JPS6116020A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS6116020A
JPS6116020A JP13548884A JP13548884A JPS6116020A JP S6116020 A JPS6116020 A JP S6116020A JP 13548884 A JP13548884 A JP 13548884A JP 13548884 A JP13548884 A JP 13548884A JP S6116020 A JPS6116020 A JP S6116020A
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JP
Japan
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magnetic
acid
magnetic layer
recording medium
magnetic recording
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JP13548884A
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Kaoru Nakajima
薫 中島
Takashi Kishi
岸 隆
Yoshinobu Ninomiya
二宮 良延
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ、磁気ティスフ等の磁気記録媒体
に関するものである。
〔背景技術とその問題点〕
磁気記録の分野においては、高密度記録化や記録信号の
短波長化が進められており、これに対応して、例えば非
磁性支持体上に磁性塗料を0布して磁性層を形成した塗
布型の磁気記録媒体においては、磁性層に分散される磁
性粉末の微細化、高充填化が図られ、結果として上記磁
性層の平滑性が良好になる傾向にある。
一方、上述の高密度記録化に対応して、鉄、コバルト、
ニッケル等の金属やCo−Ni合金等の合金等のような
強磁性金属材料を真空蒸着法、スパッタ法、イオンプレ
ーティンク法等の真空薄膜形成技術によってポリイミド
フィルムやポリエステルフィルム等の非磁性支持体上に
直接被着形成した所詣強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体
が提案されており、抗磁力Hcや残留磁束密度が大きい
ばかりでなく、磁性層の厚みを極めて薄くすることが可
能であるため記録減磁や再生時の厚み損失が著しく小さ
いこと、磁性層中に非磁性材である有機バインダーを混
入する必要がないため磁性材料の充填密度を飛躍的に高
めることができること等、磁気特性の点で数々の利点を
有していることから、注目を集めている。そして、この
種の磁気記録媒体にあっても、その磁性層表面は極めて
平滑性に優れたものとなっている。
ところで、このように磁性層の表面平滑性が良好なもの
となると、例えばスペーシンクロス等の点ては有利であ
るが、走行性や耐久性の面で支障をきたす虞れがある。
すなわち、上記磁性層の表面が平滑になり過きると、例
えば磁気ヘノ1−やガイドポスト、回転ヘノ1−用シリ
ン2等との接触部において凝着現象(所謂はりつき)が
起こりやすくなり、また実質的な接触面積が大きくなる
ことから摩擦係数が大きなものとなる等、走行性が極め
て悪化してしまい、著しくは走行不能に陥ってしまう虞
れもある。さらに、上記摩擦係数の増加は、例えば走行
系での磁気テープの張力を増加させるために、耐久性の
面でも粉落ち、形状劣化、ヘット詰り等の原因となる虞
れもある。
そこで従来、上述の磁気記録媒体の走行性の改善を図る
ために、例えば特開昭58−68224号公報や特開昭
58−68227号公報等に記載されるように、上記磁
性層が被着形成される非磁性支持体の表面粗度を制御し
て得られる磁性層の表面性を適正なものとすることが試
みられている。
しかしながら、上述の各方法にあっては、例えば生産性
の点や得られる磁気記録媒体の走行性、耐久性等の点で
満足できるものとは言い難く、そこでこのような実情に
鑑み本、願出願人は先に高分子ラテックスを用いて磁性
支持体表面に粒状突起を形成した磁気記録媒体を提案し
た。そして、この高分子ラテックスを使用することによ
って、非磁性支持体表面に極めて容易にかつ均一に粒状
突起が形成され、走行性や耐久性に優れた磁気記録媒体
が得られることが分かった。
しかしながら、この高分子ラテックスは、水系の溶媒を
分散媒としているために、非磁性支持体とのぬれ性が悪
く、このため上記高分子ラテックスを上記非磁性支持体
表面に均一に塗布し粒状突起の付着分布を一様にするこ
とは難かしいという欠点を有している。このように、粒
状突起の付着分布にむらが生ずると、良好な走行性が得
られないばかりか、出力変動も大きなものとなってしま
う。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、前述の如き実情に鑑みて提案されたも
のであって、粒状突起を形成する際の塗りむらを抑制し
、非磁性支持体表面に均一に分布される粒状突起を形成
して走行性、耐久性に優れた磁気記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上述の如き目的を達成せんものと鋭意研
究の結果、有機溶剤を分散媒としこの有簀 機溶剤に不溶な樹脂材料を分散寮とする油性エマルジョ
ンを使用することが有効であることを見出し本発明を完
成するに至ったものであり、表面に油性エマルジョンに
より粒状突起が形成された非磁性支持体上に磁性層を形
成したにとを特徴とするものである。
本発明に係る磁気記録媒体においては、非磁性支持体表
面に油性エマルジョンを塗布することにより粒状突起が
形成され、この結果、その上に形成される磁性層の表面
性の改善が図られるように構成される。
ここで使用される非磁性支持体の素材としては、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロース
トリアセテート、セルロースダイアセテート、セ/L/
ロースアセテートブチレート等のセルロース誘導体、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、
ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミドイミド等の
プラスチック等が挙げられる。上記非磁性支持体の形態
としては、フィルム、デ〜プ、シート、ディスク、カー
ド1、ドラム等のいずれでも良い。
また、本発明において、粒状突起を形成するために使用
される油性エマルジョンは、有機溶剤を分散媒とし、こ
の有機溶剤に難溶な樹脂微粒子を實 分散築とするコロイドゾルであって、その希薄溶液を塗
布することによって上記非磁性支持体上に分散質粒子が
被着し粒状突起が形成されるのである。このとき、上記
分散媒として有機溶剤を使用しているために非磁性支持
体に対するぬれ性が極めで良好なものとなり、上記油性
エマルジョンを非磁性支持体表面に塗布した際に塗りむ
らが生ずることかなくなって、粒状突起が極めて均一に
分布して形成される。
上記分散媒に使用される有機溶剤としては、通常使用さ
れる有機溶剤であれば如何なるものであってもよいが、
上記非磁性支持体に対する拡張ぬれを十分にとるために
は、この非磁性支持体の表面張力よりも10 dyn/
cm以上小さい表面張力を有する有機溶剤を用いること
が奸才しい。
かかる有機溶剤としては、アセトン、メチルエチルケト
ノ、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸nプロピル
、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸クリコールモノエチル
エーテル等のエステル系溶剤、クリコールジメチルエー
テル、グリコールモノエチルエーテル、ンオキサノ等の
グリコ−4ルエーテル系溶剤、ヘンゼン、トルエン、キ
シレノ等の芳香族炭化水素系溶剤、ヘキサン、ヘプタン
等の脂肪族炭化水素系溶剤、メチレノクロライド、エチ
レンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレン
クロライドリノ、シクロルヘノセン等の塩素化炭化水素
系溶剤等が挙げられる。これに対して、例えばジメチル
ホルムアミド(,1)MF)やジメチルスルホキシド(
DMSO)等の極性の極めて高い溶剤を使用した場合に
は、表面張力が大き過ぎて上記非磁性支持体に対するぬ
れ性を確保することが難かしいこと、上記非磁性支持体
を侵して損傷する虞れがあること、等から好ま用される
樹脂材料は、上述の有機溶剤に難溶なものを用いる必要
がある。したがって、このような樹脂材料としては、水
溶性高分子材料や親水性極性基を導入した樹脂材料等が
使用可能である。
上記水溶性高分子材料としては、ポリヒニルアルコール
、ポリアクリルアミド、ポリスチレノスルホン酸ナトリ
ウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリヒニルピロリド
ン等が例示される。
また、上記親水性極性基を導入した樹脂材料としては、
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体、セルロース誘
導体等に−8Oa M 、 −OS Oa M 。
−Coo M 、 −P (OM ) 2 (式中、M
は水素原子またはアルカリ金属を表わし、Mは水素原子
、アルカリ金属または炭化水素基を表わす。)から選ば
れた親水性極性基を導入したものが挙げられる。これら
親水性極性基を導入することにより、上記各樹脂が上述
の分散媒に難溶なものとなり、エマルジョンを形成する
ことが可能となる。
上記親水性極性基を各樹脂に導入する方法としては種々
の方法が考えられるが、例えば以下に示すような方法が
挙げられる。
先ず、ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂に前記親
水性極性基を導入する方法としては、次のような方法が
挙げられる。
(1)  ポリウレタン又はポリエステルの原料である
2塩基酸あるいはポリオール等に前記親水性極性基を予
め導入しておく方法。
(2)2官能若しくは3官能以上の一〇H基を有するポ
リウレタン樹脂又はポリエステル樹脂を変性する方法。
上記(2)の具体例としては、例えは、(A)  Cg
CH2CH2S(hM、C6CHzCHzO8OaM、
C6CI−hCOOM、ClCHzP(OM)2 (但し、Mは水素原子又はアルカリ金属、Mは水素原子
、アルカリ金属又は炭化水素基)の如く、分子中に親水
性極性基と塩素を含有する化合物と、多官能のOH基を
有するポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂とを・、
両成分が溶解性のあるジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等の溶剤に溶解し、ピリジノ、ピコリン、
トリエチルアミンなどのアミン類やエチレンオキサイド
、プロピレンオキサイドなどのエポキシ化合物等の脱塩
酸剤の存在下での一〇 H基と塩素との脱塩酸反応によ
り親水性極性基を導入する方法がある。この反応式を示
せば次のようになる。
(A−1)  X−OH+ClCH2CHzSOgM−
X−0CI42CI(2Sop、M十HC(1(A−2
)  X−OH+CβCI−bcH20sO+1M→X
X−0CHzCHzO8O8+H(J?(A−3)  
 X−OH+C#CH2C00M’−X−OCHz C
00M+HCl (A−4)  X−OH+CACHzP(OM)z→X
−OX−0CH2P(O+Hc6 (但し、X:ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂) 若干の副生成物を生じるが、次の方法でも合成可能であ
る。即ち、 (BI  HOCHzCHzSOaM、HOCHzCH
zSOaM、HOCI−LzCOOM 、 HOCH2
P (OM ) 2 とジイソシアネート化I 合物、例えば、4,4−ジフェニルメタンンイノシアネ
ート トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンシイ
゛ノシアネートとを等モル反応させ。
ジイソシアネートの一方のNCO基と上記分子中のOH
基との反応による反応生成物を得る。
次にポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂の脂、ポリ
エステル樹脂が得られる。
(B−1) OCN−Y−NCO+HOCHzCHzSOgM−eO
CN−Y−NI(COOCH2°CH2SOaCH2S
0a+()CN−Y−NHCOOCHzCH280aM
−X−OCONH−Y−NHCOOCH2CH2’SO
11M(H−2) OCN−Y−NCO+HOC’l(2C1−120SO
aM→OCN−Y−NHCOOCH2CH20SOaM
X−OH−1−OCN−Y−NHCOOCH2CH20
80aM→X−OCONH−Y−NX−0CONH−Y
−NHCOOCH2CH 20808NCO+HOCH2COOM→OCN−Y−
Nl(COOCH2COOMX−OH+0CN−Y−1
’JHCOOCH2COOM”X−OCONH−Y−N
HCOOX−0CONH−Y−NH COOCH2COO+HOCH2P(OM)2)] −OCN−Y−NHcOOcH2P(OM)2X−OH
+0CN−Y−NHCOOCH2P(OM)2− X−
OCONH−Y=NHCOOCH2P (OM’) 2
(但し、X:ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂 Y:2価の炭化水素基) また、親水性極性基の導入された塩化ビニル系共重合体
の出発原料としては、塩化ビニルー酢酸ヒニルーヒニル
アルコール共重合体をはシメ、塩化ビニループロヒオン
酸ビニルービニルアルコール、塩化ビニルー酢酸ビニル
ープロピオン酸ヒニ。
ルーヒニルアルコールの共重合体が挙げられる。
この場合、ヒじルアルコールの割合が0.5重量係〜2
0重量係程度のものが好ましい。合成方法としては、ビ
ニルアルコールの一〇H基とclCH2CH20S08
M、 C#CHzCH2SOaM、 C#CH2C00
M、C6Mは水素原子、アルカリ金属又は、炭化水素基
)等とをジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルス
ルホキシド(DMSO)等の溶剤の存在下でピリジン、
 ピコリン、トリエチルアミンなどのアミン類、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイドなどのエポキシ化
合物等の脱塩酸剤により反応させ、下記の様な化合物を
生成させる。
(C”1) (−CH2−CH++CACHzCH2SOaMOH →そCH2−CH++HC4 CH2CH2CH2C H25Os +CH2−CH−)+CeCHzCI(zO8OaMH →(−CH2−CH−)−+HCA CH2CH20S08M (C−3) CH2CH20S08十C#CH2C00MH −そCH2−OH分−1−I(C6 ■ CH2COOM (C−4) (、−C1−12−CH÷+ClCHzP(OM)21
            ll OHO →+CH2−CH+十HCl これらの反応では、若干の副生成物が生じるが、次の方
法でも合成可能である。即ち、 1−JOCH2CH2080aM 、 l−(、OCH
2C02808M、HOCI−I2 C00M 、 H
OC112P (OM ) 2と、2官能イソシアネー
ト化合物(例えば、4,4−ジフェニルメクンシイソシ
ア不−ト、トリレンジイソシアート、ヘキ→)−メナレ
ンジイノンアネート)とを、ジメチルホルムアミ1−又
はジメチルスルホキシ1−中て等モル反比、させ、ンイ
ノシアネ−1〜の一方のイソンアオ、−1・基′と上記
分子中のOH基との反応による反応生成物を得る。次に
上記共重合体の一〇H基と残留している一NCO基とを
反応させれば、本発明で使用可能なバインダが得られる
。反応式を示せば、次の通りである。
(D−1) OCN−Y−NCO刊(OCR2CH2SOBM−0C
N−Y−N−COOCH2CH2So aM(7CH2
−CH−)−F−OCN−Y−N−Coo CH2CH
2S Oa MOHH →+CH2−CH−) ■ ■ −C NHYNHCOOCH2CH2So B M(D−2) OCN−Y−NCO+HOCH2CH2080aM「 −OCN−Y−NCOOCH2CH20S03M+CH
2−CH−)−+()CN−Y−NCOOC112CH
zO8OnM I−I →+CH2−CI−1÷ 「 0=C (D−3) OCN−Y−NCO+1−10CH2COOM−OCN
−Y−NT(C1−1OCH2COO+CH2−CI(
)−hOcN−Y−NHCOO(、’T(2COOM1
−I −(−CH2−CI+ 0=C NI(YNHCOOCH2COOM (D−4) OCN−Y−NCO+HOCH2P(OM)2−0CN
−Y−Nl(COOCH2P (OM’) 2f CH
2−CH−)−1−OCN−Y−NI−I C00CH
2P(OM’) 20■]0 →+CI42−CH−)− −C ■ NHYNHCOOCH2P(OM)2 (但し、Y:2価の炭化水素基) またセルロース誘導体に親水性極性基を導入する方法と
しては、セルロース誘導体中のOH基を変性する方法が
挙げられる。以下に反応式を示す。
(E−1) Z−OH+CgCH2CH2SOaM −Z−OCHzCHzSO3M+HCl(E−2) Z−Qi−1+c lCH2Cl−120S Oa M
−Z−OCH2CH20S08M+Hc6(E〜3) Z−〇H+C#CI(2COOM →Z−OCHzCOOM+H(J? (E−4,) Z−OH+ClCH2P(OM)2 −Z−OCR2P(OM) 2+Hcg(但し、Z:ニ
トロセルロース骨格 M:水素原子またはアルカリ金属 M:水素原子、アルカリ金属または炭化水素基) 上記親水性極性基を導入した樹脂材料にあっては、親水
性極性基1個当りの分子量(当量)が1500〜500
0であることが好ましく、この当量が大きすぎると上記
分散媒に溶解してしまい、また上記当量が1500未満
となるように親水性極性基を導入することは難かしい。
貰 また、上述の分散策粒子のガラス転移点温度はO°C〜
100℃の範囲内にあることが好ましい。
上記ガラス転移点温度がo′c未満であると得られる粒
状突起につぶれや変形等が生じて光分な走行性が達成で
きなくなる虞れがあり、また上記ガラス転移点温度が1
00℃を越えると非磁性支持体に対する付着力が不足す
る虞れがある。
ところで、上記粒状突起を形成するにあたって貰 は、使用する油性エマルジョンに含まれる分散策粒子の
粒径や粒状突起の粒子密度を所定範囲内に設定すること
が好ましい。特に、磁性塗料を塗布することにより磁性
層が形成される塗布型の磁気記録媒体にあっては、上記
粒径が帆1〜2.0μ、粒子密度力月OOO個/mlT
i1以上であることが好ましく、また強磁性金属材料を
真空薄膜形成技術によって直接被着することにより磁性
層が形成される強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体にあっ
ては、上記粒径が300A〜1μ、粒子密度が]oo。
個/mm’以上、より好ましくは200万個/ mm2
〜2000万個/m♂であるこ諒が好ましい。上記粒径
や粒子密度が上述の範囲から外れると、走行性や耐久性
の向上は望めず、あるいは表面性の悪化による画質の低
下が問題になる。上記粒状突起の粒子密度が上述の範囲
内となるようにするためには、實 例えば固型分(分散史)の濃度が0.01〜2重量%程
度の水溶性エマルジョンを使用すればよいが、頁 分散策粒子の粒径等を考慮して適宜設定すればよG)。
上述のように表面に粒状突起を設けた非磁性支持体上に
磁性層を被着形成することにより、本発明に係る磁気記
録媒体を完成する。
上記磁性層は、強磁性粉末を結合剤中に分散し有機溶剤
に溶かして調製される磁性塗料を上記非磁性支持体の粒
状突起が形成される面に塗布して形成される。
上記磁性層に用いられる強磁性粉末には通常のものであ
れば何れも使用することができる。したかって、使用で
きる強磁性粉末としては、強磁性酸化鉄粒子、強磁性二
酸化クロム、強磁性合金粉末等が挙げられる。
上記強磁性酸化鉄粒子としては、一般式FeOxて表し
た場合、Xの値が1.33≦X≦1.50の範囲にある
もの、即ちマクへマイト(γ−Fez03゜X=1.5
0)、マクネタイト(FeaO+ 、 X= 1.33
)及びこれらの固溶体(PeOx、  1.33<X<
1.50)である。Cnらr −Fe 20+1ヤFe
aO+ ハ通常以下の製法によって得られる。すなわち
、第1鉄塩溶液にアルカリを添加して水酸化第一鉄を生
成し、所定の温度PHで空気を吹き込み酸化して、針状
含水酸化鉄を得、これを出発物として空気中250〜4
00℃で加熱・脱水し、次いで還元性雰囲気中300〜
450°Cで加熱還元して針状マクネタイト粒子とする
。更に必要により、該マクネタイトを200〜350°
Cで再酸化して針状マクへマイト(γ−F 6203)
とする。さらに、これら強磁性酸化鉄は抗磁力をあげる
目的でコバルトを添加してもよい。コバルト含有磁性酸
化鉄には、大別してドープ型と被着型の2種類がある。
C。
ドープ型酸化鉄粒子の製法としては、 (1)水酸化コバルトを含んだ水酸化第2鉄をアルカリ
雰囲気中で水熱処理を行い、生成した粉を還元・酸化す
る方法 (カ ケークイトを合成する際、予めコバルト塩の溶液
を添加して置き、PHを調整しながらコバルトを含んだ
ケークイトを合成し、これを還元・酸化する方法 [31Coを含まないゲータイトを核とし、この核上に
(2)の反応と同様な反応を行い、COを含有したケー
クイトを成長させた後、還元・酸化する方法 (4)針状ゲータイト又はマクヘマイトの表面にC6塩
を含んだアルカリ水溶液中で処理して、Co化合物を吸
着させ、次いで還元・酸化あるいは比較的高い温度て熱
処理する方法 がある。又、Co被着型酸化鉄磁性粒子は、アルカリ水
溶液中で針状磁性酸化鉄とコバルト塩を混合し加熱して
、その酸化鉄粒子に水酸化コバ用1−等のコバルト化合
物を吸着させ、これを水洗・乾燥して取出し、次いで、
空気中あるいはN2ガス中等の非還元性雰囲気中で熱処
理する事により得られる。Co被着型粒子はCot”−
プ型粒子と比べ、テープ化した時、転写特性・減磁特性
に優れている特徴を有する。
上記強磁性二酸化クロムとしてはCr O2あるいはこ
れらに抗磁力を向上させる目的てRu、Sn。
Te、Sb、Fe、Ti、V、Mn等0)少なくLも一
種を添加したものを使用できる。Cr0zは基本的には
三酸化クロム(Cr0a )を水の存栓下少なくとも5
00気圧で、400〜525°Cの熱分解することによ
り得られる。又、大気圧下での合成法としてCrChを
酸素の他に酸化窒素(NO)の存在下250〜375℃
で分解させる方法等もある。強磁性合金粉末としては、
Fe、Co、N+ 、re−Co、pe−Ni又はFe
 −Co−Ni 等が使用でき、又これらに種々の特性
を改善する目的でA6.Si 、Ti 、Cr。
Mn 、 Cu 、 Zn等の金属成分を添加してもよ
い。これら強磁性合金粉末の製法としては、 (1)  強磁性の金属、合金の有機酸塩(主として蓚
酸塩)を熱分解し、還元ガスで還元する方法(2)針状
オキシ水酸化鉄あるいはこれらにCoを含有させたもの
又は針状磁性酸化鉄を還元ガス中で還元する方法 (3)強磁性金属、合金を不活性カス中で蒸発させる方
法 (4)金属カルホニル化合物を分解する方法(5)水銀
電解によって強磁性金属粉末を電析させた後、水銀を分
離・除去する方法 (6)強磁性を不する金属の塩をその溶液中で、次亜リ
ン酸すトリウムあるいは水素化ホウ素ナトリウム等で湿
式還元する方法 等がある。
上記磁性層に用いられる結合剤としては、磁気記録媒体
の結合剤として従来から使用されているものを用いれば
よく、かかる例としては、塩化ビニル−(h酸ビニル共
重合体、塩化ビニルー酢酸ヒニルーヒニルアルコール共
重合体、塩化ビニルー酢酸ヒニルーマレイ/酸共重合体
、塩fヒビニルー塩化ヒニリデノ共重合体、塩化ヒニル
ーアクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ヒ
ニリテン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ヒニリ
デン共重合体、メタクリル酸エステル−スチレノ共重合
体、熱可塑ポリウレクノ樹脂、フェノキン樹脂、ポリ弗
化ビニル、塩化ビニリチン−アクリロニトリル共重合体
、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニ
トリル−ブタンエン−メタクリル酸共重合体、ポリビニ
ルブチラール、セルロース誘導体、スチレ7−ブクジェ
ン共重合体、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、熱硬化性ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、アルキド樹脂、尿素−ホルムアルデヒト樹脂
またはこれらの混合物などが挙げられる。
さらに上記磁性層には、前記の結合剤、強磁性粉末の他
に添加剤として分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、
防錆剤等が加えられてもよい。
上記分散剤(顔料湿潤剤)としては、カプリル酸、カプ
リ/酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、
リルノ酸、ステアロール酸等の炭素数12〜18個の脂
肪酸(R7C0OH。
R7は炭素数11〜17個のアルキルまたはアルケニル
基)、前記の脂肪酸のアルカリ金属(Li。
Na 、 K 等)またはアルカリ土類金属(Mg、C
a。
Ba  )から成る金属石鹸、前記の脂肪酸エステルの
弗素を含有した化合物、前記の脂肪酸のアミド、ポリア
ルキレノオキサイドアルキルリン酸エステル、トリアル
キルポリオレフイノオキシ第四アンモニウム塩(アルキ
ルは炭素数1〜5個、オレフィンはエチレン、プロピレ
ンなど)、等が使用される。この他に炭素数12以上の
高級アルコール、及びこれらの他に硫酸エステル等も使
用可能である。これらの分散剤は結合剤100重量部に
対して0.5〜20重量部の範囲で添加される。
上記潤滑剤としては、ジアルキルポリシロキサン(アル
キルは炭素数1〜5個)、ジアルキルポリシロキサン(
アルコキシは炭素数1〜4個)、モノアルキルモノアル
コキシポリシロキサン(アルキルは炭素数1〜5個、ア
ルコキシは炭素数1〜4個)、フェニルポリシロキサン
、フロロアルキルポリシロキサン(アルキルは炭素数1
〜5個)ナトのシリコンオイル、クラファイトなどの導
電性微粉末、二硫化モリブデン、二硫化タンツステンな
どの無機微粉末、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレン塩化ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチ
レンなどのプラスチック微粉末、α−オレフィ/重合物
、常温で液状の不飽和脂肪族炭化水素(n〜オレフィノ
二重結合が末端の炭素に結合した化合物、炭素数的20
)、炭素数12〜20個の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜
12個の一価のアルコールから成る脂肪酸エステル類、
フルオロカーホン類などが使用できる。これらの潤滑剤
は結合剤100重量部に対して0.2〜20重量部の範
囲で添加される。
上記研磨剤としては、一般に使用される材料で溶融アル
ミナ、炭化ケイ素、酸化クロム(Cr20a)、コラン
ダム、人造コランダム、ダイヤモンド、人造ダイヤモン
ド、ザクロ石、エメリー(主成分:コランダムと磁鉄鉱
)等が使用される。これらの研磨剤はモース硬度が5以
上であり、平均粒子径が0.05〜5μの大きさのもの
が使用され5.特に好ましくは0.1〜2μである。こ
れらの研磨剤は結合剤100重量部に対して0.5〜2
0重量部の範囲で添加される。
上記帯電防止剤としては、カーホンフランク、カーボン
ブランククラフトポリマーなどの導電性微粉末、サポニ
/などの天然界面活性剤、アルキレノオキサイド系、グ
リセリン系、クリシトール系などのノニオン界面活性剤
、高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩類、ピ
リジンその他の複素環類、ホスホニウム類などのカチオ
ノ界面活性剤、カルホン酸、スルホノ酸、リン酸、硫酸
エステル基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオ
ン界面活性剤、アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミ
ノアルコールの硫酸またはリン酸エステル類等の置注活
性剤などが使用される。上記の導電性微粉末は結合剤1
00重量部に対して0゜2〜2.0重量部が、界面活性
剤は0.1〜10重量部の範囲で添加される。これらの
界面活性剤は単独または混合して添加してもよい。これ
らは帯電防止剤として用いられるものであるが、時とし
てその他の目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性
の改良、伶布助剤として逆用される場合もある。
上記防錆剤としては、リン酸、スルファミド、グアニジ
ン、ピリジン、アミン、尿素、ジンククロメート、カル
シウムクロメート、ストロンチウムクロメートなどが使
用できるが、特にジシクロヘキシルアミンナイトライト
、シクロヘキシルアミンクロメート、ジイソプロピルア
ミンナイトライト、ジェタノールアミンホスフェート、
シクロヘキシルアンモニウムカーホネート、ヘキサメチ
レンジアミノカーボネート、プロピレンジアミンステア
レート、クアニジンカーホ不一ト、トリエタノールアミ
ンナイトライト、モルフォリンステアレートなどの気化
性防錆剤(アミン、アミドまたはイミドの無機酸塩また
は有機酸塩)を使用すると防錆効果が向上する。これら
の防錆剤は強磁性微粉末100重量部に対して0.01
〜20重量部の範囲て使用される。
才だ磁性層の構成材料は有機溶剤に溶かして磁性塗料を
調製し、これを非磁性支持体上に塗布するが、その磁性
塗料の溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトノ、シクロヘキザノン等のケトン系
、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、
酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル系、ク
リコールジメチルエーテル、クリコールモノエチルエー
テル、ジオキサン等のクリコールエーテル系、ヘンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘキサノ、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素、メチレンクロライド、エ
チレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレ
ンクロライドリノ、ジクロルへ7ゼン等の塩素化炭化水
素等が挙げられる。
さらにまた本発明は、上述のように磁性塗料を塗布して
磁性層を形成した塗布型の磁気記録媒体ばかりでなく、
磁性金属または合金等の蒸着物質を非磁性支持体に蒸着
させて強磁性金属薄膜を被着形成しこの強磁性金属薄膜
を磁性層とした強磁性金属薄膜型磁気記録媒体、所謂蒸
着テープに適用してもよい。
上記蒸着物質としては、強磁性金属薄膜を形成しうるも
のであれば何れでも使用でき、例えば、鉄Fe、コバル
)Co、ニッケルNi等の金属、あるいはCo−Ni合
金、Fe−Co合金、Fe−Ni合金。
Co−Nj−Fe−B合金等の合金が挙げられる。
また、上記強磁性金属薄膜の被着手段としては、真空蒸
着法やイオンブレーティ/り法、スレ々ツタ法等が挙げ
られる。
上記真空蒸着法は、lO〜10Torrの真空下で金属
磁性材料を抵抗加熱、高波数加熱、電子ヒーム加熱等に
より蒸発させ、非磁性支持体上に蒸発金属(金属磁性材
料)を沈着させるというものであり、斜方蒸着と垂直蒸
着に大別される。上・記糾方蒸着は高い抗磁力を得るた
めに非磁性支持体に対して強磁性材料を斜めに蒸着する
ものであって、より高い抗磁力を得るために上記斜方蒸
着を酸素雰囲気中で行なうものも含まれる。上記垂直蒸
着は蒸着効率を向上し高い抗磁力を得るために、非磁性
支持体上にヒスマスB1.タリウムTg 、アンナモン
Sb、ガリウムGa、’7’ルマニウムGe等の下地金
属層を形成後、この下地層上に金属磁性材料を垂直に蒸
着するものである。
上記イオンブレーテインク法は、10〜10Torr 
 の不活性ガス、通常はアルゴンガスを主成分とする雰
囲気中てDCクロー放電、R,Fクロー放電を起こし、
放電中で金属を蒸発させるというものである。
上記スパック法は、10”〜1O−1TOrr  のア
ルゴンを主成分とする雰囲気中でクロー放電を起し、生
じたアルコノイオンでクーケノト表面の原子をたたき出
すというものであり、クロー放電を起こす方法により直
流2極、3極スパツク法及び高周波スパッタ法、また、
マクネトロン放電を利用したマクネトロノスバソタ法等
がある。
さらに上記強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体の走行性を
より一層改善するために、前述した強磁性金属薄膜表面
に潤滑剤層を形成せしめることも可能である。
潤滑剤としては、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミ
ド、金属石ケノ、脂肪族アルコール、パラフィン、シリ
コーン、フッ素系界面活性剤等が使用でき、潤滑剤の塗
布量は1〜100=OTn’;17m2であるのが好ま
しい。・ 脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチ
ン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール
酸、リルン酸等の炭素数が12個以上のものが使用でき
る。
脂肪酸エステルとしては、ステアリン酸エチル。
ステアリン酸ブチル、ステアリン酸アミル、ステアリン
酸モノクリセリド、オレイン酸モノクリセリド等が使用
できる。
脂肪酸アミドとしては、カプリン酸アミド、カプリン酸
アミド、ラウリン酸アミド、パルミチノ酸アミド、ステ
アリン酸アミド、ベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、
リノール酸アミド、メチレノビスステアリン酸アミド、
エチレンヒスステアリン酸アミド等が使用できる。
金属石ケンとしては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、へヘン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リルン酸等のZn、Pb。
Ni、Co、Fe、AA、Mg、Sr、Cu  等との
塩、ラウリル、パルミチル、ミリスチル、ステアリル、
ベヘニル、オレイル、リノール、リルン等のスルホン酸
と上記金属との塩等が使用できる。
脂肪族アルコールとしては、七チルアルコール、ステア
リルアルコール等が使用できる。
パラフィンとしては、n−ノナデカン、n−トリデカン
、n−トコサン等の飽和炭化水素が使用できる。
シリコーンとしては、水素がアルキル基またはフェニル
基で部分着換されたポリシロキサン及びそれらを脂肪酸
、脂肪族アルコール、脂肪酸アミド等で変性したもの等
が使用できる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフロロアルキルカル
ボン酸及びパーフロロアルキルスルホン酸とNa+に+
Mg、Zn、Al、Fe、Co、Ni等との塩、パーフ
ロロアルキルリン酸エステル、パーフロロアルキルベタ
イノ、パーフロ0アルキルトリメチルアンモニウム塩、
パーフロロエチレンオキサイド、パーフロロアルキル脂
肪族エステル等が使用できる。
上述のように油性エマルジョンを用いて表面に粒状突起
を形成した非磁性支持体上に磁性層を設けることによっ
て、この磁性層を表面性が改善されて得られる磁気記録
媒体の走行性の向上が図られるが、同時に上記磁性層の
密着性も向上する。
これは、上記粒状突起を構成する水溶性高分子や親水性
極性基を導入した樹脂材料の磁性粉末や強磁性金属膜に
対する親和力が太きいためてあって、特に強磁性金属薄
膜型の磁気記録媒体においては、耐久性を向上するうえ
で極めて有用である。
〔実施例〕
次に具体的な実施例をもって本発明を説明するが、本発
明がこれら実施例に限定されるものでないことは言うま
でもない。
実施例1゜ カルボン酸ナトリウム塩(−COONa)を導入したポ
リエステル樹脂(分子量15000.極性基当量500
0)をトルエンを分散媒としホモシナ厚さ12μmのポ
リエチレンテレツクレートフィルム上に塗布し、乾燥後
巻き取った。
次いでこのフィルム上に、 CO被着g、 1−Fe 208 (比表面積40m/
g)100重量部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体  io重量部(U、
C,C,社製、商品名VAGI−I)ポリウレタン樹脂
         15重量部(日本ポリウレタン社製
、商品名N−3022)分散剤(レシチン)     
    JM量郡部潤滑剤シリコンオイル)     
 1重量部研磨剤(Cr 20a )        
   2 )fi41を部メチルエチルケト7    
   100重量部メチルイソフテルヶトノ     
 50]i量部トルエン             5
0重量部からなる組成物をホーノベルにて48時間混合
し、フィルタでろ過した後、硬化剤(バイエル社製。
商品名ディスモジー−ルL)を2.5重量部添加し、さ
らに30分間混合して調製される磁性塗料を塗布して磁
性層を形成し、磁場配向処理を行なった後乾燥し、%イ
ンチ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
実施例2 ポリビニルピロリドンの水溶液をトルエンを分散媒とし
オレイン酸ナトリウムを用いて均一に分散させた油性エ
マルジョン(平均粒子径0.2μ、固型分0.5%)を
厚さ12μηlのポリエチレンテ1/フタ1/−トフィ
ルム上に塗布し、乾燥後巻き取った。
次いでこのフィルム上に、先の実施例1と同様の磁性塗
料を塗布し、磁場配向処理を行なった後乾燥し、%イン
チ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
比較例1゜ 厚さ12μmのポリエチ1/ノテ1/フタ1/−トフィ
ルム上に先の実施例1と同様の磁性塗料を塗布して磁性
層を形成し、磁場配向処理を行なった後乾燥し、%イン
チ幅に裁断してサンプルテープを作製した。
比較例2 カルボン酸す1〜リウム塩(−COONa )を導入し
たポリエステル樹脂(分子t15000、極性基当量5
000)を水を分散媒とじアニオン界面活性剤を用いて
均一分散させた水性エマルジョン(平均粒子径0.2μ
、固型分0.5%)を厚さ12μmのポリエチ1/ノテ
Iノフタ1/−トフィルム上に塗布し、乾燥後巻き取っ
た。
次いで、このフィルム上に先の実施例】と同様の磁性塗
料を塗布して磁性層を形成し、磁場配向処理を行なった
後乾燥し、%インチ幅に裁断してサンプルテープを作製
した。
上述の実施例1、実施例2及び比較例1、比較例2て得
られた谷サンプルテープについて、塗りむら、摩擦係数
、耐久性、Y−8/N及び接着強度を測定した。結果を
第1表に示す。
なお、上記摩擦係数は、テープ速度Q、4 mm79e
C荷重5Mにおける磁性層表面とISステンレスとの摩
擦係数を測定した。またY−8/Nは、サンプルテープ
に白黒画像を録画して再生した時の信号/雑音比を求め
た。上記接着強度は、接着テープをサンプルテープの磁
性面に貼着し、接着テープを磁性層と共にヘースフィル
ムから剥離する時の磁性層とヘースフィルムの180°
方向の剥離強度を測定した。
第  1  表 この第1表からも明らかなように、油性エマルジョンを
使用した各実施例においては、走行性や耐久性が大幅に
向上し画質も優れたものとなることが分かる。これに対
して水性エマルジョンを使用した場合には、走行性(摩
擦係数)や画質(Y−8/N)等がやや劣ることが分か
る。
実施例3 カルボン酸ナトリウム塩(−COONa)を導入したポ
リエステル樹脂(分子量15000、極性基当量500
0)をトルエンを分散媒としホモシナ厚さ12μmのポ
リエナ17ンテ1/フタレートフィルム上に塗布し、乾
燥後巻き取った。
次いてこのフィルム上に、真空蒸着装置を用いてコバル
トCOヲ入射角50’〜90°で斜方蒸着し、膜厚的1
30OAの強磁性金属薄膜を形成しサンプルテープを作
製した。
実施例4゜ ポリヒニルピロリドンの水溶液をトルエンを分散媒とし
オレイノ酸ナトリウムを用いて均一に分散させた油性エ
マルジョン(平均粒子径0.2μ、固型分0.5%)を
厚さ12μ〃Lのポリエチレンテレフタレートフィルム
上に塗布し、乾燥後巻き取った。
次いてこのフィルム上に、先の実施例3と同様に真空蒸
着装置を用いてコノ・ル1−Coを入射角50°〜90
°て斜方蒸着し、膜厚的1300人の強磁性金属薄膜を
形成しサンプルテープを作製した。
比較例3 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、先の実施例3と同様に真空蒸着装置を用いてコバル
トCOを入射角50〜90て斜方蒸着し、膜厚的130
OAの強磁性金属薄膜を形成しサンプルテープを作製し
た 比較例4 カルボッ酸すトリウムkA(−COONa)を導入した
ポリエステル樹脂(分子量15000、極性基当量50
00)を水を分散媒とじアニオン界面活性剤を用いて均
一分散させた水性エマルジョン(平均粒子径0.2μ、
固型分0.5%)を厚さ1211mのポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に塗布し、乾燥後巻き取った。
次いて、このフィルム上に先の実施例3と同様に真空蒸
着装置を用いてコバル) Coを入射角50°〜90°
で斜方蒸着し、膜厚約1300にの強磁性金属薄膜を形
成しサンプルテープを作製した。
上述の実施例3.実施例4及び比較例3、比較例4で得
られた各サンプルテープについて、塗りむら、摩擦係数
、耐久性及びY−8/Nを測定した。結果を第2表に示
す。
第2表 この第2表からも明らかなように、本冗明を強磁性金属
薄膜型!7)磁気記録媒体に適用した実施例3及び実す
一例4にあっても、比較例と比へて走行性、耐久性1画
質等の全ての点で優れたものとなっていることが分かる
・ し発明の効果〕 上述の実施例の説明からも明らかなように、本発明にお
いては、非磁性支持体表面に粒状突起を形成するために
油性エマルジョンを使用しているので、塗りむらが抑制
されて上記粒状突起の付着分布が極めて均一なものとな
り、この結果1、得られる磁気記録媒体の摩擦係数が低
下して走行性、耐久性が著しく向上するとともに出力変
動も極めて少ないものとなる。同時に、上記粒状突起を
構成する樹脂材料の磁性層に対する親和力が大きいので
、この磁性層の接着強度が向上し、またスティフネスも
向上する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 表面に油性エマルジョンにより粒状突起が形成された非
    磁性支持体上に磁性層を形成したことを特徴とする磁気
    記録媒体。
JP13548884A 1984-06-30 1984-06-30 磁気記録媒体 Pending JPS6116020A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303465A (en) * 1992-04-27 1994-04-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of assembling piston ring and method of assembling set oil ring and apparatus for assembling set oil ring

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303465A (en) * 1992-04-27 1994-04-19 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method of assembling piston ring and method of assembling set oil ring and apparatus for assembling set oil ring

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