JPS61164209A - 永久磁石 - Google Patents
永久磁石Info
- Publication number
- JPS61164209A JPS61164209A JP60004990A JP499085A JPS61164209A JP S61164209 A JPS61164209 A JP S61164209A JP 60004990 A JP60004990 A JP 60004990A JP 499085 A JP499085 A JP 499085A JP S61164209 A JPS61164209 A JP S61164209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- mirror
- permanent magnet
- temperature
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/02—Permanent magnets [PM]
- H01F7/0205—Magnetic circuits with PM in general
- H01F7/021—Construction of PM
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、レーザ光線の走査鏡などに利用される光線の
反射鏡としての機能を兼ね備えた永久磁石に関するもの
である。
反射鏡としての機能を兼ね備えた永久磁石に関するもの
である。
(従来の技術)
従来からレーザ光線を走査させる部品として回転ミラー
や振動ミラーがあり、これらは鏡をモータやバイブレー
タに連絡して回転、あるいは振動させる構造となってい
る。しかし、モータやパイブレークの磁界発生用に使用
されている永久磁石を回転子あるいは振動子とし、かつ
その永久磁石自身を反射鏡として利用できるならば、従
来の鏡面と駆動部とを連結させた構造のものより簡単な
構造で、かつ小型化され、また組立も容易な回転ミラー
や振動ミラーが得られることになり、反射鏡としての機
能を兼ね備えた永久磁石が要望されている。
や振動ミラーがあり、これらは鏡をモータやバイブレー
タに連絡して回転、あるいは振動させる構造となってい
る。しかし、モータやパイブレークの磁界発生用に使用
されている永久磁石を回転子あるいは振動子とし、かつ
その永久磁石自身を反射鏡として利用できるならば、従
来の鏡面と駆動部とを連結させた構造のものより簡単な
構造で、かつ小型化され、また組立も容易な回転ミラー
や振動ミラーが得られることになり、反射鏡としての機
能を兼ね備えた永久磁石が要望されている。
このような鏡面を有する永久磁石としてはマンガン−ア
ルミニウム−炭素系合金磁石が知られている。たとえば
特公昭54−31448号公報には、68.0ないし7
360重量%のマンガン、(1/10Mn−6,6)な
いしく1/3Mn−22,2)重量%(ただし、数式内
のMnはマンガン成分%を表わす)の炭素、残部アルミ
ニウムの組成からなり、かつ強磁性相の面心正方晶の組
織からなるマンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石は
磁気特性および機械的性質にすぐれた永久磁石であるこ
とが開示されている。また、特開昭51−89434号
公報には、前記マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁
石の表面をパフ研磨により鏡面に仕上げれば白色光の反
射率が70%以上となり、この永久磁石は反射鏡として
の機能を兼ね備えていることが開示されている。
ルミニウム−炭素系合金磁石が知られている。たとえば
特公昭54−31448号公報には、68.0ないし7
360重量%のマンガン、(1/10Mn−6,6)な
いしく1/3Mn−22,2)重量%(ただし、数式内
のMnはマンガン成分%を表わす)の炭素、残部アルミ
ニウムの組成からなり、かつ強磁性相の面心正方晶の組
織からなるマンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石は
磁気特性および機械的性質にすぐれた永久磁石であるこ
とが開示されている。また、特開昭51−89434号
公報には、前記マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁
石の表面をパフ研磨により鏡面に仕上げれば白色光の反
射率が70%以上となり、この永久磁石は反射鏡として
の機能を兼ね備えていることが開示されている。
(発明が解決しようとする問題点)
従来の鏡面を有するマンガン−アルミニウム−炭素系合
金磁石は、その磁気特性はすぐれているが、主体組織で
ある強磁性相の反射率が70数%程度と低く、回転ミラ
ーや振動ミラーなど工業的用途に利用するに必要な8m
数%以上の反射率をもつ永久磁石を得ることは極めて困
難であった。
金磁石は、その磁気特性はすぐれているが、主体組織で
ある強磁性相の反射率が70数%程度と低く、回転ミラ
ーや振動ミラーなど工業的用途に利用するに必要な8m
数%以上の反射率をもつ永久磁石を得ることは極めて困
難であった。
(問題点を解決しようとするための手段)本発明のマン
ガン−アルミニウム−炭素系合金磁石は、その強磁性相
よりも、強磁性相に変態する前の母相である最密六方晶
構造の高温相のほうが格段に高い反射率をもつ現象を見
出したことに基づくもので、強磁性相を主体とするこの
合金の所望する表層部にこの合金の高温和部分を設け、
かつこの高温和部分を鏡面に仕上げることによって本来
の永久磁石としての磁気特性を損なうことなく80数%
の高い反射率をもつ鏡面を有する永久磁石を実現するも
のである。
ガン−アルミニウム−炭素系合金磁石は、その強磁性相
よりも、強磁性相に変態する前の母相である最密六方晶
構造の高温相のほうが格段に高い反射率をもつ現象を見
出したことに基づくもので、強磁性相を主体とするこの
合金の所望する表層部にこの合金の高温和部分を設け、
かつこの高温和部分を鏡面に仕上げることによって本来
の永久磁石としての磁気特性を損なうことなく80数%
の高い反射率をもつ鏡面を有する永久磁石を実現するも
のである。
(実施例)
本発明の一実施例を図に基づいて説明する。図は、本発
明の永久磁石の一例で、回転ミラーとして利用できるモ
ータの回転子磁石の例を示したものである。1は磁極を
着磁した強磁性相部分でモータの回転子としての役割を
果たす。2は側面表面にレーザ光線を照射し高温に加熱
することによって強磁性相を高温和へ戻し、さらにその
表面を鏡面に仕上げた高温和部分で反射鏡の役割を果た
す。この高温相からなる反射鏡は、従来の強磁性相を鏡
面仕上げした反射鏡より高い反射率をもち、回転ミラー
としての機能が大幅に向」ニする63はシャフト取付用
の穴である。この磁石をモータの固定子コイルと対向さ
せて組立てれば、磁石回転子自身が反射鏡となった構造
が簡単で小型化された回転ミラーが得られる。
明の永久磁石の一例で、回転ミラーとして利用できるモ
ータの回転子磁石の例を示したものである。1は磁極を
着磁した強磁性相部分でモータの回転子としての役割を
果たす。2は側面表面にレーザ光線を照射し高温に加熱
することによって強磁性相を高温和へ戻し、さらにその
表面を鏡面に仕上げた高温和部分で反射鏡の役割を果た
す。この高温相からなる反射鏡は、従来の強磁性相を鏡
面仕上げした反射鏡より高い反射率をもち、回転ミラー
としての機能が大幅に向」ニする63はシャフト取付用
の穴である。この磁石をモータの固定子コイルと対向さ
せて組立てれば、磁石回転子自身が反射鏡となった構造
が簡単で小型化された回転ミラーが得られる。
つぎに具体的な実施例を示す。
マンガン69.8重量%、アルミニウム29.7重置%
、炭素0.5重量%の組成からなるマンガン−アルミニ
ラム−炭素系合金の円柱状ビレッj−を溶解鋳造に 。
、炭素0.5重量%の組成からなるマンガン−アルミニ
ラム−炭素系合金の円柱状ビレッj−を溶解鋳造に 。
より作成し、1100℃で保持後冷却する熱処理を施し
たのち、700℃の温度で押出加工(押出比=6)する
方法により1円柱棒磁石を作成した。この棒磁石より一
辺の長さが1.0mm、厚さ5mの六角板状磁石を切出
し、その側面をラッピングして鏡面に仕上げた。この磁
石の厚さ方向の磁気特性を測定した結果(B H)ma
x=6.30MG・Oeの特性値であり、さらに鏡面お
よび端面のX線回折を行なったところ面心正方晶の回折
線だけで強磁性相の単相であった。さらに鏡面部分の反
射率を半導体レーザ(波長780nm)を用いて測定し
た結果、73ないし75%の反射率であり、強磁性相の
鏡面では反射率が80%を越えるものは得られなかった
。
たのち、700℃の温度で押出加工(押出比=6)する
方法により1円柱棒磁石を作成した。この棒磁石より一
辺の長さが1.0mm、厚さ5mの六角板状磁石を切出
し、その側面をラッピングして鏡面に仕上げた。この磁
石の厚さ方向の磁気特性を測定した結果(B H)ma
x=6.30MG・Oeの特性値であり、さらに鏡面お
よび端面のX線回折を行なったところ面心正方晶の回折
線だけで強磁性相の単相であった。さらに鏡面部分の反
射率を半導体レーザ(波長780nm)を用いて測定し
た結果、73ないし75%の反射率であり、強磁性相の
鏡面では反射率が80%を越えるものは得られなかった
。
次に、前記六角板状磁石の側面に炭酸ガスレーザを照射
して変態温度より高い950℃に加熱したのちアルゴン
ガスを吹きつけて急冷する方法により側面部に厚さ0.
3mwnの高温相部分を形成し、その表面を再びラッピ
ングして鏡面に仕上げた。そしてこの鏡面のX線回折を
行なったところ、最密六方晶の高温相の回折線だけで鏡
面部分は強磁性相から変態前の高温相に戻っていること
が確かめられた。さらにこの鏡面部分の反射率を半導体
レーザを用いて測定した結果は84ないし85%であり
、上述の強磁性相の鏡面の反射率より約10%高い反射
率が得られた。なお、この試料の磁気特性を測定した結
果、(B H)max=6.2MG・oeであり、加熱
急冷により側面部に高温相部分を形成しても、はとんど
磁気特性の低下は認められなかった。
して変態温度より高い950℃に加熱したのちアルゴン
ガスを吹きつけて急冷する方法により側面部に厚さ0.
3mwnの高温相部分を形成し、その表面を再びラッピ
ングして鏡面に仕上げた。そしてこの鏡面のX線回折を
行なったところ、最密六方晶の高温相の回折線だけで鏡
面部分は強磁性相から変態前の高温相に戻っていること
が確かめられた。さらにこの鏡面部分の反射率を半導体
レーザを用いて測定した結果は84ないし85%であり
、上述の強磁性相の鏡面の反射率より約10%高い反射
率が得られた。なお、この試料の磁気特性を測定した結
果、(B H)max=6.2MG・oeであり、加熱
急冷により側面部に高温相部分を形成しても、はとんど
磁気特性の低下は認められなかった。
(発明の効果)
本発明によれば、マンガン−アルミニウム−炭素系合金
磁石の表層部に高温和部分を設けて鏡面とすることによ
り、本来の永久磁石としての機能を劣化させることなく
、反射率の高い実用的な鏡面を有する永久磁石が得られ
、この永久磁石を回転ミラーや振動ミラーに用いて、回
転子や振動子自身が鏡面体となり、従来の回転子や振動
子と鏡面体とを連絡させたものより構造が簡単で、小型
化されたものとなり、その実用的効果は極めて大である
。
磁石の表層部に高温和部分を設けて鏡面とすることによ
り、本来の永久磁石としての機能を劣化させることなく
、反射率の高い実用的な鏡面を有する永久磁石が得られ
、この永久磁石を回転ミラーや振動ミラーに用いて、回
転子や振動子自身が鏡面体となり、従来の回転子や振動
子と鏡面体とを連絡させたものより構造が簡単で、小型
化されたものとなり、その実用的効果は極めて大である
。
図は本発明の一実施例による鏡面を有する永久磁石の斜
視図である。 1 ・・・強磁性相部分、 2 ・・・高温相部分、3
・・・取付用穴。 特許出願人 松下電器産業株式会社 1 強厖捗油師ケ ワ[
視図である。 1 ・・・強磁性相部分、 2 ・・・高温相部分、3
・・・取付用穴。 特許出願人 松下電器産業株式会社 1 強厖捗油師ケ ワ[
Claims (1)
- 面心正方晶の強磁性相を主体とするマンガン−アルミニ
ウム−炭素系合金磁石の所望する表層部に、前記マンガ
ン−アルミニウム−炭素系合金の最密六方晶の高温相か
らなる部分を設け、かつ該高温相部分の表面が鏡面であ
る構造からなることを特徴とする永久磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60004990A JPS61164209A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 永久磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60004990A JPS61164209A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 永久磁石 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61164209A true JPS61164209A (ja) | 1986-07-24 |
Family
ID=11599042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60004990A Pending JPS61164209A (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 | 永久磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61164209A (ja) |
-
1985
- 1985-01-17 JP JP60004990A patent/JPS61164209A/ja active Pending
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