JPS61159052A

JPS61159052A - 空気調和機

Info

Publication number: JPS61159052A
Application number: JP60000531A
Authority: JP
Inventors: 手塚　與文; 博之梅村; 板垣　政也
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-01-07
Filing date: 1985-01-07
Publication date: 1986-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は回転数可変の圧縮機を備えた能力可変の空気
調和機に関する。

［従来の技術］第４図は例えば特開昭５１−８６２４９号公報に示され
た従来の能力可変形の空気調和機を示す系統図であり、
図において、（１）は圧縮機、（２）はこの圧縮機駆動
用型内機、（３）は凝縮機、（４）は蒸発器、（５）は
これら圧縮機（１）、凝縮機（３）、蒸発器（４）及び
図されていないが四方弁、膨張弁等からなる冷媒回路、
（６）は空調室、（７）はこの空調室内温度を検出する
温度検出器、（８）は温度設定器。

（９）は電動機（２）の回転数検出器、（１０）は圧縮
機（１）の回転数制御器である。

次にその動作を説明する。圧縮機（１）によって圧縮さ
れた冷媒は図示されない四方弁をへて冷房時は室外にお
かれる凝縮機（３）で液化され空調室（６）内の蒸発器
（４）に送られ１図示されない膨張弁をへて蒸発器（４
）内で蒸発して空調室（６）を冷房する。蒸発器（４）
で気化された気化冷媒は再び圧縮機（１）内へ戻され冷
媒回路（５）を循環する。

電動機（２）は下記するように回転数が可変であるため
圧縮機（１）の能力も可変となる。この回転数の変化の
ため蒸発器（４）に送られる冷媒の流量又は圧力が変化
し、蒸発器（４）の冷媒能力も変化する。この電動１１
（２）には図示されていないが公知の例えばＳＣＲ使用
のインバータ回路からなる回転数制御回路が付加されて
おり、この回路に回転数制御器（１０）の出力を印加し
て回転数を制御することができる。回転数制御器（１０
）は温度検出器（７）からの温度信号と温度設定器（８
）からの設定温度信号、それに回転数検出器（９）から
の現回転数信号とをとり入り、これらから電動機（２）
に最適の回転数を与える出力を演算して電動機（２）に
印加する。このようにして圧縮機（１）が最適の回転数
に制御される。

［発明が解決しようとする問題点］従来の能力可変形の空気調和機は以上のように構成され
ているので、外気温度や空調室温や室内機の風速度等に
より、圧縮機の吐出冷媒温度が定まらず大幅に変化する
おそれがあった。通常吐出冷媒温度が高くなりすぎると
電動機が巻線絶縁劣化により焼損するので、保護装置を
設けて、吐出冷媒温度が許容値を越えると圧縮機の運転
を停止させるようにしているが、一旦保護装置が働くと
復帰するまでかなりの時間がかかり、運転時間が減少す
る等の問題点を有していた。

この発明は以上の問題点を解消するためになされたもの
で圧縮機吐出冷媒温度の上昇に応じ自動的に吐出冷媒温
度が低下する空気調和機を提供することを目的としてい
る。

［問題点を解決するための手段］この発明にかかる空気調和機は、圧縮機の吐出冷媒温度
を検出し、その温度の所定値以上の検出に応じ吐出冷媒
温度を低下させる手段を設けたものである。

［作　用］この発明においては、圧縮機の吐出冷媒温度が所定許容
値を越えると、例えば圧縮機の運転周波数を減するなど
して吐出冷媒温度を下げる。

［実施例］以下この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す系統図で１図におい
て（１）（２）　（５）　（６）　（７）　（８）及び
（９）は第４図と同様の圧縮機、圧縮機駆動用電動機、
冷媒回路。

空調室、温度検出器、温度設定器及び回転数検出器、（
１１）は四方弁、　（１２）は暖房時凝縮器、冷房時蒸
発器となる室内熱交換器、（１３）は暖房時蒸発機、冷
房時凝縮器となる室外熱交換器、（１４）は減圧装置＋
　（１５）は室内送風機、（１６）は室外送風機、（１
７）は吐出冷媒温度センサ、（１８）はこのセンサ（１
７）がらの温度信号をデジタル信号に変更するアナログ
デジタル変換器（以下Ａ／Ｄ変換器という）、（１９）
はマイクロコンピュータ（以下マイコンという）のＣＰ
Ｕ、（２０）はこのＣＰ　Ｕ　（１９）で実行される吐
出冷媒温度Ｔｃが所定値７１以上であることを検出する
手段、（２１）は、ＣＰ　Ｕ　（１９）で実行されるこ
の手段（２０）、空調室温度センサ（７）、温度設定器
（８）及び回転数検出器（９）等からの入力により電動
機（２）の回転数を演算し設定する手段、　（２２）は
この手段（２１）により設定された回転数に電動４ｉ１
（２）の回転数を制御するインバータ等の可変周波数駆
動回路。

（２３）は上記Ａ／Ｄ変換器（１８）、ＣＰ　Ｕ　（１
９）、可変周波数駆動回路（２２）からなる圧縮機回転
数低下手段である。

次にそれの暖房運転時の動作を説明する。圧縮機（１）
から吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方弁（１１）を
通り、室内熱交換器（１２）に送られ、室内送風機（１
５）により流通する室内空気に熱を放出して凝縮液化す
る。この時室内空気は暖められ空調室（６）内を暖房す
る。室内熱交換器（１２）で凝縮した冷媒は減圧装置（
１４）で減圧され室外熱交換器（１３）に送られ、室外
送風機（１６）により流通する室外空気より熱を吸収し
蒸発して四方弁（１１）をへて圧縮機（１）に戻る。こ
の圧縮機（１）は電動機（２）により駆動され、その電
動機（２）の運転周波数は可変周波数駆動回路（２２）
によってマイコンのＣＰＵ（１９）の運転周波数設定手
段（２１）によって設定された周波数に制御される。こ
の運転周波数は手段（２１）により１図示のような室内
温度センサ（７）、温度設定器（８）からの入力の外１
図示されていないが例えば外気温、室内風速、冷媒ガス
量等によっても変化させられ、圧縮機（１）より吐出さ
れる冷媒温度が急激に上昇することが起こる。そこでこ
の吐出冷媒温度を吐出冷媒温度センサ（１７）により検
出し、この検出温度信号をＡ／Ｄ変冷器（１８）にてデ
ジタル信号に変換してＣＰ　Ｕ　（１９）に取り込む。

この温度人力Ｔｃが所定設定温度ＴＩより高い場合、検
出手段（２０）から運転周波数設定手段（２１）へ信号
が送り込まれ、ここで上記入力によって算出される現運
転周波数Ａ　（ｌ（ｚ）より予め設定した周波数αを減
じた（Ａ−α）Ｈｚを演算し、この値に可変周波数駆動
回路（２２）の周波数を指定する。そこで駆動回路（２
２）は指令周波数の運転モードを電動機（２）に供給す
る。このような制御により、圧縮機の回転数を下げて吐
出冷媒温度を下げる。

第２図はこの発明の他の実施例の制御系統を示すブロッ
ク線図で、この実施例では吐出冷媒温度噴出手段として
、上記温度センサ（１７）のかわりに吐出冷媒温度Ｔｃ
が所定値Ｔ１以上になると接点を閉成する温度開閉器（
２４）を使用し、その接点の開成により運転周波数設定
回路（２５）で現運転周波数に関係なく低い所定の固定
周波数を指定し、この指定周波数にて電動機（２）を駆
動する。即ち吐出冷媒温度Ｔｃが所定値Ｔ１以上になる
と電動機（２）を低い所定の回転数に固定することによ
り吐出冷媒温度を低下させる。

第４図はこの発明のさらに他の実施例を示す系統図で１
図において（２５）は電磁弁、（２６）は絞り量の小さ
い減圧装置でこれら絞り量低下手段（２７）を構成して
いる。他の部分は第１図と同様である。

即ち吐出冷媒温度センサ（１７）からの温度信号が所定
値を越すと、＠示されていないＣＰＵ（１９）でこれを
検出し、電磁弁（２５）を開にする信号を出力し。

減圧装置（２６）を今までの減圧装置（１４）に並列に
挿スする。これにより冷媒回路（５）の絞り量を低下さ
せ冷媒流量を増加させて冷媒吐出温度を低下させる。

以上の実施例においては吐出冷媒温度が所定値以上にな
ると吐出冷媒温度を低下させる手段として、圧縮機の回
転数を所定量低下させる（第１図）。

圧縮機の回転数を低い所定値に固定する（第２図）。

冷媒回路の絞り量を低下させる（第３図）手段をそれぞ
れ示したが、これらの外に暖房時圧縮機の回転数を所定
値に固定の上室外送風機を停止する手段とか、或は以上
の各手段を組み合わせた手段を用いるとかしてもよい。

［発明の効果］この発明は以上のように吐出冷媒温度の所定値以上を検
出して圧縮機回転数を低下させたり、冷媒回路絞り量を
低下させたりして、吐出冷媒を低下させるようにしたの
で、吐出冷媒温度を所定の許容温度範囲内にて制御でき
、圧縮機の信頼性を向上させることができる効果を有し
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す系統図、第２図はこ
の発明の他の実施例の制御系統を示すブロック線図、第
３図はこの発明のさらに他の実施例を示す系統図、第４
図は従来の空気調和機を示す系統図である。図において、（１）は圧縮機、（２）は電動機、（５）
は冷媒回路、　（１２）は室内熱交換器、（１３）は室
外熱交換器、（１５）は室内送風機、（１６）は室外送
風機。（１７）は吐出冷媒温度センサ、　（２３）は圧縮機回
転数低下手段、　（２７）は絞り量低下手段である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　回転数可変の圧縮機を含む冷媒回路を備え所定
条件に応じ上記圧縮機の回転数を制御するようにした空
気調和機において、上記圧縮機の吐出冷媒温度を検出す
る手段と、この吐出冷媒温度の所定値以上の検出に応じ
上記吐出冷媒温度を低下させる手段とを設けたことを特
徴とする空気調和機。
（２）　上記吐出冷媒温度低下手段は上記圧縮機の回転
数を所定量低下させる手段である特許請求の範囲第１項
記載の空気調和機。
（３）　上記吐出冷媒温度低下手段は上記冷媒回路の絞
り量を所定量低下させる手段である特許請求の範囲第１
又は第２項記載の空気調和機。
（４）　上記吐出冷媒温度低下手段は、上記圧縮機回転
数を所定値に低下させ固定する手段である特許請求の範
囲第１項記載の空気調和機。
（５）　上記吐出冷媒温度低下手段は、暖房運転時に上
記圧縮機回転数を所定値に低下させ固定し、さらに室外
側送風機を停止する手段である特許請求の範囲第１項記
載の空気調和機。