JPS61154829A - フイルム状体の熱処理方法 - Google Patents

フイルム状体の熱処理方法

Info

Publication number
JPS61154829A
JPS61154829A JP28140184A JP28140184A JPS61154829A JP S61154829 A JPS61154829 A JP S61154829A JP 28140184 A JP28140184 A JP 28140184A JP 28140184 A JP28140184 A JP 28140184A JP S61154829 A JPS61154829 A JP S61154829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
heat
heat treatment
heating member
friction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28140184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH051131B2 (ja
Inventor
Shu Ishiguro
周 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP28140184A priority Critical patent/JPS61154829A/ja
Publication of JPS61154829A publication Critical patent/JPS61154829A/ja
Publication of JPH051131B2 publication Critical patent/JPH051131B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明はフィルム状体、例えば磁気記録媒体用の磁性層
付きフィルムの熱処理方法に関するものである。
口、従来技術 磁気テープ、特に蒸着テープの製造において、基板フィ
ルムの一方の面に磁性材料を蒸着するが、この際にカッ
ピングと称される不均一な変形がフィルムに生じること
が多い。
カッピングを起こした磁気テープをビデオテープに使用
した場合、ビデオデツキ上における走行安定性に欠けた
り、リールに巻かれる時に巻乱れが起こったりする。 
これらは、テープの縁が折れるいわゆるエツジ折れを起
こし易いとともに、ビデオ画像の記録や再生上のトラブ
ルの原因となる。 それのみならず、テープのカーリン
グが生じると、テープの全面がヘッドと良く接触しない
ため、テープとヘッドとの接触の良好な部分の出力に対
する、ヘッドの切換え時などの接触の悪い部分の出力の
割合が低下し、ヱンベロープ形状が悪くなり、その他の
各種S/N等の電磁変換特性も悪くなる。 上記のよう
な悪影響は、テープのうねりやシワが生じた場合にも起
こり、これらの程度がひどい場合にはテープとしての使
用に全く耐えない場合も起こる。又、亀裂が生じると、
S/N等の電磁変換特性が悪くなり、程度のひどい場合
には大きなドロップアウトとして検出されることもある
カッピングを防ぐためにこれまで、所定温度に加熱され
たヒートロールにフィルムを接触させて走行せしめなが
ら熱処理している。 しかし、従来一般に用いられてい
るヒートロールは、そのまま蒸着テープに用いると、熱
処理時にフィルムが枝打りたり、あるいは長手方向に平
行のシワが入ったり、磁性層に亀裂が入ったりした。カ
ッピングの除去の度合いも巾方向にバラツキがあった。
ハ、発明の目的 本発明の目的は、カッピングが中方向に均一に除去でき
、かつ磁性1閂等に亀裂を生じることもなく、フィルム
状体かうねりたり、シワが入ったりすることがないよう
に熱処理を施すことができる方法を提供することにある
二、発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明は、フィルム状体を加熱部材の表面に接触
させて走行せしめながら熱処理するに際し、前記フィル
ム状体と前記加熱部材との間の動摩擦係数が前記フィル
ム状体の走行方向に直交する幅方向において0.5以下
でかつほぼ均一となるようにするフィルム状体の熱処理
方法に係るものである。
本発明によれば、加熱部材(例えばヒートロール)によ
るフィルム状体(例えば磁性層付きのフィルム)の熱処
理時に、その幅方向で動摩擦係数が0.5以下でほぼ均
一となる(どの位置においても0.5以下で均一となる
のが望ましい)ようにしているので、カッピングを充二
分にしかも均一に除去でき、亀裂やシワ、うねり等が生
じることもない。 フィルム長手方向と直角の方向(巾
方向)にヒートロール等の加熱部材とのフィルムの[触
面の状態が均一であり、又、この方向の加熱部材表面が
均一でないと、磁性層等に亀裂が生じたり、巾方向でカ
ッピングの除去の度合いが異なりてくる。動摩擦係数が
O,Sよりも大きくなると、熱処理時に亀裂が入ったり
、シワやうねりを生じたり、中方向のカッピングの除去
の度合いが不均一になる。 うねりやシワが全く生ずる
ことなく熱処理するには、動摩擦係数が0.2以下とな
るようにすることが好ましい。
また、本発明において、加熱部材の最大表面粗さRma
x、が0.1μ溝よりも大きい場合、その表面の凹凸の
転写によって、電磁変換特性に影響を及ぼすので、 R
max、≦0.1μ諷とするのがよい。 特に加熱部材
との接触面が磁性面である場合はRmax。
は0.05μ霞以下が好ましい。
本発明において、動摩擦係数は次の様に決定できる。
即ち、動摩擦係数の測定は、回転ドラム型表面性測定機
を用いて行なう。 但し、この回転ドラムとしては熱ド
ラムを用い、表面温度が設定できるようにする。 実際
の測定は、熱ドラムの表面温度を熱処理を行なう温度に
設定し、摩擦係数を算出する。
本発明において「はぼ均一」とは、各点の動摩擦係数の
平均値から、溶点の値が0.5を越えない範囲で、平均
値より0.1よりは多くずれないことをいう。
二、実施例 以下、本発明を実施例について詳細に説明する。
熱処理を施す蒸着フィルムとしては、次のようなものを
用いた。 厚さ12.1111N、幅160mのポリエ
チレンテレフタレートフィルム上にCo −Nl磁性膜
を厚さが0.1,1lsIとなるように斜一方蒸着した
この際、蒸発源としてはCo : 80重量%、Ni:
20重t%のものを用い、蒸着の際O,ガスを導入しな
がら反応蒸着を行なった。 このようにして磁性薄膜を
蒸着したフィルムを第1図に示すような装置を用いて熱
処理した。 この装置は、フィルム供給ロール1と同巻
取ロール12との間で、ヒーター内蔵のヒートロール6
(又は熱ドラム)によって蒸着フィルムFを接触走行さ
せて熱処理するものである。 図中、8は冷却ロール(
チルロールχ7は押圧ロール、2.3.4.5.9.1
0.11はガイドローラ(a、1Oはダンサ−ローラ)
である。
この熱処理に際し、150℃の表面温度のヒートロール
6に、張力500 f /m”で1秒間フィルムFを接
触させて微速させながら熱処理を行なった。
(1)、ヒートロール表面と磁性面側が接触する場合。
上記の蒸着条件で、160■幅のベースの中央140W
部分にだけ蒸着を行ない、ベースフィルム両端10mず
つ蒸着層を設けない部分をもったフィルムを作成し、こ
れをサンプル(1)とする。 同様の蒸着条件で160
 wm巾全中に均一に蒸着膜を製膜したフィルムを作成
し、これをサンプル(2)とする。
使用したベースフィルムの磁性面側の表面粗さRmax
は両サンプルとも0.03μ襲であった。 第2図のよ
うに、これらの2つのサンプルの磁性層13の面側かヒ
ートロール6の表面に接触するようにして、上記のよう
な熱処理をほどこし、熱処理中にヒートロール上でシワ
が発生するかどうか、又、熱処理後のフィルムの巾方向
の平坦度、亀裂の有無を調べた。さらにこのフィルムを
hインチ巾にスリットして磁気テープとし、カッピング
の度合いをみた。 但し、熱ドラムの表面粗さRmax
、は0.1μ鴫で、表面は硬質クロムメッキのヒートロ
ールを用いた。 この結果を下記表−1に示す。
l!−1 次に、表面粗さRmax、が0.01mのベース上に同
様の蒸着条件下で蒸着を行ない、このサンプルをサンプ
ル(3)とした。 表面粗さRmax、が0.1amの
硬質クロムメッキのヒートロールと、サンプル(2)、
(3)とのそれぞれの動摩擦係数を測定し、かつ、これ
らの2つのサンプルの磁性面側がヒートロール表面に接
触するようにして先に述べたような熱処理をほどこし、
熱処理中にヒートロール上でシワが発生するかどうか、
又、熱処理後フィルムの巾方向の平坦度、亀裂の有無を
調べた。 さらに、このフィルムを超インチ巾にスリッ
トして磁気テープとし、カッピングの度合いをみた。 
この結果を下記表−2に示す。 動摩擦係数μkをO,
S以下、特に0.2以下とすべきであることが分る。
表−2 次に、サンプル(2)を表面粗さRmax、の異なるヒ
トロールに接触させて熱処理を行なった。 すなわち、
Rmax、がQ、37H+s、0.14s、O,Oll
ga、0.03μ鴫の研磨度の異なるヒートロールをそ
れぞれ用いて熱処理を行ない、それぞれのサンプルをサ
ンプル(2)−a 、 (2)−b 、 (2)−e 
% (2)−dとした。 ヒートロールの表面はすべて
硬質クロムメッキである。 これらのサンプルをそれぞ
れ号インチ幅にスリットして磁気テープを作成し、カッ
ピングの度合い、RFエンベロープ形状、ドロップアウ
トを測定した。 なお、RFエンベロープの形状として
は、1つのビディオヘッドの1フイールドのRF小出力
中程を拡大して(数百マイクロセカンド)、そのうちの
100マイクロセカンド分をとり出し、その部分で最大
の出力を示す部分の振幅なA、最小の出力を示す部分の
振幅をBとしたとき%×100(イ)で示されている(
第3図参照)。
又、ドロップアク)(110,)はそれぞれのサンプル
テープをVHSフォーマットカセットにセットして10
0%白レベル信号を記録し、その再生時のビディオへラ
ドアップ出力の減衰量が16dB、継続時間が5 AI
l@e、以上のドロップアウトを10分間ドロップアウ
トカクンタで測定し、1分間あたりの平均値として求め
た。 これらの測定結果を表−3に示す。
I!−3 (2)、ヒートロール表面とベース面側が接触する場合
磁性面側のベース表面の表面粗さRmax、がo、oi
μ震、裏面の表面粗さRmax、が0.05β−のペー
スの磁性面側に、前記と同じ蒸着条件で全幅に蒸着を行
ない、蒸着フィルムを作成した。 このフィルムを第1
図に示すような装置を用いて150℃の表面温度の熱ド
ラム6に張力500 f/vm で1秒間磁性面の裏面
、即ちベースフィルム14の面が接触するように搬送さ
せながら熱処理を行なった。
熱ドラム表面として、表面粗さRmax、が0.1−鳳
の硬質クロムメッキの熱ドラムを用いて熱処理を行なり
たサンプルをサンプル(4)、表面粗さRmax。
が0,1μ欝のアルミナセラミックコーティングの熱ド
ラムを用いて熱処理を行なりたサンプルをサンプル(5
)とした。 各々のサンプルの熱ドラムとの動摩擦係数
、亀裂の有無、熱ドラム上でのシワの発生の様子、カッ
ピング1.を測定し、この結果を表−4に示した。
表−4 サンプル(4)は実際にはテープとしての使用に耐えな
かった。
以上の結果より、熱処理時1ニヒートロールと接触する
フィルム表面とヒートロールとの摩擦係数がフィルムの
長手方向と直角の方向(幅方向)のどの位置;;おいて
も0.5以下で均一、好ましくは0.2以下で均一とな
るようにして熱処理を施すことζ:より、亀裂やシワが
なく、カッピングも均一に除去されて平坦なテープがで
き、かつ、テープの表面性も確保されて、エンベロープ
形状が良好でり、 0.の少ないテープが作成できるこ
とが明らかである。 この場合、熱処理を施すためのヒ
ートロールの表面粗さRmax、は0.1μ需以下、好
ましくは0.05μ−以下であるのがよい。
以上に述べたプロセスは、上記に限らず、例えば熱ドラ
ムを2本以上組合せた装置あるいはドラム表面をアルミ
ナ以外のセラミクスやシリコン、テフロン等で形成する
ことも可能であり、上記のような条件を満たしていれば
どのような組合せでもよい。 また、加熱部材は上述の
ヒートロール、熱ドラム以外のもの、例えば加熱板であ
ってもよい。 熱処理されるべきフィルム状体は磁気記
録媒体用のものに限らないし、またその形状も通常のフ
ィルムをはじめ、テープ状、シート状等をも含むものと
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって。 第1図は熱処理装置の概略図、 第2図はヒートロールとフィルムとの接触状態を示す断
面図、 第3図はRFエンベロープ形状を示す図である。 なお、図面に示した符号において、 6・・・・・・・・・・・・ヒートロール13・・・・
・・・・・・・・磁性層 14・・・・・・・・・・・・ベースフィルムF・・・
・・・・・・・・・フィルム である。 代理人 弁理士 逢 坂   宏 第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、フィルム状体を加熱部材の表面に接触させて走行せ
    しめながら熱処理するに際し、前記フィルム状体と前記
    加熱部材との間の動摩擦係数が前記フィルム状体の走行
    方向に直交する幅方向において0.5以下でかつほぼ均
    一となるようにするフィルム状体の熱処理方法。
JP28140184A 1984-12-27 1984-12-27 フイルム状体の熱処理方法 Granted JPS61154829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28140184A JPS61154829A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 フイルム状体の熱処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28140184A JPS61154829A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 フイルム状体の熱処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61154829A true JPS61154829A (ja) 1986-07-14
JPH051131B2 JPH051131B2 (ja) 1993-01-07

Family

ID=17638627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28140184A Granted JPS61154829A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 フイルム状体の熱処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61154829A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995005936A1 (en) * 1993-08-23 1995-03-02 Dupont Canada Inc. Runnability of packaging film

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995005936A1 (en) * 1993-08-23 1995-03-02 Dupont Canada Inc. Runnability of packaging film

Also Published As

Publication number Publication date
JPH051131B2 (ja) 1993-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61154829A (ja) フイルム状体の熱処理方法
JPH0547888B2 (ja)
JPH02108232A (ja) 磁気記録媒体
US4999220A (en) Method for manufacturing perpendicular magnetic recording medium
JPS6212921A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS629527A (ja) 記録媒体の製造方法
JPS63188825A (ja) 磁気記録媒体
JPS60133546A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH01245415A (ja) 磁気記録媒体
JPH0417121A (ja) 磁気記録媒体の製造法
JPH01165033A (ja) 磯気記録媒体の製造装置
JPS61233427A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS6146892B2 (ja)
JPH0352118A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS63146221A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH01222050A (ja) 真空蒸着装置、磁気記緑媒体の製造方法および磁気記録媒体
JPS6326826A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS634424A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS60111345A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2001325723A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及びその製造装置
JPS6111933A (ja) 磁気記録媒体の製造法
JPS63181118A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPS60133525A (ja) 磁気記録媒体
JPH0135074B2 (ja)
JPS6218628A (ja) 磁気記録媒体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term