JP3111301B2 - 音声判別方法及び装置 - Google Patents

音声判別方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマイクロフォンから得る
検出信号の音声部分と呼吸音部分を判別する音声判別方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術及び課題】一般に、水中ダイバーやジェット
機のパイロット等の音声を検出する場合、水中服やヘル
メット等の内側にマイクロフォンを取付けるとともに、
話者は酸素吸入しながら会話を行うため、音声の他に呼
吸音もかなり大きい耳障りな音として検出されてしま
う。このため、呼吸音を検出しにくい場所を選んでマイ
クロフォンを取付けたり、骨伝導マイクロフォンを使用
するなどにより対処していたが、十分な効果を得れない
のが実情である。
【0003】一方、マイクロフォンから得る検出信号の
音声部分と呼吸音部分を判別し、音声部分のみを取り出
すことができれば、呼吸音の無い明瞭な音声を聞き取る
ことができる。
【0004】しかし、音声部分と呼吸音部分を判別する
ことは容易でなく、例えば、音声データと呼吸音データ
をコンピュータ等により解析し、周波数成分の分布等の
相違によって両者を判別する必要があるなど、音声判別
装置が大掛かりになることに伴うコストアップ及び大型
化を招く問題があり、従来より、検出信号の音声部分と
呼吸音部分を的確かつ容易に判別できる新たな音声判別
装置の実用化が要請されていた。
【0005】本発明はこのような従来の要請に応えたも
のであり、マイクロフォンから得る検出信号の音声部分
と呼吸音部分を的確かつ容易に判別し、大幅なコストダ
ウン及び装置の小型化を図るとともに、音声品質の向
上、さらには使用環境に対する適応性及び汎用性を高め
ることができる音声判別方法及び音声判別装置の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声判別方
法は、マイクロフォン2から得る検出信号Saをデジタ
ル検出信号x〔n〕に変換し、かつデジタル検出信号x
〔n〕をNサンプル分(一定時間)遅延させるととも
に、この遅延した遅延デジタル検出信号x〔n−N〕を
アダプティブフィルタ3に付与することにより、遅延し
ないデジタル検出信号x〔n〕を推定し、このときの推
定誤差Emが一定値Es以上のときを音声部分Mvと判
別し、かつ一定値Es未満のときを呼吸音部分Mbとし
て判別するようにしたことを特徴とする。
【0007】この場合、推定誤差Emは複数のサンプル
の二乗和により求めることが望ましい。また、推定誤差
Emが一定値Es以上のときにアダプティブフィルタ3
のタップ係数を固定し、かつ一定値Es未満のときに当
該タップ係数の修正を許容することが望ましい。
【0008】一方、本発明に係る音声判別装置1は、マ
イクロフォン2から得る検出信号Saをデジタル検出信
号x〔n〕に変換するアナログ−デジタル変換器4と、
このアナログ−デジタル変換器4から得るデジタル検出
信号x〔n〕をNサンプル分(一定時間)遅延させる遅
延部5と、この遅延部5から得る遅延デジタル検出信号
x〔n−N〕を付与するアダプティブフィルタ3と、こ
のアダプティブフィルタ3から出力するフィルタ出力信
号y〔n〕とアナログ−デジタル変換器4から遅延させ
ないデジタル検出信号x〔n〕の差分信号e〔n〕を求
める差分器6と、この差分器6から得る差分信号e
〔n〕に基づく推定誤差Em、即ち、差分信号e〔n〕
の複数のサンプルの二乗和により求めた推定誤差Emが
一定値Es以上のときを音声部分Mvと判別し、かつ一
定値Es未満のときを呼吸音部分Mbと判別する判別部
7を備えることを特徴とする。
【0009】この場合、判別部7には推定誤差Emが一
定値Es以上のときにマイクロフォン2から得る検出信
号Saに対して外部への出力を許容し、かつ一定値Es
未満のときに当該検出信号Saに対して外部への出力を
遮断する出力制御部8を設けることができる。また、判
別部7には推定誤差Emが一定値Es以上のときにアダ
プティブフィルタ3のタップ係数を固定し、かつ一定値
Es未満のときに当該タップ係数の修正を許容するフィ
ルタ制御部9を設けることが望ましい。
【0010】
【作用】本発明に係る音声判別方法及び音声判別装置1
によれば、まず、マイクロフォン2から得る検出信号S
aはアナログ−デジタル変換器4によりデジタル検出信
号x〔n〕に変換されるとともに、デジタル検出信号x
〔n〕は遅延部5によりNサンプル分(一定時間)遅延
せしめられる。また、遅延部5から得る遅延デジタル検
出信号x〔n−N〕はアダプティブフィルタ3に付与さ
れるとともに、このアダプティブフィルタ3から出力す
るフィルタ出力信号y〔n〕とアナログ−デジタル変換
器4から得る遅延しないデジタル検出信号x〔n〕は差
分器6に付与され、この差分器6によりフィルタ出力信
号y〔n〕とデジタル検出信号x〔n〕の偏差である差
分信号e〔n〕が求められる。そして、差分信号e
〔n〕はアダプティブフィルタ3に付与せしめられ、タ
ップ係数の修正が行われる。即ち、アダプティブフィル
タ3を利用した遅延しないデジタル検出信号x〔n〕の
推定が行われる。
【0011】一方、差分信号e〔n〕は判別部7に付与
される。そして、判別部7により、例えば、複数の差分
信号e〔n〕の二乗和から推定誤差Emが求められる。
この推定誤差Emは、判別部7においてその大きさが監
視され、推定誤差Emが一定値Es以上のときは音声部
分Mv、推定誤差Emが一定値Es未満のときは呼吸音
部分Mbとしてそれぞれ判別される。
【0012】なお、この際、判別部7におけるフィルタ
制御部9により、推定誤差Emが一定値Es以上のとき
にアダプティブフィルタ3のタップ係数を固定し、かつ
一定値Es未満のときに当該タップ係数の修正を許容す
る制御を行えば、呼吸音部分Mbを検出した際における
アダプティブフィルタ3の適応速度、さらには呼吸音部
分Mbの判別処理速度が速められる。また、判別部7に
おける出力制御部8により、推定誤差Emが一定値Es
以上のときはマイクロフォン2から得る検出信号Saが
外部に出力可能となり、かつ一定値Es未満のときは外
部への出力が遮断され、マイクロフォン2から得る検出
信号Saのうち、音声部分Mvのみが取出可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本実施例に係る音声判別装置1の具
体的構成について、図1を参照して説明する。
【0015】図1において、2は水中ダイバーやジェッ
ト機のパイロットの音声を検出するマイクロフォンであ
る。マイクロフォン2は本発明に係る音声判別装置1の
アナログ−デジタル変換器4の入力側に接続するととも
に、スイッチ機能部11の一方の固定接点部11aに接
続する。また、アナログ−デジタル変換器4の出力側は
当該アナログ−デジタル変換器4から得るデジタル検出
信号x〔n〕をNサンプル分だけ遅延させるメモリ等を
用いた遅延部5の入力側に接続するとともに、遅延部5
の出力側はアダプティブフィルタ3のフィルタ入力部に
接続する。そして、アダプティブフィルタ3のフィルタ
出力部は差分器6の一方の入力部(反転入力部)に接続
するとともに、この差分器6の他方の入力部(非反転入
力部)には前記アナログ−デジタル変換器4の出力側を
接続する。
【0016】一方、差分器6の出力部は演算部12の入
力側に接続するとともに、差分器6から得る差分信号e
〔n〕はアダプティブフィルタ3に付与する。また、演
算部12の出力側は判断部13に接続する。そして、判
断部13による判断信号Sjはアダプティブフィルタ3
に付与するとともに、前記スイッチ機能部11の切換信
号に用いられる。なお、スイッチ機能部11における他
方の固定接点部11bは接地等により零入力とするとと
もに、可動接点部11cは音声出力部とする。この場
合、スイッチ機能部11、演算部12及び判断部13に
より判別部7を構成する。また、スイッチ機能部11及
び判断部13は出力制御部8を構成するとともに、判断
部13の一部機能によりフィルタ制御部9を構成する。
【0017】次に、本実施例に係る音声判別方法につい
て、音声判別装置1の動作とともに図1及び図2を参照
して説明する。
【0018】まず、本発明に係る音声判別方法の判別原
理について説明する。図2に示すように、一般に、マイ
クロフォンから得る検出信号Saを観察した場合、音声
部分Mvは複雑で非周期的な波形となる一方、呼吸音部
分Mbは比較的単純で周期的な波形となる。本発明はこ
の相違点に着目したものであり、マイクロフォンから得
られる検出信号(デジタル検出信号)を遅延させ、アダ
プティブフィルタ3を利用して、この遅延した検出信号
から遅延しない検出信号を推定する。即ち、呼吸音部分
Mbのように、遅延した検出信号と遅延しない検出信号
間に一定の因果性の相関関係が存在すれば、アダプティ
ブフィルタ3によって、遅延した検出信号から遅延しな
い検出信号を推定できる。しかし、音声部分Mvのよう
に、複雑で非周期的な信号を有する場合には継続して正
しい推定を行うことができない。本発明はこの原理に基
づいて音声部分Mvと呼吸音部分Mbの判別を行う。
【0019】以下、具体的な動作について説明する。ま
ず、マイクロフォン2からはアナログ信号である図2に
示す検出信号Saが得られる。この検出信号Saはアナ
ログ−デジタル変換器4に付与され、デジタル検出信号
x〔n〕に変換される。また、デジタル検出信号x
〔n〕は遅延部5により、Nサンプル分(一定時間)だ
け遅延せしめられる。これにより、遅延部5からは遅延
デジタル検出信号x〔n−N〕が得られる。遅延デジタ
ル検出信号x〔n−N〕はアダプティブフィルタ3のフ
ィルタ入力部に付与されるとともに、フィルタ出力部か
らはフィルタリングされたフィルタ出力信号y〔n〕を
得る。また、フィルタ出力信号y〔n〕は差分器6に付
与されるとともに、差分器6にはアナログ−デジタル変
換器4から遅延しないデジタル検出信号x〔n〕が付与
されているため、この差分器6によりフィルタ出力信号
y〔n〕とデジタル検出信号x〔n〕の差分信号e
〔n〕が求められ、この差分信号e〔n〕はアダプティ
ブフィルタ3に付与される。これにより、アダプティブ
フィルタ3のタップ係数は差分信号e〔n〕を零に収束
させるように自己修正され、アダプティブフィルタ3を
利用したアナログ−デジタル変換器4から得る遅延しな
いデジタル検出信号x〔n〕の推定が行われる。このよ
うに、使用するアダプティブフィルタ3は入力する遅延
デジタル検出信号x〔n−N〕、差分信号e〔n〕に基
づいて、タップ係数を随時修正する自己修正機能を有す
る。なお、タップ係数の修正アルゴリズムは公知のLM
S法等を利用できる。
【0020】一方、差分信号e〔n〕は演算部12に付
与される。演算部12では差分信号e〔n〕の平均的な
大きさを推定誤差Emとして求める。即ち、(1)式に
より、差分信号e〔n〕のMサンプルの二乗和を推定誤
差Emとして求める。
【0021】
【数1】 そして、判断部13は当該推定誤差Emの大きさを監視
し、推定誤差Emが予め設定した一定値Es以上のとき
は音声部分Mvと判別するとともに、一定値Es未満の
ときは呼吸音部分Mbと判別し、この判別結果を判断信
号Sjとして出力する。この際、音声を検出すれば、遅
延した遅延デジタル検出信号x〔n−N〕と遅延しない
デジタル検出信号x〔n〕は共に複雑で非周期的な波形
となるため、推定誤差Emが大きくなって音声部分Mv
として判別される。他方、呼吸音を検出すれば、遅延し
た遅延デジタル検出信号x〔n−N〕と遅延しないデジ
タル検出信号x〔n〕は共に単純で周期的な波形となる
ため、推定誤差Emが小さくなって呼吸音部分Mbとし
て判別される。
【0022】また、判断信号Sjはアダプティブフィル
タ3に付与される。そして、推定誤差Emが一定値Es
以上のとき、即ち、音声を検出した際は推定誤差Emの
小さい直前のタップ係数に固定されるとともに、推定誤
差Emが一定値Es未満のとき、即ち、呼吸音を検出し
た際はタップ係数の修正が行われる。推定誤差Emが小
さい場合、タップ係数は遅延した呼吸音部分Mbと遅延
しない呼吸音部分Mbの相関関係に関する情報を保有し
ているため、タップ係数を修正することにより、続いて
呼吸音部分Mbを検出した際にアダプティブフィルタ3
の適応速度、さらに、呼吸音部分Mbの判別処理速度が
速められる。したがって、タップ係数を修正しない場合
には、適応(推定)処理に時間がかかり、呼吸音部分M
bを検出しているにも拘わらず、誤って音声部分Mvと
判断してしまう不具合を生ずる。
【0023】一方、判断信号Sjはスイッチ機能部11
に付与され、推定誤差Emが一定値Es以上のときは可
動接点部11cが固定接点部11aに切換わり、これに
より、マイクロフォン2から得る検出信号Saは外部に
出力可能となる。他方、推定誤差Emが一定値Es未満
のときは可動接点部11cが固定接点部11bに切換わ
り、これにより、当該検出信号Saは外部に出力するの
が遮断される。よって、マイクロフォン2から得る検出
信号Saのうち、音声部分Mvのみが取出可能となる。
【0024】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、推定誤差は複数のサンプルの二乗和として求め
たが、絶対値和としてもよいし、或いはフィルタにより
フィルタリングする方法で求めてもよい。また、処理方
法はハードウェア構成により実施してもよいし、ソフト
ウェア処理により実行してもよい。さらにまた、音声と
呼吸音を判別する際のしきい値とタップ係数を固定又は
修正の許容を切換えるしきい値の双方に一定値Es(判
別信号Sj)を用いたが、この一定値Es(判別信号S
j)の値は双方に同一値を共用してもよいし、それぞれ
異ならせてもよい。なお、本発明は周期的な信号と非周
期的な信号の組合わせであれば、両信号を分離する信号
分離装置としても応用可能である。その他、細部の構
成、手法等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
任意に変更できる。
【0025】
【発明の効果】このように、本発明に係る音声判別方法
は、マイクロフォンから得る検出信号をデジタル検出信
号に変換し、かつデジタル検出信号をNサンプル分遅延
させるとともに、この遅延した遅延デジタル検出信号を
アダプティブフィルタに付与することにより、遅延しな
いデジタル検出信号を推定し、このときの推定誤差が一
定値以上のときを音声部分と判別し、かつ一定値未満の
ときを呼吸音部分と判別するようにし、また、本発明に
係る音声判別装置は、マイクロフォンから得る検出信号
をデジタル検出信号に変換するアナログ−デジタル変換
器と、このアナログ−デジタル変換器から得るデジタル
検出信号をNサンプル分遅延させる遅延部と、この遅延
部から得る遅延デジタル検出信号を付与するアダプティ
ブフィルタと、このアダプティブフィルタから出力する
フィルタ出力信号とアナログ−デジタル変換器から得る
遅延しないデジタル検出信号の差分信号を求める差分器
と、この差分器から得る差分信号に基づく推定誤差が一
定値以上のときを音声部分と判別し、かつ一定値未満の
ときを呼吸音部分と判別する判別部を備えるため、次の
ような顕著な効果を奏する。
【0026】 音声(呼吸音)を的確かつ容易に判別
できるため、装置の大幅なコストダウン及び小型化を図
れる。
【0027】 音声(呼吸音)を確実に判別できるた
め、スイッチ機能部等により音声部分のみ取出すことが
可能となる。したがって、呼吸音の無い音声のみを明瞭
に聞き取ることができ、音声品質を大幅に向上できる。
【0028】 マイクロフォンの取付場所等が制約さ
れないため、マイクロフォン取付上の自由度が大幅に向
上し、使用環境に対する適応性及び汎用性を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声判別装置のブロック回路図、
【図2】同音声判別装置により判別される音声部分及び
呼吸音部分を含む検出信号のタイミングチャート、
【符号の説明】
1 音声判別装置 2 マイクロフォン 3 アダプティブフィルタ 4 アナログ−デジタル変換器 5 遅延部 6 差分器 7 判別部 8 出力制御部 9 フィルタ制御部 Sa 検出信号 Mv 音声部分 Mb 呼吸音部分 x〔n〕 デジタル検出信号 x〔n−N〕 遅延デジタル検出信号 y〔n〕 フィルタ出力信号 e〔n〕 差分信号
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H04B 1/46 H04J 3/17 Z H04J 3/17 G10L 9/00 D G10L 101:065 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10L 11/02 G10L 15/00 - 17/00 H03H 21/00 H03K 17/94 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフォン2から得る検出信号Sa
    をデジタル検出信号x〔n〕に変換し、かつデジタル検
    出信号x〔n〕をNサンプル分(一定時間)遅延させる
    とともに、この遅延した遅延デジタル検出信号x〔n−
    N〕をアダプティブフィルタ3に付与することにより、
    遅延しないデジタル検出信号x〔n〕を推定し、このと
    きの推定誤差Emが一定値Es以上のときを音声部分M
    vと判別し、かつ一定値Es未満のときを呼吸音部分M
    bと判別することを特徴とする音声判別方法。
  2. 【請求項2】 推定誤差Emは複数のサンプルの二乗和
    により求めることを特徴とする請求項1記載の音声判別
    方法。
  3. 【請求項3】 推定誤差Emが一定値Es以上のときに
    アダプティブフィルタ3のタップ係数を固定し、かつ一
    定値Es未満のときに当該タップ係数の修正を許容する
    ことを特徴とする請求項1記載の音声判別方法。
  4. 【請求項4】 マイクロフォン2から得る検出信号Sa
    をデジタル検出信号x〔n〕に変換するアナログ−デジ
    タル変換器4と、このアナログ−デジタル変換器4から
    得るデジタル検出信号x〔n〕をNサンプル分(一定時
    間)遅延させる遅延部5と、この遅延部5から得る遅延
    デジタル検出信号x〔n−N〕を付与するアダプティブ
    フィルタ3と、このアダプティブフィルタ3から出力す
    るフィルタ出力信号y〔n〕とアナログ−デジタル変換
    器4から遅延させないデジタル検出信号x〔n〕の差分
    信号e〔n〕を求める差分器6と、この差分器6から得
    る差分信号e〔n〕に基づく推定誤差Emが一定値Es
    以上のときを音声部分Mvと判別し、かつ一定値Es未
    満のときを呼吸音部分Mbと判別する判別部7を備える
    ことを特徴とする音声判別装置。
  5. 【請求項5】 判別部7は差分信号e〔n〕の複数のサ
    ンプルの二乗和により推定誤差Emを求めることを特徴
    とする請求項4記載の音声判別装置。
  6. 【請求項6】 判別部7は推定誤差Emが一定値Es以
    上のときにマイクロフォン2から得る検出信号Saに対
    して外部への出力を許容し、かつ一定値Es未満のとき
    に当該検出信号Saに対して外部への出力を遮断する出
    力制御部8を備えることを特徴とする請求項4記載の音
    声判別装置。
  7. 【請求項7】 判別部7は推定誤差Enが一定値Es以
    上のときにアダプティブフィルタ3のタップ係数を固定
    し、かつ一定値Es未満のときに当該タップ係数の修正
    を許容するフィルタ制御部9を備えることを特徴とする
    請求項4記載の音声判別装置。
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