JPS61141544A - 金属板等の制振方法 - Google Patents
金属板等の制振方法Info
- Publication number
- JPS61141544A JPS61141544A JP26334984A JP26334984A JPS61141544A JP S61141544 A JPS61141544 A JP S61141544A JP 26334984 A JP26334984 A JP 26334984A JP 26334984 A JP26334984 A JP 26334984A JP S61141544 A JPS61141544 A JP S61141544A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration damping
- sheet
- thermosetting resin
- bituminous
- layer
- Prior art date
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- Granted
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- Building Environments (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属板等の制振方法に関し、自動車、建材、船
舶用鋼板就中自動車々体鋼板に施こし、塗装ラインで加
熱することにより複層構造を形成して優れた制振効果を
得ることが出来る制振方法を提供することをその目的と
している。
舶用鋼板就中自動車々体鋼板に施こし、塗装ラインで加
熱することにより複層構造を形成して優れた制振効果を
得ることが出来る制振方法を提供することをその目的と
している。
従来より車輌、機械、建築材料等の構造部材の振動や騒
音を防止するために、主として熱融着型の瀝青質県側振
材が使用されている。しかしながらこの#資質系制振材
は高温域通常50℃以上では制振効果が著しく低下する
という難点がある。
音を防止するために、主として熱融着型の瀝青質県側振
材が使用されている。しかしながらこの#資質系制振材
は高温域通常50℃以上では制振効果が著しく低下する
という難点がある。
この難点を改善するために次の様な対策が開発された。
その一つは制振材の一ヒ部に金属系拘束層を設ける方法
であり、第二の対策は熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂
を配合して制振材自体の耐熱性を高める方法であり、第
三は、特願昭54−160300号に示される方法であ
って、シートの片面または両面に任意の形状の複数個の
凸部を有する下層とバインダーを含む上層とを接して積
層せしめる方法である。
であり、第二の対策は熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂
を配合して制振材自体の耐熱性を高める方法であり、第
三は、特願昭54−160300号に示される方法であ
って、シートの片面または両面に任意の形状の複数個の
凸部を有する下層とバインダーを含む上層とを接して積
層せしめる方法である。
□
第一の方法では、その作業性が著しく悪く、たとえば被
制振材の起伏にそって制振材を接着する場合等、いちい
ち手で押えるという手作業に依らなければならず、しか
も被制振材の形状に追従し難く、空隙部を作る場合も多
々あり、制振効果の向上も充分に針り難い欠点がある。
制振材の起伏にそって制振材を接着する場合等、いちい
ち手で押えるという手作業に依らなければならず、しか
も被制振材の形状に追従し難く、空隙部を作る場合も多
々あり、制振効果の向上も充分に針り難い欠点がある。
第二の方法では、常温での制振効果が低下するという難
点が逆に生じ、また第三の方法では、熱融着の際のなし
みが不充分であり、特に制振材に起伏が存在するときは
なじみが特に不充分であり、焼付後密着向積が減少し、
制振効果が低下し、また随所に空隙部が残りこの部分に
ワレや亀裂が生じ易い難点がある。
点が逆に生じ、また第三の方法では、熱融着の際のなし
みが不充分であり、特に制振材に起伏が存在するときは
なじみが特に不充分であり、焼付後密着向積が減少し、
制振効果が低下し、また随所に空隙部が残りこの部分に
ワレや亀裂が生じ易い難点がある。
本発明者は上記従来方法の各難点を解消する観点から鋭
意研究を続けて来たが、この研究に於いて従来の瀝青質
系シート状制振材の片面に熱硬化性樹脂層を設け、これ
を被制振材即ち金属板上に積層し、加熱して瀝青質層を
被制振材たる金属板上に融着せしめると共に、熱硬化性
樹脂を熱硬化せしめるときは、所期の目的が達成出来る
ことを見出した。特に本発明者の研究に依れば、h記の
如く瀝青質′−ト状物と熱硬化性樹脂層2を組み
1合わせて使用する場合には、従来の通
常の#青質シート状制振材とは異なり、特にゴム質成分
が全く含有されていない瀝青質シート状物を使用する場
合には、熱硬化性樹脂層就中特定粘度の熱硬化性樹脂層
との協力作用に基づく制振効果が極めて良く発揮される
ことが見出された1本発明はこれ等の新しい発見に基づ
いて完成されたものであって、即ち本発明は金属板上に
、主に瀝青質から成るシート状物屓と熱硬化性樹脂層と
をこの順序を形成し、加熱して金属板に融着せしめると
共に該熱硬化性樹脂層を硬化せしめることを特徴とする
金属板等の制振方法に係るものであり、就中特に上記瀝
青質から成るシート状物がゴム分を実質的に含有しない
ものであって、社つ一ト記熱硬化性樹脂がその70℃に
於ける溶融粘度が6.0XI02〜1.0X105であ
るものを使用してL記の如く処理することを特徴とする
制振方法に係るものである。
意研究を続けて来たが、この研究に於いて従来の瀝青質
系シート状制振材の片面に熱硬化性樹脂層を設け、これ
を被制振材即ち金属板上に積層し、加熱して瀝青質層を
被制振材たる金属板上に融着せしめると共に、熱硬化性
樹脂を熱硬化せしめるときは、所期の目的が達成出来る
ことを見出した。特に本発明者の研究に依れば、h記の
如く瀝青質′−ト状物と熱硬化性樹脂層2を組み
1合わせて使用する場合には、従来の通
常の#青質シート状制振材とは異なり、特にゴム質成分
が全く含有されていない瀝青質シート状物を使用する場
合には、熱硬化性樹脂層就中特定粘度の熱硬化性樹脂層
との協力作用に基づく制振効果が極めて良く発揮される
ことが見出された1本発明はこれ等の新しい発見に基づ
いて完成されたものであって、即ち本発明は金属板上に
、主に瀝青質から成るシート状物屓と熱硬化性樹脂層と
をこの順序を形成し、加熱して金属板に融着せしめると
共に該熱硬化性樹脂層を硬化せしめることを特徴とする
金属板等の制振方法に係るものであり、就中特に上記瀝
青質から成るシート状物がゴム分を実質的に含有しない
ものであって、社つ一ト記熱硬化性樹脂がその70℃に
於ける溶融粘度が6.0XI02〜1.0X105であ
るものを使用してL記の如く処理することを特徴とする
制振方法に係るものである。
本発明に依れば、低温域ばかりでなく^l!&域に於い
ても従来方法と異なり優れた制振効果が得られ、また熱
硬化性樹脂層はいまだ硬化していないので複雑な形状の
被制振材たとえば自動車々体等の被悔1振材に対しても
容易に追従し密接性も優れ、また被制振材の所定の位置
に載置するだけで良いのでその作業性も優れており、従
来の各難点を全く解消することが出来る。更に加えて本
発明方法に於いては、瀝青質に比し高価な熱硬化性樹脂
就中エポキシ樹脂層を瀝青質層に比しかなり薄く出来る
ために制振材自体の厚みを全体として薄く出来、このた
め作業がより容易となり、また追従性も一段と良くなる
効果があり、加えてコスト面でも安くなる利点も有る。
ても従来方法と異なり優れた制振効果が得られ、また熱
硬化性樹脂層はいまだ硬化していないので複雑な形状の
被制振材たとえば自動車々体等の被悔1振材に対しても
容易に追従し密接性も優れ、また被制振材の所定の位置
に載置するだけで良いのでその作業性も優れており、従
来の各難点を全く解消することが出来る。更に加えて本
発明方法に於いては、瀝青質に比し高価な熱硬化性樹脂
就中エポキシ樹脂層を瀝青質層に比しかなり薄く出来る
ために制振材自体の厚みを全体として薄く出来、このた
め作業がより容易となり、また追従性も一段と良くなる
効果があり、加えてコスト面でも安くなる利点も有る。
本発明に於いて使用される主に瀝青質から成るシート状
物としては、アスファルトを主成分としてこれに無機及
び有機充填剤を適宜に配合してシート状に成形したもの
であり、無機質充填剤としては、たとえば炭酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、石綿、パーライト、シラスバルー
ン等を、また有機質充填剤としては、ポリエチレン、ポ
リアミド、ポリエステル等の合成樹脂又はMAw、石油
樹脂、合成ゴム、天然ゴム、木粉、モミガラ、麻、尼等
を具体例として例示出来る。これ等の使用量はアスフア
ルド40〜50市量部に対して無1311充填剤lO〜
30市量部、有機質充填剤lO〜20重量部程度置部る
。
物としては、アスファルトを主成分としてこれに無機及
び有機充填剤を適宜に配合してシート状に成形したもの
であり、無機質充填剤としては、たとえば炭酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、石綿、パーライト、シラスバルー
ン等を、また有機質充填剤としては、ポリエチレン、ポ
リアミド、ポリエステル等の合成樹脂又はMAw、石油
樹脂、合成ゴム、天然ゴム、木粉、モミガラ、麻、尼等
を具体例として例示出来る。これ等の使用量はアスフア
ルド40〜50市量部に対して無1311充填剤lO〜
30市量部、有機質充填剤lO〜20重量部程度置部る
。
そして特に本発明に於いては、この瀝青質シート状物と
してゴム成分を全く含有しないものが好ましく、特にゴ
ム成分を含有しない瀝青質シート状物は熱硬化性樹脂と
して特に70℃での粘度が6.0X102〜lXl0S
ボイズ、特に同粘度のエポキシ樹脂と組合わせて使用す
ることにより、著しく優れた制振効果を発揮する。また
この瀝青質シートの厚みとしては通常0.2〜lOw好
ましくは0.5〜6鶴程度であり、その粘度は100℃
で3.0XIO3〜1.0XIO5ポイズ程度のもので
ある。
してゴム成分を全く含有しないものが好ましく、特にゴ
ム成分を含有しない瀝青質シート状物は熱硬化性樹脂と
して特に70℃での粘度が6.0X102〜lXl0S
ボイズ、特に同粘度のエポキシ樹脂と組合わせて使用す
ることにより、著しく優れた制振効果を発揮する。また
この瀝青質シートの厚みとしては通常0.2〜lOw好
ましくは0.5〜6鶴程度であり、その粘度は100℃
で3.0XIO3〜1.0XIO5ポイズ程度のもので
ある。
本発明に用いられる熱硬化性樹脂としてはアクリル樹脂
、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等の通常の熱硬化性樹
脂を使用することが可能であるが、本発明に於いてはエ
ポキシ樹脂を、好適にはシート状物にしたものが好まし
く用いられる。このようなエポキシ樹脂の例としては、
通常のビスフェノール型、エーテルエステル型、ノボラ
ックエポキシ型、エステル型、環状脂肪族型および窒素
を含むグリシジルエーテル型環各種タイプのものがあり
、組成物層の物性に応じてその1種を単独であるいは2
種以上を組み合わせて使用出来る。
、ウレタン樹脂、フェノール樹脂等の通常の熱硬化性樹
脂を使用することが可能であるが、本発明に於いてはエ
ポキシ樹脂を、好適にはシート状物にしたものが好まし
く用いられる。このようなエポキシ樹脂の例としては、
通常のビスフェノール型、エーテルエステル型、ノボラ
ックエポキシ型、エステル型、環状脂肪族型および窒素
を含むグリシジルエーテル型環各種タイプのものがあり
、組成物層の物性に応じてその1種を単独であるいは2
種以上を組み合わせて使用出来る。
また硬化剤としては、室温で安定で80〜200℃の温
度範囲で活性を示すものが好ましく、たとえばジシアン
ジアミド、4.41−ジアミノジフェニルスルホン、2
−n−ヘプタデシルイミダゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N、N−ジアルキ
ル尿素誘導体、N、N−ジアルキルチオ尿素誘導体など
が用いられる。これ等の硬化剤の使用量は、特に限定さ
れないが、特に好ましくは被制振材の塗装ラインの焼付
は工程において、まず最初に制振材が外観化し被制振材
の形状に追従し、その後硬化が起こり形状に沿って固定
されると共に完全に硬化するように焼き付けの条件に応
じて適宜設定することであり、通常エポキシ樹脂100
1i量部に対して1〜20v、置部の割合で良い。
度範囲で活性を示すものが好ましく、たとえばジシアン
ジアミド、4.41−ジアミノジフェニルスルホン、2
−n−ヘプタデシルイミダゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N、N−ジアルキ
ル尿素誘導体、N、N−ジアルキルチオ尿素誘導体など
が用いられる。これ等の硬化剤の使用量は、特に限定さ
れないが、特に好ましくは被制振材の塗装ラインの焼付
は工程において、まず最初に制振材が外観化し被制振材
の形状に追従し、その後硬化が起こり形状に沿って固定
されると共に完全に硬化するように焼き付けの条件に応
じて適宜設定することであり、通常エポキシ樹脂100
1i量部に対して1〜20v、置部の割合で良い。
上記のエポキシ樹脂および硬化剤のほかに、組成物にシ
ート成形が可能な程度に凝集力をもたせる目的で各種添
加剤が必要に応じて用いられる。
ート成形が可能な程度に凝集力をもたせる目的で各種添
加剤が必要に応じて用いられる。
このような添加剤としては、たとえば、ポリビニルブチ
ラール、ポリアミド、ポリアミド誘導体、ポリエステル
、ポリスルホン、ポリケトン、ビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンとより誘導される高分子量のエポキシ樹
脂などの熱可塑性樹脂、またブタジェン−アクリロニト
リル共重合体ないしその誘導体などを配合出来る。これ
等の使用量は、エポキシ樹脂100重量部に対して5〜
100重量部程度置部るのが良い。
ラール、ポリアミド、ポリアミド誘導体、ポリエステル
、ポリスルホン、ポリケトン、ビスフェノールAとエピ
クロルヒドリンとより誘導される高分子量のエポキシ樹
脂などの熱可塑性樹脂、またブタジェン−アクリロニト
リル共重合体ないしその誘導体などを配合出来る。これ
等の使用量は、エポキシ樹脂100重量部に対して5〜
100重量部程度置部るのが良い。
上記成分の他にタレ防止、粘度調節、コスト低下を図る
ため、タルク、クレー、シリカ、アルミナ、硫酸バリウ
ム、鉄、鉛、亜鉛、アルミニウム等の金属粉末、ガラス
ピーズ、パーライト、シラスバルーン、ガラス短繊緋等
の充填剤を配合することが出来、或いは酸化チタン、カ
ーボンブランク、フタロシアニンブルー、マビコイエロ
ー、ウォッチセンレッド等の間材や染料、各種老化防止
剤、安定剤等を配合しても良い。
ため、タルク、クレー、シリカ、アルミナ、硫酸バリウ
ム、鉄、鉛、亜鉛、アルミニウム等の金属粉末、ガラス
ピーズ、パーライト、シラスバルーン、ガラス短繊緋等
の充填剤を配合することが出来、或いは酸化チタン、カ
ーボンブランク、フタロシアニンブルー、マビコイエロ
ー、ウォッチセンレッド等の間材や染料、各種老化防止
剤、安定剤等を配合しても良い。
これ等の配合量はエポキシ樹脂100重量部に対して5
〜500重量部程度置部れば良い。
〜500重量部程度置部れば良い。
このような構成成分から成る熱硬化樹脂層を調製するに
は、たとえばエポキシ樹脂に硬化剤と、l・要に応じて
前記の任意成分を加えて、常温または硬化がおこらない
程度の(僅かであればよい)温度下で、混合攪拌釜、各
種ニーダ類および二本ないし三本ミキシングロールなど
で混合すれば良く、更にこのようにして得られた樹脂組
成物を、プレス成形、各種塗工、カレンダーロール、押
出成形等任意の手段を用いシート化することが出来る。
は、たとえばエポキシ樹脂に硬化剤と、l・要に応じて
前記の任意成分を加えて、常温または硬化がおこらない
程度の(僅かであればよい)温度下で、混合攪拌釜、各
種ニーダ類および二本ないし三本ミキシングロールなど
で混合すれば良く、更にこのようにして得られた樹脂組
成物を、プレス成形、各種塗工、カレンダーロール、押
出成形等任意の手段を用いシート化することが出来る。
これ等熱硬化性樹脂層としては70℃に於ける粘度が6
.0X102〜l X I OSボイズ程度のものが好
ましく、特に同粘度のエポキシ樹脂が好ましい、この熱
硬化性樹脂層の厚みとしては、0.02〜5m好ましく
は0.05〜3fl程度である。
.0X102〜l X I OSボイズ程度のものが好
ましく、特に同粘度のエポキシ樹脂が好ましい、この熱
硬化性樹脂層の厚みとしては、0.02〜5m好ましく
は0.05〜3fl程度である。
本発明に於いては、被制振材たる金属板上に−ヒ記瀝青
質シート状物屓並びに熱硬化性樹脂層をこの順序で積層
してその後加熱するものであるが、この際予め瀝青質シ
ート状物の片面に熱硬化性樹脂層を形成せしめたものを
、被制振材たる金属板上に載置してその後加熱すること
がその作業性の面から望ましい、加熱は、瀝青質シート
を被制振材たる金属板上に融着せしめると共に熱硬化性
樹脂層を硬化せしめる作用を有する。特に自動車、建材
、船舶用の鋼板の如く塗装されるものでは、その塗装ラ
インでの焼付時の加熱を利用することが出来る。
質シート状物屓並びに熱硬化性樹脂層をこの順序で積層
してその後加熱するものであるが、この際予め瀝青質シ
ート状物の片面に熱硬化性樹脂層を形成せしめたものを
、被制振材たる金属板上に載置してその後加熱すること
がその作業性の面から望ましい、加熱は、瀝青質シート
を被制振材たる金属板上に融着せしめると共に熱硬化性
樹脂層を硬化せしめる作用を有する。特に自動車、建材
、船舶用の鋼板の如く塗装されるものでは、その塗装ラ
インでの焼付時の加熱を利用することが出来る。
本発明の被制振材たる金属板としては、各種の金属板が
あるが、鋼材が好ましく、特に好ましいものとして自動
草々体の鋼板がある。この自動草々体の鋼板を例にとっ
て本発明法を更に具体的に)記に説明する。
あるが、鋼材が好ましく、特に好ましいものとして自動
草々体の鋼板がある。この自動草々体の鋼板を例にとっ
て本発明法を更に具体的に)記に説明する。
本発明による制振方法では、たとえば、まず自動車々体
を組み立てた後、電着塗装前或いは次の中塗り塗装前の
塗装ラインにおいて車体鋼板の所要の箇所に載置する1
制振効果の必要な箇所全てに適用回部であるが、本発明
によるmW材を用いる場合にはダッシュパネル、プロペ
ラシャフト、トンネル部等走行中為温になったり、複雑
な形状に用いた場合に優れた効果が得られる0次に塗料
の焼き付は炉によって、まず制振材が熱により軟化し車
体形状に追従する。その後熱硬化樹脂層が硬化し、充分
に密着して形状通りに固定される。
を組み立てた後、電着塗装前或いは次の中塗り塗装前の
塗装ラインにおいて車体鋼板の所要の箇所に載置する1
制振効果の必要な箇所全てに適用回部であるが、本発明
によるmW材を用いる場合にはダッシュパネル、プロペ
ラシャフト、トンネル部等走行中為温になったり、複雑
な形状に用いた場合に優れた効果が得られる0次に塗料
の焼き付は炉によって、まず制振材が熱により軟化し車
体形状に追従する。その後熱硬化樹脂層が硬化し、充分
に密着して形状通りに固定される。
加熱条件は焼き付は炉の条件又は′M振材を車体に載置
する時期によって異なるが、通常100〜200℃で2
0〜120分の間で塗装ライン中で完全に硬化、密着が
行なわれる。施工の際、電着液等浸漬工程を経ること等
に帰因しシートに含まれる水分、油分、或いは鋼板とシ
ート間に介在する空気等が加熱融着の際ガス発生しシー
ト間にふくれを生じる心配があり、熱硬化性樹脂層を用
いる際には硬化した樹脂によりふ(れが固定され外観不
良、密着不良、ひいては制振特性の低)を招く場合があ
るが、本発明に於いては好ましくは制振材に貫通孔を設
けることにより、上記心配を未然に防ぐことが出来、信
頼性の画い制振方法を与えることが出来る。設ける貫通
孔は、制振材の全肉に約3.0〜5.0cm間隔で直径
1〜10寵であることが好ましい。
する時期によって異なるが、通常100〜200℃で2
0〜120分の間で塗装ライン中で完全に硬化、密着が
行なわれる。施工の際、電着液等浸漬工程を経ること等
に帰因しシートに含まれる水分、油分、或いは鋼板とシ
ート間に介在する空気等が加熱融着の際ガス発生しシー
ト間にふくれを生じる心配があり、熱硬化性樹脂層を用
いる際には硬化した樹脂によりふ(れが固定され外観不
良、密着不良、ひいては制振特性の低)を招く場合があ
るが、本発明に於いては好ましくは制振材に貫通孔を設
けることにより、上記心配を未然に防ぐことが出来、信
頼性の画い制振方法を与えることが出来る。設ける貫通
孔は、制振材の全肉に約3.0〜5.0cm間隔で直径
1〜10寵であることが好ましい。
本発明に於いては、主に瀝青質シート状物に熱硬化性樹
脂層を設けるものを基本とするが、更に上記熱硬化性樹
脂層の外側に樹脂製シート等の如き外層基材を付加する
ことが出来る。この外層基材を付加することにより、熱
硬化性樹脂の未硬化状態でのベタ付きを未然に防ぎ、シ
ート状制振材を重ねて保管することが出来るようになる
。また施工作業者に対しても汚染が防止出来、作業性に
優れ、加えて硬化後でも硬化膜の表向保護に役立つもの
である。而してこの外側基材シートとしては、通常の樹
脂フィルムたとえばポリエステル、塩化ビニル、ナイロ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることが出
来るが、制振材の追従性を損なわず、加熱時の収縮が少
なく、硬化後エポキシ樹脂等と良好に接着する利点をも
つ接着性ポリオレフィンが良(、特にP、VA(エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体)が望ましい、この際のフィル
ムの厚さとしては通常0.01〜0.8m程度のものが
好ましい。
脂層を設けるものを基本とするが、更に上記熱硬化性樹
脂層の外側に樹脂製シート等の如き外層基材を付加する
ことが出来る。この外層基材を付加することにより、熱
硬化性樹脂の未硬化状態でのベタ付きを未然に防ぎ、シ
ート状制振材を重ねて保管することが出来るようになる
。また施工作業者に対しても汚染が防止出来、作業性に
優れ、加えて硬化後でも硬化膜の表向保護に役立つもの
である。而してこの外側基材シートとしては、通常の樹
脂フィルムたとえばポリエステル、塩化ビニル、ナイロ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることが出
来るが、制振材の追従性を損なわず、加熱時の収縮が少
なく、硬化後エポキシ樹脂等と良好に接着する利点をも
つ接着性ポリオレフィンが良(、特にP、VA(エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体)が望ましい、この際のフィル
ムの厚さとしては通常0.01〜0.8m程度のものが
好ましい。
以下に実施例をボして本発明を具体的に説明するが、下
記例に於いて、エポキシ樹脂rv4並びに瀝青質層の組
成を示す%はすべて重量%である。
記例に於いて、エポキシ樹脂rv4並びに瀝青質層の組
成を示す%はすべて重量%である。
実施例1
厚み0.08鶴の鋼板の上に厚み1.5mの瀝青質シー
トと0.3fiのエポキシ樹脂層をsi層し、70℃で
20分間加熱して瀝青質シートを鋼板に融着せしめると
共に、エポキシ樹脂層を硬化した。
トと0.3fiのエポキシ樹脂層をsi層し、70℃で
20分間加熱して瀝青質シートを鋼板に融着せしめると
共に、エポキシ樹脂層を硬化した。
このものの制振効果をJASOM329に基づいて測定
した。この結果を第1図に示す、但し第1図の点線は、
上記実施例1のものであり、実線は、瀝青質シートだけ
で同じ鋼板を制振化したものである。但し使用した瀝青
質シート並びにエポキシ樹脂層の組成は下記の通りであ
る。
した。この結果を第1図に示す、但し第1図の点線は、
上記実施例1のものであり、実線は、瀝青質シートだけ
で同じ鋼板を制振化したものである。但し使用した瀝青
質シート並びにエポキシ樹脂層の組成は下記の通りであ
る。
くエポキシ樹脂層〉
エポキシ樹脂 、、、、、、、、、、、、、、、、
38.5%硫酸バリウム及び 炭酸カルシウム、、、、、1.、、、、、、、、、50
%鉄粉 、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、 8 %硬化剤及び 硬化促進剤、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
3.5%く瀝青質層〉 ストレートアスファルト、、、、、、、、、、 50
%タルク及び炭酸カルシウム、、、、、、、、 30
%ナイロン繊維、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、 5 九石油樹脂 、、、0.、、、、、
、、、、、、、、、、、、10 %アスベスト、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 5 %
第1図から明らかな通り、本発明法に依る場合は20℃
から60℃に亘る広い範囲でほぼ一定した制振効果を発
揮するが、瀝青質シートだけの場合は温度の上昇に伴い
急激に制振効果が低下していることが判る。
38.5%硫酸バリウム及び 炭酸カルシウム、、、、、1.、、、、、、、、、50
%鉄粉 、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、 8 %硬化剤及び 硬化促進剤、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
3.5%く瀝青質層〉 ストレートアスファルト、、、、、、、、、、 50
%タルク及び炭酸カルシウム、、、、、、、、 30
%ナイロン繊維、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、 5 九石油樹脂 、、、0.、、、、、
、、、、、、、、、、、、10 %アスベスト、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 5 %
第1図から明らかな通り、本発明法に依る場合は20℃
から60℃に亘る広い範囲でほぼ一定した制振効果を発
揮するが、瀝青質シートだけの場合は温度の上昇に伴い
急激に制振効果が低下していることが判る。
実施例2
上記実施例1に於いて瀝青質シートの厚みを3、Owと
し、その他はすべて実施例1と同様に処理した。この結
果を第2図に示す、第2図がらも実施例1と同様のこと
がはっきりと判る。
し、その他はすべて実施例1と同様に処理した。この結
果を第2図に示す、第2図がらも実施例1と同様のこと
がはっきりと判る。
第1図並びに第2図はいずれも温度とjlilrM効果
との間の関係を示すグラフである。 (以上)
との間の関係を示すグラフである。 (以上)
Claims (8)
- (1)金属板上に、主に瀝青質から成るシート状物層と
熱硬化性樹脂層とをこの順序で形成し、加熱して金属板
に融着せしめると共に該熱硬化性樹脂層を硬化せしめる
ことを特徴とする金属板等の制振方法。 - (2)主に瀝青質から成るシート状物の片面に予め熱硬
化性樹脂層を形成せしめたシート状複層制振材を、瀝青
質から成るシート状物面側を金属板に載置することを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載の制振方法。 - (3)上記主に瀝青質から成るシート状物が、ゴム分を
実質的に含有しないものであって、且つ上記熱硬化性樹
脂がその70℃での溶融粘度が6.0×10^2〜1×
10^5ポイズである特許請求の範囲第1または第2項
に記載の制振方法。 - (4)上記熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂である特許請求
の範囲第3項に記載の制振方法。 - (5)主に瀝青質から成るシート状物の100℃の溶融
粘度が3.0×10^3〜1×10^5ポイズである特
許請求の範囲第1乃至第4項に記載の制振方法。 - (6)熱硬化性樹脂層の上に更に外層を設けたことを特
徴とする特許請求の範囲第1乃至5項に記載の制振方法
。 - (7)上記瀝青質層並びに熱硬化性樹脂層、及び必要に
応じ設けられた外層に、貫通して孔をほぼ全面に設けた
ことを特徴とする特許請求の範囲第1乃至6項に記載の
制振方法。 - (8)金属板が自動車、建材、船舶用鋼板であって、且
つ上記加熱をこれ等の塗装ラインで行なうことを特徴と
する特許請求の範囲第1乃至7項に記載の制振方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26334984A JPS61141544A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 金属板等の制振方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26334984A JPS61141544A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 金属板等の制振方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61141544A true JPS61141544A (ja) | 1986-06-28 |
JPH0230855B2 JPH0230855B2 (ja) | 1990-07-10 |
Family
ID=17388234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26334984A Granted JPS61141544A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 金属板等の制振方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61141544A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002057074A3 (de) * | 2001-01-18 | 2002-10-10 | Basf Ag | Verbundelemente enthaltend bitumen |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3035312U (ja) * | 1996-09-02 | 1997-03-18 | 隆一 調子 | 空気調和装置の冷媒ドライヤ−アッセンブリ− |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5871155A (ja) * | 1981-10-24 | 1983-04-27 | 日産自動車株式会社 | パネル制振材 |
JPS58170940A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | Toyoda Gosei Co Ltd | 制振シ−ト |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP26334984A patent/JPS61141544A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5871155A (ja) * | 1981-10-24 | 1983-04-27 | 日産自動車株式会社 | パネル制振材 |
JPS58170940A (ja) * | 1982-03-31 | 1983-10-07 | Toyoda Gosei Co Ltd | 制振シ−ト |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2002057074A3 (de) * | 2001-01-18 | 2002-10-10 | Basf Ag | Verbundelemente enthaltend bitumen |
CN1311965C (zh) * | 2001-01-18 | 2007-04-25 | 巴斯福股份公司 | 含有沥青的复合组件 |
KR100782953B1 (ko) | 2001-01-18 | 2007-12-07 | 바스프 악티엔게젤샤프트 | 비투멘을 포함하는 복합 부재 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0230855B2 (ja) | 1990-07-10 |
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