JPS6115646Y2 - - Google Patents

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JPS6115646Y2
JPS6115646Y2 JP14008183U JP14008183U JPS6115646Y2 JP S6115646 Y2 JPS6115646 Y2 JP S6115646Y2 JP 14008183 U JP14008183 U JP 14008183U JP 14008183 U JP14008183 U JP 14008183U JP S6115646 Y2 JPS6115646 Y2 JP S6115646Y2
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failure
circuit
coins
signal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、故障の有無を自動的に自ら診断する
課金式公衆電話機に関するものである。
〔従来技術〕 従来のかゝる公衆電話機は、単に硬貨の投入に
より利用者の通話を可能とする機能を有するのみ
であり、自ら故障の有無を検知する機能はなく、
利用者が使用を開始してから始めて故障に気付く
のが一般であつて、使用者に取つてはダイヤル発
信等の操作を行なわねば故障の発見がなされず、
不用の時間を浪費するのが常であつた。
すなわち、故障としてはオフフツク後の硬貨投
入にもかゝわらずループ回路が閉成されず、ダイ
ヤル音が到来しない。投入硬貨がそのまま返却さ
れる。投入硬貨が蓄積され、かつ正規のダイヤル
発信にもかゝわらず、ループ回路が強制的に切断
される。通話終了後に残留硬貨があつても返却さ
れない等の現象を生じ、特に残留硬貨が返却され
ない場合は、利用者に取つて極めて迷惑なものと
なつていた。
なお、これらの故障を生ずる原因としては、硬
貨投入口乃至収納金庫または硬貨返却口間の硬貨
通路における硬貨詰まりが主体となつており、特
に硬貨収納部の状況を監視し、故障の有無を検出
することが重要な問題となつている。
たゞし、このほかにもフツクスイツチ接点の接
触不良に基づくループ回路非閉成、課金信号受信
回路の故障による硬貨収納の不能等もあり、これ
らの故障は通話不能を招来するのみか、公衆電話
機の設置者側に取つても問題となるにもかゝわら
ず、いずれの故障も外部から察知することは不可
能であり、極めて不便となる欠点を生じていた。
なお、公衆電話機には、オフフツクにより直ち
にループ回路の閉成される先ループ式と、オフフ
ツク後の硬貨投入による硬貨の蓄積により始めて
ループ回路が閉成される後ループ式とがあり、先
ループ式ではオフフツクによりすべての動作が開
始されるのに対し、後ループ式ではオフフツクに
続く硬貨蓄積によりすべての動作が開始されるた
め、特に後ループ式のものでは硬貨蓄積を行なつ
たうえ、ループ回路閉成の状況をチエツクする必
要があり、故障の点検が面倒となつていた。
〔考案の概要〕
本考案は、従来のかゝる欠点および問題点を一
挙に排除する目的を有し、後ループ式の公衆電話
機において、まずループ回路閉成を除くあらかじ
め定められた検査箇所の故障検知を行なわせる第
1のプログラムと、これらの検査箇所が“故障な
し”と判断されたときにのみ硬貨の蓄積を許容し
た後、ループ回路閉成の故障検知を行なわせる第
2のプログラムとを記憶装置へ格納しておくと共
に、このプログラムをオフフツクに応じて実行す
るプロセツサを設け、オフフツク後の硬貨蓄積を
行なつたうえ瞬時にループ回路閉成のチエツクを
行ない、この結果に基づいてダイヤル発信を許容
するものとし、すべての必要とする検査箇所の自
己診断を自動的に行なうものとした極めて便利
な、自己診断式公衆電話機を提供するものであ
る。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図によつて本考案の詳細を
説明する。
第1図は硬貨収納部の構成を示す概念図であ
り、例えば10円、50円、100円等の低額、中額、
高額硬貨を使用可能とした場合を示し、硬貨投入
口1から投入された硬貨は、材質判別器COおよ
び硬貨の外径を検出するための硬貨検出器DA1
DA2が両側方へ配設された第1斜路2を経て第2
斜路3へ入り、材質判別器COおよび硬貨検出器
DA1,DA2の検出出力により判別された硬貨の真
偽および外径に応じて駆動される蓄積レバー4〜
6が、第2斜路3の側方へ後退する動作に伴な
い、低額硬貨は低額ポケツト7へ、中額硬貨は中
額ポケツト8へ、高額硬貨は高額ポケツト9へ落
込み、収納レバー10〜12へ押当して逐次積み
上げられ、硬貨の種別毎に蓄積される。たゞし、
不良硬貨または偽造硬貨は蓄積レバー4〜6が動
作しないため、蓄積レバー4〜6上を転動し、硬
貨返却口13へ返却される。
また、通話終了時等のオンフツクにより返却レ
バー14が動作し、収納レバー10〜12上へ蓄
積されている残留硬貨をすべて返却する。
なお、材質判別器COには、発振回路へ接続さ
れたコイルが用いられており、硬貨の材質に応じ
た導磁率または透磁率の影響をコイルが受けて発
振回路の出力が変化するため、この出力変化によ
り硬貨の材質を判別している。
また、硬貨検出器DA1,DA2としては、フオト
ダイオード等の発光素子とフオトトランジスタ等
の受光素子とを、相対向させて設けてあり、硬貨
の有無に伴なう受光素子の受光入力有無により硬
貨を検出するものとなつており、硬貨が硬貨検出
器DA1,DA2を通過するときの転動速度をV、硬
貨検出器DA1の部位を硬貨が通過する所要時間を
t1、硬貨検出器DA1の部位を硬貨が通過してか
ら、硬貨検出器DA2の部位を硬貨が通過するまで
の所要時間をt2、硬貨検出器DA1とDA2との間隔
をLとしたとき、次式の関係により硬貨の外径を
検出することができる。
S/L=t/t……(1) またはL/S=t
/t……(2) ただし、S=t1・Vであり、Sは硬貨の大きさ
と第1斜路2の傾斜により定まり、Lはあらかじ
め定められているため、実際には(1)式および(2)式
の右辺のみを演算すればよい。なお、詳細は本出
願人による別途出願(特願昭52−107701号)に開
示されている。
このほか、第1図においては、硬貨検出器
DA1,DA2と同様の硬貨検出器CR1〜CR3、CC1
〜CC3、CK1〜CK3およびMRが設けてあり、硬
貨検出器CR1〜CR3により蓄積される硬貨の枚数
を検出し、硬貨検出器CC1〜CC3により収納直前
の待機中硬貨を検出し、硬貨検出器CK1〜CK3
より収納される硬貨を検出すると共に硬貨検出器
MRにより返却する硬貨を検出しており、収納レ
バー10〜12が側方へ後退する動作により待機
中の硬貨を1枚のみ収納するとき、硬貨検出器
CC1〜CC3の検出々力消滅と共に硬貨検出器CK1
〜CK3の検出々力が発生することにより、硬貨が
確実に収納金庫15中へ収納されたことを確認し
ている。また、硬貨検出器CR1〜CR3の検出々力
による蓄積硬貨の枚数と、硬貨検出器CK1〜CK3
の検出々力による収納硬貨の枚数との差により残
留硬貨の枚数を算出している。なお、硬貨検出器
MRによる返却硬貨の枚数と、蓄積硬貨の総枚数
との合計は、硬貨検出器DA1またはDA2の検出々
力による投入硬貨の枚数と一致しなければなら
ず、この原理による演算を行なつて蓄積硬貨の枚
数を確認するため、硬貨検出器MRが設けてあ
る。
以上のとおり硬貨収納部は構成されているが、
各種硬貨が蓄積されているとき、交換機からの課
金信号により低額硬貨を優先的に収納し、中、高
額硬貨を収納したときには、収納した金額に応じ
た通話時間の経過後に課金信号の基づくつぎの硬
貨収納を行なうものとなつている。また、収納金
庫15には電磁式の蓄積カウンタが付帯し、硬貨
検出器CK1〜CK3の検出々力によつて登算するも
のとなつており、収納金庫15がほぼ満杯となる
カウント数に達したときに、蓄積カウンタから満
杯信号が送出される。ただし、蓄積カウンタの登
算は、低額硬貨の体積を基準とした中、高額硬貨
の体積比に応じて行なわれ、例えば低、中、高額
硬貨の体積が1:4:6のときには、低額硬貨に
より1回登算するが、中額硬貨のときは4回、高
額硬貨では6回の登算を行なうものとなつてい
る。なお、蓄積カウンタは収納金庫15の脱去に
より自動的にリセツトされる。
第2図は、以上の硬貨収納部における材質判別
器CO、各硬貨検出器DA1,DA2,CR1〜CR3
CC1〜CC3、CK1〜CK3,MRおよび各レバー4〜
6,10〜12,14を駆動する蓄積マグネツト
SM1〜SM3、収納マグネツトCM1〜CM3、返却マ
グネツトRM等を含む公衆電話機(以下、電話
機)の全構成を示すブロツク図であり、制御装置
として硬貨処理回路CCCおよび制御回路MCCが
設けられ、主として硬貨収納部からの各検出々力
に基づく同収納部の制御を硬貨処理回路CCCが
行なうと共に、電話機本来の機能を具現するため
の各回路からの各検出々力に基づく各種制御を制
御回路MCCが行なうものとなつている。
すなわち、電話機本来の機能を具現するため、
誘導線輪、ハンドセツト等からなる通話回路
TELが設けてあると共に、同回路TELと線路端
子LTBとの間にはループ回路閉成用のリレー
GS、ダイヤルインパルス接点短絡用のリレー
SS、およびループ電流検出用の発光素子と受光
素子、ならびに発光素子へ常に同一方向の電流を
通ずるためのダイオードブリツジ等からなる通話
制御回路TCCが挿入されており、これに対して
プツシユボタンダイヤルDAIが併設されている。
また、線路端子LTBに対し、帯域波器と増
幅検波器とを用いた課金信号受信回路CPが橋絡
接続されており、これによつて交換機から単位通
話時間の経過毎に送られて来る周波数50Hzまたは
16KHz等の課金信号を検出している。
なお、警告音送出回路WTは、周波数250Hz等
の警告音を発生するものであり、制御回路MCC
からの制御により発振回路が起動し、整合変成器
を経て通話回路TELにおけるハンドセツトの受
話器に対し警告音を与え、利用者へ音響による硬
貨投入の催促および故障検知を報知するものとな
つている。ただし、硬貨投入催促は断続音である
が、故障検知の報知は連続音によるものとしてあ
る。
このほか、制御回路MCCはオフフツクによる
フツクスイツチHのオンにより起動し、同時に電
源回路PWもフツクスイツチHのオンにより出力
を生ずるものとなつており、制御回路MCCと硬
貨処理回路CCCとは信号CDA,CDENの送受に
より、互に自己分担範囲内での故障検知情報の交
換を行なつている。また、制御回路MCCは文字
表示器および発光ダイオード等の表示灯を用いた
電話機表面の表示部DIS1を駆動し、文字表示器
により収納した硬貨による残りの単位通話度数を
表示すると共に、表示灯により硬貨投入の催促お
よび故障検知に基づく使用不能状態の表示、なら
びに収納金庫満杯の表示を各個別に行なつてい
る。ただし、故障検知の際には、図上省略したメ
ンテナンススイツチの操作により、故障箇所と対
応したコードが文字表示器により数字またはアル
フアベツトとして表示される。
一方、硬貨処理回路CCCも文字表示器を用い
た電話機内部の表示部DIS2を駆動するものとな
つており、自己分担範囲内の故障が検知される
と、その故障箇所に応じたコードを表示し、保守
者に対し故障箇所を明確に示すものとなつてい
る。
第3図は、上述の通話制御回路TCCの詳細を
示す回路図であり、制御回路MCCからの信号SG
,SSSが与えられると、駆動回路DRV1,DRV2
が駆動出力を生じてリレーGS,SSを動作させる
ものとなつており、その接点gsにより交換機に
対するループ回路が閉成されると共に、接点ssの
ブレイクによりダイヤルインパルス接点Diの短
絡が解除され、ダイヤル発信が可能となる。
また、通話回路TELとの間にはダイオードブ
リツジDBRを介してバリスタVAR、抵抗器R1
R2、発光ダイオード等の発光素子LDが挿入され
ており、その発光をフオトトランジスタ等の受光
素子PTにより受光し、ループ回路閉成に基づく
ループ電流の通電を検出して、ループ回路閉成の
故障検知を行なつている。
すなわち、接点gsのメイクによりループ回路
が閉成されると、線路端子LTB1,LTB2へ交換機
から印加されている線路電圧がいずれを正極とし
ているにかゝわらず、ダイオードブリツジDBR
により常に順方向の電流が発光素子LDへ通じ、
この発光を発光素子PTが受光すると、そのイン
ピーダンスが低下するため、抵抗器R3と受光素
子PTとの接続点へ抵抗器R3を介して電源VCCか
ら印加されている電圧が低レベル(以下“0”)
となり、これがループ回路閉成信号STSとして送
出され、ループ電流が正常に通電した情報を制制
回路MCCへ与える。
これに対し、ループ電流が通電しなければ発光
素子LDの発光がなく、受光素子PTのインピーダ
ンスが高いまゝであり、接続点の電圧は高レベル
(以下、“1”)となり、信号STSも“1”とな
る。
なお、ダイヤル短絡接点Dsはインパルス接点
Diの開閉中メイクし、ダイヤルインパルスの発
生に基づくクリツク音を通話回路TELへ与えな
いためのものであり、バリスタVARは抵抗器R1
と共に発光素子LDへの印加電圧をほゞ一定とす
るために設けられ、抵抗器R2は発光素子LDの通
電々流を制限する目的上挿入されている。
第4図は、制御回路MCCの構成ならびに信号
の入出力状況を示すブロツク図であり、制御回路
MCCは、マイクロプロセツサ等のプロセツサ
CPU1、記憶装置(以下、メモリ)ROM1、補助
記憶装置(以下、補助メモリ)RAM1および入出
力回路I/O1により構成されており、メモリ
ROM1としては固定メモリが用いられ、これには
あらかじめ定められた検査箇所の故障検知を行な
わせるために用いる第1および第2のプログラム
が格納してある。また、補助メモリRAM1として
は書き替え可能な可変メモリが用いられ、制御回
路MCCとしての動作上必要とする各種情報の格
納が逐次行なわれる。
電話機の使用に先立ちオフフツクが行なわれる
と、フツクスイツチHからのオフフツク信号SH
が入出力回路I/O1を介してプロセツサCPU1
与えられ、同時に電源回路PWも同信号SHによ
り出力を生ずるため、制御回路MCCが動作状態
となり、このときプロセツサCPU1が補助メモリ
RAM1の全アドレスをクリヤすると共に、入出力
回路I/O1を介した各出力信号SPW〜SDIS1
リセツト状態すなわち例えば“0”の状態とし、
初期状態を設定する。
また、この場合検査箇所としては、通話制御回
路TCC、課金信号受信回路CP、硬貨検出器CC1
〜CC3,CK1〜CK3、収納金庫の蓄積カウンタ
CUTおよび、収納金庫15が所定位置へ確実に
装着されたときに動作するリードスイツチ等の金
庫装着スイツチCB、ならびに硬貨処理回路CCC
からの故障信号CDENが対象となつており、前述
の初期状態設定後、直ちにプロセツサCPU1はメ
モリROM1からプログラムの読み出しを開始し、
このプログラムにしたがつて各検査箇所の故障検
知をほゞ瞬間的に逐次実行する。なお、各信号の
送受は図上省略した所定の駆動回路またはバツフ
ア回路等を介して行なわれる。
第5図は、制御回路MCCによる故障検知実行
ステツプのフローチヤートであり、まず、初期状
態設定のイニシヤライズの後、入出力回路I/
O1を介した蓄積カウンタCUTからの信号SCF
チエツクし、これが“0”であれば収納金庫15
が未満杯と判断して補助メモリRAM1のアドレス
iND1へコード「0」を格納するが、若し“1”
であれば満杯と判断し、これを故障と見て故障箇
所と対応する故障箇所信号としてコード「1」を
補助メモリRAM1のアドレスiND1へ格納する。な
お、第5図以降のフローチヤートにおいてテイシ
ジヨンボツクス内の記号は、各信号のSを省略の
うえ示してある。
ついで、同様に入出力回路I/O1を介した金
庫装置スイツチCBからの信号SCBをチエツク
し、これが“0”であれば正常と判断して補助メ
モリRAM1のアドレスiND2へコード「0」を格納
するが、若し“1”であれば金庫装着スイツチ
CBの不動作すなわち収納金庫15の未装着と判
断し、これも故障と見て前述と同様にコード
「2」を補助メモリRAM1のアドレスiND2へ格納
する。
以上の収納金庫15の状況チエツク後、硬貨検
出器CC1〜CC3,CK1〜C3からの信号SCC1〜SCC
,SCK1〜SCK3を逐次チエツクし、初期状態設
定直後は硬貨未投入のため、いずれも検出々力が
“0”であることを前提として判断を行ない、信
号SCC1〜SCC3,SCK1〜SCK3が“0”のとき正
常な状態としてコード「0」を補助メモリRAM1
の各アドレスiND3〜iND8へ格納し、若し、“1”
のものがあれば、発光素子または受光素子の不良
あるいは硬貨詰まりに基づく硬貨通路の閉塞によ
る故障と判断し、各アドレスiND3〜iND8へ故障
箇所信号としてコード「3」〜「8」を格納す
る。
このつぎには、課金信号受信回路CPからの信
号SCPをチエツクし、このときは課金信号の到来
があり得ず、その出力が“0”であることを正常
と判断して補助メモリRAM1のアドレスiND9へコ
ード「0」を格納するが、若し“1”であれば故
障と判断し故障箇所信号としてコード「9」を格
納する。
更に、硬貨処理回路CCCからの信号CDENをチ
エツクし、これがコード「0」であれば同回路
CCC側に“故障なし”と判断して補助メモリ
RAM1のアドレスiNDAへコード「0」を格納し、
若し、信号CDENがコード「1」であるときは硬
貨処理回路CCC側に“故障あり”と判断し、ア
ドレスiNDAへ故障箇所信号のコード「A」を格
納する。
以上のとおり、通話制御回路TCCからのルー
プ回路閉成信号STSを除く各検査箇所をチエツク
し、故障検知を行なつたうえ、各アドレスiND1
〜iNDAの内容読み出しを行ない、すべてがコー
ド「0」であれば“故障なし”と判断するが、コ
ード「1」〜「A」のいずれかがあれば、“故障
あり”と判断し、後述の“故障モード”へ移る。
なお、“故障なし”のときは硬貨処理回路CCC
へ信号CDAをコード「0」として送出のうえ、
硬貨処理回路CCCを動作状態とし、投入硬貨に
よる硬貨の選別および蓄積を行なわせた後、信号
GSを送出して通話制御回路TCCのリレーGSを
動作させ、ループ回路閉成による通話路閉成を行
ない、これについで同回路TCCからの信号STS
をチエツクし、硬貨蓄積後の瞬時にループ回路閉
成を確認する。
すなわち、信号STSが“0”であれば補助メモ
リRAM1のアドレスiNDBへコード「0」を格納
し、若し、“1”であればリレーGSの不良等によ
る通話路未閉成の故障と判断し同アドレスiNDB
へ故障箇所信号としてコード「B」を格納する。
すると、アドレスiNDBの内容が「0」であれ
ば、すべての検査箇所に“故障なし”と判断し、
“正常モード”へ移行して電話機本来の機能を発
揮するための各種制御動作を行なうが、若し、
「B」であれば硬貨処理回路CCCへ信号CDAをコ
ード「1」として送出し、同回路CCCの動作を
停止させると共に、信号SRMを送出して返却レバ
ー14を動作させ、蓄積硬貨の返却を行なつた
後、前述と同様に“故障モード”へ移行する。
“故障モード”へ移行すると、プロセツサCPU1
メモリROM1のプログラムにしたがい、入出力回
路I/O1を介して表示部DIS1へ信号SDIS1を送
出し、“使用不能”の表示灯を点灯させ“故障あ
り”の表示を行ない、これと共に信号SWTを送出
して警告音送出回路を動作させ、ハンドセツトの
受話器を鳴動させる。すなわち、表示部DIS1
よび警告音送出回路等の報知回路により、利用者
に対する故障の報知が上述の自己診断に基づいて
自動的に行なわれる。
なお、“正常モード”へ移行すれば、信号Sss
が送出され、これによつて通話制御回路TCCの
ダイヤルインパルス接点を短絡中のリレーSSを
動作させ、短絡を解除してダイヤル発信を許容す
るが、“故障モード”の際は信号Sssが送出され
ず、短絡が解除されないためダイヤル発信が不可
能となり、電話機の使用が阻止される。
また、“故障モード”の際には、上述のメンテ
ナンススイツチを操作することにより、表示部
DIS1の文字表示器によつて、故障箇所と対応す
るコードが表示される。
すなわち、第5図のとおり、“使用不能表示
“ステツプのつぎに、プロセツサCPU1がプログラ
ムによりタイマーとして動作すると共に、補助メ
モリRAM1の任意の空アドレスをカウンタアドレ
スとして用い、その内容Nへ数値1を逐次加算し
て新たな内容Nとし、この動作を内容Nが補助メ
モリRAM1のアドレスiNDBを示すアドレス番号の
数値Bとなるまで反復のうえ、内容Nがアドレス
番号Bの数値へ達すると内容Nを再び数値1とし
た後、再度数値1の逐次加算を行ない、メンテナ
ンススイツチの操作が解除されるまで以上の動作
を継続する。
このため、カウンタアドレスの内容Nを用いて
故障有無の情報を格納したアドレスiND1〜iNDE
の順次読み出しが行なわれ、いずれかに故障箇所
信号のコード「1」〜「B」が格納されていれ
ば、これと対応した信号SDIS1が送出され、表示
部DIS1の文字表示器により最も若いアドレス番
号の故障箇所を示すコードが数字または文字とし
て明確に表示され、約1秒間等の一定時間表示を
継続した後、タイマー動作により表示がリセツト
され、タイマー再スタートによりつぎのアドレス
番号の故障箇所が同様に示されたうえ、故障箇所
信号の格納されたものすべてについて逐次かつ反
復して表示が行なわれ、メンテナンススイツチが
操作状態である限りこの表示動作を継続する。た
だし、表示部DIS1においては、制御回路MCCの
分担する各検査箇所の故障が各個別に表示される
のに対し、硬貨処理回路CCC側の故障はコード
「B」と対応する数字または文字により一括表示
される。なお、以上の動作は一定期間中反復して
なされ、若し回復した故障があればその表示は直
ちに行なわれなくなる。
第6図は、硬質処理回路CCCの構成ならびに
信号の入出力状況を第3図と同様に示すブロツク
図であり、第3図と同様マイクロプロセツサ等の
プロセツサCPU2、メモリROM2、補助メモリ
RAM2および入出力回路I/O2により硬貨処理回
路CCCが構成されており、各メモリROM2
RAM2等の動作も第4図と同様のものとなつてい
る。
たゞし、検査箇所としては、材質判別器CO、
硬貨検出器DA1,DA2,MR,CR1〜CR3および制
御回路MCCからの信号CDAが対象となつてお
り、メモリROM2へ格納されたプログラムは、こ
れらの検査箇所と対応したものとなつている。電
源回路PWから電源が印加されると制御回路MCC
と同様の初期状態設定が行なわれ、その後直ちに
プロセツサCPU2がメモリROM2からのプログラ
ム読み出しを開始し、このプログラムにしたがが
つて各検査箇所の故障検知をほぼ瞬間的に逐次登
実行する。
第7図は、硬貨処理回路CCCによる故障検知
実行ステツプのフローチヤートであり、初期状態
設定のイニシヤライズの後、まず、硬貨検出器
DA1,DA2,MR,CR1〜CR3の状況を遅次チエツ
クしている。
すなわち、初期状態設定直後は硬貨未投入のた
め、いずれも硬貨検出々力が“0”であることを
前提に判断を行ない、硬貨検出器DA1,DA2
MR,CR1〜CR3からの信号SDA1,SDA2,SMR
CR1〜SCR3が“0”であれば正常な状態として
コード「0」を補助メモリRAM2の各アドレス
iND1〜iND6へ格納し、若し、“1”のものがあれ
ば、発光素子または受光素子の不良あるいは硬貨
詰まりに基づく硬貨通路閉塞の故障と判断し、各
アドレスiND1〜iND6へ故障箇所信号としてコー
ド「1」〜「6」を格納する。
ついで、材質判別器COからの信号SCOをチエ
ツクし、前述と同様に硬貨なしの状態を正常とし
て判断のうえ、信号SCOが“0”であればコード
「0」を補助メモリRAM2のアドレスiND7へ格納
するが、若し、“1”であれば故障と判断してコ
ード「7」を故障箇所信号としてアドレスiND7
へ格納する。
つぎに、制御回路MCCからの信号CDAをチエ
ツクし、これが“0”であれば補助メモリRAM2
のアドレスiND8へコード「0」を格納するが、
若し、“1”であればコード「8」を前述と同様
にアドレスiND8へ格納する。
以上のとおり、各検査箇所をチエツクして故障
検知を行なつたうえ、各アドレスiND1〜iND8
内容読み出しを行ない、すべてがコード「0」で
あれば“故障なし”と判断するが、コード「1」
〜「8」のいずれかがあれば“故障あり”と判断
して“故障モード”へ移り、第5図と同様のステ
ツプにより信号SDIS2を送出し、電話機の内部へ
設けた表示部DISB2の文字表示器により、故障箇
所と対応した数字が表示される。ただし、表示部
DIS2においては、硬貨処理回路CCCの分担する
各検査箇所の故障が各個別に一定の時間毎に逐次
表示されるが、制御回路MCC側の故障はコード
「8」と対応する数字により一括して表示され
る。
また、“故障なし”の場合は“正常モード”へ
移行し、制御回路MCCへ信号CDENをコード
「0」として送出した後、硬貨選別および蓄積動
作を行なうが、“故障あり”の場合は信号CDEN
がコード「1」となるため、上述のとおり、制御
回路MCC側で硬貨処理回路CCCの故障表示が行
なわれる。なお、以上の動作が一定時間中反復し
て行なわれることは制御回路MCC側と同様であ
る。
このほか、“正常モード”へ移行した後は、第
6図のとおり、材質判別器CO、硬貨検出器
DA1,DA2,MR,CR1〜CR3からの信号SCO,S
DA1,SDA2,SMRに基づいて、最初に述べた硬貨
の真偽、種別の判断をプロセツサCPU2がメモリ
ROM2の硬貨選別および蓄積プログラムにしたが
つて行ない、信号SSM1〜SSM3を蓄積マグネツト
SM1〜SM3へ送出し、これらを励磁して第1図の
蓄積レバー4〜6を駆動のうえ、硬貨の種別に応
じた蓄積を行なう。
また、制御回路MCCは“正常モード”へ移行
した後、課金信号受信回路CP、硬貨検出器CR1
〜CR3,CC1〜CC3,CK1〜CK3からの信号SC
,SCR1〜SCR3,SCC1〜SCC3,SCK1〜SCK3
に基づき、第4図のとおり信号SRM,SCM1〜SC
M3を返却マグネツトRM、収納マグネツトCM1
CM3へ送出してこれらを励磁し、課金信号を検出
した信号SCPにしたがい低額硬貨優先の硬貨収納
を行なうと共に、信号SCUの送出により蓄積カウ
ンタCUTを登算させる。また、通話終了時等の
オンフツクにより“0”となるフツクスイツチH
からの信号SHによつて、残留硬貨の返却を行な
う。なお、硬貨収納確認、蓄積枚数等の演算も制
御回路MCCのプロセツサCPU1により、メモリ
ROM1の硬貨収納プログラムにしたがつて行なわ
れる。また、電源回路PWには信号SPWを与え、
オンフツク後も一定時間電源出力を生じさせ各回
路の動作保持を行なつている。
以上のとおり、オフフツクに伴ないプログラム
にしたがつた自己診断を行ない、故障検知により
表示部DIS1の表示および警告音送出によつて故
障の報知を行なうため、利用者が使用に先立つオ
フフツクを行なえば、直ちに故障有無が判別する
と共に、故障箇所の表示も行なわれるため保守、
点検が極めて容易となる。
また、オフフツク後の硬貨蓄積によるループ回
路の閉成を含めた故障検知を行なうため、交換機
および電話回線等による全回路の断線または短絡
等も検知され、確実な故障検知が行なわれる。
なお、以上の説明では、硬貨収納部の検査箇所
として通常用いられている既設の、材質判別器
CO、硬貨検出器DA1,DA2,CR1〜CR3,CC1
CC3,CK1〜CK3,MR等を用いたが、検査専用
のセンサを別個に設けてもよい。また、オフフツ
クに伴なつて電源回路PWの出力を生じさせず常
時電源を各回路へ印加しておき、オフフツクによ
り各プロセツサCPU1,CPU2の動作を開始させて
も同様である。たゝし、オフフツクにより電源回
路PWの出力を生じさせれば消費電力が軽減さ
れ、実用上は好適である。
このほか、故障箇所の表示および“使用不能”
の表示はオンフツクにより消灯するものとすれば
一般的であるが、一定時間のみ点灯させてもよ
い。なお、永久磁石、ラツチ機構等を用いた保持
機能を有する表示器により使用不能の表示を行な
わせれば、最初の利用煮がオフフツクするのみで
使用不能の表示がなされ、つぎ以降の利用者はオ
フフツクせずとも故障が判明するため甚だ合理的
であり、第5図、第7図の自己診断実行ステツプ
は種々の変形が可能である。
また、制御回路MCCおよび硬貨処理回路CCC
として個別のものを用いたが、マイクロプロセツ
サをプロセツサCPU1,CPU2として適用する場合
は、端子数および処理能力上2台を併用した方が
周辺回路の簡略化上有利であり、安価に目的を達
することができる。たゞし、より大形のプロセツ
サを用いれば1台の使用により十分となることは
云うまでもない。
〔考案の効果〕
発上の説明により明らかなとおり本考案によれ
ば、電話機の故障有無がオフフツクおよび硬貨投
入のみによつて直ちに自己診断され、利用者に対
する表示ならびに保守、点検者に対する故障箇所
の表示がなされると共に、故障の際は電話機の使
用が阻止されるため、利用者および保守、点検者
ならびに設置者側に取つて甚だ便利であり、各種
の課金式公衆電話機において多大な効果を呈す
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は硬貨収納
部の構成を示す概念図、第2図は公衆電話機の全
構成を示すブロツク図、第3図は通話制御回路の
回路図、第4図は制御回路の構成ならびに信号の
入出力状況を示すブロツク図、第5図は制御回路
による故障検知実行ステツプのフローチヤート、
第6図は硬貨処理回路の構成ならびに信号の入出
力状況を示すブロツク図、第7図は硬貨処理回路
による故障検知実行ステツプのフローチヤートで
ある。 MCC……制御回路(制御装置)、CCC……硬貨
処理回路(制御装置)、ROM1,ROM2……メモリ
(記憶装置)、RAM1,RAM2……補助メモリ(補
助記憶装置)、CO……材質判別器、DA1,DA2
CR1〜CR3,CC1〜CC3,CK1〜CK3,MR……硬
貨検出器、CUT……蓄積カウンタ、CB……金庫
装着スイツチ、TCC……通話制御回路、CP……
課金信号受信回路、H……フツクスイツチ、
LTB,LTB1,LTB2……線路端子、GS……リレ
ー、gs……接点、LD……発光素子、PT……受光
素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オフフツク後の硬貨蓄積によりループ回路の閉
    成を行なう公衆電話機において、該公衆電話機の
    ループ回路閉成を除くあらかじめ定められた複数
    の検査箇所の故障検知を順次に行なわせる第1の
    プログラムおよび前記ループ回路閉成の故障検知
    を行なわせる第2のプログラムを格納した記憶装
    置と、前記公衆電話機のオフフツクにより前記第
    1のプログラムを読み出し前記検査箇所の初期状
    態を瞬時の間にチエツクして故障の有無を判断す
    ると共に“故障なし”の判断結果を得たときのみ
    硬貨の蓄積を許容したうえ硬貨蓄積後の瞬時に前
    記第2のプログラムを読み出して前記ループ回路
    閉成のチエツクを行ない該チエツク結果に基づい
    てダイヤル発信を許容するプロセツサとを備えた
    ことを特徴とする自己診断式公衆電話機。
JP14008183U 1983-09-09 1983-09-09 自己診断式公衆電話機 Granted JPS5984955U (ja)

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JPS5984955U JPS5984955U (ja) 1984-06-08
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