JPS61163183A - 粒子状吸湿性肥料用物質の固結防止方法 - Google Patents

粒子状吸湿性肥料用物質の固結防止方法

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JPS61163183A
JPS61163183A JP60004540A JP454085A JPS61163183A JP S61163183 A JPS61163183 A JP S61163183A JP 60004540 A JP60004540 A JP 60004540A JP 454085 A JP454085 A JP 454085A JP S61163183 A JPS61163183 A JP S61163183A
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菅原 晴茂
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、粒子状吸湿性肥料用物質の固結防止に関す
るものである。
詳しくは、肥料用粒状物をワックスコーテイング後、更
に微粒子含水珪酸を付着せしめて粒子状吸湿性肥料物質
の固結を防止する方法に関する。
従来の技術 吸湿性肥料用物質には、過燐酸石灰、−燐安、塩安、尿
素等があるが、以下大粒尿素を例にとって説明する。
大粒尿素は、粒子径が2ミリ以上(通常は、2−〜5ミ
リ)でバルクブレンド肥料の窒素外の高成分化及び物理
的混合のみによる化成肥料対比製造コストの低減などを
目的に製造されており、近年需要家の要望によりその需
要が増大している。
しかしながら、尿素は本来吸湿性、潮解性が強いため、
貯蔵、梱包、運搬、取扱いに不便をきたし、経時的に固
結してしまう大きな問題を有している。
このような、吸湿性の強い粒子状肥料物質の固結防止方
法として、パラフィンワックスで被覆する方法は公知で
あって古くから多く提案されている。
発明が解決しようとする問題点 パラフィンワックスで被覆処理する方法は、大きな問題
点ン有している。それは、被覆される粒子温度が高い一
般的に65℃以上の処理では、パラフィンと尿素とが反
応して付加物を生成することである。したがって、粒子
温度を高くすることは好ましくなく、通常、粒子温度3
0〜65℃に保持して被覆処理が行われ、好ましくは4
0〜55℃に下げて処理することが必要である。
そのため、使用するワックスの融点はその被覆処理温度
に於て粒子表面を十分に′$覆出来るものでなければな
らない。即ち融点の高いものは粒子表面で急速に結晶し
、その結果、粒子は一部しか保W1膜で被覆されずすぐ
に湿気を吸収し潮解固結する。
また、ワックスの融点が低すぎると、粒子の表面は完全
に被覆され防湿性は丁ぐれているが、ワックスの軟化に
より粒子同志が粘結し、特に夏場気温が高くなるとその
傾向が著しくなり、倉庫貯蔵時もしくは7レコンパツク
梱包時何らかのハンドリングが必要となる等、防湿性と
防結性とを付与できる被覆処理方法はない。通常は、防
湿性は多少劣っても防結性に重点をおいて被覆処理が行
なわれている。
また、粒子状吸湿性肥料用物質の防湿、固結防止に微粉
末無機化合物を使う研究は従来から行われている。例え
ば珪藻土、白土、石こう、ベントナイト、陶土、水酸化
アルミニウム、けい酸、マグネシウム等珪酸塩および炭
酸カルシウム等が使用され、とくに、珪藻土、メルク等
の珪酸系固結防止剤が最も一般的である。
しかし、これらの固結防止剤は単独で充分な効果を得る
ためには、極めて多量に用いることが必要である。その
ため着色を生じたり、また目的の処理をするのに長時間
?要し、工業的に実施するのが著しく困難であったり、
さらに取扱いの際、粉塵がはげしく環境悪化、製雪内部
への付着等の問題がある。その上、固結防止効果は達成
されるもののそれ自体吸湿性であるため長期にわたって
の効果を持続することはできない等多(の欠点がある。
本発明者は、前記問題点を解決するため鋭意研究を行い
、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、ワックスコーディングされた粒子
状吸湿性肥料用物質に、更に含水率4〜8重量%、見掛
比重0.1〜0.3、粒径20mμ以下の球状の微粒子
含水珪1!!!’に付着せしめることを特徴とする粒子
状吸湿性肥料用物質の固結防止方法である。
本発明の方法において処理される大粒尿素等の粒子状吸
湿性肥料用物質の製造方法としては、特に制限はなく、
例えば、溶融した尿素暑造粒塔で造粒する方法(特開昭
5O−114380)、流動状態にある尿素小塊および
グリル尿素に溶融尿素ケスプレーして造粒したもの(特
開昭56−76256)もしくは皿型造粒機で造粒して
えられる、通常、粒子径が2〜5闘のものが大粒尿素と
して用いられる。
本発明の方法において使用されるワックスとしては、石
油系のパラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クス、更に、石油系ワックスを触媒による酸化プロセス
を経て生成される酸化ワックスでも良く、その融点が4
0〜60℃の範囲、望ましくは40〜55℃の範囲のも
のである。
本発明の方法において用いられる微粒子含水珪酸として
は、湿式法で製造されるものであって、含水率4〜9重
量%、見掛比重0.1〜0.3(?/ml)、粒子径が
25m11以下、望ましくは3〜20mμで非晶形球体
の粒子形のものが用いられる。珪酸の純度は特に限定す
る必要はないが、82〜88重量%が好ましい。
このような微粒子含水珪酸は、ワックスで均一にコーテ
ィングした大粒尿素に付着されて、ワックスの袖膜ビ損
うことなく防湿性を保持したまへ、固結防止効果を付与
する。
本発明の方法における、粒子状吸湿性肥料物質へのワッ
クスコーティングは、特に限定されないが、゛例えば大
粒尿素等に粒子温度40〜65℃、好ましくは45〜6
0℃で溶融ワックスを噴霧する方法により行なわれる。
ワックスの添加量は大粒尿素当り0.05〜0.5重量
%、好ましくは0.1〜0.3重量%であり、噴霧処理
後、通常、3〜8分、好ましくは3〜5分転動処理し粒
子表面に均一に被覆する。
添加方法は連続式、回分式いずれでも良く、装置として
十分に転勤効果が得られるものであれば良く、回転混合
ドラム、皿型転動装置、ワンマンミキサー等が使用出来
る。
本発明の方法における微粒子含水珪酸の付着処理は、ワ
ックスコーティングされた大粒尿素に対して実施する。
通常、前記のようなワックスコーティング処理して冷却
後、実施すれば防湿性を損うことなく、ワックスコーテ
ィングされた大粒尿素の表面に均一に付着させることが
出来る。冷却前では、ワックスの被jj都が軟かいため
微粒子含水珪酸がワックスの中にめり込み、その結果完
全な防湿効果かえられないばかりでなく、固結防止効果
も不十分で好ましくない。
すなわち、微粒子含水珪酸の付着処理は、粒子温度が3
5°C以下で実施するのが好ましい。付着処理方法は、
連続式または回分式でも曵(、装置として十分に転勤効
果が得られるものであれば良い。
回転混合ドラム、ワンマンミキサー更にはセメントミキ
サー車のようなものも使用出来る。
その添加量は、通常、大粒尿素に対して0.1〜1重量
%で、好ましくは0.2〜0.5重量%であり、ワック
スのμΦ点、ワックス量ならびに気温等により適宜変量
することが出来る。転勤時間は、1〜7分で、好ましく
は2〜5分である。処理時間を長くしても何ら効果はな
く、逆にワックス被膜を損うので好ましくない。
固結防止剤として、微粒子含水珪酸を肥料物質のワック
ス表面に付着させることにより、防湿性を損わずに固結
を防止できる。
したかって、本発明の方法を大粒尿素に適用すると、ワ
ックスとして、ワックスコーティング処理時に尿素とワ
ックスとの付加反応を抑制するべ(、粒子温度を低くし
ても、粒子表面のコーティングが十分効果的に行えるも
のが選定できるので、防湿性の非常に優れた大粒尿素を
製造することが可能である。 ・ 又、本発明の方法で製造される大粒尿素は緩効化してい
ないため、通常の尿素と取扱い上何ら変りはなく、また
微粒子含水珪酸が親水性であることから浮上防止効果も
得られる。
実施例 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 容量5tの回転混合ドラムを用いて回分式で温度60℃
の大粒尿素に加熱溶融したパラフィンワックス(M、P
 55°C)’に0.2重量%噴霧し5分間転動処理し
て被覆し室温迄放冷した。ワックスコーティングに用い
た回転混合ドラムに前記ワックス被覆大粒尿素を所定量
入れ、これに微粒子含水珪酸(商品名ゼオシール#10
00V多木化学裂水分5wt%、見掛比重0.15〜0
.19 f/ml、粒子径15〜20mμ)(以下S/
Fと略記する)を0.1.0.6.0.5および1重量
%各々添加し6分間転動した。
この様に処理した大粒尿素について、吸湿率測定と固結
テストを実施した。対比のためS/F無添加しない例も
示す。
尚、吸湿率測定法は、試料10Fをシャーレ(ふた付)
に精秤し温度60°C,RH80%、風速2.5 m/
 Sの恒湿器に入れ24.48.72時間経経過型量な
測定した。
一方、固結テストはシリンダー型10cW10のSUS
裂容器に試料3502を装入し、室温40℃、湿度RH
40%の条件下荷重0.551’w/iで2日間保存し
た。
荷重を取り除き山中式土壌硬度計で固結硬度を測定した
結果を表−1に示す。
比較例1 微粒子含水珪酸の添加効果をみるため、他の珪酸質粉末
(SiO+含量45〜80重量%、含水率1%以下)を
用いて実施例1と同様のテストヲ行った。
結果を表−2に示す。
実施例2 流動床方式において造粒された大粒尿素を篩分機で農品
サイズの粒度とし1こ。このものは粒子温度55℃を有
しており連続的に回転混合ドラムに供給され酸化ワック
ス(M、P51℃)を噴霧し5分間転動処理したものを
倉庫に貯蔵した。
この様に処理したものを回転ドラムに連続的に供給し同
時に微粒子含水珪酸(商品名カープレックス#80ジオ
ツギ梨薬)を0,3%相当(5−2)及び前述のゼオシ
ール#1000VO,!1%相当(3−3)添加2分間
転動付着処理した。
この処理品それぞれを1■コンテナバツグに充填しそれ
ぞれ2段積みにして′50〜35℃で貯蔵2週間、1ケ
月、3ケ月における下段コンテナバックの排出状況を調
査した。その結果を表−6に示す。
尚、対比にS/F無添加品の例(3−1)も示す。
表−3の結果から、S/F添加品は3ケ月貯蔵後もハン
ドリングなしで排出可能であり、吸湿率は貯蔵時と全く
変化なかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)ワックスコーティングされた粒子状吸湿性肥料用物
    質に、更に、含水率4〜9重量%、見掛比重0.1〜0
    .3、粒径25mμ以下の球状の微粒子含水珪酸を付着
    せしめることを特徴とする粒子状吸湿性肥料用物質の固
    結防止方法。
JP60004540A 1985-01-14 1985-01-14 粒子状吸湿性肥料用物質の固結防止方法 Expired - Lifetime JPH062632B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03232788A (ja) * 1990-02-06 1991-10-16 Nissan Chem Ind Ltd 浮上防止された被覆粒状肥料
CN110803962A (zh) * 2016-08-31 2020-02-18 山东农大肥业科技有限公司 一种用于制备控释肥料的改性生物蜡包膜材料

Cited By (3)

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JPH03232788A (ja) * 1990-02-06 1991-10-16 Nissan Chem Ind Ltd 浮上防止された被覆粒状肥料
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