JPS61148470A - 加熱定着用ロ−ラ及びそれを有する定着装置 - Google Patents

加熱定着用ロ−ラ及びそれを有する定着装置

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JPS61148470A
JPS61148470A JP27125784A JP27125784A JPS61148470A JP S61148470 A JPS61148470 A JP S61148470A JP 27125784 A JP27125784 A JP 27125784A JP 27125784 A JP27125784 A JP 27125784A JP S61148470 A JPS61148470 A JP S61148470A
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JP
Japan
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layer
heating element
roller
heat generating
electrode
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JP27125784A
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Hiroshi Satomura
里村 博
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Canon Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • G03G15/2057Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明が属する分野) 本発明は電子写真複写機、印刷機、プリンター、又はフ
ァクシミリ等の記録装置に適用される定着装置の加熱定
着用ローラに関する。
本発明は未定着像の定着に利用される加熱手段としての
加熱定着用ローラ及び定着装置に関する。
(従来技術) 従来実用化されている加熱定着ローラは、表面に温度検
知器を有し、内部中央に設けられているハロゲンヒータ
を通電又は非通電状態に切替えることで温度制御されて
いる。
この温度制御はかなり複雑であるため、自己温度制御機
能を有する正の抵抗温度即ちPo5itiveTe++
+perature Co −efficient o
f resistivity (以下PTCと略す)特
性のセラミックを利用するものが提案されている。
米国特許第4,288,155号明細書には、PTC特
性を有する半導体セラミックを棒状態で用いた加熱定着
ローラが示されている。しかし、この棒状のPTCセラ
ミックは厚いものであるためローラ内周面に大きく離間
して設けなければならない。
特に、この米国特許に開示されたPTCセラミックは、
焼成後の棒状セラミックスであるため、PTCセラミッ
クへの印加電圧を与えるための電極を設ける際に問題が
ある。
PTC特性を有したセラミックスの表面に電極を設ける
と、電極設定の際にセラミックスを局部的に500℃〜
1000℃までも高温化するためにセラミックスにクラ
ックを生じてしまう、従来、定着の分野のセラミックス
は粉体にバインダーを混入しているが形状を維持するこ
とはできないほど、ぼろぼろで、形状を得るためには焼
成をせざるを得なかった。従って、従来の焼成前のセラ
ミックスに形状を容易に変更できるものが必要であると
本発明者は考えていた。従来の焼成前のセラミックスは
バインダーが粉体原料に対して数%以下であって変形不
可能であった。
又、従来のPTCセラミックは電力供給に対する熱変換
効率が悪い場合があり、この問題について明らかな説明
はされていなかった。
(発明の目的) 本発明は、前述した問題点に鑑み、PTC特性を有する
発熱層に、クラックの発生がない状態で電極を有し、加
熱むらを防止し、電力の熱変換効率の良い加熱定着用ロ
ーラを提供することを目的とする。
本発明は、上記加熱定着用ローラを有する定着装置の提
供を目的とし、他の目的を以下の説明で行うものである
(発明の構成) 本発明は上記問題点を解決するために、焼成によって正
の抵抗温度特性(Positive Temperat
ureCo−efficient of resist
ivity特性)を得ることのできる原料とこの原料を
保持するだめのバインダーとを混合して、未焼成の環状
基体を形成する工程及び発熱のための印加電圧が供給さ
れる電極を該形成工程中に該混合体に設ける工程とを経
た後に、該電極が形成されている未焼成の環状基体を焼
成する工程を経て形成された発熱層であって、焼成後正
の抵抗温度特性を有し表面に該電極庇ゴ以上の電気的絶
Ii&層を有している加熱定着用ローラ、及びこれを有
する定着装置である。
(実施例及び発明の概要説明) 本発明の各目的に適合する実施例及びその応用例が、第
1図の説明によって明らかになろう。
第1図で、36は画像形成手段のブロックを示しており
、内蔵される構成が一般的なファクシミリ、レーザープ
リンター、印刷機等の種々の画像形成手段を金色するこ
とを示す。
便宜上、画像形成手段36の一例として、電子写真法で
顕画像を形成する手段A−Hを示している。
Bは、像担持体の例として、感光層を有する感光ドラム
を示している。感光ドラムBは複写信号を受けて、駆動
源(不図示)の駆動力で矢印の方−回転し、不図示の前
除電帯電器によって前除電される0次に感光ドラムBは
導火帯電器Eにより帯電され、次に二次帯電器Hによっ
て二次除電を受ける。一方、これと同時にorigin
al像が光学部材と光学部材移動手段を含む光学装置A
によって走査されることで感光ドラムB上に像露光され
る。そして次の不図示の全面露光を受けることによりド
ラムBには静電潜像が形成される。この潜像は現像器C
において現像され、顕画像となりドラムBと共に回転し
、転写帯電器Fの所に至る。
一方、異なる幅サイズの記録材S、Stはカセット30
.31から搬送ローラ32,33によって1枚づつ送ら
れ、ガイド部材34に沿って移動し、その顕画像を受は
取るべくレジストローラGによってタイミングをはから
れてドラムBに近接搬送される。この時転写帯電器Fに
より記録材S、Stは、その裏面から顕画像と逆極性に
帯電され、これにより顕画像は記録材S、St上に転写
される。この後感光ドラムBはその表面をクリーニング
手段りによりクリーニングされ次の複写に備える。
一方、顕画像Tを確実に担持した記録材S。
Slは、感光ドラムBから分離されて定着装置37へ送
られる。
加熱定着ローラ1は後述する構成を有し、加圧ローラ2
とで記録材S、SLを挟持搬送する。この時定着ローラ
1に接する顕画像の熱可塑性粉体現像剤(以下トナーと
称する)は溶融されると共に加圧されて、記録材に加熱
定着される。
加圧ローラ2は剛性金属ロール44周面にシリコーンゴ
ム等オフセット防止性のある弾性材の厚い被覆43を有
している。この定着ローラ1と加圧ローラ2は互いに圧
接し、上記弾性被覆43が弾性変形することで記録材S
、Slの定着を行うニップ部を形成している。これらロ
ーラ1,2の駆動は電子写真記録装置3の本体側のモー
ター(図示せず)によってローラ1が矢印方向へ回転駆
動され、またローラ2は摩擦力によってローラ1に従動
回転する。又、定着ローラlの周面には、その表面をク
リーニングするウェブ51が押圧ローラ38によって圧
接せしめられている。軸40に巻回されているウェブは
定着ローラ表面をクリーニングした後駆動力によって回
転する軸39まで移動して軸39に巻き取られる1以上
のローラ1.2.38及び軸39.40は幅が記録材S
、51の幅以上あり定着器箱体52に回転可能に支持さ
れている。41は定着ローラに当接して、記録材をロー
ラ表面から分離する分離爪であり、42は加圧ローラ2
に近接する案内板である。46.47は分離爪41と案
内板42との間で搬送されてくる記録材をトレイ48に
排出する排出ローラである。
上記定着装置37は装置内に固定されたレールに対して
外ワク52が摺動することで、装置3に対して着脱可能
である。
前述の加熱定着ローラlについて詳述する。
第1図乃至第4図にみられるように、ローラlは多層構
成をとっている。50は中空の金属性円筒ローラで、ロ
ーラ1の基体をなしている。49は金属性円筒ローラ5
0上に設けられた電気絶縁層で、上層のPTCセラミッ
クの発熱層4及びPTCセラミックの内面層7をローラ
50の基体に対して電気的絶縁状態にしている。この絶
縁層49は上層のPTCセラミックの発熱効率を高いも
のにするために設けられている。
内面層7は、第2図に見られるように円筒状のPTCセ
ラミック層で、接合部6を有して円筒をなしている。内
面層7には、両端部の円周全体にプリントされた導体8
A 、8Bがあり、これは装置3からの印加電圧を受け
る電極を構成している。
発熱層4は、内面層7の上層として設けられている円筒
状のPTCセラミック層で、内面層7のセラミックの抵
抗よりも低い抵抗の層をなしている。この層4の内側に
ほぼ一定間隔で導体5A。
5Bが互い違いに順にプリントされている。これらの導
体5A 、5Bは発熱層4の長手方向全体にわたって長
手方向に関するライン状のパターンをなしており、2つ
の導体5A間に導体5Bが、2つの導体5B間に導体5
Aが、円周方向に関して夫々隣り合うように設けられて
いる。
隣り合う導体5A、5Bの間隔が一定であると共に、導
体5A同志、導体5B同志の間隔も一定である。このよ
うな一定間隔のライン状導体5A、5Bは、少なくとも
記録材s、siの通過域以上の領域りに設けられている
ことが好ましい、この理由は導体間隔が一定であると、
導体間に挟まれているPTCセラミックが、ローラの長
手方向に関して均一化した発熱を行うことができるから
である。
導体5A 、5Bには夫々電極をなすが、導体5Aと導
体5Bは異極となるように、集結導体5A′が導体5A
を集結し、集結導体5B′が導体5Bを集結している。
これら集結導体5/l¥、5日′は発熱層4の両端部の
左右に、その内周面全体に  ′わたって設けられてい
る(第2図参照)、この集結導体5A、5B’のみが内
面層の導体8A、8Bに接合されて、ローラlの給電機
構を形成している。
発熱層4の接合部6は、内面層7の接合部6と円周に関
して同じ位置にならないように、 180゜の差をもっ
て対向させている。この接合部6を重ねないことは加熱
定着ローラの強度を高める効果がある。そして加熱定着
ローラは、この発熱層4の表面に、前記像Tからのトナ
ーの融着を防止する為に、表面離型層91例えばPFA
樹脂、FE有している。
35は、すべての導体5A 、5B間に電圧を印加して
電流を流す電圧印加装置で、両極への給電ブラシ35A
 、35B (又は第3図のような給電フィラメント3
5%、35B’)を有している。第2図では導体8A 
、8B夫々にブラシ35A。
35Bが当接している。
上記のように記録材Sの幅LO,記録材S1の輻L1 
 (Lo >Ll)に対応するローラ表面は、周方向に
関して互いに異なる電極の導体5A、5Bが順に設けら
れているので、発熱層における発熱は円周方向において
行うことができる。これによって、記録材の幅に相当す
る領域のローラ表面温度が低下した時、温度低下した領
域のみが、その領域にあるPTCセラミックの抵抗低下
の作用で加熱される。従って、ローラ表面における不必
要な昇温は防止され、ローラ表面温度分布をローラの軸
方向にわたって均一化できる。又、導体5A、5Bの間
隔はほぼ一定にすることはより好ましい温度均一性を生
む、又導体5A、5Bの交互の配置によってローラの円
周方向の温度分布の均一化が達成できる。
第2図では、表面層9や絶縁層49や基体ローラ50を
表示していないが(ただし、この図の構成に表面離型層
9を設けたものでも本発明のローラ構成の一例となる)
、ローラ1の長手方向の断面図は第3図から理解できる
。尚、第3図では第2図で説明した給電フィラメント3
5A′、35B’を用いているため、ローラの一端面に
断熱性電気絶縁フランジ52を、フランジ52の外表面
にローラ1の軸54を中心として2重の同心円を描くよ
うに円環状の集結導体レール5A”、5B”を有してい
る。レール5A”、5B″には夫々導体5A、5Bがす
べて夫々に電気的に接続されている。さらに第3図では
、軸54を装置の基板56に対して固定されている他、
ローラlを軸54に対して回転可能にするための軸受5
3がフランジ52に設けられている。フィラメント35
八′。
35B′は電圧印加装置35に接続されると共に加圧バ
ネ57によって夫々レール5A″、5B”に当接されて
いる。フィラメント35A′、 35E3’(7)先端
幅は、レール5A″、5B”の幅より小であるので、レ
ールに対して安定接触する。55はフィラメントと加圧
バネを収容している軸支えで、フランジ52に対して微
小間隙を介して装置に固定されている。
次に、第4図の説明を兼ねながら、第6図の製造フロー
チャートの説明を行う。
焼成によって、キューリ一点を持つような材料構成のセ
ラミック原料lOに、溶媒119分散剤12を加えて、
混合・粉砕工程13を行う。セラミック原料10は、P
TC特性を有する BaTiO3系セラミックの原料1
0であるBaCO2、TiO2に、半導体化の為の添加
元素(例えば、La、Ce。
Nb、Ta、Bi 、Sb、W等の酸化物)を加え、さ
らに、正の抵抗温度係数を大きくする成分(Mn、Fe
、Cu、Cr等の元素)及び半導体化の促進、粒径の調
整を行う成分(A交203 。
5i02 、TiO2)を有している。
本例では、チタン酸バリウム16部に対してチタン酸鉛
9部(又はそれ以下)を加えた構成比になるように原料
混合し、キューリ一点が100℃〜250℃である発熱
層を得るようにしている。
ここで溶媒11として、トリクレン、アルコール、酢m
エチル、トルエン、アセトン、MEK。
水等を用い1分散剤12として、魚油、オクチルアミン
、グリセリルモノオレート(Glycerylmono
aleate)、グリセリルトリオレート(Glyce
r71trioleate)等を用いる。
さらに可塑剤15.バインダー16を加えて再度充分な
混合、粉砕14L、、成形、乾燥17を行ってグリーン
シートを作製18する。ここでグリーンシートは/ヘイ
ングーが全体の10〜20%含まれており、可撓性のあ
るものである。この可塑剤15として、ポリエチレング
リコール。
DBP (ジブチルフタレート)、DOP(ジオクチル
フタレート)、5AIB(ステアリン酸イソブチラール
)、グリセリン等を用い、バインダー16として、セル
ロースアセテート、ボリアクリレイ) 、PVA (ポ
リビニルアルコール)、PVB(ポリビニルブチラール
)、EVA(エチルビニルアセテート)、PVA(ポリ
ビニルアセテート)等を用いる。このようにして、厚み
0.5〜2m腸のグリーンシートを作製18した後、こ
のシート上に、高温焼結用導電ペースト、好ましくはタ
ングステン粉末ペーストをスクリーン印刷法により、前
述した導体5A 、5B 、5〆、5B′を図示の如き
くし歯状に印刷19する。印刷した状態では第4図の破
線で示したようなシート状であり、印刷時にセラミック
の焼成温度の500℃〜1500℃といった高温とは異
なり、はるかに低い200℃以下の加熱を受ける。
このように導体がパターン印刷されたグリーンシートを
、導体が内面側にくるようにすれば第1図の発熱層4と
なり、導体が表面側にくるようにすれば第4図の発熱層
4′となる。いずれにしても、シートは円筒状に成形2
0される。
次に、このシートを円筒状に成形20する。
この円筒状成形物は、外部からの圧力付与手段を必要と
しない為、この成形物内には、残存応力、歪等の影響の
ないものが作られる。
このようにして成形した円筒状成形物を内部に残存した
バインダー16を加熱除去21する。
この加熱に続いて、1時間当り200〜400°Cで昇
温させ、約1300〜1400°C,還元雰囲気内で2
時間、焼結22する。
この高温で還元雰囲気内という条件下で、セラミックは
収縮してPTC特性を得る。この時パターン化された導
体5A 、 5B 、 5A’、 5B’も同時に高温
にさらされるので、セラミックに対して印刷されて不安
定であった導体は、この焼成時にセラミックに対して密
着固定される。この焼成物を1時間当り100 ’C〜
200°Cで冷却し、電気絶縁層をこの表面に設ければ
第4図の如きローラが作成される6 第1図では内面層7を有しているので、この製法を補う
。内面R7も発熱層4と同様にセラミックのグリーンシ
ートを作製181.、パターン電極としての導体8A、
8Bをシートの一方の面の両端にライン状に印刷19す
る0発熱層4を前述したように、予め、導体5A、5B
等を印刷した状態のシートとして用意したものに、内面
層7のシートの導体8A、8Bは導体5〆、5B′に接
触するように重ねる0重ね合せたシート対を、導体8A
 、8Bが印刷されているシートが内側にくるように、
夫々の継ぎ目が重ならないように、円筒状の成形20す
る。この後、前述した加熱21゜焼結22を行う、これ
によって発熱層4と内面層7の導体ローラ形状が得られ
る。
一般にセラミックは焼成する事により収縮するが、この
収縮の部分的ムラによってクラックや質的なムラ、さら
には1寸法ムラが生じる。この部分的な収縮のムラは原
料の混合ムラや成形時の圧力による残存応力、残存歪に
よって生じる。
従来、この焼成時にクラックや質的なムラが生じたので
あるが、木刀法では、成形時に外部圧力の影響を受けて
おらず、その結果、成形体内に残存応力、残存歪がない
為、クラックや質的なムラを生じることなく、前記ロー
ラを作成する事が出来る。
こうしてPTC特性を有する、PTCセラミックローラ
が製造される。このローラは焼結と同時に電極も焼付け
られそおり、電極を後付けする必要はないので、この電
極材は時の熱ショックによるクラックの発生や寸法変形
の発生を防止出来る。
第2図は本発明の加熱定着用ローラとして使用できる他
の実施例の斜視図でもあって、この場合、この方法で、
肉厚0.511I11〜4■(二枚のシート4.7を貼
り合せた厚み)約30φ程度のもの迄作製出来る。又、
焼成後の寸法は約10φのローラで±0.3〜0.5%
程度の精度である。
第1図、第2図に示した例は、表面に電極(5A、5八
’、5B、5B’)が露出しておらず、電極部の凹凸が
ない車、表面からの発熱による空気中への熱の拡散がな
い事、等の利点を有している。
この方法によって作成したローラ1のPTC特性を第5
図に示す、この図は本実施例による抵抗の温度変化を2
5℃の抵抗を基準に規格化したものである。第5図にお
けるデータはBa原子を25重量%Pb−C置換したも
のを用いたものであるが、この場合pbの置換量が増大
するとともに、Pbの蒸発による焼成時の不均一が生じ
易くなる為、pbの置換量は少ない方が好ましい。
このようにしてPTCセラミックを作成する事により、
肉厚の薄い口・−ラを作る事が可能であるばかりでなく
、寸法精度のよい歪みの少ないローラを、電極を同時に
焼付けて作る事が出来る。このPTCセラミックローラ
の表面にフッ素樹脂をコートしたものを電子写真におけ
るトナー像加熱融解部材として端部に軸受けを設けて構
成し、その温度特性を、従来のハロゲンヒータによる加
熱ローラ(円筒材SUS、表面PTFEコートどちらも
25±5ル厚)と比較して測定した。その結果を第1表
に示す。
第   1   表 トのローラを提供出来る、 第1表のごとく、立上り特性、温度分布の良好なものが
得られた。
単純に棒状のPTCセラミックスで良熱伝導体のローラ
を加熱した従来のものではPTCセラミック自体は20
〜30秒で180 ’Oに昇温できるが、定着ローラ表
面が180”程度に達するには、90秒〜100秒の時
間を要する他、表面の温度分布はかなり不均一であって
1本発明と大きな差が見られた。
以上説明した様にPTCセラミック原料をシート状に成
形し、その表面に電極印刷した後、円筒成形して焼結さ
せPTCセラミックローラをつくる事により、 1、寸法精度を損なう事なく、かつクラック、質的なム
ラを発生させる事なく PTCローラを作る事が可能に
なり、発熱効率の良好なPTCセラミックローラが作製
出来る、 2、セラミックローラの焼成と同時に電極を形成する事
により電極材は時の熱ショックによる寸法変形、クラッ
クを防止するとともに、低コスいので、設計を容易にし
、実用範囲を拡大できる3、電子写真用定着装置におけ
る加熱ローラとして用いる事により立上り特性の良好で
、所定温度になるまでの加熱時間が短いクイックスター
ト可能な融解装置を提供出来る、 以上の効果を奏する。
又、上述したように電極が、ローラの周面(内面、外面
のどちらか一方に)に異なる電極を順になすものである
ことは、大きな発熱が得られる。
これは、各電極導体5A 、5B間の距1I11dと、
導体の本数n、導体5A、5Bの平行長さ文とし、単位
長さの抵抗率をOsとすると、層の抵抗がR=OsX 
 文 ×n となり、全発熱量をl KWで得るためにはl = 3
00■、印加電圧100(V)、!:す6とR= 10
QとfZる。つまり、上記の発熱量を上記パターン電極
で得る場合、Osを10Ω/IImとするとd (+*
m)X n−300(mm)となるようにdとnを設定
すれば良という利点がある。逆に、単位抵抗や距離d、
導体本数nを変化させれば、より大きな発熱量が得られ
る。依って、未定着のトナー像を定着した際の定着性は
良質なものが期待できる。
この発熱層4の表面と内面とに別々の電極を設けて発熱
させても、その抵抗がR= M fL  b/a(aは
内面電極の内径、bは外面電極の外径、ρは単位長さの
比抵抗)で表わされるので、限られた電圧100 (V
)をかけてIKWを得ようとするとその抵抗はJ1=3
00am、):+=10Ω/+amで、R=10Ωとす
ると、ln b/a = 200− b/a=8200
となるから実現不可能となってしまう、又10 (V)
や1(v)ノミ圧ヲカケテ行ッテモb/a=e 2. 
 b/a= e 0−02 榊1.02となるため不可
能か又はきわめて大きいトランスを必要としてしまうた
め、実用上デメリットが大きい。
上記実施例で、(dXn)はと記数式に基づいてみると
、18<(clXn)≦42であることが好ましい、又
PTCセラミックの抵抗は6Ω〜50Ωが適しており、
好ましくは1.5KW以下の発熱で700W以上の立上
り時の発熱を考慮すると14Ω以下であることが良い。
上記第1図例のように内面層7と発熱R4とを共にPT
C発熱層とする場合、内面層7の抵抗よりも外面層であ
る発熱層4の抵抗を小さくした方が、立上り時の所要時
間を短縮する利点と、連続定着時の熱低下を防止できる
効果がある。又、PTC発熱層を複数屑布することで定
着ローラ表面温度分布をより均一にできる効果がある。
上記加熱定着ローラ表面には雌型性層を設けることが好
ましく、第1図の他の構成である層49.59.9は任
意の方法で設ければ良く、内層となる層49.50は十
分な強度が得られるセラミックスの電気絶縁層にしても
良い。
本発明でいう加熱定着用ローラは、未定着トナー像と接
する定着ローラ、定着ローラとで記録材を挟持搬送する
ローラ、定着ローラを加熱するローラ等を含むものであ
る。
又、本発明は、加熱定着用ローラはもとより、このロー
ラと共に用いられる加圧ローラを含んだ定着装置におい
ても新規で十分な効果を奏するものである。
上記電圧印加手段35は電流を実質的に流すためのもの
等で良いが、交流(正弦波、矩形波、パルス波、三角波
等の電圧波計を含む)又は直流のいずれでも良い、交流
を印加する場合、上記導体は正極、負極とに交互に変化
するがクレーム中の表現はこれらを含むものである。
上記電極対は、ローラの軸方向に平行なものを示したが
ローラの内、外周面において、スパイラル状になってい
るものやローラの軸方向に関してわずかに傾きをもたも
のとしても良い、このスパイラル状電極対は、円周方向
にかなり近い方向に1間隙を小さくしているものが好ま
しい。
(発明の効果) 本発明は上記のように電極が設けられ、発熱体層の表面
に電気的絶縁層を有しているので、PTC特性を有効に
利用でき1発熱効率及び加熱分布が均一化された良好な
PTC特性の加熱定着が得られ、未定着のトナー像を定
着した際の定着性は良質なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体構成説明図、第2図は第
1図の加熱定着ローラの実施例の斜視図、第3図は第1
図の加熱定着ローラの軸方向要部断面図、第4図は加熱
定着ローラの他の実施例の側視図、第5図は本発明の加
熱定着ローラの発熱層の抵抗変化曲線を示すグラフ、第
6図は本発明の詳細な説明用フローチャートである。 1は加熱定着ローラ、2は加圧ローラ、4は発熱層(P
TCセラミック)、7は内面層(PTCセラミック)、
5A、5B、8A、8Bは導体、9は表面離型層、35
は電圧印加装置、49は絶縁層、50は金属性°円筒ロ
ーラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼成によって正の抵抗温度特性(Positiv
    eTemperature Co−efficient
     of resistivity特性)を得ることので
    きる原料とこの原料を保持するためのバインダーとを混
    合して、未焼成の環状基体を形成する工程及び発熱のた
    めの印加電圧が供給される電極を該形成工程中に該混合
    体に設ける工程とを経た後に、該電極が形成されている
    未焼成の環状基体を焼成する工程を経て形成された発熱
    層であって、焼成後正の抵抗温度特性を有し表面に該電
    極が形成されている発熱層をローラの軸方向にわたって
    有しており、その外側にPTC発熱層の使用される体積
    抵抗に対する体積抵抗比が10^1オーダーの差以上の
    電気的絶縁層を有している加熱定着用ローラ。
  2. (2)上記発熱層は焼成によって正の抵抗温度特性(P
    ositive Temperature Co−ef
    ficient ofresistivity特性)を
    得た円筒状の第1、第2発熱体層を有し、上記電極は、
    第1発熱体層と第2発熱体層との間に、これらの発熱体
    層に電圧を印加するための電極対を有し、第1発熱体層
    は第2発熱体層の外側にあり、第1発熱体層の抵抗は、
    これに対応する第2発熱体層の抵抗よりも小さい特許請
    求の範囲第1項記載の加熱定着用ローラ。
  3. (3)上記電極対は、一極をなす導体と他極をなす導体
    とを円筒状の発熱体層の一面側に関して交互に有し、さ
    らに電極対は発熱体層の長手方向にわたって記録材の幅
    以上に設けられている特許請求の範囲第1項又は第2項
    に記載の加熱定着用ローラ。
  4. (4)焼成によって正の抵抗温度特性(Positiv
    eTemperature Co−efficient
     of resistivity特性)を得ることので
    きる原料とこの原料を保持するためのバインダーとを混
    合して、未焼成の環状基体を形成する工程及び発熱のた
    めの印加電圧が供給される電極を該形成工程中に該混合
    体に設ける工程とを経た後に、該電極が形成されている
    未焼成の環状基体を焼成する工程を経て形成された発熱
    層であって、焼成後正の抵抗温度特性を有し表面に該電
    極が形成されている発熱層をローラの軸方向にわたって
    有しており、その外側にPTC発熱層の使用される体積
    抵抗に対する体積抵抗比が10^1オーダーの差以上の
    電気的絶縁層を有している加熱定着用ローラを備えた定
    着装置。
  5. (5)上記発熱層は焼成によって正の抵抗温度特性(P
    ositive Temperature Co−ef
    ficient ofresistivity特性)を
    得た円筒状の第1、第2発熱体層を有し、上記電極は、
    第1発熱体層と第2発熱体層との間に、これらの発熱体
    層に電圧を印加するための電極対を有し、第1発熱体層
    は第2発熱体層の外側にあり、第1発熱体層の抵抗は、
    これに対応する第2発熱体層の抵抗よりも小さい特許請
    求の範囲第4項記載の定着装置。
  6. (6)上記電極対は、一極をなす導体と他極をなす導体
    とを円筒状の発熱体層の一面側に関して交互に有し、さ
    らに電極対は発熱体層の長手方向にわたって記録材の幅
    以上に設けられている特許請求の範囲第4項又は第5項
    に記載の定着装置。
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