JPS6115851Y2 - - Google Patents

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JPS6115851Y2
JPS6115851Y2 JP1982048232U JP4823282U JPS6115851Y2 JP S6115851 Y2 JPS6115851 Y2 JP S6115851Y2 JP 1982048232 U JP1982048232 U JP 1982048232U JP 4823282 U JP4823282 U JP 4823282U JP S6115851 Y2 JPS6115851 Y2 JP S6115851Y2
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shaft
gripping
clip
handle
tip
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JP1982048232U
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JPS58152909U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、従来のクリツプ鉗子の構造を抜本的
に改良しかつ軸部を回転可能とするとともに把持
片を回転可能に取付け、クリツピングの自由度を
大としかつクリツピング操作を簡易とした動脈瘤
クリツプ鉗子に関する。
従来、脳手術に際し動脈瘤をクリツピングして
手術を行うが、このクリツピング手段としては鉗
子に支持された専用のクリツプを用いることが行
われていた。この種クリツプを支持するクリツプ
鉗子としては、例えば第1図、第2図に示した如
きものが知られている。第1図において、1はク
リツプ鉗子で、下端で連結した一対の湾曲バネ部
材3a,3bの上端部をピンPによつて交叉状態
に結合し、その先端がクリツプを把持する把持部
7となつているものである。9aは一方の湾曲バ
ネ部材3aの内面に設けられた係合部で、他の湾
曲バネ部材3bの内面に設けられた被係合部9b
と係合して、該湾曲バネ部材3a,3b即ち操作
部を手で操作すること、即ち押圧し、又は放すこ
とによつて遠隔的に把持部7の開閉を行い、クリ
ツプの開閉、把持、開放等の操作を行うものであ
る。第2図のクリツプ鉗子1は湾曲バネ部材3
a,3bが中央部で折曲されている点を除いて第
1図と同様の構成、作用を有する。
このような従来のクリツプ鉗子は、その先端把
持部7は単に開閉が可能なだけで回転運動は全く
不可能なものであるため、患部に深く挿入するこ
とも斜めに挿入することも難しく、クリツピング
の自由度は極めて小さく、クリツプの種類が多数
必要となり、又そのクリツピング操作自体も困難
なものであつた、しかも、該係合部9a及び被係
合部9bが繰り返しの使用によつて破壊されやす
く、湾曲バネ部材3a,3bを手で押圧操作する
ため、バネ作用によつて微妙な手術には不適当な
面があり、また、湾曲バネ部材3a,3bの中央
部を手で持つて操作する関係上、顕微鏡を用いる
脳手術の際には該湾曲バネ部材3a,3bの中央
湾曲部が非常に邪魔となるなどの不都合な点が多
かつたものである。また、把持部7に把持コマを
回転可能に取付けてなるクリツプ鉗子も知られて
いる(実開昭56−53406号公報)が、湾曲バネ部
材3a,3bを依然として用いているため、図示
したようなクリツプ鉗子よりもクリツピングの自
由度は増大するものの把持部7の回転は依然とし
て不可能であり、上述したような従来技術の欠点
の完全な解消は行われていなかつた。
本考案は上記の点に着目してなされたもので、
回転可能とした軸部の先端に把持部を設けかつ該
把持部にコ字状の把持片を設けることによつて、
従来の湾曲バネ部材の使用をなくしてバネ作用に
よる手術時に不便を解消し顕微鏡を用いる脳手術
の際に好適に使用できるとともにクリツピング操
作を簡易とし、かつ把持部及び把持片の回転を容
易に行うことができ、クリツプの把持角度が変え
られるため患部へ深く挿入することもでき、かつ
斜め方向への挿入も可能となり、クリツピングの
自由度が大となるとともにクリツプの種類は従来
に比べて少なくて済むようになる動脈瘤クリツプ
鉗子を提供することを目的とする。
以下に本考案の一実施例を添付図面中、第3図
〜第7図に基づいて説明する。
第3図において、2は本考案に係る動脈瘤クリ
ツプ鉗子で、基端部に設けられたハンドル部4
と、該ハンドル部4に連設された軸部6と、該軸
部6の先端に設けられた把持部8とを有してい
る。該把持部8は相対向する一対の把持部材8
a,8bから構成されている。該ハンドル部4は
把持部8即ち把持部材8a,8bの開閉操作を遠
隔的に行う操作部となるもので、基端に保持環1
0を設けた一対のハンドル部材4a,4bから構
成されている。該軸部6はその内部に回転可能に
摺動自在の軸芯部6dを有し、ハンドル部材4b
がネジ止め支点76を介して該軸芯部6dの進退
運動を行わしめ、それによつて把持部8の開閉把
持運動を行わせるような構成において、軸部6が
ハンドル部4の上端支持部78に回転可能にネジ
80止めされ、該ネジ80を締めておけば軸部6
は固定されており、該ネジ80を緩めれば軸部6
の全体を回転することができ、したがつて把持部
8も回転可能となる。82はネジ80の摘みであ
る。
なお、84はハンドル部材4a,4b間に取付
けられたバネ部材で、該ハンドル部材4a,4b
を互いに引き寄せるように、即ち該軸芯部6dを
前方に押し出すように常時付勢するものである。
このバネ作用によつて把持部8は通常は閉鎖して
おり、該バネ部材84に抗して該ハンドル部材4
a,4bを開くと該把持部8は開き、該ハンドル
部材4a,4bに対して開く力を抜くと該把持部
8は該バネ作用によつて自動的に閉じる。したが
つて、該把持部8に把持されるクリツプ67の開
閉も極めて円滑に行えるものである。
52は該軸部6の先端下半部を構成する軸下半
部で、把持部8の一方の把持部材8aと一体的に
形成されている。56は該軸下半部52の上面に
摺動自在に設けられた軸摺動部で、該軸芯部6d
の先端に接続されている。60は他方の把持部材
8bの基端部に形成された肉薄の係止板部で、該
係止板部60を介して把持部材8bは該軸下半部
52の先端部に開閉自在に係着されている。ま
た、該軸摺動部56の先端部も該係止板部60に
係着されている。このように構成することによつ
て、第3図に実線及び破線の矢印で示したごと
く、該軸摺動部56即ち軸芯部6dを後方に引け
ば把持部材8bが上方に動いて把持部8が開放し
(実線矢印)、又該軸摺動部56即ち軸芯部6dを
前方に押せば把持部材8bが下方に動いて把持部
8が閉鎖する(破線矢印)ようになつている。
62a,62bは把持部材8a,8bの先端に
相対向して設けられたコ字状の把持片で、底壁6
4から突出した突出ピンを把持部材8a,8bの
先端部の挿通孔に挿通突出せしめ、その外面でか
しめ66ることによつて回動可能に取付けられて
いる。該把持片62a,62bの回動の程度は手
で回せば回動するが、力が加わらない限りは妄り
に回動しないように調整することが把持されたク
リツプ67の妄動を防ぐ意味で重要である。該把
持片62a,62bの回動取付けの手段としては
かしめ手段の他にネジ止め等の公知の手段が採用
可能なことは勿論である。
クリツプ67は脳底動脈瘤Aなどの動脈瘤をク
リツプするためのもので、ミニクリツプとも称
し、一対のクリツプ脚68,68と該クリツプ脚
68,68の開閉を行う環状バネ部70とが一個
の長尺材を折曲成形することによつて一体的に形
成されている。72は該クリツプ脚68,68と
環状バネ70とを接続する交差部74に遊嵌され
たミニリングである。該クリツプ脚68,68は
環状バネ部70のバネ作用により常時閉鎖するよ
うに付勢されているが、環状バネ部70を両側方
より押圧狭持すれば開放するようになつている。
叙上の構成により、第3図に示したごとく、ハ
ンドル部材4bを実線矢印方向に押して開けば軸
芯部6d及び軸摺動部56が後方に引かれ、把持
部材8bが上方に動いて把持部8が開放する。こ
の開放状態でクリツプ67の環状バネ部70を把
持片62a,62b間に位置せしめてハンドル部
材4bを閉鎖方向に引けば、破線矢印のごとく、
軸芯部6d及び軸摺動部56が前方に動き、把持
部材8bは下方に動いて環状バネ部70は把持片
62a,62b間に押圧狭持されクリツプ脚6
8,68が開放状態でクリツプ鉗子2に把持され
ることとなる(第4図〜第6図)。この開放状態
のクリツプ67を第7図に示したごとく、脳底動
脈瘤Aをクリツピングするために患部に挿入し、
再びハンドル部材4bを開いて(実線矢印)、把
持部8を開放すれば、クリツプ67は離され、ク
リツプ脚68,68はバネ作用によつて自動的に
閉鎖して脳底動脈瘤Aのクリツピングを行う。ま
たクリツピングを解除するには、クリツプ鉗子2
を同様に操作して患部のクリツプ67を把持して
取り外せばよい。クリツプ67の開閉及び患部へ
の着脱は、ハンドル部4の操作によつて遠隔的に
把持部8を開閉して行い、動く部分は、ハンドル
部材4b、軸芯部6d、軸摺動部56及び把持部
材8bだけであり、その他は動くことはないから
極めて安定して状態でクリツプ66の操作を行え
るものであり、脳手術の際などの狭い場所での精
密な作動が要求される場合に好適に使用可能なも
のである。また、軸部6はネジ80を緩めればそ
の全体が任意の角度に回転できるから所望の角度
に回転してネジ80を締めて固定しておけば斜め
方向への挿入が容易となり、把持片62a,62
bの回動によりクリツプの把持角度も自由に変え
ることができる(第4図〜第6図)。その上、ハ
ンドル部4を一定位置に保持したまま単にネジ8
0を緩めれば手元側で軸部6の回転を行うことが
でき、また把持されたクリツプ67の回転を行う
ことができるので、あらゆる方向のクリツピング
が可能である。
さらに、直線状の軸部6の下方に位置するハン
ドル部4を用いて把持部8の開閉、即ちクリツピ
ング操作を行うことができるから、顕微鏡を用い
る脳手術の際にもクリツプ鉗子2が視野の邪魔に
なることがないという利点がある。
上述したごとく、本考案は、回転可能とした軸
部の先端に把持部を設けかつ該把持部にコ字状の
把持片を回動可能に取付けてなる動脈瘤クリツプ
鉗子であるから、従来の湾曲バネ部材を使用をす
ることがなくなりバネ作用による手術時の不便を
解消し顕微鏡を用いる脳手術の際に好適に使用で
きるとともにクリツピング操作は簡易とされ、か
つ把持部及び把持片の回転を容易に行うことがで
き、クリツプの把持角度が変えられるため患部へ
深く挿入することもでき、かつ斜め方向への挿入
も可能となり、クリツピングの自由度が大となる
とともにクリツプの種類は従来に比べて少なくて
済むという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のクリツプ鉗子の斜視
図、第3図は本考案の一実施例を示す側面図、第
4図〜第6図はクリツプの把持回転状態を示す斜
視説明図及び第7図はクリツプ鉗子の使用状態を
示す斜視図である。 2……動脈瘤クリツプ鉗子、4……ハンドル
部、6……軸部、6d……軸芯部、8……把持
部、8a,8b……把持部材、62a,62b…
…把持片、67……クリツプ、80……ネジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のハンドル部材からなるハンドル部と、該
    ハンドル部に連設されかつ回転可能に取付けられ
    た軸部と、該軸部の先端に設けられかつ該ハンド
    ル部の操作によつて開閉せしめられる一対の把持
    部材からなる把持部と、該把持部材の相対向する
    面に回動可能に取付けられた一対のコ字状の把持
    片とを備え、該軸部の先端下半部に一方の把持部
    材と一体的に軸下半部を設け、該軸下半部の上面
    に摺動自在に軸摺動部を設け、該軸部の内部に摺
    動自在に挿通された軸芯部の先端に該軸摺動部を
    接続し、他方の把持部材の基端部に肉薄の係止板
    部を形成し、該係止板部を介して該他方の把持部
    材を該軸下半部の先端部に開閉自在に係着しかつ
    該軸摺動部の先端部を該係止板部に係着し、該軸
    部の基端部を該ハンドル部の上端支持部に回転可
    能にネジ止めし、さらに該軸芯部を常時前方に付
    勢するように該ハンドル部材にバネ部材を取付け
    たことを特徴とする動脈瘤クリツプ鉗子。
JP4823282U 1982-04-05 1982-04-05 動脈瘤クリップ鉗子 Granted JPS58152909U (ja)

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JP4823282U JPS58152909U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 動脈瘤クリップ鉗子

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JP4823282U JPS58152909U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 動脈瘤クリップ鉗子

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Publication Number Publication Date
JPS58152909U JPS58152909U (ja) 1983-10-13
JPS6115851Y2 true JPS6115851Y2 (ja) 1986-05-16

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ID=30059163

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JP4823282U Granted JPS58152909U (ja) 1982-04-05 1982-04-05 動脈瘤クリップ鉗子

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0838494A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡把持鉗子
US20190099172A1 (en) * 2017-10-02 2019-04-04 Boston Scientific Scimed, Inc. Devices and methods for tissue retraction

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JPS5653406B2 (ja) * 1975-08-11 1981-12-18

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JPS6025226Y2 (ja) * 1979-10-01 1985-07-29 瑞穂医科工業株式会社 動脈瘤クリップ用鉗子

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JPS5653406B2 (ja) * 1975-08-11 1981-12-18

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