JPS61165494A

JPS61165494A - オープンシールド掘進機

Info

Publication number: JPS61165494A
Application number: JP29870185A
Authority: JP
Inventors: 植村　厚一; 誠植村
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-12-28
Filing date: 1985-12-28
Publication date: 1986-07-26
Also published as: JPS6349039B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、上面を開口した掘進機であるオープンシール
ド掘進機に関するものである。

〔従来の技術とその問題点〕

在来のオープンシールド工法、オープン式推進工法、オ
ープン式けん引上法、オープン式自走前進工法等のオー
プン式１法に用いる１体式又は分割式掘進機は推進ジヤ
ツキにより前進させる為に推進機の長さが長くなり、方
向修正が難しく、急カーブ施工ができない欠点がある。

ところで、実開昭５４−６３９０４号（実願昭５２−１
３７８０４号）にはカーブ掘進が円滑に行なわれるもの
として、フロント部、第１テール部、第２テール部の三
分割されたオープンシールド掘進機が示されているが、
この例ではそれぞれ油圧ジヤツキで相互に連結される。

これでは、前記のごとく掘進機全体の長さは長いままで
あり、また分割数が多いので推進ジヤツキの数も多くな
り、しかも前進工程はかなり複雑な作業が要求される。

本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、分割体を
２個として部材数や作業手順を簡素化するとともに特に
分割体のうちテール掘進機を短くでき、しかも掘削機後
部の側方土砂の崩壊をも防げるオープンシールド掘進機
を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するため、上部に開口部を有す
るフロント掘進機とテール掘進機を摺動自在に嵌合させ
、両掘進機間にはジヤツキ前進設備を介設すると共に、
連結部材と連結部材の着脱自在な定着具及びけん引ジヤ
ツキ設備よりなるけん引設備を配設し、テール掘進機の
上部側板を後方に伸長させたことを要旨とするものであ
る。

〔作用〕

本発明によれば、テール掘進機はけん引されて前進する
ものであり、推進ジヤツキで押出す場合と比べて短いも
のですむ。また、このようにテール掘進機は全体として
は短いが、その上部側板は後方に伸長され、この部分で
掘進機後部の側方土砂の崩壊を防げる。また、これによ
り埋戻覆土した土砂が安息角になってもテール掘進機内
に侵入するのを防げる。

〔実施例）以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明のオープンシールド掘進機の第１実施例
を示す側面図、第２図は同上正面図で、地中に前進させ
る上面を開口した掘進機（２）を前部のフロント掘進機
（２１）と後部のテール掘進機（２２）に二分割してそ
れぞれの長さを短くし、両者（２ｘ　）　　（２２）を
摺動自在に嵌合させ、両掘進機（２１）　　（２２）間
にはフロント掘進機（２１）前進用のジヤツキ前進設備
（６）を配設するとともに、テール掘進機（２２）を前
進用の連結部材（８）を脱着自在に定着する定着具（９
）を両端に有する連結部材（８）とけん引ジヤツキ設備
（７）より構成するけん引設備を配設した。

そして、テール掘進機（２２）の上部側板（３１）は後
方に伸長させ、伸長部（３２）を形成する。

さらに、他の実施例として第３図に示すように掘進機（
２）の上部側板（３１）の後部で、前記伸長部（３２）
　　（３２）間に掘進機（２）と分離可動又は１体土留
設備（１１）を配設した。

次に使用法及び動作について説明すると、フロント掘進
機（２Ｌ）の前進方法は第１図に示すように連結部材（
８）の定着具（９）を解放し、テール掘進１ｆｉ（２２
）内の地中構造物（１）を反力に用いてジヤツキ前進設
備（６）を作動してフロント掘進機を前進させる。方向
修正が必要な時は、上下左右のジヤツキ前進設備（６）
を調整して上下左右の方向修正をする。

テール掘進機（２２）の前進方法は、第３図に示すよう
に定着具（９）を連結部材（８）に定着してけん引ジヤ
ツキ設備（７）を作動し、テール掘進機（２２）をけん
引するようにして前進させる。この時の前進反力はジヤ
ツキ前進設備（６）を介するテール掘進機（２２）に後
続する地中構造物（１）群とフロント掘進＃！Ａ（２ｔ
）の双方を反力に用いる。又、上下左右のけん引ジヤツ
キの設備（７）の壕作によりテール掘進機の上下左右の
方向を修正する。

フロント掘進機（２１）とテール掘進機（２２）間に配
設するジヤツキ前進設備（６）とけん引ジヤツキ設備（
７）は図示しないが、テール掘進機（２２）側に配設し
てもよい。切羽土砂の排土方法は第１図に示すように地
上のタラムシエル（２２）によりフロント掘進機（２１
）上面の開口部より排出する。

地中構造物（１，）のテール掘進機（２２）内への配役
は第２図、第３図に示すように発進基地内に吊下しセッ
トした地中構造物（１）を地中に推進してテール掘進機
（２２）内へ前進させる。

また、地中構造物（１）上には埋戻覆土（２３）を適宜
施していく。

この場合、テール掘進ｆｉ（２２）の上部側板（３１）
の伸長部（３２）は掘進機後部の側方土砂の崩壊を防ぐ
とともに、埋戻覆土（２’３）　した土砂が安息角にな
ってもテール掘進機（２２）内に侵入する。

さらに、土留設備（１１）がある場合はこれが埋戻覆土
（２３）　した土砂が掘進機（２）内に侵入するのを防
ぐと共に、上部側板を分割前進させるような場合は埋戻
覆土した土砂を前進反力に用いることができる。

以下、前述のようにフロント掘進機前進−テール掘進機
前進切羽土砂排土−地中構造物前進を繰返して地中に掘
進機を前進させるものである。

また、図示は省略するが排土方法は前記のごとくクラム
シェル（２２）を用いる他、スクリューオーガー設備を
利用してもよく、フロント掘進機（２１）内に隔壁を設
はスクリューオーガー設備でこの隔壁の後方へ排土する
ようにしてもよい。さらに、フロント掘進機（２１）内
に配設した隔壁を貫通する拌攪軸の前部には攪拌刃を、
後部には攪拌機を配設し、隔壁前部の土砂を給水攪拌し
、排土パイプにより泥水排土するか、サンドポンプ等に
より排土することもある。

一方、テール掘進機（２２）内に配設する地中構造物は
テール掘進機（２２）内に次々に組立てる支保工、セグ
メント等の組立式地中構造物を組立て配設するか、テー
ル掘進機（２２）内に吊下して配設する吊下セット式地
中構造物を用いてもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明のオープンシールド掘進機は、
地中に前進させる上面を開口した掘進機を二分割して個
々の掘進機の長さを短くして上下左右の方向修正を容易
にし、特にテール掘進機内にジヤツキ設備を配設しない
場合はテール掘進機の長さをジヤツキ長さとそのストロ
ーク長さ分を短くできるので方向修正が容易になる利点
がある。

さらに切羽土砂の排土は地上の掘削機によりフロント掘
進機上面に排土できるので排出が容易で工期を短縮でき
、経済的である。又、掘進機を前後に短く二分割して前
進させることにより個々の掘進機の前進設備は小さくて
よく経済的であり、且つ巨大な前進反力設備を必要とせ
ず、さらに経済的である。

また、このようにテール掘進機の長さを全体としては短
くしてカーブ等の動作が容易にできるようにするととも
に、その後方に伸長部を形成し、これで埋戻覆土する土
砂の侵入や掘進機後部の側方土砂の崩壊をも防ぐように
配慮できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のオープンシールド掘進機の実施例を示
す側面図、第２図は同上正面図、第３図は同上他の実施
例を示す側面図である。１・・・地中構造物　　　２・・・掘進機２１・・・フ
ロント掘進機２２・・・テール掘進機　３１・・・上部側板３２・・
・伸長部　　　　６・・・ジヤツキ前進設備７・・・け
ん１式ジヤツキ設備８・・・連結部材　　　　９・・・定着具１１・・・土
留設備　　　　２２・・・クラムシェル２３・・・埋戻
覆土

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上部に開口部を有するフロント掘進機とテール掘
進機を摺動自在に嵌合させ、両掘進機間にはジャッキ前
進設備を介設すると共に、連結部材と連結部材の着脱自
在な定着具及びけん引ジャッキ設備よりなるけん引設備
を配設し、テール掘進機の上部側板を後方に伸長させた
ことを特徴とするオープンシールド掘進機。
（２）上部側板伸長部に１体式又は可動式の土留設備を
有する特許請求の範囲第１項記載のオープンシールド掘
進機。