JPS61173644A - 磁石発電機の固定子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はターミナル部の構成を改良した磁石発電機の固
定子に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、磁石発電機の固定子において、ステータコア
に一体成形したボビン形成用の絶縁樹脂に、軸方向に貫
通させてターミナル挿入穴を設け、このターミナル挿入
穴内側面において１８０°対称形で２個のターミナル抜
け防止用突起を形成し、これらの突起と係合する位置に
係合部を有するターミナルをターミナル挿入穴に挿入す
ることにより、ターミナルが上、下どちらの方向からで
もターミナル挿入穴に挿入可能となり、汎用性が向上す
る。

〔従来の技術〕

従来のものは、ステータコアに一体形成したボビン形成
用の絶縁樹脂に、軸方向に貫通させてターミナル挿入穴
を形成し、このターミナル挿入穴の内側面に１個のター
ミナル抜け防止用突起を形成し、この突起と係合する位
置に係合部を有するターミナルがターミナル挿入穴に挿
入しである（例えば、実開昭５６−２２９５４号公報）
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上述した従来のものでは、ターミナルは一方
の方向からしか挿入できないので、ターミナルの挿入方
向を上下逆にする必要がある場合には、別の型を新設し
なければならず、汎用性に欠けるという問題がある。

そこで本発明は、上、下どちらの方向からでもターミナ
ルの挿入を可能とし、汎用性を向上するものである。

噌し 〔問題点を触法するための手段〕 そのため本発明は、ステータコアと、このコアに一体成
形したボビン形成用の絶縁樹脂と、この絶縁樹脂に軸方
向に貫通させて設けたターミナル挿入穴と、このターミ
ナル挿入穴内側面において、開口部側から中央部側に向
かって高くなる勾配を持って前記絶縁樹脂に１８０°対
称形で形成した２個のターミナル抜け防止用突起と、こ
れらの突起と係合する位置に少な（とも１つの係合部を
有し前記ターミナル挿入穴に上下両方向から挿入可能な
ターミナルとを備える磁石発電機の固定子を提供するも
のである。

〔作　用〕

これにより、ターミナルを一方の方向からターミナル挿
入穴に挿入した場合には、２個のターミナル抜け防止用
突起のうち一方にターミナルの係合部が係合してターミ
ナルの抜けが防止され、他方の方向から挿入した場合に
は他方のターミナル抜け防止用突起にターミナルの係合
部が係合してターミナルの抜けが防止される。

〔実施例〕

以下本発明を図に示す実施例について説明する。

第１図〜第３図に示す第１実施例に於いて、１は鉄板等
を積重ねてなり、かつ放射状の突極部を外周に複数個有
するステータコアである。

２はコア１の各突極部周辺に絶縁樹脂で一体成形された
ボビンである。１１はボビン２に巻線した発電コイル、
３はコイル１１の電気出力線５とリード線４とを接続す
る為に設けであるターミナルであり、ボビン２の形成用
の絶縁樹脂に軸方向に貫通させて設けたターミナル挿入
穴６に圧入して使用する。７ａ、７ｂはターミナル３の
挿入後、ターミナル３が抜けない様にするターミナル抜
け防止用突起であり、ターミナル挿入穴６内の一方の側
面において、開口部側から中央部側に向かって高くなる
勾配を持って絶縁樹脂に１８０°対称形で形成しである
。

８はターミナル３のターミナル抜け防止用突起７ａ、７
ｂ左係合する位置に開けられた係合部をなす係合穴であ
る。

上記構成において、ターミナル挿入穴６の内側面に設け
た挿入穴中央部側で最も高（、穴開口付近で低くなった
勾配をつけた２個のターミナル抜け防止用突起７ａ、７
ｂと、この突起７ａ、７ｂと係合する位置に、係合穴８
を明けたターミナル３とを使用し、ターミナル３をター
ミナル挿入穴６の上、下どちらの方向から挿入してもタ
ーミナル３の抜けが発生することはない。

これにより、従来はターミナル挿入穴６の一方向からし
かターミナル３は挿入出来なかったが、本実施例の構造
にすることにより、ターミナル３の挿入方向が上下逆に
なった場合でも、挿入可能となり、型を新設する必要が
なくなり、コストが低減できる。

また、上下２つの抜け防止用突起７ａ、７ｂにターミナ
ル３の先端を挟む構造となるため、抜け防止用突起７ａ
、７ｂの強度も格段に向上し、振動、衝撃等に対しても
有利となる。

以上の事から、汎用性の高い安価で且つ合理的なターミ
ナル抜け防止機能を持たせた、磁石発電機の固定子を提
供することが出来る。

なお、第４図および第５図に示す第２実施例の如（、タ
ーミナル３の先端に突起を挟むように略コの字型部３ａ
を設けてストロークを長くする事により、ターミナル３
の側面と六６の内側との接触面積が増し、これにより、
ターミナル３のガタの防止が出来、強度がさらに向上す
る。

また、第６図および第７図に示す第３実施例の如く、タ
ーミナル３の挿入に左右方向の方向性がある場合は、両
突起７ａ、７ｂの位置を左右にずらし、ターミナル３の
形状も、一端が開放されたコの字型穴９を先端に有する
ものを使用すれば、誤組付けもなく対応可能である。ま
た、両突起７ａ、７ｂの型抜きも容易となる。

また、第８図に示す第４実施例の如く、ターミナル３挿
人後の抜け防止に使用される突起７ａ。

７ｂの側面にテーパを付けると共に、このテーパに合わ
せて、ターミナル３先端の一端が開放されたコ字形穴９
の側面にもテーパを付けることにより、ターミナル３挿
入時のガイドとすることが出来、これにより、ターミナ
ル３を容易に挿入出来、かつ、ターミナル３挿人後のタ
ーミナル３の横方向への振れがなくなる為、強度的にさ
らにアップすることが出来る。

また、第９図に示す第５実施例の如く、２個のターミナ
ル抜け防止用突起？ａ、７ｂを、ターミナル挿入穴６の
一方の内側面と他方の内側面とに分けて形成するように
してもよい。これにより、両突起７ａ、７ｂの型抜きが
容易となる。

また、第１０図に示す第６実施例の如く、係合部として
係合穴８の代わりに係合片３ｂをターミナル３より切起
して設けて、この係合片３ｂをターミナル抜け防止用突
起７ａ、７ｂに係合させるようにしてもよい。また、突
起７ａ、７ｂの勾配は直線状でなくとも曲線状であって
もよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明においては、ターミナルを一方
の方向からターミナル挿入穴に挿入した場合には、１８
０°対称形で形成した２個のターミナル抜け防止用突起
のうち一方にターミナルの係合部が係合してターミナル
の抜けが防止され、他方の方向から挿入した場合には他
方のターミナル抜け防止用突起にターミナルの係合部が
係合してターミナルの抜けが防止されるから、ターミナ
ル挿入穴の上、下どちらの方向からでもターミナルの挿
入が可能で、汎用性を向上することができるという優れ
た効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明固定子の第１実施例の要部構成を示す縦
断面図、第２図は第１図図示のＡ−Ａ線に沿う縦断面図
、第３図は上記第１実施例における全体構成を示す平面
図、第４図は本発明固定子の第２実施例の要部構成を示
す縦断面図、第５図は第４図図示のＢ−Ｂ線に沿う縦断
面図、第６図は本発明固定子の第３実施例の要部構成を
示す縦断面図、第７図は第６図図示のＣ−Ｃ線に沿う縦
断面図、第８図〜第１０図は本発明固定子の第４乃至第
５実施例の要部構成を示す縦断面図である。 １・・・ステータコア、２・・・絶縁樹脂製のボビン、
３・・・ターミナル、３ｂ・・・係合部をなす係合片、
６・・・ターミナル挿入穴、７ａ、７ｂ・・・ターミナ
ル抜け防止用突起、８・・・係合部をなす係合穴。 第４図 第６図 第５図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ステータコアと、このコアに一体成形したボビン形成用
   の絶縁樹脂と、この絶縁樹脂に軸方向に貫通させて設け
   たターミナル挿入穴と、このターミナル挿入穴内側面に
   おいて、開口部側から中央部側に向かって高くなる勾配
   を持って前記絶縁樹脂に１８０°対称形で形成した２個
   のターミナル抜け防止用突起と、これらの突起と係合す
   る位置に少なくとも１つの係合部を有し前記ターミナル
   挿入穴に上下両方向から挿入可能なターミナルとを備え
   る磁石発電機の固定子。