JPS61168626A - 共重合ポリエステル樹脂の製造法 - Google Patents
共重合ポリエステル樹脂の製造法Info
- Publication number
- JPS61168626A JPS61168626A JP1050685A JP1050685A JPS61168626A JP S61168626 A JPS61168626 A JP S61168626A JP 1050685 A JP1050685 A JP 1050685A JP 1050685 A JP1050685 A JP 1050685A JP S61168626 A JPS61168626 A JP S61168626A
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- Japan
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- esterification reaction
- butanediol
- acid
- esterification
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、1.4−ブタンジオール(以下1.4−BD
と略称す。)をグリコール成分に含む共重合ポリエステ
ル樹脂を効率よく製造する方法に関するものである。
と略称す。)をグリコール成分に含む共重合ポリエステ
ル樹脂を効率よく製造する方法に関するものである。
(従来の技術)
ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
は優れた物理的、化学的性質を有し、衣料用、産業資材
用の繊維やフィルム等の成形品として広く用いられてい
る。一方、ポリエステルの優れた特性を利用して接着剤
として用いる試みもなされ℃いるが、ポリエステルを接
着剤用樹脂とし℃使用する忙は軟化点が高く、かつトル
エン。
は優れた物理的、化学的性質を有し、衣料用、産業資材
用の繊維やフィルム等の成形品として広く用いられてい
る。一方、ポリエステルの優れた特性を利用して接着剤
として用いる試みもなされ℃いるが、ポリエステルを接
着剤用樹脂とし℃使用する忙は軟化点が高く、かつトル
エン。
メチルエチルケトン、酢酸エチル等の汎用溶剤に溶けな
いという欠点を有している。
いという欠点を有している。
ポリエステルの軟化点を下げ、かつ汎用溶剤に対する溶
解性を向上させるには、イソフタル酸(以下IPAと略
称す。)、セパシ/酸、アジピン酸等のジカルボン酸あ
るいはジエチレングリコール(以下DECと略称す。)
、ネオペンチルグリコール(以下NPCと略称す。)、
1.4−BD等のグリコールの共重合が有効であること
が知られている。
解性を向上させるには、イソフタル酸(以下IPAと略
称す。)、セパシ/酸、アジピン酸等のジカルボン酸あ
るいはジエチレングリコール(以下DECと略称す。)
、ネオペンチルグリコール(以下NPCと略称す。)、
1.4−BD等のグリコールの共重合が有効であること
が知られている。
しかしながら、1.4−BDを共重合したポリエステル
樹脂を製造する際、1.4−BDによるジカルボン酸の
直接エステル化反応時に1.4−BDが閉環し、エステ
ル化反応が進行しないという問題があった。
樹脂を製造する際、1.4−BDによるジカルボン酸の
直接エステル化反応時に1.4−BDが閉環し、エステ
ル化反応が進行しないという問題があった。
即ち、エステル化反応の際、ジカルボン酸の末端カルボ
キシル基が1.4− B Dの閉環触媒として作用する
ため、その大半がフラン化合物として反応系外へ溜出し
、ジカルボン酸のエステル化が阻害されるという問題が
あった。
キシル基が1.4− B Dの閉環触媒として作用する
ため、その大半がフラン化合物として反応系外へ溜出し
、ジカルボン酸のエステル化が阻害されるという問題が
あった。
(発明が解決しようとする問題点)
これらの問題を解決するため、従来から種々のエステル
化触媒が検討されており1例えばTi化合物が有効であ
ることが知られている(例えば特公昭54−30029
号公報、特開昭57−38818号公報)。しかしなが
ら、これらの技術においてはエステル化速度を促進する
ので、テトラヒドロフラン(以下THFと略称す。)の
副生量は相対的には減少するが、依然としてTHFの副
生があり根本的な解決策とはいえなかった。
化触媒が検討されており1例えばTi化合物が有効であ
ることが知られている(例えば特公昭54−30029
号公報、特開昭57−38818号公報)。しかしなが
ら、これらの技術においてはエステル化速度を促進する
ので、テトラヒドロフラン(以下THFと略称す。)の
副生量は相対的には減少するが、依然としてTHFの副
生があり根本的な解決策とはいえなかった。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上記のごとき問題点を解消すべく親意研究の
結果、エステル化反応率が特定の段階に達した時点で、
1.4−BDを投入することが有効であることを見い出
し9本発明に到達した。
結果、エステル化反応率が特定の段階に達した時点で、
1.4−BDを投入することが有効であることを見い出
し9本発明に到達した。
即ち本発明は、テレフタル酸を主たる酸成分とし、1.
4−BDを除く炭素数2〜10のグリコールの一種以上
をグリコール成分として第一段エステル化反応を行い、
エステル化反応率が70%、好ましくは80%に達した
以降エステル化反応が終了するまでの任意の時点で、1
.4−BDを投入して第二段エステル化反応を行い、生
成した低重合体を重縮合することを特徴とする共重合ポ
リエステル樹脂の製造法である。
4−BDを除く炭素数2〜10のグリコールの一種以上
をグリコール成分として第一段エステル化反応を行い、
エステル化反応率が70%、好ましくは80%に達した
以降エステル化反応が終了するまでの任意の時点で、1
.4−BDを投入して第二段エステル化反応を行い、生
成した低重合体を重縮合することを特徴とする共重合ポ
リエステル樹脂の製造法である。
本発明においてペースとなるポリエステルとしては、テ
レフタル酸(以下TPAと略称す。)、エチレングリコ
ール(以下ECと略称す。)及び1.4−BDとから合
成されるポリエチレンブチレンテレフタレートが代表的
なものであるが、構成成分の80モル係を越えない範囲
で他の一種または二種以上のポリカルボン酸またはポリ
オール成分が共重合されてもよい。
レフタル酸(以下TPAと略称す。)、エチレングリコ
ール(以下ECと略称す。)及び1.4−BDとから合
成されるポリエチレンブチレンテレフタレートが代表的
なものであるが、構成成分の80モル係を越えない範囲
で他の一種または二種以上のポリカルボン酸またはポリ
オール成分が共重合されてもよい。
共重合成分の具体例としては、ポリカルボン酸として例
えばIPA、)リメリット酸、ピロメリット酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸。
えばIPA、)リメリット酸、ピロメリット酸、コハク
酸、アジピン酸、アゼライン酸。
セパシン酸、ドデカンジカルボン酸等の芳香族または脂
肪族ポリカルボン酸があげられる。また。
肪族ポリカルボン酸があげられる。また。
ポリオールとして2例えばジエチレングリコール。
トリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、フロピレンゲリコール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等のポリオールがあげられる。
ル、1.6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、フロピレンゲリコール、トリメチロールプロパン、
ペンタエリスリトール等のポリオールがあげられる。
本発明において、第一段エステル化反応率が70チ未満
のエステル化物に、1.4−BDを投入して第二段エス
テル化反応を行うと、THFの副生が制御できないため
、1.4−BDの投入はエステル化反応率が70%以上
、好ましくは85チ以上に到達してから行う必要がある
。
のエステル化物に、1.4−BDを投入して第二段エス
テル化反応を行うと、THFの副生が制御できないため
、1.4−BDの投入はエステル化反応率が70%以上
、好ましくは85チ以上に到達してから行う必要がある
。
本発明において、エステル化反応率が70%以上。
好ましくは85チ以上の時点で1.4−BDを添加する
方法は9本発明の主旨を満足すれば方法を限定するもの
ではなく9例えば1.4−BDに上記ポリオールやポリ
カルボン酸、あるいは公知のエステル化触媒や重縮合触
媒、ヒンダードフェノール化合物のような安定剤、コバ
ルト化合物、螢光剤、染料のような色調改良剤、二酸化
チタンのような顔料等の添加物を共存させてもさしつか
えない。本発明における反応方法は回分式、連続式のい
ずれも採用できる。
方法は9本発明の主旨を満足すれば方法を限定するもの
ではなく9例えば1.4−BDに上記ポリオールやポリ
カルボン酸、あるいは公知のエステル化触媒や重縮合触
媒、ヒンダードフェノール化合物のような安定剤、コバ
ルト化合物、螢光剤、染料のような色調改良剤、二酸化
チタンのような顔料等の添加物を共存させてもさしつか
えない。本発明における反応方法は回分式、連続式のい
ずれも採用できる。
(実施例)
以下、実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
尚、実施例における各特性値は下記の方法により測定し
たものである。
たものである。
(イ)極限粘度〔η〕
フェノール、四塩化エタン(等重量)混合溶媒中20℃
で測定した溶液粘度より、下記式により求めた。
で測定した溶液粘度より、下記式により求めた。
C:溶液4度
に’: Hugins Con5tantηrel:相
対粘度 (ロ)ポリマー中の1.4−BD成分量試料を、力性ソ
ーダのメタノール溶液にてアルカリ加水分解した後、ガ
スクロマトグラフにて測定し、全グリコール成分に対す
る1、4−BD酸成分モルチで示した。
対粘度 (ロ)ポリマー中の1.4−BD成分量試料を、力性ソ
ーダのメタノール溶液にてアルカリ加水分解した後、ガ
スクロマトグラフにて測定し、全グリコール成分に対す
る1、4−BD酸成分モルチで示した。
?→エステル化反応率
Av:試料をジオキサンに溶解した後、力性カリのメタ
ノール溶液で滴定して求めた。
ノール溶液で滴定して求めた。
SN:試料を力性カリのエタノール溶液にて沸点下2時
間ケン化した後、過剰の力性カリを塩酸で逆滴定して求
めた。
間ケン化した後、過剰の力性カリを塩酸で逆滴定して求
めた。
実施例1〜4.比較例1〜2
第一段エステル化反応として、エステル化反応槽に表−
1に示した割合でTPA、IPA、セバシン酸、アジピ
ン酸、EG、DEG及びNPGを仕込み9反応温度を1
00℃から徐々に表−1に示す温度まで昇温しながらエ
ステル化反応させ9表−1に示す反応圧力0.5 Kg
/ctt1〜常圧またはその組み合わせで表−1に示す
時間反応を行い2表−1に示した反応率のエステル化物
を得た。次いで、第一段で生成したエステル化物に、1
.4−BDを表−2に示した割合で仕込み1表−2に示
す反応温度。
1に示した割合でTPA、IPA、セバシン酸、アジピ
ン酸、EG、DEG及びNPGを仕込み9反応温度を1
00℃から徐々に表−1に示す温度まで昇温しながらエ
ステル化反応させ9表−1に示す反応圧力0.5 Kg
/ctt1〜常圧またはその組み合わせで表−1に示す
時間反応を行い2表−1に示した反応率のエステル化物
を得た。次いで、第一段で生成したエステル化物に、1
.4−BDを表−2に示した割合で仕込み1表−2に示
す反応温度。
表−2に示す反応圧力0.5 Kg/crl〜常圧で合
計2時間反応させ、エステル化反応率95係以上のエス
テル化物を得た。得られたエステル化物を重縮合反応槽
に移送した後、触媒としてテトラブチルチタネートをエ
ステル化物を構成する酸成分1モルに対し2×10モル
添加し、温度を245℃に昇温し。
計2時間反応させ、エステル化反応率95係以上のエス
テル化物を得た。得られたエステル化物を重縮合反応槽
に移送した後、触媒としてテトラブチルチタネートをエ
ステル化物を構成する酸成分1モルに対し2×10モル
添加し、温度を245℃に昇温し。
常圧からI Torr以下まで90分かけて徐々に減圧
してI Torr以下で2.5時間重縮合した。
してI Torr以下で2.5時間重縮合した。
得られた共重合ポリエステル樹脂をストランド状に払い
出し、カッティングしてチップとした。
出し、カッティングしてチップとした。
このチップを乾燥し共重合ポリエステル樹脂を得た。得
られた共重合ポリエステル樹脂の極限粘度及び1.4−
BD成分量は表−2に示すとおりであった0 第一エステル化反応率の低い比較例1では、1゜4−B
Dの仕込み量て対し、ポリマー中に残る1゜4−BD成
分量が低いし、第一エステル化の始めより、1.4−B
Dを仕込んだ比較例2の場合では。
られた共重合ポリエステル樹脂の極限粘度及び1.4−
BD成分量は表−2に示すとおりであった0 第一エステル化反応率の低い比較例1では、1゜4−B
Dの仕込み量て対し、ポリマー中に残る1゜4−BD成
分量が低いし、第一エステル化の始めより、1.4−B
Dを仕込んだ比較例2の場合では。
1.4−BDの仕込み量に対し、ポリマー中に残る1、
4−BD成分量が著しく少ない。また、実施例3と実施
例1を比較すると、第一エステル化反応率が85チを越
えた実施例3の方がポリマー中に残る1、4−BD成分
量の割合が多い結果となった。
4−BD成分量が著しく少ない。また、実施例3と実施
例1を比較すると、第一エステル化反応率が85チを越
えた実施例3の方がポリマー中に残る1、4−BD成分
量の割合が多い結果となった。
表 −2
(注)は表−IK同じ
(発明の効果)
本発明の方法によれば、1.4−BDを共重合したポリ
エステル樹脂の製造に際し、7ラン化合物の発生をみる
ことなく、効率よくポリカルボン酸の直接エステル化が
可能となる。
エステル樹脂の製造に際し、7ラン化合物の発生をみる
ことなく、効率よくポリカルボン酸の直接エステル化が
可能となる。
Claims (3)
- (1)テレフタル酸を主たる酸成分とし、1,4−ブタ
ンジオールを除く炭素数2〜10のグリコールの一種以
上をグリコール成分として第一段エステル化反応を行い
、エステル化反応率が70%に達した以降エステル化反
応が終了するまでの任意の時点で、1,4−ブタンジオ
ールを投入して第二段エステル化反応を行い、生成した
低重合体を重縮合することを特徴とする共重合ポリエス
テル樹脂の製造法。 - (2)第一段エステル化反応時のジカルボン酸に対する
1,4−ブタンジオールを除く他のグリコールの合計モ
ル比を1.0〜1.5とする特許請求の範囲第1項記載
の共重合ポリエステル樹脂の製造法。 - (3)1,4−ブタンジオールを全グリコール成分の8
0モル%以下用いる特許請求の範囲第1項記載の共重合
ポリエステル樹脂の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1050685A JPS61168626A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 共重合ポリエステル樹脂の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1050685A JPS61168626A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 共重合ポリエステル樹脂の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168626A true JPS61168626A (ja) | 1986-07-30 |
Family
ID=11752092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1050685A Pending JPS61168626A (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 | 共重合ポリエステル樹脂の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61168626A (ja) |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP1050685A patent/JPS61168626A/ja active Pending
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