JPS61149532A - メタノ−ル発電の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はメタノール発電の制御方法に関するものである
。

〔従来技術〕

メタノールを燃料とするガスタービン発電において、原
料メタノールをガスタービンの廃熱によって分解又は改
質して得た転換ガスをガスタービンの燃料とすることは
発電効率を向上させるために有効である。

しかし、起動時あるいは低負荷時はガスタービンの排ガ
ス温度がメタノールを分解又は改質するに要する所要温
度レベルに到達していない場合がある。

そこで、従来は、第２図に示すように、ガスタービン２
ａの排気側にダクトバーナー３を設置し、このダクトバ
ーナー３で燃焼させたメタノールの燃焼熱を利用して原
料のメタノールを分解し、その分解ガスを燃焼器ｌに供
給している。

然し乍ら、このような従来のダクトバーナ一方式は原料
のメタノールがメタノールの分解のみに使用され、発電
には直接的に寄与しないから発電効率は必ずしも高くな
い。

〔発明の目的〕

本発明はメタノール発電において、起動時あるいは低負
荷時における発電効率の向上を図ることを目的とするも
のである。

〔発明の構成〕

上記の目的を達成する本発明は、燃焼器に併設した２種
類のバーナーのうち、起動時は液体燃料用のバーナーに
よって原料メタノールを燃焼させ、低負荷時は通常時に
引続いてガろ燃料用のバーナーによって転換ガスを燃焼
し続けるともに、圧縮機に設けたガイドベーンによって
吸入空気量を絞るようになしたことを特徴とするもので
ある。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。

第１図に示すように、圧縮機１、ガスタービン３、およ
び発電機４は直列に配置されており、ガスタービン３に
よって圧縮機１および発電機４が回転されるように構成
されている。

上記ガスタービン３から排出された排ガスはダクト１４
を通って原料メタノール転換装置５に供給されたあと、
前記原料メタノール転換装置５から大気中に排出される
。また、前記ダクト１４はガスタービン３の排ガス温度
を検出する温度検出器１５を備えている。

燃焼器２は原料メタノールを燃焼器２内に噴出する液体
燃料用のバーナー１０と原料メタノール転換装置５にお
いて原料メタノールを分解又は改質して得た転換ガスを
燃焼器２内に噴出する気体燃料用のバーナー１１を備え
ており、上記バーナーｌＯに接続する管７は原料メタノ
ール転換装置５に原料メタノールを供給する管６から分
岐し、その途中に切換弁８およびガバナー弁９を備えて
いる。

また、上記バーナー１１に接続する管１２は原料メタノ
ール転換装置５に接続し、その途中にガバナー弁１３を
備えている。

上記圧縮機１はアクチュエータ１７により開閉されるガ
イドベーン１６を備えており、空気吸入量を制御できる
ように構成されている。

次に、上記発電装置の運転について説明する。

（ａ）　　且ｌ！尺２図工 起動時は、先づ、圧縮機１から燃焼器２に圧縮空気を供
給する。

次に、上記ガバナー弁１３を閉じるとともに、上記切換
弁８およびガバナー弁９を全開してバーナー１０から燃
焼器２内に原料メタノールを噴霧して原料メタノールを
燃焼させる。

そして、ガスタービン３が自立、つまり圧縮機１の動力
を差し引いて外部に電力を供給可能な状態になるまで原
料メタノールの燃焼が行ね、れる。

それ以降、温度検出器１５によって計測されたガスター
ビン３の排ガスの温度が所定の温度、つまり原料メタノ
ール転換装置５の所要温度に達したらガバナー弁１３を
開くとともに、切換弁８を徐々に切り換えてバーナー１
１による燃焼に切り換える。

完全に燃料の切り換えが行われたら通常運転に移行する
。

つまり、バーナー１１による転換ガスの燃焼のみになる
。

（ｂ）　　凪」ｕｌ暁≦こ」工て 負荷が低下した場合、原料メタノール転換装置５におけ
る所要温度が得難くなる。

この時、原料メタノールを燃料として供給する起動時の
状態に戻すことも考えられるが、部分負荷時の効率向上
のためガス温度を一定に保つようにガスタービン側で対
応する方が得策である。

つまり、ガスタービン３の入口温度を通常運転時に近い
温度に保持させることであるが、その為には、燃焼器２
に入る空気量を抑制させることである。

そこで、低負荷時、ガスタービン３の排ガス温度が所定
値より下がったとき、ブタチュエータ１７によってガイ
ドベーン１６の角度を変更させて圧縮機ｌより吸入する
空気量を制限する。

こうすることによって、負荷に相当する転換ガスがガス
タービン３の排ガスによって作動する原料メタノール転
換装置５によって得られ、効率的な部分負荷運転が可能
になる。

〔発明の効果〕

上記のように、本発明は燃焼器に併設した２種類のバー
ナーのうち、起動時は液体燃料用のバーナーによって原
料メタノールを燃焼させ、低負荷時は通常時に引続いて
ガス燃料用のバーナーによって転換ガスを燃焼し続ける
ともに、圧縮機に設けたガイドベーンによって吸入空気
量を絞るようになしたので、起動時あるいは低負荷時に
おける発電効率が向上する。

上記切換弁８、ガバナー弁９および１３の開閉、並びに
アクチュエータ１６の駆動は温度検出器１５の温度信号
にもとづいて自動的に制御するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法の実施に使用するメタノール発電
装置の系統図、第２図は従来のメタノール発電装置の系
統図である。 １・・・圧縮機、１０．１１・・・バーナー、１６・・
・ガイドベーン。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 燃焼器に併設した２種類のバーナーのうち、起動時は液
   体燃料用のバーナーによつて原料メタノールを燃焼させ
   、低負荷時は通常時に引続いてガス燃料用のバーナーに
   よつて転換ガスを燃焼し続けるともに、圧縮機に設けた
   ガイドベーンによつて吸入空気量を絞るようになしたこ
   とを特徴とするメタノール発電の制御方法。