JPS61146831A - 機能性薬剤がドツト状に付与された糸状物 - Google Patents

機能性薬剤がドツト状に付与された糸状物

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JPS61146831A
JPS61146831A JP26850684A JP26850684A JPS61146831A JP S61146831 A JPS61146831 A JP S61146831A JP 26850684 A JP26850684 A JP 26850684A JP 26850684 A JP26850684 A JP 26850684A JP S61146831 A JPS61146831 A JP S61146831A
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JP
Japan
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yarn
resin
dots
agents
functional
Prior art date
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Pending
Application number
JP26850684A
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English (en)
Inventor
中村 暉夫
小出 和佳
豊 増田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 瞼誇Mに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、糸状物にドツト状に機能性薬剤が付与されたもの
として、手芸糸のような糸状物に間欠的に樹脂ローラに
接触させて樹脂を点状に付与する方法がある。しかしな
がらこのような方法で付与された樹脂のドツトの大きさ
は1m1T1以上と大きく、人間の目には明らかにドツ
ト状が識別でき、外観が手芸糸の域を出ず、風合もきわ
めて粗硬なものしか得られなかった。また機能性薬剤を
パッド法やコーティング法で糸状物に付けたものがある
が、どうしても機能性薬剤の付与量が多くなり風合が硬
くなってしまって、機能的にも外観的にも特徴のあるも
のは得られなかった。また別のものとして、機能性薬剤
をスプレー法で付与したものがあるが、スプレーでは液
滴の大きさや付与量をコントロールすることはむつかし
く、スプレーによるむらを消そうとして多くスプレーす
ると付与量か多くなり全面にコーティング被膜をつくる
ことになってしまい、特徴的な機能を持った糸状物は得
られなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、従来にないドツト状で機能性薬剤が付与
された糸状物を鋭意検討した結果、次の発明に到達した
。このような糸状物によって、新規な風合、表面タッチ
、外観、性能などの機能を得ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は以上のような問題点を解決するために、次のよ
うな手段を取った。すなわち 機能性薬剤か、糸の長さ方向にドツト状に、1個のドツ
トの平均長さが30〜500μ、ドツト聴。
本発明でいう機能性薬剤とは染料や顔料のような着色剤
を含まない薬剤で、繊維内部に含浸させ繊維を改質する
ものと、繊維外部に付着または被覆し、風合、外観、性
能を変えるものをいう。本目的の無色の機能性薬剤と同
時に、着色したい場合には機能性薬剤の中に染料や顔料
を入れて付与することもできる。本発明の機能性薬剤に
は多くの種類があり、例えば、樹脂、モノマ、界面活性
剤、油剤、抗菌剤、吸湿剤、撥水剤、帯電防止剤、紫外
線吸収剤、赤外線吸収剤、螢光増白剤、膨潤剤、溶解剤
、分解剤、脆化剤、無敗粒子、金属粒子、磁性体、難燃
剤、防染剤、酸化剤、還元剤、香料などを挙げることが
できる。さらに詳しくは、樹脂としては天然ゴム、ニト
ロセルロース、アセチルセルロース、塩化ゴム、ポリビ
ニルナルコール、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポ
リアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル酸エステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノ酸樹脂、ポリオレフィ
ン樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂、クロルスル
ホン化ポリエチレン、NBR,SBR、エチレンプロピ
レンターポリマ、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリエチ
レン、尿素樹脂、メラミン樹脂、塩化ビニリデンなどが
ある。
以上のような機能性薬剤が付与された糸状物とは、天然
繊維、化学繊維からなる連続状フィラメントまたは紡績
糸であるが、更に詳細には、連続状フィラメントとはマ
ルチフィラメント、モノフィラメント、これらを加工糸
にしたり加熱したもの、連続状紡績糸とは短繊維を紡績
工程によって糸状にしたものをいい、フィラメントと紡
績糸とにより1本の糸になったものも含む。
本発明で付与されている機能性薬剤の1個のドツトの平
均長さとドツトの面積占有率が、風合、外観、性能を左
右する重要なファクタとなる。すなわち、糸状物に本発
明で示すような範囲の平均長さと面積占有率のドツト状
の機能性薬剤を付与することにより、今までにないよう
な風合、外観、性能が得られることを見出したものであ
る。付与されている1個のドツトの平均長さは30〜5
00μの範囲にあることが必要で、望ましくは50〜3
00μがよい。ドツト状の機能性薬剤は必ずしも円型や
楕円型でなくても、かなり歪んだ形状や繊維間隙に滲ん
だ形状の場合もあり、表面から観察した時の長径と短径
の平均値をいう。平均長さが500μ以上では荒すぎて
、従来品との差が明確でなくなり、平均長さが30μ以
下では細がすぎて一般的なコーテイング品と区別できな
くなる。また付与されているドツト状機能性薬剤の面積
占有率は3〜95%の範囲におることが必要で、望まし
くは10〜80%がよい。95%以上では、全面が被覆
された状態に近くなり、全面コーテイング品と区別しに
くくなる。また3%以下では少なすぎて、何も特長が発
揮されなくなる。本発明範囲の面積占有率であっても面
積占有率が大きな場合には、付与されてない空間はある
ものの相隣合うドツトがオーバーラツプすることがある
。このような場合も本発明と含まれるものとする。
本発明で示すドツトの平均長さと面積占有率で無色の機
能性薬剤が糸状物に付いておれば、肉眼ではドツト状で
は識別しにくくなり、拡大鏡で見て始めて認識できるも
のである。これが、本発明によってもたらされる風合、
外観、性能の出てくるゆえんである。
本発明のドツト状の機能性薬剤が付与された糸状物は、
インクジェット方式によって糸状物に液状の薬剤を付与
することによって得ることができる。インクジェット方
式とは、近年情報端末で非接触の記録、印刷を行なうた
めに、細いノズルから吐出する印刷インクを制御して紙
の上に画像を形成する検討が進められてあり、これを糸
状物に薬剤をコンピュータで制御して任意のドツト状で
付与しようとするものである。インクジェットとして種
々の方式が考案され開発が進められており、滴化方式の
違いにより、連続噴射形、間欠噴射形、オンデマンド形
などに大別される。このようなインクジェット装置を、
そのまま本発明(使用することはできない。何となれば
、細いノズルから液が飛翔するためにはペースト状の高
粘度のものは側底だめで、きわめて低粘度のものしか使
えない。
高々100Cl)までである。かかる低粘度の液滴が糸
状物に付与された時に、毛細管現象で糸状物を構成する
繊維や糸に沿って液が拡散する場合があり、いわゆるに
じみ現象の起こることがある。この場合には機能性薬剤
はドツト状にならないし、本発明で示されるような平均
長さのドツトも得ら・  れない。このように液滴かに
じむ場合には、にじみ防止の手段を取る必要がおる。種
々の方法が考えられるが、あらかじめ糸状物を溌水処理
しておく方法、糸状物に充填材を付与しておく方法、液
滴が糸状物に付与した瞬間に増粘するようあらかじめ薬
剤の液組成と糸状物の前処理剤との組み合せを考えてお
く方法、薬剤の液が糸状物に付与されると同時に薬剤液
中の溶媒を熱などで飛散させる方法などがある。本発明
では、いずれの方法も取りつる。
本発明の新規性を強調したい点は次の点にある。
従来インクジェットによって着色剤を含むインクを紙に
付与した場合、目的は情報の認識であって図柄や文字が
いかに人間の目に映るかが問題にされる。すなわち、こ
こではドツト状の異なる色の点の集合によって図柄や文
字を表現し、濃さ、解像度、階調などが問題にされ、風
合や機能については問題外であり、むしろインクジェッ
トされる前のままに保持することに努力が払われている
本発明者らは、無色の機能性薬剤でインクジェットを試
みる過程で、色を持った図柄や文字の情報認識を与えず
に、風合や機能の点で従来にはない−ものの得られるこ
とを見出したものでおる。この場合、付与されるドツト
状の機能性薬剤の平均長さと面積占有率とが特定の範囲
におれば、本発明の風合や機能が得られるものである。
もつとも本発明では、ドツト状の機能性薬剤の規則的な
配列によって得られる効果を主体とするものではあるが
、色素以外の機能性薬剤による図柄や文字の情報識別効
果を得ることも可能である。
〔実施例1〕 ポリエステル繊維のマルチフィラメント糸150D−4
8Fを塩化カルシウム50g10の液にパッドして絞り
乾燥した。
次のような組成のインクジェット装置のインクタンクに
入れる粘度7.5cpの液を準備した。
エラストロン C−52(水溶性ウレタン、第一工業製
薬(株)製)         30%プロピレングリ
コール        20%水分散性ポリエステル (組成:イソフタル酸90モル%、 スルホイソフタル酸ナトリウム10モル%、ジエチレン
グリコール100モル%、 分子量約1万>            20%水  
                      30%
合   計               100%こ
のような液を次に示すインクジェット条件で樹脂をドツ
ト状で連続して走行するポリエステルマルチフィラメン
ト糸に付与し、140’Cで1分間乾燥した。
インクジェット方式     オンデマンド型ノズル直
径             40μ印加電圧    
          40V吐出速度        
2500ドツト/秒糸速度             
45m/分かくして得たポリエステルマルチフィラメン
ト糸を顕微鏡で拡大して見ると周期的に樹脂がドツト状
で付与されており、ドツトの平均長さは150μで面積
占有率は60%であった。この糸を経緯糸に用いて平織
物を織ったところ、風合、表面タッチが従来得られなか
った独特のリネンライクなものであった。
〔実施例2〕 実施例1での糸速度を180m/分にして、他の条件は
実施例1と同一の条件でポリエステルマルチフィラメン
トにポリウレタン系樹脂を付与した。この糸を仮より加
工機に通した結果、所々集束された捲縮糸が得られ、従
来の仮より加工糸にはないものが得られた。顕微鏡で拡
大してみると、樹脂が周期的にドツト状で付与されてあ
り、ドツトの平均長さは150μで面積占有率は20%
であった。
〔発明の効果〕
本発明の糸状物では、表面の凸凹の状態を従来のものと
は変えた場合には表面タッチが独特なものとなり、リネ
ン調、ウール調、シルク調などの風合が得られる。また
繊維の所々が樹脂で結束させた場合には、外観の優れた
加工糸が得られたり、ピリングやスナツグが改善される
。また吸水剤ヤ撥水剤を付与すれば連続した糸に吸水す
る部分や撥水する部分を任意にコントロールしてつくる
ことができる。また強撚糸に樹脂を付け、解撚させると
従来にない撚の糸が得られる。また製織用の無撚糸とし
ても使える。以上のような本発明の効果はほんの一例で
あり種々の効果が期待できるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 機能性薬剤が、糸の長さ方向にドット状に、1個のドッ
    トの平均長さが30〜500μ、ドットの面積含有率が
    3〜95%の範囲で付与されていることを特徴とする機
    能性薬剤がドット状に付与された糸状物。
JP26850684A 1984-12-21 1984-12-21 機能性薬剤がドツト状に付与された糸状物 Pending JPS61146831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7559954B2 (en) 2003-09-22 2009-07-14 Ten Cate Advances Textiles B.V. Method and device for digitally upgrading textile
IT201700046089A1 (it) * 2017-05-04 2018-11-04 Technores S R L "dispositivo e metodo di trattamento in continuo di una pluralita' di filati"

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7559954B2 (en) 2003-09-22 2009-07-14 Ten Cate Advances Textiles B.V. Method and device for digitally upgrading textile
US7892608B2 (en) 2003-09-22 2011-02-22 Ten Cate Advanced Textiles B.V. Method and device for digitally coating textile
IT201700046089A1 (it) * 2017-05-04 2018-11-04 Technores S R L "dispositivo e metodo di trattamento in continuo di una pluralita' di filati"

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