JPS61171741A - 額縁,シヨ−ケ−ス等の展示部材 - Google Patents
額縁,シヨ−ケ−ス等の展示部材Info
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- JPS61171741A JPS61171741A JP60011469A JP1146985A JPS61171741A JP S61171741 A JPS61171741 A JP S61171741A JP 60011469 A JP60011469 A JP 60011469A JP 1146985 A JP1146985 A JP 1146985A JP S61171741 A JPS61171741 A JP S61171741A
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- synthetic resin
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- showcases
- coating
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は額縁、ショーケース等において代表される展示
部材に使用される透明板材の改良に関するものである。
部材に使用される透明板材の改良に関するものである。
従来額縁、ショーケース等において使用されている透明
板材は、主としてガラス板あるいはポリメチルメタクリ
レート樹脂板(アクリル板)が用いられているが、これ
らは、単に塵埃よりの隔離や、人体上として手の直接の
接触による汚れを防ぐためにのみ用いられているが、特
に紫外線に反応して退色が促進される顔料を含む絵画を
展示するための額縁や同様の顔料塗料を含む書画、工芸
品、繊維製品2人形等を展示するショーケースにおいて
は、通常設置されている環境が、日光や蛍光灯、白熱電
灯等の光源より耐えず紫゛外線の照射に晒されている状
態である場合、紫外線が原因での退色や、色彩原料の剥
離2紙繊維等の変色が進行し、展示物の価値の低下につ
ながる原因となる。
板材は、主としてガラス板あるいはポリメチルメタクリ
レート樹脂板(アクリル板)が用いられているが、これ
らは、単に塵埃よりの隔離や、人体上として手の直接の
接触による汚れを防ぐためにのみ用いられているが、特
に紫外線に反応して退色が促進される顔料を含む絵画を
展示するための額縁や同様の顔料塗料を含む書画、工芸
品、繊維製品2人形等を展示するショーケースにおいて
は、通常設置されている環境が、日光や蛍光灯、白熱電
灯等の光源より耐えず紫゛外線の照射に晒されている状
態である場合、紫外線が原因での退色や、色彩原料の剥
離2紙繊維等の変色が進行し、展示物の価値の低下につ
ながる原因となる。
このため、この紫外線をカットすべく、上記透明樹脂板
に紫外線吸収剤を適宜混入させることにより、紫外線が
原因での問題は解決されても、これら展示部材の透明板
材の透明度が失われ1本来の機能を保有で′きなくなる
ものである。
に紫外線吸収剤を適宜混入させることにより、紫外線が
原因での問題は解決されても、これら展示部材の透明板
材の透明度が失われ1本来の機能を保有で′きなくなる
ものである。
本発明は以上の欠点を解消し、紫外線をカットするとと
もに、可視光透過率の高い透明板材を備えた展示部材を
提供しようとするものである。
もに、可視光透過率の高い透明板材を備えた展示部材を
提供しようとするものである。
上記の問題を解決するための展示部材における透明板材
を、光線透過率が少なくとも80%以上である紫外線吸
収能を有する透明合成樹脂板とし、該透明合成樹脂板の
表面に、反射防止及び表面硬度付与のための被膜を設け
てなるもので、透明合成樹脂板としては、ジエチレング
リコールビスア mllシルーボネイトを主た
る樹脂として、これに1種又は2種以上の硬化剤と、ベ
ンゾフェノン系又はベンゾトリアゾール系の紫外線吸収
剤をラジカル重合開始剤の存在下に加熱重合した重合体
や。
を、光線透過率が少なくとも80%以上である紫外線吸
収能を有する透明合成樹脂板とし、該透明合成樹脂板の
表面に、反射防止及び表面硬度付与のための被膜を設け
てなるもので、透明合成樹脂板としては、ジエチレング
リコールビスア mllシルーボネイトを主た
る樹脂として、これに1種又は2種以上の硬化剤と、ベ
ンゾフェノン系又はベンゾトリアゾール系の紫外線吸収
剤をラジカル重合開始剤の存在下に加熱重合した重合体
や。
ポリカーボネイト樹脂又はポリメチルメタクリレート樹
脂にベンゾフェノン系又はベンゾトリアゾール系の紫外
線吸収剤を適宜配合した樹脂材を用い、紫外線吸収能を
持たせるとともに、被膜として、MgF2. Al、O
,、ZnO,等の金属化合物を、真空蒸着、スパッタリ
ング、イオンプレーティング等の成膜手段によるか、シ
リコーン樹脂のコーティングにより形成してなるもので
ある。
脂にベンゾフェノン系又はベンゾトリアゾール系の紫外
線吸収剤を適宜配合した樹脂材を用い、紫外線吸収能を
持たせるとともに、被膜として、MgF2. Al、O
,、ZnO,等の金属化合物を、真空蒸着、スパッタリ
ング、イオンプレーティング等の成膜手段によるか、シ
リコーン樹脂のコーティングにより形成してなるもので
ある。
ジエチレングリコールビスアリルカーボネイト樹脂を少
なくとも50重量%以上用意し、これに硬化剤と少なく
とも1種の重合性単量体及び紫外線吸収剤を加えた共重
合体より構成してなり、重合性単量体としては、オルト
−クロルスチレン。
なくとも50重量%以上用意し、これに硬化剤と少なく
とも1種の重合性単量体及び紫外線吸収剤を加えた共重
合体より構成してなり、重合性単量体としては、オルト
−クロルスチレン。
4−ヨードスチレン、αメチルスチレン、ビニルトリエ
ン、ビニルピロリドン、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチル、アクリル酸オクチル。
ン、ビニルピロリドン、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸ブチル、アクリル酸オクチル。
アクリル酸ラウリル、ジエチレングリコールジアクリレ
ート、アクリロニトリル、アクリルアミド。
ート、アクリロニトリル、アクリルアミド。
無水マレイ酸、フェニルメタクリレート等の1種又は2
種以上を混合し、紫外線吸収剤としては、ヒ゛ドロキシ
ベンゾフェノン系のハリソープulo1゜u108等又
はヒドロキシベンゾトリアゾール系のチヌピンP、チヌ
ピン320等又はサリチル酸系のジ−ソープ201.T
BS等又はニッケル系のAMIOI、uV1084等の
1種又は2種以上を混合してなる。以上のように得られ
た紫外線吸収能を有する透明合成樹脂板は400nm前
後の紫外線を90%以上カットし得るもので、この樹脂
板に対し、表面での反射を極力抑え、光線透過率を高め
るために空気中の透過率を100%とした場合に95%
〜98%迄に改善すべく次のとおり実施した。即ちジエ
チレングリコールビスアリルカーボネイトの場合には、
MgF、 、 Al、O,、ZnO,。
種以上を混合し、紫外線吸収剤としては、ヒ゛ドロキシ
ベンゾフェノン系のハリソープulo1゜u108等又
はヒドロキシベンゾトリアゾール系のチヌピンP、チヌ
ピン320等又はサリチル酸系のジ−ソープ201.T
BS等又はニッケル系のAMIOI、uV1084等の
1種又は2種以上を混合してなる。以上のように得られ
た紫外線吸収能を有する透明合成樹脂板は400nm前
後の紫外線を90%以上カットし得るもので、この樹脂
板に対し、表面での反射を極力抑え、光線透過率を高め
るために空気中の透過率を100%とした場合に95%
〜98%迄に改善すべく次のとおり実施した。即ちジエ
チレングリコールビスアリルカーボネイトの場合には、
MgF、 、 Al、O,、ZnO,。
Cry、等の金属化合物の薄膜を蒸着等の技法で形成さ
せる。又、シリコーン樹脂のコーティングはジエチレン
グリコールビスアリルカーボネイト樹脂の他、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂やポリカーボネイト樹脂に対して
実施して、表面に被膜を設ける。特にジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネイトの場合、真空中において、
蒸着、スパッタリング等の手法にて加工する際、耐熱、
成分の蒸発が少ない利点を有し、薄膜形成後は、表面硬
度が鉛筆硬度8Hに達するために、ガラスと同等の硬度
となるものであり、又光線透過率が98%に達し、表面
での反射は僅少であった。
せる。又、シリコーン樹脂のコーティングはジエチレン
グリコールビスアリルカーボネイト樹脂の他、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂やポリカーボネイト樹脂に対して
実施して、表面に被膜を設ける。特にジエチレングリコ
ールビスアリルカーボネイトの場合、真空中において、
蒸着、スパッタリング等の手法にて加工する際、耐熱、
成分の蒸発が少ない利点を有し、薄膜形成後は、表面硬
度が鉛筆硬度8Hに達するために、ガラスと同等の硬度
となるものであり、又光線透過率が98%に達し、表面
での反射は僅少であった。
以上のように本発明は、透明板材を装着してなる額縁、
シミーケース等の展示部材において、前記透明板材を、
光線透過率が少なくとも80%以上である紫外線吸収能
を有する透明合成樹脂板とし、該透明合成樹脂板の表面
に、反射防止及び表面硬度付与のための被膜を設けた構
成としたので、展示部材中の展示物として例えば書画、
工芸品。
シミーケース等の展示部材において、前記透明板材を、
光線透過率が少なくとも80%以上である紫外線吸収能
を有する透明合成樹脂板とし、該透明合成樹脂板の表面
に、反射防止及び表面硬度付与のための被膜を設けた構
成としたので、展示部材中の展示物として例えば書画、
工芸品。
繊維製品2人形等の展示物の紫外線が原因での退色2色
彩原料の剥離1紙繊維等の変色を防止するとともに、可
視光透過率の増加によって、室内外光の反射による見に
くさをなくすことができるとともに、展示物の自然な色
合いをそのままの状態で見ることができる等、展示物の
保管及び観賞の面で優れた効果を発揮し得るものである
。
彩原料の剥離1紙繊維等の変色を防止するとともに、可
視光透過率の増加によって、室内外光の反射による見に
くさをなくすことができるとともに、展示物の自然な色
合いをそのままの状態で見ることができる等、展示物の
保管及び観賞の面で優れた効果を発揮し得るものである
。
手続ネ甫正書(自発)
事件との関係 特許出願人
埼玉県草加市青柳町大宏戸4654番地ワシ興産 株式
会社 代表者小野 先太部 4、代理人 〒541大阪市東区瓦町2丁目9番地ハラダビル8階(
1)願書中、発明の名称を「額縁、ショーケース筋 (Z77j’J帛代の3Il リ 、 翳J 止明刺
硼。
会社 代表者小野 先太部 4、代理人 〒541大阪市東区瓦町2丁目9番地ハラダビル8階(
1)願書中、発明の名称を「額縁、ショーケース筋 (Z77j’J帛代の3Il リ 、 翳J 止明刺
硼。
訂 正 明 細 書
1、発明の名称
額縁、ショーケース等の透明板材
2、特許請求の範囲
1、額縁、ショーケース等の透光部に装着された板材が
、少なくとも80%の可視光線透過率を有しかつ紫外線
吸収剤を含有する合成樹脂板の表面に、高い硬度を有す
る被膜が形成された透明合成樹脂板であることを特徴と
する額縁、ショーケース等の透明板材。
、少なくとも80%の可視光線透過率を有しかつ紫外線
吸収剤を含有する合成樹脂板の表面に、高い硬度を有す
る被膜が形成された透明合成樹脂板であることを特徴と
する額縁、ショーケース等の透明板材。
2、透明合成樹脂板が、ベンゾフェノン系またはベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を含有するジエチレングリ
コールビスアリルカーボネートまたはメタクリル酸メチ
ルの重合体、ポリカーボネート樹脂のいずれか1種であ
る特許請求の範囲第1項記載の額縁、ショーケース等の
透明板材。
トリアゾール系紫外線吸収剤を含有するジエチレングリ
コールビスアリルカーボネートまたはメタクリル酸メチ
ルの重合体、ポリカーボネート樹脂のいずれか1種であ
る特許請求の範囲第1項記載の額縁、ショーケース等の
透明板材。
3、被膜が、H(IFよ、A1103 、7nOz等の
金属化合物の被膜である特許請求の範囲第1項記載の額
縁、ショーケース等の透明板材。
金属化合物の被膜である特許請求の範囲第1項記載の額
縁、ショーケース等の透明板材。
4、被膜が、シリコーン樹脂の被膜である特許請求の範
囲第1項記載の額縁、ショーケース等の透明板材。
囲第1項記載の額縁、ショーケース等の透明板材。
3、発明の詳細な説明
[産業上の利用分野]
本発明は、額縁、ショーケース等の透光部に装着される
透明板材に関する。
透明板材に関する。
[従来の技術とその問題点]
従来、絵画や美術工芸品などが塵俟や手等による汚れを
防止するため、額縁、ショーケース等の透光部には、主
に無機ガラス板やポリメチルメタクリレート樹脂板(通
称アクリル板)が装着されていた。
防止するため、額縁、ショーケース等の透光部には、主
に無機ガラス板やポリメチルメタクリレート樹脂板(通
称アクリル板)が装着されていた。
しかしながら、上記額縁やショーケース等は、 J
ll: 紫外線を含む日光や蛍光灯、白熱電球などの光線に晒さ
れた環境下に設置されているため、額縁やショーケース
等内に配された書画、絵画、工芸品、繊維製品、人形等
の着色料や紙、繊維等の基材が退色劣化し絵画などの価
値が低下するだけでなく、上記いずれの板材も光線を反
射し易いため、絵画などを観賞しにくく、また、塵芥等
により傷が付き易いという問題があった。
ll: 紫外線を含む日光や蛍光灯、白熱電球などの光線に晒さ
れた環境下に設置されているため、額縁やショーケース
等内に配された書画、絵画、工芸品、繊維製品、人形等
の着色料や紙、繊維等の基材が退色劣化し絵画などの価
値が低下するだけでなく、上記いずれの板材も光線を反
射し易いため、絵画などを観賞しにくく、また、塵芥等
により傷が付き易いという問題があった。
このため、紫外線に基因する上記問題点を解消するため
、前記板材に紫外線吸収剤を多量に混入させたものも知
られているが、透明板材の透明度が低下し、絵画などを
見にくいという問題があった。
、前記板材に紫外線吸収剤を多量に混入させたものも知
られているが、透明板材の透明度が低下し、絵画などを
見にくいという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の問題点を解消し、絵画など
を紫外線から保護するとともに、板材表面の反射光が少
なく、絵画などを観賞し易く、しかも、傷が付きにくい
透明板材を提供することにある。
を紫外線から保護するとともに、板材表面の反射光が少
なく、絵画などを観賞し易く、しかも、傷が付きにくい
透明板材を提供することにある。
[問題点を解決するための手段]
本発明は、額縁、ショーケース等の透光部に装着された
透明板材として、可視光線透過率が少なくとも80%で
、しかも、紫外線吸収剤を含有する合成樹脂板を用いる
とともに、前記合成樹脂板の表面に高い硬度を有する被
膜を形成した透明板材により、上記従来の問題点を解決
するものである。
透明板材として、可視光線透過率が少なくとも80%で
、しかも、紫外線吸収剤を含有する合成樹脂板を用いる
とともに、前記合成樹脂板の表面に高い硬度を有する被
膜を形成した透明板材により、上記従来の問題点を解決
するものである。
[作 用1
額縁、ショーケース等の透光部に装着された透明板材は
、少なくとも80%の可視光線透過率を有し、紫外線吸
収剤を含有しているため、透明性が良いだけでなく、各
種光線に含まれる紫外線は、前記透明板材により、吸収
遮断される。
、少なくとも80%の可視光線透過率を有し、紫外線吸
収剤を含有しているため、透明性が良いだけでなく、各
種光線に含まれる紫外線は、前記透明板材により、吸収
遮断される。
また、透明合成樹脂板の表面には、占い硬度を有する被
膜が形成されているため、傷が付きにくいだけでなく、
前記被膜により光線の反射が低減される。
膜が形成されているため、傷が付きにくいだけでなく、
前記被膜により光線の反射が低減される。
[実施例]
以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
本発明に使用される合成樹脂板は、重合性単量体として
のジエチレングリコールビスアリルカーボネート、メタ
クリル酸メチルやポリカーボネート樹脂と、紫外線吸収
剤を素材とし、前記重合性単量体に前記紫外線吸収剤を
添加混合し、板状に注型重合するか、熱可塑性を示すメ
タクリル酸メチルの重合体やポリカーボネート樹脂に前
記紫外線吸収剤を溶融混合して板状に成形して形成され
ている。
のジエチレングリコールビスアリルカーボネート、メタ
クリル酸メチルやポリカーボネート樹脂と、紫外線吸収
剤を素材とし、前記重合性単量体に前記紫外線吸収剤を
添加混合し、板状に注型重合するか、熱可塑性を示すメ
タクリル酸メチルの重合体やポリカーボネート樹脂に前
記紫外線吸収剤を溶融混合して板状に成形して形成され
ている。
上記ジエチレングリコールビスアリルカーボネート、メ
タクリル酸メチルは、少なくとも50重量%用いられる
。50重量%よりも少ないと、後述する紫外線吸収剤が
滲出するため、紫外線を長期に亘り吸収遮断することが
できない。
タクリル酸メチルは、少なくとも50重量%用いられる
。50重量%よりも少ないと、後述する紫外線吸収剤が
滲出するため、紫外線を長期に亘り吸収遮断することが
できない。
なお、上記重合性単量体は、他の重合性モノマーと併用
してもよい。これらの重合性モノマーとしては、オルト
−クロルスチレン、4−ヨードスチレン、αメチルスチ
レンなどのスチレン系モノマー、ビニルトルエン、ビニ
ルピロリドンなどのビニル糸上ツマ−、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ラウリル、アクリロニトリル、アクリルアミド、
フェニルメタクリレート、ジエチレングリコールジアク
リレートなどの1管能または多管能性アクリル糸上ツマ
ー1無水マレイン酸などが挙げられ、これらは、1種ま
たは2種以上使用できる。
してもよい。これらの重合性モノマーとしては、オルト
−クロルスチレン、4−ヨードスチレン、αメチルスチ
レンなどのスチレン系モノマー、ビニルトルエン、ビニ
ルピロリドンなどのビニル糸上ツマ−、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ラウリル、アクリロニトリル、アクリルアミド、
フェニルメタクリレート、ジエチレングリコールジアク
リレートなどの1管能または多管能性アクリル糸上ツマ
ー1無水マレイン酸などが挙げられ、これらは、1種ま
たは2種以上使用できる。
また、紫外線吸収剤としては、各種のものが使用でき、
ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、播
磨化成工業株式会社製、商品名、ハリンーブV1101
、u108など)、ヒドロキシベンゾトリアゾール系紫
外線吸収剤(例えば、チバ・ガイギー社製、商品名、チ
ヌビンP、チヌピン320等)、サリチル酸系紫外線吸
収剤(例えば、白石カルシウム株式会社製、商品名、ジ
−ソーブ201、岩城製薬株式会社製、商品名、TBS
など)、ニッケル系紫外線吸収剤(例えば、フェロケミ
カル社製、商品名、AHlol 、アメリカンサイアナ
ミド社製、商品名、CYASORBtlV1084など
)などが使用できる。
ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、播
磨化成工業株式会社製、商品名、ハリンーブV1101
、u108など)、ヒドロキシベンゾトリアゾール系紫
外線吸収剤(例えば、チバ・ガイギー社製、商品名、チ
ヌビンP、チヌピン320等)、サリチル酸系紫外線吸
収剤(例えば、白石カルシウム株式会社製、商品名、ジ
−ソーブ201、岩城製薬株式会社製、商品名、TBS
など)、ニッケル系紫外線吸収剤(例えば、フェロケミ
カル社製、商品名、AHlol 、アメリカンサイアナ
ミド社製、商品名、CYASORBtlV1084など
)などが使用できる。
これら各種の紫外線吸収剤は、1種または2種以上混合
してもよく・通常使用されるo、ooi
。
してもよく・通常使用されるo、ooi
。
〜5重量%使用される。
そして、これ等の紫外線吸収剤は、特に、前記重合性単
量体と共に混合して重合したものや、ポリメタクリル酸
メチル、ポリカーボネート樹脂と溶融混合したものは、
紫外線吸収剤の使用量を多くしても、前記合成樹脂板の
透明度が低下することがない。
量体と共に混合して重合したものや、ポリメタクリル酸
メチル、ポリカーボネート樹脂と溶融混合したものは、
紫外線吸収剤の使用量を多くしても、前記合成樹脂板の
透明度が低下することがない。
このようにして形成された合成樹脂板は、少なくとも8
0%の可視光線透過率を有し、また、400nm前後の
紫外線を少なくとも90%吸収遮断するものが好ましい
。可視光線透過率が80%よりも小さいと、後述する被
膜の形成によっても、透明度が良くならず、透明板材に
よる効果が十分に得られない。また紫外線透過率が10
%よりも大きいと、絵画などの退色劣化などを十分に防
止できない。
0%の可視光線透過率を有し、また、400nm前後の
紫外線を少なくとも90%吸収遮断するものが好ましい
。可視光線透過率が80%よりも小さいと、後述する被
膜の形成によっても、透明度が良くならず、透明板材に
よる効果が十分に得られない。また紫外線透過率が10
%よりも大きいと、絵画などの退色劣化などを十分に防
止できない。
また、上記の合成樹脂板は、光線透過率を高め、かつ、
表面での光線の反射を小さくするため、前記合成樹脂板
の表面に、HQF2、^1□03、ZnO2、C「03
等の金属化合物の薄膜を蒸着等の手段で形成するか、シ
リコーン樹脂の薄膜をコーティング手段により形成する
。
表面での光線の反射を小さくするため、前記合成樹脂板
の表面に、HQF2、^1□03、ZnO2、C「03
等の金属化合物の薄膜を蒸着等の手段で形成するか、シ
リコーン樹脂の薄膜をコーティング手段により形成する
。
より具体的には、前記金属化合物の被膜を形成するとき
は、耐熱性が大きく、しかも、真空中で蒸着、スパッタ
リング等の手法により加工する際、成分の蒸発が少ない
ジエチレングリコールビスアリルカーボネートを素材と
する合成樹脂板を用いるのが好ましいが、前記シリコー
ン樹脂被膜を形成するには、前記いずれの合成樹脂板を
も用いることができる。
は、耐熱性が大きく、しかも、真空中で蒸着、スパッタ
リング等の手法により加工する際、成分の蒸発が少ない
ジエチレングリコールビスアリルカーボネートを素材と
する合成樹脂板を用いるのが好ましいが、前記シリコー
ン樹脂被膜を形成するには、前記いずれの合成樹脂板を
も用いることができる。
上記の被膜を形成することにより、透明合成樹脂板の表
面硬度が高くなるだけでなく、可視光線透過率が95〜
98%となり、傷が付きにくく、明るく光線反射の少な
い透明性の良い透明板材が得られる。特に、ジエチレン
グリコールごスアリルカーボネートを素材とする合成樹
脂板に金属化合物の被膜を形成したものは、この透明合
成樹脂板の上記特性と相俟って、表面硬度が鉛筆硬度8
Hにも達し、ガラスと同等の硬度となるだけでなく、可
視光線透過率が98%となり、表面での光線の反射がわ
ずかであった。
面硬度が高くなるだけでなく、可視光線透過率が95〜
98%となり、傷が付きにくく、明るく光線反射の少な
い透明性の良い透明板材が得られる。特に、ジエチレン
グリコールごスアリルカーボネートを素材とする合成樹
脂板に金属化合物の被膜を形成したものは、この透明合
成樹脂板の上記特性と相俟って、表面硬度が鉛筆硬度8
Hにも達し、ガラスと同等の硬度となるだけでなく、可
視光線透過率が98%となり、表面での光線の反射がわ
ずかであった。
[発明の効果]
額縁、ショーケース等の透光部に装着された透明板材は
、透明性が良いだけでなく、各種光線に含まれる紫外線
を吸収遮断するため、額縁、ショーケース等に展示され
た絵画などを紫外線から保護することができる。すなわ
ち、書画、工芸品、繊維製品、人形等の展示物の退色劣
化、着色料の剥離、繊維の変色劣化を防止することがで
きる。
、透明性が良いだけでなく、各種光線に含まれる紫外線
を吸収遮断するため、額縁、ショーケース等に展示され
た絵画などを紫外線から保護することができる。すなわ
ち、書画、工芸品、繊維製品、人形等の展示物の退色劣
化、着色料の剥離、繊維の変色劣化を防止することがで
きる。
また、合成樹脂板の表面には、高い硬度を有する被膜が
形成されているため、傷が付きにくいだけでなく、前記
被膜により板材表面の反射光が低減されるため、絵画な
どの展示物を自然の色合いのままの状態で観賞できる。
形成されているため、傷が付きにくいだけでなく、前記
被膜により板材表面の反射光が低減されるため、絵画な
どの展示物を自然の色合いのままの状態で観賞できる。
従って、各種展示物の保管が容易であるだけでなく、各
種展示物の美術的価値を長期に亘り低下させることがな
い。
種展示物の美術的価値を長期に亘り低下させることがな
い。
Claims (6)
- (1)、透明板材を装着してなる額縁、ショーケース等
の展示部材において、前記透明板材を、光線透過率が少
なくとも80%以上である紫外線吸収能を有する透明合
成樹脂板とし、該透明合成樹脂板の表面に反射防止及び
表面硬度付与のための被膜を設けた構成としたことを特
徴とする額縁、ショーケース等の展示部材。 - (2)、透明合成樹脂板が、ジエチレングリコールビス
アリルカーボネイトを主たる樹脂として、これに1種又
は2種以上の硬化剤と、ベンゾフェノン系又はベンゾト
リアゾール系の紫外線吸収剤を適宜配合し加熱重合した
重合体からなる特許請求の範囲第(1)項記載の額縁3
ショーケース等の展示部材。 - (3)、透明合成樹脂板が、ポリカーボネイト樹脂に、
ベンゾフェノン系又はベンゾトリアゾール系の紫外線吸
収剤を適宜配合した樹脂材を押し出しあるいは射出等の
成形手段により得られた素材からなる特許請求の範囲第
(1)項記載の額縁、ショーケース等の展示部材。 - (4)、透明合成樹脂板が、ポリメチルメタクリレート
樹脂に、ベンゾフェノン系又はベンゾトリアゾール系の
紫外線吸収剤を適宜配合した樹脂材を押し出しあるいは
射出等の成形手段により得られた素材からなる特許請求
の範囲第(1)項記載の額縁、ショーケース等の展示部
材。 - (5)、被膜が、MgF_2、Al_2O_3、ZnO
_2等の金属化合物を、真空蒸着、スパッタリング、イ
オンプレーティング等の成膜手段により構成されたもの
であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項又は
第(2)項のいずれか1項に記載の額縁、ショーケース
等の展示部材。 - (6)、被膜が、シリコーン樹脂のコーティングにより
構成されたものであることを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項、第(2)項、第(3)項又は第(4)項の
うちいずれか1項に記載の額縁、ショーケース等の展示
部材。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60011469A JPS61171741A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 額縁,シヨ−ケ−ス等の展示部材 |
PCT/JP1985/000330 WO1986000313A1 (en) | 1984-06-25 | 1985-06-13 | Ultraviolet ray-absorbing plastic plate |
CN 85105537 CN85105537A (zh) | 1984-10-05 | 1985-07-19 | 具有紫外线吸收性能的塑料板材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60011469A JPS61171741A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 額縁,シヨ−ケ−ス等の展示部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61171741A true JPS61171741A (ja) | 1986-08-02 |
Family
ID=11778932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60011469A Pending JPS61171741A (ja) | 1984-06-25 | 1985-01-23 | 額縁,シヨ−ケ−ス等の展示部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61171741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635001U (ja) * | 1992-10-13 | 1994-05-10 | 磯川産業株式会社 | タイヤホイールの展示用カバー |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP60011469A patent/JPS61171741A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635001U (ja) * | 1992-10-13 | 1994-05-10 | 磯川産業株式会社 | タイヤホイールの展示用カバー |
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