JPS6115654B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6115654B2 JPS6115654B2 JP11346380A JP11346380A JPS6115654B2 JP S6115654 B2 JPS6115654 B2 JP S6115654B2 JP 11346380 A JP11346380 A JP 11346380A JP 11346380 A JP11346380 A JP 11346380A JP S6115654 B2 JPS6115654 B2 JP S6115654B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus bar
- gas
- inner diameter
- bellows
- busbar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 5
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 25
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 8
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 8
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 7
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 7
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガス絶縁母線に係り、特に母線シース
の伸縮部を改良したガス絶縁母線に関するもので
ある。
の伸縮部を改良したガス絶縁母線に関するもので
ある。
絶縁性ガス例えばSF6ガスなどが封入充填され
た金属製円筒容器内において、エポキシ樹脂など
で注形製造された絶縁スペーサにより導体を支持
配設したガス絶縁母線が我国においても実用化の
段階に入つた。
た金属製円筒容器内において、エポキシ樹脂など
で注形製造された絶縁スペーサにより導体を支持
配設したガス絶縁母線が我国においても実用化の
段階に入つた。
このガス絶縁母線の基本的構造は第１図に示す
とおりである。すなわち、金属製円筒容器１の軸
方向に円筒導体２が絶縁スペーサ３により金属製
円筒容器１即ち母線シース内に支持配設される。
ところで絶縁スペーサには第１図に図示して示す
様にコーン形（附号３で示す）やポスト形（附号
４で示す）あるいはデイスク形などがある。また
円筒導体２には摺動接触部５がありこの部分で
次々と円筒導体２が電気的に接続されてゆく。そ
して導体２の熱伸縮をこの摺動接触部５で吸収緩
和する。またベローズからなる伸縮部６で円筒容
器１の寸法誤差の吸収と熱伸縮を吸収することが
できる。ガス絶縁母線の据付後は円筒容器１の熱
伸縮を吸収することが伸縮部６の主な目的である
から通常はベローズの伸縮を拘束するものは設け
られていない。従つてガス絶縁母線の両端部ある
いは曲り部に封入ガス圧力によつて円筒容器１即
ち母線シースの軸方向の大きな力が作用する。そ
のため第２図に示すような終端部あるいは曲り部
には大がかりな支持装置が設けられている。
とおりである。すなわち、金属製円筒容器１の軸
方向に円筒導体２が絶縁スペーサ３により金属製
円筒容器１即ち母線シース内に支持配設される。
ところで絶縁スペーサには第１図に図示して示す
様にコーン形（附号３で示す）やポスト形（附号
４で示す）あるいはデイスク形などがある。また
円筒導体２には摺動接触部５がありこの部分で
次々と円筒導体２が電気的に接続されてゆく。そ
して導体２の熱伸縮をこの摺動接触部５で吸収緩
和する。またベローズからなる伸縮部６で円筒容
器１の寸法誤差の吸収と熱伸縮を吸収することが
できる。ガス絶縁母線の据付後は円筒容器１の熱
伸縮を吸収することが伸縮部６の主な目的である
から通常はベローズの伸縮を拘束するものは設け
られていない。従つてガス絶縁母線の両端部ある
いは曲り部に封入ガス圧力によつて円筒容器１即
ち母線シースの軸方向の大きな力が作用する。そ
のため第２図に示すような終端部あるいは曲り部
には大がかりな支持装置が設けられている。
第２図はプツシングを介して架空線と接続され
るガス絶縁母線の終端部に設けられる支持装置を
説明するための図である。１が金属製円筒容器、
６が母線シースの伸縮部で、ベローズにより構成
されている。架空線８はプツシング７を介してガ
ス絶縁母線GIBに接続されている。そして、封入
ガス圧力により母線シースの軸方向の大きな力を
受けるガス絶縁母線終端部を、この両終端に設け
られた支持装置９により正規の位置に保つてい
る。
るガス絶縁母線の終端部に設けられる支持装置を
説明するための図である。１が金属製円筒容器、
６が母線シースの伸縮部で、ベローズにより構成
されている。架空線８はプツシング７を介してガ
ス絶縁母線GIBに接続されている。そして、封入
ガス圧力により母線シースの軸方向の大きな力を
受けるガス絶縁母線終端部を、この両終端に設け
られた支持装置９により正規の位置に保つてい
る。
しかしながらこの支持装置９は非常に大形であ
る欠点がある。
る欠点がある。
本発明は封入ガス圧力による母線シースの軸方
向に作用する大きな力をできるだけ低減させてガ
ス絶縁母線の両終端に必要な支持装置を簡易なも
のとし、且つ経済的なガス絶縁母線を提供するこ
とを目的とする。
向に作用する大きな力をできるだけ低減させてガ
ス絶縁母線の両終端に必要な支持装置を簡易なも
のとし、且つ経済的なガス絶縁母線を提供するこ
とを目的とする。
一般に、ガス絶縁母線の内径方向の寸法は、電
流容量が4000A程度までは絶縁性能上の要求か
ら、また電流容量が8000A以上の大容量の場合は
通電性能上の要求から決められる。そして本発明
の対象とするものはガス絶縁母線の内径方向寸法
が絶縁性能上の要求から決まるガス絶縁母線を対
象としたものである。
流容量が4000A程度までは絶縁性能上の要求か
ら、また電流容量が8000A以上の大容量の場合は
通電性能上の要求から決められる。そして本発明
の対象とするものはガス絶縁母線の内径方向寸法
が絶縁性能上の要求から決まるガス絶縁母線を対
象としたものである。
同軸円筒形のガス絶縁母線の径方向寸法は同軸
円筒電界の式 Ｅ（ｒ）：中心からの距離ｒにおける電界 （KV/cm） Ｕ：印加電圧（KV） R0：外側電極の内半径（cm） ri：内側電極の外半径（cm） ε＝１（SF6ガス中を想定） を基本式として決まる。すなわち内側電極表面の
電界が最大であるからＥ（ri）が許容電界を超え
ないようにR0とriを決めればよい。しかし導体を
支持固定する絶縁スペーサが配置される個所は絶
縁スペーサの存在のため電界に変歪が生ずるので
上記基本式から決まる寸法に対しある程度の裕度
をとる。この裕度は一般に母線シース内径寸法に
ついて約25％増しである。
円筒電界の式 Ｅ（ｒ）：中心からの距離ｒにおける電界 （KV/cm） Ｕ：印加電圧（KV） R0：外側電極の内半径（cm） ri：内側電極の外半径（cm） ε＝１（SF6ガス中を想定） を基本式として決まる。すなわち内側電極表面の
電界が最大であるからＥ（ri）が許容電界を超え
ないようにR0とriを決めればよい。しかし導体を
支持固定する絶縁スペーサが配置される個所は絶
縁スペーサの存在のため電界に変歪が生ずるので
上記基本式から決まる寸法に対しある程度の裕度
をとる。この裕度は一般に母線シース内径寸法に
ついて約25％増しである。
しかるに母線シースの特にベローズから成る伸
縮部分には絶縁スペーサは存在しないので、基本
式から決まる内径寸法、すなわち絶縁スペーサが
存在する個所の内径寸法の80％程度まで縮小する
ことが可能である。換言すれば母線シースの伸縮
部分の内径寸法を、母線シースの他の部分の内径
寸法の例えば80％とすることにより、ガス絶縁母
線の終端部など封入ガス圧力により作用する母線
軸方向の力が母線内径寸法の２乗に比例すること
から64％程度に低減することが可能となり、終端
部に必要な支持装置を簡易なものすることができ
る。
縮部分には絶縁スペーサは存在しないので、基本
式から決まる内径寸法、すなわち絶縁スペーサが
存在する個所の内径寸法の80％程度まで縮小する
ことが可能である。換言すれば母線シースの伸縮
部分の内径寸法を、母線シースの他の部分の内径
寸法の例えば80％とすることにより、ガス絶縁母
線の終端部など封入ガス圧力により作用する母線
軸方向の力が母線内径寸法の２乗に比例すること
から64％程度に低減することが可能となり、終端
部に必要な支持装置を簡易なものすることができ
る。
第３図は本発明のガス絶縁母線の一実施例を示
す構成図である。第３図に示す様に導体２が金属
製円筒容器１内に絶縁スペーサにより支持配設さ
れるため母線内径は絶縁性能から決まる内径寸法
より25％程度太い。１０はベローズ部で、その内
径寸法は絶縁性能で決まるので金属製円筒容器１
の内径寸法の80％程度に縮小して構成している。
す構成図である。第３図に示す様に導体２が金属
製円筒容器１内に絶縁スペーサにより支持配設さ
れるため母線内径は絶縁性能から決まる内径寸法
より25％程度太い。１０はベローズ部で、その内
径寸法は絶縁性能で決まるので金属製円筒容器１
の内径寸法の80％程度に縮小して構成している。
本発明は、上記の構成のように伸縮部の内径を
金属製円筒容器１より小さくすることにより封入
ガス圧力によりガス絶縁母線の終端部の軸方向に
作用する力を大巾に低減しえ、ガス絶縁母線の終
端部に設ける支持装置を簡易なものとすることが
でき、且つベローズ状伸縮部を縮小化することか
ら経済的なガス絶縁母線を提供できる。尚90％程
度にした場合でも軸方向に作用する力をかなり低
減できる。
金属製円筒容器１より小さくすることにより封入
ガス圧力によりガス絶縁母線の終端部の軸方向に
作用する力を大巾に低減しえ、ガス絶縁母線の終
端部に設ける支持装置を簡易なものとすることが
でき、且つベローズ状伸縮部を縮小化することか
ら経済的なガス絶縁母線を提供できる。尚90％程
度にした場合でも軸方向に作用する力をかなり低
減できる。
第１図はガス絶縁母線の概略構成を示す断面
図、第２図は従来のガス絶縁母線終端部に設けら
れる支持装置の説明図、第３図は本発明の一実施
例を示すガス絶縁母線の構成図である。 １：金属製円筒容器、６：母線シースの伸縮
部、９：支持装置、１０：ベローズ部。
図、第２図は従来のガス絶縁母線終端部に設けら
れる支持装置の説明図、第３図は本発明の一実施
例を示すガス絶縁母線の構成図である。 １：金属製円筒容器、６：母線シースの伸縮
部、９：支持装置、１０：ベローズ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 母線シースの一部がベローズ状の伸縮部から
なるガス絶縁母線において、前記ベローズ状の伸
縮部の母線の内径寸法を、このベローズ状の伸縮
部に接続される母線の内径寸法より小さくするこ
とを特徴とするガス絶縁母線。 ２ ベローズ状の伸縮部の母線の内径寸法を、こ
のベローズ状の伸縮部に接続される母線の内径寸
法の80〜90％としたことを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載のガス絶縁母線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11346380A JPS5740313A (en) | 1980-08-20 | 1980-08-20 | Gas insulated bus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11346380A JPS5740313A (en) | 1980-08-20 | 1980-08-20 | Gas insulated bus |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5740313A JPS5740313A (en) | 1982-03-05 |
| JPS6115654B2 true JPS6115654B2 (ja) | 1986-04-25 |
Family
ID=14612870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11346380A Granted JPS5740313A (en) | 1980-08-20 | 1980-08-20 | Gas insulated bus |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5740313A (ja) |
-
1980
- 1980-08-20 JP JP11346380A patent/JPS5740313A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5740313A (en) | 1982-03-05 |
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