉移動をなす駆動
機構を連設することにより、低回転時から高速回転時に
至る広い回転域で出力特性を向」ニさせろようにしたも
のである。
は、本願出願人が先に提案した特願昭59−17887
3号がある。これは、制御弁が排見通路を閉塞した状態
において、シリンダの内面とほぼ連続する制御面を前記
制御弁に形成するとともに、該制御面とエンジンの他の
部位との接触を防止しつつ制御弁の開閉移動をなす駆動
機構を連設することにより、低回転時から高速回転時に
至る広い回転域で出力特性を向」ニさせろようにしたも
のである。
「発明が解決しようとする問題点」
ところで、上述した排気制御弁つき2サイクルエンジン
にあっては、低速運転時には制御弁を閉じて排気時期を
遅らせ、ピストンの有効圧縮ストロークを増す一方、高
速運転時には制御弁を開いて排気時期を早め、有効圧縮
ストロークを減少させて出力特性を向」ニさせるように
していたため、エンジン始動時には制御弁が閉じたまま
であった。
にあっては、低速運転時には制御弁を閉じて排気時期を
遅らせ、ピストンの有効圧縮ストロークを増す一方、高
速運転時には制御弁を開いて排気時期を早め、有効圧縮
ストロークを減少させて出力特性を向」ニさせるように
していたため、エンジン始動時には制御弁が閉じたまま
であった。
このため、始動時におけるピストンの有効圧縮ストロー
クが増加し、大きな始動トルクが必要となる欠点があっ
た。
クが増加し、大きな始動トルクが必要となる欠点があっ
た。
「問題点を解決するための手段」
上記問題点を解決するためにこの発明は、エンジンの回
転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数を、予め
定めた高速点および低速点と比較し、前記エンジンの回
転数が、 (a)零ないし低速点のときには制御弁開放(b)低速
点ないし高速点のときには前記制御弁閉塞 (c)高速点より大きいときには前記制御弁開放の指令
を出力する制御手段と、前記指令に基づいてアクチュエ
ータを駆動して前記制御弁を開閉駆動させる駆動手段と
を具備することを特徴とする。
転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数を、予め
定めた高速点および低速点と比較し、前記エンジンの回
転数が、 (a)零ないし低速点のときには制御弁開放(b)低速
点ないし高速点のときには前記制御弁閉塞 (c)高速点より大きいときには前記制御弁開放の指令
を出力する制御手段と、前記指令に基づいてアクチュエ
ータを駆動して前記制御弁を開閉駆動させる駆動手段と
を具備することを特徴とする。
「作用 」
上記構成によれば、エンジン始、動時には制御弁が開放
状態にあるので、ピストンの有効圧縮ストロークが減少
し、始動トルクの減少を図ることができる。
状態にあるので、ピストンの有効圧縮ストロークが減少
し、始動トルクの減少を図ることができる。
この場合、シリンダ内の圧縮圧力は第6図に示すように
制御弁開度が0のとき最大で、以後開度が増加するにつ
れて次第に減少し、開度が1/4以降はほぼ一定になる
から、エンジン始動時の制御弁開度は1/4以」二であ
れば十分な効果を得ることができる。オなイつち、第7
図に示すようにエンジン回転数が0から低速点の間は制
御弁開度を1/4以上にし、低速点から高速点の間は0
(全閉)とし、高速点を越えたら1(全開)となるよう
に制御する。
制御弁開度が0のとき最大で、以後開度が増加するにつ
れて次第に減少し、開度が1/4以降はほぼ一定になる
から、エンジン始動時の制御弁開度は1/4以」二であ
れば十分な効果を得ることができる。オなイつち、第7
図に示すようにエンジン回転数が0から低速点の間は制
御弁開度を1/4以上にし、低速点から高速点の間は0
(全閉)とし、高速点を越えたら1(全開)となるよう
に制御する。
「実施例」
以下、本発明の好適な一実施例について第1図〜第5図
に基づき詳細に説明する。
に基づき詳細に説明する。
第1図中、符号1は本実施例によるデコンプ装置が適用
された2サイクルエンジンを示すもので、シリンダ2と
、該シリンダ2の側部に一体に設けられ、かつ、シリン
ダ2の内面2aに開口3を有する排気通路4を形成する
排気管5と、該排気管5と前記シリンダ2との接続部に
おいてシリンダ2の壁を摺動可能に貫通しかつ前記開口
3の上部に突出する制御弁6とを備え、該制御弁6に弁
駆動装置7が連設されている。
された2サイクルエンジンを示すもので、シリンダ2と
、該シリンダ2の側部に一体に設けられ、かつ、シリン
ダ2の内面2aに開口3を有する排気通路4を形成する
排気管5と、該排気管5と前記シリンダ2との接続部に
おいてシリンダ2の壁を摺動可能に貫通しかつ前記開口
3の上部に突出する制御弁6とを備え、該制御弁6に弁
駆動装置7が連設されている。
次いでこれらの詳細について説明すれば、前記排気通路
4は、その開口3近傍から長さ方向に沿って設けられた
補強材兼用の整流壁8によってシリンダ2の周方向に沿
って2分割されていて、該整流壁8の両側に、前記開口
3の上部を開閉する前記制御弁6が設けられている。
4は、その開口3近傍から長さ方向に沿って設けられた
補強材兼用の整流壁8によってシリンダ2の周方向に沿
って2分割されていて、該整流壁8の両側に、前記開口
3の上部を開閉する前記制御弁6が設けられている。
前記制御弁6は、断面が正方形の直方体状に形成されて
おり、前記整流壁8に対し直交するようにシリンダ2の
壁を貫通し、排気通路4内でその間口3の上部に突出し
得るようになされており、かつ、前記開口3の上部を閉
塞する閉位置にある状態において前記シリンダ2の内部
に対向する面を、シリンダ2の内径と同一あるいは若干
大きい曲率に切削することによって形成した円弧面状の
制御面6aが設けられている。このように制御弁6の断
面を正方形状とするのは、該制御弁6が閉位置にある時
に制御面6aの下端縁6bが排気通路4の開口3の上端
縁3aと平行となるようにする必要があるが、制御面6
aをシリンダ2の内面形状に沿わせて円弧面とする場合
、前述した平行度を維持するための手段として、制御面
6aの上下面を平行にすることが好適であるからである
。したがって、前記制御面6aは、制御弁6が閉位置に
ある時に、前記シリンダ2の内面にほぼ連続した状態と
なされる。 、1:・そして
、このように構成された制御弁6は、前記整流壁8の両
側に前記シリンダ2の壁を貫通して同軸上に一体に設け
られ、かつ、長さ方向に正方形状の貫通孔が形成された
一組のガイド筒9.9のそれぞれに摺動自在に支持され
ている。
おり、前記整流壁8に対し直交するようにシリンダ2の
壁を貫通し、排気通路4内でその間口3の上部に突出し
得るようになされており、かつ、前記開口3の上部を閉
塞する閉位置にある状態において前記シリンダ2の内部
に対向する面を、シリンダ2の内径と同一あるいは若干
大きい曲率に切削することによって形成した円弧面状の
制御面6aが設けられている。このように制御弁6の断
面を正方形状とするのは、該制御弁6が閉位置にある時
に制御面6aの下端縁6bが排気通路4の開口3の上端
縁3aと平行となるようにする必要があるが、制御面6
aをシリンダ2の内面形状に沿わせて円弧面とする場合
、前述した平行度を維持するための手段として、制御面
6aの上下面を平行にすることが好適であるからである
。したがって、前記制御面6aは、制御弁6が閉位置に
ある時に、前記シリンダ2の内面にほぼ連続した状態と
なされる。 、1:・そして
、このように構成された制御弁6は、前記整流壁8の両
側に前記シリンダ2の壁を貫通して同軸上に一体に設け
られ、かつ、長さ方向に正方形状の貫通孔が形成された
一組のガイド筒9.9のそれぞれに摺動自在に支持され
ている。
前記弁駆動装置7は、前記制御弁6を開閉動させるため
の回転力を出力するアクチュエータ10と、該アクチュ
エータ10から出力される回転力を前記制御弁6に伝達
する動力伝達機構11とから構成されている。
の回転力を出力するアクチュエータ10と、該アクチュ
エータ10から出力される回転力を前記制御弁6に伝達
する動力伝達機構11とから構成されている。
前記アクチュエータ10は、例えばザーボモータが用い
られ、前記エンジンlあるいは車体フレーム(図示路)
等の前記シリンダ2の近傍に取り付けられる。
られ、前記エンジンlあるいは車体フレーム(図示路)
等の前記シリンダ2の近傍に取り付けられる。
前記動力伝達機構11は、第1図および第2図に示すよ
うに、前記制御弁6の制御面6aが形成された側と反対
側の端部のそれぞれに連結ピン12.12を介して回動
自在に連結された一組の作動レバー13.13と、該作
動レバー13.13を揺動させる一組の出力軸14.1
4と、該各出力軸14.14に連動可能に連結された駆
動軸15と、該駆動軸15に連動可能に連結されかつ該
駆動軸15を前記アクチュエータ10へ連絡するフレキ
シブルジヨイント16と、前記各出力軸14.14と駆
動軸15との間および該駆動軸15とフレキシブルジヨ
イント16との間に設けられ、かつ、駆動側をウオーム
17とし従動側をウオームホイール18としたウオーム
ギヤ19とによって構成されている。
うに、前記制御弁6の制御面6aが形成された側と反対
側の端部のそれぞれに連結ピン12.12を介して回動
自在に連結された一組の作動レバー13.13と、該作
動レバー13.13を揺動させる一組の出力軸14.1
4と、該各出力軸14.14に連動可能に連結された駆
動軸15と、該駆動軸15に連動可能に連結されかつ該
駆動軸15を前記アクチュエータ10へ連絡するフレキ
シブルジヨイント16と、前記各出力軸14.14と駆
動軸15との間および該駆動軸15とフレキシブルジヨ
イント16との間に設けられ、かつ、駆動側をウオーム
17とし従動側をウオームホイール18としたウオーム
ギヤ19とによって構成されている。
そして前記各出力軸14と駆動軸15との間に設けられ
る2つのウオームギヤ19は、それぞれ逆ピッチとなさ
れていて、駆動軸15の一方向の回転、すなわち、アク
チュエータ10の一方向の回転に対して前記各作動レバ
ー13.13、出力軸14.14をそれぞれ逆方向に作
動させて、前記両制御弁6を相互に接近離反する方向に
移動させるようになっている。
る2つのウオームギヤ19は、それぞれ逆ピッチとなさ
れていて、駆動軸15の一方向の回転、すなわち、アク
チュエータ10の一方向の回転に対して前記各作動レバ
ー13.13、出力軸14.14をそれぞれ逆方向に作
動させて、前記両制御弁6を相互に接近離反する方向に
移動させるようになっている。
次に、第5図は本実施例の電気的構成を示すものである
。この図において、21は点火装置であ=7− り、エンジンが1回転する毎に1個のパルス信号を出力
する。該パルス信号は波形整形回路22aによって整形
された後、カウンタ22bによって計数され、この計数
値が制御回路23に供給される。なお、波形整形回路2
2aとカウンタ22bとが回転数検出回路22を構成し
ている。一方、24はスロットルの開度を検出するスロ
、ットル開度検出器であり、その検出出力も制御回路2
3に供給される。制御回路23は、スロットル開度6t
hとエンジン回転数Neとから制御弁開度目標値を演算
しくこの演算については後述する)、この目標値をアク
チュエータ10の駆動回路25に供給する。駆動回路2
5はアクチュエータ10の回転量を検出するエンコーダ
26からの信号によって、アクチュエータ10の回転量
を検知しつつ、制御弁6の開度が制御弁開度目標値と一
致するように、フィードバック制御する。
。この図において、21は点火装置であ=7− り、エンジンが1回転する毎に1個のパルス信号を出力
する。該パルス信号は波形整形回路22aによって整形
された後、カウンタ22bによって計数され、この計数
値が制御回路23に供給される。なお、波形整形回路2
2aとカウンタ22bとが回転数検出回路22を構成し
ている。一方、24はスロットルの開度を検出するスロ
、ットル開度検出器であり、その検出出力も制御回路2
3に供給される。制御回路23は、スロットル開度6t
hとエンジン回転数Neとから制御弁開度目標値を演算
しくこの演算については後述する)、この目標値をアク
チュエータ10の駆動回路25に供給する。駆動回路2
5はアクチュエータ10の回転量を検出するエンコーダ
26からの信号によって、アクチュエータ10の回転量
を検知しつつ、制御弁6の開度が制御弁開度目標値と一
致するように、フィードバック制御する。
次に、第8図のフローチャートを参照して本実施例の動
作を説明する。ここで、始動時のエンジン回転数、ずな
イつち第7図に示す低速点は、例え=8= ば750 rpmとする。
作を説明する。ここで、始動時のエンジン回転数、ずな
イつち第7図に示す低速点は、例え=8= ば750 rpmとする。
まず、エンジンlが起動されると、点火装置21から回
転数検出回路22ヘパルス信号が供給され、エンジン回
転数Neが検出されて、制御回路23へ供給される。制
御回路23は、エンジン回転数Neが750すなわち低
速点に達したか否かを判定しくステップSP 1)、低
速点に達しないときにはスロットル開度θthをチェッ
クする(ステップ5P2)。そして、スロットル開度θ
thが零のときには、制御弁開度目標値を1/4以上に
設定する(ステップ5P3)。また、スロットル開度θ
thが零より大きいときには、制御弁開度目標値を全開
とする(ステップ5P4)。
転数検出回路22ヘパルス信号が供給され、エンジン回
転数Neが検出されて、制御回路23へ供給される。制
御回路23は、エンジン回転数Neが750すなわち低
速点に達したか否かを判定しくステップSP 1)、低
速点に達しないときにはスロットル開度θthをチェッ
クする(ステップ5P2)。そして、スロットル開度θ
thが零のときには、制御弁開度目標値を1/4以上に
設定する(ステップ5P3)。また、スロットル開度θ
thが零より大きいときには、制御弁開度目標値を全開
とする(ステップ5P4)。
上記制御弁開度目標値が制御回路23から駆動回路25
へ供給されろと、駆動回路25はアクチュエータIOを
回転駆動する。これによって、ウオームギヤ19、駆動
軸15、出力軸14、作動レバー13が順次作動され、
両制御弁6が相互に離反する方向に移動され、排気通路
4の開口3の上部が開放され、ピストンの有効圧縮スト
ロークが減少し、始動トルクの軽減化を実現することが
できる。なお、この場合のアクチュエータ10の回転量
はエンコーダ26によって検出され、制御弁開度のフィ
ードバック制御が行なわれる。
へ供給されろと、駆動回路25はアクチュエータIOを
回転駆動する。これによって、ウオームギヤ19、駆動
軸15、出力軸14、作動レバー13が順次作動され、
両制御弁6が相互に離反する方向に移動され、排気通路
4の開口3の上部が開放され、ピストンの有効圧縮スト
ロークが減少し、始動トルクの軽減化を実現することが
できる。なお、この場合のアクチュエータ10の回転量
はエンコーダ26によって検出され、制御弁開度のフィ
ードバック制御が行なわれる。
こうして、エンジン1始動時には、制御弁6が開放され
て有効圧縮ストロークの減少が図られ、これによって始
動トルクが減少される。
て有効圧縮ストロークの減少が図られ、これによって始
動トルクが減少される。
次に、エンジン回転数Neが低速点に達し、かつ予め定
めた高速点(第7図参照)以下のときには、スロットル
開度θthが零か否かにかかわらず、制御弁開度目標値
が全開に設定され、上記と逆の動作により制御弁が閉じ
られる(ステップSP5〜7)。このように、低速回転
時に制御弁6を閉位置にセットすることにより、その制
御面6aで排気通路4の開口3の上部を閉塞して排気通
路の開口の上端縁3aをその実際のレベル1,1から第
3図に示すように、見掛け」−1制御面6aの下端縁6
bのレベルL、に下げ、したがって、シリンダ2の内部
と排気通路4とを連通させるピストンPの位置が、前記
開口3の上端縁3aと制御面6aの下端縁6bとの距離
分(L、とl、2との間隔分)下方にずれることにより
、排気の開始時期が遅延させられ、低速回転時における
排気系が適切な状態となされる。
めた高速点(第7図参照)以下のときには、スロットル
開度θthが零か否かにかかわらず、制御弁開度目標値
が全開に設定され、上記と逆の動作により制御弁が閉じ
られる(ステップSP5〜7)。このように、低速回転
時に制御弁6を閉位置にセットすることにより、その制
御面6aで排気通路4の開口3の上部を閉塞して排気通
路の開口の上端縁3aをその実際のレベル1,1から第
3図に示すように、見掛け」−1制御面6aの下端縁6
bのレベルL、に下げ、したがって、シリンダ2の内部
と排気通路4とを連通させるピストンPの位置が、前記
開口3の上端縁3aと制御面6aの下端縁6bとの距離
分(L、とl、2との間隔分)下方にずれることにより
、排気の開始時期が遅延させられ、低速回転時における
排気系が適切な状態となされる。
一方、エンジン回転数Neが高速点まで上昇すると(ス
テップ5P6)、制御回路23は制御弁開度目標値を全
開とする(ステップS’P8)。この目標値が駆動回路
25へ供給されると、アクチュエータ10が駆動され、
両制御弁6が、相互に離反する方向に移動させられるこ
とにより、第4図に示すように、排気通路4の開口3の
上部が開放され、この結果、シリンダ2の内部と排気通
路4とを連通させるピストンPの位置が、前記開口3の
」一端縁3aのレベルL、に上昇することにより、排気
の開始時期が早められて、高速回転時における排気系が
適切な状態となされる。
テップ5P6)、制御回路23は制御弁開度目標値を全
開とする(ステップS’P8)。この目標値が駆動回路
25へ供給されると、アクチュエータ10が駆動され、
両制御弁6が、相互に離反する方向に移動させられるこ
とにより、第4図に示すように、排気通路4の開口3の
上部が開放され、この結果、シリンダ2の内部と排気通
路4とを連通させるピストンPの位置が、前記開口3の
」一端縁3aのレベルL、に上昇することにより、排気
の開始時期が早められて、高速回転時における排気系が
適切な状態となされる。
こうして、上記排気時期の制御により、エンジン1の始
動トルクの低減効果が得られるとともに、良好な出力特
性が低速回転域から高回転域に亙る広い回転域で得られ
る。
動トルクの低減効果が得られるとともに、良好な出力特
性が低速回転域から高回転域に亙る広い回転域で得られ
る。
次に、第9図は、他の実施例の電気的構成を示〜11.
− ずものである。この実施例が上述した実施例と異なる点
は、スロットル開度θthのいかんにかかわらず、エン
ジン回転数Neだけによって、制御弁開度を決定するよ
うにした点である。すなわち、制御回路23aは、エン
ジン回転数Neと、低速点、高速点とを比較し、エンジ
ン回転数Neが、(a)零ないし低速点のときには制御
弁6開放(b)低速点ないし高速点のときには制御弁6
閉塞(c)高速点より大きいときには制御弁6開放とい
う指令を駆動回路25へ供給し、制御弁6を制御する。
− ずものである。この実施例が上述した実施例と異なる点
は、スロットル開度θthのいかんにかかわらず、エン
ジン回転数Neだけによって、制御弁開度を決定するよ
うにした点である。すなわち、制御回路23aは、エン
ジン回転数Neと、低速点、高速点とを比較し、エンジ
ン回転数Neが、(a)零ないし低速点のときには制御
弁6開放(b)低速点ないし高速点のときには制御弁6
閉塞(c)高速点より大きいときには制御弁6開放とい
う指令を駆動回路25へ供給し、制御弁6を制御する。
これによっても、上述した実施例と同様の効果を奏する
ことができる。
ことができる。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状、
寸法あるいは駆動方法等は一例であって、設計要求等に
基づき種々変更可能である。例えば、前記制御弁6はそ
の長さ方向沿って移動させる例について説明したが、シ
リンダ2と排気管5との接続部近傍で開口3のシリンダ
2の周方向の側部に回動中心を有する作動レバーによっ
て、ピストンPの移動方向と直交する面内で移動させる
よう−12,−′ にしてもよい。
寸法あるいは駆動方法等は一例であって、設計要求等に
基づき種々変更可能である。例えば、前記制御弁6はそ
の長さ方向沿って移動させる例について説明したが、シ
リンダ2と排気管5との接続部近傍で開口3のシリンダ
2の周方向の側部に回動中心を有する作動レバーによっ
て、ピストンPの移動方向と直交する面内で移動させる
よう−12,−′ にしてもよい。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明に係わる2サイクルエンジ
ンの始動デコンプ装置は、エンジンの回転数を検出する
回転数検出手段と、前記回転数を、予め定めた高速点お
よび低速点と比較し、前記エンジンの回転数が、 (a)零ないし低速点のときには制御弁開放(b)低速
点ないし高速点のときには前記制御弁閉塞 (c)高速点より大きいときには前記制御弁開放の指令
を出力する制御手段と、前記指令に基づいてアクチュエ
ータを駆動して前、記制御弁を開閉駆動する駆動手段と
を具備するので、エンジン始動時のシリンダ内圧縮圧力
を減少させ、もってエンジンの始動トルクの軽減化を図
ることができる。
ンの始動デコンプ装置は、エンジンの回転数を検出する
回転数検出手段と、前記回転数を、予め定めた高速点お
よび低速点と比較し、前記エンジンの回転数が、 (a)零ないし低速点のときには制御弁開放(b)低速
点ないし高速点のときには前記制御弁閉塞 (c)高速点より大きいときには前記制御弁開放の指令
を出力する制御手段と、前記指令に基づいてアクチュエ
ータを駆動して前、記制御弁を開閉駆動する駆動手段と
を具備するので、エンジン始動時のシリンダ内圧縮圧力
を減少させ、もってエンジンの始動トルクの軽減化を図
ることができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は実施例が
適用されたエンジンの要部を断面した平面図、第2図は
第1図の■−■線に沿う矢視断面図、第3図は第1図の
■−■線に沿う矢視断面図、第4図は作動を説明するた
めの第1図と同様の図、第5図は実施例の電気的構成を
示すブロック図、第6図は制御弁開度とシリンダ内圧縮
圧力との関係を示すグラフ、第7図は実施例におけるエ
ンジンの低速点、高速点と制御弁開度との関係を示すグ
ラフ、第8図は実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート、第9図は他の実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 1・・・エンジン、2・・・シリンダ、2a・・・(シ
リンダの)内面、3・・・開口、3a・・・上端縁、4
・・・排気通路、6・・・制御弁、6a・・・制御面、
6b・・・下端縁、7・・・(排気時期制御)弁駆動装
置、10・・・アクチュエータ、11・・・動力伝達機
構、22・・・回転数検出回路、23.23a・・・制
御回路、25・・・駆動回路。 用讐田ぐ 電歇生旨祠
適用されたエンジンの要部を断面した平面図、第2図は
第1図の■−■線に沿う矢視断面図、第3図は第1図の
■−■線に沿う矢視断面図、第4図は作動を説明するた
めの第1図と同様の図、第5図は実施例の電気的構成を
示すブロック図、第6図は制御弁開度とシリンダ内圧縮
圧力との関係を示すグラフ、第7図は実施例におけるエ
ンジンの低速点、高速点と制御弁開度との関係を示すグ
ラフ、第8図は実施例の動作を説明するためのフローチ
ャート、第9図は他の実施例の電気的構成を示すブロッ
ク図である。 1・・・エンジン、2・・・シリンダ、2a・・・(シ
リンダの)内面、3・・・開口、3a・・・上端縁、4
・・・排気通路、6・・・制御弁、6a・・・制御面、
6b・・・下端縁、7・・・(排気時期制御)弁駆動装
置、10・・・アクチュエータ、11・・・動力伝達機
構、22・・・回転数検出回路、23.23a・・・制
御回路、25・・・駆動回路。 用讐田ぐ 電歇生旨祠
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 2サイクルエンジンのシリンダ近傍に設けられ該シリン
ダと連通した排気通路の開口上部を開閉する制御弁と、
前記制御弁を開閉動させるための回転力を出力するアク
チュエータと、該アクチュエータから出力される回転力
を前記制御弁に伝達する動力伝達機構とを有する2サイ
クルエンジン装置において、前記エンジンの回転数を検
出する回転数検出手段と、前記回転数を、予め定めた高
速点および低速点と比較し、前記エンジンの回転数が、 (a)零ないし低速点のときには前記制御弁開放(b)
低速点ないし高速点のときには前記制御弁閉塞 (c)高速点より大きいときには前記制御弁開放の指令
を出力する制御手段と、前記指令に基づいて前記アクチ
ュエータを駆動して前記制御弁を開閉駆動する駆動手段
とを具備することを特徴とする2サイクルエンジンの始
動デコンプ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016271A JPS61175226A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 2サイクルエンジンの始動デコンブ装置 |
EP85306064A EP0174149B1 (en) | 1984-08-28 | 1985-08-27 | Two-stroke engine with variable port timing |
DE8585306064T DE3564982D1 (en) | 1984-08-28 | 1985-08-27 | Two-stroke engine with variable port timing |
US06/770,056 US4706617A (en) | 1984-08-28 | 1985-08-27 | Two-cycle engine |
AU46838/85A AU581019B2 (en) | 1984-08-28 | 1985-08-28 | Two-cycle engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60016271A JPS61175226A (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 | 2サイクルエンジンの始動デコンブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175226A true JPS61175226A (ja) | 1986-08-06 |
Family
ID=11911878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60016271A Pending JPS61175226A (ja) | 1984-08-28 | 1985-01-30 | 2サイクルエンジンの始動デコンブ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61175226A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54158514A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-14 | Yamaha Motor Co Ltd | Discharge time controller fir 2-cycle engine |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP60016271A patent/JPS61175226A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54158514A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-14 | Yamaha Motor Co Ltd | Discharge time controller fir 2-cycle engine |
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