JPS61138839A - エンジンのアクセル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分計〉 本発明はエンジンのアクセル装置に関し、さらに詳しく
は、速度調整レバーをエンジン停止位置からアイドル回
転位置を経て高速回転位置に進退調節揺動可能に支持し
、戻しバネで速度調整レバーをエンジン停止位置側に弾
圧するとともに、これに打勝って調節位置保持装置で調
節した位置に保持するように構成したエンジンのアクセ
ル装置に関する。

〈従来技術〉 従来ヨリ、このようなエンジンのアクセル装置について
、例えば、第８図ないし第１１図に示すようなものが知
られている。

第１１図は防音形エンジン発電機のディーゼルエンジン
Ｅの遠隔アクセル装置の平面図を示す。

図中、符号１はガバナ付きディーゼルエンジンＥの回転
速度を設定する調速レバーであり、戻しバネ２でエンジ
ン停止位置側へ弾圧されている。

符号３１は遠隔繰作用の速度調整レバーであり、これを
エンジン停止位位置ＳＰからアイドル回転位置し又は高
速回転位置Ｈへ操作すると、調節位置保持装置３とレリ
ーズワイヤ４を介して、調速レバー１をエンジン停止位
置ＳＰからアイドル回転位置し又は高速回転位置Ｈへ操
作する。調節位置保持装置３は速度調整レバー３１を戻
しバネ２に抗して調節位置に保持するためのものである
。

調節位置保持装置３は基本的には第８図ないし第１０図
に示す構造になっている。

速度調整レバー３１を高速回転位置Ｈ側へ操作すると、
軸３８・角嵌合＄３４ｂ・一方向爪クラッチ３４・３７
の可動片３４を同行回動させ、レリーズワイヤ５を引張
って調速レバー１を高速回転位置Ｈ側へ操作する。

このと外、一方向爪クラッチ３４・３７の固定片３７が
、可動片３４との咬合爪３４ａ・３７ａ開のすべりによ
り、摺動係合部で回転防止されながら、咬合せ用バネ３
６に抗して後退させられて、可動片３４の高速回転位置
側への回動を許す。

可動片３４の回動が終わると、固定片３７が咬合せバネ
３６で押戻されて可動片３４に咬合い、可動片３４を回
動後の位置に固定する。これにより、速度調整レバー３
１が調節した位置に保持される。

逆に、速度調整レバー３１をエンノン停止位置ＳＰ側へ
操作すると、軸３８と咬合解除板４３を介してすくい傾
斜片４３ａを同行回動させ、すくい傾斜片４３ａで円弧
溝４２内の鋼球４１をすくい上げて、鋼球４１でクラッ
チ固定片３７を後退させて可動片３４との咬合いを解除
する。

すると、可動片３４が戻しバネ４４及び第１１図の戻し
バネ２でエンジン停止位置側に回動させられなが呟速度
調整レバー３１と同行回動する。

このとき、クラッチ可動片３４は軸３８に対して、角嵌
合部３４ｂの嵌合隙間での遊動により、すくい傾斜片４
３ａが鋼球４１をすくい上げるに必要な回転角度だけ置
き残される。

ｆｌ　度冒整レバー３１の操作終了位置にお−）て、可
動片３４が咬合解除板４３に対して戻しバネ４４でエン
ジン停止位置ＳＰ側に少し回動させられたときに、円弧
溝４２がすくい傾斜片４３ａから遠ざかって、ｗ４球４
１がすくい傾斜片４３ａ上から円弧溝４２内に落ち込み
、クラッチ固定片３７が咬合せバネ３６で前進させられ
て可動片３４と咬合う。これにより、速度調整レバー３
１が調節した位置に保持される。

なお、第１０図において、符号５は導線、符号６は電磁
石で、緊急時に作動させて、クラッチ固定片３７の磁性
部材３９を吸引し、咬合いを解除するものである。

調節位置保持装置３は、基本的には以上のように構成さ
れているのであるが、その一方向クラッチ３４・３７の
可動片３４及び固定片３７の咬合爪３４ａ・３７ｍは円
周方向の全部分に亘って形成されているのである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 一般にエンジン使用者にとってエンジンの回転制御は、
作動機を運転する際に行われるものであるから、アイド
ル回転と高速回転との開で調速できるものであれば足り
るが、１本のハンドルでエンジンの調速とエンジンの停
止を制御することができることから、上記のようなアク
セルクラッチが多用されている。

しかるに上記アクセルクラッチにおいては、交合爪３４
Ｂ・３７ａはそれぞれ円輪状に連設されているから、ア
イドル回転位置しに位置決め調節する際に、例えば目盛
合せ等で位置合せすることとなるが、急いでこの操作を
すると正確に位置決めすることができず、正しいアイド
ル回転位置よりも低速側に位置合せした場合には、エン
ジンの回転にハンチングを生じ、これに伴ってエンジン
自体に大きな振動を発生させ、また正し１アイドル回転
位置よりも高速側に位置合せした場合には、それだけ無
駄な回転数を伴なうか呟燃料消費もそれだけ無駄となる
。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的はアイドル回転位置にす早く・正確に調節操作す
ることができ、しかもそのための改良構造が簡単なエン
ジンのアクセル装置を提供することである。

く問題点を解決するだめの手段〉 本発明は、前記従来技術を改良することによって上記目
的を達するようにしたもので、冒述の〈産業上の利用分
野〉の項に記載したエンシ゛ンのアクセル装置において
、調節位置保持装置は速度調整レバーを高速回転位置と
アイドル回転位置との開で調節した位置に保持するよう
に構成するとともに、かつ、非保持手段を設け、速度調
整レバーをアイドル回転位置とエンジン停止位置との間
で調節した位置には保持させないように構成したことを
特徴とするものである。

〈作　用〉 調節位置保持装置は、速度ｉｌｌｌｌ整一バーイドル回
転位置と高速回転位置との間で調節した位置に保持する
ように構成されていて、工ンシ゛ン使用者は作動機を運
転する際に所要位置に速度調整レバーを調節しエンジン
の回転制御を行なうとともに、一方、アイドル回転位置
とエンジン停止位置との開では、非保持手段により速度
調整レバーを保持で外ない構成となっているからアイド
ル回転位置は調節位置保持装置が調ｍＪ保持することが
できる低速側の極限位置に応当するように位置されてい
て、操作者は当該アクセルクラッチの操作に伴なう感触
から、アイドル回転位置を容易に認識することがで外る
。

〈実施例〉 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第５図は本発明による第１の実施例を示し
、以下に述べる点以外は第８図ないし第１１図に示す前
記従来構造と同じである。

第１図ないし第３図は調節位置保持装置３の一方伺爪ク
ラッチ３４・３７の咬合爪３４ａ・３７ａの咬合の関係
を示す模式図であり、これらの図においてクラッチ可動
片３４と固定片３７とはそれぞれ所要部位にのみ咬合爪
３４ａ・３７ｉを設け、他の部位にはこれらの爪３４ａ
・３７ａを欠く部分３４ｅ・３７ｅを非保持手段１０と
して形成したもめである。

すなわち、第１図はクラッチ可動片３４がエンジン停止
位置ＳＰにあり、咬合爪３４ａと３７ａとは咬合を解か
れた状態にある。

第２図は、クラッチ可動片３４が矢印Ａ方向に回動され
たアイドル回転位置しにあり、この位置りでは、クラッ
チ可動片３４の咬合爪３４ａと固定片３７の咬合爪３７
ａとがエンジン低速回転側のアイドル回転位置しに応当
する爪同志３４ａＬ・３７ａＬで咬合するように構成さ
れている。

第３図は、クラッチ可動片３４がさらに矢印Ａ方向に回
動された高速回転位置Ｈにあり、この位置Ｈでは、クラ
ッチ可動片３４の咬合爪３４ａと、固定片３７の咬合爪
３７ａとがエンジン高速回転側の極限位置に応当する爪
同志３４ａＨ・３７ａＨで咬合するように構成されてい
る。

この高速回転位置Ｈとアイドル回転位置Ｌとの間では上
記のように速度調整レバーを進退調節して所要位置に保
持するよう構成されている。

アイドル回転位置りとエンジン停止位置ＳＰとの間では
、クラッチ可動片３４及び固定片３７の両方とも咬合爪
３４ａ・３７ａを欠いており、前記戻しバネ２によって
クラッチ可動片３４がアイドル回転位置ＳＰに引き戻さ
れ速度調整レバー３１が接当部材（図示せず）に接当し
て停止するように構成されている。

なお第４図ないし第５図に示すように軸３８にはカム板
８が固設され、検知スイッチ９の検出子９ａが、カム山
８ａ・８ｂＩ：乗り上げていると外にはパイロットラン
プ（図示せず）を点灯せず、検出子９ａがカム谷８ｃに
あるときにはパイロットランプを点灯してアイドル位置
りと高速回転位置Ｈとの間にあることを看取することが
できるように構成されている。

そして、速度調節レバー３１を操作することによってカ
ム板８が矢印Ｂ方向に回動されアイドル回転位置しに至
ったとき、検出子９ａがカム山８ｂに接当しハンドル操
作に若干の抵抗を感受させることとなり、操作者はアイ
ドル回転位置しに至ったことを認識することができる。

なお、カム板８・検知スイッチ９を設けないときには、
咬合爪３４ａ・３？ａの咬合が外れてＢ方向に引き戻さ
れるが、このときのハンドル操作の感触で、アイドル回
転位置に応当する爪間±３４ａＬ・３７ａＬを咬合させ
ることができる。

第６図及び第７図は本発明に基づく第２の実施例を示す
。

二ｎらの図において、一方向爪クラッチ３・４・３７同
士の各咬合側の対向平面３４ｃ・３７ｃの所定位置に、
それぞれ突起３４ｄと突条カム３７ｃｌを形成し、非保
持手段１１を構成したものである。

すなわち、クラッチ可動片３４に形成された突起３４ｄ
は、エンジン停止位置ＳＰから、アイドル回転位置しに
対応する間、固定片３７の突条カム３７ｄｉ：乗り上げ
た状態にあり、それぞれ円輪状に形成された咬合爪３４
ａと３７ｇとの咬合は解かれるように構成されている。

従って、高速回転位置Ｈとアイドル回転位置しどの間で
は速度調整レバー３１を操作して、咬合爪３４ａと３７
ａとの咬合・解除・再校合させ、所望位置に速度調整レ
バー３１を位置決めすることができる。そしてアイドル
回転位置りとエンジン位置ＳＰとの間では前記戻しバネ
２によってクラッチ可動片３４がアイドル回転位置に引
き戻されるように作用され、前記突起３４ｄが突条カム
３７ｄに乗り上けるように作用し、咬合せ用バネ３６に
抗して固定片３７を押し上げることにより、咬合爪３４
ａと３７ａとの咬合せを解き、前記同様速度調整レバー
３１が接当部材に接当してエンジン停止位置ＳＰに停止
するように構成されている。

そして、速度調整レバー３１を高速側からアイドル回転
位置りまで回動させたとき、突起３４ｄが突条カム３７
ｃｌに接当し、ハンドル操作に若干の抵抗を感受させる
こととなり、操作者はアイドル回転位置しに至ったこと
を認識することができる。

なお、上記第１及び第２実施例においては、レリーズワ
イヤ４を介して調速レバー１を位置決めするようにした
ものを前提として説明したが、必要に応してレリーズワ
イヤ４を介することなく直接調節位置保持装置３の軸３
８をエンジンＥの調速レバー１の軸に直結させてもよい
。

〈発明の効果〉 本発明によれば上記のように構成され、作用するから次
のような効果を奏する。

イ、アイドル回転位置は調節位置保持装置が調節保持す
ることがでトる低速側の極限位置に応当　′し、操作者
はそのハンドル操作から受ける感触により速度調整レバ
ーを容易に素早く、正確にアイドル回転位置に位置決め
することができる。

従って、正しいアイドル回転位置よりもさらに低速側に
位置させて、ハンチングに伴なうニンジンの大きい振動
を生しることを防止し、また、高速側に位置させて無駄
な燃料消費を生じることも防止することができる。

口、しかも、一方向爪クラッチの所定部位の咬合爪を欠
くことにより、あるいは一方向爪クラッチの各対向平面
に突起と突条カムを形成することにより非保持手段を構
成したものであるから、調節位置保持装置を安価で容易
に改良すること力Ｃできる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５閃は本発明による第１の実施例を示し
、１１図は一方向爪クラッチのエンジン外止位置におけ
る模式図、第２図は同しくアイドル回転位置における模
式図、第３図は同しく高速回転位置における模式図、第
４図はカム板を付設した実施態様を示す調節位置保持装
置の上面図、第５図は第４図の要部平面図である。また
、第６図及び＠７図は本発明による第２の実施例を示し
、ｔｐＪ６図はその要部平面図、第７図は第６図要部を
示す縦断側面図、第８図ないし第１１図は従米扶術に関
し、第８図は調節位置保持装置を分解して示す可動側の
平面図、第９図は同じく固定側の平面図、第１０図はそ
れらの組立図、第１１図はディーゼルエンジンに当該調
節位置保持装置を適用した概要図である。 Ｅ・・・エンジン、　　１・・・調速レバー、　　２・
・・戻シバネ、　　３・・・調節位置保持装置、　　ｉ
　０（３４ｅ・３７ｅ）　・１１　（３４ｃＬ３７ｄ）
−非保持手段、３１・・・速度調整レバー、ＳＰ・・・
エンジン停止位置、Ｌ・・・アイドル回転位置、　Ｉ４
・・・高速回転位置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エンジンＥの速度調整レバー３１をエンジン停止位
   置ＳＰからアイドル回転位置Ｌを経て高速回転位置Ｈに
   進退調節揺動可能に支持し、速度調整レバー３１を戻し
   バネ２でエンジン停止位置側に弾圧するとともに、これ
   に打勝つて調節位置保持装置３で調節した位置に保持す
   るように構成したエンジンのアクセル装置において、 調節位置保持装置３は速度調整レバー３１を高速回転位
   置Ｈとアイドル回転位置Ｌとの間で調節した位置に保持
   するように構成するとともに、かつ、非保持手段１１を
   設け、速度調整レバー３１をアイドル回転位置Ｌとエン
   ジン停止位置ＳＰとの間で調節した位置には保持させな
   いように構成したことを特徴とするエンジンのアクセル
   装置