JPS61139680A - 磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法Info
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- JPS61139680A JPS61139680A JP59261685A JP26168584A JPS61139680A JP S61139680 A JPS61139680 A JP S61139680A JP 59261685 A JP59261685 A JP 59261685A JP 26168584 A JP26168584 A JP 26168584A JP S61139680 A JPS61139680 A JP S61139680A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製
造方法に係わり、詳しくは熱処理を施されても鉄損改善
効果が消失しない磁区細分化により鉄損が極めて低くく
磁束密度も良好な方向性電磁鋼板を製造する方法に関す
る。
造方法に係わり、詳しくは熱処理を施されても鉄損改善
効果が消失しない磁区細分化により鉄損が極めて低くく
磁束密度も良好な方向性電磁鋼板を製造する方法に関す
る。
（従来の技術）
方向性電磁鋼板は主として変圧器、その他、電気機器の
鉄芯材料として積用されるので、励磁特性、鉄損特性が
良好である必要がある。
鉄芯材料として積用されるので、励磁特性、鉄損特性が
良好である必要がある。
この鋼板は２次再結晶現象を利用し、圧延面に（１１０
）面を、圧延方向に＜００１＞軸をもつ、いわゆるゴス
方位を有する２次再結晶粒が発達している。該（１１０
） ＜００１＞方位の集積度を高めるとともに、圧延
方向からの偏りを可及的に減少せしめることにより、励
磁特性、鉄損特性等のすぐれたものが製造されろように
なっている。
）面を、圧延方向に＜００１＞軸をもつ、いわゆるゴス
方位を有する２次再結晶粒が発達している。該（１１０
） ＜００１＞方位の集積度を高めるとともに、圧延
方向からの偏りを可及的に減少せしめることにより、励
磁特性、鉄損特性等のすぐれたものが製造されろように
なっている。
ところで、（１１０） ＜００１＞方位の集積度を高
めるにつれて結晶粒は大きくなり、また磁壁が粒界を貫
通ずるために磁区が大となり、集積度を高めた割りには
け損が低くならない現象がある。
めるにつれて結晶粒は大きくなり、また磁壁が粒界を貫
通ずるために磁区が大となり、集積度を高めた割りには
け損が低くならない現象がある。
」−２ｉホの現象を解消し、鉄損の低下を図る技術とし
て、例えば特公昭５８−５９６８号公報がある。これは
Ｒ終仕ト焼鈍済の一方向性電磁鋼板の表面に小球等を押
圧１〜で深さ５μ以下の凹みを形成して綿状の微小ひず
みを付与ずろことによって磁区の細分化を行い、鉄１日
を改善するものである。また、特公昭５８−２６７１１
０号公報には、最銘仕」−焼鈍により生成した２次再結
晶の各結晶粒表面にレーザー照射Ｑ射による痕跡を少な
くとも１個形成せしめて、磁区を細分化し鉄１員を低下
させることが提案されている。
て、例えば特公昭５８−５９６８号公報がある。これは
Ｒ終仕ト焼鈍済の一方向性電磁鋼板の表面に小球等を押
圧１〜で深さ５μ以下の凹みを形成して綿状の微小ひず
みを付与ずろことによって磁区の細分化を行い、鉄１日
を改善するものである。また、特公昭５８−２６７１１
０号公報には、最銘仕」−焼鈍により生成した２次再結
晶の各結晶粒表面にレーザー照射Ｑ射による痕跡を少な
くとも１個形成せしめて、磁区を細分化し鉄１員を低下
させることが提案されている。
これら特公昭第５８−５９ｆ’ｉ８号及び特公昭第５８
−２６４１０号に示された方法によれば一方向性電磁鋼
板表面に局部的な微小ひずみを付与することで鉄１目が
改善され、超低鉄損材料を得ることができる。
−２６４１０号に示された方法によれば一方向性電磁鋼
板表面に局部的な微小ひずみを付与することで鉄１目が
改善され、超低鉄損材料を得ることができる。
（発明が解決しようとする問題点）
しかしなから、上記の如く得られた超低鉄１員材料も焼
鈍すると鉄１−の改善効果が失われ、例えば巻鉄心を製
造する際の歪取り焼鈍では該鉄１呂改善効果が消失する
問題がある。
鈍すると鉄１−の改善効果が失われ、例えば巻鉄心を製
造する際の歪取り焼鈍では該鉄１呂改善効果が消失する
問題がある。
本発明は、熱処理例えば歪取焼鈍されても鉄１．Ｍ改善
効果が消失しない（１Ｐｉ区細分化を、効率的に行って
鉄…が極めて低りク、磁束密度も良好な方向性電磁′＠
板を高件産性でかつ完走して製造する方法を目的とする
。
効果が消失しない（１Ｐｉ区細分化を、効率的に行って
鉄…が極めて低りク、磁束密度も良好な方向性電磁′＠
板を高件産性でかつ完走して製造する方法を目的とする
。
本発明者らは磁区細分化後に歪取焼鈍など例えば７００
〜９００ ’Ｃの温度で熱処理されても秩）ｉ改善効果
が消失しない磁区細分化を効率的に行って鉄損が極めて
低い方向性電磁柵板を生産性よく製造すべく多くの実験
を行い検剖した。
〜９００ ’Ｃの温度で熱処理されても秩）ｉ改善効果
が消失しない磁区細分化を効率的に行って鉄損が極めて
低い方向性電磁柵板を生産性よく製造すべく多くの実験
を行い検剖した。
（問題点を解決するための手段）
その結果、仕上焼鈍された方向性電磁ｍ板に、該鋼板の
銅成分或いは鋼組織と異なった侵入体、例えば鋼板や表
面被膜等との反応による合金層、表面反応生成物、拡散
物等を、間隔をおいて鋼板に入り込ませて形成ずろと、
該侵入体の両側に磁区の芽が／１−じ、鋼板が６羽化さ
れろとき磁区が細分化され、その後に歪取焼鈍などの熱
処理を施しても磁図細分化による鉄損改善効果は消失せ
ず、鉄１ハの極めて低い方向性電磁鋼板が得られること
を見出した。
銅成分或いは鋼組織と異なった侵入体、例えば鋼板や表
面被膜等との反応による合金層、表面反応生成物、拡散
物等を、間隔をおいて鋼板に入り込ませて形成ずろと、
該侵入体の両側に磁区の芽が／１−じ、鋼板が６羽化さ
れろとき磁区が細分化され、その後に歪取焼鈍などの熱
処理を施しても磁図細分化による鉄損改善効果は消失せ
ず、鉄１ハの極めて低い方向性電磁鋼板が得られること
を見出した。
本発明は、係かろ鉄損の極ぬで低い方向性電磁鋼板を効
率的に生産性よく、製造する方法を提供セんとするもの
であり、その特徴とするところは仕上焼鈍された方向性
電磁鋼板のグラス被膜、酸化被膜、絶縁被膜等の表面被
膜を除去し、次いで該鋼板に可侵入体を目付−甲０．１
ｇ／ｍ”以上メッキして、鋼成分あるいは鋼組織と異な
った侵入体を間隔をおいて形成し磁区細分化を行うこと
を特徴とする特許 板の製造方法にある。
率的に生産性よく、製造する方法を提供セんとするもの
であり、その特徴とするところは仕上焼鈍された方向性
電磁鋼板のグラス被膜、酸化被膜、絶縁被膜等の表面被
膜を除去し、次いで該鋼板に可侵入体を目付−甲０．１
ｇ／ｍ”以上メッキして、鋼成分あるいは鋼組織と異な
った侵入体を間隔をおいて形成し磁区細分化を行うこと
を特徴とする特許 板の製造方法にある。
本発明において「可侵入体」とは銅板にメッキにより入
り込む物質であって、例えばＡｊ！， Ｓｔ。
り込む物質であって、例えばＡｊ！， Ｓｔ。
Ｔｉ，Ｓｂ，Ｓｒ，Ｃｕ，Ｓｎ，Ｚｎ，Ｆｅ。
Ｎｉ，Ｃｒ，Ｍｎ，Ｐ，Ｓ，Ｂ，Ｚｒ，Ｍｏ。
Ｃｏ等の金属、非金属やそれらの混合物、酸化物、合金
や、リン酸、ホウ酸、リン酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、硝
酸塩、珪酸塩等さらにはそれらの混合物が用いられる。
や、リン酸、ホウ酸、リン酸塩、ホウ酸塩、硫酸塩、硝
酸塩、珪酸塩等さらにはそれらの混合物が用いられる。
「侵入体」とは前記可侵入体がそのもの屯独、または鋼
板側成分等と結合した状態で鋼板中に粒または塊りとな
って存在する様子を表現するものである。
板側成分等と結合した状態で鋼板中に粒または塊りとな
って存在する様子を表現するものである。
本発明による耐熱性のある磁区細分化は次のようにして
行える。即ち、仕上焼鈍された方向性電磁鋼板に形成さ
れていろグラス被膜、酸化被膜、絶縁被膜などの表面被
膜を、レーザー照射、研削、切削、溶削、化学研磨、酸
洗、腐食、シヨツトブラスト等により間隔をおいてある
いは全面的に除去して鋼板地鉄を露出させ、次いで該鋼
板に、可侵入体例えば前記金属、非金属やそれらの混合
物、合金、酸化物、リン酸、ホウ酸、リン酸塩、及びホ
ウ酸塩等さらにはそれらの混合物を、前記表面被膜が間
隔をおいて除去されている場合は電気メッキ、溶融メッ
キなどのメッキにより、全面的になされている場合には
部分電気メッキなどの部分メッキにより、Ｏ，１ｇ／ｍ
２以上の目付量でメッキすると、可侵入体は鋼板地鉄等
と直ちに反応して、合金層、拡ｊｌＪ１．物などの侵入
体が該鋼板に間隔をおいで極短時間で形成され、耐熱性
のある磁区細分化が極めて効率的に行われる。即ち、方
向性電磁鋼板の什−■−焼鈍にて、前工程の脱炭焼鈍で
形成されたＳｉＯ□を含む酸化膜と）ｔ（７０を主成分
とする焼鈍骨素１１剤との反応で形成されるグラス被膜
（フォルステライト波膜）や、酸化膜、あるいは該桐板
己こコロイド状シリカ、無水クロム酸、クロム酸塩、リ
ン酸アルミニウム、リン酸マグネシウムなどを塗布して
焼付けされ絶縁被膜が形成されていれＣま″、該１色縁
被膜などの表面被膜は可侵入体が該鋼板にメッキされろ
さい、侵入抑制作用をもっている。前述の如く該表面被
膜を除去して、メッキ時における可侵入体の鋼板地鉄と
の反応性を高めて、０．］ｇ／ｍ２以−Ｌの目付量でメ
ッキすると、鋼板に入り込むかたちで合金層、拡散物等
の鋼成分あるいは鋼組織と胃なった侵入体が、効率的に
かつ高度に安定して形成される。
行える。即ち、仕上焼鈍された方向性電磁鋼板に形成さ
れていろグラス被膜、酸化被膜、絶縁被膜などの表面被
膜を、レーザー照射、研削、切削、溶削、化学研磨、酸
洗、腐食、シヨツトブラスト等により間隔をおいてある
いは全面的に除去して鋼板地鉄を露出させ、次いで該鋼
板に、可侵入体例えば前記金属、非金属やそれらの混合
物、合金、酸化物、リン酸、ホウ酸、リン酸塩、及びホ
ウ酸塩等さらにはそれらの混合物を、前記表面被膜が間
隔をおいて除去されている場合は電気メッキ、溶融メッ
キなどのメッキにより、全面的になされている場合には
部分電気メッキなどの部分メッキにより、Ｏ，１ｇ／ｍ
２以上の目付量でメッキすると、可侵入体は鋼板地鉄等
と直ちに反応して、合金層、拡ｊｌＪ１．物などの侵入
体が該鋼板に間隔をおいで極短時間で形成され、耐熱性
のある磁区細分化が極めて効率的に行われる。即ち、方
向性電磁鋼板の什−■−焼鈍にて、前工程の脱炭焼鈍で
形成されたＳｉＯ□を含む酸化膜と）ｔ（７０を主成分
とする焼鈍骨素１１剤との反応で形成されるグラス被膜
（フォルステライト波膜）や、酸化膜、あるいは該桐板
己こコロイド状シリカ、無水クロム酸、クロム酸塩、リ
ン酸アルミニウム、リン酸マグネシウムなどを塗布して
焼付けされ絶縁被膜が形成されていれＣま″、該１色縁
被膜などの表面被膜は可侵入体が該鋼板にメッキされろ
さい、侵入抑制作用をもっている。前述の如く該表面被
膜を除去して、メッキ時における可侵入体の鋼板地鉄と
の反応性を高めて、０．］ｇ／ｍ２以−Ｌの目付量でメ
ッキすると、鋼板に入り込むかたちで合金層、拡散物等
の鋼成分あるいは鋼組織と胃なった侵入体が、効率的に
かつ高度に安定して形成される。
またメッキの「１付量を制御することにより、侵入体の
侵入）〒さ、侵人晴などを容易に変えられ、扶植特性の
作り分けかできろ。さらにメッキの後に侵入体を形成す
るための）入処理は必須でなくなり、必要があれば行う
程度となる。
侵入）〒さ、侵人晴などを容易に変えられ、扶植特性の
作り分けかできろ。さらにメッキの後に侵入体を形成す
るための）入処理は必須でなくなり、必要があれば行う
程度となる。
以下に本発明を仕上焼鈍された方向性電磁鋼板に可侵入
体を電気メッキする例に基ついて２体的に説明する。
体を電気メッキする例に基ついて２体的に説明する。
本発明では仕上焼鈍された方向性電磁鋼板に、磁区細分
化を行うが、該方向性電磁鋼板の鋼成分、および仕上焼
鈍されるまでの製造条件は特定する必要はなく、例えば
インヒビターとしてＡ／Ｎ。
化を行うが、該方向性電磁鋼板の鋼成分、および仕上焼
鈍されるまでの製造条件は特定する必要はなく、例えば
インヒビターとしてＡ／Ｎ。
ＭｎＳ、 ＭｎＳｅ、 ＲＮ、 Ｃ＋ｎＳ等が適宜なも
のが用いられ、必要に応してＣｕ、 Ｓｎ、 Ｃｒ、
Ｎｉ、 Ｍｏ、 Ｓｂ等の元素が含有され、さらにスラ
ブを熱間圧延し、焼鈍して１回または焼鈍をはさんで２
回１シ上の冷間圧延により最終板厚とされ、脱炭焼鈍さ
れ、焼鈍分Ｆｉｌｌ剖を塗布され仕上焼鈍される一連の
プロセスの条件についても特定する必要はない。
のが用いられ、必要に応してＣｕ、 Ｓｎ、 Ｃｒ、
Ｎｉ、 Ｍｏ、 Ｓｂ等の元素が含有され、さらにスラ
ブを熱間圧延し、焼鈍して１回または焼鈍をはさんで２
回１シ上の冷間圧延により最終板厚とされ、脱炭焼鈍さ
れ、焼鈍分Ｆｉｌｌ剖を塗布され仕上焼鈍される一連の
プロセスの条件についても特定する必要はない。
ところで、仕−Ｌ焼鈍された方向性電磁鋼板には、前工
程の脱炭焼鈍で形成されたＳｉＯ□を含む酸化膜とＭｇ
Ｏを主成分とする焼鈍分離剤との反応によりグラス被膜
（フォルステライト被■９）が形成されている。このグ
ラス被膜は本発明の適用例で電気メッキずろ可イ（人体
と鋼板地鉄との反応を抑制しまたその下地に若干存在ず
ろ酸化膜も上記反応を妨げることがある。これらの弊害
を除き可侵入体が鋼板地鉄などと反応し、該鋼板に鋼成
分あるいは鋼組織と異なった合金層、拡散物などの侵入
体を効率的にかつ高度に安定して形成せしめるように、
鋼板のグラス被膜、酸化被膜等を、間隔をおいであるい
は全面的に除去する。間隔をおいて除去ずろには、レー
ザー照射、研削、切削、溶剤、局部酸洗等で行われる。
程の脱炭焼鈍で形成されたＳｉＯ□を含む酸化膜とＭｇ
Ｏを主成分とする焼鈍分離剤との反応によりグラス被膜
（フォルステライト被■９）が形成されている。このグ
ラス被膜は本発明の適用例で電気メッキずろ可イ（人体
と鋼板地鉄との反応を抑制しまたその下地に若干存在ず
ろ酸化膜も上記反応を妨げることがある。これらの弊害
を除き可侵入体が鋼板地鉄などと反応し、該鋼板に鋼成
分あるいは鋼組織と異なった合金層、拡散物などの侵入
体を効率的にかつ高度に安定して形成せしめるように、
鋼板のグラス被膜、酸化被膜等を、間隔をおいであるい
は全面的に除去する。間隔をおいて除去ずろには、レー
ザー照射、研削、切削、溶剤、局部酸洗等で行われる。
その間隔は１〜３０ｍｍであり、等間隔でも非間隔でも
よい。その除去の方向は鋼板の圧延方向に対して３０〜
９０度の向きが好ましい。その除去は連続、非連続のい
ずれでもよい。全面的に除去するには、酸洗、ショット
プラト等で行われろ。
よい。その除去の方向は鋼板の圧延方向に対して３０〜
９０度の向きが好ましい。その除去は連続、非連続のい
ずれでもよい。全面的に除去するには、酸洗、ショット
プラト等で行われろ。
この表面被１１ｆｆの除去により鋼板地鉄が露出される
。この露出とは鋼板地鉄の一部に若干の凹みを形成する
ことも含む。
。この露出とは鋼板地鉄の一部に若干の凹みを形成する
ことも含む。
次いで方向性電磁鋼板は可侵入体を電気メ・ツキされる
。
。
前記表面被膜か間隔をおいて除去されている場合は、可
侵入体例えばＡ７！、 Ｓｉ、”ｒ’ｉ、Ｓｂ。
侵入体例えばＡ７！、 Ｓｉ、”ｒ’ｉ、Ｓｂ。
Ｓｒ、Ｓｎ、Ｚｎ、Ｆｅ、Ｎｉ、Ｃｒ、Ｍｎ、Ｐ。
Ｓ、Ｂ、Ｚｒ、Ｍｏ、Ｃｏ等の金属、非金属やそれらの
混合物、酸化物、合金や、リン酸塩、十カ酸塩、硫酸塩
、硝酸塩、珪酸塩、リン酸、ホウ酸などが添加された電
解液中に前記鋼板を１ｍ板し電気メッキする。このメッ
キ時には、間隔をおいて表面被膜が除去され鋼板地鉄が
露出されている箇所にのみに、電気的反応が起こり、他
の箇所には係かる反応が生じない。従って可侵入体が前
記鋼板地鉄の露出されている箇所のみにメッキされる。
混合物、酸化物、合金や、リン酸塩、十カ酸塩、硫酸塩
、硝酸塩、珪酸塩、リン酸、ホウ酸などが添加された電
解液中に前記鋼板を１ｍ板し電気メッキする。このメッ
キ時には、間隔をおいて表面被膜が除去され鋼板地鉄が
露出されている箇所にのみに、電気的反応が起こり、他
の箇所には係かる反応が生じない。従って可侵入体が前
記鋼板地鉄の露出されている箇所のみにメッキされる。
従って所望の箇所でかつ所望の間隔をおいて合金層、拡
散物などの侵入体をメツキラインの通板速度を全く低下
させることなく形成させることかできろ。また、表面被
膜が存在している部分は前述の如く電解液と反応しない
ので、その表面被膜はそのままきれいな状態に維持され
るという作用もある。
散物などの侵入体をメツキラインの通板速度を全く低下
させることなく形成させることかできろ。また、表面被
膜が存在している部分は前述の如く電解液と反応しない
ので、その表面被膜はそのままきれいな状態に維持され
るという作用もある。
一方、表面被膜が全面的に除去されている場合には、例
えば部分電気メッキにより間隔をおいて可侵入体をメッ
キする。即ち、第２図に示すように通電帯（１）が間隔
をおいて設けられ、内部に電解液の通路（２）が設けら
れ、さらに電解液の噴射孔（３）を前記ｊｆｆ！電帯（
１）自体あるいはその周辺に設けた電気メツキロールに
より行なわれる。また、前記通電帯（１）の間隔や配列
を変えることによって部分的にメッキされる間隔やその
形状が変えられる。この部分電気メッキの場合でも、前
述と同しような可侵入体を添加した電解液が用いられ、
通電されろ箇所に町侵人体がメッキされ侵入体が形成さ
れる。このメッキにおいては、目付量が重要であり、そ
の量が少ないと侵入体の形成が少なく、磁区の細分化は
なされない。鉄損特性を低下させる磁区細分化を行うに
は０．１ｇ／ｍ２以上の目付量が必要であり、該日付￥
以上にメッキすると、鋼板に合金層、拡散物等のｍ祈成
分あるいは組織と異なった侵入体が形成され、耐熱性の
ある（１区の細分化が行われる。またごの目付量を制御
すれば侵入体の深さや、量などが変えられ、例えば目付
量をふやすと侵入体の深さや量が増し鉄損特性は大きく
改善される。即ち目付量の制御により、低鉄損であって
かつその鉄［音特性レベルを作り分けろことができろ。
えば部分電気メッキにより間隔をおいて可侵入体をメッ
キする。即ち、第２図に示すように通電帯（１）が間隔
をおいて設けられ、内部に電解液の通路（２）が設けら
れ、さらに電解液の噴射孔（３）を前記ｊｆｆ！電帯（
１）自体あるいはその周辺に設けた電気メツキロールに
より行なわれる。また、前記通電帯（１）の間隔や配列
を変えることによって部分的にメッキされる間隔やその
形状が変えられる。この部分電気メッキの場合でも、前
述と同しような可侵入体を添加した電解液が用いられ、
通電されろ箇所に町侵人体がメッキされ侵入体が形成さ
れる。このメッキにおいては、目付量が重要であり、そ
の量が少ないと侵入体の形成が少なく、磁区の細分化は
なされない。鉄損特性を低下させる磁区細分化を行うに
は０．１ｇ／ｍ２以上の目付量が必要であり、該日付￥
以上にメッキすると、鋼板に合金層、拡散物等のｍ祈成
分あるいは組織と異なった侵入体が形成され、耐熱性の
ある（１区の細分化が行われる。またごの目付量を制御
すれば侵入体の深さや、量などが変えられ、例えば目付
量をふやすと侵入体の深さや量が増し鉄損特性は大きく
改善される。即ち目付量の制御により、低鉄損であって
かつその鉄［音特性レベルを作り分けろことができろ。
さらに、特長的なことは極めて短時間でかつ効率的に侵
入体が形成され生産性がずくれることと鋼板の表面状況
が非常に良好であることである。
入体が形成され生産性がずくれることと鋼板の表面状況
が非常に良好であることである。
本発明の適用により、鋼板に形成された侵入体の一例の
顕ｉ敗鏡組織写真（ｘｌｏｏｏ）を第１図に示す。
顕ｉ敗鏡組織写真（ｘｌｏｏｏ）を第１図に示す。
侵入体の組成は鋼成分組成と異なり、また組織も異なっ
て、その両側に磁区の芽が多数つくられ、鋼板を磁化し
たとき、該磁区の芽が伸びて、磁区が細分化されると推
察される。
て、その両側に磁区の芽が多数つくられ、鋼板を磁化し
たとき、該磁区の芽が伸びて、磁区が細分化されると推
察される。
前述の説明ではグラス被膜、酸化被膜を除去しく１２）
た例について延べたが、これに限らず鋼板にコロイド状
シリカ、リン酸アルミニウム、リン酸マグネシウム、無
水クロム酸、クロム酸塩などを塗布して焼付けされ絶縁
被膜が形成されていれば、該絶縁被膜を除去して、その
後、前述の方法を適用して同様な作用効果が得られる。
シリカ、リン酸アルミニウム、リン酸マグネシウム、無
水クロム酸、クロム酸塩などを塗布して焼付けされ絶縁
被膜が形成されていれば、該絶縁被膜を除去して、その
後、前述の方法を適用して同様な作用効果が得られる。
以下実施例を説明する。
実施例１
重計％でＣ： ０．０８０ 、Ｓｉ ： ３．２０、Ｍ
ｎ ： ０．０６８、ΔＩ ：０．０３２ 、Ｓ ：０
．０２４ 、Ｃｕ ：Ｏ，］０． Ｓｎ ：０．０８残
部鉄からなる珪素鋼スラブ６を周知の方法によって熱間
圧延−焼鈍−冷間圧延を経て０．２５０ｍｍ厚の鋼板を
得た。
ｎ ： ０．０６８、ΔＩ ：０．０３２ 、Ｓ ：０
．０２４ 、Ｃｕ ：Ｏ，］０． Ｓｎ ：０．０８残
部鉄からなる珪素鋼スラブ６を周知の方法によって熱間
圧延−焼鈍−冷間圧延を経て０．２５０ｍｍ厚の鋼板を
得た。
次いで更に周知の脱炭焼鈍−ＭｇＯを主成分とする焼鈍
分離剤を塗布−最終仕上焼鈍の各工程を実施した。最終
仕上焼鈍後の鋼板を「処理前」の供試材とした。該鋼板
にＣＯ□レーザーを照射し、圧延方向とほぼ直角方向に
５ｍｍ間隔でグラス被膜、および酸化被膜を除去し、次
いで第１表に示すメッキ金属（可侵入体）を含む電解液
を用いて、目（］３） 付１１ｇ／ｍ２となるように電気メッキして「処理後」
の供試材とした。この後更に８００℃×２時間の歪取焼
鈍を行なって「歪取焼鈍後」の供試材とした。
分離剤を塗布−最終仕上焼鈍の各工程を実施した。最終
仕上焼鈍後の鋼板を「処理前」の供試材とした。該鋼板
にＣＯ□レーザーを照射し、圧延方向とほぼ直角方向に
５ｍｍ間隔でグラス被膜、および酸化被膜を除去し、次
いで第１表に示すメッキ金属（可侵入体）を含む電解液
を用いて、目（］３） 付１１ｇ／ｍ２となるように電気メッキして「処理後」
の供試材とした。この後更に８００℃×２時間の歪取焼
鈍を行なって「歪取焼鈍後」の供試材とした。
以上、「処理前」 「処理後」及び「歪取焼鈍後」のそ
れぞれの供試材の磁気特性を測定した。
れぞれの供試材の磁気特性を測定した。
その測定結果を第２表に示す。
第 １ 表
（】５）
実施例２
重量％でＣ： ０．０８５ 、Ｓｉ ： ３．３５、Ｍ
ｎ ： ０．０７０、Ａ ／ ： ０．０２Ｒ、Ｓ ：
０．０２７ 、Ｎ ： ０．００８０、残部鉄からな
る珪素鋼スラブを周知の方法によって熱間圧延−焼鈍−
冷間圧延を経て０．２５０ｍｍ厚の鋼板を得た。
ｎ ： ０．０７０、Ａ ／ ： ０．０２Ｒ、Ｓ ：
０．０２７ 、Ｎ ： ０．００８０、残部鉄からな
る珪素鋼スラブを周知の方法によって熱間圧延−焼鈍−
冷間圧延を経て０．２５０ｍｍ厚の鋼板を得た。
次いで更に周知の脱炭焼鈍−ＭｇＯを主成分とする焼鈍
分離剤塗布−最終仕−Ｉ−焼鈍の各工程を実施した。
分離剤塗布−最終仕−Ｉ−焼鈍の各工程を実施した。
仕上焼鈍後の鋼板を「処理前」の供試材とした。
次いで鋼板のグラス被膜および酸化被膜を硫酸、塩酸、
弗酸および水との酸洗液で除去し、次いて第２図（ａｌ
、 ｆｂｌで示したような電気メツキロールを用いて１
０ｍｍ間隔で、０．２ｍｍ巾に目付量０．１〜２．０８
７ｍ２にて部分メッキした。ここでは第３表に示すメッ
キ金属（可侵入体）を含む電解液を用いた。このメッキ
後の鋼板を「処理後」のイ１（試材とした。この後８０
０°Ｃ×２時間の歪取焼鈍を行なって「歪取焼鈍後」の
供試材とした。
弗酸および水との酸洗液で除去し、次いて第２図（ａｌ
、 ｆｂｌで示したような電気メツキロールを用いて１
０ｍｍ間隔で、０．２ｍｍ巾に目付量０．１〜２．０８
７ｍ２にて部分メッキした。ここでは第３表に示すメッ
キ金属（可侵入体）を含む電解液を用いた。このメッキ
後の鋼板を「処理後」のイ１（試材とした。この後８０
０°Ｃ×２時間の歪取焼鈍を行なって「歪取焼鈍後」の
供試材とした。
以−ヒ、「処理前」 「処理後」及び「歪取焼鈍後」の
それぞれの供試材の併置特性を測定した結果を第４表に
示す。
それぞれの供試材の併置特性を測定した結果を第４表に
示す。
第３表
以」二の実施例から明らかな如く磁区細分化後に歪取焼
鈍されても鉄損改善効果は失われず、鉄損の極めて低く
＜磁束密度も良好な方向性電磁鋼板が提供される。
鈍されても鉄損改善効果は失われず、鉄損の極めて低く
＜磁束密度も良好な方向性電磁鋼板が提供される。
（発明の効果）
以」二説明したように本発明によれば、該侵入体による
磁区細分化で鋼板の鉄損が低くなるとともに、その後に
、高温に加熱される歪取焼鈍が行われても、鉄１員改善
効果が消失しないという、これまでの磁区細分化法に見
られないすぐれた特長がある。
磁区細分化で鋼板の鉄損が低くなるとともに、その後に
、高温に加熱される歪取焼鈍が行われても、鉄１員改善
効果が消失しないという、これまでの磁区細分化法に見
られないすぐれた特長がある。
第１図は本発明によって鋼板に形成された侵入体を示す
金属顕微鏡組織写真（Ｘ１００Ｏ）である。 第２図は部分メッキを行うさいに用いられる一例の電気
メンキロールを示す図であって、同ｆａｔ図は斜視図、
同ｆｂ１図は平面図である。 （１つ） （Ｘ１００Ｏ） 手続補正書（自発） 昭和６０年２月ノ３日
金属顕微鏡組織写真（Ｘ１００Ｏ）である。 第２図は部分メッキを行うさいに用いられる一例の電気
メンキロールを示す図であって、同ｆａｔ図は斜視図、
同ｆｂ１図は平面図である。 （１つ） （Ｘ１００Ｏ） 手続補正書（自発） 昭和６０年２月ノ３日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、仕上焼鈍された方向性電磁鋼板のグラス被膜、絶縁
被膜等の表面被膜を除去し、次いで該鋼板に可侵入体を
目付量０．１ｇ／ｍ＾２以上にメッキして、鋼成分ある
いは鋼組織と異なる侵入体を形成し、磁区細分化を行う
ことを特徴とする磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁
鋼板の製造方法。 ２、仕上焼鈍された方向性電磁鋼板のグラス被膜、絶縁
被膜等の表面被膜を間隔をおいて除去し、次いで該鋼板
に可侵入体を目付量０．１ｇ／ｍ＾２以上にメッキして
、鋼成分あるいは鋼組織と異なる侵入体を間隔をおいて
形成し、磁区細分化を行うことを特徴とする磁気特性の
極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法。 ３、グラス被膜、絶縁被膜等の表面被膜を間隔をおいて
連続して除去し、メッキが電気メッキであることを特徴
とする特許請求の範囲第２項記載の磁気特性の極めてす
ぐれた方向性電磁鋼板の製造方法。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59261685A JPS61139680A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法 |
| SE8504752A SE465128B (sv) | 1984-10-15 | 1985-10-14 | Kornorienterad staaltunnplaat foer elektriska aendamaal samt foerfarande foer framstaellning av plaaten |
| IT67867/85A IT1182608B (it) | 1984-10-15 | 1985-10-14 | Lamiera di acciaio elettrico a grana orientata avente una bassa perdita di potenza e metodo per la sua fabbricazione |
| CA000492955A CA1249764A (en) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | Grain-oriented electrical steel sheet having a low watt loss and method for producing same |
| GB08525352A GB2167324B (en) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | Grain-oriented electrical steel sheet having a low watt loss and method for producing same |
| KR1019850007583A KR900008852B1 (ko) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | 저철손 방향성 전자강판 및 그것의 제조방법 |
| BE0/215728A BE903448A (fr) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | Toles d'acier electrique a grains orientes ayant une faible perte en watts et procede de production de celles-ci |
| DE19853536737 DE3536737A1 (de) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | Kornorientiertes elektrostahlblech mit niedrigem ummagnetisierungsverlust und verfahren zu seiner herstellung |
| FR858515269A FR2571884B1 (fr) | 1984-10-15 | 1985-10-15 | Tole d'acier electrique a grains orientes ayant une faible perte en energie active et procede de production de cette tole |
| US07/002,394 US4863531A (en) | 1984-10-15 | 1987-01-09 | Method for producing a grain-oriented electrical steel sheet having a low watt loss |
| US07/470,997 US4960652A (en) | 1984-10-15 | 1990-01-22 | Grain-oriented electrical steel sheet having a low watt loss |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59261685A JPS61139680A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61139680A true JPS61139680A (ja) | 1986-06-26 |
| JPS6319572B2 JPS6319572B2 (ja) | 1988-04-23 |
Family
ID=17365297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59261685A Granted JPS61139680A (ja) | 1984-10-15 | 1984-12-13 | 磁気特性の極めてすぐれた方向性電磁鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61139680A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07258863A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 磁気特性の優れた電磁鋼板の製造方法 |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP59261685A patent/JPS61139680A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07258863A (ja) * | 1994-03-24 | 1995-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 磁気特性の優れた電磁鋼板の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6319572B2 (ja) | 1988-04-23 |
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