JPS6113991B2 - - Google Patents

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JPS6113991B2
JPS6113991B2 JP10742980A JP10742980A JPS6113991B2 JP S6113991 B2 JPS6113991 B2 JP S6113991B2 JP 10742980 A JP10742980 A JP 10742980A JP 10742980 A JP10742980 A JP 10742980A JP S6113991 B2 JPS6113991 B2 JP S6113991B2
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JP
Japan
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type wheel
type
wheel
printing
lever
Prior art date
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JP10742980A
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English (en)
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JPS5649288A (en
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Shoji Aoki
Tomoo Koseki
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5649288A publication Critical patent/JPS5649288A/ja
Publication of JPS6113991B2 publication Critical patent/JPS6113991B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印字装置に関し、特に、活字ホイール
を行方向に移動させ、活字ホイールまたは活字ホ
イールと対向する叩打体の何れかを駆動して印字
を行なわせるシリアル式印字装置に係る。
最近の小型卓上電子計算機(以下、電卓と称
す)の多機能化志向に伴つて、印字装置付き電卓
の要求が高まりつつある。この種電卓に付設する
印字装置としては、活字ホイールを用いたシリア
ルインパクト式印字装置が、普通紙を用いられる
こと、母形印字で印字データが鮮明であること、
機構簡略で軽量であることから市場で歓迎され
る。
ところが、最近の電卓のフアンクシヨン記号の
増大に伴つて、キヤリツジで搬送される活字ホイ
ールに収納される記号数が増し、ために活字ホイ
ールの直径が大きくなり、印字すべき数字等の選
択に要する時間が長くなると共に、活字ホイール
に慣性が生じて所定の位置に停止させるのが因難
となる傾向を生じた。
かくして、本発明の目的は全体としての活字収
納数を低減させることなく、活字ホイールの直径
を小さくし得る印字装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、小型電卓等に付設して好
適な、機構簡略且つ小型のシリアルインパクト式
印字装置を提供するにある。
本発明は、上記目的を達成するために、活字ホ
イールは小径のものを2個備えるように成し、一
方の活字ホイールにフアンクシヨン記号を、又、
他方の活字ホイールに数値記号を収納すると共
に、両活字ホイールを記録紙と択一的に当接させ
る遮蔽手段を設けた印字機構の簡略な構成を採る
もので、以下、本発明を図示した1実施例によつ
て詳述する。
先ず、該実施例の詳細を説明する前に、その概
略構成を第1図に従つて説明すると、10,11
はそれぞれ第1の活字ホイール、第2の活字ホイ
ールで、第1の活字ホイール10の周縁には主と
して数字が形成してあり、第2の活字ホイール1
1には主としてフアンクシヨン記号(例えば、
+、−、×、φ、%、*等)が形成してある。そし
て、これら活字ホイール10,11は断面小判型
の回転軸12に取付けられ、ステツピングモータ
(パルスモータ)18によつて同時に回転させら
れるようになつている。第2の活字ホイール11
はフアンクシヨン記号を記録紙の所定位置(該実
施例においては桁方向の一番右端、すなわち、末
位の桁)のみに印字するもので、一方、第1の活
字ホイール10は活字ホルダ13の移動に伴なつ
て回転軸12上を移動し、桁方向に沿つて1字相
当分ずつ桁送りされるようになつておりいわゆる
シリアル式印字機構として構成されている。これ
ら活字ホイール10,11は記録紙30を介して
叩打体1(以下ハンマと云う)と対向し、このハ
ンマ1はその背後に位置する第1の電磁プランジ
ヤ8によつて活字ホイール10,11を打撃す
る。第1の電磁プランジヤ8は、その往動作によ
つてハンマ1を記録紙を介して活字ホイール1
0,11に衝突させると共に、復帰動作によつて
ハンマ1を元に復帰させ、同時に巻上げ機構(ド
ラム)16を1桁分回動させるようになつてい
る。この巻き上げ機構16と活字ホルダ13とは
巻掛伝動体(以下連結糸と云う)15で連結され
ており、巻上げ機構16が回転して連結糸15を
巻上げた分だけ活字ホルダ13が移動して第1の
活字ホイール10を高位の桁方向へ移動させる。
36は第2の電磁プランジヤで、第1の活字ホイ
ール10によつて所定の桁分の印字が完了した
後、巻き上げ機構16を逆転させて第1の活字ホ
イール10を初端位置に復帰させると共に、第1
の電磁プランジヤ8と協同して紙送りを行なわせ
るためのものである。
該実施例の概略構成は上記の通りであり、その
動作は制御回路からの印字指令により、先ず、ス
テツピングモータ18が回転し、活字ホイール1
0,11を同時に回転させ、第2の活字ホイール
11上の所望のフアンクシヨン記号に対応する位
置で停止させる。次いで、第1の電磁プランジヤ
8を駆動させ、その往動作でハンマ1を活字ホイ
ール10,11に衝突させる。ここに、第1の活
字ホイール10とハンマ1との間には活字を阻止
する手段として遮断板28が介在されているた
め、ハンマ1の打撃によつて第2の活字ホイール
11上のフアンクシヨン記号のみが記録紙の第1
桁目に印字される。次に第1の電磁プランジヤ8
の復帰動作によつてハンマ1が元に復帰すると共
に、巻き取りドラム16が1桁分回動し、その動
作に伴なつて連結糸15を介して活字ホルダ13
が1桁分移動して第1の活字ホイール10を1桁
分移動させると共に、遮断板28との対向位置か
ら離脱させる。ここに第2の活字ホイール11は
コイルバネ21によつて常時第1の活字ホイール
10の方向へ附勢されており、第1の活字ホイー
ル10が上述の動作で1桁分移動すると、それに
伴なつて移動して遮断板28と対向する位置で停
止する。しかる後、再びステツピングモータ18
が回転して今度は第1の活字ホイール10上の印
字すべき数字を選択し、第1の電磁プランジヤ8
が駆動して印字を行なつた後、桁送りが行なわれ
る。以降同様にして第1の活字ホイール10によ
る印字が順次所定の印字桁まで行なわれると、第
2の電磁プランジヤ36が駆動して巻取りドラム
16を逆転させて活字ホルダ13(第1の活字ホ
イール10)を初端位置(遮断板28と対向する
位置)へ復帰させ、第1の電磁プランジヤ8を再
動作させて記録紙を1行分紙送りして改行し、新
たな印字行の印字に備える。
該実施例の概略構成並びに動作は上述の通りで
あるが、次に、上記構成の細部について第1図を
参照しながら詳細に説明する。
第2図は主にハンマ1を駆動する機構を示す。
この機構は第2図Aに示すようにシヤーシ上に支
えられた2本の支柱2,3に長手方向に摺動自在
に保持されたスライドレバー4と、支柱3に一端
が保持されて支柱3を中心に回動可能にされた駆
動レバー5と、この駆動レバー5上に軸支された
駆動カム6と、駆動レバー5の略中央にその作動
杆8aが軸支された第1のプランジヤ8とから構
成され、第2図Bに示すように組立てられる。第
2図Bに示すように、スライドレバー4の左端の
隅には切起し突片4aが形成されており、この突
片4aは駆動カム6のカム部6aに係合してい
る。また、スライドレバー4の左端にはアーム部
4bを介して突出部4cが形成されている。この
突出部4cはハンマ1の駆動には直接関係しない
ので詳細は後述する。駆動レバー5は、他端(左
端)がガイド溝5aと支柱7によつて摺動自在に
保持され、支柱3を支点として前後方向に回転自
在となつている。駆動カム6はバネ9によつて、
その舌部6bが常に第1のプランジヤ8方向へ偏
倚されるようになつている。
このように組立てられたハンマを駆動する機構
は次のように動作する。すなわち、第3図にその
動作状態を示すと、第3図Aは第1の電磁プラン
ジヤ8が駆動されていない状態であつて、第2図
Bの上面図に該当するが、この状態から第1の電
磁プランジヤ8が駆動してその作動杆8aが前進
すると、状態は第3図Bに示すようになる。すな
わち、第1の電磁プランジヤ8の作動杆8aの前
進により、駆動レバー5が支柱3を中心に反時計
方向へ回動・偏位すると、駆動レバー5上の駆動
カム6も一体に回動するが、駆動カム6のカム部
6aがスライドレバー4の切起し部4aと当接し
ているため舌部6bがハンマ1方向へ突出してハ
ンマ1を活字ホイール(図示せず)に衝突させ
る。そして、第1の電磁プランジヤ8への電流の
供給が絶れることにより、その作動杆8aが復帰
して第3図Aの状態に戻る。
次に、第4図について活字ホイール部の詳細を
説明する。該実施例における活字ホイールは上述
の通り、主として数字を印字するための第1の活
字ホイール10と、主としてフアンクシヨン記号
を印字するための第2の活字ホイール11の2個
で構成されている。両活字ホイール10,11は
共に回転軸12に取付けられているが、第1の活
字ホイール10は活字ホルダ13にも保持されて
いる。この活字ホルダ13は、回転軸12および
ハンマ1と並行して延びるガイド棒14に挿通さ
れ、1端は連結糸15により巻上げドラム16
(第1図参照)に連結されると共に他端は連結糸
15による巻上げ方向と逆方向に附勢された巻掛
伝動体(以下引張りバネと云う)17に連結され
ている。従つて、第1の活字ホイール10は巻上
げドラム16(第1図参照)の1動作毎に高位の
桁方向(図において左)へ移動させられる。一
方、第2の活字ホイール11は所定の移動量のみ
回転軸12を移動可能にされている。
これ等活字ホイール10,11はステツピング
モータ18の軸に固定したフエイス歯車19を回
転軸12に設けた歯車20と噛合わせることによ
り、ステツピングモータ18の回転によつて同時
に回転するようになつている。
なお、21はコイルバネ、22は回転軸12に
設けた位置決め用歯車で、戻り防止片23に常時
係合させてある。24は導電部で、2個の接片2
5,25に関係付けて、両活字ホイール10,1
1の回転開始位置を検知するためのものである。
26はインキロールホルダで、弾性を有する材料
で形成されており、インキロール27を保持する
ための保持部26aと、活字ホルダ13の溝13
aに嵌入される取付部26bとから成る。ここ
に、インキロール27は多孔性のゴム或いはフエ
ルト等で形成されており、所定量のインキを含浸
してインキロールホルダ26自身の弾性で活字ホ
イール10,11に軽い接触圧で当接するように
なつている。そして、このインキロール27は活
字ホイール10,11に対して共通にインキを供
給するもので、活字ホルダ13が桁方向に移動し
ている際には第1の活字ホイール10のみと接触
し、印字開始位置においては両活字ホイール1
0,11に当接するようになつている。28は常
に活字ホイール10,11の何れかとハンマ1と
の間に介在するようにされた遮断板である。
このように構成された活字ホイール部は、第5
図に示すように動作する。すなわち、第5図Aは
第4図の上面図に該当し、印字開始位置を示して
いる。この状態では第1の活字ホイール10は完
全に復帰した始端位置、すなわち、引張りバネ1
7によつて回転軸12上のストツパ29に当接さ
せられて遮断板28と対向する位置にある。一
方、第2の活字ホイール11は、第1の活字ホイ
ール10によつて図面で右方向に押されて遮断板
28と対向しない位置にある。この場合第2の活
字ホイール11を図面で左方向へ附勢しているコ
イルバネ21の強さは、第1の活字ホイール10
を右方向に引戻している引張りバネ17の強さよ
りも充分に弱いことは当然である。
この印字開始位置において、先ずステツピング
モータ18が回転し、両活字ホイール10,11
を回転させて所望の活字を選択する。その際、第
1の活字ホイール10は遮断板28と対向してい
るためハンマ1の打撃によつても印字不能であ
り、従つて、印字開始当初のステツピングモータ
18の回転は第2の活字ホイール11上の活字を
選択するように制御されている。次に、前述のよ
うにして第1の電磁プランジヤ8が動作し(第3
図参照)、その往動作によつてハンマ1を記録紙
30を介して第2の活字ホイール11に衝突さ
せ、記録紙30上の第1桁目に印字を行なわせ
る。そして第1の電磁プランジヤ8(第3図参
照)の復帰動作によつて、巻上げドラム16(第
1図参照)が1桁分連結糸15を巻上げ(この巻
上げ機構の詳細は次に述べる)活字ホルダ13が
移動して第1の活字ホイール10が第5図Bの状
態へ移動する。
第5図Bに示すように、第1の活字ホイール1
0が1桁分移動すると、第1の活字ホイール10
が遮断板28との対向位置から外れて記録紙30
を介してハンマ1と直接対向する位置に至り、一
方、第2の活字ホイール11はコイルバネ21に
よつて図面で左方向へ移動させられ、ストツパ2
9に当接して停止すると共に遮断板28と対向す
る。次に、再びステツピングモータ18が回転し
て両活字ホイール10,11を回転させるが、こ
のステツピングモータ18による活字の選択は第
1の活字ホイール10について行なわれるように
なる。以降、第1の電磁プランジヤ8の往復動作
とステツピングモータ18の活字選択が1桁毎に
行なわれて記録紙30上の所定桁までの印字が完
了し、最後に活字ホルダ13を始端位置へ復帰さ
せる後述の機構によつて、第5図Aに示した印字
開始状態へ復帰する。
第6図は、活字ホルダ13(第1の活字ホイー
ル10)を巻き上げるための機構を示し、第1図
を左側から眺めた要部斜視図である。図中、16
は、シヤーシ31上に軸支された巻上げドラム
で、その上部には連結糸15を固定する部分16
aが、また、胴体部にはラチエツト歯16bがそ
れぞれ設けられると共に、下部にはシヤーシ31
上に設けられたストツパ(図示せず)に当接して
巻上げドラム16が逆転時(第1の活字ホイール
10の復帰時)に過回転するのを防止する突起1
6cが設けられている。32はラチエツト歯16
bに係合して巻上げドラム16を回動させるため
の桁送りレバーで、この桁送りレバー32は前述
の駆動レバー5の先端(第2図参照)に回転自在
に軸支されると共に、バネ33によつて桁送りレ
バー32の爪32aが常時ラチエツト歯16bに
係合するようになつている。34はシヤーシ31
に回転自在に軸支された戻り防止用レバーで、こ
の戻り防止用レバー34もバネ35によつてその
爪34aがラチエツト歯16bに係合するように
されている。
以上のように構成された巻上げ機構は第7図に
示すように動作する。すなわち、第7図Aは活字
ホルダ13(第1図参照)を巻上げる当初の状態
を示し、桁送りレバー32と戻り防止用レバー3
4の爪32a,34aは共に巻上げドラム16の
1つのラチエツト歯と係合しており、そのうちの
戻り防止用レバー34は、巻き上げドラム16が
連結糸15および引張りバネ17(第1図参照)
の引張りによつて逆転するのを阻止している。こ
の状態から第1の電磁プランジヤ8が往動作する
と、作動杆8aが前進して駆動レバー5を回動さ
せ、この駆動レバー5に連結された桁送りレバー
32が図面において下方に移動する。従つて第7
図Bに示すように常時ラチエツト歯16bの方向
に附勢されている桁送りレバー32の爪32aは
当初のラチエツト歯を乗り超えて次のラチエツト
歯と係合するようになる。その際、戻り防止用レ
バー34は依然として当初のラチエツト歯に係合
して巻上げドラム16の逆転を阻止しており、上
記の動作によつて巻上げドラム16が逆転するこ
とはない。次いで第1の電磁プランジヤ8が復帰
動作を行なつて駆動レバー5が戻るにつれて次の
ラチエツト歯と係合している桁送りレバー32も
元の位置へ復帰し始め、巻上げドラム16を時計
方向に1歯分回転させ、連結糸15を巻き上げて
活字ホルダ13(第1の活字ホイール10)を1
桁分移動させる。(第1図参照)。そして、戻り防
止用レバー34にその位置を保持させて再び第7
図Aに示す状態に復帰する。なお、第1の電磁プ
ランジヤ8が往動作する場合、第3図のようにハ
ンマ1が駆動することは云うまでもない。
次に、第8図について活字ホルダ13を始端位
置へ復帰させて活字ホイール10,11を印字開
始位置へ復帰させる機構について説明する。この
機構は第2の電磁プランジヤ36(第1図参照)
およびスライドレバー4(第1図、第2図参照)
によつて構成される。
今、巻上げドラム16が所定の桁数分の巻上げ
を完了して活字ホルダの復帰が必要になると、第
2の電磁プランジヤ36の作動板36aがスライ
ドレバー4を図面において左方向へ移動させる。
このスライドレバー4の左端には突出部4cが形
成されており、(第2図参照)、この突出部4cは
第6図に示すように桁送りレバー32と戻り防止
用レバー34の双方に対向している。従つて、ス
ライドレバー4が第2の電磁プランジヤ36によ
つて移動させられると、第8図に示すように突出
部4cが両レバー32,34をそれぞれのバネ3
3,35に抗して回動させ、両レバー32,34
の爪32a,34aを巻上げドラム16のラチエ
ツト歯16bから離脱させて巻上げドラム16の
係止を一挙に解除する。かくして、引張りバネ1
7(第1図参照)によつて引張られていた活字ホ
ルダ13は直ちに始端位置まで復帰させられ、活
字ホイール10,11は第5図Aに示した印字開
始位置へ戻ると共に、次に述べる記録紙の1行分
の紙送りが行なわれて新たな印字のための準備が
完了する。
最後に紙送り機構について説明すると、該実施
例における記録紙30は第9図に示すように、シ
ヤーシ31の後方にロール状に置かれ、シヤーシ
31の下面を通り、シヤーシ31に形成された導
出孔31aから駆動ローラ37と従動ローラ38
の動作によつてハンマ1の前面に搬送されるよう
に構成されている。駆動ローラ37は枠39,3
9に回転自在に保持された支軸40に固定されて
おり、この駆動ローラ37に対して適当な押圧力
を附与された従動ローラ38がその保持体41
(弾性材から成る)に保持されて圧接している。
なお、ハンマ1は支軸40に挿通した軸受42,
42に支持させ、紙送りの際の支軸40の回転に
よつては回動することがないようにしてある。
支軸40の一端部にはラチエツト歯車43が固
定され、このラチエツト歯車43を1歯づつ反時
計方向に回転させることによつて記録紙30を1
行分づつ紙送りするようにしてある。ラチエツト
歯車43の1歯づつの回転は、第6図に示すよう
に、駆動レバー5の端に軸支された紙送り用レバ
ー44で行なうようになつている。第6図示のよ
うに、この紙送り用レバー44は前記の桁送りレ
バー32と同軸に駆動レバー5に取付けられてお
り、桁送りレバー32の下部に位置している。そ
して、桁送りレバー32に形成された溝32bと
紙送りレバー44自体に形成された溝44bとの
間に設けられたバネ45で常時紙送りレバー44
の爪44aがラチエツト歯車43の方向に附勢さ
れている。なお、桁送りレバー32にはストツパ
32cが設けられ、バネ45による紙送りレバー
44の回動を一定範囲に留めている。
紙送り機構は以上のように構成され、次のよう
に動作する。
該実施例においては、紙送り動作は以下の動作
が終了してから行なわれる。すなわち、ステツピ
ングモータ18による活字選択、第1の電磁プラ
ンジヤ8によるハンマ1の駆動並びに活字ホイー
ル10の桁送り、そして第2の電磁プランジヤ3
6による印字ホイール10の始端位置への復帰動
作終了後である。従つて、該実施例における紙送
り動作は、第2の電磁プランジヤ36による印字
ホイール10の復帰動作が行なわれた時点(第8
図参照)がそのスタート時点となる。
第10図Aに紙送り動作のスタート時点を示す
と、この状態においては、スライドレバー4が第
2の電磁プランジヤ36によつて図面において左
方向に移動しており、桁送りレバー32が巻上げ
ドラム16から離脱している。この桁送りレバー
32が回動することにより、バネ45によつて紙
送りレバー44が紙送り用のラチエツト歯車43
に当接するようになり、その状態で第1の電磁プ
ランジヤ8を駆動すると、その往動作で駆動レバ
ー5が回動して紙送りレバー44を図面において
下方に移動して、第10図Bに示すように、当初
のラチエツト歯を乗り越えて次のラチエツト歯に
係合させる。そして、第1の電磁プランジヤ8の
復帰動作によつて再び第10図Aに示す状態に戻
ると共に、ラチエツト歯車43が回転して1行分
の紙送りが完了し、最後に第2の電磁プランジヤ
36の作動板36aを元の位置に復帰させること
により、新たな行を印字する準備が完了する。
なお、紙送りの際には、駆動レバー6のカム部
6aとスライドレバー4の切起し部4aとが当接
しないため、駆動レバー5の回動によつて、第3
図に示したようにハンマ1が駆動することはな
い。
また、逆に、活字ホイール10の桁送りの際に
は第7図に示すように、紙送りレバー44が紙送
り用のラチエツト歯車43を回動することがない
ようにしてある。
以上の説明は主として機構についてであつた
が、該実施例における各部の動作は、特に説明し
ないが、通常の制御回路によつて適当なタイミン
グで制御されることは云うまでもない。
なお、該実施例においては、2個の活字ホイー
ル10,11のうちの何れか一方のみに印字を行
なわせるためにハンマ1との間に遮断板28を固
定し、第1の印字ホイール10の移動位位置に関
連付けて第2の活字ホイール11を移動させるこ
とによつて各活字ホイール10,11を適宜選択
的に遮断板28に対向・離脱させるようにしたが
(第5図参照)、それに限らず、遮断板28を移動
可能と成し、この遮断板28の移動を第1の活字
ホイール10の移動位置に関連付けても構成する
ことができる。
叙上のように、本発明によれば活字ホイールを
2個設け、一方の活字ホイールにフアンクシヨン
記号を、又、他方の活字ホイールに数値記号を収
納したので、活字ホイールの外形を小さくするこ
とができ、従つて装置の小型化を実現できると共
に、活字ホイール上の活字選択時間を短くするこ
とが可能となる。
又、両活字ホイールを記録紙から択一的に遮蔽
する遮蔽手段を設けたので、両活字ホイールのう
ちの一方を選択的に叩打するための複数のハンマ
手段(もしくは両活字ホイールのうちの一方を用
紙側へ揺動させる手段)を設ける必要がなく、ハ
ンマリングのための構成並びにその駆動源が極め
て簡略となり、総じて、装置の小型・軽量化が図
れると共に、安価で製造容易となり、加えて、消
費電力を少なくすることができ、特に、小型の卓
上電子計算機に付設して好適な印字装置を提供す
ることができるという顕著な効果を奏する。
なお、本発明は上記実施例の構成に限定され
ず、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない範囲で
多くの設計的変更を成し得ること云うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の1実施例に係る印字装置
を示し、第1図は全体斜視図、第2図はハンマを
駆動させる機構の要部の構成を示す説明図、第3
図は同じくその動作説明図、第4図は活字ホイー
ル部の構成を示す要部斜視図、第5図は同じくそ
の動作説明図、第6図は活字ホイールを巻上げる
ための機構の構成を示す要部斜視図、第7図はそ
の動作説明図、第8図は活字ホイールを復帰させ
るための機構の動作説明図、第9図は記録紙の紙
送り機構の要部斜視図、第10図はその動作説明
図である。 1……ハンマ、4……スライドレバー、5……
駆動レバー、6……駆動カム、8……第1の電磁
プランジヤ、10……第1の活字ホイール、11
……第2の活字ホイール、13……活字ホルダ、
15……巻掛伝動体(連結糸)、16……巻上げ
ドラム、17……巻掛伝動体(引張バネ)、18
……ステツピングモータ、19……フエイス歯
車、21……コイルバネ、28……遮断板、30
……記録紙、32……桁送りレバー、34……戻
り防止用レバー、36……第2の電磁プランジ
ヤ、37……駆動ローラ、43……ラチエツト歯
車、44……紙送りレバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 活字ホイールを行方向に移動させ、活字ホイ
    ールまたは活字ホイールと対向する叩打体の何れ
    かを駆動して印字を行なわせるシリアル式印字装
    置において、同一の回転軸上に、数値信号用の第
    1の活字ホイールとフアンクシヨン記号用の第2
    の活字ホイールとを設置し、該両活字ホイールを
    回転軸と一体回転するようになすと共に、少くと
    も桁送り用の活字ホルダに前記第1の活字ホイー
    ルを保持させ、前記第1の活字ホイールを前記回
    転軸に沿つて順次桁送りさせる各位置で印字可能
    となすと共に、前記第2の活字ホイールを記録紙
    の所定の桁位置でのみ印字可能となし、前記活字
    ホルダの最下位桁位置で第2の活字ホイールを遮
    蔽し、活字ホルダの最下位桁から上位桁への離脱
    により第1の活字ホイールを遮蔽し、前記両活字
    ホイールを択一的に前記記録紙から遮蔽するため
    の遮蔽手段とを備え、記録紙の末位にフアンクシ
    ヨン記号を印字後、下位桁から上位桁へ順次数値
    記号を印字するように構成したことを特徴とする
    シリアル式印字装置。
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