JPS61151700A - 時定数変動型可変閾値音声検出器 - Google Patents

時定数変動型可変閾値音声検出器

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JPS61151700A
JPS61151700A JP59277316A JP27731684A JPS61151700A JP S61151700 A JPS61151700 A JP S61151700A JP 59277316 A JP59277316 A JP 59277316A JP 27731684 A JP27731684 A JP 27731684A JP S61151700 A JPS61151700 A JP S61151700A
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circuit
threshold
signal
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忠晴 加藤
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、音声信号の有無を判定する音声検出器に関す
る。
音声検出器は主にDSI(Digital  5pee
chInterpolat ionの略称である。)装
置に組み込まれ、DSI装置への入力チャンネルに音声
信号が存在するか否かを判定するために用いられる。
音声検出器の特性がDSI装置の通話品質更にはシステ
ム設計に大きな影響を及ばずため音声検出器には、(1
)音声信号に対して可及的速やかに応答すること、(2
)雑音に対してなるべく応答しないこと、(3)簡単な
ハードウェアで実現できること等が要求される。
尚、DSI装置に関しては、例えば1976年3月発行
の文献、コムサット テクニカル レビ、−(COMS
AT  TBCHNICAL REVIEW)誌vol
 6.NO+ 1の第127〜158頁に掲載されれい
るニス ジェー キャンバニラ (S11J・Camp
anella )による論文「ディジタル スピーチ 
インターポレーション(Digital 5peech
Interpolation  ) J K詳述されて
いるので参照されたい。
〔従来の技術1〕 従来、ハードウェア規模が簡単で検出論理が明瞭である
方法としてレベル検出法が知られているが、この方法は
入力信号の信号エネルギー(電力及び振幅)を検出後、
閾値と比較することにより音声信号の有無を判定するも
のである。またレベル検出法を用いた音声検出器の中で
、入力信号の振幅と予め定められた閾値とを比較する固
定閾値型音声検出器が最もハードウェア規模が簡単でか
つ、確実な音声検出器として知られている。
これを、第1の従来例と呼ぶことにする。
次に図面を参照しながら、この固定閾値型音声検出器の
原理を説明する。
第4図は固定閾値型音声検出器の原理を示すブロック図
であり、信号入力端子11振幅閾値入力端子2、振幅比
較回路3、累積回路4、累積回路゛への入力信号として
+1、−1を与える増加・減少制御線5および6、音声
検出用7リツプ70ツブ7、音声検出用7リツプ70ツ
プセツ)−リセット制御1fIA8および9、音声検出
結果出力端子lOからなっている。なお、この場合累積
回路は可逆カウンタ(アップダウン・カウンタ)で置換
できる。
84図において、端子1より入力される入力信号は標本
化周期ととに振幅回路3において、端子2より入力され
る予め定められたia間値(THa)と比較される。そ
の結果、入力信号振幅が振幅閾値よりも大きいと、累積
回路増加制御線5を使って累積回路4の内容が1だけ増
加される。また、逆に入力信号振幅が振幅閾値よりも小
さいと、累積回路減少制御線6を使って累積回路4の内
容が1だけ減少される。但し、累積回路の内容は負の値
にならないようになっている。
音声信号が到来し、振幅閾値を超える入力が多くなると
、累積回路の内容は順次増加する。もちろん、その間に
振幅閾値以下の入力が加わると、可逆カウンタの内容は
lだけ減少する。このようにして、累積回路の内容が予
め設定された持続時間の閾値(T)(t)に達すると、
音声検出用フリップフロップのセット制御線8を使って
音声検出用フリップフロップ7がセットされ、音声が検
出されたことになり、端子10よりその結果が出力され
る− また、音声が検出されなくなると、例えば、それは累積
回路4の内容が0になることで示されるが、その時、音
声検出用フリップフロップ7は音声検出用フリップフロ
ップのリセット制御線9を使ってリセットされ、端子1
0よりその結果が出力されるが、一般にはある一定時間
の後にリセットされろ。これは、ハングオーバーと称さ
れ、通話中の単語や句の間での切断に耳が敏感であるこ
とから設けられており、その時間長は100〜250m
5程度である。
さらに理解を深めるために第4図で示される固定閾値を
音声検出器に第5図の(a)の11で示される信号が入
力した場合を例にとりて説明を加える。
第5図では、(a)が入力信号11と振幅閾値12、同
図(b)が累積回路の内容13、持続時間の閾値14、
同図(C1が音声検出結果出力15を示している。
まず、入力信号11が端子1から入力されると、標本化
周期Tsごとに振幅比較回路3により振幅閾値12と比
較される。第5図から判るように時刻ta、になって始
めて入力信号の振幅の方が振幅閾値よりも大きくなるの
で累積回路の内容13は時刻ta、で始めて1になり(
第5図(b) ) 、以後、時刻t1まで1ずつ増加さ
れていく。その結果、時刻ta1になって累積回路の内
容13が持続時間の閾値14よりも大きくなるので、音
声が検出されたことになり、出力15はIKなる。とこ
ろで、時刻ta3になると、入力信号11の振幅が振幅
閾値12よりも小さくなるので、累積回路の内容13は
1ずつ減少していき、時刻ta!lcなり、持続時間の
閾値14よりも小さくなるので音声信号が無くなったと
判定され前述の理由でハングオーバーが付加されハング
オーバー終了後、出力15はOになる。第5図の(C1
におけるTHがハングオーバ一時間を示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上説明してきた様な固定閾値型音声検出器では確かに
ハードウェア規模は簡単ではあるが、一度量値が設定さ
れると閾値以上の信号ならどんな雑音信号でも検出して
しまう欠点があった。
〔従来の技術2〕 この様な固定閾値型音声検出器の欠点を改善したものと
して可変閾値型音声検出器が知られてぃ′ る(例えば
特許願昭和59年第068014号)。
以下、従来の可変閾値型音声検出器について図面を用い
て詳細に説明する。第6図は従来の可変閾値音声検出器
であり、入力端子20.偶数ビット反転回路21.符号
変換回路22、整流回路23、電力計算回路24、第1
の閾値発生回路25、レベル検出回路26、累積回路2
7、比較回路28、第2の閾値発生回路29、可逆カウ
ンタ30、カウンタ設定回路37、判定回路32及び出
力端子33から構成されている。
例えば、国際電信電話諮問委員会、(CCITT;Co
m1t ’e Con5ultatif Intern
ational Teleg−raphaique e
t Te1ephonique)  からの勧告案G・
711に基づき非線形符号化され、8ビツトのA−La
w符号(オレンジブックVOI@ l−2゜p9409
〜410参照のこと。)となった入力信号が入力端子2
0から入力する場合を例にとって説明を加える。通常電
話回線を伝送されるA −Law符号信号はM S B
 (Mo5t 51gn1ficantBit  の略
称である。)側からみて、偶数ビット目が反転されてい
るので、偶数ビット反転回路21により入力信号は偶数
ビットが反転され伝送される前のもとの信号に戻される
。もとに戻ったA−Law符号信号は符号変換回路22
で、%7図で示すように、正のA −L a w符号信
号に対してはMOBだけ、負のA−Law符号信号に対
しては全ビット反転され8ビツトの2の補数(Two’
scomplement  )符号信号に変換され、整
流回路23へ入力される。整流回路23では、この入力
信号を絶対値信号(大きさのみを表わす信号)に変換し
、一方は電力計算回路24へ、もう一方はレベル検出回
路26へ送り出す。
電力計算回路24では、入力信号に含まれる雑音を取り
出し、雑音の平均電力を計算する。具体的には、音声が
検出されない時(例えば、後述する比較回路28の出力
がOの時)はすべての入力信号を雑音とみなすとともに
、音声が検出された時(例えば後述する比較回路28の
出力が1の時)であっても予め定められたレベル以下の
信号は雑音であるとみなし、この雑音を低域通過フィル
タに入力することにより雑音の平均電力を計算し、その
結果を第1の閾値発生回路25に送出する。
従って、雑音の平均電力を計算する際に除外される音声
信号とは、後述の比較回路の出力が1でありかつ、予め
定められたレベル以上の信号レベルを有する信号である
。第1の閾値発生回路25では、電力計算回路24から
の出力を定数倍することにより、レベル検出回路26で
使用される第1の閾値としてTHIと、THIより数d
B(−6〜10位い)高い所にTH2とを設定し、レベ
ル検出回路26へ送出する。
レベル検出回路26では整流回路23の出力と、第1の
閾値発生回路25より送出される第1の閾値TH1,T
H2とを比較し、整流回路の出力がTH2より大きい場
合には入力信号が音声信号である確率が高いので+2、
TH2とTHIとの間に位置する場合には入力信号が音
声信号である確率と雑音である確率とかはぼ等しいかあ
るいは前者が少し高い橿であるので+1.THIより小
さい場合には入力信号が雑音である確率が高いので−1
を出力する。累積回路27では、レベル検出回路26の
出力を累積しておりその累積値を比較回路28へ送出す
る。比較回路28では、後述する第2の閾値発生回路2
9から出力される第2の閾値(TI3)と前記累積値と
を比較し、後者が前者よりも大きい場合には入力信号が
音声信号であると判定し、+1を、また、前者が後者よ
りも大きい場合には入力信号は雑音であると判定し、0
を出力する。第2の閾値発生回路29では、前記比較回
路28で使用される音声信号判定用の第2の閾値(TI
3 )として、レベルの異なる閾値を2つ用意しておき
、前記比較回路28の出力が00場合には高いレベルの
第2の閾値(TH3H)を発生し、また、前記比較回路
28の出力が1の場合には低いレベルの第2の閾値(T
H3L)  を発生し前記比較回路28へ送出する。
可逆カウンタ30では、前記比較回路28の出力を入力
し、該入力信号が1の時にはカウンタの内容を1だけ増
加させ、00時にはカウンタの内容を1だけ減少させ前
記比較回路の出力を累積している。また、カウンタ設定
回路31は前記比較回路の出力を監視しておりその出力
が1からOに変化する時点を検出し、その時点で、前記
可逆カウンタ30の内容を予め定められた値に設定する
判定回路32では、前記可逆カウンタ3oの内容が予め
定められた値(通常はOを用いる。)より大きい場合に
音声信号が検出されたとして1を出力端子33を介して
外部に出力する。もちろん小さい場合にはOを出力する
がこうすることにより前述のハングオーバーも付加され
ることになる。
第6図における電力計算回路24及び第2の閾値発生回
路25としては第8図の回路が使用でき、絶対値信号入
力端子50.雑音判定レベル入力端子51、比較回路出
力信号端子人力52、比較器53、論理和回路54、乗
算器55.56.57゜58、被乗数入力端子59.6
0.61.62.63被乗数選択器64、加算器65、
リミッタ−66゜67.1語メモリー68、THI出力
端子69およびTH2出力端子70から構成されている
。絶対値入力信号は入力端子5oより入力され、一方は
乗算器55へ、もう一方は比較器53へ送られ ゛る。
比較器53では、前記入力信号と入力端子51より入力
される雑音利足レベルと比較され、前者が後者よりも大
きい場合に0、小さい場合に+1を出力し、論理和回路
54では、比較器53の出力信号と、比較回路28から
の出力信号を反転した信号との論理和がとられ、少なく
ともどちらか一方が+1のときに+1が出力され、乗算
器56の制御信号及び、被乗数選択器64の選択制御信
号となる。前記被乗数選択器64では、前記選択制御信
号が+1の時には被乗数入力端子59より入力される被
乗数が選択され、またOの時には被乗数入力端子60よ
り入力される被乗数(現在はOを用いている。)が選択
され乗算器55の被乗数となる。
また、乗算器55では、絶対値入力信号と前述のように
して選択された被乗数との積がとられ加算器65へ送ら
れる。−力、乗算器56では被乗数入力端子61より入
力される被乗数1語メモリー68の内容との積がとられ
加算器65へ送られる。但し、論理和回路54の出力が
Oの時はこの乗算は行なわず1語メモリー68の内容が
そのまま出力される。そして、加算器65で前述の乗算
器55の出力と乗算器56の出力との加算が行なわれそ
の結果がリミッタ−66を介して1語メモIJ −68
に備えられる。また、それと同時(リミッタ−66の出
力は乗算器57により、被乗数入力端子62より入力さ
れる被乗数との積がとられ、リミッタ−67を介してT
HIとして、出力端子69より出力される。
また、リミッタ−67の出力は、乗n器58で被乗数入
力端子63より入力される被乗数との積がとられ、TI
2として、出力端子7oより出力される。
ここで、リミッタ−66,67を用いているのは1語メ
モリー68の内容及び閾値(TI(l)の可変領域を制
限することにより閾値調整速度を敏速Kかつ、音声検出
器の受信感度および感動レベル範囲を制限し、雑音に対
する免役性を保証するためである。
尚、電力計算回路24は前述の様に絶対値信号を一次の
低域通過フィルタに通すことにより、雑音のレベルを算
出していたが、それは振幅分布がGauss分布であり
分散がσ2である雑音をその絶対値をとって一次の低域
通過フィルタに通して得られる電力Pが次式で表す様に
近似的に雑音の振幅の実効値σに比例した値となるため
である。
ここでj′″’xe  2σ2dx (x”−yとおくと、2xdx=dy)ψ 1  −− =f −e  2σ2dy = σ2 ゆえに(11式は次のようにな、η・。
中08σ、          (3)従って、前記処
理を施す事により、−次の低域通過フィルタの出力で雑
音の振幅の実効値σにほぼ比例した値が得られることが
わかる。
また、第6図の如く第2の閾値発生回路29を設け、比
較回路28で使用される第2の閾値(TH3)を2個用
意し、比較回路28の出方を選択信号とし、該選択信号
が1の時には低いレベルの第2の閾IK(TH3L) 
を、oの時には高いレベルノ第2の閾値(TH3H)を
選択し使用しているが、これは比較回路28の出方にヒ
ステリシスを設けることにより音声検出器の過剰な0N
−OFF  を避けるためである。
第6図で用いられる可逆カウンタ30.力÷ンタ設定回
路31及び判定回路32としては、第9図の回路が使用
でき、大刀端子71,1サンプル遅延回路72、論理積
回路73、カウンタ設定値入力端子74、可逆カウンタ
75、比較回路76、閾値入力端子77及び出力端子7
8から構成されており、破線で囲まれた30,31.3
2はそれぞれ第6図で示す可逆カウンタ、カウンタ設定
回路、判定回路を示している。入力端子71より入力さ
れた入力信号は一方は可逆カウンタ75へ、もう一方は
1サンプル遅延回路72及び論理積回路73へ送られる
論理積回路73では現入力信号を反転した信号と1サン
プル時刻前の入力信号との積がとられ、その結果を可逆
カウンタ75へ送出する。可逆カウンタ75では入力信
号が1の時にはカウンタの内容を1だけ増加させ、また
、0の時にはカウンタの内容を1だけ減少させるととも
に、前記論理積回路の出力が1の時、すなわち、入力信
号が1から0に変化する時に、カウンタの内容を強制的
にカウンタ設定値入力端子74から入力される予め定め
られた値に設定される。比較函76では閾値入力端子7
7より入力される閾値(実際は0を使用している。)と
前記可逆カウンタ75から出力されるカウンタの内容と
を比較し、カウンタの内容が大きい場合に1を出力端子
78を介して外部に出力する。
〔発明が解決しようとする問題点2〕 以上のように従来の可変閾値音声検出回路ではPCM符
号で信号処理を行なっていることによりハードウェア規
模が増大しないこと、雑音レベルに応じた閾値力(得ら
れ、擬似信号に対して免疫性が強いこと、及び該閾値の
最大値、最少値を規定することにより受信感度や感動レ
ベル範囲を任意に設定できるという利点があるものの、
前記雑音レベルを算出するための電力計算回路の時定数
は、あまり大きくすると閾値の立上り、立下りが遅く誤
動作時間率(音声検出器が誤動作している時間的割合)
の増加に継かり、また、小さくすると閾値の立上り立下
りが早く話頭切断、話中脱落及び語尾欠落の原因になり
それらの兼合いで決定されていた。それ故エコーサプレ
ッサーと供に使用するときに生じる入力信号レベルの急
激な変化に対して、雑音電力計算回路の追従性が追いつ
かず、雑音を音声信号と誤まって誤検出する可能性が高
いという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の可変閾値型音声検出器では、入力信号に含まれ
る雑音の振幅値が予め定められた閾値より小さい場合に
は予め定められた小信号用時定数を発生させ、大きい場
合には予め定められた大信号用時定数を発生させる時定
数発生回路を有している。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例であり、入力端子20、符号
変換回路22、整流回路23、電力計算回路24、第1
の閾値発生回路25、レベル検出回路26、累積回路2
7、比較回路28、第2の閾値発生回路29、可逆カウ
ンタ30、カウンタ設定回路31、判定回路32、出力
端子33、及び時定数選択回路34から構成されている
ここで、整流回路23、電力計算回路24、第1の閾値
発生回路25、レベル検出回路26、累積回路27、比
較回路28、第2の閾値発生回路29、可逆カウンタ3
0、カウンタ設定回路31゜判定回路32の各々は第6
図の各々と同一である。
また、符号変換回路22は後続する回路での信号処理に
適した符号に入力信号を符号変換するための回路であり
、入力信号がA−Law信号であれば、第6図で説明し
た偶数ピット反転回路と符号変換回路の機能を有する回
路である。
第6図に示す従来形音声検出器と第1図の本発明の音声
検出器との相違点は、本発明の音声検出器に、入力信号
に含まれる雑音の振幅値に応じて適応的に時定数を選択
し出力する時定数選択回路が付加されている点である。
音声検出のメカニズムの詳細は第6図で説明した従来形
音声検出器の動作の説明の部分に譲り、以下本発明の重
要点である電力計算回路の雑音レベル変動に対する追従
性を中心に説明する。
本発明における電力計算回路24、第1の閾値発生回路
25及び時定数選択回路34としては、第2図の回路が
使用でき、点線で囲まれた部分80が時定数選択回路3
4を示し、点線で囲まれた部分81が第1の閾値発生回
路25を示し、その他の部分が電力計算回路24を示し
ている。
時定数選択回路34以外の部分は、第6図の従来の可変
閾値型音声検出器の各々と同じ動作を示すためここでは
動作説明を省略し、時定数選択回路34のみを説明する
第2図において、71はレベル判定閾値入力端子、72
は比較器、73は1語メモリー、74は論理積回路、7
6は小信号用時定数入力端子、77は大信号用時定数入
力端子、78は選択回路をそれぞれ示している。
比較器72では、整流され絶対値信号となった入力信号
と入力端子71より入力されるレベル判定閾値とを比較
し前者が大きい場合には1を小、さい場合には0をそれ
ぞれ出力する。
論理積回路74では、比較器72の出力と、1語メモリ
ー73により1サンプリング時刻だけ遅延された比較器
72の出力との論理積をとる。
選択回路78では、論理積回路75の出力を制御信号と
し、制御信号か00場合には入力端子76より入力され
る小信号用時定数を選択し、制御信号が1の場合には入
力端子77より入力される大信号用時定数を選択し、電
力計算回路の乗算器56の係数として出力する。
以上の様に、本発明の時定数選択回路34により雑音の
振幅値に応じて電力計算回路の時定数(を力計算回路2
40乗算器56の係数)を適応的に変動させることがで
きる。すなわち、小信号に対しては第1の閾値THI、
TH2をそれほど変動させる必要がないので時定数とし
て大きな値を、また、大信号に対しては第1の閾値TH
I。
TH2を早く変動させたいので時定数として小さな値を
それぞれ用いれば、雑音のレベル変動に対して追従性の
良い電力計算回路が実現できる。
尚、従来の可変閾値型音声検出器と同様に、本発明の町
変閾櫃型音声検出器における電力計算回路の乗算器56
も入力信号が音声信号であれは乗算が行なわれず、−語
メモリ68の値がそのまま加算器65に出力される。従
りて入力信号が音声信号であれば第1の閾値TH1,T
H2は保持されている。
ここで、DSI装置がエコーサプレッサを介して電話回
線に接続される場合を想定し、第3図(atの波形90
で示す信号か入力する場合を例にとって説明する。図に
おいて時刻T’l  からT2  までがエコーサプレ
ッサがONになっている状態(回線断無人力時)であり
時刻T3以後罠音声信号か入力すると仮定する。波形9
0が到来すると符号変換回路22により信号処理に適し
た符号に符号変換され整流回路23により大きさのみを
表わす絶対値信号に変換される。
時定数選択回路34では、絶対値信号となった入力信号
を入力し、第3図(alで示すレベル判定閾1直91よ
り大きい信号に対しては大信号用時定数を選択し、小さ
い信号に対しては小信号用時定数を選択し電力計算回路
24に出力する。
同、第3図(a)の92で示すのが入力信号が雑音であ
るのか音声信号であるのかの判定基準となる雑音判定レ
ベルである。その結果、電力計算回路24の出力で雑音
レベルとして第3図(b)で示す波形93の様に入力信
号波形の 絡線を示す様な波形が得られ、この雑音レベ
ルから第1の閾値TH1゜TH2が生成される。
ところで第3図(b)で示す波形94は小信号用時定数
を用いた従来の可変閾値型音声検出器により得られる雑
音レベルであり、両者を比較するとエコーサプレッサが
ONになっている区間(時刻TlからT2 までの時間
)で両者は一致するが、時刻To からT+  までと
、T2 からT3  まですなわちレベル判定閾値91
を超える振幅値が多くなる大信号区間では両者は異なり
、本発明による電力計算回路の出力(第3図(t)lの
93で示す波形)の方が雑音レベルの変動に対する追従
性が良いことがわかる。
レベル検出回路26で絶対値信号となった入力信号と第
1の閾値THIおよびTH2と比較されその結果第3図
(C)で示す波形95の様な出力が累積回路27の出力
として得られたとすると、比較回路28では、累積回路
27の出力と第3図(C)の波形97で示す第2の閾値
TH3とが比較される。
その結果、時刻T4 になって始めて累積回路27の出
力の方が第2の閾値TH3より大きくなり第3図(cl
で示す波形98の様に可逆カウンタ30の内容が増加し
てゆく音声信号が検出されることになる。
ところで第3図忙)で示す波形96は従来の可変閾値型
音声検出器による累積回路の出力であり、エコーサプレ
ッサがONからOFFになる時(時刻T2)、電力計算
回路での雑音電力計算が雑音レベルの変動に追従できな
いので、累積回路の出力が大となり、雑音を音声信号と
誤って検出してしまう可能性が大となることがよくわか
る。
ところが本発明の音声検出器では雑音の振幅値が予め定
められたレベル利足用の閾値よりも大きい場合には短い
時定数を用い、小さい場合には長い時定数を用いること
により上述の欠点を補償している。
〔発明の効果〕
以上説明したよ5に本発明は、入力信号に含まれる雑音
の振幅値が予め定められた閾値よりも大きい場合には小
さな時定数を用い、予め定められた閾値よりも小さい場
合には大きな時定数を用い雑音電力を計算することによ
り、雑音電力計算回路の雑音レベル変動に対する追従性
を向上させ、雑音レベルの急激な変動時に生じる誤動作
を低減させる効果がある。
同、本発明では時定数選択用の閾値として1つ用意し、
小信号用の時定数と大信号用の時定数とを使い分けてい
たが、閾値をさらに追加し、使用する時定数を増加させ
ても雑音の振幅値に応じて時定数を使い分ければ本発明
と本質的には同じであり、本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の可変閾値型音声検出器を示すブロック
であり、第2図は第1図の1部を示す図、第3図はJr
H図の動作説明を行なう図、第4図は第1の従来の音声
検出器を示す図、第5図は第4図の動作説明を行なう図
、第6図は第2の従来の音声検出器を示す図、第7図は
符号変換方法を示す図、第8図、第9図は第6図の1部
を示す図である。 図において、20は入力端子、21は偶数ビット反転回
路、22は符号変換回路、23は整流回路、26はレベ
ル検出回路、27は累積回路、28は比較回路、29は
第2の閾値発生回路、30は可逆カウンタ、31はカウ
ンタ設定回路、32は判定回路、33は出力端子、34
は時定数選択回路である。 r’ l  、;ニア5二′、 代理人 弁理士  内 原   晋゛′°、−・7第 
3 図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 標本時刻毎に入力する入力信号と閾値との大小関係によ
    り音声信号の有無を判定する音声検出器において、前記
    入力信号に含まれる雑音の振幅値に応じて時定数を適応
    的に変え該雑音電力を求める手段と、前記雑音電力に応
    じて2つの第1の閾値を発生する手段と、前記入力信号
    と前記2つの第1の閾値とを比較し比較結果を数値化し
    て累積する手段と、該累積する手段の出力を第2の閾値
    と比較し比較結果を示す信号を出力する比較手段と、該
    比較手段の出力が「大」から「小」へ変化した時刻を検
    出し、この変化時刻の直後からのあらかじめ定められた
    長さの期間と前記比較手段の出力が「大」である期間だ
    け「音声有」を示す判定信号を出力する判定手段と、あ
    らかじめ定められた高い値と低い値とが入力され、前記
    判定手段より供給される前記判定信号が「音声有」を示
    す場合には前記低い値を、そうでない場合には前記高い
    値を前記第2の閾値として前記比較手段に供給する手段
    とを少くとも備えたことを特徴とする時定数変動型可変
    閾値音声検出器。
JP59277316A 1984-12-26 1984-12-26 時定数変動型可変閾値音声検出器 Pending JPS61151700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012037603A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Fujitsu Ltd 雑音推定装置、雑音推定方法および雑音推定プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012037603A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Fujitsu Ltd 雑音推定装置、雑音推定方法および雑音推定プログラム

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