JPS6116019B2 - - Google Patents
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- JPS6116019B2 JPS6116019B2 JP54064814A JP6481479A JPS6116019B2 JP S6116019 B2 JPS6116019 B2 JP S6116019B2 JP 54064814 A JP54064814 A JP 54064814A JP 6481479 A JP6481479 A JP 6481479A JP S6116019 B2 JPS6116019 B2 JP S6116019B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/447—Systems using electrophoresis
- G01N27/44704—Details; Accessories
- G01N27/44717—Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones
- G01N27/44721—Arrangements for investigating the separated zones, e.g. localising zones by optical means
Landscapes
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気泳動装置を用いて得られた血清の
分画像を処理方法に関するものである。
分画像を処理方法に関するものである。
人血清をセルロース・アセテート膜を支持体と
して電気泳動装置で泳動を行なつた場合に得られ
る泳動像パターンの基本的なもの(一般に健康な
人の場合はこのパターンになる)は第1図に示す
ような濃度分布である。このような泳動像パター
ンは通常第1図に示すa0,a1,a2,a3,a4の5個
のピークを含むイ,ロ,ハ,ニ,ホの5分画、つ
まりアルブミン、α1グロブリン、α2グロブリ
ン、βグロブリン、γグロブリンの5分画に分画
する。そしてこのようなアナログ図と各分画毎の
%値とから正常と異常の判断がなされる。しかし
実際に泳動を行なつて得られる泳動パターンは第
1図に示すピークの他に各種原因によつてピーク
が生ずることがある。例えば第2図に示すものは
5つのピークの他にa5に示す部分にピークを有す
る。これは血清ににごりがある場合に生ずるもの
で、塗布した場所に泳動されない物質が残つて塗
布跡として分画される結果によるものである。ま
た第3図に示すものはa6の位置に、第4図に示す
ものはa7の位置にピークがある。これらは血清の
鮮度により起り、血清中の或る種の成分が分画す
るもので、第3図はβリポたん白によるものであ
り、又第4図はβ1cグロブリンによるものであ
る。
して電気泳動装置で泳動を行なつた場合に得られ
る泳動像パターンの基本的なもの(一般に健康な
人の場合はこのパターンになる)は第1図に示す
ような濃度分布である。このような泳動像パター
ンは通常第1図に示すa0,a1,a2,a3,a4の5個
のピークを含むイ,ロ,ハ,ニ,ホの5分画、つ
まりアルブミン、α1グロブリン、α2グロブリ
ン、βグロブリン、γグロブリンの5分画に分画
する。そしてこのようなアナログ図と各分画毎の
%値とから正常と異常の判断がなされる。しかし
実際に泳動を行なつて得られる泳動パターンは第
1図に示すピークの他に各種原因によつてピーク
が生ずることがある。例えば第2図に示すものは
5つのピークの他にa5に示す部分にピークを有す
る。これは血清ににごりがある場合に生ずるもの
で、塗布した場所に泳動されない物質が残つて塗
布跡として分画される結果によるものである。ま
た第3図に示すものはa6の位置に、第4図に示す
ものはa7の位置にピークがある。これらは血清の
鮮度により起り、血清中の或る種の成分が分画す
るもので、第3図はβリポたん白によるものであ
り、又第4図はβ1cグロブリンによるものであ
る。
このように基本的泳動パターンのピーク以外の
部分にピークがあらわれた場合、比色測光を行な
つてそのデーターにもとづきコンピユーターで自
動的に処理を行なう際に不都合を生ずる。
部分にピークがあらわれた場合、比色測光を行な
つてそのデーターにもとづきコンピユーターで自
動的に処理を行なう際に不都合を生ずる。
現在行なわれているデンシトメーターと測光装
置の一例を示すと第5図のような構成のもので、
光源3よりの光をレンズ4、フイルター5、スリ
ツト6を通して後に述べる支持体1にあて、更に
受光素子7にて検出する。支持体1には第6図の
ように血清の分画像2,2′,2″…が形成されて
いて、この支持体を光源部と受光部との間にお
き、各分画像毎に支持体移動方向と直角方向に走
査して測光する。つまり光源よりの光で支持体上
の検体を通つた光を受光素子7により受光し、受
光素子よりの検体濃度に応じた出力をプリアンプ
8により増巾、対数変換部9にて対数値に変換し
この値にもとづき第1図等のようなアナログパタ
ーンを得る。又対数変換部9よりの出力をA/D
変換部10に入力せしめ、コンピユーター部12
からの測光指令11aにより変換指令信号発生部
11を動作させて一定時間間隔でデジタル変換す
る。ここで得られたデジタルデーターにもとづき
各分画の%値が求められる。
置の一例を示すと第5図のような構成のもので、
光源3よりの光をレンズ4、フイルター5、スリ
ツト6を通して後に述べる支持体1にあて、更に
受光素子7にて検出する。支持体1には第6図の
ように血清の分画像2,2′,2″…が形成されて
いて、この支持体を光源部と受光部との間にお
き、各分画像毎に支持体移動方向と直角方向に走
査して測光する。つまり光源よりの光で支持体上
の検体を通つた光を受光素子7により受光し、受
光素子よりの検体濃度に応じた出力をプリアンプ
8により増巾、対数変換部9にて対数値に変換し
この値にもとづき第1図等のようなアナログパタ
ーンを得る。又対数変換部9よりの出力をA/D
変換部10に入力せしめ、コンピユーター部12
からの測光指令11aにより変換指令信号発生部
11を動作させて一定時間間隔でデジタル変換す
る。ここで得られたデジタルデーターにもとづき
各分画の%値が求められる。
以上の操作において第1図のような泳動像パタ
ーンの場合は分画点として各極小値点を求めその
間の%値を求めれば良い。しかし第2図乃至第4
図のような泳動パターンの場合には5分画での値
を求めることが出来ない。そのため5分画以上の
分画になつた場合は検査担当者がアナログパター
ンおよび泳動像をみて5分画となるようにアルブ
ミン、α1グロブリン、α1グロブリン、βグロ
ブリン、γグロブリンのいずれかに含めて計算し
なおす処理を行なわねばならなかつた。又は病気
による分画異常の場合は処理をしないでおいて分
画異常として報告する場合もある。
ーンの場合は分画点として各極小値点を求めその
間の%値を求めれば良い。しかし第2図乃至第4
図のような泳動パターンの場合には5分画での値
を求めることが出来ない。そのため5分画以上の
分画になつた場合は検査担当者がアナログパター
ンおよび泳動像をみて5分画となるようにアルブ
ミン、α1グロブリン、α1グロブリン、βグロ
ブリン、γグロブリンのいずれかに含めて計算し
なおす処理を行なわねばならなかつた。又は病気
による分画異常の場合は処理をしないでおいて分
画異常として報告する場合もある。
本発明は以上の事情にもとづきなされたもので
あつて、5分画以上に分画された泳動像パターン
の場合においても前述のピーク値以外のピーク値
を5分画内に含ませた処理がコンピユーターによ
つて自動的に行ない得るようにした処理方法を提
供することを目的とするものである。
あつて、5分画以上に分画された泳動像パターン
の場合においても前述のピーク値以外のピーク値
を5分画内に含ませた処理がコンピユーターによ
つて自動的に行ない得るようにした処理方法を提
供することを目的とするものである。
以下本発明処理方法の詳細な内容を説明する。
まずコントロール血清として市販されているも
の等標準となる血清の泳動を行ない5分画の泳動
パターンを得る。泳動パターンのピークの位置お
よび分画点は支持体の種類および泳動条件により
ほぼ決まる。したがつて支持体の種類と泳動条件
が同じであれば検査すべき血清の泳動パターンの
展開長も標準血清のそれとほとんど変わらない。
の等標準となる血清の泳動を行ない5分画の泳動
パターンを得る。泳動パターンのピークの位置お
よび分画点は支持体の種類および泳動条件により
ほぼ決まる。したがつて支持体の種類と泳動条件
が同じであれば検査すべき血清の泳動パターンの
展開長も標準血清のそれとほとんど変わらない。
この標準血清の基準長(ピーク値、分画点)は
次のようにして求める。泳動像を測光すると第7
図のようなアナログパターンが得られる。これを
一定時間間隔でサンプリングしA/D変換を行な
つてサンプリング点の濃度を記憶する。サンプリ
ング点に番号をつけ1,2,3,…nとしてこれ
をx軸上にとり、その時の濃度をy軸上にとる。
次に記憶されたデーターをもとにして分画点の検
出を行なう。分画点はアナログパターンの谷とな
る点であるから、x軸上の任意の点をxbとしそ
の点のyの値をybとすると、点xb-1のyの値yb
−1と、点xb+1のyの値yb+1との間に次の関係が
成立つ点xbが分画点である。
次のようにして求める。泳動像を測光すると第7
図のようなアナログパターンが得られる。これを
一定時間間隔でサンプリングしA/D変換を行な
つてサンプリング点の濃度を記憶する。サンプリ
ング点に番号をつけ1,2,3,…nとしてこれ
をx軸上にとり、その時の濃度をy軸上にとる。
次に記憶されたデーターをもとにして分画点の検
出を行なう。分画点はアナログパターンの谷とな
る点であるから、x軸上の任意の点をxbとしそ
の点のyの値をybとすると、点xb-1のyの値yb
−1と、点xb+1のyの値yb+1との間に次の関係が
成立つ点xbが分画点である。
yb<yb-1,yb<yb+1
次にピークの位置は、スタート点x0から分画点
b1の間にa0が、分画点b1,b2間にa1が、分画点
b2,b3の間にa2が、分画点b3,b4の間にa3が分画
点b4から終了点xoまでにa4が夫々あり、これら
の点は分画点を求めたと同様にして次の関係を満
足するyaの値を有するxa点である。
b1の間にa0が、分画点b1,b2間にa1が、分画点
b2,b3の間にa2が、分画点b3,b4の間にa3が分画
点b4から終了点xoまでにa4が夫々あり、これら
の点は分画点を求めたと同様にして次の関係を満
足するyaの値を有するxa点である。
ya>ya-1,ya>ya+1
このようにして求めたb1,b2…,a0,a1…等の
値はスタート点x0から各点までの長さ(x軸上の
長さ)と比例関係にあり、1対1に対応する。し
たがつてスタート点からの長さの代わりにこの座
標(一定時間間隔を単位として座標)を用いても
良い。
値はスタート点x0から各点までの長さ(x軸上の
長さ)と比例関係にあり、1対1に対応する。し
たがつてスタート点からの長さの代わりにこの座
標(一定時間間隔を単位として座標)を用いても
良い。
尚通常アルブミン分画の前(スタート点側)に
プレアルブミン分画が発生するが、このプレアル
ブミンはアルブミン分画に含めて処理されるのが
一般的である。本発明でもプレアルブミンはアル
ブミンに含め、したがつて第1分画はアルブミン
分画とする。このプレアルブミンのピーク濃度は
アルブミンのピーク濃度に比較して非常に低いの
で、アルブミンのピーク濃度よりは低くプレアル
ブミンのピーク濃度よりは高い適当な濃度レベル
を設定し、このレベルに達するピークが現われる
までは分画点を発生させないようにすれば、プレ
アルブミンをアルブミン分画に含めて処理するこ
とが可能となる。
プレアルブミン分画が発生するが、このプレアル
ブミンはアルブミン分画に含めて処理されるのが
一般的である。本発明でもプレアルブミンはアル
ブミンに含め、したがつて第1分画はアルブミン
分画とする。このプレアルブミンのピーク濃度は
アルブミンのピーク濃度に比較して非常に低いの
で、アルブミンのピーク濃度よりは低くプレアル
ブミンのピーク濃度よりは高い適当な濃度レベル
を設定し、このレベルに達するピークが現われる
までは分画点を発生させないようにすれば、プレ
アルブミンをアルブミン分画に含めて処理するこ
とが可能となる。
以上のようにして標準血清についての分画が終
了する。
了する。
続いて被測定血清検体を泳動して得られたパタ
ーンについて前述の方法を用いて分画点を求め
る。次に標準血清のピーク点a0,a1,a2,a3を基
準点としこれと同じ値を第8図に示すように被測
定血清検体のパターンのx軸上に位置ずける。こ
の被測定血清検体のパターンにおいてa0,a1間、
a1,a2間、a2,a3間、a3,a4間の各々の間隔中に
ある分画点(谷になつた極小値の点)の数を計数
して1の場合はその分画点を分画点とし、2以上
の場合は各分画点のうち濃度が最小のものを分画
点とし、他は消却する。他えば第8図において
a0,a1間およびa2,a3間はいずれも1ケの分画点
であるのでこれらを夫々第1分画点、第3分画点
とし、a1,a2間はc1,c2,c3の3ケであるのでそ
のうち最小のc2を分画点とし、a3,a4間は2ケの
分画点c4,c5なのでそのうちのc5を第4分画点と
する。更にa4以後の分画点(第8図ではc7)はす
べて消却する。
ーンについて前述の方法を用いて分画点を求め
る。次に標準血清のピーク点a0,a1,a2,a3を基
準点としこれと同じ値を第8図に示すように被測
定血清検体のパターンのx軸上に位置ずける。こ
の被測定血清検体のパターンにおいてa0,a1間、
a1,a2間、a2,a3間、a3,a4間の各々の間隔中に
ある分画点(谷になつた極小値の点)の数を計数
して1の場合はその分画点を分画点とし、2以上
の場合は各分画点のうち濃度が最小のものを分画
点とし、他は消却する。他えば第8図において
a0,a1間およびa2,a3間はいずれも1ケの分画点
であるのでこれらを夫々第1分画点、第3分画点
とし、a1,a2間はc1,c2,c3の3ケであるのでそ
のうち最小のc2を分画点とし、a3,a4間は2ケの
分画点c4,c5なのでそのうちのc5を第4分画点と
する。更にa4以後の分画点(第8図ではc7)はす
べて消却する。
つまりβ―リポたんβ1Cたん白や塗布点の異物
による分画点は正常5分画点より常に高い値をと
る。したがつて上記の処理方法によれば5分画処
理が可能である。
による分画点は正常5分画点より常に高い値をと
る。したがつて上記の処理方法によれば5分画処
理が可能である。
以上述べた処理方法によると、測光系と泳動像
の位置が支持体のセツトずれや支持体への塗布位
置のずれ等によつてばらつきがあると、スタート
位置x0が異なつて来る。このようにスタート位置
がずれた場合そのずれた方向によつて第1分画点
までの%値又は第4分画点以上の%値が正確な値
にならないので好ましくない。この影響を除いた
処理方法として次の第2処理方法がある。
の位置が支持体のセツトずれや支持体への塗布位
置のずれ等によつてばらつきがあると、スタート
位置x0が異なつて来る。このようにスタート位置
がずれた場合そのずれた方向によつて第1分画点
までの%値又は第4分画点以上の%値が正確な値
にならないので好ましくない。この影響を除いた
処理方法として次の第2処理方法がある。
まず標準血清のピーク位置を前述の方法で求め
る。この時最初のアルブミンのピーク位置(第1
の処理方法のa0)を原点として、そこからの距離
即ち座標値をx座標値として記憶する。つまりこ
の時のa0,a1,a2,a3,a4は夫々a0←0,a1←a1―
a0,a2←a2―a0,a3←a3―a0,a4←a4―a0と変換さ
れる。続いて被測定血清検体の泳動パターンにお
ける第1分画のアルブミンのピーク点を検出し、
その位置を原点として夫々標準血清で求めたa0,
a1,a2,a3,a4をそのパターン上に位置ずける。
次に各基準位置間a0,a1,a1,a2,a2,a3,a3,a4
の間の分画点の数を計数して、1ケの場合はこれ
を分画点とし、2ケ以上の場合はそのうちの最小
のものを分画点として他は消却する。又a4以後の
分画点はすべて消却する。このようにすればスタ
ート位置がずれた場合でも標準血清、被測定血清
検体共第1のピーク点を原点として合わせること
が出来、各分画の%値の正しい値が求められる。
る。この時最初のアルブミンのピーク位置(第1
の処理方法のa0)を原点として、そこからの距離
即ち座標値をx座標値として記憶する。つまりこ
の時のa0,a1,a2,a3,a4は夫々a0←0,a1←a1―
a0,a2←a2―a0,a3←a3―a0,a4←a4―a0と変換さ
れる。続いて被測定血清検体の泳動パターンにお
ける第1分画のアルブミンのピーク点を検出し、
その位置を原点として夫々標準血清で求めたa0,
a1,a2,a3,a4をそのパターン上に位置ずける。
次に各基準位置間a0,a1,a1,a2,a2,a3,a3,a4
の間の分画点の数を計数して、1ケの場合はこれ
を分画点とし、2ケ以上の場合はそのうちの最小
のものを分画点として他は消却する。又a4以後の
分画点はすべて消却する。このようにすればスタ
ート位置がずれた場合でも標準血清、被測定血清
検体共第1のピーク点を原点として合わせること
が出来、各分画の%値の正しい値が求められる。
以上の二つの処理方法によれば塗布跡、βリポ
グロブミン、β1cリポグロブミンは勿論のこと泳
動像のよごれによる異常分画、電気的ノイズによ
る異常分画等が発生した場合でも、これら分画点
は5分画の分画点よりも濃度が大であるから区別
され、基準位置間で1ケのみ有効となるためすべ
て5分画に処理することが可能である。
グロブミン、β1cリポグロブミンは勿論のこと泳
動像のよごれによる異常分画、電気的ノイズによ
る異常分画等が発生した場合でも、これら分画点
は5分画の分画点よりも濃度が大であるから区別
され、基準位置間で1ケのみ有効となるためすべ
て5分画に処理することが可能である。
このように上述の処理方法によれば正確な5分
画が可能である。しかし通常塗布跡、泳動像の汚
れ、電気的ノイズ等による異常分画は発生頻度が
まれでこれを無視してもさしつかえない程度であ
る。したがつて人血清の電気泳動においては次に
述べるような簡略化した処理方法も可能である。
画が可能である。しかし通常塗布跡、泳動像の汚
れ、電気的ノイズ等による異常分画は発生頻度が
まれでこれを無視してもさしつかえない程度であ
る。したがつて人血清の電気泳動においては次に
述べるような簡略化した処理方法も可能である。
まず第1や第2の処理方法と同じ方法で標準血
清の処理を行なう。即ち、基準位置として標準血
清の電気泳動によつて得られたパターンの各分画
のピーク値の位置を求める。続いて被測定血清パ
ターン上に、標準血清の各ピーク位置のうち、第
1分画のピーク位置a0と第4分画のピーク位置a3
を位置ずける。ピーク位置a0とa3の間にある被測
定血清パターンの分画点を数え3ケの場合はその
まま夫々を分画点とし4ケの場合はβリポたん白
(第9図におけるc8)が分画していると考えられる
のでa3側から2番目の分画点を消却する。又a3以
後については分画点が1ケの場合はそのまま分画
点とし、2ケの場合はβ1c(第9図におけるc9)
が分画していると判断しa3側の分画点を消却す
る。
清の処理を行なう。即ち、基準位置として標準血
清の電気泳動によつて得られたパターンの各分画
のピーク値の位置を求める。続いて被測定血清パ
ターン上に、標準血清の各ピーク位置のうち、第
1分画のピーク位置a0と第4分画のピーク位置a3
を位置ずける。ピーク位置a0とa3の間にある被測
定血清パターンの分画点を数え3ケの場合はその
まま夫々を分画点とし4ケの場合はβリポたん白
(第9図におけるc8)が分画していると考えられる
のでa3側から2番目の分画点を消却する。又a3以
後については分画点が1ケの場合はそのまま分画
点とし、2ケの場合はβ1c(第9図におけるc9)
が分画していると判断しa3側の分画点を消却す
る。
以上の処理方法によればβリポたん白やβ1cグ
ロブリンによる分画は消却されるので、血清塗布
跡や装置で発生するノイズによる分画を無視出来
るなら正しく5分画にて処理することが可能であ
る。尚この第3の処理の場合も第2の処理の方法
を採用してスタート位置を合わせた処理を行なう
ことが出来る。
ロブリンによる分画は消却されるので、血清塗布
跡や装置で発生するノイズによる分画を無視出来
るなら正しく5分画にて処理することが可能であ
る。尚この第3の処理の場合も第2の処理の方法
を採用してスタート位置を合わせた処理を行なう
ことが出来る。
以上説明したように本発明の処理方法によれ
ば、5分画以上の分画点がある被測定血清検体の
パターンであつてもコンピユーターのプログラム
による自動的な分画が出来、したがつて各分画の
%値も自動的に計測し記録することが出来る。又
第2の処理方法によれば分画像の支持体上での位
置ずれがあつても各分画の正しい%値を求めるこ
とが可能である。又第3の処理方法によれば被測
定パターン上での基準位置の位置付けが少なくて
すむので処理が簡単化される。
ば、5分画以上の分画点がある被測定血清検体の
パターンであつてもコンピユーターのプログラム
による自動的な分画が出来、したがつて各分画の
%値も自動的に計測し記録することが出来る。又
第2の処理方法によれば分画像の支持体上での位
置ずれがあつても各分画の正しい%値を求めるこ
とが可能である。又第3の処理方法によれば被測
定パターン上での基準位置の位置付けが少なくて
すむので処理が簡単化される。
第1図は標準血清による分画像パターンを示す
図、第2図乃至第4図は夫々標準の分画以外に分
画のあるる場合のパターンを示す図、第5図は一
般の分画処理のために用いられる装置の構成を示
す図、第6図は分画像の形成された支持体を示す
図、第7図はパターン中のピーク値、分画点を求
める方法を説明する図、第8図は本発明の第1の
処理方法を説明する図、第9図は本発明の第3の
処理方法を説明する図である。
図、第2図乃至第4図は夫々標準の分画以外に分
画のあるる場合のパターンを示す図、第5図は一
般の分画処理のために用いられる装置の構成を示
す図、第6図は分画像の形成された支持体を示す
図、第7図はパターン中のピーク値、分画点を求
める方法を説明する図、第8図は本発明の第1の
処理方法を説明する図、第9図は本発明の第3の
処理方法を説明する図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 膜状支持体上にて血清の泳動を行う電気泳動
において、基準位置として標準血清の電気泳動に
よつて得られたパターンの各分画のピーク値の位
置を求める段階と、被測定血清検体の電気泳動に
よつて得られたパターンに前記基準位置に対応す
る位置を定める段階と、これら被測定血清検体の
パターン上に位置づけられた各基準位置毎にそれ
らの間に存在する極小の位置を求める段階と、各
間隔毎に極小値点の個数を計数し1個の場合はそ
れを分画点とし又2個以上の場合にはそのうちの
濃度の最も小さいものを分画点として定める段階
と、スタート位置と1番目の分画点の間、各分画
点間及び最後の分画点と終端の間の積分値又は積
分値に比例した値を求める段階とよりなる分画処
理方法。 2 膜状支持体上にて血清の泳動を行う電気泳動
において、基準位置として標準血清の電気泳動に
よつて得られたパターンの各分画のピーク値の位
置を求める段階と、被測定血清検体の電気泳動に
よつて得られたパターンに前記基準位置のうちス
タート位置からみて1番目と4番目の位置に対応
する位置を定める段階と、これら被測定血清検体
のパターン上に位置づけられた1番目と4番目の
基準位置間の極小の位置を求めてその個数を計数
し2個の場合は何れも分画点とし又3個の場合は
そのうちの4番目の基準位置から二つ目の極小値
点を除いた他の極小値点を分画点として定める段
階と、前記4番目の基準位置の外側の極小値点を
求めてその個数を計数し1個の場合はそれを分画
点とし又2個の場合はそれらのうち基準位置に近
いものを除き他を分画点として定める段階と、ス
タート位置と1番目の分画点の間、各分画点間及
び最後の分画点と終端の間の積分値又は積分値に
比例した値を求める段階とよりなる分画処理方
法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6481479A JPS55156851A (en) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | Fractionation processing method for electrophoresis |
US06/151,889 US4295949A (en) | 1979-05-25 | 1980-05-21 | Method for determining boundary points in electrophoresis |
DE19803019762 DE3019762A1 (de) | 1979-05-25 | 1980-05-23 | Verfahren zum bestimmen von grenzpunkten bei der elektrophorese |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6481479A JPS55156851A (en) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | Fractionation processing method for electrophoresis |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55156851A JPS55156851A (en) | 1980-12-06 |
JPS6116019B2 true JPS6116019B2 (ja) | 1986-04-26 |
Family
ID=13269080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6481479A Granted JPS55156851A (en) | 1979-05-25 | 1979-05-25 | Fractionation processing method for electrophoresis |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4295949A (ja) |
JP (1) | JPS55156851A (ja) |
DE (1) | DE3019762A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4307736A1 (en) * | 1992-03-13 | 1993-09-23 | Olympus Optical Co | Sequence to process electrophoresic sample of human serum quickly - comprises normalisation of measuring sample derived from electrophoresic processing compared to ref. prod., fractionating sample on basis of derived fractionating point, etc. |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5942683Y2 (ja) * | 1979-06-08 | 1984-12-14 | オリンパス光学工業株式会社 | デンシトメ−タ− |
JPS5670455A (en) * | 1979-11-13 | 1981-06-12 | Olympus Optical Co Ltd | Processing method for demarcation in electrophoresis |
US4420383A (en) * | 1980-07-10 | 1983-12-13 | Olympus Optical Co., Ltd. | Fractionating method in electrophoreses |
JPS5740634A (en) * | 1980-08-22 | 1982-03-06 | Olympus Optical Co Ltd | Method of setting demarkation point of electrophoresis pattern |
DE3277081D1 (en) * | 1981-07-31 | 1987-10-01 | Shimadzu Corp | Electrophoretic apparatus |
US4720788A (en) * | 1984-06-20 | 1988-01-19 | Helena Laboratories Corporation | Diagnostic densitometer |
JPH065227B2 (ja) * | 1985-02-27 | 1994-01-19 | オリンパス光学工業株式会社 | 電気泳動装置による総蛋白値の定量方法 |
DE3644970C2 (de) * | 1985-08-17 | 1994-05-05 | Olympus Optical Co | Verfahren zum Erzeugen und Darstellen eines mittels Elektrophorese gewonnenen Elektrophoretogramms einer Testprobe |
JPH0785056B2 (ja) * | 1985-10-30 | 1995-09-13 | 株式会社日立製作所 | バンド配列パタ−ンのバンド位置補正方法 |
US4657655A (en) * | 1986-01-30 | 1987-04-14 | Fotodyne, Inc. | Foto/phoresis apparatus |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3096137A (en) * | 1957-04-03 | 1963-07-02 | Bela A Silard | Recorder for densitometer |
US3459948A (en) * | 1964-04-30 | 1969-08-05 | Gino Cosci | Process for quantitatively measuring the color density of stained strips |
US3399127A (en) * | 1965-05-21 | 1968-08-27 | Bausch & Lomb | Electrophoresis medium using agarose and carrageenan |
US3649498A (en) * | 1965-10-06 | 1972-03-14 | Victor Pretorius | Detection in chromatography |
SE369279B (ja) * | 1973-01-15 | 1974-08-19 | Lkb Produkter Ab |
-
1979
- 1979-05-25 JP JP6481479A patent/JPS55156851A/ja active Granted
-
1980
- 1980-05-21 US US06/151,889 patent/US4295949A/en not_active Expired - Lifetime
- 1980-05-23 DE DE19803019762 patent/DE3019762A1/de not_active Ceased
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4307736A1 (en) * | 1992-03-13 | 1993-09-23 | Olympus Optical Co | Sequence to process electrophoresic sample of human serum quickly - comprises normalisation of measuring sample derived from electrophoresic processing compared to ref. prod., fractionating sample on basis of derived fractionating point, etc. |
DE4307736C2 (de) * | 1992-03-13 | 1998-06-10 | Olympus Optical Co | Verfahren zum Verarbeiten eines einem Fraktionsbild entsprechenden Densitogramms bei der Elektrophorese |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4295949A (en) | 1981-10-20 |
JPS55156851A (en) | 1980-12-06 |
DE3019762A1 (de) | 1980-11-27 |
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