JPS61172557A - 発熱体携帯衣服 - Google Patents

発熱体携帯衣服

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Publication number
JPS61172557A
JPS61172557A JP1270885A JP1270885A JPS61172557A JP S61172557 A JPS61172557 A JP S61172557A JP 1270885 A JP1270885 A JP 1270885A JP 1270885 A JP1270885 A JP 1270885A JP S61172557 A JPS61172557 A JP S61172557A
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JP
Japan
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garment
heat
heating element
clothing
heat retention
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JP1270885A
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Inventor
鈴木 英子
裕司 吉田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発熱体携帯衣服に関する。更に詳しくは、金属
層からなる熱反射層が衣服内裏面全面もしくは、衣服内
裏面のほとんどの面積を形成するようにした一重仕立の
衣服であって、発熱体収納袋近傍の外表面に襞を有する
ことを特徴とする、発熱体を具備してなる衣服である。
従来の技術 従来より、発熱体を組み合せた加熱可能な衣服が提案さ
れている。該加熱可能な衣服を形成する材料として種々
の素材が使用されているが、その多くは木綿やアクリル
系、ナイロン系、ポリエステル系繊維又はそれらの混合
繊維素材である。これらの素材で構成された織物や編物
を重ねたり中綿を挿入した積層布帛としたり、縫い合せ
てキルテイングした積層布帛などにして衣服を作製し発
、熱体を具備させたものが、従来の加熱可能な衣服の形
態である。いづれも布帛や中綿の厚みによって発熱体よ
りの熱を保有し、熱放散失を少なくする構造である◇ 従って、下着類やアクタ−などに適用されているが、い
ずれも着ぶくれし機能性に欠け、外見上も良くない。
また、これら従来の加熱可能衣服は発熱体を装着した箇
所のみは加熱されるが発熱体のない箇所はそれほど暖く
ならず、衣服各部の温度差を大きなものにしている。そ
して、発熱体を装着した箇所は継続加熱により同一箇所
が過熱状態となる。又、衣服各部の温度差は着用者に発
熱体のない箇所の寒さをより感じ易くさせるなどの欠点
がちる。従って従来の加熱可能な衣服は積極的に加熱し
ている効果が認められない。
発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、発熱体よりの輻射熱を、衣服外へ損失せ
しめることなく衣服全体に均一に伝導させ、積極加熱に
よる人体保温機能を発揮させ、さらに人体よりの輻射熱
をも保有させる相乗的な保温効果を持ち、なおかつ発熱
体近傍の襞により衣服内熱流iを多く維持できる衣服構
造を持ち、素材と構造の両面から発熱体の加熱時間を延
長させる、経済性をも兼ね備えた保温性能の犬なる加熱
可能な服を得るために、人体保温への衣服における熱移
動メカニズムの研究を重ねた。即ち環境試験室での多様
な環境下において、サーマル・マネキン、サーモ・グラ
フィー、赤外線温度計、保温性測定装置などの機器を用
いて、試作品の着用試験などを行ない本発明に到達した
問題点を解決するための手段 本発明は、繊維材料からなる基布シートと該基布シート
の片面上または両面上に形成された金属層とからなるシ
ート状物によって、少なくとも衣服の内側面が該金属層
となるように形成し、かつ該衣服の内側面上に保持する
発熱体の収納部近傍の外表面に襞を有することを特徴と
する発熱体携帯衣服にある。
以下、本発明の発熱体携帯衣服について詳しく説明する
本発明でいう発熱体携帯衣服とは、衣服内裏面全面もし
くは該裏面のほとんどの面積が熱反射層として、金属層
を有するシート状物からなり、発熱体収納袋を設け、該
袋近傍の外表闇にギヤザーやタック・プリーツなどによ
る襞を有した一重仕立の衣服に発熱体を具備せしめた衣
服でおる。
本発明でいう金属層とからなるシート状物とは、基布の
両面又は片面に、金属微粉末を含有又は蒸着させた重合
体フィルムを接着した布帛又は該重合体をグツとアコ−
ティングした布帛及び金属微粉末を蒸着させた布帛など
であり、金属微粉末を含有した層である熱反射層面が0
.19℃n7v以上の保温性を有する布帛である。
ここで言う保温性とは、布帛を衣服となし着用した時の
保温性と高い相関性を持つ保温性を測定できる、保温性
の測定装置にて測定した布帛の保温性であり、人体から
の輻射熱への布帛の熱反射性や熱伝導性又衣服内空気層
の熱伝導性などをも含めた総合的な見地から測定し九布
帛の保温性である。
上記、装置及び測定条件を具体的に述べる。
黒色塗料を塗り輻射率0.95とした厚さ5w11のア
ルミニウム板を上面にし、厚さ3uの鉄板で他の面を形
成した20cm立方の加熱箱を製作し、鉄板の部分のみ
厚さ50mの発泡スチロールで被覆した。そして、七の
上に該発泡スチロールで作った内径20m四方、高さ1
0mの枠を設置し、枠上部に試料設置ができるように両
面接着テープを接着した。更に該アルミニウム板の中央
付近に熱流量センサーを接着し、試料設置後にアルミニ
ウム板の温度と熱量を測定できる装置である。
該装置を0 、51rL/see以下の風が循環してい
る暗室である低温恒温室内に設置し、保温性を測定する
。また保温性の数値は次式により求める。
なお、輻射シートの温度をTs (℃)、該シートより
放熱されている熱量をQ(Kcal/l・hr)、又精
度の良いセンサーで検出した試料の外側の温度をTa 
(’C)、これらの数値エリ求められる保温性をK(℃
・d/W)とする。
また、該装置の加熱箱内の温度は38±0.1 ℃、低
温恒温室の温度は15±0.2℃に設定管理する。
そして輻射率は昭和電工■製の輻射率計にて測定する。
シート状物における基布とは、ポリアミド系、ポリエス
テル系、ポリアクリ四ニトリル系、その他の合成繊維、
アセテートなどの生合成繊維、レーヨン、キュプラその
他の再成繊維、木綿、麻、ウールなどの天然繊維より任
意の繊維を単独または゛混合して用いてなる織物、編物
不織布である。
また、熱反射層である金属微粉を含有する重合体として
は、ポリウレタン系、ポリアクリル酸エステル系、ポリ
アミド系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリプロ
ピレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリゾy系、
ポリフッ素系などの熱可塑性重合体の1種または2種以
上を70 wt 4以上含有する重合体に金属微粉末を
含有させたものである。金属層とは基布などの表面に金
属を析出させ薄層を形成し積層したものである。
ここでの金属は特に限定されず、アルミニウム、クロム
、銀、マグネシウム、錫など全ての金属及び金属化合物
であるが、発熱体よりの輻射熱反射効果が高いのみなら
ず安価に入手できるアルミニウムの使用が好ましい。
金属微粉末を含有する重合体をグラビアコーティングし
た布帛は、各種のグラビアコーターを使用した常法にて
製造できる。また、金属微粉末を含有する重合体フィル
ムは、ナイフコーター、ロールコータ−等により離型紙
にコーティングする方法又は溶融押出し方法等にて製造
できる0そして、該微粉末の含有量は5〜70wtチ、
より好ましくは10〜+ovt*である。金属微粉末の
含有量が多いほど熱反射効果が大きくなるが、yowt
1以上になるとフィルム製造が困難となる。また金属微
粉末の形状は、丸、角、偏平など特に限定されないが、
長径がo、i〜30μ乳の微粉末がコーテイング性に優
れ好ましい。
また、該フィルムの厚みは任意であるが輻射熱の反射効
果の高い平滑な表面状態となるような厚みが好ましく、
基布と接着後にはカレンダー加工などでより平滑な表面
状態とすることが望ましい。
金属薄層の製造は真空蒸着法又はスパッタリング加工法
で行なえる。該加工方法にて基布への直接積層も可能で
あるが、均一な金属薄層の形成及び熱反射効果の高い層
を得られる好ましい方法は、予め基布に重合体をコーテ
ィングした後に金属微粉末を積層する方法や支持層に金
属微粉末を積層させた後接着剤のついた基布へ転写する
などの方法である。
以上の方法で金属層を積層したシート状物は金属層が露
出し易いので、例えば洗濯や摩擦などで脱落する可能性
がある為、金属薄層の上に熱反射効果の低減が少ない5
〜30μ程度の膜厚を持つ重合体層を形成し、保護膜と
する製造法が好ましい0f71C1金属薄層は膜厚を増
加させるほど熱反射効果を大きくするが、均一で平面状
の膜を得られ反0射効率の高い10 #5,0OOXの
膜厚が好ましい範囲である。
金属微粉末を含有する重合体フィルムまたは金属薄層を
積層した重合体フィルムと基布を接着しシート状物を製
造する方法は、重合体フィルムにポリウレタン系などの
接着剤をコーティングし生乾燥後に基布をラミネートす
るドライ2ミネート法、あるいはポリアミド系、ポリエ
ステル系、ポリエチレン系などの低融点樹脂を点状に重
合体フィルム又は基布に散布した後熱ローラーに通して
接着するホットメルト法などである。
本発明の発熱体携帯衣服の形状はコート、ジャケット、
ベスト、ズボンなど任意であるが、第1図に示す様にカ
イロなどの発熱体lの収納袋2の近傍のlA表面Fに襞
3を有する衣服でなければならない。また衣服内裏面の
ほとんど金属層4で形成され、衣服外表や縫代などの部
分のみが基布面5で形成される一重仕立ての衣服である
本発明の衣服では、衣服内裏全面もしくは、衣服内裏面
々積の50−以上が金属層からなる熱反射層で形成され
ていることが好ましく、より好ましくはso%以上であ
る。50チに満たない熱反射層で裏面を形成した場合、
衣服全体の均一な加熱ができない箇所が多くなり、また
人体よりの輻射熱の反射箇所の減少により保温性の低減
がみられ好ましくない。
従って、身頃や袖などの主要部分の裏面は金属層からな
る熱反射層で形成されなければならない。
衿、身返し、その他の付属部分の裏面は必らずしも該反
射層で形成されなくてもよいが、保温効果をよシ高く保
つには可能な限り衣服内裏面を該反射層にて形成しうる
縫製仕様とすることが望ましい。また、缶部の形状・仕
様は任意でおるが、ジャケット、ペスト、コートなど上
衣の場合は開閉部の前立や持出しを一般的なものよりも
巾広くしたシ2重にする、衿や袖口を2重にし衣服開口
部を最少限にする袖口や裾部に機密性を持たせるなど、
保温効果をより一層高くする仕様が好ましい。
また、ジャンパードレスなど上下が続いた衣服の場合は
、筒状となり易いため衣服内で加熱された暖い空気が上
方へと流れる衣服内熱流の煙突効果が発生し易いので、
腰部で区切シ上衣部と下衣部の分割を図るなど、用途及
び衣服設計展開の可能な範囲で衣服内熱流の衣服外への
流出を防止する縫製方法を採ると、より一層大きな保温
性が得られる。
本発明でいう発熱体とは、使い捨てカイロ・ベンジンカ
イロ・電熱ヒーターカイロなどである。
使い捨てカイロとは鉄粉の発熱酸化反応を利用したカイ
ロで、市場にて販売されている含気直後や振動稚み効果
を加えた後発熱するポケッタブルで安価なカイロである
。電熱ヒーターカイ四とはカーボンなどを使用した面状
などの発熱体やニクロム線などで作られた線状発熱体に
電池や蓄電池より通電させる、又電源よシ直接通電させ
ることにより発熱するカイロである。
発熱体の大きさ厚みは特に限定されないが、人体の運動
機能を阻害することなく、衣服としての形態保持や審美
性を保つようにするには、縦10〜100m、横100
 = 300 wx %厚み1 ” 10 m s巾1
0m以下が好ましい。また、発熱時の温度が60℃以上
にならないものが火傷などの心配もなく好ましい発熱体
である。
発熱体収納袋は、例えば第1図に示すように衣服内裏面
に設けたポケット2、又は第2図に示すようなインサイ
ドポケット6や衣服外表のアウトポケットの内部などの
加熱可能な衣服の衣服最内層の布帛上に設けたポケット
類で、発熱体を収納することができる袋状のものである
。練製の大きさは限定されないが、発熱体を収納し維持
できる大きさでなければならない、従って発熱体の大き
さと厚み及び巾とり量5〜Low程度を考慮した大きさ
である縦15”150iu*、横1100=200の範
囲で発熱体に適応した大きさが好ましい。練製の設置場
所は任意である゛が、人体保温効果が大きい腰部、背面
部、大腿部などが好ましい。また、衣服の形態保持性や
審美性を保つには衣服の縫合線や縫代などの部位を応用
し、着脱時に第三者に発熱体が目立つことのないような
仕様が望ましい0該袋の個数は任意であるが、多数の発
熱体を同時に使用すると過熱状態となる為3個以下が好
ましい0 本発明でいう発熱体収納部の近傍の外表面の襞とは、例
えば第1図にあるように該袋近傍である腰部のギヤザー
により作られた衣服外表面上の筋目といえる襞である。
該袋はギヤザー、いせ込み、タック、プリーツ、ゴムシ
ャーリングなどで作ることができ、衣服設計時に、これ
らの方法のいづれかで該袋近傍に襞を作るように設計す
れば良い、また、ベルトなどをしてギヤザーによる!l
t−臨時的に作る方法もあるが、設計時に切替線を設け
たシ、伸縮性の大きなウレタンゴムベルトを縫製するな
どを決定し、確定した場所に不変の襞が存在することが
好ましい。そして、この確定場所近傍に発熱体収納袋を
設ければ良い。
該収納袋の近傍とは、練製の周囲5vam以上200U
以下の場所である055m以下では襞が多層となり含気
量が少なく発熱体収納袋に密着するため保温効果が不良
であり、200w以上では襞の保持性が不良でこれも保
温効果がよくない。発熱体により暖められ九含気量が多
く、保温効果を・高めるには、発熱体収納袋の周囲10
m以上150m以下が好ましく、より好ましくは練製の
周囲30m以上100.以下の襞の保鳳性がよく保たれ
る場所である。ここで言う周囲とは練製を設置した衣服
の上方、下方(裾より)、左右であるが襞の保塁性が良
い上方や下方が襞を作るのに好ましい場所である。また
、衣服外表のみならず、練製を収納したインサイドポケ
ットやアウトポケットにも!lなどを設け、暖かい空気
をできるだけ多く含気・できるようにすると保温効果は
よシ大きくなる。
tfcS!lを作る長さ巾は、発熱体収納袋以上であれ
ば任意であるが、練製よりも大きな範囲が望ましく、練
製の上下、左右10w以上の長さや巾を持つ襞が好まし
い。そして、襞の分量は作ろうとする加熱可能衣服の原
型各部位の寸法の100チより長ければ良いが、好まし
くは11O4以上250%以下、より好ましくは130
チ以上180%以下である。100チ以下であると衣服
設計時当初とは異なる衣服が出来上るため不適であり、
250チより大きくなると襞が深くなり過ぎて保温効果
も不良であるばか9か、衣服としての審美性も保てず好
ましくない。
実施例 本発明に係る発熱体携帯衣服の実施例を示す。
なお、実施例における衣服の保温性の評価(クロー)は
下記測定機器と測定条件により実施した。
人間は着用した衣服の寒暖差t−0,01クロー(cl
o)で感することができると一般的に認められている。
ここで示すクロー(el’o)  とは、国内のみなら
ずアメリカ・ヨーロッパなどでも広く使用されている衣
服の熱遮断能であり、 物理的な熱抵抗値を生理的な快
適さの官能値に置き換えた数値である。
すなわち温度21℃、湿度50SR,H,以下、気流0
 、1 雇/secの環境条件下で安静に坐している人
間が快適でかつ平均皮膚温33℃を維持できる衣服着用
時の人体代謝量50 Kcal 汐−brを基にし、l
cl。
=0.18℃/Kcal/rII−hrとした衣服の保
温性を表わす数値である。
く測定機器〉 サーマル マネキン(昭和電工株式会社製)サーマル・
マネキンとは一種の温熱ダミーで衣服の保温性を的確に
測定可能な装置で、その保温性測定結果と人間の着用試
験結果とは高い相関性がある。
く測定条件〉 サーマル・マネキンの設定条件は環境試験室での恒温恒
湿下における人体の体表温度分布に準じ、外気温20℃
の場合約31’Cの表面温度となるようにサーマル・マ
ネキンを設定した。測定は、該環境試験室に於て20℃
 20チRJLを主に数条性の恒温恒温状態の環境条件
下で行った。
実施例1 ポリウレタン系重合体に粒径5μ漬のアルミニウム微粉
末をzovts混入させて膜厚30μmのフィルムを作
り、ナイロン100チ織物にドライ2ミネート法にて接
着し、熱反射層を有するシート状物(目付1osy/r
l、厚み0.2ms保温性0.19℃・m’/w )に
て前中心ファスナー明き、■ネック、ヒップラインまで
の丈で後身頃裾に襞を持つ一重仕立ての男物Lサイズベ
ストを作製した。襞は、後身頃裾巾の130%の分量で
取ったタックにて形成した、そしてベストの内裏両腰部
中央部で裾線よ、950w1上方の平行線上に、縦75
u1横巾150uの発熱体収納袋の下辺がくるように、
鉄製を縫合した。また衣服内裏面の95−以上が熱反射
層で形成される仕様となし、面状の赤外線発熱体を具備
させて加熱可能な衣服となした。
この衣服を室温20℃、湿度20チR,H,の環境でサ
ーマルマネキンに14時間着用させ衣服の保温性を測定
した。その結果0.61クロー(clo)であり7’C
実施例2 アクリル100チ編物に、粒径5μmのアルミニウム彼
粉末t−20wt%混入させた膜厚30μ雇のポリウレ
タン系重合体フィルムをドライラミネートしてなした熱
反射層を有するシート状物(目付372 fly! 、
厚み1.6m、保温性0.21℃−n?/W)でLサイ
ズのジャンパードレスを作製した0デザインは、7首、
キモノスリーブ、後ファスナー明き、ウェストギヤザー
である。襞を作るギヤザーの分量はウェスト長のXSO
*とし、衣服内裏面の左右大腿部に、発熱体収納袋の上
辺がウェスト下100mになるように鉄製を各々1個づ
つ設け、使い捨てカイロ(ロツテ■製 商標名ホカロ/
)を合計2個具備し加熱可能な衣服とした。また、衣服
内裏面は袖、裾の折p返し部及び縫代以外の該裏面のe
sclb以上が熱反射層で形成されている。
この衣服を室温20℃、湿度40チの環境内でサーマル
マネキンに14時間着用させ、衣服の保温性を測定した
。その結果0.87クロー(clo)であつfC。
実施例3 ナイ四ンZooチ編物にポリウレタン系重合体を膜厚2
0μ雲でコーティングした面に500Aの膜厚でアルミ
ニウムを蒸着した後、アルミニウム薄層の上に該重合体
にて厚み10μmの保護膜をコーティングした熱反射層
を有するシート状物(目付173f/n?、厚み0−4
811m、保温性0.24℃・yl/W)にてLサイズ
−重仕立てのペストを作製した。デザインは肩甲骨下左
右に縦の切替線、後中心身頃ウェストにて切替線のある
6枚接ぎのベストで、前中心ファスナー明き、■ネック
、ヒップラインまでの丈を持つ。また、ウェスト切替線
より下の後身頃部に発熱体収納袋を内蔵した袋状でファ
スナー明きのポケットをつけ、切替線上にはウレタンゴ
ムベルトを添わせ、着用時に後身頃の長さの150−の
襞となるようにした。該収納袋は上辺がウェスト線よ、
97G簡になるように練製を設け、面状の赤外線発熱体
を具備させて加熱可能な衣服となし室温20℃、湿度2
0チR,H,の環境でサーマルマネキンに14時間着用
させ衣服の保温性を測定した。その結果0.63クロー
(clo)であった。
実施例4 実施例3と同じシート状物(目付1731/rrr%厚
み0.48m、保温性0.24℃・♂/W)にてLサイ
ズのニブpンドレスを作った。デザインはVネック、後
釦明き、袖なしワンピースに近い型でウェストギヤザー
入シのドレスである。ウェストライン下50mの下後身
裏面腰部に発熱体収納袋をつけ、面状の赤外線発熱体を
具備し加熱可能な衣服となした。また該衣服の襞の分量
はウェスト長の150チとした。
該衣服を温度20℃、湿度1oSR,H,の環境でサー
マルマネキンに14時間着用させ衣服の保温性を測定し
九。その結果0.68クロー(elo)であつ九。
比較例1 エステルZooチ中綿をはさみ込んだエステル100%
編物(目付220f/rl、厚み2.611Jl。
保温性0.16℃・i/vt)で実施例1と同様のサイ
ズ、デザイン、仕様でペストを作製した。発熱体収納袋
の大きさや位置又後身頃裾のタックによる襞の分量も同
様とし、面状の赤外線発熱体を具備し加熱可能な衣服と
なした。この衣服を室温20℃、湿度20 S R,H
,の環境でサーマルマネキンに14時間着用させ、衣服
の保温性を測定した。その結果0.41りo −(el
o)であった。
比較例2 実施例1と同じ素材(目付105f/rIf、厚み0.
2u1保温性0.19℃・佑)にて、実施例1と同様の
サイズ、仕様で、タックを取らないプレーンな後身頃で
はあるが近いシルエット線を持つベストを作製した。こ
の衣服を室温20℃、湿度zo*R,H。
の環境でサーマルマネキンに14時間着用させ、衣服の
保温性を測定した。その結果o、54クロー(clo)
であった。
比較例3 ウール70%アクリル・ナイロン混繊物(目付403f
/nl’、厚み1.9M、保温性0.17℃、−r、z
 )にて、実施例2と同様のサイズ、デザイン、仕様の
ジャンパードレスを作製し加熱可能な衣服とした。
この衣服に実施例2と同様のカイロを具備し室温20℃
、湿度40 S R,H,の環境でサーマルマネキンに
14時間着用し、衣服の保温性を測定した。七の結果0
.63クロー(elo)であった。
比較例4 実施例2と同じシート状物(目付572t/r&、厚み
L6m、保温性0.21℃・6僧)7首、キモノスリ。
−ブ、後7アスナー明きLサイズのジャンパードレスを
作製した。実施例2との相違点は、ウェストにギヤザー
をとらずダーツのみとしたことであるが、実施例2に近
しいシルエットで同サイズ、゛同社様の衣服である。該
衣服の左右大腿部裏面の発熱体収納袋内に、実施例2と
同様使い捨てカイロ(ロツテ■製 商標名ホカロン)を
具備し加熱可能衣服となした。該衣服を温度20℃、湿
度40SR,H,の環境内でサーマルマネキンに14時
間着用させ、衣服の保温性を測定した。その結果o、7
6クロー(clo)であった。
本発明の発熱体携帯衣服は、発熱体の輻射熱反射効果が
大きく衣服外への熱逃げを防ぎ、且つ発熱体近傍の襞に
より衣服内熱流の保有量が多い為、各実施に示す如く保
温性が非常に大きい。
従来品の加熱可能な衣服である比較例1.3は発熱体の
存在する箇所の保温性は大きいものの、それ以外の箇所
よりの熱逃げが大きいため、実施例1,3に比べ目付、
厚みが犬なるにもかかわらず実施例のシ、以下程度の保
温性しか有せず、保温性の差が顕著である。
また、実施例と同素材を使用し襞のみを省略した比較例
の保温性をみても、襞による衣服内熱流保有量が多く、
保温性をより大きくしていることが明確である。
これらの事実から、本発明の衣服は軽量、薄地でありな
がら非常に高い保温性を維持し、衣服全体で人体保温の
できる軽装で暖かい機能的な衣服である。
すなわち本発明による加熱可能な衣服は、従来のように
布帛や中綿などの厚みでの熱保有方式ではなく、衣服裏
面の反射効果と発熱体近傍に設けた襞内に多量の衣服内
熱流を保有することにより高い保温性を保て、発熱体の
熱損失を防ぎ発熱体の寿命を長時間に延長しうる〇 発明の効果 本発明の発熱体携帯衣服は、熱反射層を有する金属層か
らなるシート状物が衣服内裏面及びほとんどの裏面を占
めた衣服である為、発熱体よりの輻射熱を高い熱反射効
果で反射し、下着や肌面を均一に加熱するのみならず、
体表よりの輻射熱反射も行ない相剰的に大きな保温効果
を示す。
また、発熱体収納袋の近傍にある襞によ・9衣服内熱流
である暖められた空気の含気量が多きく保温効果を増々
大きなものとでききる衣服であるため、発熱体のヒート
ロスが防げ長時間の使用ができる。
そして、襞があるため発熱体収納が外観からも判別でき
ず、衣服審美性にも優れた衣服である0また一重仕立て
の衣服であるため着ぶくれや肩が凝るなどの欠点もなく
、軽量で機能的かつ審美性にも優れている。そして、積
極加熱による保温効果を大きく増幅させるため厳寒期に
も軽装での行動が可能である0
【図面の簡単な説明】
@X図、第2図は、本発明に係る発熱体携帯衣服の例で
あり、第1図はジャンパー・ドレスの正面図、第2図は
ロングの衣服内裏面図である。 1・・・・・・発熱体 2・・・・・・収納袋 3・・・・・・襞 4・・・・・・熱反射層面 5・・・・・・基布面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維材料からなる基布シートと該基布シートの片面上ま
    たは両面上に形成された金属層とからなるシート状物に
    よつて、少なくとも衣服の内側面が該金属層となるよう
    に形成し、かつ、該衣服の内側面上に保持する発熱体の
    収納部近傍の外表面に襞を有することを特徴とする発熱
    体携帯衣服
JP1270885A 1985-01-28 1985-01-28 発熱体携帯衣服 Pending JPS61172557A (ja)

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