JPS61173808A - 鋼片の切断方法および装置 - Google Patents

鋼片の切断方法および装置

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JPS61173808A
JPS61173808A JP1017185A JP1017185A JPS61173808A JP S61173808 A JPS61173808 A JP S61173808A JP 1017185 A JP1017185 A JP 1017185A JP 1017185 A JP1017185 A JP 1017185A JP S61173808 A JPS61173808 A JP S61173808A
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cutting
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Kiyoji Nakanishi
中西 喜代治
Yoshiaki Kano
好昭 加納
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D15/00Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves
    • B23D15/12Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves characterised by drives or gearings therefor
    • B23D15/14Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves characterised by drives or gearings therefor actuated by fluid or gas pressure

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は連鋳スラブ等の鋼片の切断方法及び装置に係り
、さらに詳しくは、切断装置に供給する油等の作動媒体
の量を大幅に減少しうるようにした鋼片の切断方法及び
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より、連続鋳造装置の後面に設けられる連鋳鋼片の
切断装置としては各種のものが提案されている。
これらのうちの多くのものにおいては、鋼片を挟むよう
に上下に刃物が設置されている。そして、この上刃と下
刃はプラテンに装着されており、このプラテンは主シリ
ンダ(ラム)及び該シリンダよりも小容量の補助シリン
ダ(保持シリンダとプルバックシリンダ)により昇降さ
れ、互いに接近及び離反移動する。この刃物の作動によ
り、鋼片が剪断あるいは切断される。なお1本発明にお
いて、剪断と切断とを含めて、単に切断という。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、この接近移動時及び離反移動時にも前記主シ
リンダに油圧を供給して該主シリンダを駆動させるよう
にしていたので、常時多量の圧油を切断装置に補給する
必要があり、それだけ装置稼動コスト及び保守コスト等
の高いものとなっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、切断
装置を作動させる作動媒体加圧送給装置(例えば、油圧
供給装置)からの作動媒体供給量が、平均的に少なくて
足り、装置稼動コスト等の諸コストを廉価なものとし得
る鋼片の切断方法及び装置を提供することを目的として
いる。
[問題点を解決するための手段〕 本発明は、上刃が、装着された上プラテン、及び下刃が
装着された下プラテンを両刃が鋼片を挟んで上下となる
ように配し、この上下のプラテンを主シリンダ及びこれ
よりも小容量の補助シリンダによって昇降作動させて切
断するものにおいて、 大容量の主シリンダは鋼片切断作動時にのり作動させ、 切断作動時以外のときには、補助シリンダによって上下
のプラテンを昇降させると共に、主シリンダには作動媒
体が自由に出入りし得るよう構成したものである。
[作用] 鋼片の切断を行うときには、大きな駆動力で上下のプラ
テンを接近移動させる必要がある。そのため、切断時に
は、大容量の主シリンダを作動させ、刃物を強力に付勢
する。
刃物が鋼片に接触する前、あるいは切断終了後に刃物を
待機位置にまで復帰させるときには、プラテンは小さな
駆動力で容易に昇降する。そこで、この場合には、補助
シリンダだけを作動させる。この補助シリンダは主シリ
ンダに比べて小容量であるので、これを駆動するに要す
る作動媒体   −の量が少なくて足りる。そのため1
作動媒体供給装置の稼動コストが廉価なものとなり、保
守コスト等も併せて低減される。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基いて本発明の詳細な説明す
る。
第1図(正面図)および第2図(側断面図)は本発明に
係る切断装置の一実施例を説明するもので1図において
符号1O1lOで示すものは切断装置本体のハウジング
で、その上下端はセパレータ11.12によって連結さ
れている。
ハウジング10内には、上から順に第1プラテン13、
第2プラテン14、第3プラテン15がガイド16.1
6に沿って昇降可能に設けられている。(なお、以下、
第1.第2.第3プラテンをそれぞれ上刃プラテン、下
刃プラテン、ボトムプラテンという、)上刃プラテン1
3とボトムプラテン15とは連結部材であるタイロッド
l7によって一体に連結されている。タイロッド17は
下刃プラテン14を摺動自在に貫通して設けられている
下端に位置する切断装置本体のセパレータ12には、レ
ベル調整用の保持シリンダ18が複数個設けられており
、そのピストンロッド18aの先端はボトムプラテン1
5に連結されている。
また、下刃プラテン14とボトムプラテン15との間に
は切断用の主シリンダたるラムが設けられている。すな
わち、ボトムプラテン15には切断用のラム19が内蔵
されており、その上端は下刃プラテン14に連結されて
いる。
なお、ボトムプラテン15と下刃プラテン14との間に
はプルパックシリンダ(昇降シリンダ)20が所定数設
けられている。
一方、上刃のプラテン13と下刃プラテン14にはそれ
ぞれギャグシリンダ21.22が設けられており、これ
らシリンダのピストンロッドの先端にはそれぞれ支持ロ
ール21a、22aが回転自在に設けられている。これ
ら支持ローラ21a、22aによって被切断材である連
鋳鋼片23がパスライン上に支えられる。なり、第6図
に示すように後面側の下部支持ロール22aは、斜め上
方からはターンバックル等の連結装置37により、切断
装置本体に移動自在に取付けられており、クロップを下
方へ落し込む時に、シリンダ36のピストンロッドを後
退させることにより。
この支持ローラ22aを後面側に逃がせるように構成さ
れている。
ところで、上刃プラテン13と下刃プラテン14には、
それぞれ対向する位置に連鋳鋼片23を挟んで上刃24
.下刃25が設けられている。
上刃24および下刃25は、第5図およびwS6図に示
すような構造および配置を採用している。
すなわち、上刃24および下刃25は、それぞれとがっ
た刃先24a、25aを有し、これらの男同士および刃
先同士は連鋳鋼片23を挟んで上下対称位置になるよう
に配置される。
一方、第1図および第2図に示すように、ハウジング1
0の両側には車輪26が複数個回転自在に設けられてお
り、それぞれの車輪はレール27上に走行自在に接して
いる。また、ハウジング10の下端部にも車輪39が設
けられており、ガイドレール38の下側に接して転勤し
、切断装置本体の転倒を防止している。
そして、第2図に示すように、ハウジングlOには、走
行用シリンダ28のピストンロッド28aが連結されて
おり、切断装置本体を連鋳鋼・片23の搬送速度に同期
させて前進させ、また、元の位置に復帰させるように構
成されている。
切断装置本体を挟んで走行用シリンダ28と反対側には
、連鋳鋼片23のパスライン上に沿って支持枠29が配
置されており、この支持枠29には所定間隔で連鋳鋼片
23の搬送ローラ30が設けられている。
支持枠29の切断装置本体側の端部には、チルチングチ
−プル31が軸32によって回転自在に軸承されている
。このチルチングチ−プル31には1個の搬送ローラ3
3が設けられている。
このチルチングチ−プル31は、支持枠29側に取り付
けられたシリンダ34のピストンロッド34aの先端に
回転自在に連結されている。
従って、シリンダ34を作動させて、ピストンロッド3
4aを後退させれば、チルチングチ−プル31は第6図
に実線で示す水平な位置から、二点鎖線で示す下方に逃
げた位置まで回動させることができる。
また、第6図中符号40で示すものは連鋳設備末端のビ
ンチロール、符号41で示すものは切断装置の前面に位
置する搬送ローラである。
次に1以上のように構成された切断装置の作動を説明す
る。
まず、レベル調整用保持シリンダ18を作動させ、ボト
ムプラテン15を上下させる。ボトムプラテン15が上
下すると、タイロッド17によ°り連結されている上刃
プラテン13が上下し、上刃24が上下する。このよう
な動作によって上刃24を連鋳鋼片23から所定距離離
れた位置にセットする。
一方、下刃プラテン14の下刃25が連鋳鋼片23を挟
んで上刃24と上下対称な位置になるようにプルパック
シリンダ20を作動させて調節する。
このようにして、上刃24および下刃25を連M[片2
3を挟んで上下対称な位置にセットすると共に、シリン
ダ34を作動させて、そのピストンロッド34aを前進
させ、チルチングチ−プル31を水平な状態にし連鋳鋼
片23のパスラインと一致させる。また、ギャグシリン
ダ22.36を作動させ、支持ロール22aを上昇させ
てi!!M鋼片23のパスラインに合わせる。
各機器を以上のような状態にさせた後、連鋳鋼片23を
切断装置内部に導く。
一般に、連鋳設備から最初に導かれる連鋳鋼片は、その
先端が不定形をしたクロップと呼ばれる製品として使用
できない部分となっている。このため、まず最初に、こ
のクロップの切断除去が行なわれる。すなわち、クロッ
プの先端が切断装置内部に導かれ、その切断位置が上下
の刃物24.25間に達した時、切断装置の走行用シリ
ンダ28を作動させ、そのピストンロッド28aを前進
させ、切断装置本体を連鋳鋼片23の搬送速度に同期さ
せて前進させる。その直後に、ギャグシリンダ21を作
動させ上部支持ロール21aを下降させて連鋳鋼片23
を下部支持ローラ22aとの間で均等の力で挟持する。
この時の各機器の状態が第2図に示されている。
同時に、切断用ラム19には作動媒体たる油が自由流入
可能としておいて、レベル調整用保持シリンダ18およ
びプルパックシリンダ20を作動させ、切断動作を開始
させるが、この時の作動要領は次のようにする。すなわ
ち、ボトムプラテン15に対して下刃プラテン14がV
(7)速度で上昇するようにプルパックシリンダ20の
往動室(ヘッド室)20bに油圧を導入する。同時に。
ボトムプラテン15および上刃プラテン13が、V/2
の速度で下降するようにレベル調整用保持シリンダ18
のロッド側(ロッド室)taCに油圧を作動させる。そ
うすると、下刃プラテン14はV−V/2=V/2の速
度で上昇することになる。すなわち、上刃24と下刃2
5は同一速度V/2でそれぞれ下降、−上昇することに
より、連鋳鋼片23にくい込む寸前に至る。そこで1次
にラム19のヘッド室19aに切断力としての油圧を導
入する。そうすると、上刃24および下刃25は連鋳鋼
片23へくい込んでいき、連鋳鋼片23が切断される。
なお、前記したように切断装置本体の走行を開始させる
前に、シリンダ34を作動させ、チルチングチ−プル3
1を第6図に二点鎖線で示す位置へ逃がしてやり、切断
装置本体の走行に邪魔にならないようにしておく。
このようにして、クロップの切断が完了すると、油圧シ
リンダ36を作動させて、後面側の下部支持ロール22
aを後退させ、切断されたクロップをシュート35上に
落下させ1図示していないクロップ台車上に導き、回収
する。
このようにクロップの切断除去が行なわれた後に、走行
用シリンダ28が作動され、切断装置本体が元の位置に
後退し始める。同時に上側のギャグシリンダ21が作動
し、上部支持ロール21aが上昇し、また、シリンダ3
4が作動してチルチングチ−プル31は水平・状態に復
帰し、さらに、シリンダ36が作動して後面側の下部支
持ロール22aも元の位置に戻り、搬送されている連鋳
鋼片23を支持する。そして、ボトムプラテン15に対
して下刃プラテン14がVの速度で下降するようにプル
パックシリンダ20のロッド側の往動室20cに油を供
給し、同時に、ボトムプラテン15および上刃プラテン
13がV/2の速度で上昇するようにレベル調整用保持
シリンダ18のヘッド側たる往動室18bに油を供給し
てやる。この結果、下刃プラテン14はV−V/2=v
/2の速度で下降するので、上刃プラテン13と下刃プ
ラテン14は同一速度V/2でそれぞれ上昇、下降し、
上刃24と下刃25は連鋳鋼片23を挟んで上下対称な
位置にとまる。
このように切断装置の各機器が切断開始前の状態に復帰
している間も、連鋳鋼片23は連続して搬送されており
、上下の刃物24.25間を通りて、後面のチルチング
チ−プル31の方向へ導かれているが、この時、切断装
置内の2木の下部支持ロール22aおよびチルチングチ
−プル31は連鋳鋼片23のパスライン上の水平位置に
あって連鋳鋼片23を支持、搬送しているので、高温で
変形しやすい状態にある連鋳鋼片23は下方に向って湾
曲したり変形したりするようなことはない。
やがて、連鋳鋼片23が所定距離搬送され、切断位置に
来ると、連鋳鋼片23の定寸切断が開始される。すなわ
ち、前述したクロップ切断時の作動要領と同様に、走行
用シリンダ28が作動し。
切断装置本体が連鋳鋼片23の搬送速度と同期して前進
を始める。同時に、シリンダ34が作動し、チルチング
チ−プル31が下降する。そして、上側のギャグシリン
ダ21が作動して上部支持ロール21aが連鋳鋼片23
の表面に当接され、下部支持ロール22aとの間で連鋳
鋼片23が上下から均等な力で挟持される。続いて、プ
ルパックシリンダ20およびレベル調整用保持シリンダ
18が前述と同要領で作動され、かつこれに後続してラ
ム19が作動され、上下の刃物24.25が同一速度で
、同一量だけ連鋳鋼片23へくい込んで連鋳鋼片23の
切断が行なわれる。
切断が完了すると同時に、前述したクロップの切断完了
時と同じ要領で、走行用シリンダ28が作動して切断装
置本体は元の位置に戻り始め、上側のギャグシリンダ2
1が作動して上部支持ロール21aが上昇する。また、
プルパックシリンダ20およびレベル調整用保持シリン
ダ18も前述と同要領の作動をして、上下の刃物24.
25が離れ1元の位置に復帰する。そして、チルチング
チ−プル31が水平位置に戻る。ただし、このような連
鋳鋼片23の定寸切断を行なう時には、クロップの切断
完了後のように後面側の下部支持ロール22aを後退さ
せる動作はさせる必要はない。
以下、同様な作動を繰り返して、連鋳鋼片23の定寸切
断が行なわれる。そして、このようにして定寸切断され
た連鋳鋼片23は、圧延工程へと搬送される。
第3図ないし第7図は、この実施例装置における各プラ
テン13.14.15とレベル調整用保持シリンダ18
.ラム19、プルパックシリンダ20との関係を模式的
に示すと共に、油圧供給系統を説明するための系統図で
ある。
第3図は、切断装置が待機時にあるときの状態を示すも
のである0図において、50は圧力ライン、51はタン
クラインであって、ラム19のヘッド室19aは開閉弁
(第1開閉弁)52を有する管路53によって圧力ライ
ン50に連絡されている。
プルパックシリンダ20の往動室(ヘッド側)20bは
開閉弁54を有する管路55によって圧力ライン50に
連絡されると共に、カウンタバランス弁56を有する管
路57によってタンクライン51に連絡されている。プ
ルパックシリンダ20の復動室(ロッド側)20cは、
開閉弁58を有する管路59によって圧力ライン50に
連絡され、かつ、開閉弁60を有する管路61によって
タンクライン51に連絡されている。
レベル調整用保持シリンダ18の往動室18bは開閉弁
62を有する管路63によって圧カラモノ讐0に連絡さ
れ、かつ、カウンタバランス弁64を有する管路65に
よってタンクライン51に接続されている。レベル調整
用保持シリンダ18の復動室18cは、開閉弁66を有
する管路67によって圧力ライン50に連絡されている
図中68は、油を貯留するリザーバタンクであり、プレ
フィルバルブ(第2開閉弁)69を有する管路70によ
ってラムヘッド室19aへ連絡されると共に、プレフィ
ルバルブ71を有する管路72によってレベル調整用保
持シリンダ復動室18cと連絡されている。
なお1本実施例で、開閉弁52.54,58.60.6
2.66としては、遠隔制御形シーケンス弁や電磁弁等
、所望の時期に開又は閉とする遠隔U御可能な弁が採用
される。
また、カウンタバランス弁は、一方向の流れには設定さ
れた背圧を与えるものであるが、本実施例のカウンタバ
ランス弁56.64は、遠隔操作により所定のパイロッ
ト圧が与えられたときにのみ背圧を与える状態をとり、
その他のときには実質的に閉状態となる遠隔制御形のも
のが用いられている。
プレフィル弁69はリザーバタンク68からラム用ヘッ
ド室19aへの油の自由流入を許容し。
ラム19作動時にはラム用ヘッド室19aからリザーバ
タンク68への逆流を防止し、かつラム19の戻り動作
時にはリザーバタンク68への自由流入を許容するよう
設置されている。
プレフィル弁71は、レベル調整用保持シリンダ18の
復動室18cからの戻り油を、リザーバタンク68へ自
由流入させる。また、開閉弁66を通過してきた圧力ラ
イン50の油圧に対しては閉動作し、リザーバタンク6
8への流入を防止する。
第4図は、第3図の待機時から切断に移行した初期の状
態を示しており、上刃24及び下刃25が鋼片23に向
けて接近している状態に係る。
この接近時においては、開閉弁54.66が開とされ、
圧力ライン50から、油圧がプルバックシリンダ往動室
20bと保持シリンダ復動室10cとに導入され、これ
により、前述のように上刃プラテン13及び下刃プラテ
ン14がそれぞれ同速で接近移動する。
而して、このとき、開閉弁(第1開閉弁)52は閉とさ
れ、ラム用ヘッド室19aには、リザーバタンク68か
ら油が自由流入される。また、このとき開閉弁60が開
とされプルバックシリンダ復動室20cの油圧がタンク
ライン51に逃がされ、かつ、カウンタバランス弁64
が開とされ、レベル調整用保持シリンダ往動室18bの
油圧が所定背圧を付与されつつ、弁64を通ってタン・
クライン51に逃がされる。その他の弁は閉とされてい
る。
第5図は、第4図の接近時から動作が進行し、上刃24
及び下刃25が鋼片23にくい込んでいる切断時を示す
ものである。
この第5図の切断時においては、開閉弁(第1開閉弁)
52が開とされ、圧力ライン50から油圧がラム用ヘッ
ド室19aに導入され、上刃プラテン13と下刃プラテ
ン14とが強力に接近方向に付勢されている。このとき
、プレフィルバルブ(第2開閉弁)69は閉動作し、こ
の油圧がリザーバタンク68ヘリークするのを防止して
いる。その他の弁の作動状態は第4図の接近時に同じで
ある。
第6図は、鋼片23が切断された後、上刃24と下刃2
5とが離反されている復帰時の状態を示すものである。
この第6図の復帰時においては、開閉弁58゜62が開
とされ、圧力ライン50から、プルパックシリンダ復動
室20cとレベル調整用保持シリンダ復動室18bとに
油圧が導入され、これによって、前述のように上刃プラ
テン13と下刃プラテン14とが同速で離反移動する。
なお、このとき、ラム用ヘッド室19aの油とレベル調
゛整用保持シリンダ復動室18cの油は、プレフィル弁
69.71を自由に通ってリザーバタンク68に流入し
、プルパックシリンダ復動室20bの油は、開動作され
たカウンタバランス弁6を通って、所定の背圧を受けな
がらタンクライン51に逃がされる。その他の弁は閉と
されている。
この復帰動作が終了すると、第3図の待機時を経て、再
び接近(第4図)、切断(第5図)が繰り返される。
第7図は、切断lサイクルにおける上刃先端位置の推移
を表すグラフである8図中、実線は、本発明例に従った
場合である。また、破線は従来例に従ったものであり、
接近時にもラム用ヘッド室19aに圧力ライン50から
油圧を導入するようにした場合である。
本発明例によれば、接近時には、ラム19に比べ遥かに
小容量のレベル調整用保持シリンダ18とプルバックシ
リンダ20にのみ油圧を導入すれば良いから、接近時の
油圧の供給量は従来例に比べ極めて少なくて足りる。′
また、この油圧供給量を若干増量するだけで、接近速度
を著しく大きくできる。
また、刃物24.25が鋼片23にくい込んでいるとき
には、ラム19. レベル調整用保持シリンダ18及び
プルバックシリンダ20に油圧を供給するのであるが、
このときの供給量(供給速度)も少なくて足りる。即ち
、この供給量(供給速度)が少ない場合には、上下のプ
ラテン13゜14はゆっくりと接近するのであるが、前
記の接・近時の接近速度を大としておくことにより、こ
の切断時の遅い接近を補償し、1サイクル当りの所要時
間を同じにできる。
このようなことから、本発明例によれば、接近及び切断
の再作動時において、装置に供給する圧油量を従来例に
比べ格段に低減し得る。
次の第2表は、シリンダ仕様を第1表のものとし、第7
図のように作動させた場合における接近時及び切断時の
供給油量を示すものである。
この第2表より、本発明例によれば、供給油量を大幅に
低減でき1例えば接近時には従来例の約19%に、切断
時でも従来例の約70%にし得ることが明らかである。
従って、本発明によれば切断装置へ油圧を供給する油圧
供給装置の容量をも著しく小さくし得る。
以上説明した実施例では、上刃24と下刃25とを同時
に昇降させて鋼片23を切断させるようにしたが、これ
は上刃24を固定させ、下刃25のみを昇降させるか、
あるいは逆に、下刃25を固定させ、上刃24のみを昇
降させるようにして切断させることもできる。この場合
には1例えばレベル調整用保持シリンダ18等により、
上刃プラテン13あるいは下刃プラテン14のいずれか
一方を固定させるようにし、切断に伴う鋼片23のト下
方向の移動を吸収しうるディプレッシングテーブル等を
切断装置本体に隣接させて設けるなどしてやれば良い。
また、以上の説明では切断用主シリンダとしてボトムプ
ラテン15に切断用ラムを内臓させ、このラムを下刃プ
ラテン14に連結させた場合を示したが、これは切断用
主シリンダとして、ボトムプラテン15と下刃プラテン
14との間に独立したシリンダを設け、例えば、シリン
ダ本体をボトムプラテン15に取付け、そのピストンロ
ッドを下刃プラテン14に連結させるようにしても良い
更に、本実施例においては、上刃24と下刃25とを鋼
片23に対して同一速度で同一量だけくい込ませること
により、鋼片23の切断動作が、上刃24と下刃25の
それぞれの刃先24aど25aが鋼片23の板厚方向の
中央部付近に達した時点で完了するようにし、第5図(
b)に示すような切断端の断面形状が板厚方向の中央部
が突出した先細形となるようにしたが、これは例えば切
断中にレベル調整用保持シリンダ18の作動速度Vを変
えるなどして、上刃24と下刃25とを異なった昇降速
度とすることにより、板厚方向の中央部以外の位置で切
断が完了するようにすることもできる。
また、上述した実施例に示した上下の刃物24.25は
、先端部の断面形状が三角形状のものとして例示したが
、必ずしもこれに限定されるものではなく、上下が対象
な各種の断面形状のものも採用することができる。
また、上述した実施例においては、レベル調整用保持シ
リンダ18は、下側のセパレータ12に取付けであるが
、これは上側のセパレータllに取付けたり、ハウジン
グlOに取付けたりし、そのピストンロッド18aは、
上刃プラテン13、下刃プラテン14、ボトムプラテン
15のうちどれが1つに連結させても良い。
更に、以上の実施例では、切断装置本体を連鋳鋼片23
の搬送速度に同調させて前進させつつ切断する。いわゆ
る走間切断方式を採用したものとして例示したが、本発
明は勿論、鋼片23を停止させて切断する固定した切断
装置にも適用することができる。
なお、以上の実施例では、被切断材として連鋳スラブ等
の連鋳鋼片を切断する場合を説明したが1本発明はこれ
に限定されるものではなく1通常の鋼板等の被切断材に
も勿論適用できる。
上記実施例では、作動媒体として油を用いているが、そ
の他の液状作動媒体をも用い得ることは明らかである。
[効果] 以上詳述した通り1本発明によれば、切断装置に供給す
る油等の作動媒体が著しく少量で足り。
従って1作動媒体供給装置の稼動コストが大幅に減少さ
れる。また1作動媒体供給装置を小容量のものとするこ
ともでき、設備費を減少させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明する正面図、第2図は
第1図の側面図、第3図ないし第6図の各図は実施例装
置の作動を説明する模式的系統図、第7図は実施例装置
の作動例を示すグラフである。 l、24・・・・・・上刃、2.25・・・・・・下刃
。 24a、25a・・・・・・刃先、3.23・・・・・
・鋼片、6a・・・・・・ヘゲ疵、  10・・・・・
・ハウジング、11.12・・・・・・セパレータ、 13・・・・・・上刃プラテン、 14・・・・・・下刃プラテン、 15・・・・・・ボトムプラテン、 17・・・・・・連結部材(タイロッド)、18・・・
・・・レベル調整用保持シリンダ。 19・・・・・・ラム、  19a・・・・・・ラム用
ヘッド室。 20・・・・・・プルバックシリンダ、21.22.3
6・・・・・・ギャグシリンダ、21a、22a・・・
・・・支持ロール、28・・・・・・走行用シリンダ、 26.39・・・・・・車輪、 31・・・・・・チルチングチ−プル、50・・・・・
・圧力ライン、51・・・・・・タンクライン、56.
64・・・・・・カウンタバランス弁。 53.55.57.5’9.61.63゜65.67.
70.72・・・・・・管路、52、 54、58、6
0、62、66・・・・・・開閉弁。 68・・・・・・リザーバタンク。 69.71・・・・・・プレフィルパルプ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼片を挟んで上下に配設されたプラテンに、それ
    ぞれ上刃と下刃とを鋼片を挟んで装着し、主シリンダ及
    び該主シリンダよりも小容量の補助シリンダによりプラ
    テンを昇降させ、上刃あるいは下刃のいずれか一方を昇
    降させて鋼片を切断させるか、あるいは、上刃と下刃と
    を同時に昇降させて鋼片を切断させる鋼片の切断方法に
    おいて、 切断前の刃接近時で刃物の鋼片への接触前、及び切断後
    の刃後退時には、前記補助シリンダを作動させてプラテ
    ンを昇降させると共に、主シリンダは作動媒体が自由に
    出入し得る状態としておき、 刃物が鋼片を切断する時には前記主シリンダを作動させ
    てプラテンを接近方向に付勢することを特徴とする鋼片
    の切断方法。
  2. (2)切断装置本体に対して上から下にかけて順次、第
    1プラテン、第2プラテン、第3プラテンをそれぞれ昇
    降自在に設け、該3つのプラテンのうち相隣る2つのプ
    ラテンにそれぞれ上刃と下刃を、鋼片を挟んで上下に対
    向させて設け、第2プラテンと第1又は第3プラテンと
    の間に切断用主シリンダ及び該主シリンダよりも小容量
    のプルバックシリンダを設け、第1プラテンと第3プラ
    テンとを一体に連結し、切断装置本体と前記3つのプラ
    テンのうちのいずれか1つのプラテンとの間に前記主シ
    リンダよりも小容量のレベル調整用保持シリンダを設け
    、前記各シリンダを作動媒体供給装置に管路を介して接
    続した鋼片の切断装置において、 主シリンダへの前記作動媒体供給管路に第1開閉弁を設
    けると共に、作動媒体のリザーバタンクを設置して、該
    リザーバタンクを該主シリンダに、第2開閉弁を有する
    配管で連通させ、該第1及び第2開閉弁を、第1開閉弁
    が開又は閉のときに第2開閉弁が閉又は開とされる互い
    に排他的な開閉可能としたことを特徴とする鋼片の切断
    装置。
  3. (3)第2開閉弁はプレフィル弁であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の切断装置。
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