JPS6117032Y2 - - Google Patents

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JPS6117032Y2
JPS6117032Y2 JP15435380U JP15435380U JPS6117032Y2 JP S6117032 Y2 JPS6117032 Y2 JP S6117032Y2 JP 15435380 U JP15435380 U JP 15435380U JP 15435380 U JP15435380 U JP 15435380U JP S6117032 Y2 JPS6117032 Y2 JP S6117032Y2
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JP
Japan
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frame
pier
pieces
piece
tank
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JP15435380U
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JPS5777195U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、組立タンク用架台の改良に関する
ものである。
タンク等の大形容器は、多数の単位板から組立
てられることが最近多くなつた。このような単位
板としては、いろいろな形式のものが知られてい
るが、そのうち代表的なものは、直角四辺形の基
板の周縁に同一側へ突出する接合縁を設けたもの
である。このような単位板から組立てられたタン
クは、コンクリート製または形鋼製の架台上に設
置されるが、費用の点ではコンクリート製の方が
有利である。コンクリート製架台としては、最初
コンクリートで桝目状の壁を作り、壁をタンクの
底構成単位板の接合縁の下方に位置させることが
考えられた。
しかし、組立タンクの底は、単位板間の継目か
ら漏液を起すことが多いので、定期的に点検しな
ければならないのに、上記の架台は底を下側から
点検することができないという点で不便であつ
た。そこで、コンクリートで作られた橋脚状片を
並べて設け、橋脚状片間に通路を形成し、通路に
人が入つて底を点検、修理することができるよう
にしたものが、提案された(実公昭54−37050
号)。
しかし、このような架台上に組立タンクを設置
すると、地震の際にタンク内の液体が動揺し、そ
の結果タンクが大きく揺れ動いたとき、橋脚状片
が同じ方向へなぎ倒したよう倒れるという欠点が
あつた。そこで、底を下側から点検できるという
利点を生かしたまま、上記の欠点を改善すること
が望まれた。この考案は、このような希望に応じ
てなされたものである。
すなわち、この考案は、コンクリート製の橋脚
状片を3個以上並べて設け、橋脚状片間に通路を
形成した架台において、両端に位置する2つの橋
脚状片の端間を何れもコンクリート製枠片でつな
ぎ、枠片と上記2つの橋脚状片とにより四角形の
枠を構成し、枠の四隅のL字状部分を連続させた
まま、一部を切欠して出入口とし、出入口と各通
路とを連通させてなる、組立タンク用架台であ
る。
この考案に係る組立タンク用架台を、図面に基
いて説明すると次の通りである。第1図ないし第
6図は、この考案に係る組立タンク用架台の一例
を示す斜視図である。第7図は、この考案に係る
組立タンク用架台の一例とその使用状態とを示す
一部切欠分解斜視図である。第8図および第9図
は、この考案に係る組立タンク用架台のさらに別
の一例とその使用状態とを示す一部切欠斜視図で
ある。
第1図において、コンクリート製の橋脚状片1
が3個以上並べて設けられ、橋脚状片1間に通路
2が形成されている。この架台において、両端に
位置する2つの橋脚状片1Aの端間が何れもコン
クリート製の枠片3でつながれ、枠片3と上記2
つの橋脚状片1Aとにより四角形の枠が構成され
ている。枠の四隅のL字状部分を残して一部が切
欠され、出入口4とされている。出入口4は、各
通路2と連通している。このように構成されたも
のが、この考案に係る組立タンク用架台である。
上記の架台において、橋脚状片1および枠片3
は、鉄筋を含ませて、基礎と一体に作るとが望ま
しい。また、橋脚状片1と枠片3とは、一体に結
合することが望ましい。橋脚状片1および枠片3
の高さは、30cm以上が適当であり、45cm以上が好
ましい。同じ1つの橋脚状片1または枠片3は、
高さがほぼ一定していることが望ましいが、異な
るものの間では、高さが異なつていてもよい。橋
脚状片1または枠片3の上には、鉄もしくは合成
樹脂等の硬質材料製平板、または形鋼を乗せるこ
とができる。
出入口4は、枠の高さの全部を切欠して設けて
もよく、また上側もしくは下側の一部のみを切欠
するか、または途中を孔状に切欠して設けてもよ
い。出入口の大きさは、人の出入りできる大きさ
とするが、幅が50cm以上、高さが30cm以上である
ことが望ましい。出入口の数は、任意であつてよ
いが、すべての通路2が何れかの出入口4と連通
していることを必要とする。
第1図に示したのは、この考案に係る組立タン
ク用架台の基本的な実施態様の1つである。この
考案には、これに若干の変更を加えたものも含ま
れる。以下の図に示す実施態様では、変更を加え
た点を主として説明する。
第2図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
では、両端以外に位置する橋脚状片1の一端が、
何れも同じ1つの枠片3に結合されている。
第3図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
では、両端以外に位置する橋脚状片1の一端が、
交互に異なる枠片3が結合されている。なお、こ
の架台では、出入口4が枠を孔状に切欠すること
により設けられている。
第4図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
では、両端以外に位置する橋脚状片1の途中が、
連結片11でつながれている。なお、この架台で
は、出入口4が枠の上側を切欠することにより設
けられている。
第5図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
では、すべての橋脚状片1の両端が枠片3に結合
され、そのうち1つを除く橋脚状片1の途中が切
欠されて、連絡口12とされている。
第6図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
では、すべての橋脚状片1の両端が枠片3に結合
され、出入口4が通路2と同数だけ設けられ、そ
れぞれの出入口4が異なる通路2と連通してい
る。
第7図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
では、両端に位置する橋脚状片1Aと枠片3との
上にH形鋼5Aが置かれ、両端以外に位置する橋
脚状片1の上に平板13が置かれ、これらH形鋼
5Aと平板13との上面が同一平面上に位置して
いる。架台上に、単位板6Aから組立てられたタ
ンクが設置されている。単位板6Aは、直角四辺
形の基板61の四周に基板61に対して直立する
直立接合縁62を設けたものである。この単位板
6Aは、金属または強化合成樹脂で作られる。図
の一部に示すように、基板61は全部または一部
を膨出もしくは窪ませることができる。タンクの
底構成単位板6Aは、直立接合縁62が下側に向
けられ、直立接合縁62の先端が平板13または
H形鋼5Aの上面に接触している。
第8図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
は、第7図に示したものとほぼ同様に構成されて
いるが、ただH形鋼5Aの代りに溝形鋼5Bが用
られている点で異なつている。この架台の上に
は、単位板6Bから組立てられたタンクが設置さ
れている。単位板6Bは、第7図の単位板6Aに
おいて、基板61と直立接合縁62との間に、基
板61に対して135度の角度で傾斜する傾斜接合
縁63を設けたものである。
第9図に示すこの考案に係る組立タンク用架台
は、第1図に示したものとほぼ同様に構成されて
いるが、ただ橋脚状片1の数が多くされたもので
ある。この架台の上には、単位板6C,6D,6
Eおよび6Fから組立てられたタンクが設置され
ている。単位板6Cは、単位板6Aにおいて、基
板61に熱絶縁材層64を含ませて3層構造にし
たものである。単位板6Dは、単位板6Cにおい
て、基板61を1辺から対向辺へ向かつて傾斜さ
せたものである。単位板6Eは、単位板6Dにお
いて、傾斜の高い端に位置する1辺に沿い傾斜接
合縁63を設けたものである。単位板6Fは、単
位板6Cにおいて、1辺に沿い傾斜接合縁63を
設けたものである。
単位板6Cは、タンクの底の内部に配置され、
単位板6Eは、底の周縁部において、傾斜接合縁
63が周縁に沿うように配置され、単位板6D
は、単位板6Cと6Eとの間に配置され、その結
果、中窪みの底が構成されている。単位板6Cの
1つには、排水口65が設けられている。単位板
6Fは、傾斜接合縁63が底構成単位板6Eの傾
斜接合縁63に当接されて、側壁の縁部を構成し
ている。側壁の中央部は、単位板6Cにより構成
されている。
この考案に係る組立タンク用架台は、コンクリ
ート製の橋脚状片を3個以上並べて設け、橋脚状
片間に通路を形成した架台において、両端に位置
する2つの橋脚状片の端間を何れもコンクリート
製枠片でつなぎ、枠片と上記2つの橋脚状片とに
より四角形の枠を構成したので、上記2つの橋脚
状片が倒れることがない。そして、全部の橋脚状
片が同時に倒れない限り、橋脚状片が倒れること
はないから、上記2つの橋脚状片が倒れない以
上、残る橋脚状片も倒れることがない。したがつ
て、この考案に係る架台は、地震の際にも倒れる
ことがなく、安全性が高い。
また、枠の一部を切欠して出入口とし、出入口
と各通路とを連通させたので、四角形の枠を構成
したにも拘らず、通路へ人が入つて底を点検する
ことができる。さらに、出入口を設けるに際して
は、枠の四隅のL字状部分を連続させたまま残し
たので、枠を切欠したにも拘らず地震に対する強
さが損なわれない。この考案に係る架台は、上記
のようにすぐれた利点を有するので、実用上の価
値が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、この考案の組立タンク
用架台の一例を示す斜視図、第7図は、この考案
の組立タンク用架台の別の一例とその使用状態を
示す一部切欠分解斜視図、第8図および第9図
は、この考案の組立タンク用架台のさらに別の一
例とその使用状態とを示す一部切欠斜視図であ
る。 各図において、1および1Aは橋脚状片、2は
通路、3は枠片、4は出入口、5AはH形鋼、5
Bは溝形鋼、6Aないし6Fは単位板、11は連
結片、12は連絡口、13は平板、61は基板、
62は直立接合縁、63は傾斜接合縁、64は熱
絶縁材、65は排水口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート製の橋脚状片を3個以上並べて設
    け、橋脚状片間に通路を形成した架台において、
    両端に位置する2つの橋脚状片の端間を何れもコ
    ンクリート製枠片でつなぎ、枠片と上記2つの橋
    脚状片とにより四角形の枠を構成し、枠の四隅の
    L字状部分を連続させたまま、一部を切欠して出
    入口とし、出入口と各通路とを連通させてなる、
    組立タンク用架台。
JP15435380U 1980-10-28 1980-10-28 Expired JPS6117032Y2 (ja)

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JP15435380U JPS6117032Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28

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JP15435380U JPS6117032Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28

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Publication Number Publication Date
JPS5777195U JPS5777195U (ja) 1982-05-13
JPS6117032Y2 true JPS6117032Y2 (ja) 1986-05-24

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JP15435380U Expired JPS6117032Y2 (ja) 1980-10-28 1980-10-28

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