JP2001055952A - ガスエンジンシステム - Google Patents

ガスエンジンシステム

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JP2001055952A
JP2001055952A JP11229737A JP22973799A JP2001055952A JP 2001055952 A JP2001055952 A JP 2001055952A JP 11229737 A JP11229737 A JP 11229737A JP 22973799 A JP22973799 A JP 22973799A JP 2001055952 A JP2001055952 A JP 2001055952A
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fuel gas
gas
fuel
air
gas engine
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JP11229737A
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English (en)
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Sakae Iwashita
下 栄 岩
Masanori Kobayashi
林 政 徳 小
Hiroshi Matsui
井 宏 松
Takeshi Noma
間 毅 野
Koichi Goto
藤 功 一 後
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給される燃料ガスの発熱量が、都市ガスや
LPガスの発熱量に比べて非常に低くかつ変動する場合
であっても、安定に運転することが可能なガスエンジン
システムを提供すること。 【解決手段】 本発明のガスエンジンシステム10は、
ガスエンジン発電装置11と、ガスエンジン発電装置1
1に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系12とを備えて
いる。発熱量計測装置16が、燃料ガス供給系12から
供給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量を計測す
る。空燃比制御装置15が、発熱量計測装置16の計測
結果に基づいて、ガスエンジン発電装置11の空燃比を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料ガスの燃焼に
よって発電などのエネルギー変換を行うガスエンジンシ
ステムに係り、とりわけ、一般廃棄物及び産業廃棄物等
の廃棄物処理における熱分解ガス化処理や消化ガス化処
理から得られる燃料ガスを利用することができるガスエ
ンジンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、熱分解ガス化処理システムに接
続された従来のガスエンジンシステムの一例を示す。
【0003】図6に示す熱分解ガス化処理システムは、
熱分解装置51と、ガス改質装置52と、ガス洗浄装置
53とが、直列に接続されて構成されている。ガスエン
ジンシステム60は、ガス洗浄装置53に接続されてい
る。
【0004】ガスエンジンシステム60は、燃料ガスを
燃焼させて発電を行うガスエンジン発電装置61と、ガ
スエンジン発電装置61に燃料ガスを供給する燃料ガス
供給系62とを備えている。
【0005】燃料ガス供給系62は、ガス洗浄装置53
から送られる燃料ガスの供給経路62aと、当該燃料ガ
スと混合される空気が供給される空気供給経路62b
と、空気供給経路62bからの空気と燃料ガス供給経路
62aからの燃料ガスとを混合させる燃料空気混合器6
2cと、燃料空気混合器62cとガスエンジン発電装置
61とを接続する接続経路62dと、を有している。
【0006】ガスエンジン発電装置61には、燃焼後の
ガスを排出するための排気経路63が接続されている。
排気経路63には、排気酸素濃度計64が取付けられて
いる。排気酸素濃度計64は、空燃比制御装置65に接
続されている。
【0007】空燃比制御装置65は、燃料ガス供給経路
62aの開度を調節する制御弁65bと、制御弁65b
に指令信号を送る制御指令部65aと、によって構成さ
れている。制御弁65bは、燃料ガス供給経路62a内
の任意の位置に取付けられている。制御指令部65a
は、排気酸素濃度計64の計測結果に基づいて、空燃比
が適切な値となるような制御弁65bの開度を算出し、
制御弁65bに当該開度とするような制御指令を出力す
るようになっている。
【0008】図6のシステムは、以下のように作用す
る。
【0009】まず、廃棄物が熱分解装置51に導入さ
れ、熱分解処理される。廃棄物の熱分解によって発生し
た有機性の高分子ガスは、ガス改質装置52によって改
質され、低分子の可燃性ガスとなる。この可燃性のガス
は、ガス洗浄装置53により浄化されて、ガスエンジン
システム60の燃料として利用される。
【0010】ガスエンジンシステム60においては、ガ
ス洗浄装置53から燃料ガス供給経路62aを介して供
給される燃料ガスと、空気供給経路62bからの空気と
が、燃料空気混合器62cにて混合される。そして、燃
料ガスと空気との混合気体は、接続経路62dを介して
ガスエンジン発電装置61に送られ、ガスエンジン発電
装置61で発電に供される。
【0011】燃焼後のガスは、排気経路63から排出さ
れる。排気経路63に設けられた排気酸素濃度計64に
よって、排気ガス中の酸素濃度が測定される。空燃比制
御装置65の制御指令部65aは、排気酸素濃度計64
の計測結果に基づいて、空燃比が適切な値となるように
制御弁65bの開度を算出し、制御弁65bに当該開度
とするような制御指令を出力する。これにより、燃料空
気混合器62cにおける空燃比が、適切な値に制御され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
ように構成されたシステムにおいては、以下のような問
題があった。
【0013】すなわち、図6のように、熱分解ガス化処
理システムにガスエンジンシステムを接続して利用する
場合には、ガスエンジンシステムに供給される燃料ガス
の発熱量が、例えば都市ガスやLPガスの発熱量に比べ
て、非常に低く、しかも変動する。
【0014】従って、一般的なガスエンジンシステム、
例えば都市ガスやLPガスを燃料ガスとするガスエンジ
ンシステムを、図6に示すような態様で利用する場合、
ガスエンジンシステムの運転が不安定になってしまう。
【0015】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、供給される燃料ガスの発熱量が、都市ガ
スやLPガスの発熱量に比べて非常に低くかつ変動する
場合であっても、安定に運転することが可能なガスエン
ジンシステムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料ガスを燃
焼させてエネルギー変換を行うガスエンジン装置と、ガ
スエンジン装置に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系
と、燃料ガス供給系から供給される燃料ガスの単位体積
当たりの発熱量を計測する発熱量計測装置と、発熱量計
測装置の計測結果に基づいて、ガスエンジン装置の空燃
比を制御する空燃比制御装置と、を備えたことを特徴と
するガスエンジンシステムである。
【0017】本発明によれば、供給される燃料ガスの単
位体積当たりの発熱量に基づいてガスエンジン装置の空
燃比が制御されるため、燃料ガスの発熱量が非常に低く
かつ変動する場合であっても、ガスエンジンシステムを
安定に運転することができる。
【0018】また本発明は、燃料ガスを燃焼させてエネ
ルギー変換を行うガスエンジン装置と、ガスエンジン装
置に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系と、燃料ガス供
給系から供給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量
を計測する発熱量計測装置と、発熱量計測装置の計測結
果に基づいて、ガスエンジン装置の点火タイミングを制
御する点火タイミング制御装置と、を備えたことを特徴
とするガスエンジンシステムである。
【0019】本発明によれば、供給される燃料ガスの単
位体積当たりの発熱量に基づいてガスエンジン装置の点
火タイミングが制御されるため、燃料ガスの発熱量が非
常に低くかつ変動する場合であっても、ガスエンジンシ
ステムを安定に運転することができる。
【0020】また本発明は、燃料ガスを燃焼させてエネ
ルギー変換を行うガスエンジン装置と、ガスエンジン装
置に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系と、燃料ガス供
給系から供給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量
を計測する発熱量計測装置と、発熱量計測装置の計測結
果に基づいて、ガスエンジン装置に高発熱量燃料ガスを
供給する補助燃料ガス供給装置とを備えたことを特徴と
するガスエンジンシステムである。
【0021】本発明によれば、供給される燃料ガスの単
位体積当たりの発熱量に基づいてガスエンジン装置に高
発熱量燃料ガスが供給されるため、燃料ガスの発熱量が
非常に低くかつ変動する場合であっても、ガスエンジン
システムを安定に運転することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施の形態による
ガスエンジンシステムを示す構成概略図である。図1に
示すように、本発明の第1の実施の形態のガスエンジン
システム10は、熱分解ガス化処理システム5に接続さ
れている。
【0024】図1に示す熱分解ガス化処理システム5
は、熱分解装置1と、ガス改質装置2と、ガス洗浄装置
3とが、直列に接続されて構成されている。ガスエンジ
ンシステム10は、ガス洗浄装置3に接続されている。
【0025】ガスエンジンシステム10は、燃料ガスを
燃焼させて発電(エネルギー変換の一態様)を行うガス
エンジン発電装置11と、ガスエンジン発電装置11に
燃料ガスを供給する燃料ガス供給系12とを備えてい
る。
【0026】燃料ガス供給系12は、ガス洗浄装置3か
ら送られる燃料ガスの供給経路12aと、当該燃料ガス
と混合される空気が供給される空気供給経路12bと、
空気供給経路12bからの空気と燃料ガス供給経路12
aからの燃料ガスとを混合させる燃料空気混合器12c
と、燃料空気混合器12cとガスエンジン発電装置11
とを接続する接続経路12dと、を有している。
【0027】ガスエンジン発電装置11には、燃焼後の
ガスを排出するための排気経路13が接続されている。
排気経路13には、排気酸素濃度計14が取付けられて
いる。排気酸素濃度計14は、空燃比制御装置15に接
続されている。
【0028】また、燃料ガス供給経路12aには、当該
供給経路12aから供給される燃料ガスの単位体積当た
りの発熱量を計測する発熱量計測装置16が設けられて
いる。発熱量計測装置16も、空燃比制御装置15に接
続されている。
【0029】空燃比制御装置15は、燃料ガス供給経路
12aの開度を調節する制御弁15bと、制御弁15b
に指令信号を送る制御指令部15aと、によって構成さ
れている。制御弁15bは、燃料ガス供給経路12a内
の任意の位置に取付けられている。制御指令部15a
は、排気酸素濃度計14の計測結果及び発熱量計測装置
16の計測結果に基づいて、空燃比が適切な値となるよ
うな制御弁15bの開度を算出し、制御弁15bに当該
開度とするような制御指令を出力するようになってい
る。
【0030】次に、このような構成よりなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0031】まず、廃棄物が熱分解装置1に導入され、
熱分解処理される。廃棄物の熱分解によって発生した有
機性の高分子ガスは、ガス改質装置2によって改質さ
れ、低分子の可燃性ガスとなる。この可燃性のガスは、
ガス洗浄装置3により浄化されて、ガスエンジンシステ
ム10の燃料として利用される。
【0032】ガスエンジンシステム10においては、ガ
ス洗浄装置3から燃料ガス供給経路12aを介して供給
される燃料ガスと、空気供給経路12bからの空気と
が、燃料空気混合器12cにて混合される。そして、燃
料ガスと空気との混合気体は、接続経路12dを介して
ガスエンジン発電装置11に送られ、ガスエンジン発電
装置11で発電に供される。
【0033】燃料ガス供給経路12aに設けられた発熱
量計測装置16は、当該供給経路12aから供給される
燃料ガスの単位体積当たりの発熱量を計測する。また、
燃焼後のガスは、排気経路13から排出される。排気経
路13に設けられた排気酸素濃度計14によって、排気
ガス中の酸素濃度が測定される。そして、空燃比制御装
置15の制御指令部15aが、発熱量計測装置16の計
測結果に基づいて、空燃比の設定値を燃料ガスの単位体
積当たりの発熱量に応じた適切な値とするように設定
し、排気酸素濃度計14の計測結果に基づいて空燃比が
設定値通りになるように制御弁15bの開度を算出し、
制御弁15bに当該開度とするような制御指令を出力す
る。これにより、燃料空気混合器12cにおける空燃比
が、適切な値に制御される。
【0034】以上のように、本実施の形態によれば、供
給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量に基づいて
ガスエンジン発電装置11の空燃比が制御されるため、
燃料ガスの発熱量が非常に低くかつ変動する場合であっ
ても、ガスエンジンシステム10を安定に運転すること
ができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態のガスエ
ンジンシステムについて、図2を用いて説明する。図2
は、第2の実施の形態のガスエンジンシステムの構成概
略図である。
【0036】図2に示すように、本実施の形態のガスエ
ンジンシステム10は、発熱量計測装置16が、空燃比
制御装置15に接続される代わりに、ガスエンジン発電
装置11の点火タイミングを制御する点火タイミング制
御装置17に接続されている。
【0037】点火タイミング制御装置17は、ガスエン
ジン発電装置11に設けられた点火タイミング可変機構
11aと、点火タイミング可変機構11aに指令信号を
送る制御指令部17aと、を有している。点火タイミン
グ制御装置17の制御指令部17aは、発熱量計測装置
16の計測結果に基づいて、ガスエンジン発電装置11
の点火タイミングの指令を点火タイミング可変機構11
aに送るようになっている。
【0038】その他の構成は、図1に示す第1の実施の
形態のガスエンジンシステムと略同様の構成である。第
2の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態
と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0039】本実施の形態においては、点火タイミング
制御装置17の制御指令部17aが、発熱量計測装置1
6の計測結果に基づいて、ガスエンジン発電装置11の
点火タイミングの指令を点火タイミング可変機構11a
に送る。これにより、ガスエンジン発電装置11の点火
タイミングが、適切に制御される。
【0040】以上のように、本実施の形態によれば、供
給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量に基づいて
ガスエンジン発電装置11の点火タイミングが制御され
るため、燃料ガスの発熱量が非常に低くかつ変動する場
合であっても、ガスエンジンシステム10を安定に運転
することができる。
【0041】次に、本発明の第3の実施の形態のガスエ
ンジンシステムについて、図3を用いて説明する。図3
は、第3の実施の形態のガスエンジンシステムの構成概
略図である。
【0042】図3に示すように、本実施の形態のガスエ
ンジンシステム10は、燃料ガス供給経路12aに高発
熱量燃料ガスを供給する補助燃料ガス供給装置22を備
えている。補助燃料ガス供給装置22は、補助燃料供給
経路22aと、補助燃料供給経路22aに設けられた制
御弁22bと、制御弁22bに指令信号を送って制御弁
22bの開度を制御する制御指令部22cと、を有して
いる。そして、発熱量計測装置16が、空燃比制御装置
15に接続される代わりに、制御指令部22cに接続さ
れている。
【0043】補助燃料ガス供給装置22の制御指令部2
2cは、発熱量計測装置16の計測結果に基づいて、当
該計測結果が所定の値未満であった場合に、制御弁22
bを開いて高発熱量燃料ガスを燃料ガス供給経路12a
に供給するようになっている。
【0044】その他の構成は、図1に示す第1の実施の
形態のガスエンジンシステムと略同様の構成である。第
3の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態
と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0045】本実施の形態においては、補助燃料ガス供
給装置22の制御指令部22cが、発熱量計測装置16
の計測結果に基づいて、ガスエンジン発電装置11に高
発熱量燃料ガスを供給する。これにより、ガスエンジン
発電装置11の燃焼の状態が、安定に制御される。
【0046】以上のように、本実施の形態によれば、供
給される燃料ガスの単位体積当たりの発熱量に基づいて
ガスエンジン発電装置11に高発熱量燃料ガスが供給さ
れるため、燃料ガスの発熱量が非常に低くかつ変動する
場合であっても、ガスエンジンシステム10を安定に運
転することができる。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態のガスエ
ンジンシステムについて、図4を用いて説明する。図4
は、第4の実施の形態のガスエンジンシステムの構成概
略図である。
【0048】図4に示すように、本実施の形態のガスエ
ンジンシステム10は、補助燃料ガス供給装置22が、
燃料ガス供給経路12aの代わりに、接続経路12dに
高発熱量燃料ガスを供給するようになっている他は、図
3に示す第3の実施の形態のガスエンジンシステムと略
同様の構成である。第4の実施の形態において、図3に
示す第3の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付
して詳細な説明は省略する。
【0049】本実施の形態においても、補助燃料ガス供
給装置22の制御指令部22cが、発熱量計測装置16
の計測結果に基づいて、ガスエンジン発電装置11に高
発熱量燃料ガスを供給する。これにより、ガスエンジン
発電装置11の燃焼の状態が、安定に制御される。
【0050】なお、高発熱量燃料ガスを接続経路12d
の代わりにガスエンジン発電装置11に直接供給して
も、本実施の形態と略同様の作用効果が得られる。
【0051】次に、本発明の第5の実施の形態のガスエ
ンジンシステムについて、図5を用いて説明する。図5
は、第5の実施の形態のガスエンジンシステムの構成概
略断面図である。
【0052】図5に示すように、本実施の形態のガスエ
ンジンシステム10は、補助燃料ガス供給装置22が、
燃料ガス供給経路12aの代わりに、空気供給経路12
bに高発熱量燃料ガスを供給するようになっている他
は、図3に示す第3の実施の形態のガスエンジンシステ
ムと略同様の構成である。第5の実施の形態において、
図3に示す第3の実施の形態と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0053】本実施の形態においても、補助燃料ガス供
給装置22の制御指令部22cが、発熱量計測装置16
の計測結果に基づいて、ガスエンジン発電装置11に高
発熱量燃料ガスを供給する。これにより、ガスエンジン
発電装置11の燃焼の状態が、安定に制御される。
【0054】以上の各実施の形態のガスエンジンシステ
ム10は、熱分解ガス化処理システム5に接続されて用
いられているが、低カロリー燃料ガスを利用することが
できるガスエンジンシステムとして、幅広い態様で利用
可能である。例えば、生ゴミ等の処理において発生する
メタンガス(低カロリー燃料ガスである)等を燃料とす
るガスエンジンシステムとして利用可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、供給される燃料ガスの
単位体積当たりの発熱量に基づいてガスエンジン発電装
置の空燃比が設定、制御されるため、燃料ガスの発熱量
が非常に低くかつ変動する場合であっても、ガスエンジ
ンシステムを安定に運転することができる。
【0056】また本発明によれば、供給される燃料ガス
の単位体積当たりの発熱量に基づいてガスエンジン発電
装置の点火タイミングが設定、制御されるため、燃料ガ
スの発熱量が非常に低くかつ変動する場合であっても、
ガスエンジンシステムを安定に運転することができる。
【0057】また本発明によれば、供給される燃料ガス
の単位体積当たりの発熱量に基づいてガスエンジン発電
装置に高発熱量燃料ガスが供給されるため、燃料ガスの
発熱量が非常に低くかつ変動する場合であっても、ガス
エンジンシステムを安定に運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるガスエンジン
システムを示す構成概略図。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるガスエンジン
システムを示す構成概略図。
【図3】本発明の第3の実施の形態によるガスエンジン
システムを示す構成概略図。
【図4】本発明の第4の実施の形態によるガスエンジン
システムを示す構成概略図。
【図5】本発明の第5の実施の形態によるガスエンジン
システムを示す構成概略図。
【図6】従来のガスエンジンシステムを熱分解処理シス
テムと共に用いた状態を示す構成概略図。
【符号の説明】
1 熱分解装置 2 ガス改質装置 3 ガス洗浄装置 5 熱分解ガス化処理システム 10 ガスエンジンシステム 11 ガスエンジン発電装置 11a 点火タイミング可変機構 12 燃料ガス供給系 12a 燃料ガス供給経路 12b 空気供給経路 12c 燃料空気混合器 12d 接続経路 13 排気経路 14 排気酸素濃度計 15 空燃比制御装置 15a 制御指令部 15b 制御弁 16 発熱量計測装置 17 点火タイミング制御装置 17a 制御指令部 22 補助燃料ガス供給系 22a 補助燃料供給経路 22b 制御弁 22c 制御指令部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/02 301 F02D 41/02 301K 305 305 325 325K 43/00 301 43/00 301B 301E F02M 21/02 301 F02M 21/02 301C 311 311B 21/04 21/04 F 25/00 25/00 L F02P 5/15 F02P 5/15 Z (72)発明者 松 井 宏 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 野 間 毅 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 (72)発明者 後 藤 功 一 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3G022 AA00 BA01 EA07 FA02 GA00 3G084 AA05 BA11 BA17 DA12 EC03 FA29 3G092 AA01 AB10 AB12 AC08 BA04 BA09 DE04S DF03 DF06 EA29 EC01 FA03 HB00Z HC09X HD05Z 3G301 HA22 HA27 JA04 LB06 LC01 LC03 MA01 PB00Z PB02Z PD02Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料ガスを燃焼させてエネルギー変換を行
    うガスエンジン装置と、 ガスエンジン装置に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系
    と、 燃料ガス供給系から供給される燃料ガスの単位体積当た
    りの発熱量を計測する発熱量計測装置と、 発熱量計測装置の計測結果に基づいて、ガスエンジン装
    置の空燃比を制御する空燃比制御装置と、を備えたこと
    を特徴とするガスエンジンシステム。
  2. 【請求項2】燃料ガスを燃焼させてエネルギー変換を行
    うガスエンジン装置と、 ガスエンジン装置に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系
    と、 燃料ガス供給系から供給される燃料ガスの単位体積当た
    りの発熱量を計測する発熱量計測装置と、 発熱量計測装置の計測結果に基づいて、ガスエンジン装
    置の点火タイミングを制御する点火タイミング制御装置
    と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガスエ
    ンジンシステム。
  3. 【請求項3】燃料ガスを燃焼させてエネルギー変換を行
    うガスエンジン装置と、 ガスエンジン装置に燃料ガスを供給する燃料ガス供給系
    と、 燃料ガス供給系から供給される燃料ガスの単位体積当た
    りの発熱量を計測する発熱量計測装置と、 発熱量計測装置の計測結果に基づいて、ガスエンジン装
    置に高発熱量燃料ガスを供給する補助燃料ガス供給装置
    とを備えたことを特徴とするガスエンジンシステム。
  4. 【請求項4】燃料ガス供給系は、 燃料ガス供給経路と、 燃料ガスと混合される空気が供給される空気供給経路
    と、 空気供給経路からの空気と燃料ガス供給経路からの燃料
    ガスとを混合させる燃料空気混合器と、 燃料空気混合器とガスエンジン装置とを接続する接続経
    路と、を有しており、 補助燃料ガス供給装置は、高発熱量燃料ガスを燃料ガス
    供給経路に供給するようになっていることを特徴とする
    請求項3に記載のガスエンジンシステム。
  5. 【請求項5】燃料ガス供給系は、 燃料ガス供給経路と、 燃料ガスと混合される空気が供給される空気供給経路
    と、 空気供給経路からの空気と燃料ガス供給経路からの燃料
    ガスとを混合させる燃料空気混合器と、 燃料空気混合器とガスエンジン装置とを接続する接続経
    路と、を有しており、 補助燃料ガス供給装置は、高発熱量燃料ガスを接続経路
    に供給するようになっていることを特徴とする請求項3
    に記載のガスエンジンシステム。
  6. 【請求項6】燃料ガス供給系は、 燃料ガス供給経路と、 燃料ガスと混合される空気が供給される空気供給経路
    と、 空気供給経路からの空気と燃料ガス供給経路からの燃料
    ガスとを混合させる燃料空気混合器と、 燃料空気混合器とガスエンジン装置とを接続する接続経
    路と、を有しており、 補助燃料ガス供給装置は、高発熱量燃料ガスを空気供給
    経路に供給するようになっていることを特徴とする請求
    項3に記載のガスエンジンシステム。
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