JPS6116398B2 - - Google Patents

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JPS6116398B2
JPS6116398B2 JP56049235A JP4923581A JPS6116398B2 JP S6116398 B2 JPS6116398 B2 JP S6116398B2 JP 56049235 A JP56049235 A JP 56049235A JP 4923581 A JP4923581 A JP 4923581A JP S6116398 B2 JPS6116398 B2 JP S6116398B2
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JP
Japan
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pyrrolo
dihydro
pyrazine
general formula
compound
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Application number
JP56049235A
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English (en)
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JPS56156276A (en
Inventor
Kotore Kuroodo
Kurisaan Korune
Janmaaru Kuroodo
Ruje Andoru
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Rhone Poulenc Industries SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Industries SA
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Publication date
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Publication of JPS56156276A publication Critical patent/JPS56156276A/ja
Publication of JPS6116398B2 publication Critical patent/JPS6116398B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/04Ortho-condensed systems

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な治療的に有用な複素環化合物、
それらの製造方法、およびそれらを含有する医薬
組成物に関する。
本発明の新規な複素環化合物は一般式 [式中、ピロリン環および記号X1およびX2
一緒に、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ−[3,
4−b]ピラジンまたは6,7−ジヒドロ−5H
−ピロロ[3,4−b]ピリジン核を形成し、記
号Y1はハロゲン原子(好ましくは塩素)を表わ
し、そしてR1およびR2は同一または異なり、
各々水素原子または、炭素原子1ないし4個を有
するアルキル基を表わすで示される化合物であ
る。
本発明の特徴に従いX1,X2,Y1,R1およびR2
が上記に定義されたとおりである一般式の化合
物は一般式 HNR1R2 [式中、R1およびR2は上記定義のとおりであ
る]のアミンを一般式 [式中、X1,X2およびY1は上記定義のとおり
であり、そしてArは随意に炭素原子1ないし4
個を含有するアルキル基またはニトロ基で置換さ
れていてもよいフエニル基を表わす]の混合カー
ボネートと反応させることからなる方法により製
造される。この反応は一般に無水の有機溶媒、た
とえばアセトニトリルまたはジメチルホルムアミ
ド中、20゜ないし100℃の温度で行なう。
一般式の混合カーボネートは一般式 Cl−CO−O−Ar [式中、Arは上記定義のとおりである]のク
ロルホーメートと一般式 [式中、X1,X2およびY1は上記定義のとおり
である]の化合物との反応により得ることができ
る。この反応は一般に塩基性有機溶媒たとえばピ
リジン中、そして好ましくは0゜ないし60℃の温
度で行なう。
一般式の化合物は、一般式 [式中、各記号は上記定義のとおりである]の
イミドの部分還元によつて得ることができる。還
元は一般に有機または水性有機溶液、たとえばジ
オキサンと水、ジオキサンとメタノール、メタノ
ールと水、エタノールと水、またはテトラヒドロ
フランとメタノールの混合物中、アルカリ金属ホ
ウ素水素化物を用いて行なわれる。
一般式のイミドは、一般式 (式中、Y1は上記定義のとおりである)の2
−アミノナフチリジンと一般式 (式中、X1およびX2は上記定義のとおりであ
る)の無水物との反応により得ることができ、イ
ミド生成物は一般式 [式中、各記号は上記定義のとおりである]の
中間体化合物を経て得られる。一般式の2−ア
ミノナフチリジンと一般式の無水物との反応
は、有機溶媒、たとえばエタノール、酢酸、ジメ
チルホルムアミド、アセトニトリルまたはジフエ
ニルエーテル中で、またはジメチルホルムアミド
中、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド
およびN−ヒドロキシサクシンイミドの存在下に
加熱することによつて行なう。
一般式のイミドへの一般式の中間体化合物
の環化は、酢酸または無水酢酸中アセチルクロラ
イドと加熱するか、または縮合剤たとえばN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドをジメチ
ルホルムアミド中、20゜ないし100℃の温度で作
用させるか、または随意に有機溶媒たとえばメチ
レンクロライドまたはクロロホルムの溶液中で塩
化チオニルまたはオキシ塩化リンを作用させるか
のいずれかにより行なうことができる。
一般式に関して、ピラジン−2,3−ジカル
ボン酸の無水物はガブリエル(S.Gabriel)およ
びゾン(A.Sonn)[ヘミツシエ・ベリヒテ
(Chem.Ber.),40,4850(1907)]により記載さ
れた方法に従い製造でき、ピリジン−2,3−ジ
カルボン酸の無水物はブリツケ(F.F.Blicke)お
よびジエンナー(E.L.Jenner)[ジヤーナル・オ
ブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエテイ(J.
Am.Chem.Soc),64,1741(1942)]により記載
された方法に従い製造できる。
本発明のもう1つの特徴に従い、X1,X2およ
びY1が上記定義のとおりであり、そして記号R1
およびR2が同一または異なり、各々炭素原子1
ないし4個を有するアルキル基を表わす一般式
の化合物は、一般式 Cl−CO−NR1R2 (式中、R1およびR2は直前に示した意味を有
する)のカルバモイルクロライドを一般式の化
合物と反応させることからなる方法によつて製造
される。
一般に、一般式のカルバモイルクロライドは
随意にその場で製造される、一般式の化合物の
アルカリ金属塩と反応させる;反応は無水の有機
溶媒、たとえばジメチルホルムアミドまたはテト
ラヒドロフラン中で60℃以下の温度で行なう。
この反応はまた式のカルバモイルクロライド
を一般式の化合物と反応させることによつても
行なうことができ、反応はピリジン中、そして随
意に第三級アミンたとえばトリエチルアミンの存
在下に行なう。
本発明の他の特徴に従い、X1,X2およびY1
上記定義のとおりであり、R1が炭素原子1ない
し4個を有するアルキル基を表わし、そしてR2
が水素原子を表わす一般式の化合物は、一般式 O=C=N=−R1′ XI [式中、R1′は炭素原子1ないし4個を有する
アルキル基を表わす]のイソシアネートを一般式
の化合物と反応させることからなる方法により
製造される。
一般に、この反応は有機溶媒、たとえばアセト
ニトリル中、20゜ないし100℃の温度で、随意に
第三級アミン、たとえばトリエルアミンの存在下
に行なう。
上記方法により得られた一般式の複素環式化
合物は、物理的方法たとえば結晶化またはクロマ
トグラフイにより、あるいは化学的方法たとえば
塩の形成、塩の結晶化およびアルカリ媒質中にお
けるそれらの分解によつて精製できる。
一般式の新規複素環化合物は有用な薬理学性
質を所有しており;それらは特にトランキライザ
ー、催眠剤、抗痙攣剤(anti−convulsant)、お
よび鎮痙剤(anti−spastic)(筋肉弛緩剤)とし
て活性である。
動物(マウス)において、経口投与するとき、
特に以下の試験において、0.1ないし10mg/Kg動
物体重の投薬量でそれ自体特に活性であると証明
された: (i) テデシ(Tedeschi)等[ジヤーナル・オ
ブ・ザ・フアーマコロジー(J.Pharmacol.),
125,28(1959)の技法と同様の技法に従う電
気戦争試験(electric battle test)、 (ii) エベレツト(Everett)およびリチヤーズ
(Richards)、[J.Pharmacol.,81,402
(1944)]の技法と同様の技法に従うペンテトラ
ゾールー誘発痙攣、 (iii) スウインヤード(Swinyard)等[J.
Pharmacol.,106,319(1952)]の技法に従う
超最大電気刺激、 (iv) バルザギ(F.Barzaghi)等、[アルツナイミ
ツテルフオルシユンク
(Arzneimittelforschung),23,683(1973)]
の技法と同様の技法に従うストリキニン致死、
および (v) クールボワジエ(Courvoisier)[コングレ・
デ・メデシン・アリエニスト・エ・ニユーロロ
ジスト(Congres des Medecins Alienistes
et Neurologistes)ツール(Tours),8−13
日、6月(1959)およびジユロー(Julow)
[ブレタン・ド・ラ・ソシエテ・ド・フアルマ
シ−・ド・リーユ(Bulletin de la Societe de
Pharmacie de Lille)、No.2,1月,(1967),
7頁]の技法に従う運動活性(locomotor
activity)。
更に、これらの化合物は低い毒性しか示さず;
マウスにおけるそれらの50%致死量(LD50)は経
口投与するとき一般に300mg/Kg動物体重より大
である。
特に価値のある一般式の化合物は、ピロリン
環および記号X1およびX2が一緒に、6,7−ジ
ヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジン核
または6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ−[3,4
−b]ピリジン核を形成し、Y1が7位における
ハロゲン原子(好ましくは塩素)を表わし、R1
が炭素原子1ないし4個を有するアルキル基を表
わし、そしてR2が水素原子または炭素原子1な
いし4個を含有するアルキル基を表わすものであ
る。
次の非限定的例で本発明をさらに説明する。
例 1 ジメチルカルバモイルクロライド(4.85g)お
よびトリエチルアミン(4.55g)を、無水塩化メ
タン(47c.c.)と無水ピリジン(16c.c.)の混合物中
の6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2
−イル)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジ
ン(4.7g)に順次加える。反応混合物を還流温
度で2時間加熱し、ついで冷却し、そして水
(180c.c.)中に注入する。微量の不溶性物質を去
し、そして水性層を傾斜し、そして塩化メチレン
(2×50c.c.)で連続傾斜により洗滌する。合せた
有機層を1N水酸化ナトリウム溶液(2×30c.c.)
および水(2×30c.c.)で連続傾斜により洗滌し、
脱色炭の存在下に無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
過し、そして減圧下に蒸発乾固する。得られた
残留物をアセトニトリル(20c.c.)中に取り、そし
て不溶性生成物を取し、そしてアセトニトリル
(3×2c.c.)で洗滌する。ジメチルホルムアミド
(14c.c.)からのこの生成物の再結晶は、溶媒加生
成物4.1gを与える。この生成物をジメチルホル
ムアミド(100c.c.)中に約70℃の温度で溶かす。
かくして得られた溶液を水(1200c.c.)中に注入
し、そして不溶性生成物を取し、そして水(5
×20c.c.)で洗滌する。乾燥の後、融点270℃の6
−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イ
ル)−5−ジメチルアミノカルボニルオキシ−7
−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ
[3,4−b]ピラジン(3.6g)が得られる。
原料化合物として使用した6−(7−クロル−
1,8−ナフチリジン−2−イル)−5−ヒドロ
キシ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピ
ロロ[3,4−b]ピラジンは次のとおりにして
製造できる。
カリウムボロヒドリド(0.97g)を、ジオキサ
ンとメタノールとの混合物(50−容量)(288c.c.)
中の6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−
2−イル)−5,7−ジオキソ−6,7−ジヒド
ロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジン(7.45
g)の懸濁液に、撹拌しおよび温度を約3℃に保
ちながら加える。この温度で2時間撹拌した後、
不溶性生成物を濾取し、そしてジオキサンとメタ
ノールとの混合物(50−50容量)(24c.c.)、水(24
c.c.)、ジオキサンとメタノールとの混合物(50−
50容量)(24c.c.)、およびジイソプロピルエーテル
(12c.c.)で順次洗滌する。乾燥の後、融点270℃
(分解)の6−(7−クロル−1,8−ナフチリジ
ン−2−イル)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−
6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]
ピラジン(5.3g)が得られる。
6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2
−イル)−5,7−ジオキソ−6,7−ジヒドロ
−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジンは、6−
(7−ヒドロキシ−1,8−ナフチリジン−2−
イル)−5,7−ジオキソ−6,7−ジヒドロ−
5H−ピロロ[3,4−b]ピラジン(32g)
を、オキシ塩化リン(128c.c.)中のジメチルホル
ムアミド(3.8c.c.)の溶液に、約15℃の温度で
徐々に加えることによつて製造できる。添加が完
了した時点で、反応混合物を還流温度で30分間加
熱し、ついで冷却し、砕水(1.3Kg)上に小量ず
つ注入する。不溶性生成物を濾取し、水で洗滌が
PH5になるまで洗滌する。乾燥の後、融点約340
℃(分解)の6−(7−クロル−1,8−ナフチ
リジン−2−イル)−5,7−ジオキソ−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジ
ン(21.3g)が得られる。
6−(7−ヒドロキシ−1,8−ナフチリジン
−2−イル)−5,7−ジオキソ−6,7−ジヒ
ドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジンは、
酢酸(280c.c.)中の2−アミン−7−ヒドロキシ
−1,8−ナフチリジン(22.4g)およびピラジ
ン−2,3−ジカルボン酸無水物(23g)の懸濁
液を還流温度に加熱することによつて製造でき
る。1時間還流の後、反応混合物を約30℃の温度
に冷却し、そして無水酢酸(280c.c.)を加える。
反応混合物を還流温度に再び10分間加熱し、つい
で約20℃の温度に冷却する。不溶性生成物を濾取
し、そして酢酸(40c.c.)およびジイソプロピルエ
ーテル(200c.c.)で洗滌する。乾燥の後、融点373
℃の6−(7−ヒドロキシ−1,8−ナフチリジ
ン−2−イル)−5,7−ジオキソ−6,7−ジ
ヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジン
(32.1g)が得られる。
2−アミノ−7−ヒドロキシ−1,8−ナフチ
リジンはカルボニ(S.Carboni)等[Gazz.Chim.
Ital.,95,1498(1965)]により記載された方法
に従つて製造できる。
例 2 例1の方法に従うが、トリエチルアミン(4.55
g)の存在下に、塩化メチレン(47c.c.)とピリジ
ン(16c.c.)との混合物中の6−(7−クロル−
1,8−ナフチリジン−2−イル)−5−ヒドロ
キシ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピ
ロロ[3,4−b]ピラジン(4.7g)およびN
−ブチル−N−メチルカルバモイルクロライド
(6.23g)から出発して、融点234℃の6−(7−
クロル−1,8−ナフチリジン−2−イル)−5
−N−ブチル−N−メチルアミノカルボニルオキ
シ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロ
ロ[3,4−b]ピラジン(3.9g)が、アセト
ニトリル(65c.c.)から再結晶の後に得られる。
例 3 n−ブチルイソシアネート(5g)を無水アセ
トニトリル(156c.c.)中の6−(7−クロル−1,
8−ナフチリジン−2−イル)−5−ヒドロキシ
−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ
[3,4−b]ピラジン(7.8g)の懸濁液を加
え、そして混合物を還流温度で7時間加熱する。
不溶性生成物を取し、そして無水アセトニトリ
ル(2×10c.c.)で洗滌する。得られた生成物を塩
化メチレン(430c.c.)中に溶かし、そして生成し
た溶液を0.1N水酸化ナトリウム溶液(85c.c.)お
よび水(85c.c.)での連続傾斜により洗滌する。乾
燥の後、有機層を減圧(20mmHg)下に濃縮乾固
する。得られた残留物をアセトニトリル(230
c.c.)から再結晶すると、融点264℃の5−2−ブ
チルアミノカルボニルオキシ−6−(7−クロル
−1,8−ナフチリジン−2−イル)−7−オキ
ソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−
b]ピラジン(5.2g)が得られる。
例 4 n−ブチルイソシアネート(7.25c.c.)およびト
リエチルアミン(0.5c.c.)を含有するアセトニト
リル(100c.c.)中の6−(7−クロル−1,8−ナ
フチリジン−2−イル)−5−ヒドロキシ−7−
オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,
4−b]ピリジン(1g)の懸濁液を還流温度で
3時間加熱する。n−ブチルイソシアネート
(2.9c.c.)およびトリエチルアミン(2滴)をつい
で加え、そして還流温度での加熱を更に30分間継
続する。混合物を減圧(40mmHg)下に濃縮乾固
した後、残留物をジイソプロピルエーテル(10
c.c.)と研和する。沈澱を取し、そしてアセトニ
トリル(41c.c.)から再結晶して、融点215℃の5
−n−ブチルアミノカルボニルオキシ−6−(7
−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イル)−
7−オキシ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ
[3,4−b]ピリジン(0.8g)を得る。
6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2
−イル)−5−ヒドロキシ−7−オキソ−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジ
ン出発物質は次の方法で製造できる: 酢酸(120c.c.)および無水酢酸(45c.c.)中の2
−アミノ−7−ヒドロキシ−1,8−ナフチリジ
ン(24.2g)および無水キノリン酸(45g)から
130−135℃、1時間で、2−(7−ヒドロキシ−
1,8−ナフチリジン−2−イル)−キノリンイ
ミド(31.6g)(融点364℃)を製造する。
オキシ塩化リン(80c.c.)中の2−(7−ヒドロ
キシ−1,8−ナフチリジン−2−イル)−キノ
リンイミド(14g)およびジメチルホルムアミド
(2c.c.)から95−97℃、1時間で、2−(7−クロ
ル−1,8−ナフチリジン−2−イル)−キノリ
ンイミド(11.4g)(融点278℃)を製造する。
ジオキサンとメタノール(50−50容量)の混合
物中でカリウムボロヒドリド(1.28g)により2
−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イ
ル)−キノリンイミド(9.8g)を10−15℃の温度
で還元すると生成物(7.4g)が得られ、それを
直径6cmのカラム中に含まれるアルミナ(750
g)上でクロマトグラフイする。溶出はクロロホ
ルムで行ない、700c.c.の分画を採取する。最初の
5つの分画は、蒸発後に、融点272℃の6−(7−
クロル−1,8−ナフチリジン−2−イル)−7
−ヒドロキシ−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−
5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン(1.2g)を
与える。
次の分画は、6−(7−クロル−1,8−ナフ
チリジン−2−イル)−7−ヒドロキシ−5−オ
キソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4
−b]ピリジンおよび6−[7−クロル−1,8
−ナフチリジン−2−イル)−5−ヒドロキシ−
7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ
[3,4−b]ピリジンの混合物からなる生成物
(0.9g)を生成し、最後の5つの分画は、蒸発の
後に、融点300℃以上の6−(7−クロル−1,8
−ナフチリジン−2−イル)−5−ヒドロキシ−
7−オキソ−6,7−ジビドロ−5H−ピロロ
[3,4−b]ピリジン(3.3g)を生成する。
例 5 n−ブチルイソシアネート(7.25c.c.)およびト
リエチルアミン(0.5c.c.)を含有するアセトニト
リル(100c.c.)中の6−(7−クロル−1,8−ナ
フチリジン−2−イル)−7−ヒドロキシ−5−
オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,
4−b]ピリジン(1g)の懸濁液を還流温度で
1時間30分間加熱する。n−ブチルイソシアネー
ト(7.25c.c.)およびトリエチルアミン(0.5c.c.)
をついで加え、還流温度における加熱を更に3時
間継続する。溶液を過し、液を減圧(40mm
Hg)下に濃縮する。得られた残留物をジイソプ
ロピルエーテル(20c.c.)と研和する。固体を取
し、アセトニトリル(35c.c.)から再結晶して、融
点215℃の7−n−ブチルアミノカルボニルオキ
シ−6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−
2−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H
−ピロロ[3,4−b]ピリジン(0.96g)を得
る。
本発明は、活性成分として少なくとも1種の一
般式の複素環化合物を、医薬製剤用担体または
コーテイング剤と組合せて含む医薬組成物を提供
する。本発明は特に経口、非経口または経腸投与
のために、または軟膏として作られた該製剤を包
含する。
経口投与用の固体組成物は、錠剤、丸剤、粉末
剤および顆粒剤を包含する。このような固体製剤
においては、活性化合物を少なくとも1種の不活
性希釈剤、たとえばシヨ糖、乳糖またはデンプン
と混合する。本組成物はまた、通常の実施におけ
るように、不活性希釈剤以外の添加物質、たとえ
ばステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤を含
みうる。経口投与用の液体組成物は、この技術分
野において慣用される不活性希釈剤、たとえば水
または液体パラフインを含有する医薬的に受容し
うる乳剤、溶液、懸濁液、シロツプおよびエリキ
シルを包含する。不活性希釈剤の他に、該組成物
はまた補助剤、たとえば湿潤剤、乳化剤および懸
濁化剤、並びに甘味剤、賦香剤および芳香剤を含
有しうる。経口投与用の本発明に従う組成物はま
た、希釈剤または賦形剤を添加してまたは添加せ
ずに、活性物質を含有する、たとえばゼラチンの
ような吸収性物質のカプセル剤を包含する。
非経口投与用の本発明に従う組成物は殺菌した
非水性の溶液、懸濁液または乳液を包含する。非
水性の溶媒または担体の例には、プロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、植物油、たと
えばオリーブ油、および注射用有機エステル、た
とえばエチルオレエートがある。これらの組成物
はまた補助剤、たとえば防腐剤、湿潤剤、乳化剤
および分散剤を含有しうる。それらは、たとえば
細菌保持過器を通す過により、殺菌剤を組成
物に加えることにより、照射により、または加熱
により殺菌できる。それらはまた使用の直前に殺
菌水または若干の他の殺菌媒質中に溶解しうる殺
菌固体組成物の形に製造できる。
経腸投与用の組成物は活性物質に加えて、たと
えばカカオ脂または適当なワツクス基剤のような
賦形剤を含有する坐剤である。
人の治療において、本組成物は、特にトランキ
ライザー、催眠剤、抗てんかん剤および抗痙攣剤
(筋肉弛緩剤)として使用しうる。
本発明の組成物中の活性成分の比率は変化させ
ることができ、適当な投薬剤が得られるような比
率を構成することが必要である。投薬量は所望の
治療効果に、投与経路に、そして処置の期間に依
存して変化する。人の治療において、本組成物
は、成人に経口投与するとき、一般に1日当り活
性成分5mgないし10mgの間の投薬量で与えるべき
である。一般に、医者は処置される患者に固有の
年令、体重および他の因子を考慮に入れて適当と
考えられる薬用量を決定しうる。
以下の例で本発明に従う医薬組成物を説明す
る。
例 A 活性化合物25mgを含有しそして以下の組成を有
する錠剤を慣用の技法に従い製造する: 5−n−ブチルアミノカルボニルオキシ−6−
(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イ
ル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピ
ロロ[3,4−b]ピラジン 0.025g デンプン 0.090g 沈降シリカ 0.030g ステアリン酸マグネシウム 0.005g

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 [式中、ピロリン環およびX1およびX2は一緒
    に6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−
    b]ピラジンまたは6,7−ジヒドロ−5H−ピ
    ロロ[3,4−b]ピリジン核を形成し、Y1
    ハロゲン原子を表わし、そしてR1およびR2は同
    一または異なり、各々水素原子または炭素原子1
    〜4個を有するアルキル基を表わす]で示される
    複素環化合物。 2 Y1が塩素を表わす、特許請求の範囲第1項
    に記載の化合物。 3 ピロリン環およびX1およびX2が一緒に、
    6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]
    ピラジン核または6,7−ジヒドロ−5H−ピロ
    ロ[3,4−b]ピリジン核を形成し、Y1
    1,8−ナフチリジン−2−イル核の7位のハロ
    ゲン原子を表わし、R1が炭素原子1ないし4個
    を有するアルキル基を表わし、そしてR2が水素
    原子または炭素原子1ないし4個を有するアルキ
    ル基を表わす、特許請求の範囲第1項に記載の化
    合物。 4 6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−
    2−イル)−5−ジメチルアミノカルボニルオキ
    シ−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロ
    ロ[3,4−b]ピラジンである、特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。 5 6−(7−クロル−1,8−ナフチリジン−
    2−イル)−5−N−ブチル−N−メチルアミノ
    カルボニルオキシ−7−オキソ−6,7−ジヒド
    ロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピラジンであ
    る、特許請求の範囲第1項に記載の化合物。 6 5−n−ブチルアミノカルボニルオキシ−6
    −(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イ
    ル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロ
    ロ[3,4−b]ピラジンである、特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。 7 5−n−ブチルアミノカルボニルオキシ−6
    −(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イ
    ル)−7−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロ
    ロ[3,4−b]ピリジンである、特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。 8 7−n−ブチルアミノカルボニルオキシ−6
    −(7−クロル−1,8−ナフチリジン−2−イ
    ル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロ
    ロ[3,4−b]ピリジンである、特許請求の範
    囲第1項に記載の化合物。 9 一般式 HNR1R2 (式中R1およびR2は同一または異なり、各々
    水素原子または炭素原子1ないし4個を有するア
    ルキル基を表わす)のアミン化合物を一般式 [式中ピロリン環およびX1およびX2は一緒
    で、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−
    b]ピラジンまたは6,7−ジヒドロ−5H−ピ
    ロロ[3,4−b]ピリジン核を形成し、Y1
    ハロゲン原子を表わし、そしてArは炭素原子1
    ないし4個を有するアルキル基またはニトロ基に
    より場合により置換されていてもよいフエニル基
    を表わす]の混合カーボネートと反応させること
    からなる一般式 (式中X1,X2,Y1,R1およびR2は前記定義の
    とおりである)の複素環式化合物の製造方法。 10 反応を無水の有機溶媒中で20〜100℃の温
    度で行なう、特許請求の範囲第9項に記載の方
    法。 11 一般式 Cl−CO−NR1R2 (式中R1およびR2は同一または異なり、各々
    炭素原子1ないし4個を有するアルキル基を表わ
    す)のカルバモイルクロリド化合物を一般式 [式中ピロリン環およびX1およびX2は一緒
    に、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−
    b]ピラジンまたは6,7−ジヒドロ−5H−ピ
    ロロ[3,4−b]ピリジン核を形成し、Y1
    ロゲン原子を表わす]の化合物またはそれらのア
    ルカリ金属塩と反応させることからなる一般式 (式中X1,X2,Y1,R1およびR2は上記定義の
    とおりである)で示される複素環式化合物の製造
    方法。 12 カルバモイルクロリドを特許請求の範囲第
    11項に示した一般式の複素環式化合物のアルカ
    リ金属塩と反応させ、この反応を無水の有機溶媒
    中で60℃以下の温度で行なう、特許請求の範囲第
    11項に記載の方法。 13 一般式 O=C=N−R1′ (式中R1′は炭素原子1ないし4個を有するア
    ルキル基を表わす)のイソシアネートを一般式 [式中ピロリン環およびX1およびX2は一緒
    に、6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−
    b]ピラジンまたは6,7−ジヒドロ−5H−ピ
    ロロ[3,4−b]ピリジン核を形成し、そして
    Y1はハロゲン原子を表わす]の化合物と反応さ
    せることよりなる一般式 [式中X1,X2,Y1およびY2は前記定義のとお
    りであり、R1は炭素原子1ないし4個を有する
    アルキル基を表わし、そしてR2は水素原子を表
    わす)で示される複素環式化合物の製造方法。 14 反応を有機溶媒中で20〜100℃の温度で場
    合により3級アミンの存在下に行なう、特許請求
    の範囲第13項に記載の方法。
JP4923581A 1976-02-11 1981-04-01 Heterocyclic compound Granted JPS56156276A (en)

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