JPS61146253A

JPS61146253A - スナツプ・イン型入れ歯固定具

Info

Publication number: JPS61146253A
Application number: JP60283140A
Authority: JP
Inventors: マツクス・ゼスト; ポール・ゼスト
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-12-19
Filing date: 1985-12-18
Publication date: 1986-07-03
Also published as: EP0193679B1; CA1254408A; US4547159A; ATE43237T1; DE3570357D1; EP0193679A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、入れ歯を現存の歯あるいは顎骨に固定する
為に使用されるスナップ・イン、型入れ歯固定具に関す
る。

（従来の技術）入れ歯を現存の歯あるいは顎骨に固定する為の種々の入
れ歯固定具が今までに開発されてきている。入れ歯を現
存の歯に固定する為に使用されている入れ歯固定具は通
常は、現存の歯の上にセメント付すされたセラミック金
属製のクラウン中に形成あるいは挿入された溝と、入れ
歯の義歯中に埋設された嵌合出張りあるいは嵌合ピンと
、有しでおり、嵌合出張りあるいは嵌合ピンは入れ歯を
現存の歯に固定する時に溝中に嵌合される。溝に対する
嵌合出張りあるいは嵌合ピンの摩擦係合が現存の歯に対
する入れ歯の固定を行なっているので、溝および度合出
張りあるいは嵌合ピンの寸法は精密でなければならない
。

もしも溝および嵌合出張りあるいは嵌合ピンの寸法が現
存の歯に対する入れ歯の確実な固定を行なうのに十分な
ほど精密であるならば、上記の固定は通常は非常に堅く
なるので、快適な明曖動作を得る為に必要な入れ歯のほ
んの僅かの動きを許容しない。弾性を有した挿入部材あ
るいはクッション部材が使用されてはいるが、これらは
摩耗しやすいので定期的な交換が必要である。米国特許
第４．３６２．５０９＠には入れ歯固定具が記載されて
おり、この入れ歯固定具はプラスチック製の挿入部材に
より鳩尾（ｄｏｖｅ　　ｔａｉ＋）型の連結（即ち、蟻
継ぎ）を行なっているが、このプラスチック製の挿入部
オΔが係合している非常に小さな固定リブは摩耗しやす
い。

（発明ｈ＼解決しようとする問題点）この発明は上記事情に基づいてなされたものであり、こ
の発明の目的は、現存の歯に対する入れ歯の確実な固定
を行なうことが出来るばかりでなく快適な明噛動作を得
る為に必要な入れ歯の僅かの動きを許容することが出来
る弾性を有しており、しかも摩耗が極めて小さなスナッ
プ・イン型入れ歯固定具を提供することである。

（問題点を解決するための手段）上述したこの発明の目的を達成することが出来るスナッ
プ・イン型入れ歯固定具は、入れ歯を現存する歯に固定
する為に使用するものであって：延出端に実質的に球形
状をした頭部を有する細長い円柱形状のピンを備えてい
る雄部材と；上記ピンから半径方向に延出し、義歯中に
埋設されて義歯に固定される固定出張りと；一側が開口
し上記ピンが挿入され上記ピンと摩擦係合する溝を有し
ており、上記溝が上記ピンを把持し弾性を有している複
数の側壁の間に規定されている雌部材と；を具備してお
り、上記ｌｌｉｌｔ部材が基端部に固定されたソケット
部材を有していて、ソケット部材が上記ピンの球形状の
頭部とスナップ係合を行なうソケットを有しており；さ
らには上記１１ｆｆｆ部拐が、上記前部材を現存する歯
中に固定する固定手段を備えている；ことを特徴として
いる。

（発明の作用および効果〉上述した如き構成であれば、入れ歯の義歯に固定されて
いる雄部祠はピンの球形状の頭部を中心にして、現存す
る歯に固定されている画部祠のソケットに対して弾性を
伴ってわずかに運動することが出来るので、現存の歯に
対する入れ歯の確実な固定を行なうことが出来るばかり
でなく快適な咽喉動作を得る為に必要な入れ歯の僅かの
動きを許容することが出来る。そして球形状の頭部とソ
ケットとの連結は、相対的な運動時に大きな摩擦力を発
生しないので摩耗が少ない。

（実施例）第１図には雄部材１０が示されており、雄部材１０は細
長い円柱形状のピン１２を有している。

ピン１２の延出端部１４は直径が小さくなっており、延
出端部１４の端面近傍領域は球形状の頭部１６に形成さ
れている。裏板１８がピン１２に沿って延出しており、
裏板１８からは相互に正反対の方向に向かって１対のフ
ランジ２０が延出している。ピン１２の延出端部１４の
近傍で裏板１８は、ピン１２から半径方向の外方に遠ざ
かっている段部２２を有している。

裏板１８からはさらに固定出張り２４がピン１２の長手
方向中心線と実質的に同じ平面内で半径方向に延出して
おり、固定出張り２４は複数の穴２６および複数の突起
２８を有している。固定出張り２／ｌは、第４図ないし
第７図に示す如く、入れ歯３０の端に位置する義歯の側
端面３２に裏板１８を位置させた状態で義歯中に埋設さ
れる。固定出張り２４十の複数の穴２６および複数の突
起２８は、義歯のセメントあるいは冷間合成材料（歯科
医師が入れ歯を作成する為に使用する例えばアクリル樹
脂）−との接触面積を増大してこれらに対する結合力を
強化する。雄部材１０を最初に入れ歯３０の義歯に設置
する時には、ピン１２が、第１図に示す如く、平坦な表
面３５を有゛する直線状突出部３４を備えている。この
直線状突出部３４は入れｍ３０の雨着の義歯におけるピ
ン１２の一直線状の配置を容易にする。入れ歯３０が環
存する歯に対して固定された後は、直線状突出部３４は
切断される。

第２図には、雌部ｖｉ’３６が示されている。雌部材３
６は、雄部材１０のピン１２の外周面と一致する部分的
な円形上をした溝底壁３Ｂを有している。溝底壁３８に
は内方に湾曲しピン１２を把持してピン］２と摩擦係合
する１対の側壁４ｏが連設されており、夫々の側壁４０
は溝底壁３８と協働して規定している溝の開口側から横
方向に折曲され相互に正反対の方向で外方に向がって張
出した外方フランジ４２を有している。溝底壁３８と側
壁４０との交差領域では、外方に向けて折曲されている
リブ４４が長手方向に沿って設けられている。ｉｆｆ部
材３６は薄い弾性を有した例えばステンレス鋼の如ぎ々
Ａ　ｌｉ＋によって形成されており、故に上記渦中に雄
部′＋ｊＵ’１０のピン１２をその長さ全体に渡り保持
し・ていながら入れ歯３０を顎の動きとともに動かすこ
とができるようにするために必要な弾性をリブ４４が十
分に創出することが出来る。

１１ｔｌｔ部材３６の下端（叩ち基端）には、第３図に
示す如く、ソケット部材４６が設けられている。

ソケット部材／１６は溝底壁３８と１対の側壁４０とで
囲まれた溝中に嵌合され、溝底壁３８の末端縁に着座し
た半径方向突出・端フランジ４８を有している。ソケッ
ト部材４６は、第６図に示す如く、雄部４７１１ｏのピ
ン１２の球形状の頭部１６を受入れるソケット５０を有
しており、ソケット５０の入口の内周面にはソケッ１〜
５０中に受入れられた雄部材１０のピン″１２の球形状
の頭部１６の首部５４に係合する内周リブ５２が設けら
れている。ソケット部柵４６はステンレス鋼の如き高耐
摩耗性材料によって形成され、例えばレーザ溶接により
溝底壁３８と１対の側壁４０とで囲まれた溝中で溝底壁
３Ｂと１対の側壁４０とに固定されている。

雌部材３６は、第３図に示す如く、現存する尚６０の側
面に１対の外方フランジ４２を位置させた状態で、現存
する歯６０に形成されている適切な形状の凹所５８中に
設置されている。１１１１１部ｔ、ｆｌ　３６は外方に
折畳まれたリブ４／！４の形状のおかげで現存する歯６
０の中に保持′され、効果的な弾性を得る為には少量の
接着材を使用することが好まし・　い。

第４図に矢印で示す如く入れ歯３０が所定の位置に下降
されると、雄部ｖＵ１０のピン１２が用１部月３６の溝
底壁３８と１　′ｌＡの側壁４０とで囲まれた溝中に挿
入され、入れ歯３０はピン１２の球形状の頭部１６が１
■（部材３６のソケット部子４４６にスナップ係合され
るまで下方に押圧される。第６図には雌部材１０のピン
１２の球形状の頭部１６が雌部材３６のソケット部材４
６にスナップ係合された後の状態（ａ（１ち、現存する
歯６０に対づる入れ歯３０の固定が完全に終了した後の
状態）が示されでおり、ここにおいては段部２２がソケ
ット部材４６の配置の為の空間を創出している。

上述したスナップ係合は極めて強力であるが、入れ歯３
０に対して図における上方に向かう力を負荷してやると
、上述したスナップ係合を解除させることが出来る。即
ち、現存する歯６０に対する入れ歯３０の固定を解除す
ることが出来る。現存する歯６０に対しで入れ＠３０が
固定されている間には、入れ歯３０は明噛中に歯肉に負
荷する圧力を調節する為に垂直方向および横方向にわず
かに移動することが出来る。側壁４０およびリブ４４の
弾性はピン１２の把握を解除することなく上述した如き
わずかの移動を可能にし、上述したスナップ係合は現存
する歯６０からの入れ歯３０の上方への意図せぬ離説を
防止している。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例にかかるスナップ・イン型
入れ歯固定具の雄部材の斜視図；第２図は、この発明の
実施例にかかるスナップ・イン型入れ歯固定具のｌｌｒ
ｌｔ部材の斜視図；第３図は、第２図の雌部オオが現存
する歯に埋設された状態を示す斜視図ニ第４図は、現存する歯に対して入れ歯を固定する為に現
存する歯に埋設された雌部４Ｊに対して入れ歯の義歯に
埋設されたＭｌ：部材が結合される直前の状態を示した
正面図；第５図は、現存する歯に対して入れ歯が固定された時の
状態を第４図と同様に示した正面図；第６図は、現存す
る歯に埋設された雌部材に対して入れ歯の義歯に埋設さ
れた雄部材が結合された状態を一部を切欠いて示す拡大
正面図；第７図１ｊＩ、第６図の線７−７に沿った断面
図である。１０・・・剋（部材、１２・・・ピン、１４・・・延出
端部、１６・・・頭部、１８・・・裏板、２０・・・７
ランジ、２２・・・段部、２４・・・固定出張り、２６
・・・穴、２８・・・突起、３０・・・入れ歯、３２・
・・義歯の端面、３／１・・・直線状突出部、３５・・
・平坦な表面、３６・・・雌部材、３８・・・溝底壁、
４０・・・側壁、４２・・・外方フランジ、４４・・・
リブ、４Ｇ・・・ソケット部材、４Ｂ・・・半径方向突
出・端フランジ、５０・・・ソケッ１へ、５２・・・内
周リブ、５４・・・首部、５８・・・凹所、６０・・・
環存す−１２＝出願人代理人　弁理士　鈴江武彦特許庁長官　　宇　賀　道　部　　− １，事件の表示特願昭６０−２８３１４０号２、発明の名称スナップ・イン型入れ歯固定具３　補正をする者事件との関係　特許出願人マックス・ゼスト（ほか１名）４、代理人５　自発補正ません。

Claims

【特許請求の範囲】１、入れ歯を現存する歯に固定する為に使用するもので
あって：延出端に実質的に球形状をした頭部を有する細長い円柱
形状のピンを備えている雄部材と；上記ピンから半径方
向に延出し、義歯中に埋設されて義歯に固定される固定
出張りと；一側が開口し上記ピンが挿入され上記ピンと
摩擦係合する溝を有しており、上記溝が上記ピンを把持
し弾性を有している複数の側壁の間に規定されている雌
部材と；を具備しており、上記雌部材が基端部に固定されたソケット部材を有して
いて、ソケット部材が上記ピンの球形状の頭部とスナッ
プ係合を行なうソケットを有しており；さらには上記雌部材が、上記雌部材を現存する歯中に固
定する固定手段を備えている；ことを特徴とするスナッ
プ・イン型入れ歯固定具。２、上記雌部材が、上記ピンの外周面と一致する部分的
な円形状を有し上記側壁と協働して上記溝を規定してい
る溝底壁を有しており；上記側壁は１対設けられていて、夫々の側壁が内方に向
かって湾曲されており；上記側壁の夫々は、上記溝の開口側で相互に正反対の方
向を向き外方に向けて延出した外方フランジを有してお
り；外方フランジは上記雌部材を現存する歯中に保持した時
に現存する歯の表面に配置される；ことを特徴とする特
許請求の範囲第１項に記載のスナップ・イン型入れ歯固
定具。３、上記雌部材は薄い弾性を有した板材から形成されて
おり、上記側壁の夫々と上記溝底壁との交差領域に長手
方向に沿って設けられ外方に向かって折曲げられたリブ
を有していることを特徴とする特許請求の範囲第２項に
記載のスナップ・イン型入れ歯固定具。４、上記ソケット部材が、上記雌部材の溝の基端部に挟
持され固定されていることを特徴とする特許請求の範囲
第３項に記載のスナップ・イン型入れ歯固定具。５、上記ピンは、上記固定出張りを入れ歯中に埋設した
時に入れ歯の表面に位置される相互に正反対の方向を向
いたフランジを有する裏板を備えており；上記裏板は、上記ピンの頭部から半径方向における外方
に遠ざかり上記ピンの頭部への上記ソケット部材のスナ
ップ係合を許容する段部を有している；ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のスナッ
プ・イン型入れ歯固定具。６、上記ピンは、上記球形状の頭部とは反対の側の端部
に対して一直線状に着脱自在に設けられた直線状突出部
を有しており；上記直線状突出部は、上記雄部材を入れ歯の両端に位置
する義歯に対して一直線状に配置する為の基準となる平
坦な表面を有している；ことを特徴とする特許請求の範
囲第５項に記載のスナップ・イン型入れ歯固定具。７、上記固定出張りが入れ歯の義歯中への固定出張りの
固定を強化する複数の穴および複数の突起を有している
ことを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載のスナッ
プ・イン型入れ歯固定具。