JPS61172733A - 複合制振材 - Google Patents

複合制振材

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JPS61172733A
JPS61172733A JP1312685A JP1312685A JPS61172733A JP S61172733 A JPS61172733 A JP S61172733A JP 1312685 A JP1312685 A JP 1312685A JP 1312685 A JP1312685 A JP 1312685A JP S61172733 A JPS61172733 A JP S61172733A
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JP
Japan
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layer
thermosetting resin
eva
viscoelastic
polyolefin
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Pending
Application number
JP1312685A
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English (en)
Inventor
正彦 堀
孝志 富永
竹下 逸郎
和彦 山本
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は複合割振材に関し、更に詳しくは、金属板等の
制振に使用する複層積層体から成る複合割振材に関する
〔従来技術〕
従来より車輌、機械、建築材料等の構造部材の振動を防
止するために割振材が使用されている。
この割振材として従来から使用されて来たものの一つに
、第1図に示す如く主に瀝青質物質層から成る粘弾性物
質層(1)、拘束層としての熱硬化性樹脂層(2)及び
エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAという)層
(3)の三層がこの順序で積層されて成る割振材がある
。この制振材はその制振効果及び遮音効果も優れたもの
であるが次の様な難点も存在する。即ち(イ)この割振
材をセパレーターなしで重ねるとEVA層(3)が粘弾
性物質層(1)側に接着して移行してしまう恐れがある
。(ロ)そこでセパレーターを介在させると、実際にこ
の制振材を使用する場合、例えば鋼板等に貼付する場合
等に、セパレーターをいちいち除去しなければならず著
しく作業性に劣り、またセパレーターも廃棄せざるを得
すこの点でも経済的に著しく不利となる。(ハ)またこ
の割振材を調製する方法として、EVA層(3)と熱硬
化性樹脂(2)とを予めラミネートし、次いでこのEV
A層(3)と熱硬化性樹脂層(2)との積層体と粘弾性
物質層(1)とをラミネートする方法があるが、この際
EVA層(3)と熱硬化性樹脂層(2)とをロール巻き
等で重ねると、これ等両者が接着し、容昌にはがすこと
が出来なくなってしまう、(ニ)この(ハ)の難点・を
解消するためには、両面にセパレーターを介在させなけ
ればならず、セパレーターを用いる難点が益々大きくな
る。
EVA層(3)が積層された従来の割振材は上記の如く
多くの雑煮があり、これを解消するためにEVA層(3
)の代りにポリオレフィン層を使用する試みもなされて
いるが、この割振材を実際の使用に際して加熱硬化する
とポリオレフィン層と熱硬化性樹脂層(2)とが剥離し
てしまう大きな難点がある。
〔発明の目的並びに概要〕
本発明の目的は、粘弾性物質層(1)、拘束層としての
熱硬化性樹脂層(2)及びEVA層(3)から成る従来
の割振材の上記難点を解消することであり、本発明のこ
の目的は第2図に示す様に従来の上記三層から成る割振
材のEVA層(3)の上に更に第4層としてポリオレフ
ィン層(4)を設けることにより達成される。即ち本発
明は粘弾性物質層、拘束層としての熱硬化性樹脂層、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体層及びボ、リオレフィン層
がこの順序で積層されて成る複合割振材に係るものであ
る。
〔発明の効果〕
本発明の複合割振材によれば次の様な効果が発揮される
。即ち (イ)ポリオレフィン層(4)をEVA層(3)上に設
けることにより、セパレーターを使用する必要がなくな
り、また重ね合わせた場合、ポリオレフィン層(4)と
EVA層(3)との接着力の方が、ポリオレフィン層(
4)と粘弾性物質層(1)との接着力よりも大きいため
、充分にはがれ、従来の難点が解消する。
(ロ)本複合制振材を加熱硬化させた場合、ポリオレフ
ィン層(4)の軟化点以上に加熱するため、複雑な形状
の鋼板にも追従性がよい。
(ハ)従来の割振材の如く熱硬化性樹脂層(2)とEV
A層(3)の場合は加熱後も表面タックが残るが、本発
明の複合割振材は、ポリオレフィン層(4)を有するた
め表面タックがなく取り扱いが極めて優れている。
(ニ)ポリオレフィン層(4)及びEVA層(3)の2
層は、2層押出成形法あるいは、プレス等で成形するこ
とができ、その製造も極めて容易である。
〔発明の構成〕
本発明制振材は第2図に示す通り、粘弾性物質層(1)
、拘束層としての熱硬化性樹脂層(2)、EVA層(3
)及びポリオレフィンM(4)がこの順序で積層された
構成となっている。
粘弾性物質層(1)としては、原則的には粘弾性を有す
る物質就中粘弾性を有する高分子物質が使用出来、代表
的には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、瀝青質物質、各
種ゴム類等を例示出来、これ等はlIlまたは2種以上
を混合して使用される。
更に具体的に説明すると熱可塑性樹脂としては酢酸ビニ
ル−エチレン共重合体、ポリエステル、ポリビニルブチ
ラール、ポリアミド、ポリケトン等を、またゴム類とし
ては天然ゴムをはじめ各種の合成ゴムも使用出来、ブチ
ルゴム、スチレンブタジェンゴム等を例示出来る。
また瀝青質物質としてはアスファルトを主成分としてこ
れに無機又は有機充填剤を適宜に配合したものであり、
無機質充填剤としては、たとえば炭酸カルシウム、マイ
カ、タルク、石綿、パーライト、シラスバルーン等を、
また有機質充填剤としては、ポリエチレン、ポリアミド
、ポリエステル等の合成樹脂又は繊維、石油樹脂、合成
ゴム、天然ゴム、木粉、モミガラ、麻、毛等を具体例と
して例示出来る。これ等の使用量はアスファルト40〜
50重量部に対して無機質充填剤lO〜301量部、有
機質充填剤10〜20重量部程度である。
本発明に於いて粘弾性物質層(1)として使用する熱硬
化性樹脂としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、フェ
ノール樹脂等の通常の熱硬化性樹脂を使用することが可
能であるが、本発明に於いては特にエポキシ樹脂が好ま
しく用いられる。このようなエポキシ樹脂の例としては
、通常のビスフェノール型、エーテルエステル型、ノボ
ラックエポキシ型、エステル型、環状脂肪族型および窒
素を含むグリシジルエーテル型環各種タイプのものがあ
り、組成物層の物性に応してそのl ftを単独である
いは2種以上を組み合わせて使用出来る。
また硬化剤としては、室温で安定で80〜200℃の温
度範囲で活性を示すものが好ましく、たとえばジシアン
ジアミド、4.4′−ジアミノジフェニルスルホン、2
−n−ヘプタデシルイミダゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N、N−ジアルキ
ル尿素誘導体、N、N−ジアルキルチオ尿素誘導体など
が用いられる。これ等の硬化剤の使用量は、特に限定さ
れないが、特に好ましくは被割振材の塗装ラインの焼付
は工程において、まず最初に割振材が熱軟化し被割振材
の形状に追従し、その後硬化が起こり形状に沿って固定
されると共に完全に硬化するように焼き付けの条件に応
じて適宜設定することであり、通常エポキシ樹脂100
重量部に対して1〜20重量部の割合で良い。
本発明に於いては、上記粘弾性物質層(1)には、各種
のその他の成分を適宜に配合することが出来る。たとえ
ば、たれ防止、粘度調節、コスト低下を図るため、タル
ク、クレー、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、鉄、鉛
、亜鉛、アルミニウム等の金属粉末、ガラスピーズ、パ
ーライト、シラスバルーン、ガラス短繊維等の充填剤を
配合することが出来、或いは酸化チタン、カーボンブラ
ック、フタロシアニンブルー、マビコイエロー、ウオッ
チャンレッド等の顔料や染料、各種老化防止剤、安定剤
等を配合しても良い。
これ等の配合量は粘弾性物質100重量部に対して5〜
500重量部程度とすれば良い。
本発明に於いて拘束層として使用する熱硬化性樹脂層(
2)に使用する熱硬化性樹脂としては、割振材が使用さ
れる雰囲気温度に於いて該熱硬化性樹脂層(2)の弾性
率と粘弾性物質層(1)の弾性率との比が10’−10
4程度好ましくは103程度のものが使用される。使用
される熱硬化性樹脂自体は上記弾性率を有するものであ
るかぎり、特に限定されず、その種類も粘弾性物質層(
1)で使用される各種の熱硬化性樹脂が同じ様に使用さ
れる。
本発明に於いては上記拘束層としての熱硬化性樹脂層(
2)は粘弾性物質層(1)の片面に形成せしめる。この
際の粘弾性物質層(1)の厚みは通常0.2〜10m−
程度好ましくは0.5〜61程度であり、また熱硬化性
樹脂層(2)の厚みは通常0.02〜5−程度好ましく
は0.05〜311−程度である。
本発明に於いて熱硬化性樹脂層(2)の上に形成される
EVA層(3)としては、従来からこの種制振材に使用
されて来たものがいずれも使用出来、たとえば酢酸ビニ
ル5〜50fi量%好マしくは19〜41ffi量%を
含むエチレンとの共重合体で、メルトインデックス(以
下M、1.という)1〜500程度好ましくは6〜20
0程度のものを代表例として挙げることが出来る。この
EVA層(3)の厚みは通常、0.01=1.0m−程
度好ましくは0.05〜0.8−程度である。
本発明割振材に於いて第4層として使用されるポリオレ
フィン層(4)としては、各種のものが使用されるが、
代表例としてポリエチレンまたはエチレン系重合体を挙
げることが出来る。好ましいものとしてはポリエチレン
である。
本発明の被材振材たる金属板としては、各種の金属板が
あるが、鋼材が好ましく、特に好ましいものとして自動
草々体の鋼板がある。
本発明割振材を製造する方法は特に限定されず各種の方
法で製造すれば良く、たとえば代表的には、粘弾性層と
拘束層としての熱硬化性樹脂層とを積層し、また別途に
EVA層とポリオレフィン層とを積層し、これ等を一体
的に積層する方法を例示出来る。
本発明割振材は幅広い温度域で優れた割振効果を発揮し
、また特にセパレーターを必要としないので作業性及び
経済性に優れしかも複雑な形状の被割振材にも追従性よ
く適用する。
〔実施例〕
以下に実施例を示して本発明を具体的に説明する。
実施例 (瀝青質シート) ストレートアスファルト、、、、、、、、、、、、、、
 50%タルク及び炭酸カルシウム、、、、、、、、、
、、、 30%ナイロン繊維  、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、  5%石油樹脂    、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、 l 0%アスベ
スト   、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
  5%(エポキシ樹脂シート) ビスフェノール系半固形状 エポキシ樹脂(エポキシ当1200)、、 31.9%
硫酸バリウム及び炭酸カルシウム、、、、 63.9%
硬化剤(ジシアンジアミド系) 、、、、、、  3.
2%硬化促進剤(イミダゾール系)、、、、、、   
1%上上記台の瀝青質シート3.0m−厚を粘弾性物質
層として、又拘束層としては上記配合のエポキシ4MN
をニーグーで混練し、カレンダーロールにて0.3−s
Jjに塗工したものを使用した。
一方ポリエチレン(高圧ポリエチレン、M、T。
3.7)とEVA (酢酸ビニル含量33重量%、メル
トインディソクス30)とを二層押出成形機にてポリエ
チレンの厚み0.1m51.E V Aの厚み0.1−
となるように成形した。
上記粘弾性物質層<1)の上に上記エポキシ樹脂シート
(2)を貼付し、次いで上記で得たポリエチレン(4)
とEVA (3)との二層押出シートをEVA(3)と
エポキシ樹脂シート(2)とが接するように貼付して割
振材を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の割振材の、また第2図は本発明割振材を
示す図面である。 (1) 、、、、、、、、粘弾性物質層(2)、、、、
、、、、拘束層としての熱硬化性樹脂層(3’) 、、
、、、、、、 EV A層(4)、、、、、、、、ポリ
オレフィン層(以上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘弾性物質層、拘束層としての熱硬化性樹脂層、
    エチレン−酢酸ビニル共重合体層及びポリオレフィン層
    がこの順序で積層されて成る複合制振材。
JP1312685A 1985-01-26 1985-01-26 複合制振材 Pending JPS61172733A (ja)

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