JPS61165076A - バタフライ弁及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明ははん用のバタフライ弁に係り、特に現在多用さ
れる国際規格、すなわち八ＦＮＯＲ１Ｄ　Ｉ　Ｎ、Ｉ　
ＳＯ，ＡＮＳ　Ｉ、ＡＷＷＡ、ＭＳＳｌＢＳ及びＪＩＳ
に合うように作られたタイプのフランジの何れをも取り
付は得るバタフライ弁及びその製造方法に関する。

〔従来技術及び問題点〕

バタフライ弁は、一般論としては、本体とバタフライと
シールライニングとを有し、上記本体は１箇又は何部か
の部品より成り、中央孔と、この床の開口部の中央部に
面し、半径方向の２箇の半径面と、上記中央孔の中心線
に直角に設けられた横断孔とを有し、上記バタフライは
上記横断孔に挿入された１本以上の作動軸によって回転
できるように組み立てられ、上記シールライニングは上
記本体及びバタフライと共働して、上記弁が閉じられた
時に上流側と下流側を完全に遮断する。

本発明は特に上記シールライニングが弾力を有する可撓
性のリング又はスリーブより成り、ほぼＵ字形の部分を
有し、そのコアが上記本体の中央孔をライニングし、こ
のコアの側部が上記本体の半径面に対して上に延び、上
記弁の配管への接続部の外側をシールする構造のバタフ
ライ弁に関する。

この観点から注目すべきことは、本発明に基く上記タイ
プのバタフライ弁は、通常、２箇の接続用フランジによ
って配管に接続され、この一方のフランジが半径面を有
し、この半径面が上記弁本体の半径面に緊結装着される
形状である。そのために、上記各フランジは均等に配設
された一連の軸線上の孔に取り付けられ、この孔にピン
又はねじが挿入される。このピン又はねじはそれぞれ上
記両フランジの一対の同軸孔に螺合され、その各端部が
固定される。このようにする目的は上記弁の半径面に添
って上昇する弾力を有する可撓性のリングを部分的に押
圧して外部シールを行ない、上記上流側及び下流側の配
管のパイプと上記バタフライ弁との間に機械的な継手と
しての作用を生−ビさせるためである。

またさらに、多くのタイプのバタフライ弁では、上記ス
リーブの側部は本体の合わせ目の円形の凹部に部分的に
整合する。バタフライ弁によっては、上記凹部が本体の
中央孔から外側に、半径面が上記面から軸方向に偏心し
ているものもある。この場合、上記凹部の半径面で、上
記スリーブの側部が上記凹部の深さより少し厚くなり、
上記スリーブの端部が上記環状の溝に整合してほぞの作
用をする形状である。

この形状によって上記スリーブは本体に適当に固定され
ると共に上記側部を押圧する力が所要のシールを行なう
に適当な強さに限定されるので、上記ピンの固定の際に
生ずる歪みによって、上記フランジの半径方向の力が上
記弁の本体の半径面を押す時に上記シールが形成される
。

このタイプのバタフライ弁では、本体がピン又はねじに
よって上記フランジの中央に支持される。

そのために、中央部に（又は必要に応じて横方向に２箇
の）リブを弁本体の周囲に設けても良く、この場合、軸
線方向に又は切込部を設け、この孔又は切込部に上記ピ
ン又はねじを螺合挿入する。

しかしながら現状では、同一タイプのバタフライ弁でも
、そのフランジの内径、このフランジに設けられた上記
ピン又はねじの孔の角度、この孔の上記フランジの中心
線までの距離、及び上記孔の直径が、上記現行の各種規
格のどれを適用されるかによってことごとく異なって来
る。

このようにフランジの形状に差があるので、各タイプの
フランジに適合させるためにバタフライ弁に細部にわた
り区分せざるを得す、特に上記ピン又はねじを挿入する
孔又は切込部の位置及び寸法を゛細かく規定する必要が
生じている。

さらに、上記説明で明らかなように、上述のバタフライ
弁では、スリーブの側部がフランジの半径面で押圧され
るので、上記スリーブが移仙し、これに対応して上記ス
リーブのバタフライを支持するコアの厚さにばらつきが
生ずる。このバタフライ弁の上流側及び下流側の緊結度
の均一性、従ってその作動トルクに、上記スリーブの圧
縮による変形の有害な影響が表れる。

その結果、使用するフランジは適用規格に合わず、内径
が異なるためにそのバタフライ弁の気密性や作動トルク
にばらつきが生ずる。その原因は、上記弾力性を有する
スリーブが圧縮される時に容積が変化するためである。

〔発明の目的及び効果〕

本発明の主な目的は上記欠点を除去することにある。本
発明で提案するバタフライ弁は、上述のバタフライ弁に
似てはいるが、弁の本体の周辺部の形状が明確であり、
タイプが異なり、内径が異なるフランジの間の中央に取
り付けることができ、直径の異なる固定用の孔を異なる
位置に設けて上記各種規格の何れにも適合させることが
できる点が、上記従来のバタフライ弁と異なる。さらに
、本発明に基く上記バタフライ弁の本体の半径面に設け
られた円形の凹部も、この凹部に整合する形状の上記ス
リーブ側部も、このバタフライ弁の緊結性及びトルク特
性に対するフランジの内径の影響を押さえ得る形状であ
る。

〔発明の概要〕

上記第１の目的を達成するために、上記バタフライ弁の
半径面上の凹部に、上記バタフライ弁の本体に添って湾
曲する形状のフレヤ部と、ほぼ円錐形の受容部と、内側
部が上記受容部につらなり、外側部の端部が上記半径面
の高さに達するように上記本体の内部で軸線方向延びる
環状の溝とを連結的に設ける。

この場合、上記スリーブは、側部の内側の形状が上記凹
部の形状にほぼ合致するが、その外径は上記環状の溝の
外径より小さいので上記スリーブの側部と上記環状溝の
外側部との間に環状の予備的な空間が形成され、上記フ
レヤ部分に対向するように上記スリーブの溝部に平らな
面が設けられ、この平らな面は上記半径面内にあり、上
記受容部及び環状の溝に対向するようにバルジが設けら
れ、このバルジは上記半径面に対して接線を形成し上記
半径面から軸線方向外側に偏心する。

その結果、上記ピンをしめつけると、上記バルジは上記
フランジの半径方向の力によって上記フランジが上記バ
タフライ弁の面に突き当るまで押圧される。上記バルジ
は、上記突き当りの俊、上、記フランジの半径面による
押圧によって平らにされ、従って上記バタフライ弁の半
径面を含む面に合わさる。

上記作用の途中で、上記バルジが押圧されると、上記ス
リーブの側部の弾力を有する部分が移軌し、この部分が
上記四部の受容部によって上記環状の溝の中に押され、
上記予備的空間を満たし、上記フレア部の端部は上記ス
リーブの弾力部分がスリーブのコアの方に変形するのを
完全に防ぐ。

ここで指摘したいことは、上記スリーブの側部の平らな
外面とバルジが接合する部分の直径は、タイプの異なる
どのフランジの最大内径よりも大きく、従って上記スリ
ーブのバルジが適当に押圧される。

他方、上記環状の溝の外側部の直径は、上記スリーブの
側部を押圧するフランジの半径面の一部の最小外径より
小さいので、このスリーブの側部の一部が常に上記バタ
フライ弁の反対の半径面に突き当っている。

上記バタフライをフランジの間で心出しすること及び作
動圧力が加えられている状態で下流側のバイブを取り外
すことについては問題があり、この問題を解消するため
に本発明では、上記各種規格に基く異なるタイプのフラ
ンジにピン又はねじを取りつけるための孔の関係位置を
測定した結果を基にして、固定用の孔の位置を信組かに
分類した。この信組かの孔をあけるべき半径面に突出部
を設け、この突出部を識別し易い部分にひとまとめにし
、他の組の孔をあけるべき突出部から明瞭に区別できる
ようにした。

また本発明は、上記本体を上記全てのタイプのフランジ
の何れか１つのタイプのフランジの間に取り付けて、バ
タフライ弁全体としては最大作動圧力が加えられている
状態でも、下流側のバイブを取り外すことができ、しか
もこのバタフライ弁の寸法及びｌｆｆ１を最小にしたバ
タフライ弁を提供する。

本発明に基く形状の上記バタフライ弁の本体は、その周
縁部に２箇以上のボスを有し、このボスは上記具なるタ
イプのフランジに合わせて組をなすピン又はねじを通す
範囲で突出し、上記ボスの上記バタフライ弁の半径面内
での断面形状は上記組をなすピン又はねじの通路をその
組ごとにその組の分の通路だけを含むようにしであるの
で、そのボスにはその組に属するピン又はねじの挿入孔
をあけることができ、このボスの数は上記バタフライ弁
の呼び径及び最大作動圧力に基いて決める構造である。

〔実施例〕

第１図及び第２図に示すように、バタフライ弁は従来か
ら、本体１、閉鎖部６、及びシールライニングを有し、
上記本体１は円筒形の中央孔２と、この中央孔２の中心
軸線に平行にかっこの中心軸線に対して半径方向の延び
る２つの面３．３と、上記中心軸線ｘ−ｘ’　に対して
直角に、かつ上記本体１の半径方向の首部５の中で延び
る横断孔４とを有し、上記開鎖部６は中央孔２の中に、
少なくとも作動軸７によって回転できるように取り付け
られ、この作動軸７は上記横断孔４に挿入され、上記シ
ールライニング部は弾力を有する可撓性のリング又はス
リーブ８より成り、このリング又はスリーブは断面がＵ
字形であり、そのコア９は本体１の中央孔２（第３図）
をライニングし、このコアの側部１１．１２は円形の凹
部１３．１４で上に曲げてあり、この凹部１３．１４は
上記本体１の半径方向の側面３に設けられる。

このタイプの弁の一般的作動原理は周知であるから、細
部説明を省略する。しかしながらここで指摘しておかな
けれがならないのは、このバタフライ弁は閉鎖部６を四
半回転するだけで、作動軸７が首部５から突出し、作動
するという点である。

これと同様に、このタイプの弁の、フランジの間にある
時の一般的作動原理も周知であるから、細部説明を省略
する。

これに関連して簡単に指摘しておきたいことは、上記フ
ランジは半径方向に１つ以上の面を有し、この面に上記
弁の半径方向の力が加えられ、この面の周囲に軸線方向
の孔が設けられ、この孔は上記フランジをピン状のボル
ト又はねじで機械的結合するために使用される形状であ
るという点である。上記弁はパイプの端部に整合装着さ
れた２箇のフランジの間に取り付けられ、上記２箇のフ
ランジの一対の合わされる孔に上記ピン又はねじが挿入
され、ナツト又はねじで固定され、上記２箇のフランジ
の半径方向の力が上記弁の合致する２面３．３に加えら
れて上記スリーブ８の側部１１゜１２を押圧するので上
記結合部で緊結される。

ここで注意すべきことは上記フランジの半径方向の力が
大きくなっても上記弁の面に平らにすなわち均等に加え
られるという点である。

上述のように本発明は第１段階として、上記弁の半径方
向の側部３及びスリーブ８の側部１１゜１２に円形の溝
１３．１４を設けて、上記弁に他のタイプのフランジを
使用しても上記弁の緊結性及びトルク、特性に障害が生
じないようにする。

この構造を、第４図によってさらに詳細に説明すれば、
上記弁の半径方向の各側面３に凹部１３゜１４を設け、
この凹部１３，１４は連続する第１部分乃至第３部分１
８乃至２０を有し、上記第１部分１８は本体１の中央孔
２につながり、上記本体の面３（面Ｐ　　Ｐ　　’）か
ら距ｌ１１ｔ１１だけ離間して上記本体をよぎる第１半
径面Ｐ１Ｐ１′から、上記面ＰＰ’から距離１□だけ離
間する第２半径面ＰＰ’（点Ｂ）まで湾曲して延びる形
状であり、上記距離１１より短く、上記第１部分１８の
端部の直径Ｄ１は本体１の中央孔２の直径りより大きく
、上記第２部分１９はほぼ円錐形であり、上記本体１の
方にｙ！ｔ″Ａし、端部が第３半径面Ｐ３Ｐ３′に達し
、この第３半径面Ｐ３Ｐ３′は半径面３（面Ｐ　　Ｐ　
　’）から距離ｆＪ３だけ離ＯＯ 圓し、この距ｌｌ１１１３は上記距離ｊ２より長く、上
記第３部分は上記本体の内側に向かって軸線方向に延び
る環状の溝２０を形成し、この環状の溝２０は連続的に
内側の円筒形側部２１、溝形の底部２２、及び外側の円
筒形側部２３を有し、上記円筒形内側部２１は上記第２
部分１９につながり、上記溝形底部２２は上記本体１の
中心軸線の方に・近づき、上記円筒形外側部２３の直径
Ｄ２は上記直径Ｄ１より大きい。

上記構造はざらにライニングスリーブ８を含み、このラ
イニングスリーブ８の側部１１，１２はそれぞれ内側が
上記凹部１３．１４にほぼ一致する形状であり、外径Ｄ
３は上記溝２０の外側部２３の直径Ｄ２よりやや小さく
、従ってその他の部分すなわち溝２０の上記外側部２３
と上記側部１１゜１２の外縁２５と間に環状の予備空間
２６が形成され、この環状空間の容積を■で表わす。

さらに上記側部１１．１２は共にその外形が、上記スリ
ーブの内側部から半径面２７及びバルジ３２を有し、上
記半径面２７は半径面３の面Ｐ０Ｐｏ′上にあり、スリ
ーブ８のコア９の内面２８から直径Ｄ１まで延び、これ
に対し上記半径面２７とスリーブ８の内面２８との接合
部は曲率中心Ｃ１を有する湾曲面３０の一部をなし、上
記バルジ３２は上記第２部分１９及び凹部１３．１４の
満２０に対向し、端部が側部１１．１２の外縁２５にな
る。

さらに具体的には、上記バルジ３２は半径面３の面Ｐ。

Ｐｏ′を越えて軸線方向に突出し、この面Ｐ。Ｐｏ′か
ら突出する部分の体積Ｖ′は上記空間の容積■にほぼ等
しい。従って、上記フランジが上記弁の本体にしっかり
と取り付けられると、半径面２７は上記バルジ３２を而
Ｐ。Ｐｏ′の方に押して平らにし、前記側部の弾性材料
を移動させ、この弾力のある側部が上記容積が■の空間
をなくす。従って上記凹部１３．１４の外形及び上記ス
リーブ８の側部１１．１２の外形は上記弾性材料が変形
して空間Ｖ′から空間Ｖに移動し、上記弾性材料が上記
弁の本体の中に（特にスリーブ８のコア９の方に）移動
突出しないように、つまり上記弁の緊結性とトルク特性
を阻害しない形状に設計される。

上記構造の効果によって、凹部１３．１４の（ほぼ円錐
形の）第２部分１８の上記中央孔中心線に対する傾斜角
度は１０°乃至４０°の範囲内で最も良い値となる。

上記第２部分１９の基部の直径Ｄ１は、上記側部１．１
．１２のバルジ３２からバルジ３２までであり、上記弁
に使用されるフランジの最大内径Ｄ１′以上である。

また、スリーブ８の側部１１．１２の一部は上記環状の
溝２０の中に整合して上記スリーブ８を弁の本体１に固
定するほぞの作用をする。これは上記弁の内部に、例え
ば大気圧より低い圧力で作動させ、又は上記弁の内部に
流体を流す場合に、凹部が生じないようにするためであ
る。

上記凹部１３，１４と中央孔２との接合部１８は丸い形
状であり、スリーブ８に歪（こすれ、圧縮等）による引
裂きが全く生じない形状である。

第４図に示す例では、フランジ３６は、その一部だけが
上記弁の合致する半径面３に対応するが、このフランジ
３６は位置に半径面３７を有する。

上記フランジが気密に取り付けられた時に、上記高い位
置にある半径面３７が上記弁の半径面３に当るようにし
なければならないのは当然であり、これによりスリーブ
８の側部１１，１２が所定の正比になる。従って、上記
高い位置の半径面３７の外径を変え得るように、上記溝
の側部の直径Ｄ２を、弁に使用するフランジの上記高い
位置にある半径面３７の最大外径Ｄ２′より小さくする
。

もちろん、本発明では、上記側部１１．１２の形状によ
ってスリーブを特殊な形状に限定されない。例えば、第
３図に示すように、スリーブのコアに円形のリブ４２を
設け、このリブ４２を本体１の中央孔２の半径方向の溝
４３に整合する形状にすることもできる。

さらに、上述の寸法にするために、弁の本体は、現在広
く用いられている国際規格（ＡＦＮＯＲ。

Ｄ　ＩＮ、１８０．ＡＮＳ　Ｌ　Ｊ　Ｉｓ、ＢＳ）のど
のタイプのフランジでも使用できる外形にしなければな
らない。その際、弁の重量を最適化し、下８ｉ側のパイ
プが最大作動圧力で外れることのないようにしなければ
ならない。

公知のように、フランジと弁の固定点の数は、上記下流
側のパイプが外れた時に弁に加える歪によって直接的に
決まり、この時の歪は、上記閉鎖部のストッパーに加え
られる流体の圧力と、上記上流側のフランジに対するス
リーブの側部の圧縮と、上記弁及びイのアクチュエータ
ーの型Ｏとを含む。

上記最適作動圧力のもとで上記力を加えられると、上記
歪が最大となり、この最大歪に応じて上記固定点の数及
び寸法を決める。

上記手順に引続いて、最大歪に応じて上流側のフランジ
を十分安全に維持するために必要なピン又はねじの最低
所要数を、弁の各部の直径ごとに決める。

実際に、弁の半径面上では、各タイプの弁に用るタイプ
の異なるフランジのピン又はねじの取付位置は全て輪郭
が明示された範囲内にまとめられ、相対位置が明示され
る。

従って本発明は、フランジと弁本体との固定点を明確に
する長所を有する。

この長所を具体化するために、ボスを弁本体の周囲又は
弁本体を含む部分の周囲に設け、このボスにピン又はね
じを取り付けるための孔をあける。

その手順は、ボスの数を上述のように最大歪に耐えるた
めに必要なピン又はねじの最低所要数と同数とし、上記
ボスの位置を上記所定の固定点の位置に一致させ、上記
ボスを、弁の半径面内で、異なるタイプのフランジに使
用するピン又はねじ用の孔をまとめである範囲を十分に
収め得る大きさにする。

第１図及び第２図ではピン又はねじの孔をまとめた部分
３８．３９は２つだけであるが、この両図に示すように
、他のまとめる部分を上記弁の本体１の周囲に全く同様
に設けることができる。

この第１図及び第２図にボスを２つだけ示す。

すなわち、一方のボス４０は弁本体１の首部５に隣接し
、他方のボス４１は反対側にある。

上記手順終了後、上記弁を選択されたタイプのフランジ
の間に取り付けるためになすべきことは、上記２つのボ
スに、上記ピン又はねじの取付は孔を、上記フランジの
タイプに応じて適当な位置に適当な寸法で設けることだ
けである。

より一般的に表現すれば、本発明に基く弁本体の製造工
程は次の各段階を含む。すなわち、上記選択された弁に
同軸に重なるように取り付けられる異なるフランジの孔
の半径面上のボスの面積を上記弁の呼び径に応じて各範
囲毎に決め、上記下流側のパイプを最大作動圧力で外す
のに必要かつ十分な固定部の数を、従来の計算方法によ
る強度計算で求め、上記計算結果及びボスの面積に基い
て、上記ボスの形状及び弁本体周囲での位置を決め、上
記弁本体１を、例えば上述のように決めたボスを含めて
鋳造により製造し、上記ボスに、上記フランジに応じ適
当な位置及び寸法で、上記ピン又はねじをさし込む孔を
、ドリル又はタップ立てによってあける。

上記手順によって、８弁の範囲（呼び径）に必要な弁本
体１が１つだけ形成され、この１箇の弁本体１は、既に
説明したとおり、上記弁の範囲に使用する何れのタイプ
のフランジにも使用することができる。

上記本体１に設けるべき孔の数及びボスの数は、次の表
を用いると求め易い。この表は弁の呼び径ＮＤ（単位は
ｍｓ）によって決まる最大作動圧力の下流側のパイプを
取り除く時に機械的な耐力と上流側のパイプとの気密性
を確保するためのボスの最低所要数を示すものである。

表 この表に示す数は、最大許容圧力が２０バールで、適当
な規格により結合するために標準サイズのねじを使用す
る場合を例示する。

ここで注意すべき点は、上記固定用ボスの配置の決定に
は慎重を要するということである。その理由は、ボスは
上流側のバイブの圧力によって生じ、上記作動軸７を経
て本体１に伝えられる極めて大きい歪に耐えなければな
らないからである。

上記ボスの数は常に偶数であり、上記作動軸線の周囲に
均等に配置され、この中の主たるボスは上記作動軸線に
隣接し、すなわち首部５又はπ側の首部５６に隣接する
。

第５図乃至第８図に、上述の呼び径に対応する弁本体の
形状を例示する。

第５図に示す弁本体は、呼び径が３２乃至１２５■の範
囲内にある。この本体は２箇のボス５０．５１を有し、
この２つのボス５０．５１は上記バタフライ作動軸の軸
ＩＩＹＹ’　に対してほぼ４５°の角度をなして対向す
る。、このうちの１つのボス５０は上記弁の首部５につ
ながるように延び、上記他方のボスは上記弁の中心０を
対称点として上記一方のボスと対称の方向に上記下側の
主部５６まで延びる。

第６図に示す例では、呼び径は１５０乃至２５０＋＋ｅ
の、範囲内にあり、この弁は４箇のボスを有し、このう
ちの２箇のボス５２．５３は首部５に取り付けられ、他
の２箇のボス５４．５５は上記ボス５２．５３の反対側
で軸線ＹＹ’の両側にある。上記２つのボス５２．５３
は上記弁の下部５６に取り付けられる。

第７図に示す弁は、呼び径が３００乃至４５０ｍ−の範
囲内にあり、６箇のボスを有し、このうちの４箇のボス
５７乃至６０は第６図のボス５２乃至５６と同様に配置
され、２箇のボス６１．６２は軸線ＹＹ’に直角な軸！
！ＺＺ’の近傍で互いに直径方向に対向する。この２つ
のボスは把手６３゜６４の側部まで延びる。

第８図に示す弁は、呼び径が５００乃至６０〇−の範囲
内にあり、８箇のボスを有し、このうちの６箇のボス６
５乃至７０は第７図のボス５７乃至６２と同様であり、
残る２箇のボス７１゜７１′は互いに直径方向に対向し
、中心Ｏを通り軸線Ｙ・Ｙ′に直交する軸線Ｚｚ′をは
さんでボス６９．７０と対称の位置にある。

ここで注意すべき点は、本発明に基く上記ボスは単純で
中央にリブを有する形状である。上記ボスは上記形状の
他、２箇をＵ字形に組み合せ、この翼の形をした部分を
弁の半径を含む水平面内で延ばすことらできる。

言うまでもないことであるが、下流側のバイブを作動圧
力のもとで取り外す方法は、ボスの形が異なれば違って
来るし、上記ボスにドリルで孔をあけたりタップを立て
る必要が生ずることもある。

第９図に弁７３から下流側のバイブ７２を外す方法を示
す。この弁７３の本体は２箇以上のボス７４．７５を有
し、この各ボスはタップ立てをした孔７７．７８を有す
る。

この例では、上記孔７７．７８にそれぞれ２つのねじ７
９．８０が挿入され、このねじ７９゜８０はそれぞれ上
流側及び下流側のフランジ８１゜８２を支持する。

この場合、下流側のバイブは、閉鎖部８２′を開鎖状態
にし、弁７３の本体を上流側のフランジにしっかりと固
定し、下流側のフランジのねじ８０を外せば、作動圧力
のもとでも簡単に取り外すことができる。

上記ボスがダブルで孔が馬鹿孔の場合には、フランジは
ピンで弁本体に取り付けられ、この各ピンは上流側のフ
ランジの孔と、上記ボスの両翼の孔と、下流側のフラン
ジの孔を順に貫く。次に上記ボスで、上記上流側及び下
流側のフランジから突出するピンの端部に２箇のナツト
が螺合してシールする。

この場合、作動圧力下で下流側のバイブを外すためには
、各ピンについて次の手順を行う必要がある。すなわち
、下流側のナツトを外し、上流側のピンを外し、上記下
流側のナツトを再度上記ボスの両翼の間の間隙にねじ込
む。

もちろん、必要に応じ、特に下流側を頻繁に取り外さな
ければならない場合には、上記以外の構造にすることも
できる。このような対策は、例えばピンの孔がタップを
立てた孔であり、ねじの孔が滑かな孔であるような特殊
なフランジに対して行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基くバタフライ弁の軸線方向の部分断
面（図の右側）及び部分正面（図の左側）を示、す図面
、第２図は第１図のバタフライの全体正面図、第３図は
第１図のバタフライ弁の線へ−へに沿う断面図、第４図
は第１図のバタフライ弁のフランジのシールの原理を示
す軸線方向の拡大断面図、第５図乃至第８図は他のバタ
フライ弁の正面図、第９図はバイブに取り付けたバタフ
ライ弁のフランジ及び非作動状態にして下流側のバイブ
を取り外す方法を示す断面略図である。 １・・・弁本体、２・・・中央孔、３・・・半径面、４
・・・横断孔、５．５６・・・首部、６・・・閉鎖部、
７・・・作動軸、８・・・スリーブ、９・・・コア、１
１．１２・・・スリーブの側部、１３．１４・・・円形
の溝、１８・・・第１部分、１９・・・第２部分、２０
．４３・・・溝、２１．２３・・・円筒形側部、２５・
・・外縁、２６・・・環状空間、２７゜３７・・・半径
面、３０・・・湾曲面、３２・・・バルジ、３６・・・
フランジ、４０．４１．５０乃至５５゜５７乃至６２．
６５乃至７１．７１’・・・ボス、７２・・・バイブ、
７３・・・バタフライ弁、７７．７８・・・孔、７９・
・・ねじ、８１・・・上流側フランジ、８２・・・下流
側フランジ。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 Ｆ２Ｏ３ 手続補正書（方帽 昭和６１年２月ｌ１日 特許庁長官　宇　買　道　部　殿 １、事件の表示 昭和６０年　特許順　第２１４４１５号２、発明の名称 バタフライ弁及びその製造方法 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 アプリカシオン、メカニク、工、ロビネトリー、アンデ
ュストリエール、（ア、エム、エル、イ）４、代理人 昭和６１年１月８日 （発送日　昭和６１年１　月２８０） ６３補正の対象

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中央孔、この中央孔に直角に設けられた横断孔、及
   び上記中央孔の開口部の中央に設けられてそれぞれ上記
   中央孔から半径方向外側に延びる平行な２つの半径面を
   有する本体と、 上記本体の内部で上記横断孔に挿入された作動軸によっ
   て回転できるように取り付けられた閉鎖部と、 断面がほぼＵ字形であり、コアを有し、このコアが上記
   本体の中央孔をライニングし、このコアの水平方向の側
   部が上記円形の凹部に整合する弾力を有するスリーブと
   を有するバタフライ弁であり、このバタフライ弁はパイ
   プに取り付けるために１箇以上のフランジを有し、この
   フランジの半径面は上記バタフライ弁の半径面の１つに
   取り付けられ、周縁部に一連の孔を有し、この孔にピン
   が挿入でき、上記円形の凹部は上記中央孔に続く湾曲し
   た形状のフレア部、ほぼ円錐形の受容部、上記本体の周
   囲で軸線方向に延びて内側部が上記受容部につながるが
   外側端部が上記半径面の高さである環状の溝に連続的に
   設けられ、上記スリーブの側部の内側は上記円形の凹部
   に合わさる形状であるが外径が異なり、このスリーブの
   側部の外径は上記環状の溝の外径より小さくしてあるの
   で上記スリーブの側部と上記溝の外側部との間に環状の
   空間（Ｖ）が形成され、この空間は休止状態では空虚で
   あり、上記スリーブの側部の外側は上記フレア形部分に
   対向するように、基本的には上記半径面に一致する面上
   に１箇以上の平らな面と、上記受容部及び溝に対向し、
   上記半径面に対して接線を形成し、上記半径面を含む面
   から外側に軸線方向に偏心するバルジとを有することを
   特徴とするバタフライ弁。 ２、上記面により限定される上記バルジの空間（Ｖ′）
   は上記溝の外側部と上記スリーブの側部の外側縁との間
   の自由な空間（Ｖ）と実用上等しいことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載のバタフライ弁。 ３、上記スリーブの側部の平らな面とバルジとの接合部
   の直径が工業的表現でタイプの異なるいずれのフランジ
   の最大内径より大きい形状であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載のバタフライ弁。 ４、上記環状の溝の上記外側部の直径が上記フランジの
   半径面の一部の最小外径より小さく、上記フランジが上
   記スリーブの側部を圧縮して上記環状の溝の部分が上記
   弁の本体の半径面に向かって常に突当たる状態になるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のバタフラ
   イ弁。 ５、上記凹部の上記第２部分の上記中央孔 の中心軸線に対して傾斜する角度が１０°乃至４０°で
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のバ
   タフライ弁。 ６、上記バタフライ弁は異なる規格で作られた異なるタ
   イプのフランジの間に取り付けることができ、周縁部に
   各種の孔を有し、この孔にピン又はねじを取り付けるこ
   とができ、上記異なるタイプのフランジは合わせ得る２
   箇以上の孔を有し、これにより、上記バタフライ弁の半
   径面上で、上記異なるタイプのフランジの２つの孔の上
   記ピンを通して固定される部分の範囲が、上記バタフラ
   イ弁の本体の周囲の明らかに異なる２箇以上の部分を結
   合させ、上記本体の周辺部に２つ以上のボスがあり、こ
   の各ボスは上記結合された部分の１つにかぶさるが、同
   じフランジの他の孔に取り付けられたピンの部分にはか
   ぶさらないことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
   載のバタフライ弁。 ７、上記ボスの数は、最大作動圧力のもとで上記バタフ
   ライ弁をその下流側のパイプから取り外す場合にこのバ
   タフライ弁に生ずる歪に耐えるに必要なピンの最低所要
   数と一致することを特徴とする特許請求の範囲第６項に
   記載のバタフライ弁。 ８、中央孔、この中央孔に直角に設けられた横断孔、及
   び上記中央孔の開口部の中央に設けられてそれぞれ上記
   中央孔から半径方向外側に延びる平行な２つの半径面を
   有する本体と、 上記本体の内部で上記横断孔に挿入された作動軸によっ
   て回転できるように取り付けられた閉鎖部と、 断面がほぼＵ字形であり、コアを有し、このコアが上記
   本体の中央孔をライニングし、このコアの水平方向の側
   部が上記円形の凹部に整合する弾力を有するスリーブと
   を有するバタフライ弁であり、このバタフライ弁はパイ
   プに取り付けるために１箇以上のフランジを有し、この
   フランジの半径面は上記バタフライ弁の半径面の１つに
   取り付けられ、周縁部に一連の孔を有し、この孔にピン
   が挿入でき、上記円形の凹部は上記中央孔に続く湾曲し
   た形状のフレア部、ほぼ円錐形の受容部、上記本体の周
   囲で軸線方向に延びて内側部が上記受容部につながるが
   外側端部が上記半径面の高さである環状の溝に連続的に
   設けられ、上記スリーブの側部の内側は上記円形の凹部
   に合わさる形状であるが外径が異なり、このスリーブの
   側部の外径は上記環状の溝の外径より小さくしてあるの
   で上記スリーブの側部と上記溝の外側部との間に環状の
   空間（Ｖ）が形成され、この空間は休止状態では空虚で
   あり、上記スリーブの側部の外側は上記フレア形部分に
   対向するように、基本的には上記半径面に一致する面上
   に１箇以上の平らな面と、上記受容部及び溝に対向し、
   上記半径面に対して接線を形成し、上記半径面を含む面
   から外側に軸線方向に偏心するバルジとを有するバタフ
   ライ弁を製造する方法において、この製造方法は、上記
   バタフライ弁の呼び径として区分される各範囲ごとに、
   上記結合用突出部におおわれる部分を、同じバタフライ
   弁に用いる異なるフランジの上記孔を有する半径面に同
   軸に重ねる段階と、上記下流側のパイプを最大作動圧力
   のもとで取り外し得るようにするための上記ボスの最低
   所要数を強度計算によって求める段階と、 上記ボスの数に基いて上記バタフライ弁の周囲に設ける
   べきボスの形状及び寸法を決める段階と、上記段階で決
   められたボスを含めて上記バタフライ弁の本体を鋳造そ
   の他の方法で完全に作り上げる段階と、 上記ボスに、使用すべきフランジに適する位置及び寸法
   でピン又はねじを取り付ける孔を開ける段階とによって
   上記バタフライ弁の本体を製造することを特徴とするバ
   タフライ弁の製造方法。