JPS61167105A - タ−ボチヤ−ジヤ - Google Patents
タ−ボチヤ−ジヤInfo
- Publication number
- JPS61167105A JPS61167105A JP575185A JP575185A JPS61167105A JP S61167105 A JPS61167105 A JP S61167105A JP 575185 A JP575185 A JP 575185A JP 575185 A JP575185 A JP 575185A JP S61167105 A JPS61167105 A JP S61167105A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- turbine
- partition plate
- division plate
- turbine case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Supercharger (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はターボチャージャに係り、特にエンジンの運転
状態に応じて、タービンケース内に設けた2つの排気流
路を切換えて運転する流路切換式ターボチャージャに使
用するに好適なターボチャージャに関する。
状態に応じて、タービンケース内に設けた2つの排気流
路を切換えて運転する流路切換式ターボチャージャに使
用するに好適なターボチャージャに関する。
従来、この種ターボチャージャに用いられるタービンケ
ースは、排気ガス流路面積が徐々に減少する渦巻き形状
で、機械加工がむづかしく、一般には鋳造によって一体
で作られている。したがってこれに用いられる材質は、
高温時の強度を確保する場合でも、ニッケルが20〜3
5%含まれるいわゆるD2B、又はD5Bが用いられて
いた。
ースは、排気ガス流路面積が徐々に減少する渦巻き形状
で、機械加工がむづかしく、一般には鋳造によって一体
で作られている。したがってこれに用いられる材質は、
高温時の強度を確保する場合でも、ニッケルが20〜3
5%含まれるいわゆるD2B、又はD5Bが用いられて
いた。
ところで、特開昭56−44421号公報にあるように
タービンケース内流路を仕切板に二分割したものが知ら
れている。しかしながらエンジンの運転状態によっては
片側の流路のみ高温の排気ガス流が流入する様な運転状
態では、仕切板の片面は高温に、他面は排ガス流がない
ため低温となり、仕切板の温度分布に大きな勾配が発生
する状態と、両側通路に排気ガス流が流入する事で、仕
切面の両面が同様に加熱される状態をくりかえすことと
なり、この結果複雑形状の仕切板に大きな熱応力がくり
返し発生し、前記したD2B又はD5B材料では、つい
には熱疲労による割れが発生する不具合があった。
タービンケース内流路を仕切板に二分割したものが知ら
れている。しかしながらエンジンの運転状態によっては
片側の流路のみ高温の排気ガス流が流入する様な運転状
態では、仕切板の片面は高温に、他面は排ガス流がない
ため低温となり、仕切板の温度分布に大きな勾配が発生
する状態と、両側通路に排気ガス流が流入する事で、仕
切面の両面が同様に加熱される状態をくりかえすことと
なり、この結果複雑形状の仕切板に大きな熱応力がくり
返し発生し、前記したD2B又はD5B材料では、つい
には熱疲労による割れが発生する不具合があった。
本発明の目的は、熱疲労による割れを防止した仕切板を
備えたターボチャージャを提供するにある。
備えたターボチャージャを提供するにある。
本発明は、タービンケースの仕切板に発生する割れが、
熱応力によるH−疲労割れである事を実験によって確認
し、この割れを解消する手・段として仕切板をタービン
ケース本体と異った耐熱応力材料によって作られたもの
をタービンケース内に一体に鋳込んだものである。
熱応力によるH−疲労割れである事を実験によって確認
し、この割れを解消する手・段として仕切板をタービン
ケース本体と異った耐熱応力材料によって作られたもの
をタービンケース内に一体に鋳込んだものである。
本発明の一実施例を図によって説明すると、第1図にお
いて1はターボチャージャ本体で、コンプレッサ部2、
軸受部3、タービン部4から成っている。5はエンジン
で吸気弁6、排気弁7を備えている。
いて1はターボチャージャ本体で、コンプレッサ部2、
軸受部3、タービン部4から成っている。5はエンジン
で吸気弁6、排気弁7を備えている。
ターボチャージャ1のタービン部4は、タービンケース
8の内部にタービン翼車9を備えている。
8の内部にタービン翼車9を備えている。
タービンケース8の内部は、仕切板10によって流路A
、流路Bの2つの流路11.12に分割されている。流
路Allと流路B12はタービンケース8の入口13の
下流直後で、切換弁14を介して連通できる形状となっ
ている。更に流路Aの11には、バイパス弁15を備え
られており、バイパス弁15の下流はタービンケース8
の出口16と連通している。
、流路Bの2つの流路11.12に分割されている。流
路Allと流路B12はタービンケース8の入口13の
下流直後で、切換弁14を介して連通できる形状となっ
ている。更に流路Aの11には、バイパス弁15を備え
られており、バイパス弁15の下流はタービンケース8
の出口16と連通している。
流路Bの12は、タービンケース8の入口13で、エン
ジン5の排気弁6と連通している。一方、エンジン5の
吸気弁6は、ターボチャージャ1のコンプレッサ部2の
吐出口17と連通している。
ジン5の排気弁6と連通している。一方、エンジン5の
吸気弁6は、ターボチャージャ1のコンプレッサ部2の
吐出口17と連通している。
18は内部にダイアフラムとバネを備えたアクチェータ
で、コンプレッサ部2の吐出口17の圧力によって、ロ
ッド19を介して切換弁14を開閉する。
で、コンプレッサ部2の吐出口17の圧力によって、ロ
ッド19を介して切換弁14を開閉する。
同様に図示していないが、バイパス弁15も、コンプレ
ッサ2の吐出口17の圧力によって開閉する構造となっ
ている。
ッサ2の吐出口17の圧力によって開閉する構造となっ
ている。
仕切板10は、例えば5US304Sのごとく、いわゆ
るステンレスや、ニッケルが50%以上含まれる超耐熱
合金のごとく、一般のタービンケース8の 鋳物材質よ
り溶融温度が高く、シかも高温時の強度が高い、耐熱応
力疲労にすぐれた材質から成っている。又、仕切板10
の外周部には適当な凹凸20が設けられておシ、この凹
凸部20を、タービンケース8が鋳造される時にタービ
ン翼車78の鋳造材料中に同時に鋳込む事によって仕切
板10と、タービンケース8を結合、固定する形状とな
っている。
るステンレスや、ニッケルが50%以上含まれる超耐熱
合金のごとく、一般のタービンケース8の 鋳物材質よ
り溶融温度が高く、シかも高温時の強度が高い、耐熱応
力疲労にすぐれた材質から成っている。又、仕切板10
の外周部には適当な凹凸20が設けられておシ、この凹
凸部20を、タービンケース8が鋳造される時にタービ
ン翼車78の鋳造材料中に同時に鋳込む事によって仕切
板10と、タービンケース8を結合、固定する形状とな
っている。
゛・:)以上の様な構造において本発明の一実施例の動
′鼻例を説明すると、今エンジン5が低速度で運転して
いると、エンジン5から排出される排気ガス量がすくな
く、タービンケース8の入口13から排気ガスの全量が
、流路Bの12へ導入されタービン翼車9を駆動して出
口16から排出される。
′鼻例を説明すると、今エンジン5が低速度で運転して
いると、エンジン5から排出される排気ガス量がすくな
く、タービンケース8の入口13から排気ガスの全量が
、流路Bの12へ導入されタービン翼車9を駆動して出
口16から排出される。
この駆動力によってコンプレッサ部2が作動し、新気を
コンプレッサ吐出口17から、エンジン5の吸気弁6へ
圧送するが、圧送圧力が低いため、アクチュエータ18
は作動せず、切換弁14は全閉状態にあるため、流路A
の11には、排気ガスは全く流入しない。
コンプレッサ吐出口17から、エンジン5の吸気弁6へ
圧送するが、圧送圧力が低いため、アクチュエータ18
は作動せず、切換弁14は全閉状態にあるため、流路A
の11には、排気ガスは全く流入しない。
この様な運転状態では、仕切板10の流路B側は排気ガ
ス流にさらされ、約700C〜900Cと高温となるが
、流路A側は全く排気ガス流に接しないため常温にさら
されておシ、この結果、仕切板10には大きな熱勾配が
発生するため、大きな応力が発生する。更にエンジン5
の運転速度が上昇すると、それに比例して排気ガス量が
増加するため、タービン翼車9の駆動力が増加し、コン
プレッサ吐出口17の圧力が上昇する。
ス流にさらされ、約700C〜900Cと高温となるが
、流路A側は全く排気ガス流に接しないため常温にさら
されておシ、この結果、仕切板10には大きな熱勾配が
発生するため、大きな応力が発生する。更にエンジン5
の運転速度が上昇すると、それに比例して排気ガス量が
増加するため、タービン翼車9の駆動力が増加し、コン
プレッサ吐出口17の圧力が上昇する。
この圧力が設定値を越えると、アクチュエータ18が作
動し、切換弁14が開弁するため、この量弁量に見合っ
た排気ガス流が、流路Aの11へも流入する。この結果
、仕切板10の流路A側の温度も上昇し、温度勾配も小
さくなるため、仕切板に発生していた応力も低下する。
動し、切換弁14が開弁するため、この量弁量に見合っ
た排気ガス流が、流路Aの11へも流入する。この結果
、仕切板10の流路A側の温度も上昇し、温度勾配も小
さくなるため、仕切板に発生していた応力も低下する。
更にエンジン5のスピードが上昇すると、前記と同様、
コンプレッサ吐出口17の圧力が更に上昇するため、設
定値を越えるとバイパス弁15が開弁踵排気ガス流の一
部がタービン翼車を介さず直接タービンケース8の出口
16へ排出される。
コンプレッサ吐出口17の圧力が更に上昇するため、設
定値を越えるとバイパス弁15が開弁踵排気ガス流の一
部がタービン翼車を介さず直接タービンケース8の出口
16へ排出される。
この結果、再びll流路Bを通過する排気ガス量は低下
し、この結果仕切板1oの両面の温度勾配が増加して、
仕切板1oには再び熱応力が発生する。
し、この結果仕切板1oの両面の温度勾配が増加して、
仕切板1oには再び熱応力が発生する。
以上の様な運転をくりかえすと、仕切板1oには熱応力
が〈シかえし発生するため、一つの実験例では、従来の
タービンケースと同一材料(1例ではD5B)で鋳造さ
れた仕切板1oには約150、〜200サイクルで熱応
力による疲労割れが発生したが、本案のごとく、仕切板
材質を、タービンケース材より溶融温度の高い材料を選
ぶことによって、タービンケース鋳造時に仕切板を溶解
する事なく一体で鋳込む事が可能となシ、更に一般に溶
融温度の高い材料は、耐熱応力疲労に強く、この程の温
度勾配によって発生する熱応力では疲労による割れは発
生しない。
が〈シかえし発生するため、一つの実験例では、従来の
タービンケースと同一材料(1例ではD5B)で鋳造さ
れた仕切板1oには約150、〜200サイクルで熱応
力による疲労割れが発生したが、本案のごとく、仕切板
材質を、タービンケース材より溶融温度の高い材料を選
ぶことによって、タービンケース鋳造時に仕切板を溶解
する事なく一体で鋳込む事が可能となシ、更に一般に溶
融温度の高い材料は、耐熱応力疲労に強く、この程の温
度勾配によって発生する熱応力では疲労による割れは発
生しない。
〔発明の効果]
本発明によれば、タービンケースの仕切板に、熱応力に
よる疲労に強い材料を使用する事が自由に出来るため、
エンジンの運転状態によって発生する高い温度勾配によ
る熱応力に対して充分に耐え得、この結果、最も割れの
発生しやすい仕切板部の割れを完全に防止出来る。
よる疲労に強い材料を使用する事が自由に出来るため、
エンジンの運転状態によって発生する高い温度勾配によ
る熱応力に対して充分に耐え得、この結果、最も割れの
発生しやすい仕切板部の割れを完全に防止出来る。
第1図は本発明による構造を説明する部分断面図、第2
図は第1図のA部の拡大断面図を示す。 1・・・ターボチャージャ本体、4・・・タービン部、
5・・・エンジン、8・・・タービンケース、9・・・
タービン翼車、10・・・仕切板、11.12・・・流
路A、B、14・・・切換弁、15・・・バイパス弁。
図は第1図のA部の拡大断面図を示す。 1・・・ターボチャージャ本体、4・・・タービン部、
5・・・エンジン、8・・・タービンケース、9・・・
タービン翼車、10・・・仕切板、11.12・・・流
路A、B、14・・・切換弁、15・・・バイパス弁。
Claims (1)
- 1、エンジンの排気ガス流によつてタービンを駆動し、
この駆動力によりコンプレッサを運転してエンジンに新
気を圧送するターボチャージャにおいて、タービンケー
ス内の排気ガス流路を分割する仕切板を前記タービンケ
ース内に設け、前記仕切板の材質を前記タービンケース
本体の材質より溶融温度の高い材質として、前記タービ
ンケースの鋳造時に前記仕切板を前記タービンケースに
同時に鋳込んで結合した事を特徴とするターボチャージ
ャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP575185A JPS61167105A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | タ−ボチヤ−ジヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP575185A JPS61167105A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | タ−ボチヤ−ジヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61167105A true JPS61167105A (ja) | 1986-07-28 |
Family
ID=11619817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP575185A Pending JPS61167105A (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | タ−ボチヤ−ジヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61167105A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4985193A (en) * | 1989-02-21 | 1991-01-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aramid yarn process |
JP6530157B1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-12 | カルソニックカンセイ株式会社 | タービンハウジングの製造方法 |
WO2019124546A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | カルソニックカンセイ株式会社 | タービンハウジングの製造方法 |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP575185A patent/JPS61167105A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4985193A (en) * | 1989-02-21 | 1991-01-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aramid yarn process |
JP6530157B1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-12 | カルソニックカンセイ株式会社 | タービンハウジングの製造方法 |
WO2019124546A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | カルソニックカンセイ株式会社 | タービンハウジングの製造方法 |
EP3730760A4 (en) * | 2017-12-22 | 2021-04-14 | Marelli Corporation | METHOD OF MANUFACTURING A TURBINE HOUSING |
US11371367B2 (en) | 2017-12-22 | 2022-06-28 | Marelli Corporation | Manufacturing method of turbine housing |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4794758A (en) | Method of controlling a turbocharger | |
US4875837A (en) | Two-flow-passage type exhaust gas driven turbo-charger | |
US20150308273A1 (en) | Shrouded single crystal dual alloy turbine disk | |
US4473336A (en) | Turbine blades | |
JPS62182444A (ja) | ガスタ−ビン冷却空気制御方法及び装置 | |
JPH07286503A (ja) | 高効率ガスタービン | |
JPS627934A (ja) | 可変容量式タ−ボチヤ−ジヤ | |
JPH10227229A (ja) | 燃焼器の蒸気による冷却構造 | |
JPS61167105A (ja) | タ−ボチヤ−ジヤ | |
JP2001173404A (ja) | ガスタービンバケット壁厚制御 | |
JP2015526629A (ja) | 部品及び部品の冷却方法 | |
EP1098070A1 (en) | A steam turbine with an improved cooling system for the casing | |
JP4012054B2 (ja) | 高圧タービンブレードの後縁の高温状態の改良 | |
JPH10246109A (ja) | 過給式内燃機関用の排気装置 | |
JP2001521599A (ja) | タービン翼、その用途ならびにタービン翼の冷却方法 | |
JPH0649616A (ja) | ターボチャージャのタービンハウジング | |
JPH0578655B2 (ja) | ||
JPH0791555A (ja) | 高温度用水冷式ちょう形弁 | |
CN100535166C (zh) | 金属保护层 | |
JP2000291441A (ja) | ターボチャージャのインペラ | |
JP2012140961A (ja) | タービン車室の製造方法とそのタービン車室 | |
JPS6011631A (ja) | タ−ボチヤ−ジヤ用タ−ビンハウジング | |
JPH07208189A (ja) | エンジンの過給機冷却装置 | |
JPH11336554A (ja) | ターボチャージャ | |
JP2020051395A (ja) | 排気ターボ過給機の構造 |