JPS61139610A - 高炉の低シリコン操業方法 - Google Patents

高炉の低シリコン操業方法

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JPS61139610A
JPS61139610A JP26221784A JP26221784A JPS61139610A JP S61139610 A JPS61139610 A JP S61139610A JP 26221784 A JP26221784 A JP 26221784A JP 26221784 A JP26221784 A JP 26221784A JP S61139610 A JPS61139610 A JP S61139610A
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JP
Japan
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powder
fluid
blast furnace
raceway
blowing
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JP26221784A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Senoo
妹尾 義和
Seiji Taguchi
田口 整司
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粉体および/または流体を羽口から吹込む製
鉄用高炉の低シリコン操業方法に関する。
〔従来の技術〕
高炉操業においては、溶銑中シリコン濃度(以下(Si
)と記す)は従来より安定操業を示す炉熱の指標として
、0.3〜0.8重量%の間で管理されてきた。つまり
、高炉操業者は(St)が0.3重量%未渦の値になる
と予測した時には、送風温度を上昇させたり、補助燃料
の吹込み量を増大させたりする操業アクションをとり、
(S i)を0.3重量%以上に保つよう管理していた
ところが、近年になって、後工程の転炉操業において、
転炉スラグ発生部を減少させることが大きなコストメリ
ットになると指摘され、改めてプロセス全体を見なおし
た結果、溶銑に要求される品質が大幅に変更された。
従来、(Si)は(1)式のような発熱反応で鋼浴温度
を上昇させる重要な熱源であった。
(S  i)  +2  (0)  → (Si02 
)ΔH=−210,2kcal/no  l・・・ (
,1) ここに、 (Si):溶銑中のシリコン (Si02)ニスラグ中の5i02 である。
しかし、最近の省エネルギー活動の成果によって転炉に
装入する溶銑の温度が上昇し、また転゛。
炉への溶銑の高配合が通常行われているため、(St)
の発熱剤としての必要性はほとんどなくなった。そして
、m基度調整のまために、スラグ化した5i02に加え
るCaOが原料費の上昇に結び付き、問題点として顕在
化した。これが高炉操業で低(S i)操業を目指す理
巾である。
さて、(St)を決定する高炉側の操業条件は次のよう
に整理されている。
1)下記(2)式によって羽口前のレースウェイで発生
する5in(ガス)が(3)式によって溶銑中の〔C〕
で還元され、(Si)として溶銑中2にはいる。
5i02(主にコークスアッシュ)十〇(固)→5jO
(カス) +co (ガス)  ・・・(2)Sin(
ガス)+ (C) →(S i) +CO(ガス)     ・・・(3)
レースウェイで発生する5in(ガス)晴は、第2図に
示したようにその部分のガス温度、コークス温度、コー
クスアッシュ中のSi、02濃度等によって決定される
。また、第3図に示したように、5in(ガス)の還元
と溶銑中への(Si)の溶解は、溶銑への5in(ガス
)の吸収速度、スラグによる5in(ガス)の吸収速度
(スラグ塩基度、接触面積)等に依存している。
従って、低〔St)銑生産の条件としては、(a)レー
スウェイガス温度、コークス温度を低下させる。
(b)コークスアッシュ中Sf027g度を低下させる
(C)溶銑とSiOガスの接触を妨げる。
(d)スラグ塩基度を上げSiOガスの吸収速度を」−
昇させる。
等が考えられる。
2)レースウェイから滴下した溶銑は炉床でスラグと2
液層に分離する。炉床を滴下する過程および2液相で存
在している間に、スラグ−メタル平衡分配反応により、
(St)は平衡Si濃度に到達する方向に変化する。し
かし、発明者らの行った実験によって、この要因の寄与
は少ないこと部分っ□ている。
これまで、鉄鋼メーカーは高炉の低(St)銑生産にお
いて、様々な手段を講じて”きた。そあ中で、羽口前の
レースウェイにおける。’ S i Oの発生の抑制と
スラグによるSiOの吸収を狙って1、 羽口部での粉
体吹込みが新技術として採用されるに至っている。(参
考文献 特開昭53−87908、特開昭56−296
01.特開昭57−137402、特開昭57−’13
7403、特開昭58−34109) 粉体および/または流体の吹込みにより、(St)を低
下させる技門は特開昭57−137402(微粉炭、酸
化鉄、還元鉄の吹込みにより低(Si)を達成)、特開
昭57−137403(微粉炭、石灰石、ドロマイトあ
るいはその焼成物またはカルシウム、マグネシウムの水
酸化物等の塩基性物質の吹込みによる低(S i)の達
成)、特開昭58−3410’9(鉄酸化物を吹込んで
(S i)を制御する)がある。
また、特開昭59−50813には輝度計に関する最新
の技術が開示されている。この技術は羽口断面内の複数
点の輝度を測定するのが特徴でそれにより未還元鉱石降
りと鉱滓湧きを定量化したり区別して検出したりする手
段として用いられている。つまり、輝度が急激に減少す
る時、未還元鉱石降りとしてカウントし、それを高炉操
業の安定度の指数として用い′るのである。しかし低(
Si)操業についその言及はなく、レースウェイ内での
コークスの温度の上Aに対□応する変化に注目して操業
アクションを行うような例はない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、低(Si)銑生産のため、粉体および/または流
体を羽[1から吹込む技術は連続吹込み技術である。し
かし、SiO発生速度に関与・するレースウェイのガス
温度、コークス温度が、抑制が必要な程度の高温に達す
るのは、第4図に示すように、全時間の半分にも満たな
い。これは、本来、SiO発生低下を目的として吹込む
粉体および/または流体の浪費を行っていることになる
そこで(Sj)低下の効果を損わないように粉体および
/または流体の使用掛な削減する方法を開発した。本′
発明はこのような高炉の低(Si)操業方法を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
−1−記問題点を解決するための本発明方法は次の技術
手段から成るものである−     ′(A)  低(
S t)銑生産を目的とした粉体および/または流体吹
込む操業方法であること。
粉体および/または流体は基本的には□レースウェイの
コークス温度の低下か5i02の活量の低下を可能にす
るものなら何でもよい。例えば、気体ではCO2、H2
0(、f4気)など、液体ではH20(水)など、粉体
ではCaCO3,MgC03、F e203 、ダスト
などでよい。
(B)   レースウェイの輝度あるいはコークスの温
度を測定する機能を有していること。
レースウェイ内に設置した熱電対あるいは、オプティカ
ルファイバーによるコークスからの輻射光を測定するパ
イロメーターによってそれが可能となる。レースウェイ
の輝度を測ることでもよい。この場合本発明では複数羽
口(粉体吹込みの全羽口)への輝度計の取付けによるレ
ースウェイの平均温度の把握が重要であり、羽口断面内
の複数点の輝度測定は不要である。また目的も未逮元鉱
降りや、鉱滓湧きの検出ではなく、低(Si)銑の生産
である。従って同じ輝度計という手段を用いても、その
出力のどの部分に注目して操業アクションを採っていく
のかという点が先行技術と全く異なる。
(C)’−):記(B)の温度計測器の信号を読み取り
、その値がある管理」−眼基準値を越えると、粉体およ
び/または流体吹込み装置を作動してレースウェイに粉
体および/または流体を吹込む。吹込みにより低下した
温度計測器の信号が、ある管理下限基準値を下まわると
なると、粉体および/または流体吹込み装置を停止にし
て、吹込みを中断する。このフィードバックシーケンス
を有していること。
前述の先行技術と本発明との違いは溶銑中への移行反応
経路に基づき必要”最少限の粉体および/または流体の
吹込みを可能にした点にある。つまり銑中C3i)は主
にSiOを経由すると考え、羽口レースウェイでのSi
O抑制、言い換えると羽口レースウェイの超高温化(例
えば1800°C以」−)を粉体および/または流体の
吹込みにより制限し、一方では羽口レースウェイの低温
化(例えば1500°C以下)を防止するために吹込み
の停止1]を行うものである。
(、’Si)は羽口前のレースウェイにおけるSiOガ
スの発生量を抑制してやることにより低下させることが
できる。
SiOガスの発生は羽口レースウェイのコークスの温度
がある温度以上になると顕著になるもので、その温度以
下では、それほど問題にならない。従って従来コークス
温度に無関係に連続的に吹込む粉体および/または流体
はそのかなりの部分が浪費されていると言える。そこで
、本発明では羽口前のレースウェイのコークス温度また
はコークス温度と相関のあるガス温度を測定し、その測
定値と、管理上限値、管理下限値と比較し1それを越え
ると、それぞれ粉体および/または液体の吹込み開始ま
たは停止1−を行う。
吹込み停止]−動作を開始する管理温度下限値は通常1
500°C程度にセットされる。なぜなら1500℃は
SiOの発生を十分抑制するほど低温であり、またレー
スウェイ内の溶融物が固化しないほど高温である。
前述の従来の輝度計で検出の対象とされた未還元鉱石降
りの定量化は、1200 ’O以下のことで本願とは全
く管理方法が異なる。
以上の説明では粉体および/または流体の吹込みは、単
に0N−OFFによる間欠的定量吹込みを例として示し
たが、粉体および/または流体の吹込み量の制御につい
ては、比例制御も可能である。
比例制御では吹込み開始、停止温度と、コークス温度の
差に比例する吹込み量を吹込む。
y= a (Tl −To )     ・= (4)
ここで、 Y:吹込み量 T1 :コークス温度(実測) To:吹込み開始、停止温度(設定) a:比例定数 である。比例制御では0N−OFF制御よりも滑らかな
制御が可能で吹込量の一層の節減が可能である。
〔作用〕
羽口前レースウェイのコークス温度、ガス温度の異常高
を防1トし、SiOの発生を抑制し、コークス温度、ガ
ス温度低下時には、吹込み停止により、粉体および/ま
たは流体の節約を行う。
〔実施例〕
実施例1 高炉羽口に複数個取付けられた粉体および/または流体
吹込み装置と羽口輝度計(コークス温度計)を用いて、
フィードバック制御をした実施例を第5図に示した。図
中実線が検出されたコークス温度で、実施後の破線は、
粉体および/または流体を吹込まなかった場合の仮想の
コークス温度を示している。コークス温度の管理−上限
値、下限値で粉体および/または流体の吹込みを制御す
る流量制御弁を0N−OFFすることにより、コークス
温度の高温域を抑制し、かつ無用の粉体および/または
流体の吹込みを削減することに成功した。
第6図は操業に適用した時の(Si)の推移と粉体およ
び/または流体の使用量を示している。
実験期間■は粉体および/または流体の連続吹込み時で
、(St)の低下は達成したが、粉体および/または流
体の使用量は多い。実験期間IIは本発明を適用したも
ので低(Si)と粉体および/または流体の使用用削減
を達成した。
実施例2 第7図は間欠0N−OFF制御と前記(4)式による比
例制御による操業の比較をした結果である。吹込み開始
、停止温度と、コークス温度の差に比例する吹込み量の
CaCO3を吹込む方法を採った。
ON −OF F fl制御と比例制御の比較では、は
ぼ同等の(St)を得るのに、比例制御では、約20重
量%CaCO3吹込み量を節約(1日約8t)すること
ができた。
〔発明の効果〕
(D(Si)低下の効果を損なわず、粉体および/また
は流体の吹込み量を削減し、原料費のコストダウンが可
能となる。例えば、日産約5000tの高炉でのCaC
O3の吹込みを例にとると、 CaCO3の連続吹込み: 4.2t/hrX24hr/日 =100.8t/日 CaCO3の間欠吹込み: 4.2 t /h rXO,45X24 h r/日=
45.36t/日 であり、CaCO3の1日の使用葦約55tの節約、原
単位で55重量%の節約ができた。
(2)  羽口前のレースウェイのコークス温度、ガス
温度の変化か小さくなり、高炉装入物の降下状態が改善
される。その結果溶銑成分の変動が小さくなる。
(3)  高炉の低(Si)操業により転炉操業におけ
る大幅なコストダウンを実現することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一例を示すフローシート、第2図
はSiOガスとコークス温度の関連を示すグラフ、第3
図はスラグによるSiOの吸収速度と溶銑中(St)に
及ぼすスラグ塩基度の影響を示すグラフ、第4図はレー
スウェイのコークス温度の推移の例を示すグラフ、第5
図は本発明方法の実施例の説明図、第6図は本発明方法
の実□。 施例の(S+)、粉流体使用量の推移を示すグラフ、第
7図は本発明方法の別め実施例の説明図である。 l・・・高炉       2・−・粉体ホッパ3・・
・流体       4・・・流掃制御弁5・・・レー
スウェイA111温装置 6・・・記録計      7・・・送風羽口8・・・
レースウェイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高炉の複数個の羽口より、粉体および/または流体
    を吹込む操業方法において、レースウェイの輝度または
    コークス温度を測定し、その測定値が一定の管理上限を
    越えたとき羽口から粉体および/または流体の吹込みを
    開始し、前記測定値が一定の管理下限を下廻ったとき羽
    口から粉体および/または流体の吹込みを停止すること
    を特徴とする高炉の低シリコン操業方法。 2 高炉の複数個の羽口より、粉体および/または流体
    を吹込む操業方法において、粉体および/または流体の
    吹込み量を、レースウェイ部輝度またはコークス温度測
    定値に従い比例制御により変化させることを特徴とする
    高炉の低シリコン操業方法。
JP26221784A 1984-12-12 1984-12-12 高炉の低シリコン操業方法 Pending JPS61139610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02298205A (ja) * 1989-05-10 1990-12-10 Nkk Corp 高炉羽口からのフラックスの吹込み方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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