JPS61138983A

JPS61138983A - 表示体および表示装置

Info

Publication number: JPS61138983A
Application number: JP26093384A
Authority: JP
Inventors: 護伊藤; 勇川俣
Original assignee: ROOTASU ENTERP KK
Current assignee: ROOTASU ENTERP KK
Priority date: 1984-12-12
Filing date: 1984-12-12
Publication date: 1986-06-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）未発明は、屋内外に設置される照明広告やインチリヤ等
に用いて好適な表示体と、この表示体を用いた表示装置
に関するものである。

（従来の技術）従来の照明広告やインチリヤ等で用いられている背後か
ら照明される表示体は、白色の合成紙等の両面に、同一
な模様９図形および文字などからなる模様等が表と裏で
重なり合うように印刷された構造のものである。この表
示体は、１テ後から照明される場合には、背後から照射
された光が、裏面に印刷されたインクの層を透過しであ
る程度の着色がなされ、かかる着色光が合成紙を透過し
、さらに表面に印刷されたインクの層を透過して再度の
着色がなされ、十分に着色された着色光として表示体の
前面に透過される。また、背後から照明されない場合に
は１表示体の前面から照射された光が、表面に印刷され
たインクの層を透過しである程度の着色がなされ、かか
る着色光が合成紙で反射され、さらに表面に印刷された
同じインクの層を再度透過して再度の着色がなされ、十
分に着色された着色光として表示体の前面に反射される
。

したがって、背後から照明される場合も、背後から照明
されない場合も１表示体の前面に透過または反射される
光は、いずれもインクの層を２度透過するので、同程度
の色彩に着色される。そこで、このようにして着色され
た光が、自然な明るさと彩度となるように構成すれば、
背後からの照明の有無にかかわらずに１表示体に表示さ
れた模様等を自然な明るさと彩度で見ることができる。

（発明が解決しようとする問題点）上述した従来の表示体は、背後からの照明の有無にかか
わらずに、表示体に表示された模様等を自然な明るさと
彩度で見ることができるという優れた有効性が認められ
る。しかしながら、合成紙の両面に、同一の模様等が重
なり合うように印刷するためには、表面を印刷するため
の版と、この版と左右対称とした裏面を印刷するための
別の版が必要である。このために、大量の表示体を製造
する際には、格別な問題点とならないが、少量の表示体
を製造する際には、版を製作するコストが高価であるた
めに、表示体が高価なものとなるという問題点がある。

また、裏面を印刷する際に、表面に印刷された模様等と
重なり合うように印刷しなければならず、印刷技術が難
かしいという問題点がある。

本発明は、かかる従来の表示体の問題点を解消すべくな
されたもので、背後からの照明の有無にかかわらずに、
表示された模様等を自然な明るさと彩度で見ることがで
きる表示体を、少量であっても安価に製造できるように
した表示体を提供するとともに、かかる表示体を用いて
安価な表示装置を提供すること、を目的とする。

（問題点を解決するための手段）上記の目的を達成するために、本発明に係る表示体は、
二枚の透明なフィルムシートに同一の模様等を表示し、
これらの二枚のフィルムシートの間に白色の光拡散シー
トを介装し、前記模様が重ね合わざるように前記二枚の
フィルムシートを位置合わせして、前記二枚のフィルム
シートと前記光拡散シートを一体化して構成されており
、そして、表示装置は、二枚の透明なフィルムシートに
同一の模様等を表示し、これらの二枚のフィルムシート
の間に白色の光拡散シートを介装し、前記模様等が重ね
合わさるように前記二枚のフィルムシートを位置合わせ
して、前記二枚のフィルムシートと前記光拡散シートを
一体化して構成された表示体と、この表示体を背後から
照明するように配設された照明装置と、を具備して構成
されている。

（作用）二枚の透明なフィルムシートには、同一の模様等を表示
すればよく、模様等を印刷により表示する際には、１つ
の版を作成すればたり、また、ポスター等の既に印刷さ
れた二枚の被転写体からフィルムシートに転写してもよ
く、同一の模様等が表示された二枚のフィルムシートを
安価に得ることができる。また、二枚のフィルムシート
と光拡散シートを一体化する際に、模様等が重ね合わさ
るように二枚のフィルムシートを位置合わせすればよく
、作業が容易である。したがって、安価に表示体を製造
することができ、特に、少量の製造に好適である。

（実施例）以下、本発明の一実施例を添付の図面に基づいて説明す
る。第１図は１本発明の表示体の構造を示す分解図であ
り、第２図は、第１図に示す表示体を用いて構成された
表示装置の構造を示す分解図である。

第１図において、表示体ｌは、二枚のフィルムシート２
，３と１、この間に介装された光拡散シート４との積層
体で構成されている。ポリエステル等の透明な材質から
なる二枚のフィルムシート２、３のそれぞれの同一な側
面２ａ、３ａには、図形。

模様および文字からなる模様等２ｂ、３ｂが表示されて
いる。この二枚のフィルムシート２，３への模様等２ｂ
、３ｂの表示には、一枚の版で印刷してもよく、また、
ポスターその他の既存の二枚の印刷物（被転写体）等か
ら、これらの被転写体に表示された模様等を二枚のフィ
ルムシート２．３に転写させてもよい。この転写技術は
公知のものであるが、簡単に説明すれば、模様等が印刷
されたポスター等に、感熱（圧）接着剤が塗付されたフ
ィルムシートを密着させ、ローラ等により圧接するとと
もに熱等を加えて、ポスター等に印刷されていたインク
の層をフィルムシートに付着させ、その後でポスター等
の紙を溶かして除去するものである。

そして、これらの二枚のフィルムシート２．３の間に、
合成紙等からなる白色の光拡散シート４が介装される。

この光拡散シート４は、照射された光をある程度拡散お
よび透過させるとともに、ある程度反射させるものであ
ればよい、その−例として白色の樹脂シートや合成紙が
ある。この合成紙は、ポリプロピレン樹脂を主原料とし
て、これに無機充填材と添加剤を配合させたもので、例
えば、王子油化合成紙株式会社製、商品名「ユポＦＰＲ
Ｊ　＃２００、「ユボＫＰＧＪ＃８０が使用に適してい
る。そして、フィルムシート２と光拡散シート４および
光拡散シート４とフィルムシート３との間に、それぞれ
フィルムシート２．３を接合するに適した感熱（圧）接
着剤等の接着剤が塗付され、二枚のフィルムシート２．
３に表示された模様等２ｂ　、　３ｂが重なり合うよう
に、フィルムシート２と３を位置合わせして配置されて
、二枚のフィルムシー１−２　、３と光拡散シート４を
接合して一体化されている。さらに、一体化された二枚
のフィルムシート２．３と光拡散シート４は、表裏から
ポリエステル樹脂等からなるラミネートフィルム５．６
で覆われていて、二枚のフィルムシート２，３と光拡散
シート４が密接されるとともに保護されている。

ところで、模様等２ｂ、３ｂが転写技術によりフィルム
シート２．３に表示されて構成された表示体１は、模様
等２ｂ、３ｂの左右が入れ代わって表示されることとな
る。そこで、模様等２ｂ、３ｂが正常に見える側を表示
体ｌの表側とし、模様等２ｂ、３ｂの左右が反転して見
える側を表示体ｌの裏側として、以下説明する。

かかる表示体１の背後に配設された照明装置７で、背後
から表示体１を照明すると、従来の合成紙の両面に印刷
して構成された表示体と同様に、照射された光は、裏側
のフィルムシート３に印刷されたインクの層を透過する
ことで、模様等３ｂに応じである程度の着色がなされ、
かかる着色光が光拡散シート４を透過し、さらに表側の
フィルムシート２に印刷されたインクの層を透過するこ
とで、模様等２ｂに応じて再度の着色がなされ、十分に
着色された着色光として表示体ｌの前面に透過される。

また、背後から照明されない場合には、表示体１の前面
から照射される光が、表側のフィルムシート２に印刷さ
れたインクの層を透過することで、模様等２ｂに応じで
ある程度の着色がなされ、かかる着色光が光拡散シート
４で反射され、さらに表側のフィルムシート２に印刷さ
れた同じインクの層を再度透過することで、模様等２ｂ
に応じて再度の着色がなされ、十分に着色された着色光
として表示体ｌの前面に反射される。

したがって、表示体１に表示された模様等は。

背後からの照明の有無にかかわらずに、表示体１に表示
された模様等を自然な明るさと彩度で見ることができる
。さらに、光拡散シート４は、白色の通常の紙等も用い
ることができるが、紙等を構成している繊維およびコー
ト剤により黄ばみが生じ易く、また、経年変化により黄
ばみが濃くなり易い、この点で合成紙が、実用上世れた
ものである。また、転写技術により二枚のフィルムシー
ト２．３に模様等２ｂ、３ｂを表示するならば、既存の
被転写体があればよく、版の作成を必要としないので、
表示体１を１個若しくは数個製造する際には、従来の表
示体に比して、極めて安価に製造することができる。

かかる表示体１を用いた表示袋２ｔｌＯの構造を第２図
に示す。

第２図において１表示装置１０は、前面の一側面が開放
された筐体１１の底部に、蛍光灯等の光源となる照明装
置１２が設けられ、かかる筐体１１の開放端面に適宜に
表示体１を配置し、さらに、筐体１１の前面からカバー
１３が嵌合されるとともに、表示体１が前から見えるよ
うにカバー１３の前面に透明なガラス等１４が設けられ
て構成されている。

かかる構成からなる表示装置１０は、主たる構成部材で
ある表示体１が、少量であっても安価に製造でさるので
、表示装置１０全体としても安価に製造することができ
る。

なお、表示体１の表面を覆うラミネートフィルム５に、
マット加工されたものを使用し、若しくは１表示体ｌの
表面につや消しのためのマツトスプレーを掛ける等して
、前面から照射される光の反射により表示体ｌの模様等
が見にくくなるのを防としてもよい。

（発明の効果）以上説明したように本発明に係る表示体によれば、二枚
の透明なフィルムシートには、同一の模様等を表示すれ
ばよいために、印刷により表示する際には、１つの版を
作成すればたり、また、ポスター等の既に印刷された二
枚の被転写体からフィルムシートに転写してもよく、同
一の模様等が表示された二枚のフィルムシートを安価に
得ることができる。また、二枚のフィルムシートと光拡
散シートを一体化する際に、模様等が重ね合わさるよう
に二枚のフィルムシートを位置合わせすればよいために
、印刷の際に位置合わせする難しい作業がなく、作業が
容易である。したがって、安価に表示体を製造すること
ができ、特に、少量の表示体の製造に好適である。また
、このような表示体を、主たる構成部材とする表示装置
も安価に製造できる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の表示体の一実施例の構造を示す分解
図であり、第２図は、第１図に示す表示体を用いて構成
された表示装置の一実施例の構造を示す分解図である。工：表示体、２，３：フィルムシート、２ｂ、３ｂ　：
模様等、４：光拡散シート、７．１２：照明装置、１０
：表示装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）二枚の透明なフィルムシートに同一の模様等を表
示し、これらの二枚のフィルムシートの間に白色の光拡
散シートを介装し、前記模様等が重ね合わさるように前
記二枚のフィルムシートを位置合わせして、前記二枚の
フィルムシートと前記光拡散シートを一体化して構成さ
れていることを特徴とする表示体。
（２）同一の模様等が表示された二枚の被転写体から、
それぞれ同一の模様等が前記二枚のフィルムシートに転
写されて表示されており、前記光拡散シートが合成紙で
あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の表示
体。
（３）二枚の透明なフィルムシートに同一の模様等を表
示し、これらの二枚のフィルムシートの間に白色の光拡
散シートを介装し、前記模様等が重ね合わさるように前
記二枚のフィルムシートを位置合わせして、前記二枚の
フィルムシートと前記光拡散シートを一体化して構成さ
れた表示体と、この表示体を背後から照明するように配
設された照明装置と、を具備することを特徴とする表示
装置。