JPS61168334A - スクイド磁束計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は人体から発生する微弱な磁場の強度。

方向などを測定し、診療に役立てるための医療用スクイ
ド磁束計に関する。

〔従来技術〕

極低温で動作するジョセフソン素子を用いたスクイド磁
束計は現在量も高感度の磁束計として知られ１人体から
発生する微弱な磁場を測定することができ、この人体磁
場の測定から各種疾患の診断に役立てる試みがなされて
いる。従来この医療用スクイド磁束計は第１図に示すよ
うに非磁性の材料（通常スーパーインシュレーター）か
らなる液体ヘリウム容器１に周知のスクイドセンサー２
を配置し、二九を人体５の各部に近づけて磁場の測定を
行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしこの方法は人体各部の磁場分布を描こうとする場
合、センサーおよび液体ヘリウム容器を移動させねばな
らず移動機構が複雑となり、また計測に長時間を要して
いた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は円環状の断面を有する液体ヘリウム容器内に複
数個の高感度スクイド・センサーを配置するものである
。

〔作用〕

円環の断面形状をもつ液体ヘリウム容器を用いることに
より多数のセンサを人体の周辺に配置することか可能と
なり、人体各部の磁場を短時間に計測し、磁場分布を容
易に描くことが可能となる。

〔実施例〕

以下実施例によって本発明を説明する。

第２図は本発明によるスクイド磁束計の構造を示す。ス
ーパーインシュレーターよりなる、円環状の液体ヘリウ
ム容器１′の内部に液体ヘリウム３を満たし１周の各所
にスクイド・センサー２を配置する。第３図は本発明に
よるスクイド磁束計による人体磁場分布の測定法を示す
図である。液体ヘリウム容器１′によって人体５をとり
かこみ、円環内に配置された複数個のスクイド・センサ
ーにより１人体周辺の各部の磁場を測定する。センサー
の数を増やせばより一層精密な測定が可能となるが装置
が複雑となる。この場合液体ヘリウム容器を軸を中心に
回転させることにより、少数のセンサーで全周の測定が
可能となる。しかしこの場合でも磁場のベクトル成分（
ｘ、ｙ、ｚ）を測定するには１個所につき少くとも３個
のスクイド・センサーをそなえることが望ましい。

〔発明の効果〕

以上述べたように円環の断面形状をもつ液体ヘリウム容
器を用いることにより多数のセンサーを人体周辺に配置
することが可能となり、人体磁場の分布図を描くことが
容易となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の医療用スクイド磁束計の構造と使用状況
を示す説明図、第２図は本発明によるスクイド磁束計の
構造を示す説明図、第３図は本発明によるスクイド磁束
計を医療用に用いている状況を示す説明図である。 １・・・スーパーインシュレーターなどを用いた液体ヘ
リウム容器、１′・・・円環状をした液体ヘリウム容器
、２・・・スクイド・センサー、３・・・液体ヘリウム
、４・・・スクイドのコントローラ、５・・・人体、６
・・・コネクター、７・・・信号ケーブル。 梁　１　図 第　３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、円環状の断面形状を有する液体ヘリウム容器内に、
   該円環の周に沿って複数個のスクイド磁束センサーを配
   置したことを特徴とするスクイド磁束計。 ２、特許請求の範囲第１項記載のスクイド磁束計におい
   て前記液体ヘリウム容器に、その中心を軸とした回転機
   構を付加したことを特徴とするスクイド磁束計。