JPS61172782A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野Ｊ 本発明は記録装置に係り、さらに詳細には複数色のイン
クを有するインクリボンを介して記録手段を記録媒体に
当接させて記録を行なう記録装置に関する。

［従来技術］ 近年では、パーソナルコンピュータや、ワードプロセッ
サの普及、あるいは低価格なカラーディスプレイの登場
により、カラーハードコピーのとれる安価なカラープリ
ンタに対する需要が高まっている。現在ではカラー記録
方式としてはインクジェット、熱転写カラ一方式あるい
はインパクト方式など種々の方式が用いられているが、
いずれもメンテナンス性１価格、ランニングコストの３
つの条件を同時に満たしているとはいいがたい。

たとえば、インクジェット方式では長期間の不使用など
によりインク固化が発生するなど、保守性が悪く、また
、インパクト方式のタイプライタではワンタイムインク
リボンを使用することが多く、ランニングコストに難が
あった。

価格、整備性に関してはインパクト方式でか有利であり
、しかも何度も使用できるファブリックリボンを用いれ
ばランニングコストも低減することが可能である。しか
し、ファブリックリボンをカラー記録に用いると、よく
知られているように不所望なインク混色の影響により記
録品位を著しく損なう欠点があった。従来のカラーのフ
ァブリックリボンでは混色に対する対策がなされたもの
は少なく、わずかにインク粘度を各色で変化させて混色
を調整するぐらいで、積極的な対策は記録装置側に依存
していた。ところが、従来のインパクト記録装置側でも
決定的な解決策は提案されておらず、敢えて各色専用の
記録ハンマーを設ける、といった低価格化とは逆行した
方法しか考えられていなかった。

［目　的］ 本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので、簡単安
価な構成によりカラー記録が行なえ、ランニングコスト
も少なくて済む記録装置を提供することを目的とする。

［発明の構成１ 本発明では以上の目的を達成するために、複数−色のイ
ンクを有するインクリボンを介して記録手段を記録媒体
に当接させて記録を行なう記録装置において、記録手段
に付着したインクを除去する手段を設け、色の切り換え
の際にこの除去手段に記録手段を当接させてインク除去
を行なった後、前記インクリボンの異なったインク色に
より記録を行なう構成を採用した。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明による記録装置の一実施例を示すもので
、インパクトプリンタの構造を示した斜視図である。

第１図において符号１で示されるものはリボンカセット
でその両端に設けられた突起１ａによりプリンタ本体に
回動自在に支持され、不図示の駆動装置により突起１ａ
を中心に回動され、リボンカセット１の両端の腕１ｂに
張架されたインクリボン２を印字位置に移動させる。

リボンカセット１の後方の箱状部分にはリング状に両端
を結合されたエンドレスのインクリボン２が収納されて
おり、その一部が腕１ｂにより張架されて外部に露出し
ている。インクリボン２は不図示の駆動装置により印字
動作の進行に応じて所定量ずつ片側の腕からもう一方の
腕へと搬送され、常に新しい部分が印字領域に送り込ま
れる。

インクリボン２は長手方向に帯状に異なった色に塗り分
けられたファブリックリボンから形成されており、２枚
の板を円形に形成して合わせたガイド部１ｃの間隙を通
り、一定の張力を保って外部に露出しているが、露出部
はプリンタのプラテン３に平行に、かつ一定の距離を保
ってプラテン３と記録ハンマー４の間に配置される。

記録ハンマー４はプラテン３と平行に配置されたガイド
バー上を移動するキャリッジ５に搭載されている。

さらに、ローラー状に形成されたクリーニング部材６は
不図示のプリンタ基台から突出した軸７に回転自在に支
持される。軸７はプラテン３の端部領域に設けられ、し
かもプラテン３と記録ハンマー４との位置関係において
クリーニング部材６の側面が記録ハンマー４と接するか
あるいはそれよりも近い位置にくるように配置されてい
る。クリーニング部材６は前記のリボン力セツ）ｌのガ
イド部１ｃの屈曲した内側部分に収まる位置に配置され
る。

リーニング部材６はわずかなインクでも良く吸収し、一
度吸収したインクはクリーニング部材６に触れても再転
写することがないような部材から構成されている。した
がって、クリーニング部材６は海綿体、高分子吸収体、
発泡ゴム、その他天然、人工の材質から形成する。また
は、さらにこれらの材料に各種溶剤や化学薬品を吸収、
塗布し、あるいは表面のコーティングや特殊加工により
上記の性質をより望ましく改変した各種成形品から構成
する。

次に以上の構成における動作を詳細に説明する。

第２図は第１図の装置の印字中の様子を示した側面図で
ある。印字色の切り換えはリボンカセットｌを突起１ａ
を中心として第２図中Ａ方向またはＢ方向に任意に揺動
させることにより、インクリボン２の各色帯を記録ハン
マー４のハンマ一部と対向する位置に移動させることに
より行なう。

インクリボン２の所望色の部分を選択し、記録ハンマー
４を駆動すると記録ハンマー４のハンマーがインクリボ
ン２を介してプラテン３に巻装された記録用紙８に当接
され、所望色の印字が行なわれる。

たとえば第２図に示すように、２ａ〜２Ｃの各色に塗り
分けられた色帯の特定の色を印字した後は記録ハンマー
４およびそのハンマー先端にインクが転写されているが
、このまま他の色に切り換えるとファブリックリボンを
介して混色がおこり、記録用紙８上に不所望の色の記録
が行なわれてしまう。

したがって、本実施例においてはリボンカセットｌの揺
動により色の切り換えを行なう場合には、切り換えの前
に必ず第３図に示すようにしてキャリッジ５により記録
ハンマー４をクリーニング部材６の前方位置まで移動し
、クリーニング部材６に記録ハンマ−４先端部を当接さ
せて記録／＼ンマー４先端部のインクをクリーニング部
材６によりクリーニングする。このとき記録ハンマー４
を駆動するようにしてもよい。

しかる後に記録ハンマー４を所望位置まで移動して他の
色の記録を行なえば不所望の混色を生じることなくカラ
ー印字を行なうことができる。

以上では記録ハンマー４は単に衝打用の／”％ンマーを
有するものとして簡略化して示したが、活字をハンマー
により衝打する方式、あるいはワイヤーによりドツトマ
トリクスを形成する方式の装置にも同様の構成を採用す
ることができる。

たとえばワイヤドツトプリンタでは第３図のように記録
ハンマー４をクリーニング部材６に当接させている間ワ
イヤーを駆動してクリーニング部材６に当接させ、先端
部の汚れを落とすことができる。

以上の構成に加えて、クリーニング部材６をモータなど
でクリーニング動作時に回転させることにより清掃動作
を促進させることができる。

以上の例ではクリーニング部材６をローラー状の部材と
して例示したが、第４図に示すような形状としてもよい
。

第４図はリボンカセットｌの一方の腕１ｂの先端をＬ字
状に屈曲させ、この内側に前述と同様の材質から平板状
に形成したクリーニング部材１０を固定したものである
。このような構成によっても上記と同様の効果を得るこ
とができる。

以上ではリボンカセットｌの片側にのみクリーニング部
材を設ける構造を例示したが、両方の腕にクリーニング
部材を設ければ印字領域の両端部でクリーニング動作が
行なえるので、クリーニング部材までの移動時間を節約
し、動作を高速化することができる。

第５図は本発明をタイプライタなどに用いられているデ
ィジーホイール方式の活字プリンタに実施する場合の具
体例を示したものである。

第５図に示した装置は記録ハンマー１３のハンマーによ
り花弁状に形成されたディジーホイール１５の周囲の活
字を裏側から衝打し、インクリボン１２を介して記録用
紙に当接させて記録を行なうものである。リボン力セツ
）１１は第１図の実施例のものを左右方向に短縮した形
状のものが用いられ、両端の突起１１ａを中心に揺動し
て所望の活字の前方に腕１１ｂに張架されたインクリボ
ン１２の所望色部分がくるように構成されている。

本実施例においてはディジーホイール１５の活字面に当
接して２個のローラー状のクリーニング部材１４が印字
領域を挟んで配置されている。クリーニング部材は前述
と同様の吸収性がよく再転写しない材質から構成される
。

以上のような構成においては、ディジーホイール１５を
回転させて所望の活字を記録ハンマー１３前方に位置さ
せ、記録ハンマー１３を駆動することによりインクリボ
ン２の所望色部分を介してカラー印字が行なわれる。こ
のとき、色の切り換えを行なう場合にはディジーホイー
ル１５を一回転させてその活字面を全て清掃した後、リ
ボンカセット１１を揺動させて色の切り換えを行なう。

このような構成によりディジーホイール１５の活字に付
着したインクがインクリボン１２を介して混色されるこ
とがなくなり、活字方式の記録装置においても混色の影
響なく常に高品位のカラー記録を行なうことができる。

以北に種々の実施例を示したが、いずれもクリーニング
部材を付加するのみで簡単安価に構成でき、インパクト
プリンタにファブリックリボンという整備性がよく、安
価かつランニングコストの安い構成によって高品位の記
録を行なうことができる優れた記録装置を提供できる。

上記ではインクリボンとしてファブリックのものを例示
したが、他のリボンを用いる装置にも本発明が実施でき
るのはもちろんである。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数
色のインクを有するインクリボンを介して記録手段を記
録媒体に当接させて記録を行なう記録装置において、記
録手段に付着したインクを除去する手段を設け、色の切
り換えの際にこの除去手段に記録手段を当接させてイン
ク除去を行なった後、前記インクリボンの異なったイン
ク色により記録を行なう構成を採用しているため、不所
望な混色などの影響を生じることなく、信頼性の高いカ
ラー記録が行なえ、簡単安価かりランニングコストも安
い優れた記録装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による記録装置の一実施例構成を示した
斜視図、第２図、第３図はそれぞれ第１図の装置の動作
を説明する側面図、第４図はリボンカセットおよびクリ
ーニング部材の変形例を示した斜視図、第５図は本発明
を活字式のプリンタに実施する場合の構成を示した斜視
図である。 １．１１・・・リボンカセット ２．１２・・・インクリボン ３・・・プラテン　　　４，１３・・・記録ハンマー５
・・・キャリッジ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数色のインクを有するインクリボンを介して記録手段
   を記録媒体に当接させて記録を行なう記録装置において
   、記録手段に付着したインクを除去する手段を設け、色
   の切り換えの際にこの除去手段に記録手段を当接させて
   インク除去を行なった後、前記インクリボンの異なった
   インク色により記録を行なうことを特徴とする記録装置
   。