JPS61149145A - 生理用ナプキン - Google Patents

生理用ナプキン

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JPS61149145A
JPS61149145A JP60109211A JP10921185A JPS61149145A JP S61149145 A JPS61149145 A JP S61149145A JP 60109211 A JP60109211 A JP 60109211A JP 10921185 A JP10921185 A JP 10921185A JP S61149145 A JPS61149145 A JP S61149145A
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JP
Japan
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pad
sanitary napkin
fluid
sanitary
vestibule
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JP60109211A
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English (en)
Inventor
フレデリツク オー ラツセン
ロバート ジエイ ピーレンブーム
チエリー エル シユルツ
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Kimberly Clark Corp
Original Assignee
Kimberly Clark Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童栗よ■剋里光互 本発明は、一般に、月経液や同種の浸出液、ことによれ
ば、ちょっとした失禁による尿等を吸収、すなわち保持
する女性特有の処理、または保護のための生理用ナプキ
ン、より詳細には、体液−が身体から流出する前にその
流れを阻止するため着用者の膣前庭内に挿置できるよう
な外形、すなわち形状を有する生理用ナプキン、さらに
詳細に言えば、パッドが着用者の身体構造に自己整合し
て非常に効果のある生理用具が得られる新規な構造によ
り、高い適合性と快適性が得られる陰唇形パッドに関す
るものである。
日が ° しようとする5 ヴ 月経液のような体液を吸収するための形状を有する生理
用具は、多種多様なものが知られていることは、言うま
でもない。1つの類として、これらの生理用具は、吸収
性、快適性、および生理学的すなわち身体的保護のほか
、心理的保護など、必要ないくつかの属性を備えていな
ければならない、また、これらの生理用具は、使用中お
よび使用を予定して身体に帯びているとき目立たないと
いう特徴を有することが望ましい。後の検討かられかる
ように、これらの目的は、これまでは1つを得ようとす
れば他の望ましい特徴を1つまたはそれ以上犠牲にしな
ければならなかったという意味で、ある程度相反するも
のである。
これらの目的に沿って、この技術分野では、2種類の基
本的な生理用具が提供されている。すなわち、使用者の
外陰部の周囲に外部から着用する生理用ナプキン、すな
わちバッドが開発され、他に、膣腔内に挿入され月経液
の流出を阻止するタンポンが開発された。それぞれ別個
の利点を有しており、予想されるように、心理的な障害
および(または)懸念から具体的不快感にわたるそれぞ
れ固有の欠点を有している。また、1種類の生理用具の
中に両方の構造的特徴を併有させる試みとして複合型生
理用具が提案されたが、構造的欠点と、解剖学的機能上
の欠点が明らかに残っているために、個々の利点の影が
薄く、その理由で、受け入れる価値のある手段とは認め
られなかった。
本発明は陰唇形パッドに関するものであるから、特にそ
のことを考慮して、前述形式の生理用具について以下検
討する。
従来の技術 米国特許第4,397,644号および第4.079.
739号に記載されているような外形を有する生理用ナ
プキンを含めて、生理用ナプキンは、よく知られている
。概念的に、この種の生理用ナプキンは多層構造であり
、不浸透性シールドすなわち流出防止材の支持体の中に
挿入された液吸収芯と、浸透性カバーとを有し、後者は
その境界の一方から反対側へ月経液等を吸収芯へ送る。
この分野の専門家は容易にわかるであろうが、構成要素
の相互関係はかなり複雑であるが、基礎的理解のために
は、以上の説明で十分である。これらの非常に一般的な
パラメータの中で、米国特許第4.184,498号に
開示されている形状付き生理用ナプキンを比較すること
は有益であろう。その概念的背景を所与のものとすれば
、生理用具にはいくつかの重要な要求がある。生理用ナ
プキンの芯、すなわち吸収部材は月経液を洩らさずに保
持するように構成しなければならないという自明の要求
を別として、本発明に関連して、もつと注目する理由の
ある従来構造の特徴が他に2つある。
これらの特徴は、生理用ナプキンのカバー部材と、ナプ
キンを着用者の身体に、またはその周囲に固定する方法
に関するものである。
最初に、カバー部材について述べると、生理用ナプキン
のカバー部材に関する常識は、比較的乾いている汚すこ
とのない表面が得られる構造のことである。これらの特
徴を持たせようと努力するのには、身体的な理由と知覚
的な理由の2つがある。すなわち、一方ではカバー部材
を通過して吸収芯すなわち保持芯内に入るいわゆる“Z
方向”流をできるだけ増すことにより、量が多い状態の
とき、量的により多くの月経液を吸蔵する手段が得られ
る。他方では、この特徴により、汚す作用とその結果生
じる着用者の不快感が最小限になる。
心理的には、比較的乾いたカバー状態による迅速なZ方
向流は、ナプキンが不具合のとき困惑する可能性と互い
に関係する安全性の認識に結び付く、したがって、たと
えば、米国特許第 4.397.644号に開示され、特許請求の範囲に記
載されている発明によって明白にされた特徴である快適
性を高めるための原動力は、月経液を液保持芯部材へ迅
速に通過させることにより、上記の具体的目標を達成す
る形式の乾いたカバーである。
上述の一般的な方法に加えて、生理用ナプキンを着用者
の身体に位置決めすることは、重要な検討事項である。
ここ20年くらいの間、生理用ナプキンは、慣例的に着
用者の下着の内部または下着に固定されてきた。下着に
接着剤で取り付けたベルト等により着用者の身体の周囲
に固定される伝統的タブ付きナプキンは現在多くの主要
商品市場で、はとんど例外なく、見られるものである。
このナプキンは、着用者にとってあらゆる状況において
便利さの点で非常な利点を有している。しかしながら、
こすり合いや炎症を起すという点で欠点が残っている。
詳しく述べると、運動、特に速い歩行やランニングなど
の激しい運動では、着用者の身体(詳細には、外陰部領
域)と下着との間に相対的な動きが生じる。したがって
、生理用ナプキンを着用者の下着に固定することは、普
通の状況において、着用者の身体とナプキン自体との間
に相対的な動きが生じ、もしカバーが前述のような特徴
(たとえば、乾いた、汚れをつけないカバー)を備えて
いれば、感覚的な知覚だけでなく、実際にいらだちを感
じよう、続いて、これが、こすり合い、ひりひりした痛
み、ことによると、着用者の非常に敏感な組織の周囲に
いっそう強い刺激を与え、不快感が強くなることがある
。今日までのところ、これらの不快感の原因は、生理保
護のため、タンポンの代りに生理用ナプキンの使用を希
望する場合に欠かせない譲歩として、仕方なく容認され
てきた。
生理用ナプキンの代替としてタンポンに着目してみると
、タンポンはかなりの数の女性に好まれている。月経液
を膣腔内で阻止する能力を持たせれば、カバーおよび取
付は手段に関する生理用ナプキンに固有の欠点は、この
方法によって克服される。しかし、タンポンがすべての
使用者に対しすぐれた保護手段を提供するとは言えない
。たとえば、身体的または心理的理由により、有効な保
護手段としてタンポンを使用することができない多くの
人達が存在する。タンポンの有効性は、液の増加がある
と半径方向に膨張して膣腔内にシール、すなわち閉塞区
域を形成する能力に主として依存しているから、タンポ
ン自体は、構造に欠点があることが判るであろう。膨張
の不足は、タンポンが確実な生理用具としてまったく機
能しないことを意味する。
前に簡単に指摘したように、生理用ナプキンとタンポン
の特賞を一種類の複合型生理用具に併合する提案がいく
つかなされた。これらの複合型生理用具は、一般に着用
者の膣前庭内に配置するように設計された突起によって
分類することができる。ある例、たとえば米国特許第2
.092.346号に開示されている例では、パッドが
タンポンの構成要素を含んでいるので、物理的に、両方
のアプローチに順応できる。その独特な生理用具や他の
同種のものは、一般に、多くの理由のうちでも、膣口に
通された部材の突起のため、まったく受は入れられるも
のでないことがわかった。膣腔内に全体が入るタンポン
と異なり、この種の生理用具は、膣口の括約筋状筋肉組
織内に常時介在し、これが快適性の点から決定的な欠点
になっている。
たとえば、前記米国特許第2,092,346号に提案
された方法によれば、膣口内の要素が物理的に外部部材
に固定されており、着用者と下部のパッド構造との相対
的運動がパッド構造の刺激傾向に輪をかけるので、その
不快さはかなりひどくなる可能性がある。米国特許第3
.905,372号に開示されている保護シールドは、
概念として類似している0着用者の敏感な組織内で刺激
を生じさせる傾向は少ないかもしれないが、膣口を通っ
ている要素の突起に関しては、同じ問題が多く生じてい
る。
膣内で阻止することに関して、上述の問題を回避しよう
とする試みが他にいくつか提案されている。たとえば、
米国特許第3.983,873号は、着用者の膣前庭内
に少なくとも一部が入る形状を、有する女性用衛生パッ
ドのため、各種の幾何図形的配列を提案している。この
特許では、例えばパッドの前部と後部との接合部に屑状
の形状を与えるため横寸法をかなり急激な変化させるこ
とを含めて、比較的とがった幾何学的形状をパッド構造
に使用することを奨めている。随意であるが、内部にパ
ッドを保持する力を大きくするため、互いに弾力的に押
し合い蔭唇空間の壁を押すようになっている翼部がパッ
ドに形成されていることが好ましい。したがって、前記
米国特許第3.983.870号に提案された設計は、
生理用パッドが着用者の膣前庭の内部領域を押すことが
必要であり、このために過敏になることが予想され、長
期間にわたって使用すれば不快感が起きよう。米国特許
第2.662,527号には、別の陰唇形生理用パッド
が開示されている。この特許には、2つの部分から成る
パッドが記載されている。第1の部分は、着用者の小繋
帯と直腸間の点から膣前庭の前部に向かい合う点まで延
びる十分な長さを有する主部分とみなされ、第2の部分
は幅よりも高さの方がいくらか大きい要素が得られるよ
うに折り曲げられた、または丸められた2以上の層で作
られ、主部分の全長の中間に固定され、すなわち何らか
の有効な仕方で取り付けられている。主部分の面上に支
えられた第2の部分は、着用者の陰唇の間に適合する寸
法を有し、陰口に当っている。したがって、第2の部分
は完全に着用者の膣前庭の中に入り、その床部に達して
いる。いくらか関連し、興味を引くのは、米国特許第3
.406.689号に開示されている生理用ナプキンで
ある。その構造は、同様に、生理用ナプキンの上面に支
持され、外陰部全体をおおい、そこから着用者の膣前庭
の後部に延びた形状を有する要素、すなわち第2の部材
を含んでいる。明らかに唯一の目標として吸収効率を高
めるように設計された、前述の各種陰唇形パッドは、着
用者との解剖学的協同作用の重要性を正しく考慮してい
なかった。敏感なmmは幾何学的形状によって広げられ
ることが多く、同時に、パッドの構造要素は同様にきわ
めて敏感な泌尿生殖器官、たとえば着用者の膣口、尿道
口、および(または)クリトリスに接触し、こするとい
う意味で、快適性は、使用の際欠かせない特徴である。
そのような状況の下では、たとえ短期間の着用でも、強
い不快感から鈍痛に及ぶ身体上の反応を引き起すのが普
通である。前記米国特許第3.406.689号の生理
用ナプキンは、たとえば前に掲げた多くの他の形状、す
なわち外形を有する複合型生理用具に比べて刺激するこ
との少ない設計であるかもしれないが、着用者の尻の近
くで接触しているナプキンの延長部が、こすってひりひ
りさせたり、それに僚たすり傷を生じさせることがかな
りあり、歩行中尻自体と一緒に後方に動くためにナプキ
ンが所定の位置から実際に移動することも起る可能性が
ある。このような考察を度外視した、他の膣前庭形生理
用ナプキンが米国特許第2,331.355号、第3.
528.422号、および第4.046.147号に開
示されている。それらは、解剖学的機能性に関して述べ
たものと類似しており、いずれも、ここでさらに検討を
重ねるほどのものでないが、それらの再吟味は有益であ
ろうと思われる。
本発明の構造と対比して°、注目すべき生理用ナプキン
の構造が米国特許第3,073,309号に開示されて
いるが、それはこの分野の専門家に陰唇形パッドとして
それ自体分類されそうもないものである。その形態と密
接に関係するはり同様な構造が、米国特許第3.117
.577号、第3.092.109号、および第3.1
21.427号に記載されている。共通事項として、こ
れらの特許は、生理用ナプキンを着用者の身体のまわり
に取り付ける手段と、さらに、パッドの外端に、前方お
よび側方に先細になっている隆起部分を備えた生理用ナ
プキンを開示している。前記米国特許第3.073.3
09号では、この突起はナプキンが正しく置かれたこと
を着用者が確認できるように設けられた“指示器”とし
て示されている。この指示機能を果すため、突起は、そ
れ自身を着用者の小繋帯と直腸との間に座間させ、パッ
ドから上方にその領域(すなわち、会陰)内に突き出る
ように形成される旨記載されている。陰唇形パッド(通
常、膣前庭内に延びていると考えられる)や従来のタン
ポンともはっきり区別されるけれども、この会陰に入る
突起は、着用者が横またはあお向けの姿勢のとき、有効
なダンピング作用を与えるので、月経液が後方に浸出す
るのを防止するであろうと述べている。
これに関して、興味ある点が前記特許に指摘されている
。すなわち、陰唇間の膣前庭内に延びる従来の生理用具
は、その特許明細書に記載されているところによると、
その特許の構造により“ダンピング作用が得られるにも
かかわらず、前記特許(すなわち、米国特許第3.10
3.309号)の生理用ナプキンを使用したときには経
験しない生体刺激が生じる。
これまで提案された着用者の膣前庭内に一部または全部
が挿置される生理用具は、いくつかの理由のため、一様
に、真に成功と言える程度に達していなかった。たとえ
ば、多くの生理用具は、単に、膣前庭内に挿置するため
の補助突起または類慎めものを付け、着用者間の解剖学
的差異を顧慮せずに設計されたものである。隆起その他
の突起が完全に膣前庭の中に置かれると、前記米国特許
第3.073.309号に指摘されている性質の生体刺
激が助長される。さらに、前述の諸設計のいくつかは、
膣前庭を柔軟な組織として、一般により変形しにくい隆
起または突起のまわりに強制的に形を与えるという視点
に立って作られており、生理用具が解剖学的協同作用を
確実にするための重要な構造的特徴として屑状の形状を
備えている前記米国特許第3,983,873号におい
て、必要とされる膣前庭とパッドとの相互関係と異なる
ところがない。炎症またはその結果に至る傾向は、パッ
ドを着用者の身体に結合する仕方に応じて身体がパッド
に対しかなりの相対的動きをすることがあるという事実
に対し、何の調整もなされないためであることがほとん
どである。前に指摘したように、パッドの一部が膣前庭
内に置かれた状態で、パッドを着用者の下着にしっかり
固定すれば、はとんどの状況において、その非常に敏感
な局部内でこすれ合いゃひりひりした痛みが生じよう。
ま ′た、前に手短かに述べたいくつかの試みは、その
敏感な肩部、すなわち“外部”の皮膚とは対照的に、一
般に湿潤な、非常に敏感な組織(粘液膜とほとんど同じ
と言われている)の特別な性質を全く顧慮していない。
したがって、おそらく具体的には、乾いている利点を発
揮するように設計されたカバーを有し、膣前庭のより湿
潤の、すなわち水分の多い環境の中に置かれる通常の生
理用ナプキンを改造するだけの対応策は、かなり不快な
ものになる可能性がある。
したがって、この分野の専門家は、技術的または商業的
見地からみてこれまで重大な障害になっている重要な欠
点は克服されるであろうが、形状付き生理用ナプキンに
関して検討した従来の技術のすべてについて、前述の諸
目標を達成する陰唇形バッドは、まだ考察されていない
ことは容易に理解されるであろう。本発明はその長期に
及ぶ要請を満すものである。
、ff 点を”°するための 本発明によれば、月経液等が膣前庭から流出する前に阻
止することがでのるという意味で、タンポンによって得
られる閉塞の利点を取り入れ、同時に、生理用ナプキン
、すなわちパッドの安全性が保たれる陰唇形パッドが得
られることが判った。
都合よく、本発明の陰唇形バッド、特にその吸収芯は、
液の配分と保持が著しく改善されているので、サイズを
縮小することができる。本発明の陰唇形パッドの設計は
、パッドを膣前庭内に部分的に挿入する必要があるだけ
で、身体のより敏感な泌尿生殖器官に直接接触するのを
回避することに成功している。さらに都合がよいことに
、新規な形態の独特な成果として、本発明の陰唇形パッ
ドは解剖学的に自己整合するので、膣前庭またはその周
辺領域から成る敏感な組織を広げることなく、確実な閉
塞区域が得られる。このため、本発明のパッドは着用者
の局部またはそこに近い下着へ外部から取り付ける必要
がなく、これまで同種の生理用具の特徴であった炎症を
起す要因を著しく減少させるというもう1つの重要な利
点が得られる。
本発明の上記その他の利点は、着用者の膣前庭からの液
の流れに対し少なくとも部分的に膣前庭を閉塞するため
、膣前庭内に一部が陰唇状の配列になる形状を有し、解
剖学的に自己整合のある生理用ナプキン、すなわちパッ
ドにおいて如実に示されている。本発明の陰唇形パッド
は、その1つの特徴として、大陰唇の中間で膣前庭内に
出っ張るように隆起した外形を有し、クリトリスから遠
い後方位置から大陰唇に内側で接し、膣前庭の最後方の
面まで延び、小繋帯の場所またはその近くで終っている
ことが好ましい後方領域を有する液吸収体から成ってい
る。パッドの前方領域は、着用者の外陰部の周囲に、大
陰唇の上方に、クリトリスから間隔をおいて、全体とし
て外部に置かれるように後部領域に合体し、それにより
、クリトリスを保護すると同時に、敏感な局部に触れて
こすり合ったり、炎症が・起るのを防止する。本発明の
パッドは、上面、本体側面、底面、下着接触面および形
状全体を形作っている周囲側部で構成され、隆起した外
形は後部領域の上面内に現われていることが最も好まし
い。液吸収体は、縦ひだに関して横にわん曲した隆起し
た外形、すなわち先駆部分を形成するため、後方領域か
ら縦軸線に沿って中央に縦ひだが延びていることが最も
好ましい。また、陰唇状突起の正しい外形を維持するた
め、パッドの底面の前記縦ひだの内側頂部領域内に接着
要素(または、機能的に同等な熱接着剤)を配置するこ
とができる0選択的に中止可能な数個の上記(接着)接
合を取り入れることにより、着用者は、必要に応じ、外
形を特別に調整し、解剖学的差異に適応することができ
る。
隆起した外形すなわち先駆部分は、月経液または類似の
体液の浸出を防止する閉塞線を形成するよう、周囲組織
に接触した状態で膣前庭の中に置かれ、一方、パッドの
前部領域は、着用者の膣前庭の向うに、外陰部の周囲に
折れる。パッドが個々の仕方で着用者の特定の身体構造
に合わせた形状になることを可能にするパッドの自己整
合性により、パッドを適切な位置に維持するための外部
取付は部材は不要である。したがって、パッドは、下着
や同種のものの動きに関係なく、着用者と一緒に動く。
しかしながら、一般に、パッドをその正しい位置に偏位
させるため、着用者の下着による若干の外部圧力が必要
である。はとんどの状況では全く必要ないけれども、任
意であるが、本発明のパッドは、取付は接着剤または同
種のものの限定された点もしくは区域を有する。すなわ
ち、いやしくも使用する以上は、下着とパッド自体の・
間で相対的動きを最小限にするため、下着の中心区域に
できるだけ近づけて、1個の分離している接着要素が配
置される。
本発明のもう1つの特徴として、液吸収体は、微小繊維
ウェブを含んでいることが好ましい。ウェブは、多数の
親水性もしくは適当に処理された疎水性繊維材料からど
れか1つを選択することができるが、本発明のパッドは
、界面活性剤が付いている、または適当に組み入れられ
たポリプロピレン微小繊維(または、同等なポリマーの
微小繊維)のウェブを含んでいることが好ましい。さら
に、吸収体は、横方向に向き合って並べられた複数の個
別の微小繊維ウェブ層を含んでいることが好ましい。ま
た、配置方法は、微小繊維ウェブが、後方領域内ではパ
ッドの縦軸線に沿って全体として直接縁に沿って、前部
領域内では横軸線を横切って全体として面に沿って、そ
して後方領域内で周囲縁に沿って配置されていることが
好ましい。
これにより、閉塞領域において迅速なZ方向の液の吸引
が得られると同時に、液の内部配分と量の多い期間の間
極端な液量に適合するパッドの能力とが最適化され、さ
らに、使用者ごとに、個々の身体構造上の差異に対する
パッドの適応性が高められている。
本発明のパッドは、吸収体の上に、生理的含水カバーを
付けることにより、快適性が改善される。
また、上記カバーと最も好ましい微小繊維ウェブの間に
介在する転送層は、2方向の液の流れを最適化すると同
時に生理上許容できる境界面を確保している。これらの
点について、カバーの1含水1特質をパッド構造全体の
端から端まで与えることもできるし、あるいは、所望で
あれば、コーティングなどの手段によって両立性を最適
にするため、少なくとも着用者の膣前庭の組織の含水環
境、すなわち湿潤な環境に直接接触している領域に前記
含水特質を与えることもできる。
添付図面に記載された好ましい実施例についての、以下
の詳細な説明を精読されれば、構成および作用の仕方に
関する本発明のその他の利点、並びにその製造および使
用に対するより完全な理解が得られるはずである。
叉施勇 本発明は、一般に、月経液や同様な浸出液、ことによれ
ば、ちょっとした失禁による尿等を吸収、すなわち保持
する女性特有の処理、または保護のための生理用ナプキ
ン、より詳細には、体液が身体から流出する前にその流
れを阻止するため着用者の膣前庭内に挿置できるような
外形すなわち形状を有する生理用ナプキン、さらに詳細
に言えば、パッドが着用者の身体構造に自己整合して非
常に効果のある生理用具が得られる新規な構造により、
高い適合精と快適性が得られる陰唇形パッドに関するも
のである。したがって、以下、これに関連して、いくつ
かの好ましい実施例を参照して本発明を説明するが、こ
の分野の専門家は以下の説明が例示だけのものであり、
本発明の範囲に関して、たとえば、発明の構成、作用の
仕方について限定するものと考えるべきでないことを理
解されよう。
次に図面について説明すると、図中、同様な部品は同じ
参照番号で識別しである。第1図は、着用者の膣前庭3
2の中に置かれた本発明の陰唇形パッド30を図解で示
す。ここで使用するとき、用語“陰唇形パッド”は、大
陰唇の間に置かれ、膣前庭内に延びる特殊な形状の部分
を有し、すなわち、使用したときその構造に順応するよ
うになっている生理用ナプキンまたは同種の商品を意味
する。以下の説明のために、膣前庭は、前方陰唇接合部
34から後方に位置する点の近くで始まり、後方陰唇接
合部36まで後方に延び、内側が床部38と境を接して
いる、陰唇(ここでは、特に図示しない)内の定められ
た領域とみなす。この分野の専門家は、大陰唇と小陰唇
とは、相互に関連して膣前庭を形成しているので、それ
らのそれぞれの大きさと形状に関しては、女性の間に大
きな差異があることがよく理解している。しかし、この
説明のために、特に、そのような差異には目を向けない
が、いずれにしても、本発明の陰唇形パッドを膣前庭内
に置くには、小陰唇に関するそのような考察に関係なく
、大陰唇の間に置かねばならないことは判っていること
である。膣前庭32の後方に位置しているのは、尻44
の領域にあって肛門42につながる会陰40である。膣
前庭それ自体の中には、ここに関係があるものとして、
膣口46、尿道口48、クリトリス50で構成される主
要泌尿生殖器官がある。この局部領域の前述の簡単な説
明はその通りとして、ここでの説明を容易にするため、
膣前庭は、便宜上、クリトリス50と後方陰唇接合部3
6の間の領域とみなすこととする。女性のこの部分の構
造のより詳しい説明については、Gray’s Ana
tomy、 Clemente 30thEd、  (
1985)の571−1581頁を参照されたい。。
第1図に描かれた解剖学的構造を参照してわかるように
、本発明の陰唇形パッド30は、膣前庭からの液の流れ
に対し、膣前庭32を閉塞するため、一部が膣前庭32
の中に配置されている。この点について、陰唇形パッド
30の主な効用は、膣口46を通って流出する月経液を
吸収することである。本発明の陰唇形パッドは、ちょっ
とした女性の失禁があったとき尿を吸収する一種の失禁
用具として十分に使用できるようになっている。
阻止する液の種類には特に関係なく、陰唇形バッド30
は、パッドの後方領域54に、隆起した外形、すなわち
突起52を有する。隆起した外形52は膣前庭内に突き
出るパッドの部分であり、それ故、大陰唇の間に介在し
、クリトリス50から後方に離れた(若干後方に)位置
から始まり、膣前庭32の最後方面まで延びて大陰唇と
内側で境を接し、後方陰唇接合部36に接触して、たと
えば、月経液に対し、膣前庭の前記領域をはヌ′閉塞す
る。
第1図からよくわかるように、パッドの後方領域の突起
は、着用者の泌尿生殖器官に接触しない寸法、すなわち
外形を有していることが最も好ましい。この説明の中で
、用語“突起”はパッドと外陰部との外側境界面から上
方に(すなわち、陰唇の間の場所から上方に)突き出て
少なくとも一部が膣前庭の中に入っている構成要素(パ
ッド一体構造が好ましい)もしくは部品をパッド30が
有していることを表わすために用いている。′突起”は
、構造上の要求でもないし、またここに用いられている
2つの用語は必ずしも説明のためには同義でないけれど
も、“突起”と“外形”は、完全に一致していてもよい
。この概念についてさらに続けると、“突起”は、前述
の境界面から測って最も高い点に達する出っ張りの領域
を表わす“隆起”を含むと考えることができる。上述の
定義上の背景について、専門家は、明確に定義された突
起が膣前庭を閉塞するためその中に置かれる前に構造的
に認識できるという意味で、これらの用語は、使用前に
形状を維持している独立した構造の存在を必ずしも強制
するものでないことは、わかるであろう。これとは全く
対照的に、突起は、パッド30の使用前にはほとんど明
らかでない、すなわち認識できなくてもよい。すなわち
、使用する際、パッドと膣前庭との適当な構造的協同作
用に関して、構造的形状、すなわち特徴はこれまで図示
し、説明した明確な形状をとる。たとえば、本発明のい
くつかの実施例では、陰唇形パッドは使用前には、見た
ところ、従来の“ミニ・パッド”と区別することができ
ない全体形状を有することもできるが、使用するときは
、前述の外形をとる。
°したがって、この分野の専門家は、ここに記載された
図面とその説明は、発明を完全に描写する便宜上、発明
の諸要素の1つの具体化にすぎないことがわかるであろ
う。
また、パッド30は、パッドの全長のはヌ′中間で後方
領域54と合体する前方領域56を有している。前方領
域56は、恥丘に向う前部外陰部の周囲に、大陰唇の上
に、クリトリス50から離して外部に置かれる形状を有
しているので、非常に敏感な生殖器組織はパッドに接触
しないばかりでなく、その反対に、パッドから間隔がお
いている、すなわち隔離されている。このように、閉塞
線は、非常に常識的に、パッドの後方領域の隆起した外
形内に形成され、隆起した外形は、後方陰唇接合部およ
び前述のようにクリトリスから離れた点で交わる大陰唇
と境を接する領域にわたって、着用者の膣前庭と接触す
る。前記閉塞線は、第4図に滴形領域として概略的に描
かれており、その線内に、月経液または同種の浸出液を
受は取る目標区域が横たわる。意図するところは、単に
前記目標区域を理想化して示すためである。この分野の
専門家は、この種の生理用具の大勢の使用者の間に大き
な解剖学的差異があるために、この目標区域、すなわち
閉塞線の形が大きく変ることがあることを理解されよう
、さらに、この説明が進めば判るように、可能性として
存在する広範な解剖学的差異に対し解剖学的に自己整合
作用をする本パッドの能力は、この分野における重要な
進歩である。
パッド30は、その最も好ましい態様では、一般に基部
末端58と末梢端60との間に拡っている卵形の形状を
有するものとして示される。例えば、第3図および第4
図に示したように、末端58側において末梢端60側に
おけるよりもわずかに広くなっている。このような好ま
しい卵形状は、後部領域の突出したプロファイル54を
含み、第4図および第5図で明らかにした3つの軸、即
ち主縦軸“L”、短横軸“T”および横方向の(即ち高
さ方向の)軸“H”で便宜的に関連付けられる。かくし
て、開示の目的で全体的な幾何学的配置を完成するため
には、パッド30は縦方向の側部、即ち縁部62を含み
、これは端部58と60とに及んでいる0本明細書にお
いて、これらはしばしば集合的に、パッド30の周縁側
部即ち端部(周囲を画成するもの)と記される。機能的
な意味から、好ましいパッドの相対的寸法をざっと考察
するに、パッドは少なくとも縦軸に沿って十分な長さを
有し、使用の際に小けい体(そこにそれ程重なることな
しに)から外陰上に広っていなければならず、横軸に沿
った幅は使用の際、使用者の足との接触を避けるように
制限される。
パッド3oの突出したプロファイル52は、完全にパッ
ドの後部領域54内に存在することが好ましい、末端6
0近傍の突出部64から、該プロファイルには縦方向に
基部末端58に向う緩やかなテーパーが付されており、
また、横方向には対向する縦方向の側部62に向うテー
パーも付されている。これについては、例えば第5〜7
図に最もよく示されている。このプロファイルは前方に
おけるテーパー即ちダウンスロープで前方領域との結合
部66まで続き、該領域は、図示した態様では、基部末
端58に向かう極めて緩かなもり上りを有するが、その
スロープは後方領域におけるよりも小さい。パッド30
の構成が、全体として、比較的圧縮性でわずかな弾性を
有している限り、更に該パッドが、使用の際、徐々に自
己適合性となるようにされている限り、当業者はこの構
造が融通性のあるものであって、他の同様な適当な形状
によっても、本発明の精神から必要以上にはなれること
なしに実現し得るものであると理解すべきである。この
適合性並びに容易に撓む性質の故に、突出したプロファ
イルはパッド自体に与えられたプロファイルプリカーサ
−によって全体としての構造として張出すことが最も好
ましい。これは、本発明の好ましい一局面においては、
パッドに縦方向のそり、即ち第3〜6図において最もよ
く示されているように、縦軸に沿った優先的な折目によ
って達成でき、該折目はこれに沿ってパッドを上方に張
出させる傾向を有する。この場合、縦方向のひだ68が
パッドの底面または表面70に形成され、これは順次突
出プロファイル52に寄与する突出部64を生ずる。該
突出部は、厳密な製造の結果としておよび使用に先立つ
形状−維持構造部材としであるいはまた使用の際の適合
性により該プロファイルを形成する構造上の局部性を有
する領域または線などのいずれかとして形成される。こ
れらの図に示されている非常に好ましい形状において、
底面70は公知のバッフル部材もしくは通常衛生ナプキ
ンに組込まれている流体不透過性シールドを備えている
。従って、ポリマーフィルムあるいは・ポリマーフィル
ムを有する不織布などでは、折った際に発生するそりも
しくはひだが極めて好ましい縦軸“L”に沿った折目線
を与える。いくつかの随意の部材を工夫して、このパッ
ドの縦方向の折目を完成させることができる。あるいは
また、該折目を、プロファイルプリカーサ−の優先的に
与える物質で代用してもよい。
例えば、吸収体を縦方向の中心線もしくは縦軸に沿って
、あるいはその近傍で切り裂くことができる。この切開
部は軸“H”に関して吸収体コア全体に亘るものであり
得る。同様に、該切開部は軸“L″に関して該コアに沿
って連続もしくは不連続、即ち優先的な折目もしくはそ
りに寄与する開孔線であり得る。以下において更に詳し
く説明するように、コアの性質並びに組成に応じて、前
記そりはエンボスによって与えることができる。当業者
には、最終的にプロファイルプリカーサ−を与えるとい
う目的を達成するための他の手段は明白であろう。該プ
リカーサ−は更にパッドと使用者との間の最も有利な解
剖学的形態上の協働を補佐する。
ひだ68または他の任意の選択された随意手段により達
成される前記プロファイルプリカーサ−を、ほぼ永久的
な構造として維持することが好ましい。この配列は、例
えば第3図に最もよく示されるように、少なくとも1つ
または好ましくは複数の接着性結合72によって、幾分
永続的なものとして与えることが有利である。多(の場
合において、好ましくは端部60から離して設けられた
単一の結合72で、十分な形状のプロファイルプリカー
サ−を保つのに十分であり、多数の利用者による使用を
見越した解剖学的変更を与える。しかしながら、場合に
よっては、ある程度の付加された適合性を、一連の接着
結合あるいは結合点(添付図に示されている)を与える
ことにより、含めることができ、各結合点は個々に破壊
できるものである。このように、使用者は突出部52の
長さおよび突出寸法を、使用する前に上記接着性結合部
72の1またはそれ以上を適宜破壊することによって調
整できる。かくして、本発明によって達成できる寸法並
びに幾何形状の範囲はいずれもかなり広い範囲に及ぶ。
他の同様な変更も、個々の好みに合わせるべ(、特別な
寸法上の変更を行う上で使用者の付加的な便宜を与える
ようにもくろむことができる。添付図に示したような選
択的に破壊し得る1列の結合点により、使用者をして突
出部64の位置を、特に縦軸“L”に対して調節するこ
とが可能となる。これらの結合点を“W”−状のジグザ
グパターンとすることにより、前記突出部の高さを更に
調節できるようにすることができる。当業者は当然理解
できるように、結合部または結合点72は必ずしも接着
性のもので形成される必要はなく、熱的結合などで形成
することもでき、これは特にパッドの底面がポリマー製
のバッフル部材で構成されている場合に都合が良い。同
様に、接合領域はまったく望ましい方法であるはずの不
連続な結合部で置換することもできる。実施の態様とは
無関係に、パッド寸法の選択的調整は、有利には使用者
の随意手段として与えられる。
本発明のパッド30の吸収容量は、一般に74として示
される流体保持コア即ち吸収体によって与えられている
。一般に、吸収体74は、例えばセルロースパッドを含
む任意の公知の吸収組成物からなる。しかしながら、添
付図に示されている吸収体74のより好ましい構造は微
繊維性の吸収性のものである。更に一層好ましくは、吸
収体74は複数のバラバラの微繊維ウェブ76からなり
、これは一般にパッド30の縦方向の中心線“L”に沿
って並べられた縦方向の領域内で相互にからみ合ってい
る。最も好ましくは、微繊維製バット76は極めて適し
た配列で位置し、バットは縦軸に近い後部領域に(即ち
ターゲット領域内に)縁に沿って配置され、一方前方領
域においては面に沿って存在し、かつ後方領域の周辺縁
部に沿って存在する。この関係は第8〜lO図に最もよ
く示されており、そこではまた微繊維バット複合材が縦
軸に沿ってねじれていて、極めて好ましい配列をとって
いる様子が示されている。これはターゲット領域におけ
る毛管現象にとって最も有効な入射角を表しており、以
下に更に詳しく考察するように、一旦吸収材コアに受は
取られると、X−Y方向における関連する流体分布で、
メンスなどの急速な吸上分配を達成する。微繊維ウェブ
は他の流体保持に適した吸上材または吸収材で代用でき
、好ましくは微繊維の毛管現象に近い吸収特性を有する
バットあるいは部材として使用する。多くの場合におい
ては、別の適当なものとして約0.15〜約0.30g
5/cc、好ましくは約0.2 gm+/ccの範囲の
密度を有する高密度セルロースファイバーウェブがある
。採用された吸収体コアとは無関係に、上記のいずれか
もしくは等価なものいずれであれ、移動傾城78はコア
上にあって、同様に以下に述べられるように、上記の好
ましい流体分配を補足する。
パッド30の全体としての構造を完成するのはカバーメ
ンバ80であり、これは最適には特に利用者に対しパッ
ドの陰唇の位置を考慮して選ばれた特徴を有している。
衛生ナプキン用のカバー材料に関する従来の知識は、2
つの特に望ましい特性を与える材料および/または構造
に向けられていた。その1つはカバーを通して流体を速
かにZ方向に移動させ、使用者の身体から遠ざけること
が、この分野で長年に亘って研究しているものにとって
主要な関心事であった。これと密接に関連した第2の点
は使用者の身体と近接して当接される界面部材に対して
は乾燥したカバーを与えようとの要求である。これらの
生理的並びに心理的な理由のために、公知の衛生ナプキ
ンにとっては上記2つの特徴を最適化することにより達
成される、乾燥したしかも汚物がまったく付着しない界
面を存することが全く重要であった。しかしながら、こ
のような方法は、一般に本発明の陰唇パッドにとっては
、これが使用者の前庭部のより湿性かつ敏感な組織内で
機能する限りにおいて、対照的であるように思われる。
更に詳しくいえば、前庭の眼的解剖学で区別されている
大陰唇と小陰唇とは繊細な組織並びに膜を含み、これら
は泌尿生殖器の湿度を理想的水準に保っているという意
味から生理的に湿性である。このような環境に、Z方向
に急速な吸上作用を有するように設計された公知のカバ
ー物質を配置すれば、該敏感な組織を乾燥させてしまう
であろう。これらの繊細な組織の摩擦や他の刺激が利用
者にとってまったく不愉快なものである限り、上記の現
象は最も避けるべき結果であろう。しかしながら、本発
明によれば、生理的に湿性のカバー80を使用すること
により、これらの障害を克服でき、極めて有利なパッド
構造が得られることがわかった0本発明において使用す
る用語“生理的に湿性”とは、前記前庭環境におかれた
場合に、該前庭組織とパッド30との間に界面に適度な
湿度を維持するようなカバー物質を意味する。即ち、パ
ッドは前庭を通って移動してくる体液を受は取り、かつ
これを吸収体コアに導かねばならないという自明の因子
をも考慮すれば、前記カバー物質とは、前庭の湿性組織
環境内に繊維もしくは繊維状構造体の介在に伴う快適性
の要求に関して柔和であるようなものである。
かくして、曲典的な意味では使用前に(この時点でカバ
ーが乾性である限り)は湿性ではないが、カバーは前庭
内で必要とされる適度な湿度レベルもしくはその釣合い
を維持する(あるいは少なくとも該湿度の維持に対し有
害でない)、例えば、この生理的に湿ったカバーの特質
を考慮し、特に第17図を参照すれば、夫々の移動層に
関連してA−Dで示された4種の異るカバー物質に対応
する湿度の時間変化が示されている。このグラフは通常
の月経中の吸上時間に対する上記4種の物質の夫々の湿
度レベルを示している。同図には更に“t″で示された
臨界湿度が水平に記されており、この上方で最適の結果
が得られる。第17図に示されているカバーは、衛生ナ
プキンのカバー部材を該ナプキンの構造を構成する残り
の要素と組合せた場合に特徴的な流体濃度を時間的に追
跡することにより極めて簡単に得られる。即ち、本発明
による生理的湿潤カバーの要件を満たすカバー候補から
利用できないカバーを分離するための定量的測定を行う
ために、衛生ナプキンの一要素として組込んだカバー部
材につき試験した。完成された衛生ナプキンを用いるか
、あるいは単に試験のために作られたものを用いること
ができる。というのは、ある特定のカバーは関連する移
動層の吸上特性および流体保持コアの再湿潤特性の関数
としての吸上変化に敏感であるからである。肉眼で使用
可能なカバーと使用不能なカバーとを区別する定量的測
定を確立するために、以下のような試験を採用した。
検査すべきカバーを有する衛生ナプキンは予め測定され
た量の水で湿潤している。本テストのたメニ、水の10
mmの別々のスポットを検査すべきパッドの中心に置く
。この湿ったパッドを部分的に満たされた弾性水ボトル
(例えば公知の家庭用温水ボトル)上に置く。該水ボト
ルは実験用ジヤツキの天板上に支持されている。該ジヤ
ツキ上には静止板がおかれ、それに対して該水ボトル上
に支持されたパッドが圧迫される。しかしながら、その
前に湿度プローブを試験片と静止板との間に置く。この
テストは米国の“グリーンサム プロダクツ カンパニ
ー (Greenthu+ab ProductsCo
mpany)″によりハウスプラント湿度テスターとし
て意図されて市販されている湿度プローブを使用するこ
とによって行われる。ここで採用したテストは“ゴー”
、“ノーゴー”変数式のものであり、水分の存在に対し
て応答して信号を発することのできる任意のプローブま
たは同様な器具が、特に厳密な定量測定の必要性を排除
して、対象とするデータが有利に前庭の状態に規格化さ
れている限り、同様に類領するテストに対して採用でき
る。このテスト装置ではプローブを目盛を有するメータ
に連結するが、正確な目盛はここでは必要ない、という
のは相対的な時間/湿度測定が問題であるからである。
プローブを所定の位置に置き、実験用ジヤツキを上昇さ
せて0.03515kg/cIl(0,5psi)の圧
力とする。これはテスト片を支持する弾性水ボトルから
の水の移動を通して便宜的に測定される。前記圧力の読
みに達した後タイマーを始動させ、ゲージの読みを30
秒、60秒、120秒、240秒、300秒、600秒
および900秒にて記録する。これらの読みを、第17
図に示したように相対的な湿度スケールでプロットする
。これは標線または臨界湿度“t”に対してプロットさ
れている。これに満たない湿度では、統計的に意味のあ
る数のユーザーが、パッドの突出部とその使用中に位置
している前庭との間の界面に必要な生理的湿度を維持し
得ないことから、このようなカバー物質は好ましくない
ものとしている。この目的のために他のテストを採用で
きるが、前記のものが、上記配慮を念頭におけば、適当
な物質を特徴付けるためにとるべき好ましい方法の代表
的なものと思われる。
第17図においてAとBで示されたカバーは、米国特許
第4.397.644号に開示され特許請求されている
物質によるものである。どららについても、これらカバ
ー物質は公知の衛生ナプキンに対しても完全に適合する
が、これらの材料に典型的な急速吸上性および良好な乾
質性は陰唇パッドとして使用するにはまったく適合しな
い。逆に、CおよびDとして示された組成物は異く異質
の応答をする。初流があると、流体の吸収体コアへの吸
上並びに界面からの移動がある。一連の時間に亘り、該
界面では一般に定常流状態に達し、流体が受容されるの
とほぼ同じ速度でカバーを通過する。次いで、吸収体コ
アへの吸上が開始され、がつカバーを横切る湿度勾配が
減少した後には、湿度におけるわずかな増加(即ち流量
勾配の減少)さえもみられる。しかし、逆流がわずかで
あることは本発明のカバーの要件ではない(この場合、
これは以下に関連付けるように、最も好ましい態様に特
定の材料を採用した結果にすぎない)。この点とは無関
係に、カバーは、本発明によれば最も好ましいものと思
われる型の生理的湿潤特性を示す、パッド30に対する
生理的湿性カバーによりもたらされる決定的な利点を理
解すれば、当業者はこのような特性が主としてターゲッ
ト領域即ち前庭部に置かれるパッドの領域で必要とされ
るものであることも理解できよう、製造上の便宜として
、この特性は適当な材料の上部カバーを用いてパッドを
作製することにより保証され、その結果全上部表面がこ
の特徴を呈することになる。しかしながら、これは絶対
的に要件ではない。例えば、生理的湿潤特性は、(外部
からあるいは一体的に)カバーに適用される被覆などに
よってパッドに付与することができ、この場合該被覆は
ターゲット領域、即ち前庭部の湿潤組織と接触させよう
とするプロファイル部分のみに制限できる。このような
考え方に沿ったカバー特性の区画された分布を達成する
ための他の変形は当業者には明らかであり、ここで開示
した原理から導かれ、従って本発明の範囲内に含まれる
上で概説した極めて好ましい構成は、著しく有効な衛生
パッドを与える。流体は、膣のオリフィスから放出され
た後突出したプロファイル、好ましくは第4図に一般的
に示したようなターゲット領域で遮断される。公知のナ
プキンにおけるように、該流体が陰唇の皺襞から、前方
もしくは後方に移動し始める前に、該流体は前記プロフ
ァイルと接触し、かつパッドのコア内に吸収されるよう
に分配される。第9図に最もよく示されているように、
主な流体流は生理的に湿ったカバーおよび移動層を通過
し、その部分の配向された微繊維バットに達する。また
、多量の流動があってパッド30の中心部構造体では十
分に対処できない場合に与えられる第2の流路があるこ
とも述べる価値がある。この場合、流体は少なくとも部
分的には、第9図に矢印で示したように、パッドの周辺
縁部に向かってカバー(カバーを通っておよび/または
通らずに)を横切って移動し得る。結合部において、微
繊維バットの配向は流動に対して最も受理し易い位置と
されており、その結果カバーを通る2方向では、即ち吸
収体バット中でははじめ対処し得ない流体は端部から吸
収される。従って、使用に際して吸収能および二次的な
信顛性の点において材料的に強化された衛生ナプキンが
提供される。
使用者の外陰並びに前庭領域と解剖学的形態において一
致する本発明の陰唇バッド30の性能はまった(驚くべ
きものである。特に、初めに大陰唇に置かれた場合に、
本発明のパッド30は高度に自己位i!調節性を有する
。このものがユーザーにより適当な位置に置かれた際、
突出部64は一般に、前方の陰唇接合面近傍の前庭の最
後部の形状と当接して配置され、吸収の後方ラインはそ
こで形成される。この物品の組成上の性質から、技術的
には真の液密ではないが、前庭の後部領域からの流体流
の防止の観点から吸収能は高効率である。ユーザーの通
常の運動(例えば歩行)は、前庭の最後部形状と当接す
る領域内での突出した領域の密閉作用即ち閉塞作用を強
化し、かくして該領域を“封止”する。陰唇の自然の弾
性はパッド30の後方領域の本体を圧する傾向を有し、
大陰唇は一般に第4図に示された落涙形状のターゲット
帯域の外側に位置する。このわずかに内側に向う圧迫に
より、この部分での密閉ラインを与える。
かくして、上記の如きパッドに付与された好ましいそれ
の一般的な結果として、高度な解剖学的形態上の一致性
が獲得される。これは一部にはユーザーの骨格に基く適
合性であるから、一般に自己調節的である。配向された
微繊維吸収体ウェブの大きな効率のために、速かな流体
移動が与えられるので、前記封止部ち閉塞ラインは前庭
自体の内部にある領域外への流体の滲出を防止するのに
一般に十分である。前に述べたように、例外的な情況が
あり、その短期間中の多量の流動に対し十分に対処でき
ない場合があるが、このような情況の下では、第9図を
参照して述べた2次的な流路がこのような事態に対し十
分に機能する。このような考察とは無関係に、前庭内に
配置される部分の前方にあるパッド30の前方領域は緩
かにカーブしていて、第1図を参照することによって最
もよく理解できるように、ユーザーの外陰部の外側部分
と一致している。これによりクリトリス(並びに他の泌
尿生殖器部分)をパッドから分離した状態に保ち、この
点は多くの従来技術とは異っており、かくして接触゛が
生じた場合に予想される刺激的な、かつ苦痛を伴う刺激
的な摩擦作用から保護する。
本発明の陰唇パッドの自己適合性は、パッドに対する独
立の取付は手段の必要性を排除する。利用者の下着によ
って与えられるわずかに斜め方向の力が、十分に上方に
向いた力を生じて、一般的に第1図に示したような所定
の位置に陰唇パッドを維持する。しかしながら、ある補
助的な付着手段を与えることが望ましい状況があり得る
。そこで、場合により第3図に参照番号82として(影
像として)示したような不連続な接着部材を与える。こ
れによって使用者の下着にパッド30をしっかり固定で
きる。この接着部材82は、最も好ましくは、下着に付
着させるための接着剤を露出させるべく除去することが
できる剥離紙を有する公知の感圧性接着剤である。この
ように、利用者は、個人的な好みとして、パッドを付着
させるか否かを選択することができる。パッド30を下
着に固定するかどうかを選択する上記の例においても、
最も好ましいこととして、比較的小さな単一のもしくは
不連続な接着剤用の位置もしくは帯域が設けられ、これ
は多くの公知の縦方向の多数のストリップなどとは異っ
ている。下着や身体への直接の付着は、い(つかの情況
の下では、より好ましいはずのパッドと単に使用者の身
体との直接的協働を無意味なものとしてしまうことを認
識すれば、理想的には、直接下着や身体に付着させる必
要はない。そこで、使用者は、外陰部に相対的な下着の
運動がパッド自体の内部でのある運動に変換されるので
はないかとの可能性に直面する。
パッドの基部端部付近に位置するある一点から(その近
傍でパッドはピボット式に回転するかも知れない)の運
動は、パッドの後方部分の突出したプロファイルを、前
庭内で嵌合された封止状態から移動させる傾向を最小化
する。この意味で、歩行運動している際に、足に関する
ある型の中性軸に沿って恥丘前部の下着に比較的中性作
用の位置があることがわかっている。この中性点即ちい
わゆる“体液流の停止”点が最も好ましい接着剤82の
協働的付着点である。この中性点は歩行運動中の個々人
の広範な骨盤の力学を考察することによって最も容易に
見出される。このような研究には、恥骨縫合線近傍にお
ける開始点から足の間に伸びかつ直接尾骨にまで伸びた
一本の中性運動のラインがあるという事実を反映してい
る。これは多くの個体においては零運動ラインであり、
これを横切るのは矢状縫合正中面と一般にみなされてい
るものである。該面上の最適点は、パッド30の付着に
関る現在の議論に関係するものとして、ほぼ恥骨縫合線
にあるものである。従って、前記零連動線に沿った恥骨
縫合線あるいはその近傍における単一の接着点(もしく
は限られた複数の点)によってパッドの付着点を探そう
との努力が最も好ましいが、パッドを前記想像上のライ
ン上にあるいはこれに出来るだけ近接した位置にある点
に付着させることが通常受容されることである。この方
法はパッド30を下着に付着させて安全性を得たいと願
う者にとって一般的に受容される妥協点を与え、一方該
付着点は下着(および当てかわれたパッド)と使用者の
外陰部との相対的な運動によって生ずる摩擦に対する可
能な寄与に関して最小の影響しか与えないように選ばれ
る。
本発明の陰唇パッドはその方法上並びに材料の選択の面
両者によって製造が容易なために極めて有利なものであ
る。要約すれば、パッド30は底面即ち面70に対応す
るバッフル部材として適当なポリマーフィルムを有する
公知の紡糸結合の不織布を使用する。かかるバフフルの
例は公知の平方ヤード当たり0.4オンスの紡糸結合し
たウェブであり、エチレンメチルアクリレートの0.7
5ミル(0,00075インチ)フィルム、好ましくは
吸収材の本体に向うEMA末端を有するものである。こ
のバッフル部材には吸収体本体が、好ましくは微繊維ウ
ェブ76の2つの対向する堆積体形状で固定されている
。最も好ましくは、該微繊維ウェブは基本重量90g/
m”を有する界面活性剤処理したポリプロピレン微繊維
ウェブである。複数の微繊維ウェブがターゲット領域で
端部を接してまた該領域外で縦方向に対向して配置され
ている最適の配列を達成するために、2つの異る方法を
明らかにする。その1例は、微繊維ウェブの2つの別々
の堆積体を縦方向の軸“L”に沿って隣接して配置する
。また、単一の堆積体はバッフル部材上に設けることが
でき、ふされしくは少なくともパッドの後方領域に、場
合によってはパッドの長さに沿って完全に切開して、好
ましい配列を得る。この後者の方法を採用すると、作製
者には該ウェブの全体ではなく幾分かを切開するという
付随的な作業が残されており、シールド即ちバッフル7
0との界面に、1もしくはそれ以上をそのまま残してお
く。微繊維吸収材成分は移動層78と重っており、好ま
しくはポリエステル、レーヨンおよび“チッソ(CHI
SSO)  ”なる商品名でC,イト−(Itoh) 
&Co、により市販されているようなポリマー繊維のブ
レンドから構成される。
より好ましい組成は約2インチ(3dpf)の長さのポ
リエステル繊維60%、約3八インチ(1,5dpf)
の繊維長を有する線状レーヨン約20%および約約3八
インチ(3dpf)の繊維長を有する残部のチッソ(C
HISSO)とを含む、他の組成は通常の当業者には明
らかであり、2方向における流体のむしろ速かな吸上性
という点から、移動層の機能上の要求を正統に考慮して
置換できる。この移動層も、柔軟な界面を与えると共に
使用者の身体に合せて形成されるために、パッドの頂部
々材のむしろ“軽快”な特性に対し有益な寄与をもたら
す。かくして、ロフトの度合は顕著な問題である。
同様に、主としてカバーから吸収体バット材料への効率
的なZ方向の吸上に関連するが、移動層も短時間に亘る
多量の流動状態に対して、第9図を参照して明らかにさ
れるように、流体をより横方向に分配するように機能す
る。この移動層は好ましい生理的に湿潤したカバーと重
っており、該カバーは、上で述べたように、使用者の前
庭の環境内の生理的に湿潤した界面を著しく柔和に保つ
高度に好ましいカバーはE、1.デュポン社(Du P
ont Company)により“ソンタラ(SONT
ARA)″なる商品名で販売されている紡糸レースのポ
リエステルから作られたものである。最も好ましくは、
約34g/m”の基本重量を有するポリエステル繊維か
ら完全に構成された1ソンタラ”カバーがこの目的のた
めに使用されるが、これと等価なものも上記機能上の要
件を満足するものであれば採用できる(例えば、いくつ
かの例においては、適当な被覆を有する各種ポリマー材
料におけるように、このような情況ではレーヨンカバー
についてさえも良好な機能上の有用性を見出すことがで
きる)。
このカバーは第3図および第4図によって示されている
ように、熱的または接着剤結合を介して周縁部端近傍の
シールド即ちバッフルに固定されることが好ましい。こ
れは周縁部にへりを与える。
該周縁部は製造業者の希望に従って幅を変えることがで
きる。該へりの寸法に関する考察は第9図における流れ
の描写を参照して最もよく考察される。該第9図は、例
えばメンスをカバーを通るZ方向においてかつ微繊維バ
ット内で完全に処置できないような場合におけるカバー
の表面を横切って設けられたもう一つの流路を示してい
る。カバーもバッフルも(夫々80および70で示され
る)、上で指定された好ましい条件下にある流体吸収体
である限り、第9図に示すようなカバーを横切って周辺
端部に流れる流体の移動は、こうして結合部に近接して
配置された微繊維内に該流体が吸上されることを可能と
する。うまく寸法調整されたへりを与えることにより、
流体の吸収体成分への二次的流れを達成することが容易
なものとなり、へりが余りに狭ければ吸上が生じるため
に十分な端部領域近傍における初期滞留時間が得られず
、その結果もれが生じる。一方、へりが非常に広い場合
にはもれの可能性があり、その結果逃散の発生前に吸上
が生じ得るはずの領域から流体が逃散する。多くの状況
の下では、上記の考えを念頭におけば、約Aインチ程度
のヘリで十分であると思われるが、材料等の選択に依存
して、当業者は特定の調整を行うかも知れないが、これ
は上記原理により導かれる当分野の業者の認識の範囲内
のことであると思われる。
以上の記載からまったく明らかとなったように、第1〜
10図に示された陰唇パッドは使用するのに極めて有利
であり、しかも上品で単純なデザインを有している。簡
略さと有効性の最適化はこのパッドのパフケージングに
先立って行われる。数種の他の例を第11〜16図に示
した。以下これについて述べる。
第11図と第12図は、参照番号84で示された、本発
明の陰唇パッドの好ましいバッキング形状を示す。この
例において、パッド30はフィルムラツバ−86内に収
納されている。このパッドはほぼひた68に沿った縦軸
近辺で折畳まれた状態で示されている。このパッドはフ
ィルムシート86内に、前記軸を横切って底面70を折
り合せるように畳まれて収容されている。従って、この
好ましい態様は、使用した要素の好ましい配向性を促進
すべく製造中にパッドに付与されたそりを強化する傾向
を有する。この特別な例では、バッキングラッパーはパ
ッド30の回りで折畳まれ、縦方向の対向する合せ目(
継ぎ目)88と90とで封止された熱可塑性フィルムで
ある。材料を適当に選ぶことにより、通常の熱封止が容
易となり、その結果まったく別々の包装パッドが得られ
、これは使用を見越して利用者が適宜持ち運ぶことを可
能とする。
包装したパッドの他の態様を第13〜16図に示した。
該包装パッドは概念的には全く類似しており、ここでは
手短かに説明するに止める。これら別々の態様において
は、(同様な部分は継続して同一の参照番号で示しであ
ることを認識して)、パッド30は第11図および第1
2図の縦方向とは逆に横方向に折畳んでパフケージング
していることを述べるだけで十分であろう。第13図お
よび第14図の例では、パッドは1回だけ折畳まれてい
るが、第15図および第16図の態様ではパッドは三つ
折りにされている0本発明のパッドについて強張すべき
、衛生パッド用の改善されたパンケージングの目的にと
って好ましい他の方法は、関連特許出願第      
 号に開示され、請求されている。
本発明がパフケージング法に関して種々もくろんでいる
ように、本発明の一般的範囲にはいるものとみなされる
別のいくつかの構造があり、それについては少なくとも
手短かに考察する。これらは第18〜21図に示されて
いる。
第18図は、参照番号92で示された、本発明のより起
伏を持たせたパッド(第2図のものと異り)を示すもの
である。このパッドは底面を画成するバッフル94と、
これまでの態様のものと対応するカバー96とを含む。
即ち、該カバー96は使用者の前庭内の適当な界面に対
して生理的湿潤化特性を有している。第18図の卵形パ
ッドは、参照番号102で示された、パッドの後部領域
に突出部100を有する突出したプロファイル98を含
んでいる。このプロファイル98は、この態様では後方
に末端104に向かうテーパーと前方に108で示され
たパッドの前方部分の終端部における基部末端106に
向かうテーパーとが付与されている。上で詳述したパッ
ド30と同様に、このパッド92は突出したプロファイ
ル98が使用者の大陰唇の内部に当てられるように、部
分的に陰唇形状につくられていて、後方の陰唇接合面と
大陰唇自体とで画成される領域に亘り前庭部を封止して
いる。この突出したプロファイルは、一般に使用者のク
リトリスから離れた位置で、前庭をパッドエレメントか
ら分離したことに対応して、縦軸に沿ったある点で終っ
ている。かくして、ここでもまた、メンスの流れにおけ
る陰唇部での阻止を達成するためにこれまでになされた
多くの試みにおいてみられたように、極めて敏感な生殖
器構造は摩擦接触から保護されている。このパッドも、
パッド30に関連して記載したように、使用者の外陰部
と当接された位置の外接部に止まる。
かくして、機能性の点でパッド92は上記のものに十分
匹敵するのでものである。また同様に、利用者と解剖学
的に協働して自動的に適合するパッド92は、独立した
付着手段に対する必須の要件を不要とする。しかしなが
ら、これまでに述べた態様と同様に、随意的な着衣付着
手段(図示せず)を、使用者の下着の中性点にて結合す
るように含むことができ、これは使用者の選択によって
使用すべきものである。
第19図は本発明の陰唇パッドのもう一つの態様を示す
もので、参照番号110で表しである。
このパッド110はポリマーフィルムの、あるいは場合
によっては結合されたポリマーフィルムを有する繊維ウ
ェブのバッフル112を含む。これらのいずれにおいて
も、目的とするところは流体不透過性のシールドを形成
することにある。該パンフルの上には第1の吸収体バッ
ト部材114が設けられ、更にその上には第2の吸収ハ
ツト116が設けられている。この特別な例において、
別々のバット114と116とは異る流体吸上性と保持
性とを有しているが、これはこの態様における必須の要
件ではない。例えば、上部バットあるいは上部層116
は、パッド30に与えられた移動層78と同様な移動層
的な性質を有する。また、これら2つの層は異る密度お
よび/または特別な吸上特性を有してもよく、従って流
体は選択的にパッドの外側領域を通る。これは好ましい
特徴であることが照明されている。換言すれば、本発明
は複数の層で吸収体コアを形成することを意図するもの
であり、そこでこのような複合体における異る相は異る
流体吸上特性および/または吸収特性で特徴付けられ、
このような変更は、例えば化学的および/または物理的
組成もしくは性質の異る複数の層を組合せることにより
実現される。このような考察とは無関係に、パッド11
0における突出したプロファイルは、118として示さ
れた、吸収体バット114と116とを適合させるよう
に配置された挿入部材(インサート)によって達成され
る。この図示された態様において、スロット120が上
方のバット116に形成されており、第19図では直線
状のスロットとして示されている。圧縮繊維塊の吸収体
で構成された該インサートはスロット120において前
方並びに後方にテーパーを付したクラウン122を含ん
でいる。このインサート118は更に、シャンク126
を含み、これはバット116の頂面下方にある。
シャンク126の底面は、例えばメンスを下部バット】
14に移動するように、バット114と流体を移動し得
るように嵌合されている。カバー゛128はパッド構造
の頂部を構成し、パッド30に関して上記したものと同
様な様式で、周辺端部130近辺でバフフル112に対
し封止されている。インサート118のクラウンはバッ
ト116の頂面を越えて上方に突き出しており、パッド
の後方域に突出したプロファイルを画成する突起即ち突
出部を与える。この突出したプロファイルは、第19図
を参照することにより明らかとなるように、突出部がパ
ッドの縦方向の中心線に沿って前方、後方にテーパーを
与えるように、幾分パッドの基部末端に向けて配置され
ている。また、パッド110はパッド30と機能的には
十分に匹敵するものである。即ち、インサート118の
存在により形成される突出部は、月経液の流れを阻止す
るように、利用者の前庭内に部分的に配置されるように
、与えられる。この月経流は、まず前庭内のターゲッH
I域を画成する突出領域と接触し、インサートに受は取
られ、継いで上方バット116と下部ハツト114の両
方に移動する。これらの部材に付与された吸上特性に依
存して、X−Y−Z方向の流動パターンは作製者の意向
により調整できる。
第20図および第21図は本発明のパッドの更に別の態
様を描写したものであり、132として示されている。
このパッドは構造的には第19図のものと同じであるが
、インサートは、この態様では、パッドの使用者が移動
させることのできる、位置決め可能なインサートである
。より詳しくは、134として示され、第21図におい
て最もよく示されているように、この例におけるインサ
ートは基本部材136からなり、これは中心に置かれた
突出エレメント138で形成されている。上部バット1
16は第19図に記載された態様のものとは違い、連続
なバット部材であり、この点で前記のスロットを有して
いるものとは相反する。この例において、インサート1
34はカバー128の背後で前記基本部材上に張り出し
ており、使用者により縦軸に沿って前方あるいは後方に
強制的に移動させ得る。使用者の解剖学的形態に合うよ
うに適当に位置調節した場合、該インサートは正確に第
19図のインサートと同じ機能を果す。即ち、突出した
ターゲット領域は、使用者の前庭内に配置するように形
作られたプロファイルの性質を有するように形成され、
同様に月経流を封止する。まずパッド132と接触した
場合、流体は生理的に湿性のカバー部材を直接通過して
インサートに達し、次いで吸収バットに至る。また、図
示された態様では複数のバフ)114および116を備
えており、これらには異る吸上特性が付与されているが
、当業者は単一の吸収体部材を用いて、かかる随意の態
様を捨てることもできることを理解すべきである。
本発明の実施のためにとり得る様々な構成に関る上記々
載から、幅広い範囲の方法が本発明の機能上の要件を満
たすように適合でき、良好な結果を与え得るものである
という認識が導出される。
効率と快適性に関して、本発明に記載され特許請求され
た陰唇パッドの品質保証、単一パッドを含む構造体また
は区画された流体分配を有する適当な形状の本体並びに
適当に生理的に湿ったカバーを有する保持特性がもくろ
まれている。実施態様において採用された特定の構造と
は別に、本発明の陰唇パッドは、これがユーザーに与え
る利益によれば驚嘆すべきものである。タンポンによっ
て与えられる利益に極めて近い封止上の利益が本発明の
パッドに付与されたが、衛生ナプキンに関る安全性も維
持されている。本発明のパッドは著しく改良された流体
の分配性並びに保持性を達成し、この一部は好ましい態
様において使用された微繊維パットによるものであり、
それによって効率を犠牲にすることなしに寸法上のかな
りの節約が可能となった。快適性はパッドを前庭内に(
全体ではなく)部分的に配置したこと、並びに生理的に
湿ったカバー部材の賢明なる選択との組合せにより達成
される。本発明の陰唇パッドは、その特定の構造を無視
すれば、使用者の解剖学的形態に対し高度に自己適合性
を有し、そのためにこの器具は、使用者と共にたとえ激
しい運動であっても移動する。これは使用者の身体に対
する衛生ナプキンの多くの従来の動きとは異なっている
。この器具は摩擦もしくは他の刺激の発生を最小化する
だけでなく、前庭内での封止帯域近傍でのより能動的な
相関々係並びに該器具の相関的な有効性を保っている。
また、パッドと使用者との間の協働により経験的に知ら
れた大きな改良が達成され、一方で付着手段などに対す
る必要性が排除され、また同手段は単に使用者により選
択されるオプションとして残されてにいるすぎない。か
くして、本発明は数種の好ましいH様を参照して記載さ
れ、かつ随意的特徴の範囲に関連して概説されたが、当
業者は、様々な置換、省略、修正並びに変更を、本発明
の精神を逸脱することなしに行い得るものと理解すべき
である。従って、前記の記載は単に本発明の好ましい範
囲の例示であり、本発明の範囲を何等制限しようとする
ものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、着用者の膣前庭内に挿置された状態で示され
た、本発明による陰唇形パッドの使用環境を示す解剖略
図、 第2図は、内部構成要素が見えるように一部を切除した
陰唇形バッドの斜視図、 第3図は、パッドを着用者の下着に固定する任意の接着
要素が想像線で示されている、第2図の陰唇形パッドの
底面部、 第4図は、パッドの“目標区域”、すなわち着用者の膣
前庭内に挿置され、月経液を受容する目的をもつパッド
部分が想像線で示されている、陰唇形パッドの平面図、 第5図は、身体の中心に近い方のパッドの端面図、 第6図は、身体の中心から遠い方のパッドの端面図、 第7図は、パッドの側面図、 第8図は、第4図のvA8−8についての縦断面図、 第9図は、本パッドが受容し、その周囲に配分される体
液の流れパターン(主流および副次流)を示す、第4図
の線9−9についての陰唇形バッドの後部領域内の横断
面図、 第1O図は、吸収体内の微小繊維ウェブの好ましい向き
を示すため一部を切除したパッドの第4図と同様な平面
図、 第12図は、第11図の線12−12についての包装構
造の断面図、 第13図は、横折り目に沿って折られた陰唇形パッドが
見えるように包装紙の一部を切除したパソド包装構造の
第2の実施例の斜視図、第14図は、第13図の線14
−14についての包装構造の断面図、 第15図は、2つの間隔をおいた横折り目に沿って3つ
のはy゛等しい区分に折られた陰唇形パッドが示されて
いる、パッド包装構造の第3の実施例の、第13図およ
び第14図と同様な斜視図、第16図は、第15図の線
16−15についての包装構造の断面図、 第17図は、本発明の陰唇形パッドの各種のカバー材料
と、生理用ナプキンの従来のカバー材料との含水特性の
比較を示す簡単なグラフ、第18図は、本発明の陰唇形
パッドの第2の実施例の斜視図、 第19図は、陰唇形パッドの第3の実施例の斜視図、 第20図は、パッドの後部領域に入っている移動可能な
インサートが見えるように一部を切除した、陰唇形パッ
ドの第4の実施例の斜視図、第21図は、第20図に示
した第4の実施例に使われたインサートの部分斜視図で
ある。 30・・・陰唇形パッド、32・・・膣前庭、34・・
・前部陰唇接合部、36・・後部陰唇接合部、38・・
・床部、40・・・会陰、42・・・肛門、44・・・
尻、46・・・膣口、48・・尿道口、50・・・クリ
トリス、52・・・隆起した外形(突起)、54・・・
パッドの後方領域、56・・・パッドの前方領域。 FIG、 1 FIG、3 FIG、4 コd FIG、 5           FIG、 61+
t FIG、7 FIG、9 FIG、 13 FIG、 15 FIG、14 FIG、10

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)使用者の膣前庭内の陰唇配置の一部に適合するよ
    うに形づくられていると共に、前記前庭からの流体の流
    れを防ぐように前記前庭の少なくとも一部分を塞ぐよう
    に形づくられた、解剖学的に自己整合するように形成さ
    れた生理用ナプキンであり、当該ナプキンは流体吸収体
    を有しており、該吸収体は後方領域とこれに連なる前方
    領域を備え、前記後方領域は大陰唇の中程にある前記前
    庭内に突出するようにした隆起部を備え、前記大陰唇に
    より前記隆起部は陰核から後方側に離れた位置から内方
    に拘束されるようになっており、前記前方領域は前記大
    陰唇を覆う外陰部の外側配置に適合するように形成され
    ていることを特徴とする生理用ナプキン。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記流体吸収体は、頂部と、側方表面と、
    底部と、衣類との接触表面と、周囲側面から構成され、
    前記隆起部は前記後方領域内の頂部表面から突出してい
    ることを特徴とする生理用ナプキン。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記隆起部は前記流体吸収体内に形成され
    ており、前記前庭内に突出させるために、形体保持構成
    を有していることを特徴とする生理用ナプキン。
  4. (4)特許請求の範囲第(3)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記流体吸収体は、ナプキンの対向側面の
    中央位置において、ナプキン後方端から延びる縦ひだを
    有し、この縦ひだにより、縦ひだを形成している横方向
    にわん曲した形状保持体を形成していることを特徴とす
    る生理用ナプキン。
  5. (5)特許請求の範囲第(4)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記形状保持体を維持するために、前記ひ
    だは前記底部表面の内側頂部内に少なくとも1つの接着
    接合部を有していることを特徴とする生理用ナプキン。
  6. (6)特許請求の範囲第(5)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記形状保持体は選択的に調整可能となっ
    ていることを特徴とする生理用ナプキン。
  7. (7)特許請求の範囲第(6)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記隆起部を使用者の膣前前に対して解剖
    学的に望ましい位置に位置決めするための調整手段を有
    する前記内側頂部内において、前記ひだは縦方向に配置
    された選択的に切断可能な接着剤接合点を複数有してい
    ることを特徴とする生理用ナプキン。
  8. (8)特許請求の範囲第(1)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記流体吸収体は少なくとも1つの微小繊
    維ウェブから構成されていることを特徴とする生理用ナ
    プキン。
  9. (9)特許請求の範囲第(8)項に記載の生理用ナプキ
    ンにおいて、前記流体吸収体は複数の微小繊維ウェブが
    横方向においてそれらの表面が相互に接触した状態で構
    成されており、前記ウェブは前記後方領域の隆起部内に
    おいて上向き方向に方向付けされていることを特徴とす
    る生理用ナプキン。
  10. (10)特許請求の範囲第(9)項に記載の生理用ナプ
    キンにおいて、前記隆起部は前記流体吸収体に形成され
    ていることを特徴とする生理用ナプキン。
  11. (11)特許請求の範囲第(10)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記形状保持体は前記後方領域内に配
    置した形状インサートから形成していることを特徴とす
    る生理用ナプキン。
  12. (12)特許請求の範囲第(3)項に記載の生理用ナプ
    キンにおいて、前記隆起部の中心にほぼ一致した縦軸線
    を有し、前記流体吸収体は、前記縦軸線に沿って、前記
    形体保持構成を助長するためのスリットが形成されてい
    ることを特徴とする生理用ナプキン。
  13. (13)特許請求の範囲第(12)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記縦方向スリットは前記縦軸線に沿
    って連続したものであることを特徴とする生理用ナプキ
    ン。
  14. (14)特許請求の範囲第(12)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記縦方向スリットは不連続なミシン
    目状のスリットであることを特徴とする生理用ナプキン
  15. (15)特許請求の範囲第(3)項に記載の生理用ナプ
    キンにおいて、前記隆起部の中心にほぼ一致した縦軸線
    を有し、前記流体吸収体は、前記形体保持構成を助長さ
    せるために、前記縦軸線上に位置するラインに沿ってエ
    ンボス加工されていることを特徴とする生理用ナプキン
  16. (16)特許請求の範囲第(1)項に記載の生理用ナプ
    キンにおいて、前記流体吸収体はセルローズ系繊維から
    成るパッドとより構成されていることを特徴とする生理
    用ナプキン。
  17. (17)特許請求の範囲第(16)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記パッドは圧縮されてあるものであ
    ることを特徴とする生理用ナプキン。
  18. (18)特許請求の範囲第(17)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記バットの密度は約0.15から約
    0.30gm/ccの範囲であることを特徴とする生理
    用ナプキン。
  19. (19)特許請求の範囲第(18)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記密度は約0.2gm/ccである
    ことを特徴とする生理用ナプキン。
  20. (20)主縦軸線と副交軸線とこれらにほぼ直交する横
    軸線によって規定される全体として卵形状をした解剖学
    的に構成された生理用パッドであり、該パッドは上方へ
    向う突起を有し、該突起は後端に隣接した突出部から前
    記縦軸線にほぼ沿って位置し、前方に向けて前記交軸線
    方向にテーパ付けされており、前記突起は、一般に後部
    陰唇部の接合部および陰核から離れた位置で終っている
    大陰唇によって拘束される領域上の使用者の膣前庭に位
    置するように形成されていることを特徴とする生理用パ
    ッド。
  21. (21)特許請求の範囲第(20)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、月経液を保持するための吸収体と、月経
    液を前記吸収体に通すために、パッド頂面の少なくとも
    一部に配置した流体透過カバーとを有し、前記カバーは
    、前記膣前庭内の生理学的含水物として特徴付けられる
    材料から成ることを特徴とする生理用ナプキン。
  22. (22)生理学的な含水カバーを有する流体保持体から
    成る生理用パッド。
  23. (23)一部分が使用者の膣前庭内に位置して、月経液
    の流出を防ぐようにした生理用パッドであり、主縦軸線
    と副交軸線とそれらにほぼ直交した軸線により空間的に
    形状が規定された吸収体を有し、前記膣前庭内において
    解剖学的な協同作用をする後方領域と、使用者の陰核か
    ら離れた外陰部上において解剖学的な協同作用をする前
    方領域とを備えており、前記吸収体は相互に表面接触し
    た状態で横方向に配置された複数の微小繊維ウェブから
    成り、更に該吸収体は前記後方領域内においては前記縦
    軸線方向にほぼ縁に沿って配置され、前記前方領域内に
    おいては前記交軸線に交差する方向に先端を向けて配置
    されていることを特徴とする生理用パッド。
  24. (24)特許請求の範囲第(23)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、ほぼ交軸方向に位置する逆V字形の突起
    を前記膣前庭内に位置するように形成するための構造的
    な傾向を、前記後方領域内に形成するために、所定の形
    状を前記縦軸線に沿って有していることを特徴とする生
    理用パッド。
  25. (25)特許請求の範囲第(24)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、生理学的含水カバーを有していることを
    特徴とする生理用パッド。
  26. (26)特許請求の範囲第(25)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、前記微小繊維ウェブを覆う不織布の移動
    層を有していることを特徴とする生理用パッド。
  27. (27)特許請求の範囲第(26)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、内方へ向かうひだを有する底面カバーを
    有し、底面カバーの内側頂部内において前記ひだの左右
    両表面の中間に少なくとも1つの接着接合部を有する前
    記形状に従って前記ひだは形成されていることを特徴と
    する生理用パッド。
  28. (28)特許請求の範囲第(27)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、前記少なくとも1つの接合部は選択的に
    切断可能なものであることを特徴とする生理用パッド。
  29. (29)特許請求の範囲第(25)項に記載の生理用パ
    ッドにおいて、前記吸収体は、前記縦軸線に沿ってスリ
    ットが形成された複数の微小繊維ウェブから成ることを
    特徴とする生理用パッド。
  30. (30)複数の微小繊維パッドから成る吸収体を支持す
    る流体不透過性バッフルを有し、該バッフルは不織布体
    を有するセルローズおよびポリマー繊維の混合物から成
    る移動層が積層され、更に生理学的含水組成のカバーを
    有していることを特徴とする生理用ナプキン。
  31. (31)使用者の膣前庭内の陰唇配置の一部に適合する
    ように形づくられていると共に、前記前庭からの流体の
    流れを防ぐように前記前庭の少なくとも一部分を塞ぐよ
    うに形づくられた、解剖学的な形状に従って形成された
    生理用ナプキンであり、当該ナプキンは後方領域とこれ
    に連なる前方領域とを備え、前記後方領域は前記膣前庭
    内に突出する隆起部を形成するように構成された中央区
    域を有し、前記前方領域は使用者の前方外陰部の外側配
    置を適合するように形成されていることを特徴とする生
    理用ナプキン。
  32. (32)特許請求の範囲第(31)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、区分された流体分散通路を備えた流体
    吸収体を有することを特徴とする生理用ナプキン。
  33. (33)特許請求の範囲第(32)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記後方領域の前記膣前庭内に突出し
    た部分内において縁に向けて配置され、しかも前記部分
    を超えて前方に向けて配置された複数の繊維ウェブによ
    り前記吸収体が形成されていることを特徴とする生理用
    ナプキン。
  34. (34)特許請求の範囲第(32)項に記載の生理用ナ
    プキンにおいて、前記吸収体の底面側を拘束する流体不
    透過性バッフルと、流体の流れを前記繊維ウェブに向け
    るためにこのウェブに積層された流体移動層部材と、前
    記流体移動層上に配置されて、ナプキン外周端に沿って
    前記バッフルにシールされたカバー部材とを有すること
    を特徴とする生理用ナプキン。
  35. (35)使用者の膣前庭内の陰唇配置の一部に適合する
    ように形づくられていると共に、前記前庭からの流体の
    流れを防ぐように前記前庭の少なくとも一部分を塞ぐよ
    うに形づくられた、解剖学的な形状に従って形成された
    パッドを有し、また、後方領域とこれに連なる前方領域
    とを備え、前記後方領域は前記膣前庭内に突出する隆起
    部を形成するように構成された中央区域を有し、前記前
    方領域は使用者の前方外陰部の外側配置に適合するよう
    に形成されており、更に、縦軸線によって中央で分離さ
    れた人体に接触する頂部表面を備えた生理用ナプキンに
    おいて、前記頂部表面が外側に向くように前記縦軸線に
    沿って折り畳まれており、この状態でシールされた高分
    子包装フィルム内に配置されていることを特徴とする生
    理用ナプキン。
  36. (36)使用者の膣前庭内の陰唇配置の一部に適合する
    ように形づくられていると共に、前記前庭からの流体の
    流れを防ぐように前記前庭の少なくとも一部分を塞ぐよ
    うに形づくられた、解剖学的な形状に従って形成された
    バッドを有し、また、後方領域とこれに連なる前方領域
    とを備え、前記後方領域は前記膣前庭内に突出する隆起
    部を形成するように構成した中央区域を有し、前記前方
    領域は使用者の前方外陰部の外側配置に適合するように
    形成されており、更に、交軸線によって二分された人体
    に接触する頂部表面を備えた生理用ナプキンにおいて、
    前記交軸線に平行に折り畳まれており、この状態でシー
    ルされた高分子包装フィルム内に配置されていることを
    特徴とする生理用ナプキン。
JP60109211A 1984-05-21 1985-05-21 生理用ナプキン Pending JPS61149145A (ja)

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