JPS6115790B2 - - Google Patents
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- JPS6115790B2 JPS6115790B2 JP13029079A JP13029079A JPS6115790B2 JP S6115790 B2 JPS6115790 B2 JP S6115790B2 JP 13029079 A JP13029079 A JP 13029079A JP 13029079 A JP13029079 A JP 13029079A JP S6115790 B2 JPS6115790 B2 JP S6115790B2
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- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、所定長さの溶接棒を順次自動送給し
ながら被溶接母材を溶接していく溶接装置に関す
る。
ながら被溶接母材を溶接していく溶接装置に関す
る。
従来、ステライト等のコイル状に巻くことが困
難な合金からなる溶接棒を用いて溶接する場合、
あるいはコイル状の溶接棒が市販されていない場
合には、所定長さの溶接棒を順次自動送給しなが
ら被溶接母材を溶接していく装置が提案されてい
る。
難な合金からなる溶接棒を用いて溶接する場合、
あるいはコイル状の溶接棒が市販されていない場
合には、所定長さの溶接棒を順次自動送給しなが
ら被溶接母材を溶接していく装置が提案されてい
る。
第1図には、従来のこの種溶接装置が示されて
いる。第1図において、取付板10にはガイド支
持金具12を介してガイド14が傾斜状態で支持
され、このガイド14内には溶接棒押え金具16
が保持されている。このガイド14の第1図中右
方斜め上方には、ガイド14の軸線と同一軸線上
になるように、ガイドチユーブ18が設けられ、
このガイドチユーブ18もガイドチユーブ支持金
具20を介して取付板10に支持されている。
いる。第1図において、取付板10にはガイド支
持金具12を介してガイド14が傾斜状態で支持
され、このガイド14内には溶接棒押え金具16
が保持されている。このガイド14の第1図中右
方斜め上方には、ガイド14の軸線と同一軸線上
になるように、ガイドチユーブ18が設けられ、
このガイドチユーブ18もガイドチユーブ支持金
具20を介して取付板10に支持されている。
ガイドチユーブ18の比較的上部には、ばね固
定金具22が固着され、このばね固定金具22に
は引張りコイルばねからなる押出しばね24の一
端が固着され、この押出しばね24の他端は押出
し金具26に固着されている。この押出し金具2
6は、前記ガイド14及びガイドチユーブ18内
を貫通して一端が被溶接母材28の被溶接部に対
向された溶接棒30の他端が当接され、これによ
り溶接棒30は押出しばね24によつて被溶接母
材28側に押出されるように付勢されている。
定金具22が固着され、このばね固定金具22に
は引張りコイルばねからなる押出しばね24の一
端が固着され、この押出しばね24の他端は押出
し金具26に固着されている。この押出し金具2
6は、前記ガイド14及びガイドチユーブ18内
を貫通して一端が被溶接母材28の被溶接部に対
向された溶接棒30の他端が当接され、これによ
り溶接棒30は押出しばね24によつて被溶接母
材28側に押出されるように付勢されている。
前記ガイド14とガイドチユーブ18との中間
位置において、駆動ローラ32が取付板10に回
転自在に支持され、この駆動ローラ32は図示し
ない回転連動機構を介してモータ34に取付けら
れたギヤボツクス36の出力軸に連結され、モー
タ34の回転に伴なつて駆動されるようになつて
いる。この駆動ローラ32の外周は、ガイド14
とガイドチユーブ18との間に露出された溶接棒
30の下側面に当接されるとともに、このガイド
14とガイドチユーブ18との間において駆動ロ
ーラ32とは溶接棒30を挾んで反対側に加圧ロ
ーラ38が設けられ、この加圧ローラ38の外周
は溶接棒30の上面側に所定圧力で当接され、こ
れにより駆動ローラ32と溶接棒30との密着が
良好になるようにされている。
位置において、駆動ローラ32が取付板10に回
転自在に支持され、この駆動ローラ32は図示し
ない回転連動機構を介してモータ34に取付けら
れたギヤボツクス36の出力軸に連結され、モー
タ34の回転に伴なつて駆動されるようになつて
いる。この駆動ローラ32の外周は、ガイド14
とガイドチユーブ18との間に露出された溶接棒
30の下側面に当接されるとともに、このガイド
14とガイドチユーブ18との間において駆動ロ
ーラ32とは溶接棒30を挾んで反対側に加圧ロ
ーラ38が設けられ、この加圧ローラ38の外周
は溶接棒30の上面側に所定圧力で当接され、こ
れにより駆動ローラ32と溶接棒30との密着が
良好になるようにされている。
前記取付板10の第1図中左端には、トーチホ
ルダ40を介して溶接トーチ42が支持され、こ
の溶接トーチ42にはタングステン電極44が設
けられている。このタングステン電極44は、被
溶接母材28の被溶接部に対向され、このタング
ステン電極44と被溶接母材28との間にはアー
ク46が発せられている。
ルダ40を介して溶接トーチ42が支持され、こ
の溶接トーチ42にはタングステン電極44が設
けられている。このタングステン電極44は、被
溶接母材28の被溶接部に対向され、このタング
ステン電極44と被溶接母材28との間にはアー
ク46が発せられている。
このような構成において、ガイドチユーブ18
内に挿入された溶接棒30は、押出し金具26及
び押出しばね24の作用によつて駆動ローラ32
まで押出され、駆動ローラ32と加圧ローラ38
とによつてガイド14内に供給され、溶接棒押え
金具16内を通過し、タングステン電極44から
発せられたアーク46内にその先端が供給されて
溶融され、被溶接母材28の溶着がなされる。こ
の場合、溶接が進行するに従つて、溶接棒30は
短かくなるから、長さ40〜50cm程度の溶接棒30
を次々にガイドチユーブ18内に供給してやる必
要がある。
内に挿入された溶接棒30は、押出し金具26及
び押出しばね24の作用によつて駆動ローラ32
まで押出され、駆動ローラ32と加圧ローラ38
とによつてガイド14内に供給され、溶接棒押え
金具16内を通過し、タングステン電極44から
発せられたアーク46内にその先端が供給されて
溶融され、被溶接母材28の溶着がなされる。こ
の場合、溶接が進行するに従つて、溶接棒30は
短かくなるから、長さ40〜50cm程度の溶接棒30
を次々にガイドチユーブ18内に供給してやる必
要がある。
しかし、このような従来の溶接装置にあつて
は、各溶接棒30が短かくなつて次の溶接棒30
との連接部すなわち継ぎ目部が溶接棒押え金具1
6を通過する度に、第2図に示されるように、溶
接棒終端部30が被溶接母材28の上に落下して
しまい、従つて、各溶接棒30の連接部において
溶接棒30の供給状態が変化するから、溶接ビー
ドの形状が変化したり、溶接欠陥が生じる等の欠
点がある。
は、各溶接棒30が短かくなつて次の溶接棒30
との連接部すなわち継ぎ目部が溶接棒押え金具1
6を通過する度に、第2図に示されるように、溶
接棒終端部30が被溶接母材28の上に落下して
しまい、従つて、各溶接棒30の連接部において
溶接棒30の供給状態が変化するから、溶接ビー
ドの形状が変化したり、溶接欠陥が生じる等の欠
点がある。
また、最近では、第3図に示されるように、2
本の溶接トーチを用いた溶接装置も用いられるよ
うになつていた。ここにおいて、前記第1図及び
第2図の従来装置と同一部材には同一符号を用
い、説明を簡略にする。第3図において、第1図
と同様の溶接トーチ(以下、第3図の説明におい
ては後方溶接トーチという)42の前方、すなわ
ち、溶接棒30の溶接棒押え金具16に支持され
ている側に近い方には、前方溶接トーチ48が設
けられている。この前方溶接トーチ48は前方タ
ングステン電極50を備え、この前方タングステ
ン電極50と溶接棒30との間には前方アーク5
2が発せられている。このような装置では、前方
アーク52で溶接棒30を加熱して溶け易くした
後、後方溶接トーチ42からのアーク46で被溶
接母材28の溶接を行ない、溶接能率の向上を図
るものである。
本の溶接トーチを用いた溶接装置も用いられるよ
うになつていた。ここにおいて、前記第1図及び
第2図の従来装置と同一部材には同一符号を用
い、説明を簡略にする。第3図において、第1図
と同様の溶接トーチ(以下、第3図の説明におい
ては後方溶接トーチという)42の前方、すなわ
ち、溶接棒30の溶接棒押え金具16に支持され
ている側に近い方には、前方溶接トーチ48が設
けられている。この前方溶接トーチ48は前方タ
ングステン電極50を備え、この前方タングステ
ン電極50と溶接棒30との間には前方アーク5
2が発せられている。このような装置では、前方
アーク52で溶接棒30を加熱して溶け易くした
後、後方溶接トーチ42からのアーク46で被溶
接母材28の溶接を行ない、溶接能率の向上を図
るものである。
しかし、このような装置において、溶接棒30
の連接部で溶接棒30の終端部が落下すると、前
方アーク52の加熱が一時的にできなくなるの
で、溶接棒30への入熱量が減少し、後方のアー
ク46によつて溶接する場合に、入熱量の不足の
ために溶接棒30が溶け残つて溶接部に欠陥が生
ずるという欠点もある。
の連接部で溶接棒30の終端部が落下すると、前
方アーク52の加熱が一時的にできなくなるの
で、溶接棒30への入熱量が減少し、後方のアー
ク46によつて溶接する場合に、入熱量の不足の
ために溶接棒30が溶け残つて溶接部に欠陥が生
ずるという欠点もある。
本発明の目的は、コイル巻き形成できない各溶
接棒を自動的に連結溶接し、溶接を安定した状態
で連続して行うことのできる溶接装置を提供する
にある。
接棒を自動的に連結溶接し、溶接を安定した状態
で連続して行うことのできる溶接装置を提供する
にある。
本発明の装置は、他の溶接棒と連設される端部
の少なくとも一方に切欠きが設けられ溶接棒ガイ
ドにより案内される溶接棒と、溶接ガイドに送給
される各溶接棒の切欠き位置を検出する検出機構
と、この検出機構からの検出信号により作動され
各溶接棒の互いに連接される端部を溶接する溶接
トーチとを設けて各溶接棒を自動的に一体となる
よう接続し、これにより前記目的を達成しようと
するものである。
の少なくとも一方に切欠きが設けられ溶接棒ガイ
ドにより案内される溶接棒と、溶接ガイドに送給
される各溶接棒の切欠き位置を検出する検出機構
と、この検出機構からの検出信号により作動され
各溶接棒の互いに連接される端部を溶接する溶接
トーチとを設けて各溶接棒を自動的に一体となる
よう接続し、これにより前記目的を達成しようと
するものである。
以下、本発明に係る溶接装置の一実施例を第4
図及び第5図に基づいて説明する。ここにおいて
前記従来例と同一部材は同一符号を付す。
図及び第5図に基づいて説明する。ここにおいて
前記従来例と同一部材は同一符号を付す。
第4図には、本実施例に用いられる溶接棒が示
され、30Aは矢印Pで示される溶接棒進行方向
において先方に位置し、先に溶接される先方溶接
棒で、30Bは、後に溶接される後方溶接棒であ
り、これらの両溶接棒30A,30Bは同一の形
状、材質の溶接棒であるが、説明の便宜上このよ
うに名付けたものである。これらの先方溶接棒3
0Aの後端(右端)と、後方溶接棒30Bの先端
(左端)とは、互いに連接されるとともに、後方
溶接棒30Bの先端部には、各溶接棒30A,3
0Bの連接部を検出する際に使用される切欠き6
0が形成されている。
され、30Aは矢印Pで示される溶接棒進行方向
において先方に位置し、先に溶接される先方溶接
棒で、30Bは、後に溶接される後方溶接棒であ
り、これらの両溶接棒30A,30Bは同一の形
状、材質の溶接棒であるが、説明の便宜上このよ
うに名付けたものである。これらの先方溶接棒3
0Aの後端(右端)と、後方溶接棒30Bの先端
(左端)とは、互いに連接されるとともに、後方
溶接棒30Bの先端部には、各溶接棒30A,3
0Bの連接部を検出する際に使用される切欠き6
0が形成されている。
第5図には、本発明に係る溶接装置の一実施例
の要部が示されている。第5図において、断面略
U字状の溝付きガイド62の溝64内には、先方
溶接棒30A及び後方溶接棒30Bが収納され、
この後方溶接棒30の後端には押出し金具26が
当接されている。この押出し金具26には、引張
コイルばねからなる押出しばね24の一端が固着
され、この押出しばね24の他端は、前記溝付き
ガイド62の側面に固着されたばね固定金具22
に固着されている。これらのばね固定金具22、
押出しばね24及び押出し金具26により溶接棒
30A,30Bの自動送給手段が構成され、溶接
棒30A,30Bは、矢印Pで示される溶接棒進
行方向に押出されるように付勢されている。
の要部が示されている。第5図において、断面略
U字状の溝付きガイド62の溝64内には、先方
溶接棒30A及び後方溶接棒30Bが収納され、
この後方溶接棒30の後端には押出し金具26が
当接されている。この押出し金具26には、引張
コイルばねからなる押出しばね24の一端が固着
され、この押出しばね24の他端は、前記溝付き
ガイド62の側面に固着されたばね固定金具22
に固着されている。これらのばね固定金具22、
押出しばね24及び押出し金具26により溶接棒
30A,30Bの自動送給手段が構成され、溶接
棒30A,30Bは、矢印Pで示される溶接棒進
行方向に押出されるように付勢されている。
溝付きガイド62の溝64内所定位置には、検
出機構としてのリミツトスイツチ66の作動腕6
8が挿入され、この作動腕68の先端は常時溶接
棒30A,30Bの上面に当接され、後方溶接棒
30Bの先端に形成された切欠き60を検出でき
るようになつている。また、溝付きガイド62の
作動腕68が挿入された位置よりも下方位置、す
なわち溶接棒進行方向の先方位置には、溶接棒3
0A,30Bが露出するに十分な深い切込み70
が設けられ、この切込み70の位置において、溶
接棒30A,30Bの両側には一対の溶接棒溶接
用非消耗電極式溶接トーチ72A,72Bが設け
られている。これらの溶接トーチ72A,72B
は、ガスホースを含む溶接ケーブル74A,74
Bを介して溶接電源76A,76Bのマイナス側
にそれぞれ接続され、これらの溶接電源76A,
76Bのプラス側は母材ケーブル78を介して溝
付きガイド78にそれぞれ接続されている。ま
た、これらの溶接電源76A,76Bは、タイマ
ーボツクス80を介して前記リミツトスイツチ6
6によりオン、オフ制御され、リミツトスイツチ
66の作動腕68が後方溶接棒30Bの切欠き6
0を検出した際、タイマボツクス80に設定され
た所定時間だけ溶接トーチ72A,72Bに電力
を供給してアークを発生させるようになつてい
る。
出機構としてのリミツトスイツチ66の作動腕6
8が挿入され、この作動腕68の先端は常時溶接
棒30A,30Bの上面に当接され、後方溶接棒
30Bの先端に形成された切欠き60を検出でき
るようになつている。また、溝付きガイド62の
作動腕68が挿入された位置よりも下方位置、す
なわち溶接棒進行方向の先方位置には、溶接棒3
0A,30Bが露出するに十分な深い切込み70
が設けられ、この切込み70の位置において、溶
接棒30A,30Bの両側には一対の溶接棒溶接
用非消耗電極式溶接トーチ72A,72Bが設け
られている。これらの溶接トーチ72A,72B
は、ガスホースを含む溶接ケーブル74A,74
Bを介して溶接電源76A,76Bのマイナス側
にそれぞれ接続され、これらの溶接電源76A,
76Bのプラス側は母材ケーブル78を介して溝
付きガイド78にそれぞれ接続されている。ま
た、これらの溶接電源76A,76Bは、タイマ
ーボツクス80を介して前記リミツトスイツチ6
6によりオン、オフ制御され、リミツトスイツチ
66の作動腕68が後方溶接棒30Bの切欠き6
0を検出した際、タイマボツクス80に設定され
た所定時間だけ溶接トーチ72A,72Bに電力
を供給してアークを発生させるようになつてい
る。
なお、溝付きガイド62が一側を開放されたU
字状の溝64を有するのは、溶接棒30A,30
Bを送給するガイドとするためと、溶接棒30
A,30Bの送給状態が上方から観察できるよう
にするためで、前記従来例の第1図におけるガイ
ドチユーブ18と内容的には同様の役割を行なう
ものである。
字状の溝64を有するのは、溶接棒30A,30
Bを送給するガイドとするためと、溶接棒30
A,30Bの送給状態が上方から観察できるよう
にするためで、前記従来例の第1図におけるガイ
ドチユーブ18と内容的には同様の役割を行なう
ものである。
このような構成において、溝付きガイド62の
溝64内に挿入された溶接棒30A,30Bは、
押出しばね22及び押出し金具24の作用によつ
て矢印Pで示される溶接進行方向に、図示しない
駆動ローラ(第1図参照)に向つて押出される
が、各溶接棒30A,30Bの互いに連接した端
部がリミツトスイツチ66の位置にくると、後方
溶接棒30Bの切欠き60による段差がリミツト
スイツチ66の作動腕68により検出され、リミ
ツトスイツチ66から検出信号がタイマボツクス
80に送られる。この検出信号を受けたタイマボ
ツクス80は、信号を受けた時点から一定時間だ
け溶接する信号を溶接電源76A,76Bに送
り、溶接電源76A,76Bがオンされ、溶接棒
接続用非消耗電極式溶接トーチ72A,72Bか
ら溶接棒30A,30Bに向つてアークが発せら
れる。この際、タイマボツクス80の溶接時間の
設定は、各溶接棒30A,30Bの互いに連接さ
れた端部の継ぎ目部の手前で溶接を始め、継ぎ目
部を通過した後にアークが切れるようにされてい
る。このため、各溶接棒30A,30Bは、連接
された端部で一体に接続されることとなり、この
端部が、図示しない溶接棒押え金具(第1図参
照)からはずれても被溶接母材上に落下すること
はなくなる。
溝64内に挿入された溶接棒30A,30Bは、
押出しばね22及び押出し金具24の作用によつ
て矢印Pで示される溶接進行方向に、図示しない
駆動ローラ(第1図参照)に向つて押出される
が、各溶接棒30A,30Bの互いに連接した端
部がリミツトスイツチ66の位置にくると、後方
溶接棒30Bの切欠き60による段差がリミツト
スイツチ66の作動腕68により検出され、リミ
ツトスイツチ66から検出信号がタイマボツクス
80に送られる。この検出信号を受けたタイマボ
ツクス80は、信号を受けた時点から一定時間だ
け溶接する信号を溶接電源76A,76Bに送
り、溶接電源76A,76Bがオンされ、溶接棒
接続用非消耗電極式溶接トーチ72A,72Bか
ら溶接棒30A,30Bに向つてアークが発せら
れる。この際、タイマボツクス80の溶接時間の
設定は、各溶接棒30A,30Bの互いに連接さ
れた端部の継ぎ目部の手前で溶接を始め、継ぎ目
部を通過した後にアークが切れるようにされてい
る。このため、各溶接棒30A,30Bは、連接
された端部で一体に接続されることとなり、この
端部が、図示しない溶接棒押え金具(第1図参
照)からはずれても被溶接母材上に落下すること
はなくなる。
上述のような本実施例によれば、各溶接棒30
A,30Bは、互いに連接される端部で溶接され
て一体とされた状態で被溶接母材の被溶接部に供
給されるため、各溶接棒30A,30Bの端部が
被溶接母材上に落下することがなく、従つて、溶
接ビードの形状変化や溶接欠陥を生ずることを有
効に防止できる。また、溶接棒接続用非消耗電極
式溶接トーチ72A,72Bを2本用いて溶接棒
30A,30Bを溶接しているから、溶接の確実
性を高めることができるとともに、2個所で溶接
することによつて溶接棒30A,30Bのひずみ
を少なくでき、従つて溶接後に溶接棒30A,3
0Bが片側に曲がるのを防止できて、以後の駆動
ローラ、ガイド、溶接棒押え金具(第1図参照)
での通過を容易にできる。
A,30Bは、互いに連接される端部で溶接され
て一体とされた状態で被溶接母材の被溶接部に供
給されるため、各溶接棒30A,30Bの端部が
被溶接母材上に落下することがなく、従つて、溶
接ビードの形状変化や溶接欠陥を生ずることを有
効に防止できる。また、溶接棒接続用非消耗電極
式溶接トーチ72A,72Bを2本用いて溶接棒
30A,30Bを溶接しているから、溶接の確実
性を高めることができるとともに、2個所で溶接
することによつて溶接棒30A,30Bのひずみ
を少なくでき、従つて溶接後に溶接棒30A,3
0Bが片側に曲がるのを防止できて、以後の駆動
ローラ、ガイド、溶接棒押え金具(第1図参照)
での通過を容易にできる。
なお、前記実施例においては、溝付きガイド6
2の溝64の底部に溶接棒30A,30Bを密着
させるための機構を何ら用いていないが、溶接ト
ーチ72A,72Bの前と後とにそれぞれ溶接棒
30A,30Bを溝64内に押え付けるローラ、
パツド等の機構を設ければ、溶接棒30A,30
Bの僅かな曲りや、各溶接棒30A,30B間の
中心のずれを矯正できる。この際、押え付け機構
は、溶接棒30A,30Bの送給が悪化しないよ
うに、軽く押える必要がある。また、前記実施例
では、溶接トーチ72A,72Bを2個使用して
いるから、溶接電源76A,76Bも2個使用し
ているが、溶接電源を1個とし、2本の溶接トー
チ72A,72Bに、例えば、1秒ごとに電圧を
印加するよう回路を切換えるようにしてよい。さ
らに、前記実施例では、第4図に示されるよう
に、後方溶接棒30Bに切欠き60を設けたもの
につき説明したが、切欠き60は先方溶接棒30
Aの後端に設けてもよく、あるいは両方の溶接棒
30A,30Bにそれぞれ設けてもよい。また、
各溶接棒30A,30Bの互いに連接する端部の
位置の検出は、前記実施例のように、切欠き60
とリミツトスイツチ66とによるものに限らず、
光学的検出機構等を用いて検出してもよい。さら
に、各溶接棒30A,30Bの溶接は、両側で行
なうものに限らず、片側のみで行なつてもよい
が、両側にすれば、前述のように、溶接の確実性
を図ることができるとともに、接続部での曲り等
を発生することがなく、かつ、第3図に示される
ような、予熱式の溶接装置に本発明を適用した場
合において、加熱によつて溶接棒30A,30B
の上側が溶けすぎても先方溶接棒30Aが溶落す
る心配がないという利点がある。
2の溝64の底部に溶接棒30A,30Bを密着
させるための機構を何ら用いていないが、溶接ト
ーチ72A,72Bの前と後とにそれぞれ溶接棒
30A,30Bを溝64内に押え付けるローラ、
パツド等の機構を設ければ、溶接棒30A,30
Bの僅かな曲りや、各溶接棒30A,30B間の
中心のずれを矯正できる。この際、押え付け機構
は、溶接棒30A,30Bの送給が悪化しないよ
うに、軽く押える必要がある。また、前記実施例
では、溶接トーチ72A,72Bを2個使用して
いるから、溶接電源76A,76Bも2個使用し
ているが、溶接電源を1個とし、2本の溶接トー
チ72A,72Bに、例えば、1秒ごとに電圧を
印加するよう回路を切換えるようにしてよい。さ
らに、前記実施例では、第4図に示されるよう
に、後方溶接棒30Bに切欠き60を設けたもの
につき説明したが、切欠き60は先方溶接棒30
Aの後端に設けてもよく、あるいは両方の溶接棒
30A,30Bにそれぞれ設けてもよい。また、
各溶接棒30A,30Bの互いに連接する端部の
位置の検出は、前記実施例のように、切欠き60
とリミツトスイツチ66とによるものに限らず、
光学的検出機構等を用いて検出してもよい。さら
に、各溶接棒30A,30Bの溶接は、両側で行
なうものに限らず、片側のみで行なつてもよい
が、両側にすれば、前述のように、溶接の確実性
を図ることができるとともに、接続部での曲り等
を発生することがなく、かつ、第3図に示される
ような、予熱式の溶接装置に本発明を適用した場
合において、加熱によつて溶接棒30A,30B
の上側が溶けすぎても先方溶接棒30Aが溶落す
る心配がないという利点がある。
上述のように、本発明によれば、溶接棒に設け
られた切欠きによつて溶接棒の連接位置を容易に
検出するようにしたので、各溶接棒を無理なく自
動的に連結溶接することができ、溶接棒を拘束さ
れない適当な時にガイド内に挿入するだけで簡便
な手順にて所定長さの溶接棒を順次供給すること
ができる。この結果、溶接棒の端部が被溶接母材
上に落下することがなく、常に安定した溶接結果
を得ることのできる溶接装置を提供できるという
効果がある。
られた切欠きによつて溶接棒の連接位置を容易に
検出するようにしたので、各溶接棒を無理なく自
動的に連結溶接することができ、溶接棒を拘束さ
れない適当な時にガイド内に挿入するだけで簡便
な手順にて所定長さの溶接棒を順次供給すること
ができる。この結果、溶接棒の端部が被溶接母材
上に落下することがなく、常に安定した溶接結果
を得ることのできる溶接装置を提供できるという
効果がある。
第1図は従来の溶接装置を示す正面図、第2図
は従来の欠点を示す説明図、第3図は従来の他の
形式の溶接装置を示す要部の正面図、第4図は本
発明に係る溶接装置に使用する溶接棒の一実施例
を示す正面図、第5図は本発明に係る溶接装置の
一実施例を示す要部の概略構成図である。各図中
同一部材には同一符号を付し、22はばね固定金
具、24は押出しばね、26は押出し金具、30
Aは先方溶接棒、30Bは後方溶接棒、60は切
欠き、62は溝付きガイド、66は検出機構とし
てのリミツトスイツチ、72A,72Bは溶接棒
溶接用非消耗電極式溶接トーチ、76A,76B
は溶接電源である。
は従来の欠点を示す説明図、第3図は従来の他の
形式の溶接装置を示す要部の正面図、第4図は本
発明に係る溶接装置に使用する溶接棒の一実施例
を示す正面図、第5図は本発明に係る溶接装置の
一実施例を示す要部の概略構成図である。各図中
同一部材には同一符号を付し、22はばね固定金
具、24は押出しばね、26は押出し金具、30
Aは先方溶接棒、30Bは後方溶接棒、60は切
欠き、62は溝付きガイド、66は検出機構とし
てのリミツトスイツチ、72A,72Bは溶接棒
溶接用非消耗電極式溶接トーチ、76A,76B
は溶接電源である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 所定長さの溶接棒を自動送給手段により順次
自動送給しつつ、溶接棒の先端を被溶接母材に対
向させて溶接する溶接装置において、他の溶接棒
と連接される端部の少なくとも一方に切欠きが設
けられ溶接棒ガイドにより案内される溶接棒と、
溶接ガイドに送給される各溶接棒の切欠き位置を
検出する検出機構と、この検出機構からの検出信
号により作動され各溶接棒の互いに連接される端
部を溶接する溶接トーチと、を設けたことを特徴
とする溶接装置。 2 特許請求の範囲第1項の装置において、前記
検出機構は前記切欠きを検出して各溶接棒の互い
に連接される端部であることを検出するリミツト
スイツチで構成されたことを特徴とする溶接装
置。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項の装置にお
いて、溶接トーチは溶接棒の両側に一対設けら
れ、各溶接棒の互いに連接される端部は長手方向
に直交した両側から溶接されることを特徴とする
溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13029079A JPS5653878A (en) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | Welding method and its device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13029079A JPS5653878A (en) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | Welding method and its device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5653878A JPS5653878A (en) | 1981-05-13 |
JPS6115790B2 true JPS6115790B2 (ja) | 1986-04-25 |
Family
ID=15030771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13029079A Granted JPS5653878A (en) | 1979-10-09 | 1979-10-09 | Welding method and its device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5653878A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01154682U (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-24 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6225069U (ja) * | 1985-07-24 | 1987-02-16 |
-
1979
- 1979-10-09 JP JP13029079A patent/JPS5653878A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01154682U (ja) * | 1988-04-18 | 1989-10-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5653878A (en) | 1981-05-13 |
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