JPS611444A - 精密鋳造用金型の製造方法 - Google Patents
精密鋳造用金型の製造方法Info
- Publication number
- JPS611444A JPS611444A JP12259584A JP12259584A JPS611444A JP S611444 A JPS611444 A JP S611444A JP 12259584 A JP12259584 A JP 12259584A JP 12259584 A JP12259584 A JP 12259584A JP S611444 A JPS611444 A JP S611444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- casting
- drag
- temp
- molten steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/06—Permanent moulds for shaped castings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
１、発明の目的
（１）産業上の利用分野
本発明は精密鋳造用金型の製造方法に関する。
（２）従来の技術
従来、精密鋳造用金型は鋳鋼より構成され、その金型を
製造する場合には、先ず精密な金型模型を作製し、次い
でその金型模型に基づき耐火物製鋳型を成形してその鋳
型に焼成処理を施し、その後鋳型を用いて鋳造作業を行
うといった手法が採用されている。
製造する場合には、先ず精密な金型模型を作製し、次い
でその金型模型に基づき耐火物製鋳型を成形してその鋳
型に焼成処理を施し、その後鋳型を用いて鋳造作業を行
うといった手法が採用されている。
上記耐火物調型を成形する場合には、金型模型の成形面
にシェルを形成し、そのシェルを持つ金型模型を鋳枠内
に設置した後その鋳枠内に耐火物スラリを注入してバン
クアップを成形すると同時にそのバックアップをシェル
に接合する、または金型模型を鋳枠内に設置した後その
鋳枠内に耐火物スラリを注入するものである。
にシェルを形成し、そのシェルを持つ金型模型を鋳枠内
に設置した後その鋳枠内に耐火物スラリを注入してバン
クアップを成形すると同時にそのバックアップをシェル
に接合する、または金型模型を鋳枠内に設置した後その
鋳枠内に耐火物スラリを注入するものである。
（３）発明が解決しようとする問題点
しかしながら上記手法によると、金型模型の作製から鋳
造作業終了までに多くの時間と工数を要し、多種類、少
量生産といった現在の要求に即応し得なし・という問題
がある。
造作業終了までに多くの時間と工数を要し、多種類、少
量生産といった現在の要求に即応し得なし・という問題
がある。
本発明は上記に鑑み、特定の材料より直接鋳型を形成し
、また特定の条件下で鋳造作業を行うようにして前記問
題を解消した前記精密鋳造用金型の製造方法を提供する
ことを目的とする。
、また特定の条件下で鋳造作業を行うようにして前記問
題を解消した前記精密鋳造用金型の製造方法を提供する
ことを目的とする。
Ｂ０発明の構成
（１）問題点を解決するための手段
本発明は、窒化ホウ素塊に機械加工を施して金型鋳造用
鋳型を形成する工程と、前記鋳型を加熱乾燥して該鋳型
が所定の温度下にあるとき該鋳型に溶鋼を注入して金型
を鋳造する工程とを用（・ることを特徴とする。
鋳型を形成する工程と、前記鋳型を加熱乾燥して該鋳型
が所定の温度下にあるとき該鋳型に溶鋼を注入して金型
を鋳造する工程とを用（・ることを特徴とする。
窒化ホウ素は耐火度が高いので鋳型の構成材料として最
適であり、また機械加工性も良好であるから複雑な形状
および模様を持つ鋳型を容易に、且つ高精度に形成する
ことができる。
適であり、また機械加工性も良好であるから複雑な形状
および模様を持つ鋳型を容易に、且つ高精度に形成する
ことができる。
一方、機械加工されたま＼の窒化ホウ素鋳型は少量の水
分を含んでいるので、この状態で溶鋼を注入するとガス
吹かれ等の鋳造欠陥を生じ、その結果金型の面粗度の悪
化および形状不良等の不具合を招来する。
分を含んでいるので、この状態で溶鋼を注入するとガス
吹かれ等の鋳造欠陥を生じ、その結果金型の面粗度の悪
化および形状不良等の不具合を招来する。
また窒化ホウ素はステンレス鋼と同程度の高い熱伝導率
を有するので、常温状態の窒化ホウ素鋳型にお℃・ては
溶鋼の凝固が早（、鋳型全体に溶鋼が充填されないため
に湯じわ、湯回り不良等の鋳造欠陥を生じる。
を有するので、常温状態の窒化ホウ素鋳型にお℃・ては
溶鋼の凝固が早（、鋳型全体に溶鋼が充填されないため
に湯じわ、湯回り不良等の鋳造欠陥を生じる。
本発明においては、機械加工により形成された窒化ホウ
素鋳型を加熱乾燥して水分を除去し、また鋳型が所定の
温度下にあるとき、それに溶鋼を注入するので前記不具
合を回避して鋳型に忠実な金型を得ることができる。
素鋳型を加熱乾燥して水分を除去し、また鋳型が所定の
温度下にあるとき、それに溶鋼を注入するので前記不具
合を回避して鋳型に忠実な金型を得ることができる。
（３）実施例
第１工程
窒化ホウ素塊に、金型構成材料である鋳鋼（ＪＩＳＳＫ
Ｄ６１材）の縮み代を見込んで機械加工を施し、鋳型と
しての下型を形成する。
Ｄ６１材）の縮み代を見込んで機械加工を施し、鋳型と
しての下型を形成する。
第２工程
下型を焼成炉に設置して徐々に加熱し、下型に含まれる
水分を蒸発する。この加熱乾燥処理により下型の水分が
除去される。下型の昇温を８００℃で停止し、この温度
下に２時間保持する。
水分を蒸発する。この加熱乾燥処理により下型の水分が
除去される。下型の昇温を８００℃で停止し、この温度
下に２時間保持する。
第３工程
下型を焼成炉より取出し、それに発熱スリーブ付き炭酸
ガス上型を設置して型締めを行（・、それら型内に前記
鋳鋼成分を有する１６００℃の溶鋼１５０ｋｇを約５秒
間で注入して金型を鋳造する。
ガス上型を設置して型締めを行（・、それら型内に前記
鋳鋼成分を有する１６００℃の溶鋼１５０ｋｇを約５秒
間で注入して金型を鋳造する。
溶鋼の注入直後、押湯部に保温材を振掛けて押湯の保温
を行う。
を行う。
下型を焼成炉より取出してから溶鋼の注入終了までの時
間は約３分間で、下型の温度は６００℃に降下する。こ
の鋳造時において、下型は十分な強度を有し、クランク
の発生は認められない。
間は約３分間で、下型の温度は６００℃に降下する。こ
の鋳造時において、下型は十分な強度を有し、クランク
の発生は認められない。
第４工程
鋳込みを終了してから２４時間経過した後、型ばらしを
行ったところ、金型と下型との離型性が良好であり、下
型の損傷も殆ど無く再使用が可能である。これは、窒化
ホウ素の溶湯に対する濡れ性および反応性か低いことに
起因する。
行ったところ、金型と下型との離型性が良好であり、下
型の損傷も殆ど無く再使用が可能である。これは、窒化
ホウ素の溶湯に対する濡れ性および反応性か低いことに
起因する。
型ばらし後、金型にエアブラスト処理な施してその面粗
度を測定したところ１５〜２０μで、下型の仕上げ時の
面粗度１０μに比べて若干低下するが、この程度の面粗
度を持てば金型として優秀である。
度を測定したところ１５〜２０μで、下型の仕上げ時の
面粗度１０μに比べて若干低下するが、この程度の面粗
度を持てば金型として優秀である。
また寸法精度を測定したところ、金型の凸状部分Ｓは鋳
鋼の収縮量が鋳型の縮み代に略合致して高精度となるが
、金型の凹状部分では鋳鋼の収縮量が若干少ないのでそ
の分鋳型の寸法を補正する必要があり、これは下型の強
度が高し・ため鋳鋼の収縮が押え込まれたことに起因す
る。
鋼の収縮量が鋳型の縮み代に略合致して高精度となるが
、金型の凹状部分では鋳鋼の収縮量が若干少ないのでそ
の分鋳型の寸法を補正する必要があり、これは下型の強
度が高し・ため鋳鋼の収縮が押え込まれたことに起因す
る。
また金型の鋳造組織は脱炭層が０．１〜ｏ、３ｍｍと極
端に少なく良質である。これは鋳型を加熱乾燥すること
により金型表面の酸化を極力防止することができるから
である。
端に少なく良質である。これは鋳型を加熱乾燥すること
により金型表面の酸化を極力防止することができるから
である。
鋳型の鋳込み時の温度は、金型の形状によって異なるが
、一般に鋳型の温度が５００℃を下回るとその熱伝導率
が高いことに起因して溶湯が凝固し易く湯回り不良等の
不具合を発生し、これは注湯速度を早くしても補えない
。一方、鋳型の温度が９００℃を上回ると溶湯の凝固が
遅（なるため押湯容量を太きくしなければならず歩留り
が悪（なる。したがって金型の品質および製造コストを
考慮すると、鋳型の温度は５００〜９００℃の範囲が適
切である。
、一般に鋳型の温度が５００℃を下回るとその熱伝導率
が高いことに起因して溶湯が凝固し易く湯回り不良等の
不具合を発生し、これは注湯速度を早くしても補えない
。一方、鋳型の温度が９００℃を上回ると溶湯の凝固が
遅（なるため押湯容量を太きくしなければならず歩留り
が悪（なる。したがって金型の品質および製造コストを
考慮すると、鋳型の温度は５００〜９００℃の範囲が適
切である。
なお、金型の形状が単純で小型である場合には鋳型は一
体型のものでよいが、金型の形状が複雑で大型である場
合には鋳型を割型に構成すると、鋳型の形成が容易とな
り、また金型の離型性も良好となる。
体型のものでよいが、金型の形状が複雑で大型である場
合には鋳型を割型に構成すると、鋳型の形成が容易とな
り、また金型の離型性も良好となる。
Ｃ０発明の効果
本発明によれば、鋳型構成材料として用いられる窒化ホ
ウ素は耐火度が高いので鋳造作業を何等支障なく行うこ
とができ、また窒化ホウ素は機械加工性が良好であるか
ら複雑な形状および模様を持つ窒化ホウ素鋳型を短時間
のうちに容易に、且つ高精度に形成してその製造コスト
を低減することができる。
ウ素は耐火度が高いので鋳造作業を何等支障なく行うこ
とができ、また窒化ホウ素は機械加工性が良好であるか
ら複雑な形状および模様を持つ窒化ホウ素鋳型を短時間
のうちに容易に、且つ高精度に形成してその製造コスト
を低減することができる。
さらに機械加工により形成された窒化ホウ素鋳型を加熱
乾燥して水分を除去することによりガス吹かれ等の鋳造
欠陥を無くし、また窒化ホウ素鋳型が所定の温度下にあ
るとき、それに溶鋼を注入するので湯じわ、湯回り不良
等を回避して窒化ホウ素鋳型に忠実な金型を得ることか
できる。
乾燥して水分を除去することによりガス吹かれ等の鋳造
欠陥を無くし、また窒化ホウ素鋳型が所定の温度下にあ
るとき、それに溶鋼を注入するので湯じわ、湯回り不良
等を回避して窒化ホウ素鋳型に忠実な金型を得ることか
できる。
したがって、鋳型作製から鋳造作業終了までの時間およ
び工数を大幅に短縮し、しかも高品質な金型を得ること
ができるので、多種類、少量生産といった現在の要求に
即応することかできる。
び工数を大幅に短縮し、しかも高品質な金型を得ること
ができるので、多種類、少量生産といった現在の要求に
即応することかできる。
−訃
Claims (2)
- （１）、窒化ホウ素塊に機械加工を施して金型鋳造用鋳
型を形成する工程と、前記鋳型を加熱乾燥して該鋳型が
所定の温度下にあるとき該鋳型に溶鋼を注入して金型を
鋳造する工程と、よりなる精密鋳造用金型の製造方法。 - （２）前記鋳型の温度は５００〜９００℃に設定される
、特許請求の範囲第（１）項記載の精密鋳造用金型の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12259584A JPS611444A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 精密鋳造用金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12259584A JPS611444A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 精密鋳造用金型の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS611444A true JPS611444A (ja) | 1986-01-07 |
Family
ID=14839816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12259584A Pending JPS611444A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 精密鋳造用金型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS611444A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843649A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-23 | ||
| JPS4940124A (ja) * | 1972-08-15 | 1974-04-15 | ||
| JPS5623348A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-05 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Regenerating method of boron nitride mold for continuous casting |
-
1984
- 1984-06-14 JP JP12259584A patent/JPS611444A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843649A (ja) * | 1971-10-05 | 1973-06-23 | ||
| JPS4940124A (ja) * | 1972-08-15 | 1974-04-15 | ||
| JPS5623348A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-05 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | Regenerating method of boron nitride mold for continuous casting |
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