JPS61155911A - 傾斜・加速度検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は主として自動車の傾動ないし加速を検出する傾
斜・加速度検出装置に関する。

（従　　来　　技　　術　　） 一般に例えば自動車には、その車体の傾動を検出するの
に、例えば実開昭５９−１３７５１２号公報に示されて
いるごとく複数のフォトセンサーを組込んだ傾斜計を設
ける一方、該自動車の加速を検出するのに、例えば実開
昭５９−１３４０６８号公報に示されているように慣性
体と差圧センサーとを組込んだ加速度センサーを、前記
傾斜計とは別に設けている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが以上のどと＜、車体の傾斜を検出する傾斜計の
他に自動車の加速を検出する加速度センサーをも設ける
となると、それだけコストが高くなるし、組付けにも手
間を要する等の問題がある。

しかして本発明は、振子の振動に基づいて発振周波数を
出力する重力を利用したいわゆる振子センサーを用いて
、車体の傾動変化を検知すると、該センサーから出力さ
れる発振周波数は、例えば０．１　Ｈ２以下の低い値で
あるのに対し、同じく前記振子センサーを用いて自動車
の加速を検知すると、前記センサーから出力される発振
周波数は、車体の傾動変化の場合よりも高い例えば０．
１Ｈｚ−ｔｏｕｚの帯域の値を示すことに着目したもの
であって、目的とするところは、以上の振子センサーを
用い、該センサーから出力される発振周波数の解析によ
り、例えば車体の傾動だけでなく自動車の加速度をも同
時に検出することが出来る傾斜・加速度検出装置を提供
せんとするにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上の目的を達成するために、被検出体の傾動
と前記被検出体の加速による慣性力とに応動して発振周
波数を出力する振子センサーと、このセンサーから出力
する発振周波数のうち、前記被検出体の傾動に対応する
低域周波数のみヲ通スローバスフィルタと、このローパ
スフィルタから傾斜成分を出力する第１出力器と、前記
センサーから出力する発振周波数のうち、前記被検出体
の加速に対応する帯域周波数のみを通すバンドパスフィ
ルタと、このバンドパスフィルタから加速成分を出力す
る第２出力器とを備え、傾斜と加速度とを検出するよう
に成したのである。

（作　　　　用　　） 本発明によれば、前記振子センサーからの発振周波数に
基づいて、前記ローパスフィルタないしバンドパスフィ
ルタを介して前記第１ないし第２ｉ力器より、被検出体
の傾動と被検出体の加速とを検知することが出来るので
ある。

（実　　施　　例　　） 以下本発明にかかる傾斜・加速度検出装置の一実施例を
図面に基づいて説明する。

図に示す実施例は、自動車の傾斜及び加速を検出するも
のであって、車体（図示せず）の傾動ないし自動車の加
速による慣性力とに応動して発振周波数を出力する振子
センサー（１）を、車体の退部に取り付け、該振子セン
サー（１）の出力側には、この振子センサー（１）から
出力された発振周波数のうち、前記車体の傾動に対応す
る０゜１１１Ｚ以下の低域周波数のみを通すローパスフ
ィルタ（２）と、該ローパスフィルタフィルタ（２）を
通過した低域周波数に基づいて前記車体の傾動を示す傾
斜成分を出力する第１出力器（３）とを設けると共に、
更に前記振子センサー（１）の出力側には、該振子セン
サー（１）から出力された発振周波数のうち、前記自動
車の加速に対応する０、ＩＨ２〜ＩＯ［ＩＺの範囲の帯
域周波数のみを通すバンドパスフィルタ（４）と、該バ
ンドパスフィルタ（４）を通過した前記帯域周波数に基
づいて自動車の加速度を示す加速度成分を出力する第２
出力器（５）とを、前記ローパスフィルタ（２）ないし
第１出力器（３）に対して並列に設けたのである。

前記振子センサー（１）は、既知構造のものであって、
第２図に示すごとく、車体（図示せず）に固定したケー
シング（１１）内に、導電材料から形成した振子体（１
２）を、前記車体の傾動ないし自動車の加速に伴う慣性
力によって揺動すべく、自動車の進行方向前後に揺動自
由に吊り下げると共に、両端に一定電圧を印加した円弧
伏の抵抗体（１３）を、前記ケーシング・（１１）内に
固定して、該抵抗体（１３）に前記振子体（１２）を摺
接させ、前記振子体（１２）の揺動時に前記抵抗体（１
３）の一端と前記揺動体（１２）との間の電位差によっ
て発生する発振周波数を、前記ローパスフィルタ（２）
ないし前記バンドパスフィルタ（４）に向けて出力する
ように構成している。

しかして、以上の構成の検出装置を装備した自動車が例
えば坂道に差しかかって、車体が傾動すると、前記振子
センサー（１）の振子体（１２）が比較的遅い周期で揺
動し、これに伴い、該振子センサー（１）から、０．Ｉ
　Ｈｚ以下の低い値の低域周波数を含む発振周波数が前
記ローパスフィルタ（２）及び前記バンドパスフィルタ
（４）に向けて出力される一方、自動車が加速した場合
には、前記振子センサー（１）の振子体（１２）が、そ
の慣性力により、前記車体の傾動時よりも速い周期で揺
動し、これに伴い、前記振子センサー（１）から、０．
ｌＨ２〜１０１１２の範囲の帯域周波数を含む発振周波
数が同じく前記ローパスフィルタ（２）及び前記バンド
パスフィルタ（４）に向ケて出力されるのである。

そして、前記振子センサー（１）から出力される発振周
波数の内、前記ローパスフィルタ（２）及びバンドパス
フィルタ（４）に対応シた所定値の発振周波数のみがこ
れらローパスフィルタ（２）もしくはバンドパスフィル
タ（４）を通過するのであって、また前記第１出力器（
３）もしくは前記第２出力器（５）は、前記各フィルタ
（２）もしくは（４）を通過した所定値の発振周波数に
基づいて、車体の傾斜成分ならびに自動車の加速成分を
示す信号を出力するのである。

即ち、前記振子センサー（１）から出力される発振周波
数が、前記ローパスフィルタ（２）にかけられて、０．
Ｉ　Ｈ２以下の低い値の発振周波数が該ローパスフィル
タ（２）を通過した場合には１、前記第１出力器（３）
は、該ローパスフィルタ（２）を通過した０、１１ＩＺ
以下の低域周波数に基づいて車体の傾動を示す傾斜成分
を出力するのであり、又、前記振子センサー（１）から
出力される発振周波数が、前記バンドパスフィルタ（４
）にかけられて、０．ＩＯ２−１０１１２１７）帯域の
発振周波数が該バンドパスフィルタ（４）を通過した場
合には、前記第２出力器（５）は、該パンドパ４フイル
９　（４）を通過した０、１１１２−１０１１２の帯域
周波数に基づいて自動車の加速度を示す加速成分を出力
するのである。

尚以上の実施例では、自動車の傾動ないし加速を検出す
るようにしたが、自動車に限定されるものではなく、例
えば電車などの各種車両の傾動ないし加速を検出するこ
とも出来る。

（発明の効果　） 以上のごとく本発明装置によれば、前記振子センサーか
らの発振周波数に基づ℃１て、前記ローパスフィルタな
いし前記ノくンドノ寸スフイルりを介して前記第１出力
器もしくは第２出力器より、被検出体の傾斜のみならず
被検出体の加速度をも検知することが出来、従って従来
のごとく、車体の傾斜を検出する傾斜計の他に自動車の
加速を検出する加速度センサーを別途設ける場合に比べ
、構造ないし組付けが簡単になるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示すブロック図、第２
図は本発明装置を構成する振子センサーの一実施例を示
す概略断面図である。 （１）・・・・・・振子センサー （２）・・・・・・ローパスフィルタ （３）・・・・・・第１出力器 （４）・・・・・・バンドパスフィルタ（５）・・・・
・・第２出力器 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　被検出体の傾動と前記被検出体の加速による慣性力と
   に応動して発振周波数を出力する振子センサーと、この
   センサーから出力する発振周波数のうち、前記被検出体
   の傾動に対応する低域周波数のみを通すローパスフィル
   タと、このローパスフィルタから傾斜成分を出力する第
   １出力器と、前記センサーから出力する発振周波数のう
   ち、前記被検出体の加速に対応する帯域周波数のみを通
   すバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタから
   加速成分を出力する第２出力器とを備えていることを特
   徴とする傾斜・加速度検出装置。