JPS61144473A - ボ−ルバルブ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 この発明はボールバルブ構造に関するものである。

（ロ）　従来の技術 従来、ボールバルブは、配管中途部に配設されており、
同バルブ内部の弁体及びシール等の修理に際して、再使
用される同バルブボディーをも配管から取外す必要があ
り、繁雑な作業を余低なくされていた。この欠点を解消
するために、バルブボディーの流路に交差した方向に開
口部を設け、同間口部を介して弁体を同ボディー内部に
挿入し、蓋体により開口部を閉塞すると共に弁体を支持
するとあ構造が考えられ、弁体とバルブボディー間の漏
洩を防止するために、弁体とバルブボディーの摺接面を
テーパー状に形成したちのでがあった。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点しかし、テーパ
ー状摺接面では、シールの摩耗または製作、組立時の誤
差等により弁体の流路とボディー側の流路との芯がずれ
やすく、バルブの性能が低下するという欠点があった。

（ニ）　問題点を解決するための手段 この発明では、バルブボディーと弁体との間に介在して
漏洩を防止するシール組立体を、弁体に摺接したシール
を支持する環状の内側シールホルダと同内側シールホル
ダを摺動自在に内側方向から嵌入した環状の外側シール
ホルダと内側シールホルダを弁体方向に付勢する付勢機
構とにより構成し、同バルブ組立時に、弁体と一体に組
込んだシール組立体を所定の相対位置を保持して一体に
バルブボディー内部に挿脱可能に構成したボールバルブ
構造を提供せんとするものである。

（ホ）　作　用 上記構造により、弁体及びシール組立体等バルブボディ
ー内部の修理に際して、同ボディーを配管から取外すこ
となく弁体とシール組立体を一体に同ボディーから取出
し、必要な処置を施したのち、弁体とシール組立体とを
一体に同ボディー内部に挿入することができて、修理作
業が簡単となり、内側シールホルダは、弁体方向に付勢
されているので、シールは弁体表面に圧接されて漏洩防
止機能を果しており、流路の芯ずれを発生しない。

（へ）　効　果 この発明によれば、ボールバルブ構造を上記のように構
成することにより、同バルブの分解組立を容易にすと共
に、シール機能を向上し、流路の芯ずれが発生しないと
いう効果がある。

（ト）　実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、（Ａ）は
、ボールバルブを示し、左右配管（１）（２）に配設し
た左右フランジ（１）＝（２）”の間に介在して、左右
配管（１）［２）間の流通を開閉するものである。

同バルブ（Ａ）は、ボディー（３）、弁体（４）、シー
ト組立体（５）、上下ステム（６）（７）及び蓋体（８
）により構成されており、上下ステム（６）（７）は弁
体（４）と一体に構成し、バルブボディー（３）は、略
円筒状で同ボディー（３）の左右端に設けた左右相フラ
ンジ（９）（９）′を介して左右配管（１）（２）に連
結固定されており、同ボディー（３）の中央部は、弁体
（４）及びシール組立体（５）を挿入収納するための上
方向に開口した開口部（Ｓ）が形成されている。開口部
（Ｓ）の形状は、上方向から見て略方形状であり、開口
部（Ｓ）の左右内側面（１０）（１０）　′は平面状で
同ボディー（３）の左右流路（１１）（１１）”に直交
しており、前後内側面は弁体（４）と所定間隔を保持す
べくやや外側方向に膨出している。

弁体（４）は、略球形状で中央部を略円形断面の弁体流
路（１２）が左右方向に貫通しており、更に同弁体（４
）の上下部は平坦に削成されて上下端面（１３）（１４
）を形成しており、上下端面（１３）（１４）の中心部
にはそれぞれ上下ステム（６）（７）を突設している。

シール組立体（５）は、シール（１５）、内側シールホ
ルダ（１６）、外側シールホルダ（１７）及び付勢機構
としての皿ばね（１８）により構成されており、シール
（１５）は環状の弾性素材よりなり、断面略方形状で、
同シール（１５）内側端面と同内周面とがなす稜角は、
テーパー状に面取りされて球形状の弁体（４）との摺接
面（１９）を形成しているものであり、シール（１５）
は、金属性、合成樹脂製等より構成されている。

内側シールホルダ（１６）は、シール（１５）を支持す
るためのもので、断面略方形の環状であり、回内側端面
と同内周面とがなす稜角は、弁体（４）と所定間隙を保
持するためにテーパー状に面取りされており、同面取り
部外面に開口したシール嵌入溝（２０）には、シール（
１５）が圧入されており、同シール（１５）の摺接面（
１９）は、弁体（４）の表面に密着状態で摺接している
。

外側シールホルダ（１７）は、断面路り字形環状で、同
ホルダ（１７）の内周面（２１）には、内側シールホル
ダ（１６）の外周面（２２）が密着状態かつ左右摺動自
在に内側方から嵌入しており、内外則シールホルダ（１
６）（１７）の内側端面外周縁にそれぞれ形成した７ラ
ンジ（２３）と突設部〈２４）との間に介設した付勢機
構（Ｂ）としての皿ばね（１８）により内側シールホル
ダ（１６）を弁体（４）方向に付勢すると共に、外側シ
ールホルダ（１７）を外側方向に付勢して同ホルダ（１
７）の外側端面（２５）をバルブボディー（３）の左右
内側面（１０）（１０）　′に形成した座面（２６）に
押圧密着させて密封状態を保持すると共に、シールホル
ダー（１７）が流体圧によって押されたり弁体（４）の
回転時シールホルダー（１７）が移動しないよう蓋体（
８）と突設部（２４）との当接、及びボディー内底面（
２９）とシールホルダ（１７）外周面との当接により所
定位置を保持している。

蓋体（８）は、バルブボディー（３）の開口部（Ｓ）を
上方から閉塞しており、同蓋体（８）の中央部を上ステ
ム（６）が挿通している。また下ステム（７）はバルブ
ボディー（３）下部中央を挿通しており、上下ステへ（
６）（７）は弁体（４）と一体であり、同ステム（６）
（７）の外側端を介して弁体（４）を回動させて、同バ
ルブ（Ａ）を開閉作動させることができる。特に、下ス
テム（７）の外側端には、同バルブ（Ａ＞の開閉駆動機
構（２７）を介して同バルブ（Ａ）を制御して開閉作動
させることが可能であり、同機構（２７）は蓋体（８）
とは反対側に位置しているので、同機構（２７）をバル
ブボディー（３）から取外すことなく、弁体（４）及び
シール組立体（５）の脱着を行うことが可能である。

尚、図中（２８）はＯリングを示す。また、内側シール
ホルダ（１６）の外側端面と外側シールホルダ（１７）
の内側端面との間隙（Ｇ）には、同バルブ（Ａ）中の流
体圧力が作用して内側シールホルダ（１６）を弁体（４
）方向に押圧するのでシール（１５）のシール効果を高
めている。

なお、同バルブ（Ａ＞を手動で操作する場合は、上ステ
ム（６）の外側端を介して行うこともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明構造を有するボールバルブの断面図（
第２図Ｉ−Ｉ断面図） 第２図は、同正面図 第３図は、同要部拡大断面図 （Ａ）。二ボールバルブ （Ｂ）：付勢機構 （Ｓ）：開口部 （３）：バルブボディー （４）：弁体 （５）：シール組立体 （１１）：バルブボディー流路 （１５）：シール （１６）：内側シールホルダ （１７）：外側シールホルダ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）バルブボディ（３）の内部で、中央部に流路を形成
   した球状の弁体（４）の回動により開閉作動すべく構成
   したボールバルブ（Ａ）において同ボディ（３）の上側
   面に、同ボディ（３）の流路（１１）と交差した方向に
   開口した開口部（Ｓ）を開設し、同ボディ（３）と弁体
   （４）との間に介在して漏洩を防止するためのシール組
   立体（５）を球状の弁体（４）と共に、同開口部（Ｓ）
   より脱着自在に構成すると共に、同シール組立体（５）
   を弁体（４）に摺接したシール（１５）を支持した環状
   の内側シールホルダ（１６）と、同内側シールホルダ（
   １６）を内側方から摺動自在に嵌入せしめた環状の外側
   シールホルダ（１７）と、内側シールホルダ（１６）を
   弁体（４）方向に付勢すべく内外シールホルダ（１６）
   （１７）間に介設した付勢機構（Ｂ）とより構成してな
   るボールバルブ構造。