JPS61154552A - 発熱体携帯用衣服 - Google Patents

発熱体携帯用衣服

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Publication number
JPS61154552A
JPS61154552A JP27455484A JP27455484A JPS61154552A JP S61154552 A JPS61154552 A JP S61154552A JP 27455484 A JP27455484 A JP 27455484A JP 27455484 A JP27455484 A JP 27455484A JP S61154552 A JPS61154552 A JP S61154552A
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JP
Japan
Prior art keywords
garment
heating element
heat
sheet
metal layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP27455484A
Other languages
English (en)
Inventor
鈴木 英子
裕司 吉田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衣服、より具体的には、懐炉等発熱体を携帯す
るのに適した、熱反射層を有する布帛によって形成され
た保温衣服に関する。
(従来の技術) 従来、懐炉等の発熱体を携帯するための保温衣服は、一
般的に、木綿、アクリル系、ナイロン系、ポリエステル
系等の繊維材料またはこれらの混合物から形成された織
物、編物等を単に重ね合わせた積層布帛または中綿をそ
れら布帛間に挿入した積層布帛、あるいはこれらをキル
テイング加工した積層布帛によって形成されている。こ
れらの保温衣服は使用する布帛を重厚にしたり、嵩高に
することによって発熱体から放射される熱を保有し、ヒ
ートロスを防止しようとしている。しかし、放射熱保有
力は低く、ヒートロス防止として不十分である。また、
発熱体から放射される熱をより長時間保有するには積層
布帛をより重厚に、または嵩高にしなければならない。
そのような布帛により形成された衣服の着用感は極めて
悪い。更に、これらの衣服では熱伝導が低く、そのため
、発熱体を装着した箇所のみは加熱されるが発熱体のな
い箇所はそれほど暖か(ならず、衣服各部の温度差を大
きなものにしている。衣服各部の温度差は着用者に発熱
体のない箇所の寒さをより感じ易くさせる欠点がある。
そして、時には、発熱体を装着した箇所が継続加熱され
ることにより過熱状態となり、ひどい場合は装着箇所の
皮膚に火傷などを生じさせる。従って、従来の保温衣服
は発熱体を装着して積極的に身体を保温する衣服として
極めて不満足なものである。
(発明が解決しようとする問題点) そこで、本発明は、熱保有力に優れてヒートロスの少な
い、熱伝導が均一で熱輻射の良好な、薄くて軽い発熱体
携帯用の保温衣服を提供することによって上記問題を解
決することを目的とする。
(問題を解決するための手段) 上記問題を解決するために、本発明による発熱体携帯用
の保温衣服は繊維材料からなる基布シートと、該基布シ
ートの片面上または両面上に形成された金属層とからな
るシート状物によって、少なくとも衣服の内側面が該金
属層となるように形成され、かつ該衣服内側面上に発熱
体保持部を有することを特徴とする。
以下、本発明の実施態様として示されている図面を参照
して本発明を説明する。
本発明において、シート状物lは第1−A図に示される
ように基布シート3と該基布シートの片面上のみに金属
層2を有するものであってもよく、また第1−B図に示
されるように基布シート3の′両面上に金属層2,2′
を有するものであってもよい。更に第1−C図および第
1−D図に示されるように金属層2または2.2′の上
面上に金属層2,2′を保護するための保護膜4または
4゜4′を有するシート状物lであってもよい。
上記基布シート3はポリアミド系、ポリエステル系、ポ
リアクリルニトリル系、その他の合成繊維、アセテート
などの半合成繊維レーヨン、キュプラ、その他の再成繊
維、木綿、麻、ウールなどの天然繊維より任意の繊維を
単独または混合して形成された織物、編物、不織布であ
ってよい。
上記金属層は真空蒸着法、スパッタリング法、または、
その他の膜形成法により基布シート上に実質的に金属単
独で形成された薄膜であってもよい。また、9先達ず)
熱可塑性樹脂中に金属粉末を混入して形成した金属粉末
含有プラスチックフィルムとして基布シート上に形成さ
れていてもよい。
金属給粉未含有プラスチックフィルムは各種のグラビア
コーターを使用した常法にて製造できる。
また、金属素粉末含有プラスチックフィルムは、ナイフ
コーター、ロールコータ−等により離型紙にコーティン
グする方法又は溶融押出し方法等にて製造できる。
金属層は、また、真空蒸着法、スパッタリング法等によ
ってプラスチックフィルムの表面上に重ね合わせて形成
されたものであってもよい。この場合、予め基布にプラ
スチックフィルムを形成し、その後に金属膜を形成して
もよいし、または金属膜をプラスチックフィルムに形成
しておいて、その後に接着剤のついた基布シートへ転写
させてもよい。
均一な熱伝導効果および熱反射効果翫高めるには金属含
有プラスチックフィルムあるいは金属積層プラスチック
フィル・ムとして基布シート3の片面上または両面上に
形成されているのが好ましい。
金属環粉末含有プラスチックフィルム又は金属膜(層プ
ラスチックフィルムと基布シートとの接合はしプラスチ
ックフィルムにポリウレタン系などの接着剤をコーティ
ングし半乾燥後に基布シートをラミネートするドライラ
ミネート法、あるいはポリアミド系、ポリエステル系、
ポリエチレン系などの低融点樹脂を点状にプラスチック
フィル・ム又は基布シートに散布した後熱ローラーに通
して接着するホットメルト法などによって行ってもよい
発熱体からの放射熱の反射効果を更に高めるために、金
属層2または2′の表面が平滑な表面状態であるのが好
ましく、金属層2または2′と基布シー“ト3との接着
後にカレンダー加工などでより平滑な表面状態とされて
いることが望ましい。
上記のようにして形成された金属層が露出されたままの
状態にあるときは耐久性がな(、例えば洗濯や摩擦など
で脱落する可能性がある為、金属層の上に保護膜4(第
1−C図および第1−D図)を形成するのが好ましい。
ここで使用される金属は特に限定されず、アルミニラム
、クロム、i艮、マグネシウム、錫など全ての金属及び
金属化合物であるが、発熱体よりの輻射熱反射効果が高
いのみならず安価に入手できるアルミニウムの使用が好
ましい。
上記金属粉末含有プラスチックフィルムに含まれる金属
粉末の形状は、丸、角、偏平など特に限′定されないが
、金属粉末の大きさは長径が0.1〜30mμの微粉末
がコーテイング性に優れ好ましい。金属粉末の含有量は
5〜70wt%、より好ましくは10〜40yt%であ
る。金属粉末の含有量が多いほど熱反射効果が大きくな
るが、70#wt%を超えるとフィルム製造が困難とな
る。また、金属粉末含有プラスチックフィルムの膜厚は
任意であるが、衣服の風合を考慮した場合、5〜200
mμが好ましく、5〜70mμがより好ましい。
基布シート上またはプラスチックフィルム上に積層され
た金属膜の膜厚も、同様に膜厚が大きいほど熱反射効果
は大きいが、均一で平滑な膜を得る上で10〜5000
人の範囲であるのが好ましい。
上記金属粉末含有プラスチックフィルムまたは金属膜積
層プラスチックフィルムを形成するためのプラスチック
材料としてポリウレタン系、ポリアクリル酸エステル系
、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ポ
リプロピレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデ
ン系、ポリフッ素系などの熱可塑性樹脂の1種または2
種以上が使用できる また、上記保護膜4の膜厚は特に限定されないが5〜3
0mμ程度が有効である。保護膜の形成は上記したプラ
スチックフィルムと同様のプラスチック材料および方法
を用いて行うことができる。
本発明による発熱体携帯用の衣服は、このようにして形
成された金属層を片面または両面に有するシート状物に
よって形成されている。
衣服の形状は、コート、ベスト、ピステ、スカート、ズ
ボンなど特に限定されないが、衣服内側面全面が本発明
のシート状物の金属層面によって形成されていることが
好ましく、より好ましくは80′%以上である。該金属
層面が衣服内側面面積の50%に満たない場合には衣服
内全体の均一な保温に不十分である。又、人体よりの輻
射熱の反射面積の減少により保温性の低減がみられ好ま
しくない。
第2図〜第5図は本発明による発熱体携帯用衣服の実施
態様を示す斜視図である。
第2図は袖付きコート、第3図はベスト、第4図は袖な
しドレス、および第5図はズボンを表わしている。
本発明によるシート状物1が両面、金属層2゜2′ (
第1−B図および第1−D図)で形成されている場合に
は、そのいずれを衣服の内側面としてもよいが、シート
状物1が片面のみに金属層2(第1−A図および第1−
0図)を有するシートである場合には、その金属層2面
が衣服の内側となるように衣服が構成されている。第2
図に示されたような袖付ρ依服を形成する場合には身頃
のみにシート状物1を使用してもよいが、発熱体自体か
ら、または身体から放射される熱の生仏導率および輻射
率を高めて衣服内全体の均一な保温性を向上させるため
には、身頃のみでなく袖部分も本発明のシート状物で形
成されているのが好ましい。
第3図および第4図の袖なし上衣においては身頃の略全
体がシート状物lで形成され、シート状物1の金属層2
が衣服の内側を形成している。第5図のズボンも実質的
に全体がシート状物lで形成され、シート状物Iの金属
層2がズボンあ内側を形成している。
本発明に使用される発熱体7には格別の限定がなく、公
知市販の各種懐炉が使用されうる。例えば、鉄粉の発熱
酸化反応を利用した含気直後や振動や揉み効果を加えた
後発熱するポケッタブルで安価な使い捨て懐炉、カーボ
ンなどを使用した面状などの発熱体やニクロム線などで
作られた線状発熱体に電池や蓄電池より通電される電熱
ヒーター懐炉、その他ベンジンを使用したベンジン懐炉
等が使用されうる。
発熱体の大きざ、厚みは特に限定されないが、人体の運
動機能を阻害することなく、衣服としての形態保持や審
美性を保つようにするには縦10−1001厳、横10
0〜300m厚み1〜101mのもの、また円形のもの
ではφ101m以下のものが好ましい。
また、発熱時の温度が60℃以上にならないものが火傷
などの心配もなく好ましい発熱体である。
該衣服に発熱体を具備する手段としては任意であるが、
例えば以下の如き手段がある。
■ 衣服内側面にポケット又は袋状のポケット。
に類したもの付帯させ発熱体を挿入する。
■ 衣服内側面に付けたテープで発熱体を維持する又は
テープ下に挿入する。
■ 衣服内裏面に付けたスナップ、ボタン14などで発
熱体又は発熱体を収納したポケットを固定・維持する。
衣服形状J吏用、用途に合った手段を選択すれば良いが
、衣服の形態保持性や審美性を保つには衣服の縫合線や
縫代などの部位を応用し、着脱時に第三者に発熱体が目
立つことのないように取り付けられているのが最も好ま
しい。また、ポケットの大きさ、テープの巾などは任意
であるが具備する発熱体の大きさに応じられ又保持可能
な大きさでなければならない。
第2図においては、線状発熱体7が縫代12上にテープ
を用いて取り付けられ、発熱体の電池8はコート内側上
に設けたポケット9内に収納され付けられている。
上記したような衣服に発熱体を具備する箇所は任意であ
るが、人体保温の効果が大きい腰部、腹部、または衣服
内熱流を効果的に利用できる裾部などが好ましい。
上記したように、衣服形状は任意であるが、保温効果を
更に向上させるためには開閉部や開口部の機密性を高め
る形状や仕様が好ましい。例えば、袖ぐり、衿ぐりなど
を最少限の大きさにして衣服内側面面積を広く採るなど
の衣服設計が好ましい。
また、前立や持出し13を一般的なものよりも巾広くし
たり2重にする、あるいは、衿11や袖口を2重にする
のが好ましい。更に、伸縮性の大なるウレタンゴムなど
を内蔵し袖口や裾部に機密性を持たせるなど、用途及び
衣服設計展開の可能な範囲で衣服内で加熱された暖かい
空気の流れ、すなわち衣服内熱流の衣服外への流出を防
止する縫製仕様を採ると、保温効果が更に向上する。
また、中立上下続きの衣服は筒状となるため、衣服内熱
流の煙突効果が発生し易いので、より均一な保温性を得
るためには腰部をベルトなどで区切り上衣部と下衣部の
分割を図れる衣服形状・仕様が好ましい。
(実施例) ゛ 次に実施例を示す。該実施例゛に於いて測定した衣
服を作製した保温布帛の保温性、作製した衣服の保温性
およびその衣服の着用感は表1〜3に示されている。
実施例 1 粒径5mμのアルミ・ニウム微粉末を20−t%混入さ
せた膜厚30mμのポリウレタン系プラスチックフィル
ムをナイロン100%織物にドライラミネートしてなし
た金属層を有するシート状物(目付105 g / r
d、厚み0.2mm>にて前中心ファスナー明キ、■ネ
ック、ヒップラインまでの丈を持つ一重仕立てのベスト
を作製した。また、腰部内側に金属層を衣服内側面に向
けたアウトポケットを設け、縫代を除く身返し部分など
総ての衣服内側面が金属層で形成される仕様となした。
このアウトポケットに面状の赤外線発熱体を具備させて
、室温21℃、湿度20%RHの環境でサーマルマネキ
ンに14時間着用させ衣服の保温性を測定した。
去1」[−影 ナイロン100%編物に膜厚20mμでポリウレタン系
プラスチックフィルムを形成した上に500人の膜厚で
アルミニウム蒸着し、アルミニウム薄膜の上に更に該プ
ラスチックフィルムによって膜厚10mμの保護膜を形
成したシート状物(目付173g/rrr、厚み0.4
8fi)にて前中心ボタン明き、下前の持出しのみ巾広
とし中心線から3cm巾で上前身返しと2層となる構造
としたロールカラーのプリンセスラインの縫合線を持つ
コートを作製した。そして、腰部及び左右の大腿側面部
の計3箇所に縫合線から縫合線までのポケットを作り面
状の赤外線発熱体をその中に収縮した。この衣服をサー
マルマネキンに着用させて実施例1と同一条件で衣服の
保温性を測定した。なお、衣服内側面は衿、身返し、裾
及び袖折り返し及びプリンセスライン以外の縫代を除く
該内側面の85%以上が金属層を形成された。
2隻炭−ユ 粒径5mμのアルミニウム微粉末を20wt%混入させ
た膜厚30mμのポリウレタン系プラスチックフィルム
をアクリル100%編物にドライラミネートして形成し
た金属層を有するシート状物(目付372 g / r
d、厚み1.6龍)でU首、キモノスリーブのウェスト
にゴムを入れた後ファスナー明きジャンパードレスを作
製した。腰部及び左右大腿部にスナップで取りはずし可
能な袋状ポケットを設け、この中に使い捨て懐炉(ロッ
テ■製、商標名ホカロン)を入れた。衣服内側面は袖・
裾の折り返し部及び縫代以外の該内側の95%以上が金
属層で形成された。この衣服を室温20℃湿度40%の
環境内でサーマルマネキンに14時間着用させ、衣服の
保温性を測定した。
実施例 4 下着、ストッキング、ブラウス、ベスト、ウールの中肉
手スーツの上に実施例2のコートを着用し、ヒザ丈まで
のブーツを着は温度θ℃温湿度0%の環境試験室内で1
0分間の歩行運動中の着用感をみた。
比較例 1−A ポリエステル100%中綿をはさみ込んだポリエステル
100%編物(目付220 g / rd、厚み2.6
龍)で実施例1と同様のサイズ、デザイン、仕様テベス
トを作製した。そして腰部のポケットに面状の赤外線発
熱体を入れた。実施例1と同一条件でこの衣服の保温性
を測定した。
比較例 1−B ウール70%、アクリル・ナイロン混繊物(目付403
 g / rd、厚み1.9m)にて、実施例1と同様
のサイズ、デザイン、仕様のベストを作製し、実施例1
と同様の発熱体を使用した。実施例1と同一条件下でこ
の衣服の保温性を測定した。
坦較斑−1 ポリエステル100%撥水加工処理の織物(目付190
g/n(、厚み0.9fl)で実施例2と同様のサイズ
、デザイン、仕様でコートを作製し実施例2と同様の発
熱体をポケットに収納した。実施例2と同一条件でこの
衣服の保温性を測定した。
止較五−1 ウール70%、アクリル・ナイロン混繊物(目付403
 g /イ、厚み1.9m)にて、実施例3と同様のサ
イズ、デザイン、仕様のジャンパードレスを作製し、実
施例3と同様の発熱体を使用した。
実施例3と同一条件下でこの衣服の保温性を測定した。
比較例 4 実施例4と同じ下着、上着類を着用した上に比較例2の
コートを着用し実施例4と同条件の着用試験を行ない、
…肴衣服の着用感を見た。
表   1 実施例1〜3および比較例1〜3の衣服を作製した保温
布帛の保温性(’Cn(/W)本発明に使用される布帛
は概ねo、19℃rd / w以上の保温性を有する。
ここで言う保温性とは、布帛を衣服となし着用した時の
保温性と高い相関性を持つ保温性を測定できる、保温性
の測定装置にて測定した布帛の保温性であり、人体から
の輻射熱への布帛の熱反射性や熱伝導性又衣服内空気層
の熱伝導性などをも含めた総合的な見地から測定した布
帛の保温性である。尚、該装置は特許出願N159−1
48598に記述された装置である。
この装置は具体的に述べると、黒色塗料を塗った輻射率
0.95とした厚さ5鰭のアルミニウム板を上面にし、
厚さ3寵の鉄板で他の面が形成された20ai立方の加
熱箱であって、鉄板の部分のみ厚さ50龍の発砲スチロ
ールで被覆されており、その上に該発砲スチロールで作
った内径20cm四方、高さlOn+の枠が設置され、
枠上部に試料設置ができるように量面接着テープが接着
されtいる。
そして該アルミニウム板の中央付近に熱流量センサーが
接着され、試料設置後にアルミニウム板の温度と熱量が
測定できるようになっている。
上記布帛の保温性は装置を0.5 m/sec以下の風
が循環している暗室である低温恒温室内に設置して測定
した。また保温性の数値は次式により求めた。
なお、輻射シートの温度をTs(℃)、該シートより放
熱されている熱量をQ(Kcal/m”−hr)、又、
精度の良いセンサーで検出した試料の外側の温度をTa
 (℃)、これらの数値より求められる保温性をK (
’C・d/胃)とする。
また、該装置の加熱箱内の温度は38±0.1℃低温恒
温室の温度は15±0.2°Cに設定管理した。
そして輻射率は昭和電工■製の輻射率計にて測定した。
表   2 C1oは衣服全体の保温力を示す単位。ICi 。
は気温21℃、湿度50%以下、気流10cm/sec
の状態での安静時の人体の平均皮膚温度を33℃に保つ
のに必要な衣服の熱遮断能であり、0.1℃h”/ K
calの熱抵抗に相当する。
表   3 実施例4と比較例4の衣服の着用感 サーマル・マネキンには昭和電工株式会社製のものを使
用した。
サーマル・マネキンの設定条件は環境試験室での恒温恒
温下における人体の体表温度分布に準じ、外気温2・1
℃の場合約31℃の表面温度となるようにサーマル・マ
ネキンを設定した。
叉隻五皇用璽 本発明による衣服は、発熱体の輻射熱反射および伝導効
果が大きく、衣服外への熱逃げをも防ぐため表(2およ
び3)に示すように保温性が非常に大きく、衣服内全体
が暖かかった。これに対し、比較例は発熱体の存在する
箇所の保温性は大きいものの、それ以外の箇所からの熱
逃げが太きいため、実施例に比べ目付、厚みが大きいに
もかかわらず実施例の273以下程度の保温性しかない
。両者間の保温性の差が顕著である。通常、人間が着用
した衣服の寒暖差を0.01(Joで惑じとれることを
考慮すれば、本発明の衣服と比較例の衣服とでは感じる
暖かさが全く異なる。冬期の戸外に近似した状態での着
用試験において本発明による衣服は寒さを忘れて暖かか
った。
(発明の効果) 本発明による衣服は前述のようにして構成されたシート
状物の熱反射層および熱伝導層として作用する金属層が
衣服内側面を実質的に形成して、発熱体を保持している
ために、発熱体のみならず身体から輻射熱を高い熱反射
効果で反射して身体を長時間保温し、かつ熱伝導が良好
であるために衣服内全体を均一に保温する効果を有し、
局部的な過熱による火傷等を生じさせない。
また、本発明による衣服は従来のような重厚な布帛や中
綿などを入れた嵩高な布帛ではなく、軽くて薄い一重仕
立ての可能な布帛によって形成され、しかも発熱体を衣
服内に保持できるようになっているために着ぶくれや肩
が凝るなどの欠点もなく軽量で機能的かつ審美性にも優
れている。
【図面の簡単な説明】
第1−A図〜第1−D図は本発明のシート状物を示す部
分断面図、第2図〜第ダ図は本発明による衣服の実施態
様を示す斜視図である。 1・・・シート状物、    2・・・金属層、3・・
・基布シート、    4・・・保護膜、7・・・発熱
体、      8・・・電池、9・・・ポケット(テ
ープ)、11・・・衿、12・・・縫代、   14・
・・ボタン(スナップ)。 第5回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、繊維材料からなる基布シートと、該基布シートの片
    面上または両面上に形成された金属層とからなるシート
    状物によって、少なくとも衣服の内側面が該金属層とな
    るように形成され、かつ該衣服内側面上に発熱体保持部
    を有することを特徴とする発熱体携帯用衣服。 2、前記金属層が5〜70重量部の金属粉末を含むプラ
    スチックフィルムである特許請求の範囲第1項に記載の
    衣服。
JP27455484A 1984-12-28 1984-12-28 発熱体携帯用衣服 Pending JPS61154552A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27455484A JPS61154552A (ja) 1984-12-28 1984-12-28 発熱体携帯用衣服

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0242010U (ja) * 1988-06-24 1990-03-23
JP2007509779A (ja) * 2003-10-31 2007-04-19 ゴア エンタープライズ ホールディングス,インコーポレイティド 柔軟な布地に対するケーブルの付着
JP2010509108A (ja) * 2006-11-14 2010-03-25 コロン グロテック,インコーポレイテッド 発熱ファブリックおよびその製造方法

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