JPS61160433A - ボビン装填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオープンエンド精紡機などの繊維機械用の作業
機に選択的にボビンを供給する装置に関する。

〔従来の技術〕

本出願人にかかるヨーロッパ特許出願公開第１２６３５
２、１２６３７３．１２７０１７号には、繊維機械用の
作業機の種々の態様について開示されている。これらの
先行特許出願の内容は本出願中に参考として組込まれて
いる。本発明は特にこれらの出願に記載された作業機の
マガジン内に円筒形のボビンを装填する技術に関する。

個々の円筒形ボビンをばら積み容器から作業機のボビン
マガジン内に供給することは周知である。

このような供給は特に困難もな〈実施できる。なぜなら
ば、円筒形のボビンは長手軸に直角な方向に制御された
状態で転がることができるからである。更に両側建ての
繊維機械においては各側に一台ずつのボビン搭載作業機
と、機台端に設置された共通のボビン供給システムとを
具えればよいことも米国特許第４１５５５１３号に提案
されている。しかし、ここに提案されているボビン供給
システムは複雑なものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明によれば、繊維機械の両側に設置された作業機に
選択的にボビンを供給する装置であって、ボビンを順次
に供給する手段と複数の供給個所及び／又は供給方向の
一つを選択する作用をなす手段とを含む装置が提案され
ている。

本発明の実施例によれば、繊維機械用の作業機のボビン
マガジン内にボビンを積み込むシステムが提供される。

このシステムは積み込まれるボビンのためのばら積みホ
ッパを具えている。作業機が積み込みシステムに・対し
て位置せしめられたとき、個々のボビンを作業機に移送
するための手段も設けられている。この移送部には供給
されるボビンを多くの方向の中の一つに選択的に向ける
手段も設けられている。このようにして、このシステム
は移送部に対して異なった姿勢で作業機にボビンを供給
するように工夫されている。別の態様においては、この
供給手段は多数の移送手段の中の選択されたものにボビ
ンを供給ことかできる。

その好適態様によれば、本発明はボビンシュートと、該
シュートに沿って複数の個所に対して選択的に作業を行
う手段とを提供する。シュートの端部にはそのような個
所の一つが設けられ、他端には開閉自在なトラップドア
が設けられている。

開放時には該トラップドアは引き上げられてシュートを
閉鎖し、その中のボビンの運動方面を変更する。

本明細書においては、”バラ積み受容器”とは積み込み
システムによってボビンを積み込まれる作業機のマガジ
ンよりも実質的に沢山のコーン状ボビンを保留できるよ
うに設計されたすべての受容器を称する。この供給手段
は、シュートにボビンを連続的に供給するエレベータを
具えている。

本発明の原理及び一つの実施例を添付の図面に基づいて
説明する。

〔実施例〕

第２図はオープンエンド精紡機の端面から見た側面図を
示す。このタイプの機械は紡績技術分野においては周知
であるから、ここではその幾つかの態様について極く簡
単に説明するに留める。

この機械は図の面に垂直に相当長く延在している。機械
の各側面に沿って、それぞれ独立して糸を紡績するよう
になされた複数（通常、約１００個所）の作業ステーシ
ョンが設けられている。床１４上に立設された断面アウ
トラインは符号工２で示されている。符号１６は、図に
おいて機械の右側の作業ステーションの一つに供給され
るスライバ１８の入れられているケンスである。実際の
作業においては、同様なケンスが各ステーションに設け
られている。該作業ステーションの図示しないロータ部
を離れた糸は、巻取り部２０に供給され、ここで円筒形
ボビン２４上にパフケージ２２として巻取られる。巻取
りの際、ボビン２４は、ボビンまたはパフケージが摩擦
駆動ロール２３と接触するように、クレードル２５によ
って支持されている。パンケージ（チーズ）が満管にな
ると、該パッケージは二列の巻取り部２０の間に機械の
長手方向に走行しているコンベヤヘルド２６に移転され
る。第１図はコンベヤ２６上の一つのパッケージ２２を
示す。このパッケージは図の右側の巻取り部２０からコ
ンベヤに移転されたばかりのものである。図の左側の巻
取り部２０では同じようなパッケージ２２が形成された
所であり、この作業ステーションが自動作業機２８によ
って操作されると直ぐに、コンベヤ２６に移転されるで
あろう。

作業機２８はフレーム１２の上部に取り付けられたレー
ル３０に支持され、且つ案内されている。

該レールはＵ字型をなし、Ｕ字の湾曲部分は第２図に示
された端部と反対側に設けられている。作業機２８は、
レール３０に沿って動くことによって作業ステーション
の任意の一つと一致して作業態勢にはいることができる
。

作業機２８は、満パツケージを作業ステーションの巻取
り部２０からコンベヤ２６まで移転させるための適宜な
機構（図示しない）を有している。

作業機２８は更に、常時空ボビン２４を搭載しているマ
ガジン３２と、個々のボビンを該マガジンから、満パツ
ケージが取り外された作業ステーションの巻取り部２０
まで移転するための機構（図示しない）を具えている。

このようなシステムの詳細はヨーロッパ特許出願公開第
１２６３５２号に開示されており、本出願中では説明を
省略する。

図示の紡機においては、レール３０は作業ステーション
を越えてフレームの長手方向に延在している。マガジン
３２が空、又は部分的に空になると、作業機２８は制御
システム（ヨーロッパ特許出願公開第１２６３７３号に
開示されたような）によって、作業ステーションを越え
て、レール端部に隣接するマガジン装填位置内に移動す
る。作業機がマガジン装填位置内に入ると、ボビン積み
込みシステムが作動して、後述のように、ボビンをマガ
ジン３２内に供給する。

図示の積み込みシステムは、床１４のレール上を走行す
るキャリッジ３４、エレベータ２６、及びシュート３８
を具えている。

エレベータ３６は、作業機２８のマガジン装填位置の真
向かいの位置においてフレーム１２に固定されている。

シュート３８はエレベータ３６のハウジングの上端に固
定され、そこから紡機を横断して延在し、エレベータか
らマガジン３２までボビンを搬送する。床１４上のレー
ルシステムによって、作業員はキャリッジ３４を転がし
て、これを紡機と反対側の面にあるエレベータ３６の下
端と作業可能な関係に置くことができる。

キャリッジ３４は縦方向に間隔をあけて配列された複数
の傾斜板４０を具えている。各傾斜板は（最下段のもの
を除いて）キャリッジ３４を部分的にのみ横断し、それ
により板４０はジグザグ状の経路を形成し、これに沿っ
てボビン２４は順次に最下段の板まで移動することがで
きる。最下段の板はキャリッジを完全に横断しており、
ボビンを所定個所に厚き、ここからボビンはエレベータ
３６によって順次に取り上げられる。各ボビンは、上側
の板の最下端からその下の板の上に落下することを繰り
返してエレベータに続く最後の板に達するように、各傾
斜板４０を転落下する。エレベータ３６は、その上下両
端に設置されたガイドロール４４の周囲を動くエンドレ
スベルト４２を呉え−でいる。

ベルト４２は複数の突起４６を具え、これによってキャ
リッジ３４から個々のボビン２４を取り上げる空間を形
成している。

ベルト４２は矢印で示されるようにロール４４の周囲を
時計回りの方向に駆動される。各空間がベルトの走行に
つれて上昇から下降に移行するとき、該空間内に担持さ
れたボビン２４はシュート３８内に案内され、又は車に
落下し、該シュートを転落してマガジン３２内に入る。

このシステムの制御は比較的簡単である。ボビンは確実
に、望み通りに板４０とシュート３８を落下することが
できる。前述のヨーロッパ特許出願公開第１２６３５２
号に開示されたように、作業機はマガジン３２の充填状
態を監視するための適宜な監視装置（図示しない）を具
えている。作業機からのコード４８がフレーム上の中央
ダクト５ｏまで延びており、紡機と作業機間の電力と情
報の伝達を可能にしている。作業機がマガジン装填位置
と結合されると、作業機はエレベータ３６の作業を開始
させる信号を発する。監視システムがマガジンが所定の
レベルに充填されたこと示すと、別の信号が発せられ、
エレベータ３６の作業が中止される。キャリッジ３４か
らエレベータ３６へのボビンの供給は、エレベータ内に
空間が存在し、且つキャリッジ３４に供給すべきボビン
が存在している限り、自動的に続行される。

第１図は、第２図の紡機の両側をそれぞれを受は持つ二
つの作業機の各々にボビンを供給する同様ナシステムの
略図である。この場合、レール３０の湾曲部における作
業機の経路は閉鎖され、各作業機はそれぞれ紡機の片側
に沿って往復するようになされている。

第２図においても、同じパーツに対しては第２図と同じ
符号が付されている。エレベータ３６又は概略的に２８
．２８Ａで示された二つの作業機については、詳述する
必要はないものと信する。

しかし、エレベータはブロック６０で示されたフレーム
から若干離れる方向に移動しており、それにより、（第
１図における）左側の作業機がエレベータとフレームの
間のボビン積み込み位置内に入れるように空間が設定さ
れている。二つの作業機は実質的に同じ構造である。

シュート３８は紡機を横断して（紡機の長手方向中心面
６２に対して約９０°の角度で）紡機の両側間の略真中
まで達している。この細長いシュートを支持するために
、バー６８が設けられている。

右側作業機２８に対するボビンの供給は前述のものと全
く同じである。作業機２８上のボビス受領シュート６４
は紡機を横切って片持ち式に延在し、シュート３８と一
線上に並んで、平面図においてその延長を形成している
。エレベータ３６から順次に供給されたボビンはシュー
ト３８の連続する傾斜床を転落し、シュート６４へのボ
ビン供給のための移転個所を形成するシュート３６の端
部を離れた後も同一方向を保つ。

作業機２８Ａのボビン受領シュート６４Ａはシュート６
４と反対方向に延在している。シュート６４．６４Ａの
端末は紡機の中心面６２を挟んで反対側に存在する。従
って、これらは如何なることがあっても互いに干渉しな
い。

シュート６４Ａのボビン受領開口に対応するシュート３
８の床には、点線６６で示された上下動可能なトラップ
ドアが設けられている。シュート６４ヘボビンを供給す
る際は、トラップドア６６は下降してシュートの端部に
達する連続傾斜床の一部を形成する。シュー１−６４Ａ
へボビンを供給する場合には、トラップドア６６は上昇
して点線で示す位置を占める。このトラップドア自身は
、ボビンがシュート３８内をそれ以上落下しないように
阻止するブロックとして作用する。トラップドアの上昇
によって床に形成される開口は、この上昇ドアによって
阻止されたボビンをシュート６４Ａの方へ通過させる移
転個所を形成する。そのような各ボビンの運動方向は、
トラップドアの所で約９０”転回させられ、更にシュー
ト６４Ａ内で９０°転回させられる。

畝上のように、二つの異なった作業機にボビンを供給す
る非常に簡単な手段を提供する他に、第２図に関連して
説明したように、本発明は一台の紡機に唯一の作業機し
か設けられていない場合にも有益である。この場合には
、作業機は紡機のどちら側の積み込み位置においてボビ
ンの供給を受けてもよい。このことはレール３０に沿う
任意の位置から積み込み位置まで到達するに要する走行
距離を減少させることできるので、全体としての効率を
改善することができる（第２図）。

作業機２８．２８Ａは同時にそれぞれの積み込み位置に
置かれることができる。しかし、一つの作業機に対する
積み込み作業は、他方の作業機に対する積み込み作業が
完了するまでは始まらない。

作業機の存在を登録するためのセンサ７０．７２が各積
み込み位置の隣に設けられている。作業機の到着によっ
て作動を開始する”第１”センサは、コンピュータ制御
システムに信号を発し、これによってトラップドアの状
態がチェックされ、ＸＩ　トラップドアの現在の状態と
センサから受領した信号に応じて、作動装置（図示しな
い）が制御される。この作動装置はピストン−シリンダ
ユニット、ステンプモータなどの適宜なアクチュエータ
である。

本発明は図示の実施例に限定されるべきではない。第１
図に示された好適実施例はボビンの移転個所（シュート
の端末、トラップドア）の変更とボビンの運動方向（シ
ュート３日の軸線方向、これに直交する方向）の変更の
両者によって、作業機２８と２８Ａとに供給しそいる。

機構的に若干複雑にはなるが、位置の変更か方向の変更
のどちらかでもこの目的を達成できる。例えば、すべて
のボビンをシュートの端部から供給して、運動方向のみ
を変更することもできる。その代わりに、すべてのボビ
ンを広い間隔を有する個所において、シュートの軸線に
沿って供給してもよい。図示のシステムは両作業機の部
品を同じにすることができる利点とメインシュート３８
を簡車且つ確実に変形できる利点を有する。トラップド
アを上向きに開く代わりに下向きに開くようにすること
もできるが、有効なシュート閉塞効果は得られない。

エレベータと、近い方のボビン供給地点即ち第１図の作
業１２８Ａへの移送点との間のシュート床の長さ部分は
、下方に動かしてその傾斜を増加し、これによってシュ
ート端への供給を中断させることができる。しかし、こ
れは比較的複雑な変形である。シュートの巾はボビンの
軸長に合致していることが望ましく、シェードの床の可
動部分（第１図のトラップドア）はこのシュート巾全体
を実質的に横断していることが望ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は第２図に示すシステムを改良して、両側建での
紡機の各側に設けられた二つの作業機にボビンを供給す
るようになした本発明のシステムの概略側面図、 第２図はヨーロッパ特許出願公開第１２６３５２号の第
８図に示されたタイプの作業機のボビン受領マガジン内
に円筒形ボビンを積み込むための公知のボビン装填シス
テムの概略側面図を示す。 １２・・・フレーム １４・・・床 ２０・・・巻取り部 ２２・・・パンケージ ２４・・・ボビン ２６・・・コンベヤ ２８．２８Ａ・・・作業機 ３０・・・レール ３２・・・マガジン ３４・・・キャリッジ ３６・・・エレベータ ３８・・・シュート ４０・・・板 ４６・・・突起 ６０・・・フレーム ６４．６４Ａ・・・ボビン受領シュート７０．７２・・
・センサ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、繊維機械の両側に設けた作業機に対して、選択的に
   ボビンを供給するための装置であって、ボビンを順次に
   供給する手段、及び複数の供給個所及び／又は供給方向
   の一つを選択して作業を行う手段を具えたボビン供給装
   置。 ２、前記ボビン順次供給手段が、バラ積み受容器からボ
   ビンを取り上げるようになされたエレベータを具えてい
   る特許請求の範囲第１項に記載された装置。 ３、前記選択作業手段が、ボビンの転動する表面を具え
   たシュートを具えている特許請求の範囲第１項又は第２
   項に記載された装置。 ４、一つの供給個所がシュートの端部に設けられている
   特許請求の範囲第３項に記載された装置。 ５、シュートが可動部分を有し、該可動部分の動きによ
   りボビン供給手段とシュートの端末の間に、ボビン供給
   個所が設けられる特許請求の範囲第４項に記載された装
   置。 ６、前記可動部分が、ボビンのシュートに沿う運動を阻
   止するような位置まで動くことができる特許請求の範囲
   第５項に記載された装置。 ７、前記ボビン供給手段が、ボビンを繊維機械の長手方
   向軸に平行になし、該機械を横断する方向にボビンを転
   動させる特許請求の範囲第１項から第６項までのいずれ
   か１項に記載された装置。 ８、前記ボビン順次供給手段が、繊維機械を横断する方
   向にボビンを供給する特許請求の範囲第１項から第７項
   までのいずれか１項に記載された装置と、細長い繊維機
   械並びに該機械に沿って可動の一台以上の作業機との組
   み合わせ。 ９、各作業機が機械の長手方向中心線に向かって延在す
   るボビン受領手段を有する特許請求の範囲第８項に記載
   された装置。 １０、前記ボビン受領手段が、内部でボビンが転動し得
   るシュートを具えている特許請求の範囲第９項に記載さ
   れた装置。