JPS61143371A - 新規な縮合ベンズ(チオ)アミド - Google Patents

新規な縮合ベンズ(チオ)アミド

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JPS61143371A
JPS61143371A JP59243412A JP24341284A JPS61143371A JP S61143371 A JPS61143371 A JP S61143371A JP 59243412 A JP59243412 A JP 59243412A JP 24341284 A JP24341284 A JP 24341284A JP S61143371 A JPS61143371 A JP S61143371A
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正明 戸田
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宮本 積
Yoshinobu Arai
義信 新井
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な縮合ベンズ(チオ)アミドに関する。
さらに詳しく言えば、ロイコトリエンに対する拮抗作用
を有する新規な縮合はンズ(チオ)アミド、その製造方
法およびそれらを有効成分として含有する医薬品に関す
る。
〔従来の技術〕
プ07.タグランジy (Prostaglandin
、以下PGと略記する。)研究の領域において、ここ数
年の間に相ついでいくつかの重大な発見が行なわれた。
そのためPG研究開発の流れにも近年大きな変化が見ら
れる。新しく発見され、または新たに構造決定されたP
Gファミリーの中で、特に強力かつユニークな生物活性
をもったものとしてPGエンド9パーオキサイド(PG
 endoperoxldes、すなわちPOC3及び
PGE1)、トロンボキサンA2(Thromboxa
ne A2、以下TXA2と略記する。)、プロスタサ
イクリン(Prostacyclin 、すなわちPG
工2)およびロイコトリエンC%DおよびE(以下、そ
れぞれをLTC,LTDおよびLTE  と略記する。
)などがあげられる。これらの化合物に加え、これまで
にすでによく知られていた各種PGを含むPGファミリ
ーのすべては、アラキドン酸を共通の母体として生体内
で生合成されるため、アラキト9ン酸に始まる代謝経路
の全体はアラキドン酸カスケード(Arachidon
atθcascade )と呼ばれている。各経路の詳
しい説明や各生成物の薬理的性質については医学のあゆ
み、」1鮫378(1980) 、同、里462(19
80)、同、」玉866(1980)、同9月玉929
(1980)、現代医療、旦、909(1980)、同
12.1029(1980)、同、12.1065(1
980)及び同、12.1105(1980)などに記
載されている。
アラキドン酸カスケードは、アラキドン酸にシクロオキ
シゲナーゼが作用してPco2、さらにPGH2を経て
各種PG、例えばプロスタグランジ/F2a(以下PG
F2aと略記する。)、プロスタグランジンE C以下
PGE 2と略記する。)、PG工2、TXA2等に至
る経路とアラキト9ン酸にリポキシゲナーザが作用して
ノ1イドロパーオキシエイコサテトラエノイツクアシツ
ド(hydroperoXyeico−satetra
enoic acid 、以下HPETEと略記する。
)を経てハイド90キシエイコサテトラエノイツクアシ
ツド(hydroxyeicoaatetraenoi
c acld、以下HETEと略記する。)あるいはロ
イコトリエンに至る経路とに大別される。
前者の経路については、すでによく知られているのでこ
こで詳細に述べることは避ける。詳細については鹿取信
ら編、プロスタグランジン(1978)、講談社発行を
参照されたい。
後者の経路については反応工程式】に示される経路によ
り各種化合物が生成されることが知られている。
アラキト9ノ酸は良く知られている経路、すなわちPG
エンドパーオキサイド9を経る経路で代謝されるほか、
リポキシゲナーゼによって全く別の経路に入って代謝さ
れる。すなわちアラキト9ン酸にす、dキシゲナーゼ、
例えば5−リポキシゲナーゼ、12−リポキシゲナーゼ
あるいは15−リポキシゲナーゼが作用して、それぞれ
5−HPETB、 12−HPETHあるいは15−H
PETEが生成される。
これらのHPETEはパーオキシダーゼにより。
過酸化水素基が水酸基に変換されて5−、HETE。
12−HETEあるいは15−HETEK変換される。
また、これらのHPETEのうち5−HPETEは脱水
されることによってLTAに変換される。
さらにLTA 、はeR素的にロイコトリエンB4(以
下、LTE4と略記する。)ま之はLTC4に変換され
る。
そして、 LTC4はr−グルタミルトランスペプチダ
ーゼによシLTD4に変換される。LTD4はさらにL
TE4に代謝されることが最近明らかとなっている(B
iochem、Biophys 、Res 、Comm
un 、 、 91゜1266(1979)及びPro
staglandins 、上9(5)。
645(1980)参照〕。
一方、SR8について述べると、SR3とはSlow 
Reacting 5ubstanceの省略であり、
この名称はFe1d’berg  らがコプラ毒の肺潅
流またはコプラ毒を卵黄とインキュイージョンした時に
遊離する物質に対して用いたもので、この物質は摘出モ
ルモット回腸を緩徐に収縮し、その作用は長時間持続す
ることが報告されている[ J、Physiol 、 
94.187(1938)参照]。
さらVcKellawa7らは感作モルモット肺の潅流
時に抗原を感作させるとSR8−A (Slow Re
actingSubstance of Anaphy
laxis)が遊離することを示し、5R8−Aとアレ
ルギー反応との関係金はじめて示した[ Quant、
J、Exp−Physiol 、 、−凹、 121(
1940)参照〕t、iたBrocklehurstは
特異抗原のわかっている気管支喘息患者の手術によって
摘出した肺切片に抗原を作用させるとヒスタミンと5R
8−Aが遊離し、気管支筋を強く収縮し、この収縮は抗
ヒスタミン剤によって緩解されないので5R8−Aは喘
息発作時における重要な気管支収縮物質(bronch
oconstrictor )であることを示唆した[
Progr、Allergy、 6.539 (196
2)参照]。
その後、人の肺組織片から得られた5R8−Aは正常な
人の気管支節輪を収縮させる〔工nt、Arch。
A]、lergy、Appl、工mmunol 、、旦
 217.   (1970)参照〕、ラットのSR8
,:Aをモルモットに静注すると肺気道抵抗の増強が認
められる(J、C11n。
工nvest、、53 1679(1974)参照)%
5R8−Aをモルモット、ラット、サルの皮内に注射す
ると血管の透過性を完遂させる(Advances i
n工mmun−010g7.io、105(1969)
、J、Allergy C11n。
ImmunOl、、621 371(1978)、Pr
ostaglandins。
去ジ(5)、779(1980)等参照〕など多くの報
告がある。
上記のように、SR8は、免疫反応が関与して遊離して
くるもの@5R8−A、カルシウムイオノファ(cal
cium 1onophore)処理など免疫反応によ
らないで遊離してくるものをSR3と2Fl類に区別さ
れているが、両者の間には多くの類似点からシ同一の物
質である可能性が強いと考えられている。
また、さらにLTC4およびLTD4はSR3あるいは
5R8−Aと同一の物質であることが明らかとなシ、そ
のためこれらロイコトリエンの薬理性質はSR8または
5R8−Aの薬理的性質と置き換えて考えることができ
る(Proc、Natl、Acad−8ci、USA 
76、4275 (1979)、 Biochem、B
iophye 、Res。
Commun、、91.1266(1979)、Pro
c 、Natl、Acad。
Sci、USA、 77、2014 (1980)、N
ature 、 285゜104(1980)参照〕。
このような多くの研究結果に基づいて、現在ではアラキ
ドン酸からLTA4を経て生合成される各種ロイコトリ
エン(LTC4、LTD、やLTE 4および今後さら
に新しく構造決定されるかも知れないロイコトリエン)
は、アレルギー性の気管および気管支または肺の疾患、
アレルギー性ショックあるいはアレルギー性の各種炎症
の発現に関与する重要な因子と考えられている。
従って、これらのロイコトリエンを抑制するととによシ
ム間を含めた哺乳動物、特に人間におけるアレルギー性
の気管、気管支の疾患、例えば喘息、アレルギー性のシ
ョック、アレルギー性の各種疾患の予防および/または
治療に有効である。
また、アラキドン酸はホスホリパーゼ(phosph 
−ollpase)の作用によって、リン脂質より遊離
されるが、詳しく見ると2つの経路、すなわち(1)ホ
スファチジル コリン(phosphatidyl  
chorine)にホスホリパーゼA2 が作用する経
路と(2)ホスファチジル イノシト−A、 (pho
sphatldyl tnosltox)にホスホリパ
ーゼCが作用して1.2−ジグリセライド” (1,2
−diglycerle )が生成され、これにさらに
ジグリセライrリパーゼ(diglycerideli
 −pase)、次いでモノグリセライド9リパーゼ(
mono−glyceridelipaaq )が作用
し遊離される経路が一般的に考えられている〔化学と生
物、l 154(1983)参照〕。
遊離されたアラキドン酸は、さらに2つの経路すなわち
(1)シクロオキシゲナーゼ(cyaxooxygen
ase )代謝経路によシ、プロスタグランジン(PG
)やトロンボキサンA、(TXA2)などの生理活性物
質に代謝されるか、または(2)リポキシゲナーゼ(1
1pOx−ygenase)代謝経路により、5R8−
A (SIOW React−1ng 5ubstan
ces of Anaphylaxis )、ヒドロキ
シエイコサテトラエン酸(HETE )やロイコトリエ
ンB4(Leukotriene B4)などの生理活
性物質に代謝されることが知られている〔化学と生物2
1゜154(1983)参照〕。
これらの代謝物は、例えばTXA 2は強力な血小板凝
集および血管収縮作用を持つ物質であること、5R8−
Aは喘息のケミカルメディエータ(chemicalm
ediator )であること、LTB4は痛風などの
炎症のケミカルメディエータであること、また、PGは
炎症における血管拡張作用、発痛作用、発熱作用、白血
球遊走作用を持つケミカルメディエータであることが知
られている〔代謝20.317(1983)、The 
Lancet 1122(1982)、鹿取信ら編プロ
スタグランジン(1978)i@談社参照〕。
このようKしてアラキドン酸は主体内で生理的に重要な
役割を果たすケミカルメディエータに変換代謝されるが
、これらメディエータのノζランスが崩れることにより
数々の症病が引き起こされることが知られている。
また、これらSR3の拮抗剤としてはF’l5ONS社
によって、一般式 〔式中、R1a〜R5cLおよびR7aは水素原子、水
酸基、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアル
コキシ基、アミン基、アシル基、炭素数2〜6のアシル
アミノ基、炭素数2〜6のフルケニル基、ハロゲン原子
またはフェニル(炭素数1〜6の)−アルコキシ基を表
わし x(Lは水酸基で置換されていてもよい炭素数1
〜10のハイド90カルビル基を表わし、A はrII
t素原子を表わすか存在せず、Q は炭素数2〜6の分
枝していてもよいアルキレン、アルケニレンまたはアル
キニレン基金表わし、D はカルボキシ基、5−テトラ
ゾリル、カルバミド9−5−テトラゾリル基を表わす。
〕で示される一群の化合物の特許出願がなされている〔
特開昭55−127384号明細書参照〕。
また、本発明者らは今までに一般式 〔式中、Rs bは一般式 (I) で表わされる基、または (1v)  炭素数1〜20の直鎖または分枝鎖のアル
キル、アルケニルまたはアルキニル基を表わす(式中の
RsbおよびR6bはおのおの独立して、水素原子また
はハロゲン原子、または任意の1つ、2つまたは3つの
炭素原子が酸素原子、硫黄原子、ハロゲン原子、窒素原
子、4ンゼン環、チオフェン環、炭素数4〜7の炭素環
、カルボニル基、カルボニルオキ7基、水酸基、カルボ
キシ基、アジド基、ニトロ基で置き換えられていてもよ
い炭素数1〜20の直鎖または分枝鎖のアルキル、アル
ケニルまたはアルキニル基を表わす。)。
R2Aは水素原子、または炭素数1・〜6の直@または
分枝鎖のアルキル基金表わす。
R3′′は水素原子、・・ロゲ/原子、水酸基、ニトロ
基、一般式−〇〇0R7h(式中、Rは水素原子または
炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わす
。)で示される基、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖の
アルキル、アルコキシまたはアルキルチオ基を表わす。
R4bは一般式一〇〇OR1’または−CH2C00R
8b(式中、R8bは水素原子または炭素数1〜6の直
鎖または分枝鎖のアルキル基を衣わす、)で示される基
、2−テトラゾリル基または2−テトラゾリルメチル基
を表わす。
記号Abは単結合、または炭素数1〜10の直鎖または
分枝鎖のアルキル基もしくはフェニル基で置換されてい
てもよいメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン、ビニレン、フロイニレン、フテニレン、ブタジ
ェニレンまたはエチニ記号Tbは酸素原子または硫黄原
子を宍わす。〕で示される縮合ベンズ(チオ)アミドお
よびその非毒性塩がLTD4に対する拮抗作用を有して
いることを見い出したし特願昭59−172570号萌
細書参昭のこと)。
〔発明の開示〕
今回、本発明者らは、先に提案した一般式(I3)で示
される縮合ばンズ(チオ)アミド誘導体中の1 b  
           sh            
WbRの置換基であるR 及び/またはRがす7タレン
環によって置換されているアルキル、アルケニル、アル
キニル基を表わす場合、あるいは4つ以上の炭素原子が
置換基によって置換されているアルキル、アルケニル、
アルキニル基を表わす場合においても、一般式(B)で
示される化合物同様LTD 4に対する拮抗作用を有し
ていることを見い出し、本発明を完成した。
また、本発明化合物はホスホリパーゼを阻害し、リン脂
質からアラキドン酸の遊離を抑制するため人間を含めた
吐乳動物、特に人間におけるアラキドン酸代謝物、例え
ばTXA2、PG、ロイコトリエンに起因する症病の予
防および/または治療に有効である。
対象となる症病の例としては、前記したロイコトリエン
に起因するアレルギー性の各種疾患および血栓症、例え
ば脳や冠動脈の内皮や内膜の損傷に起因する血栓症、炎
症、例えば関節炎、リウマチなどが挙げられる〔循環科
学3,484(1983)および薬局1玉167(19
83)参照〕。
さらに本発明化合物には前述したロイコトリエン拮抗剤
、ホスホリノg−ゼ阻害剤としての用途の他に、下記の
ような5α−リダクターゼ阻害作用も見出されている。
5α−リダクターゼは小胞体および核酸中に存在し、標
的組織に摂取され九テストステロンを活性型の5α−ジ
ヒドロテストステロンに変換する作用を有するが、この
活性型の5α−ジヒドロテストステロンは細胞内の受容
体を結合することにより細胞増殖を引き起こし、この作
用が元通すると、前立腺肥大症、脱毛症あるいは座逅の
発病をもたらすとされている。
本発明化合物はもちろんホルモン特有の作用を有さす、
しかも5α−リダクターゼ’t−tu害し、5α−ジヒ
ドロテストステロンの増加を抑えて、細胞増殖を抑制す
るため、人間を含めた吐乳動物特に人間の前立腺肥大症
、脱毛症およびflffi4j¥を有効に予防および/
または治療しうるものである。
さらに、本発明化合物には下記のようなアルド0−ス還
元酵素阻害作用も見出されている。
アルド9−ス還元酵素は、人間その他の動物におけるア
ルド9−ス(グルコース、ガラクトース等)を対応する
ポリオール(ソルビトール、ガラクチトール等)に還元
する酵素であり、この酵素の働きにより生じたソルビト
ールやガラクチトールが、糖尿病患者(ガラクトース血
症患者を含む)の水晶体、末梢神経、腎臓等に蓄積され
、その結果、合併症として、例えば網膜症、糖尿病性白
内障、神経障害、腎障害を引起すことが知られている(
Jap、J、Opthalmol、、 20 399 
(1976)、■nt 。
Congr、Ser ExCeHta Med、、 4
03.594 (1977)およびMetabolis
m、28.456(1979)参照〕。
本発明化合物は、アルドース還元酵素を阻害するため、
人間を含めた哺乳動物、特に人間における前述のような
糖尿病合併症の予防および/または治療に有効である。
すなわち本発明は一般式 〔式中−Rは一般式 で表わされる基を表わす。
(式中のRおよびRはおのおの独立して、水素原子また
はハロゲン原子、または任意の1つ、2つ、3つ、4つ
または5つの炭素原子が置換可能基(すなわち、酸素原
子、硫黄原子、ハロゲン原子、窒素原子、ベンゼン環、
ナフタレン環、チオフェン環、炭素数4〜7の炭素環、
カルボニル基、カルボニルオキシ基、水酸基、カルボキ
シ基、アジド基またはニトロ基から任意に選ばれる基)
で置き換えられていてもよい炭素数1〜20の直鎖また
は分枝鎖のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基を
表わす。ただし、RまたはRのうち少なくとも一方は次
の条件を満たすものとする。
(1)少なくとも1つの炭素原子が置換可能基であるナ
フタレン環で必ず置き換えられている炭素数1〜20の
直鎖または分枝鎖のアルキル、アルケニルまたはアルキ
ニル基kfiわすこと、あるいは (11)任意の4つまたは5つの炭素原子が置換可能基
で置き換・見られている炭素数1〜20の直鎖または分
枝鎖のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基を衣わ
すこと。) Rは水素原子、または炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖
のアルキル基を表わす。
R3は水素原子、・・ロゲン原子、水酸基、ニトロ基、
一般式−〇〇OR(式中、Rは水素原子または炭素数1
〜6の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わす。)で示
される基、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖のアルキル
、アルコキシまたはアルキルチオ基を表わす。
R’ u−ff式−cooRマタハ−CHzCOORC
式中、R8は水素原子または炭素数1〜6の直鎖または
分枝鎖のアルキル基を表わす。)で示される基、2−テ
トラゾリル基または2−テトラゾリルメチル基を宍わす
記号Aは単結合または炭素数1〜10の直鎖または分枝
鎖のアルキル基もしくはフェニル基で置換されていても
よいメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレ
ン、ビニレン、フロはニレン、ブテニレン、ブタジェニ
レンまたはエチニレン基記号Tは酸素原子または硫黄原
子を表わす。〕で示される新規な縮合ベンズ(チオ)ア
ミド、その非毒性塩、さらにそれらの製造方法およびそ
れらを有効成分として含有する薬剤に関する。
本発明化合物(])はば/ゼン環および/またはクロモ
ン骨格を含みうるが、中間部分に(チオ)アミ)−Iを
有することが必須要件の1つであり、この点から一般式
(Alで示されるSR8拮抗剤とは化学b 分が異なる。すなわち、一般式(至)ではR及びh Rとしてナフタレン環で置換されたアルキル基等を表わ
す場゛合及び4つ以上の炭素原子が置換可能基で置換さ
れたアルキル基等ff1ffわす場合は含み得ないが、
本発明化合物(])ではそれが必須要件となっている点
で異なシ、従って、この点からも本発明化合物は全く新
規な化合物群であると言える。
本発明化合物は、記号Bで表わされる環の種類により以
下の3つの化合物群に大別することができる。
すなわち、本発明は一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす、〕で
示される化合物を包含するゆ 一般式(])中、RおよびRが表わす基としては、例え
ば以下に示されるものが挙げられる。
O水素原子、ハロゲン原子、 0炭素数1〜20のアルキル基、 O炭素数2〜20のアルケニル、アルキニル基、O炭素
数1〜19のアルコキシ、アルキルチオ基、O炭素数3
〜19のアルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルキニ
ルオキシ、アル キニルチオ基、 O炭素数1〜19のハロゲン原子または水酸基で置換さ
れたアルキル基、 O炭素数2〜19のハロゲン原子または水酸基で置換さ
れたアルケニル、アルキニ ル基、 0炭素数1〜18のハロゲン原子または水酸基で置換さ
れたアルコキシ、アルキル チオ基、 O炭素数3〜18のハロゲン原子または水酸基で置換さ
れたアルケニルオキシ、ア ルケニルチオ、アルキニルオキ シ、アルキニルチオ基、 O炭素数2〜19のアルキルオキシアルキル、アルケニ
ルオキシアルキル、アルキ クロアルキルオキシ、シフロア ルキルチオ基、 ン環、またはチオフェン環を中 間または末端に有する炭素数1 〜190フルキル、アルケニル、 ン環、またはチオフェン埋金中 間または末端に有する炭素数1 〜18のアルコキシ、アルキルチ オ、アルケニルオキシ、アルケ ニルチオ、アルキニルオキシ、 アルキニルチオ基、 O炭素数2〜19のカルボキシアルキルオキシ、アルコ
キシカルボニルアルキル オキシ基、 O炭素数3〜19のアルキルカルボニルオキシアルキル
オキシ基、 O炭素数3〜2oのアルケニルカルボニルオキシ基、O
炭素数2〜20のアルキルカルボニル基、O炭素数1〜
19のアジド9アルキル、ニトロアルキル、アミノアル
キル、アルキル アミノアルキル、ジアルキルア ミノアルキル基、 O炭素数1〜18のアジドアルキルオキシ、ニトロアル
キルオキシ、アミノアルキ ルオキシ、アルキルアミノアル キルオキシ、ジアルキルアミノ アルキルオキシ基、 O炭素数3〜19のアルケニルカルボニルアミノ基、O
炭素数1〜19のアルキルアミノ基。
これらのうち、RおよびRとして好ましい基としては、
以下に示される基が挙げられる。
0水素原子、 Oハロゲン原子、 0炭素数1〜20の直鎖または分枝鎖のアルキル基、O
炭素数1〜19の直@または分枝鎖のアルコキシ基、 O炭素数3〜19の直鎖または分枝鎖のアルケニルオキ
シ基、 O炭素数3〜19の直鎖または分枝鎖のアルキニルオキ
シ基、 O炭素数1〜19の直鎖または分枝鎖のアルキルチ、オ
基、 Oハロゲン原子で置換されている炭素数1〜18の直鎖
または分枝鎖のアルキルオ キシ基、 O炭素数2〜19の直鎖または分枝鎖のアルキルオキシ
アルキル基、 0炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキル基で置換
されていてもよい炭素数4〜7のシ クロアルキル、シクロアルキルアルキ ル(アルキル部分は炭素数1〜8)、 シクロアルキルアルキルオキシ(アル キル部分り炭素数1〜8)基、 0炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキル基、ハロ
ゲン原子、水#、基、ニトロ基またはカルボキシ基でt
iJt候されていてもよいフェニル tたhナフチル、
フェニル アルキルまたはナフチルアルキル(ア ルキル部分は炭素数1〜8)、フェニ ルアルキルオキシまたはナフチルアル キルオキシ(アルキル部分は炭素数1 〜8)、フェニルアルケニルオキシま たはナフチルアルケニルオキシ(アル ケニル部分は炭素数2〜8)基、 0カルゼニル基、カルボニルオキシ基または水酸基で置
き換えられている炭素数1〜18の 直鎖または分枝鎖のアルコキシ、アル ケニルオキシ、アルコキシアルコキシ ロフェノキシまたはフェニルチオ基で置換されている炭
素数1−17の直鎖または 分枝鎖のアルコキシ基、 Oチオフェン環で置換されている炭素数1〜18の直鎖
または分枝鎖のアルコキシ 基、 Oアジド基、ニトロ基または炭素数1〜6のアルキルで
置換されていてもよいア ミノ(ジアルキルアミノも含む) 基で置換されている炭素数l〜 18の直@または分枝鎖のアルキ ル、アルケニル、アルコキシま たはアルケニルオキシ基、 0カルボニル基およびアミノ基の2つの基で置き換えら
れている炭素数1〜18の 直鎖または分枝鎖のアルキル、 アルケニル、アルコキシまたは アルケニルオキシ基。
さらに、より好ましいRおよびRとしては、いずれか一
方が水素原子を表わし、他方が0炭素数1〜8の直鎖ま
たは分枝鎖のアルキル基、ハロゲン原子、水酸基、ニト
ロ 基またはカルボキシ 基で置換 されていてもよいナフチル、ナ フェルアルキル、ナフチルアル キルオキシ(アルキル部分は炭 素数1〜8)、ナフチルアルケ ニルまたはす7チルアルケニル オキシ(アルケニル部分は炭素 数2〜8)基、あるいは O炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキル基、ハロ
ゲン原子、水酸基、ニトロ 基またはカルボキシ 基から選 ばれる基2つまたは3つにより 置換されているフェニルアルキ ルオキシ(アルキル部分は炭素 数1〜8)またはフェニルアル ケニルオキシ(アルケニル部分 は炭素数2〜8)基 を表わす場合である。
本発明でいう炭素数1〜20のアルキル基とは、メチル
基、エチル基、プロピル基、メチル基、はメチル基、ヘ
キシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル
基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラ
デシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデ
シル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エイコシル基
およびこれらの異性体をさし、また炭素数1〜20のア
ルケニル、アルキニル基とは上記の基に相当する基をさ
す。
本発明でいう炭素数1〜6のアルキル基としては、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、はメチル、ヘキシル基
およびその異性体が挙げられる。
本発明でいうハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ
素またはフッ素原子が挙げられる。
各記号が表わすすべての基は本発明の好ましい態様であ
るが、よシ好ましくは、Rが式Rは前記と同じ意味を表
わす。)を表わし、R2が水素原子を表わし、Rが水素
原子または炭素数1〜6 の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基を表わし、Rが2−テトラゾリル基またはカルで表
わされる基金表わし、Tが酸素原子を表わす場合である
また本発明中、「炭素原子が他の原子、環または基にお
きかわる」とは、化学的、物理的に許容されるならばい
ずれの炭素原子で6つでもよい。
例えばインブチル基が中間または末端にはンゼン環を有
するとは、イソプロピルフェニル、ジメチルフェニルメ
チル、2−フェニルプロピル基金表わすものである。た
だし、おきかえにあたっては、水素原子は適当に/JO
除されるものとする。たとえばペンチル基の2位を窒素
原子でおきかえるとは、N−プロピルアミノメチル基を
表わすものとする。
一般式(1)で示される本発明化合物のうち、好ましい
ものとしては、例えば、 オキソ−411−1−ベンゾピラン、 及びそれらに相当するシンナモイル体(記号Aがビニレ
ン基を表わす場合)、及びそれらに相当する6−メチル
体(記号Rがメチル基を表わす場合)、及びそれらに相
当する2−カルボキシ 体(記号Rがカルボキシ 基を
表わす場合)、及びそれらの非毒性塩が挙げられる。
〔本発明化合物の製造方法(1)〕 本発明は、化合物自体、その非毒性塩、その用途、用法
のみにかかるものではなく、化合物の製造方法をも包含
する。
本発明に従えば、一般式(])で示される本発明化合物
は、一般式 %式%( 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物または相当するジチオン酸と一般式 〔式中、すべての記号は、前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物を反応させてアミF9結合を形成させ
、必要によりケン化反応、エステル化反応に付すことに
よシ得ることができる。
酸とアミンからアミF結合を形成させる反応は公知であ
り、例えば、 (Al  混合酸無水物金用いる方法、(均 酸ハライ
ドを用いる方法、 (ClDCCを用いる方法 等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、(A)  混合酸
無水物を用いる方法は、例えば一般式(Illで示され
る酸を不活性有機溶媒(クロロホルム、塩化メチン/、
ジエチルエーテル、THE’等)中または無溶媒で、三
級アミン(ピリジン、トリエチルアミン、ピコリン等)
の存在下、酸ハライド#(ピバロイルクロライド9、チ
オニルクロライド、トシルクロライド9、メシルクロラ
イド、オキサリルクロライド等)、または酸誘導体(ク
ロロギ酸エチル、クロロギ酸イソブチル等)と、0℃〜
40℃で反応させ、得られた混合酸無水物と一般式(旧
で示されるアミンを不活性有機溶媒(上記と同じ)中、
0℃〜40℃で反応させることによシ行なわれる。
(乃 酸ハライドを用いる方法は、例えば一般式(II
)で示される酸を不活性有機溶媒(上記と同じ)中、ま
たは無溶媒で、酸ハライド責上記と同じ)と−20℃〜
還流温度で反応させ、得られた酸ノ1ライドを三級アミ
ン(上記と同じ)の存在下、もしくは非存在下、一般式
(至)で示されるアミンと不活性有機溶媒(上記と同じ
)中、0℃〜40℃で反応させることによシ行なわれる
(C)DCCを用いる方法は、例えば、一般式(II)
で示される酸と一般式(至)で示されるアミンを、不活
性有機溶媒(上記と同じ)中、または無溶媒で三級アミ
ン(上記と同じ)の存在下もしくは非存在下、DCC(
ジシクロへキシルカルボジイミド)を用いて、0℃〜4
0°Cで反応させることによシ行なわれる。
これら(Al、 (B)および(qの反応は、いずれも
不活性ガス(アルゴン、窒素等)雰囲気下、無水条件で
行なうことが好ましい。
〔本発明化合物の製造方法(21〕 本発明化合物のうち、一般式 〔式中、R20はメチレン基または単結合を表わし、そ
の他の記号は前記と同じ意味を表わす。〕で示される化
合物は、一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物をアジド9と反応させることにより得る
ことができる。
シアノ基をアジド9と反応させ、2−テトラシリ゛ル基
に誘導する反応は公知であり、例えば無水条件下、不活
性有機溶媒(ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリ
ドン等)中、弱酸(ピリジウムクロライド、塩化アンモ
ニウム、ジメチルアニリンの塩酸塩等)の存在下、アジ
ド0(アジ化ナトリウム、アジ化リチウム、アジ化カリ
ウム等)を用いて加熱することにより行なわれる。
〔本発明化合物の製造方法(3)〕 本発明化合物のうち、一般式 〔式中、Rは水素原子または炭素数1〜6の直鎖または
分枝鎖アルキル基を表わし、その他の記号は前記と同じ
意味を表わす。〕 で示される化合物は、一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物とJ一般式 %式%() 〔各式中、X およびX はハロゲン原子tiわし、R
は炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基金表わし
、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物を反応させ、必要によりエステル化反
応またはケン化反応に付すことにより得ることができる
カテコールを閉環し、(ンゾジオキサン環を形成させる
反応は公知であり、例えば無水条件下、不活性有機溶媒
(アセトン、メチルエチルケトン、ジオキサン等)中、
縮合剤(炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等)の存在下加
熱することにより行なわれる。
〔本発明化合物の製造方法(4)〕 さらに、一般式(])で示される本発明化合物のうち、
特定の化合物は相当する本発明化合物から導ひき出すこ
とができる。
例えば、下記の反応式および反応工程式(A)を挙げる
ことができる。
(]C) (lct) 〔おのおののロコは置換基R全体を表わし、その中の記
号はおのおのRに含まれ、反応によシ変換されたことX
tl−Nわす。次の工程式においても同様である6Rは
炭素数1〜18のアルキル、アルケニルまたはアルキニ
ル基を表わす。〕前は−ジの反応工程式1”A)中の各
記号は以下のとおりの意味を表わし、その他の記号は前
記と同じ意味を表わす。
R、R−炭素数1〜18のアルキル、アルケニルまたは
アルキニル基。
R−水素原子または炭素数1〜18のアルキル、アルケ
ニルまたはアルキニル 基。
T   −酸素または硫黄原子またはイミド基。
M   −リチウム、カリウムまたはナトリウム原子。
Xl    −ハロゲン原子。
〔中間体の製造方法〕
先に述べた一般式(III)、 (rV)および(V)
で示される中間体は、おのおの次の反応工程式で示され
る操作により得ることができる。
反応工程式中の各記号は次の意味tiわし、その他の記
号は前記と同じ意味を表わす。
R−炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖アルキル基。
R、R、R、R−炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖のア
ルキル基。
R54−水素原子または炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖のアルキル基。
R,R−)リフルオロアセチル基。
X10. X20. X30. X40  、・・ゲン
原子。
さらに、■、4−ジチアナフタレン骨格の中間体も式(
曙)の化合物に加えて、一般式 O2 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕で
示される化合物を加水分解して得られる一般式で示され
る化合物を用いることによシ得ることができる。
本発明化合物の製造方法において、エステル化、ケン化
の反応は次のようにして行なわれる。
酸ヲエステルに変換する反応(エステル化)は公知であ
シ、例えば。
(1):)アゾアルカンを用いる方法、(2)アルキル
ハライ)#ヲ用いる方法、f31  DMF−ジアルキ
ルアセタールを用いる方法、(4)相当するアルカノー
ルと反応させる方法等が挙げられる。
こtLらの反応全具体的に説明すると、(1)ジアゾア
ルカンを用いる方法は、例えば不活性有機溶媒(ジエチ
ルエーテル、酢酸エチル、塩化メチレン、アセトン、メ
タノール、エタノール等)中、相当するジアゾアルカン
を用いて行なわれる。
(2)アルキルハライドを用いる方法は、例えば有機溶
媒(アセトン、 DMF’%N、N−ジメチルホルムア
ミド、DMSO等)中、塩基(炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸水素す) l)ラム、炭酸水素カリウム、
酸化カルシウム等)の存在下、相当するアルキルハライ
ドを用いて行なわれる(31  DMF’−ジアルキル
アセタールを用いる方法は、例えば不活性有機溶媒(イ
ンイン、トルエン等)中、相当するDMF−ジアルキル
アセタールを用いて行なわれる。
(4)相当するアルカノールと反応させる方法は、例え
ば相当するアルカノール中、酸(塩酸、硫酸、])−ト
ルエンスルホン酸、塩化水素ガス等)または縮合剤(D
CC,ピバロイルノ・ライド、アリールスルホニルハラ
イド、アルキルスルホニルハライド等)を用いて行なわ
れる。
これらの反応は通常−10℃〜100℃の温度で行なわ
れ、また、さらに、反応に関与しない不活性有+9.溶
媒(THF’、塩化メチレン等)を加えて行なってもよ
い。
エステルtmに変換する反応(ケン化)は公知であり、
例えば (1)水と混和しうる有機溶媒(THF、ジオ
キサン、エタノール、メタノール等)中、アルカリ(水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、炭
酸カリウム、炭酸ナトリウム等)の水溶液を用いるか、
(2)アルカノール(メタノール、エタノール等)中、
上記のブルカ’J t−用いて無水条件で行なわれる。
これらの反応は通常−10℃〜100℃の温度で行なわ
れる。
反応生成物は、通常のnIm手段、例えば常圧下または
減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグネシ
ウムを用いた高速液体クロマトグラフィー、薄層クロマ
トグラフィー、あるいは、カラムクロマトグラフィまた
は洗浄、再結晶等の方法により精製することができる。
精製は各反応ごとに行なってもよいし、いくつかの反応
終了後行なってもよい。
〔出発物質〕
本発明における各出発物質および各試薬はすべてそれ自
身公知であるかまたは公知の方法により合成することが
できる。
例えば、一般式(II)で示されるカルボン酸は、特願
昭58−203632号、同58−224067号、同
58−245531号、同58−245532号または
同59−1855号等明細書記載の方法によシ、合成す
ることができる。
一般式([)で示される化合物でRが水素原子であるも
のは、J、Med、Chem、、 s、 446(19
65)に記載されている。
一般式(XIII )で示される化合物で、Rが水素原
子であるものは、J、Am、Chem、Soc、、 7
5.3277(1953)に記載されている。
一般式(XV)で示される化合物はJlMed、Che
m、 。
20 371(1977)に記載されている方法により
合成することができる。
一般式(XXX[)で示される化合物のうち、Rが水素
原子であるものは、J、Org 、Chem、 、 4
2゜1925(1977)に記載されている。
〔本発明化合物における塩〕
一般式(1)で示される本発明化合物は、テトラゾリル
またはカルボン酸部分において塩を形成することができ
る。
塩に変換することにより本発明化合物の水に対する溶解
性が上がるため、医薬品として投与する際に有用である
本発明化合物は後述する公知の方法等により容易に塩に
変換することができる。
本発明における塩は非毒性であることが好ましい。ここ
でいう非毒性の塩とは、動物の組織に対して比較的無害
であり、しかも治療に必要な量を用いたとき、一般式(
11で示される化合物の有効な薬理的性質がそのカチオ
ンによシ生じた副作用によって損なわれないようなカチ
オンからなる塩を意味する。また、塩は水溶性であるこ
とが好ましい。
適当な塩としては、例えばナトリウム又はカリウムの如
きアルカリ金属の塩、カルシウム又はマグネシウムの如
きアルカリ土類金属の塩、アンモニウム塩及び薬学的に
許容される(非毒性の)アミン塩が含まれる。カルボン
酸とそのような塩を形成する適当なアミンはよく知られ
ておシ、例えば理論上アンモニアの1個あるいはそれ以
上の水素原子を他の基に置き換えて得られるアミンが含
まれる。その基は1個以上の水素原子が置換されている
ときは同じでも異なってもよいが、例えば炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜3のヒドロキシアルキル基か
ら選ばれる。適当な非毒性アミン塩としては、テトラメ
チルアンモニウムの如きテトラアルキルアンモニウムの
塩、及びメチルアミン塩、ジメチルアミン塩、シクロは
メチルアミン塩、ベンジルアミン塩、フェネチルアミン
塩、ビイリジン塩、モノエタノールアミン塩、ジェタノ
ールアミン塩、リジン塩、アルギニン塩の如き有機アミ
ン塩が挙げられる。
本発明化合物の塩は、一般式(])で示される本発明化
合物を公知の方法、例えば適当な溶媒中で適当な塩基、
例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物
あるいは炭酸塩または有機アミンと反応させることによ
り得られる。
塩は溶液を凍結乾燥するか、減圧濃縮するかあるいは反
応溶液に充分不溶ならばろ過するか、あるいは必要なら
ば溶媒を一部除去したのちろ過することにより単離され
る。
〔本発明化合物の薬理活性〕
本発明化合物は、前述したようにロイコ) IJエン拮
抗作用、ホスホリパーゼ阻害活性、5α−リダクターゼ
阻害活性およびアルドースリダクターゼ阻害活性を有し
、例えば実験室の実験では、次表に示されるような作用
を示した。
本発明化合物は、LTD4に対しin vitroの系
(後述)で次表に示されるような拮抗作用を示した。
表に下記一般式で示される化合物におけるLTD4拮抗
作用 表】よりRがナフチルアルキルオキシ基及びジー置換フ
ェニルアルキルオキシ基t−表わす一般式(IB’)で
示される化合物は十分なLTD4拮抗作用を有している
ことがわかる、このことより、一般式(IB)中ORの
置換基としてのR及び/またはRがナフタレン環を含む
基あるいはジーまたはトリー置換フェニル−アルキルオ
キシまたは一アルケニルオキシ基である化合物も医薬と
して十分有用なLTD4拮抗作用を有していることが予
測される。
さらに本発明者等はその他の部分の変換(例えば、記号
R,R,R,A、T及びB部分の変換)によって得られ
た化合物でも、LTD4拮抗作用が十分維持されること
を確認している(特願昭59−172570号明細書参
照のこと)。
従って、表1に示される化合物群がLTD4拮抗作用を
有することが確認されれば、上記のことよりすべての本
発明化合物は医薬として十分有用なLTD4拮抗作用を
有していることが容易に推測される。
本発明化合物のLTD4に対する拮抗作用は以下の実験
方法によシ測定した。
体重300〜400IIの雄性モルモットより摘出した
回腸(2,5crIL)t、37℃でTyrode液中
、酸素(95%)−二酸化炭素(5チ)の混合ガス通気
のマグヌス管に懸垂し、約30分間安定させたのち、I
、TD4を10 1/ld  濃度で加え、この時の収
縮に対して、本発明化合物の濃度を変えて加え、収縮高
を測定し、これより工C5o値を算出した。
〔医薬品への適応〕
人間を含めた哺乳動物、特に人間において、ロイコトリ
エンを抑制することによシ、アレルギー性の気管・気管
支の疾患、例えば喘息、アレルギー性の肺の疾患、アレ
ルギー性のショック、アレルギー性の各種疾患の予防お
よび/または治療に有効であり、またホスホリパーゼ(
ホスホリパーゼA2 および/またはホスホリパーゼC
)t−阻害することにより、上記ロイコトリエンも含め
たアラキl−”ン酸代謝物に起因する疾患、例えば血栓
症、例えば脳や冠動脈の内皮や内膜の損傷による血栓症
、各種の炎症、例えば関節炎、リウマチの予防および/
または治療に有効である。さらに5α−リダクターゼを
阻害することは、前立腺肥大症、脱毛症、外債の予防お
よび/または治療に有効である。
また、アルドース変換酵素を阻害することにより、糖尿
病合併症、例えば網膜症、白内障、神経障害、腎障害の
予防または治療に有効である。
一般式(1)で示される本発明化合物、またはその非毒
性塩を上記の目的で用いるには、おのおのにつき、通常
全身的あるいは局所的に、経口塘たは非経口で投与され
る。投与量は年令、体重、症状、治療効果、投与方法、
処理時間等により異なるが、通常成人ひとり当り、各々
につき1回に0.179〜100■、好ましくは2グ〜
20■の範囲で、1日1回から数回経口投与されるか、
または成人ひとり当り、各々につき1回に10μm〜1
0■、好ましくはo、i7ng〜1〜の範囲で%1日1
回から数回非経口投与される。もちろん前記したように
投与量は檀々の条件で変動するので、上記投与範囲より
少ない量で十分な場合もあるし、神だ範囲を越えて投与
する必要のある場合もある。
本発明による経口投与のための固体組成物としては、錠
剤、散剤、顆粒剤等が含1れる。このような固体組成物
においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、少な
くともひとつの不活性な希釈剤、例えば乳糖、マンニト
ール、ズドつ糖、ヒドロキシプロピルセルロース、微結
晶セルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、メタ
ケイ酸アルミン酸マグネシウムと混合される。組成物は
、常法に従って、不活性な希釈剤以外の添加剤、例えば
ステアリンぼマグネシウムのような濶清剤や繊維素グル
コン酸カルシウムのような崩壊剤を含有していてもよい
。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼラチン、ヒト9
0キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質
のフィルムで被膜してもよいし、また2以上の層で被膜
してもよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質
のカプセルも包含される。
経口投与のための液体1組成物は、薬剤的に許容される
乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等
を含み、一般的に用いられる不活性な希釈剤、例えば精
製水、エタノールを含む。この組成物は不活性な希釈剤
以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤
、芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法によ
り処方されるスプレー剤が含まれる。
本発明による非経口投与のための注射剤としては、無菌
の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含す
る 水性の溶液剤、懸濁剤としでは例えば注射用蒸留水
及び生理食塩水が含まれる。
、J詠溶性の溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油の
ような植物油、エタノールのようなアルコール類、ポリ
シルベート80等がある。このような組成物は、さらに
防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤のような補助剤を含ん
でもよい。これらは例えばバクテリア保留フィルターを
通す濾過、殺菌剤の配合または照射によって無菌化され
る。これらはまた無菌の固体組成物を製造し、使用前に
無菌水または無菌の注射用溶媒に溶解して使用すること
もできる。
非経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法に
より処方される、外用液剤、軟コウのような塗布剤、坐
剤及びペッサリー等が含まれる。
〔命名法および除外化合物〕
特許請求の範囲を含む本明細書において、本発明化合物
は1.4−ベンゾジオキサン、4H−1−ベンゾピラノ
または1,4−ジチアナフタレンを母核として命名され
ている。
また、特許請求の範囲を含む本明細書中において、特に
限定されない立体配置(不斉炭素、二重結合等)によシ
生じる異性体はすべて含まれる。
ただし、本発明において、化学的または物理的に存在し
えない化合物(例えば、酸素、窒素、硫黄原子に隣接し
ての炭素−炭素の多重結合を有すること等)Fi廃除外
れる。
〔参考例および実施例〕
本発明化合物の製造の一例を参考例ならびに実施例によ
り詳述するが、もちろんこれにより発明を限定するもの
ではない。
なお、参考例および実施例中の「TLC」、「工R」、
「NMRJおよび「Masgjは、おのおの「薄層クロ
マトグラフィ」、「赤外吸収スペクトル」、「核磁気共
鳴スはクトル」および「質量分析」を表わす。
クロマトグラフィによる分離の箇所に記載されている溶
媒の割合は体積比を表わし、カッコ内の溶媒は使用され
た展開溶媒または溶出溶媒を示している。
また、特別の記載がない場合には、赤外吸収スはクトル
はKBr錠剤法で、核磁気共鳴スはクトルは重クロロホ
ルムと重メタノールの混合溶液中でおのおの測定してい
る。
実施例1 8−(p−(2−(2−す7チル)エトキシ〕ベンゾイ
ル)アミノ−2−(,5−テトラゾリル)−4−オキソ
−4H−1−インゾピランの合成 p−(2−(2−す7チル)エトキシ〕安息香酸(55
■)とオキサリルクロライド”(0,5m1)i室温で
1時間かくはん後、減圧下、過剰のオキサリルクロライ
ドを除去した。残留物を真空ポンプで乾燥後塩化メチレ
ン(ld)に溶解した。
アルビ7雰囲気下、氷冷した8−アミノ−2−(5−テ
トラゾリル)−4−オキソ−4H−1−ベンゾビラン塩
酸塩(50711!7)の塩化メチレン(3MJりとピ
リジン(0,3d)の混合溶液に上記の溶液を滴下した
。滴下後、反応液を室温で1時間かくくはんし減圧濃縮
した。残留物にIN塩酸(10yd)k加え、生成した
固体t−p取し、水及びメタノールで洗浄し、乾燥して
、下記の物性値を有する標題化合物(41■)を得た。
TLC:Rf 0.23(塩化メチレン:メタノール−
5:1);NMR:δ  8.76(IH,dd)、8
.01(2H,(1)、7.96(tH,aa)、7.
80(4H,m)、7.47(4H。
m)、7.23(IH,8)、7.06(2H,d)、
4.38(2H,t)、3.11 (2H,t ) y
■Rニジ  3400,3050,1650,1600
,1580,1500゜1430.1370,1340
.1250,1160,1060゜−1。
1020.880,850,810,750cm  。
Mass :m/e   275 ; 形状:  黄色粉末。
実施例L m −1(5) 実施例1と同様の操作により、相当するカルボン酸と相
当する置換基Rを有する8−アミノ−2−(5−テトラ
ゾリル)−4−オキソ−4H−1−ベンゾビラン塩酸塩
を用いて、次表〔1〕に示される化合物を合成した。
(In) 31!且 8−rp−C2−(2−ナフチル)エトキシ〕ベンゾイ
ル)アミノ−2−(5−テトラゾリル)−1,4−ベン
ゾジオキサンの合成 実施例1と同様の操作により、T)−(2−(2−ナフ
チル)エトキシ〕安息香−と8−アミノ−2−(5−テ
トラゾリル)−1,4−ベンゾジオキサン塩酸塩を用い
て、下記の物性値金有する標題化合物を得た。
TLC:Rf O,30(塩化メチレン:メタノール=
=5=1);NMR:δ  7.86(2B、d)、7
.80(3H,m)、7.72(IH。
8)、7.58(IH,ad)、7.44(3H,m)
、6.95(2H,a)、6.90(lH,t)、6.
73 (I H。
aa)、5.68(IH,t)、4.55(2H,cl
);工Rニジ  3700〜2300.1650.16
10.1520.1510゜1455.1260crr
L  # Mass : m、/e 493(M )、450.4
37.399.275  ;形状:  白色粉末。
実施例3 8−(1)−(2−(2−す7テル)エトキシ〕ベンゾ
イル)ナミノー2−(5−テトラゾリル)−4−オキツ
ー−4B−1−ベンゾピランナトリウム塩の合成8−(
p−1”2−(z−ナフチル)エトキシ〕ベンゾイル)
アミノ−2−(5−テトラゾリル)−4−オキソ−4H
−1−ベンゾピラン(100■;実施例1で合成。)に
エタノール(5d)と、IN水酸化ナトリウム当量を加
えて、かくはんし溶かしたのち、減圧乾固し、標題化合
物(104〜)を得た。
実施例3〔l) 実施例3と同様の操作により、実施例1(1)〜1(3
)および2の化合物についても、相当するナトリウム塩
を合成した。
実施例4 8−(p−(2−、(2−ナフチル)エトキシ〕はンゾ
イル)アミノ−2−(5−テトラゾリル)−4−オキソ
−4H−1−インゾピラン0.5F。
繊維素グルコン酸カルシウム(崩壊剤)200■、ステ
アリン酸マグネシウム(潤滑剤)100mgおよび微結
晶セルロース9.2gを常法により混合し、打錠して、
−錠中に51Niの活性成分を含有する錠剤100錠を
得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) 〔式中、R^1は一般式 (i)▲数式、化学式、表等があります▼ (ii)▲数式、化学式、表等があります▼または (iii) ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基を表わす。 (式中のR^5およびR^6はおのおの独立して、水素
    原子またはハロゲン原子、または任意の1つ、2つ、3
    つ、4つまたは5つの炭素原子が置換可能基(すなわち
    、酸素原子、硫黄原子、ハロゲン原子、窒素原子、ベン
    ゼン環、ナフタレン環、チオフェン環、炭素数4〜7の
    炭素環、カルボニル基、カルボニルオキシ基、水酸基、
    カルボキシ基、アジド基またはニトロ基から任意に選ば
    れる基)で置き換えられていてもよい炭素数1〜20の
    直鎖または分枝鎖のアルキル、アルケニルまたはアルキ
    ニル基を表わす。ただし、R^5またはR^6のうち少
    なくとも一方は次の条件を満たすものとする。 (i)少なくとも1つの炭素原子が置換可能基であるナ
    フタレン環で必ず置き換えられている炭素数1〜20の
    直鎖または分枝鎖のアルキル、アルケニルまたはアルキ
    ニル基を表わすこと、あるいは (ii)任意の4つまたは5つの炭素原子が置換可能基
    で置き換えられている炭素数1〜20の直鎖または分枝
    鎖のアルキル、アルケニルまたはアルキニル基を表わす
    こと。) R^2は水素原子、または炭素数1〜6の直鎖または分
    枝鎖のアルキル基を表わす。 R^3は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、
    一般式−COOR^7(式中、R^7は水素原子または
    炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わす
    。)で示される基、炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖の
    アルキル、アルコキシまたはアルキルチオ基を表わす。 R^4は一般式−COOR^8または−CH_2COO
    R^8(式中、R^8は水素原子または炭素数1〜6の
    直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わす。)で示される
    基、2−テトラゾリル基または2−テトラゾリルメチル
    基を表わす。 記号Aは単結合、または炭素数1〜10の直鎖または分
    枝鎖のアルキル基もしくはフエニル基で置換されていて
    もよいメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチ
    レン、ビニレン、プロペニレン、ブテニレン、ブタジエ
    ニレンまたはエチニレン基を表わす。 記号▲数式、化学式、表等があります▼は式▲数式、化
    学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ または▲数式、化学式、表等があります▼で示される環
    を表わす。 記号Tは酸素原子または硫黄原子を表わす。〕で示され
    る縮合ベンズ(チオ)アミド、またはその非毒性塩。 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1A) 〔式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項記載と同
    じ意味を表わす。〕 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1B) 〔式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項記載と同
    じ意味を表わす。〕 で示される特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4)記号Aが単結合またはビニレン基であり、記号Tが
    酸素原子である特許請求の範囲第1項乃至第3項のいず
    れかの項に記載の化合物。 5)R^4が2−テトラゾリル基またはカルボキシル基
    である特許請求の範囲第1項乃至第4項に記載の化合物
    。 6)Rが一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^5およびR^6は特許請求の範囲第1項記
    載と同じ意味を表わす。〕 で示される基である特許請求の範囲第1項乃至第5項の
    いずれかの項に記載の化合物。 7)R^5およびR^6のいずれか一方が水素原子を表
    わし、他方が炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキ
    ル基、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基またはカルボキ
    シ基で置換されていてよいナフチル、ナフチルアルキル
    、ナフチルアルキルオキシ(アルキル部分は炭素数1〜
    8)、ナフチルアルケニルまたはナフチルアルケニルオ
    キシ(アルケニル部分は炭素数2〜8)基である特許請
    求の範囲第1項乃至第6項のいずれかの項に記載の化合
    物。 8)化合物が 8−{p−〔2−(2−ナフチル)エトキシ〕ベンゾイ
    ル)アミノ−2−(5−テトラゾリル)−1,4−ベン
    ゾジオキサンまたはそのナトリウム塩、 8−{p−〔2−(2−ナフチル)エトキシ〕ベンゾイ
    ル}アミノ−2−(5−テトラゾリル)−4−オキソ−
    4H−1−ベンゾピランまたはそのナトリウム塩、また
    は6−メチル−8−{p−〔2−(2−ナフチル)エト
    キシ〕ベンゾイル}アミノ−2−(5−テトラゾリル)
    −4−オキソ−4H−1−ベンゾピランまたはそのナト
    リウム塩 である特許請求の範囲第7項記載の化合物。 9)R^5およびR^6のいずれか一方が水素原子を表
    わし、他方が炭素数1〜8の直鎖または分枝鎖のアルキ
    ル基、ハロゲン原子、水酸基、ニトロ基またはカルボキ
    シ基から選ばれる基2つまたは3つにより置換されてい
    るフエニルアルキルオキシ(アルキル部分は炭素数1〜
    8)またはフエニルアルケニルオキシ(アルケニル部分
    は炭素数2〜8)基である特許請求の範囲第1項乃至第
    6項のいずれかの項に記載の化合物。 10)化合物が 8−{p−〔3−(3,4−ジクロロフエニル)プロポ
    キシ〕ベンゾイル)アミノ−2−(5−テトラゾリル)
    −4−オキソ−4H−1−ベンゾピランまたはそのナト
    リウム塩、または 6−メチル−8−{p−〔3−(3,4−ジクロロフエ
    ニル)プロポキシ〕ベンゾイル)アミノ−2−(5−テ
    トラゾリル)−4−オキソ−4H−1−ベンゾピランま
    たはそのナトリウム塩 である特許請求の範囲第9項記載の化合物。 11)一般式 R^1−A−COOH(II) 〔式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項記載と同
    じ意味を表わす。〕 で示される化合物または相当するジチオン酸と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項記載と同
    じ意味を表わす。〕 で示される化合物を反応させてアミド結合を形成させ、
    必要によりケン化反応またはエステル化反応に付すこと
    を特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項記載と同
    じ意味を表わす。〕 で示される化合物の製造方法。 12)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、すべての記号は特許請求の範囲第1項記載と同
    じ意味を表わす。〕 で示される縮合ベンズ(チオ)アミドまたはその非毒性
    塩を有効成分として含有するロイコトリエン(SRS)
    拮抗剤。
JP59243412A 1984-08-20 1984-11-20 新規な縮合ベンズ(チオ)アミド Granted JPS61143371A (ja)

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