JPS61167128A - タ−ボチヤ−ジヤの潤滑油流出防止装置 - Google Patents

タ−ボチヤ−ジヤの潤滑油流出防止装置

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JPS61167128A
JPS61167128A JP698485A JP698485A JPS61167128A JP S61167128 A JPS61167128 A JP S61167128A JP 698485 A JP698485 A JP 698485A JP 698485 A JP698485 A JP 698485A JP S61167128 A JPS61167128 A JP S61167128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine rotor
ring groove
rotating shaft
notch
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP698485A
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English (en)
Inventor
Michihiko Kawase
川瀬 道彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPS61167128A publication Critical patent/JPS61167128A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は機関を過給するターボチャージャにおいて、回
転軸破損時に潤滑油の流出を防止する装置に関する。
(従来の技術) 内燃機関の出力向上を1指して吸気を過給Jることは良
(知られているが、このために機関の排気■ネルギを利
用して過給を行うターボテ11−ジャがある(例えば「
ターボチャージャの理論と実際」桜井一部訳、鉄道日本
相 昭和56年7月1日発行 参照)。
このターボチャージャの構造について第4図にもとづい
て説明する。
機関の排気ガスを受けて回転覆る排気タービン1は、タ
ービンハウジング2の内部にタービンロータ3が配置さ
れ、このタービンロータ3と回転軸4を介して同軸上に
吸気コンプレン1ノ′5のインペラ6が連結され、ター
ビンロータ3と一体的にインペラ6がコンプレッサハウ
ジング7の内部で回転し、図示しない機関吸気通路に空
気を過給する。前記回転軸4はベアリングハウジング8
にフロートメタル9.10を介して回転自由に支持され
、このフロー1へメタル9.10にはベアリングハウジ
ング8に形成した潤滑油の供給通路11を経由して機関
の潤滑油の一部が供給される。フロートメタル9.10
を潤滑した油は、ベアリングハウジング8の出口部12
から機関のオイルパンへと還流される。
回転軸4の吸気コンプレッサ5側にはスラストカラー1
3が取イ」られ、ベアリングハウジング8に固定したス
ラス1〜メタル14に接触して回転軸4が軸方向に移動
しないように保持している。
また回転軸4の排気タービン1側にはリング溝17が形
成され、このリング溝17にシールリング15が嵌合し
、ベアリングハウジング8の内周どの間からタービンロ
ータ3側に潤滑油が流出しないようにシールしている。
なお、タービンロータ3のもつ熱が直接的に軸受側に伝
達されることのないように、タービンロータ3の背面に
位置して、ベアリングハウジング8にはヒートインシコ
レータ16が取付られている。
ターボチャージャのタービンロータ3の回転は機関の運
転条件にもよるが、毎分致方回転にも上4し、そのため
回転軸4の軸受部、つまりフロートメタル9.10には
多量の潤滑油を供給する必要があり、通常は機関の潤滑
油を利用してこの一部を供給通路11からフロートメタ
ル9.10に送り込むことにより、回転軸4が焼き例(
ことのないように強制潤滑している。
(発明が解決しようとする問題点) 前記タービン[]−夕3は高温の排気ガスに接触するた
め、耐熱性や高温強度の必要から耐熱合金を用いるのが
普通であるが、ターボラグや高温特性の改善をはかるう
えから、従来の耐熱合金よりも軽量でかつ耐熱性に優れ
た、窒化珪素、吹止珪素等のセラミックスを用いてター
ビンロータ3を製作することが提案されている(例えば
特開昭57−88201号公報参照)。
この場合、回転軸4の一部もタービンロータ3と一体の
セラミックスで形成されており、途中に金属のシャフト
が接合されるようになっている。    ゛ところがこ
のようにセラミックスで形成したタービンロータ3は、
耐熱合金に比べて耐衝撃性に=  4  − やや8点があり、このため激しい振動や衝撃が加わると
、極端な場合には、タービンロータ3や回転軸4の一部
が破損することも想定される。
万一、回転軸4がト記リング溝17の部分から破損する
ようなことがあると、シールリング15は軸方向への拘
束を受はイfい構造のため、シールリング15が排気タ
ービン側に離脱したりして、フロートメタル9に供給さ
れていた潤滑油は排気タービン1側へ多量に流出し、タ
ーボチャージヤと潤滑油を共用する機関(原動機)が潤
滑油不足に陥るという不具合を生じる。
本発明はこのような問題を解決することを目的とする。
(問題点を解決Jるための手段) この発明は、少なくとも排気タービンのタービンロータ
と、このタービンロータに吸気コンプレッサのインペラ
を連結する回転軸の一部をセラミックス月利で形成し、
この回転軸を支持する軸受と、この軸受にfill滑油
を供給する手段を備えたターボチャージVにおいて、前
記回転軸に軸受よりもタービンロータ側に位置してリン
グ渦を形成し、このリング溝にシールリングを嵌合する
と共に、このリング溝とタービンロータの間に位置して
回転軸に環状のノツチ〈切欠き)を形成する。
(作用) したがって、タービンロータに激しい振動や衝撃が加わ
ると回転軸が破損することがあるが、この場合回転軸の
ノツチの部分に応力が集中Jるため、ノツチの部分から
破損するようになる。このため、リング溝の部分から破
損することはなくなり、シールリングがリング溝から離
脱することが防11ニされる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はターボチャージVのタービンロータ3と回転軸
20を示しており、タービンロータ3は翼部21、ボス
部22ともセラミックスにより形成されている。
回転軸20はタービンロータ3側の大径部23および軸
受()[l−トメタル)9により支持されるジャーナル
部24が同じくセラミックスにより一体形成され、その
途中に金属軸25が接合されると其に、大径部23にシ
ールリング15(第4図参照)を1■合するリング溝1
7が形成され−Cいる。
そして、このリング溝17の外側つまりリング溝17と
タービンロータ3の間に位冒して回転軸20の大径部2
3に環状のノツチ26が形成される。
このノツチ26は幅の秋いスリン1〜状の溝で、底部2
7が小さな曲率となるように形成される。
なお、リング溝17の底部、底角部は緩かな曲率に設定
される。また、回転軸20の大径部23とジャーナル部
24との段付部も緩かな曲率で形成される。その他の構
成については第4図と同様である。
このよう4T構成において、タービンロータ3に何らか
の原因により破損に了るような激しい振動等が加わった
場合、第2図のようにタービンロータ3の重心Gに生じ
るアンバランス力をFとすると、回転軸20の各部には
以下のような曲げ応力を生じる。
タービン[l−夕3の重心Gからノツチ26、リング溝
17、軸受9の端部までの各距離を℃7、ヱ2 、L 
、ノツチ26、リング溝17、軸受9の各軸部の半径を
す、、b2.、b、、ノツチ26、リング溝17による
各応力集中率をα5、α2どすると、各部における曲げ
モーメント・は、M、−Fヱ、、M2=Fヱ、 、M3
−Ff!、。
となり、ノツチ26の軸部に生じる最大曲げ応力は、 σ1=α+ ×’I M + /π1,3゜−αIX’
1.F!、I/π1,3.・・・(1)リング溝17の
軸部に生じる最大曲げ応力は、σ2−α2X4.M2/
π1)32 −α2×4Fえ、/πl、22・・・(2)軸受9端部
の軸部に生じる最大曲げ応力は、σ、−=−4M、/π
l、 23 = 4 Fえ、7π1)33   ・・・(3)となる
したがって、σ1がσ2、σ、よりも大きくなるように
すれば、タービンロータ3に破損に至る力Fが加わった
ときには、回転軸20は常にノツチ26の部分から破損
することになる。
ここで、l+ =15n+m、 b 2=6.5mm、
α2−2.22、え。= 25mm、、 b 3= 5
mmどするとσ2=0.154F、σ3=0.255F
どなり、Jli+=12m+++、b 、=5.5mm
としてσ、と較べると、σ、〉σ3となるためには、σ
、=0.056α+F>σ3=0.255F、°、  
α+>4.6 を満たせば良い。
そして、このとき大径部23の半径B=8.5mm、ノ
ツチ26の底部27の曲率半径ρ−0,1mmとすると
、ノツチ26の深さく1+=Bl)+=2mmからd 
、/B=0.235、曲率半径ρ−0゜1mmからρ/
B−0,011が算出され、各種実験式に基づく応力集
中率のグラフより、α、−5゜7が選定されることが確
認されている。
即ち、回転軸20のリング溝17とタービン[l−ツタ
3の間に応力集中率が高くなる環状のノツチ26を形成
したことで、タービンロータ3に破損に至るアンバラン
ス力Fが加わったとしても、回転軸20はリング溝17
の部分あるいは軸受9の端部から破損するようなことは
なく、常にノツチ26の部分から破損するのである。
これににす、回転軸20の破損時にリング溝17からシ
ールリング15が離脱することを防止でき、したがって
軸受9に供給されている潤滑油がタービンロータ3側へ
と流出する心配はなく、潤滑油不足によるエンジントラ
ブル等を確実に回避できる。
ところで、この実施例では、ノツチ26の深さd、とリ
ング溝17の深さd2 (−B−b、)を同−深さく2
mm)にしたが、ノツチ26における応力集中率α、が
大きいため、ノツチ26の深ざd、をリング溝17の深
さd2よりも浅くすることができ、ざらに応力集中率α
、を大きく選定ずれば、即ち、ノツチ底部の曲率を小と
すればノッチ26の深さd、を一段と浅くすることも可
能となる。
したがって、ノツチ26を形成する場合、セラミックス
によりタービンロータ3ど一体形成された回転軸20に
、ダイヤモンドカッタ等によって切削加工するが、その
切込代は少なくて済み、加工が極めて容易となる。
第3図は本発明の仙の実施例を示すもので、回転軸20
の大径部23に断面がV型形状の環状のノツチ28を形
成したものである。
この場合、ノツチ28における応力集中率を大きく取る
ことが容易である。
(発明の効果) 以上のにうに本発明によれば、回転軸のリング溝とター
ビンロータとの間に応力が集中しやすい環状のノツチを
形成したので、回転軸が破損するときにリング溝の部分
から破損することはな(、軸受への潤滑油が排気タービ
ン側に流出するのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す要部断面図、第2図はそ
の詳細図、第3図は本発明の他の実施例を示す部分詳細
図、第4図は従来例の断面図である。 1・・・排気タービン、3・・・タービン[1−夕、5
・・・吸気]ンプレッサ、9・・・軸受、11・・・供
給通路、15・・・シールリング、17・・・リング溝
、2o・・・回転軸、26・・・ノツチ、28・・・ノ
ツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも排気タービンのタービンロータと、このター
    ビンロータに吸気コンプレッサのインペラを連結する回
    転軸の一部をセラミックス材料で形成し、この回転軸を
    支持する軸受と、この軸受に潤滑油を供給する手段を備
    えたターボチャージャにおいて、前記回転軸に軸受より
    もタービンロータ側に位置してリング溝を形成し、この
    リング溝にシールリングを嵌合すると共に、このリング
    溝とタービンロータの間に位置して回転軸に環状のノッ
    チを形成したことを特徴とするターボチャージャの潤滑
    油流出防止装置。
JP698485A 1985-01-18 1985-01-18 タ−ボチヤ−ジヤの潤滑油流出防止装置 Pending JPS61167128A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP698485A JPS61167128A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 タ−ボチヤ−ジヤの潤滑油流出防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP698485A JPS61167128A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 タ−ボチヤ−ジヤの潤滑油流出防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61167128A true JPS61167128A (ja) 1986-07-28

Family

ID=11653428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP698485A Pending JPS61167128A (ja) 1985-01-18 1985-01-18 タ−ボチヤ−ジヤの潤滑油流出防止装置

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JP (1) JPS61167128A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7086842B2 (en) * 2002-08-03 2006-08-08 Holset Engineering Company Limited Turbocharger
JP2010512481A (ja) * 2006-12-11 2010-04-22 ボーグワーナー・インコーポレーテッド ターボチャージャ

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