JPS61138393A - 回数券処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、路線バス営業所において、バス運転
者に対し、車外発売用の回数券を発行し或いは回収して
再発行状態に収納する、所謂、精算処理機能を備えた回
数券発売精算機に組まれる回数券処理装置に関する。

〈発明の概略〉 本発明は、並設された上開口の収容部中へ、それぞれ異
種回数券を積層支持する昇降板を備え、収容部の上開口
に対応して前側には搬送ローラ、後側には押出し機構を
配備して積層上段の回数券を押出し機構、ローラにて取
出口へ放出すると共に、取出口の上方に戻し口を開設し
、該戻し口と前記搬送ローラとの間を切換フラッパを有
す搬入機構にて連繋し、この搬入機構に振分は手段を設
けて、戻し口より挿入された回数券を所定の収容部に戻
し、再発行し得る状態に収納するものである。

〈従来の技術〉 従来、路線バスの営業所では、バス乗務員に対車外発売
用の回数券を発行してちり、かかる発行および回収、精
算処理は、回数券が柔軟であり、且つ形状が特異なこと
もあって、殆んど人手により行なわれ、多大の労力を要
している。

〈発明の目的〉 本発明は、バス営業所等において、バス乗務員に対する
車外発売用の数種回数券の発行、および、持帰り回数券
の元収容部への回収、収納を機械的に行ない得、作業の
省力化、回数券在庫量の減少化を実現する新規な処理装
置を提供することを目的とする。

〈発明の構成および効果〉 上記の目的を達成するため、本発明では、複数並設され
た上開口の収容部中へ、金額、系統、種類等、互いに異
なる回数券を積層支持する昇降板を備え、各収容部の上
開口に対応して、前側には搬送ローラ、後側には押出し
機構をそれぞれ配備すると共に、搬送ローラの搬出側下
方に取出口、該取出口の上方に戻し口を形成し、戻し口
と搬送ローラとの間を、切換フラッパを有す搬入機構に
て連繋し且つ搬入機構に振分は手段を配設して成る。上
記構成によると、本発明では、収容部中の積層上段の回
数券を押出し機構、ローラにて取出口へ放出することに
より回数券を発行処理し、また、持ち帰った回数券を戻
し口へ挿入することにより回収処理し１．且つ振分は手
段にて所定の収容部へ振分は搬入することにより、再発
行し得る状態に収納処理し得、数種回数券の発行および
回収作業の省力化、循環発行による回数券在庫量の節減
をなし得る実用上の効果を奏する。

〈実施例の説明〉 第１図は、バス乗務員に対する回数券発行、回収精算機
を示し、ボックス１の前面には、乗務員ＩＤカードの挿
入口１１、系統別、金額別等の数種回数券を発行指示す
るための照光式押釦群１２、発行した回数券の取出口１
３、乗務員が持ち帰った回数券の戻し口１４が配設され
、ボックス中に本発明に係る処理装置を内蔵し、第２図
に示す如く、表面に種類判別用のバーコード２１が印刷
された数種の冊子状回数券２を積層収納している。

本発明の特徴をなす回数券処理装置は、それぞれ異種回
数券を積層収容する上面が開口した複数の収容部３１．
３２を有す回数券収納ケース３と、各収容部の回数券２
を支持し昇降するリフト機構４と、各収容部３１．３２
の上方に配備され積層回数券の上昇端を規制する下圧ロ
ーラ５と、該下圧ローラ５に対応してケースの後部に前
後動可能に配備され積層上段の回数券２を収容部３１．
３２から押し出す押出し機構６と、該押出し機構６に対
向してケース前部に配備され収容部３１．３２からの回
数券２を取出口１３へ放出する搬送ローラ７と、戻し口
１４と搬送ローラ７との間に切換フラッパ８８を介して
連繋配備された回収機構８と、該回収搬送路８１に直交
して移行可能に配備され、挿入された回数券２を所定の
収容部３１若しくは３２に対応させる振分は手段９とか
ら構成する。

前記回数券収納ケース３の後壁には、各収容部３１．３
２に対応してそれぞれ上下方向にスリット（図示せず）
を開設し、リフト機構４における昇降板４１の基端を係
合している。リフト機構４は、ケース３の後方において
、上方に駆動軸４２、下部に縦動軸４３を配備し、両軸
４２．４３に各回数券収納部３１．３２に対応してそれ
ぞれ回転自由なプーリ４４を軸承配備し、上下プーリ間
に無端ベルト４５を捲回張設し、そのケース側に昇降板
４１の基端を取付けて昇降板４１を収容部内に水平に支
持すると共に、前記駆動軸４２上の各プーリ４４に対応
して電磁クラッチ４６を連繋配備し、クラッチ４６のＯ
Ｎ動作にてプーリ４４が回転駆動し、昇降板４１を昇降
作動するようになしている。積層回数券の上昇端を規制
する加圧ローラ５は、各収容部３１．３２に対応して機
台に枢止されたＬ型揺動杆５１の一端部に回転自由に軸
承され、揺動杆５１の他端部に引張りバネ５２を連繋し
て前記ローラ５を積層回数券２の上面に附勢すると共に
、揺動杆５１の側方には、ローラ５が回数券による上昇
圧力を受けたとき作動するスイッチ５３が配備され、該
スイッチ５３にて前記リフト機構４の電磁クラッチ４６
をＯＦＦ　制御するようになす。回数券の押出し機構６
は、各収容部３１．３２の上方にピッカレバー６１を配
備して構成される。該レバー６１は上端部を枢止し且つ
バネを設けて下部を前方に附勢すると共に、レバー６１
の下部には、バネによって先端部を下向きに附勢したピ
ッカー６２が枢出され、該ピッカー６２の先端部に設け
た切欠部６３を積層上段の回数券２の後辺に係止してい
る。ピッカレバー６１の前側にはこれを作動する駆動カ
ム６４、後側には電磁クラッチをＯＦＦ　　するスイッ
チ６５を配設し、該駆動カム６４はカム軸上の電磁クラ
ッチ６６にて作動しピッカレバー６１を進退作動する。

前記カム軸６７およびリフト駆動軸４２およびステッピ
ングモータ１０の駆動軸にそれぞれプーリ４７゜６８．
６９を軸止し、各プーリ４７，６８．６９に無端状のタ
イミングベルト７０を巻回し、押出し機構６およびリフ
ト機構４の駆動装置を構成している。搬送ローラ７は、
各収容部３１゜３２に対応して駆動ローラ７１および従
動ローラ７２を上下に配備してなり、該駆動ローラ７１
を伝動手段７３を介して正逆回転する駆動モータ７４に
連繋しており、押出し機構６にて押出された回数券２を
繰出し搬送し、シュート７５より取出口１３へ放出する
。

回収機構８は、戻し口１４と前記搬送ローラ７との間の
搬送路８１上へ、前記モータ７４に連繋した複数の対白
−ラ８２，８３を配設し、対ローラの前側には回数券の
挿入を検出するセンサ８４およびシャッタ８５、対ロー
ラ８２゜８３間には回数券のバーコードリーダ８６、対
ローラ８３の後側にはバーコードリーダの指令に基づき
作動するシャッタ８７、該シャッタ８７と搬送ローラ７
との間には、バネ附勢にて常閉を保ち、搬入回数券２に
て作動する切換フラッパ８８を配備して構成される。

振分は手段９は、バーコードリーダ８６とシャッタ８７
との間に位置し且つ搬送路８１に直交して上辺を搬送路
８１に揃えた無端状のタイミングベルト９１を張設して
構成される。ベルト９１の上面には回数券２の幅より僅
か犬なる間隔を存して複数の翼片９２を突設し、翼片９
２間に回数券２を支持すると共に、ベルト９１は、プー
リの回転軸９３を伝動手段９４を介してモータ９５に連
繋してなり、ベルト９１の移行により支持した回数券２
を所定の収容部３１または３２の位置に横移させるもの
である。

第５図は本発明回数券処理装置の回路構成例を示す。モ
ータ１０，７４およびクラッチ４６゜６６およびソレノ
イド８０．８９は出力機器インターフェース１００を介
して、また、光電センサ８４．　、７６およびマイクロ
スイッチ５３゜６５は入力機器インタフェース１０１を
介してそれぞれＣＰＵ　１０２に接続されており、ＣＰ
ＩＪ１０２はＰＲＯＭＩＱ３　のプログラムを解読し、
またＲＡＭ１０４　　に対しデータの読み書きを行ない
つつ各種演算処理を実行すると共に、前記各入出力部の
動作を一連に制御する。

第６図は回数券処理装置における回数券発行の動作フロ
ーを示す。先ず、乗務員が挿入口１１よりＩＤカードを
挿入すると、内部のカードリーグ（図示せず）がこれを
判別し、有効カードの場合、機台前面の系統別、照光式
押ボタン群１２が点滅する。乗務員が希望系統の押ボタ
ンスイッチを押すと、処理装置は、ＣＰＵの発行指令に
基づき、ステップ１１０　でモータ１０およびステップ
１１１でモータ７４がそれぞれＯＮ動作し、モータ１０
はタイミングベルト７０を介してカム軸６７およびリフ
タ駆動軸４２を回転駆動する。系統別組合わせが、例え
ば、　３０００円回数券１冊と２０００円回数券１冊の
場合、ステップ１１２にて該当収容部の電磁クラッチ６
６が励磁され、そのアーマチュアに装着されたピッカー
カム６４が時計方向に回転し、ピッカー６２は積層上段
の回数券２を押出し回数券先端を搬送ローラ２を押出し
、回数券先端を搬送ローラ７に搬入し、搬送ローラ７は
回数券２をシュート７５より取出ロエ３へ放出する。

電磁クラッチ６６のＯＮ動作と同期して、ステップ１１
３　にて電磁クラッチ４６が励磁され、そのアーマチュ
アに装着されたリフタブ〜す４４が時計方向に回転する
ことによりベルト４５が移行し、ベルトに固定された昇
降板４１は積層回数券２の全体を上昇させ、下圧ローラ
５による揺動杆５１を介してスイッチ５３を抑圧作動す
る。ステップ１１４でスイッチ５３がオンしたかの判定
がＹＥＳ”　のとき、ステップ１１５に進み、電磁クラ
ッチ４６はＯＦＦ　し、昇降板４１は停止する。このと
きリフタプーリ４４に配設された型車およびノツチ（図
示せず）により、昇降板４１はスイッチ５３を作動した
位置に保持される。

一方、カム６４の１回転によりピッカーレバー６１が揺
動復帰すると、レバー６１は対応するスイッチ６５を押
圧し、ステップ１１６にて、スイッチ６５オンしたかの
判定が”ＹＥＳ”のとき、ステップ１１７　に進み電磁
クラッチ６６がＯＦＦ　　Ｌ、次のステップ１１８にて
ステッピングモ〜り１０がＯＦＦする。

搬送ローラ７が回数券の全長を搬送すると光電センサ７
６がこれを検知し、ステップ１１９にて光電センサ７６
オフかの判定が＠ＹＥＳ　”のとき、ステップ１２０に
てモータ７４が停止し、回数券の発行動作を終了する。

第７図は、この処理装置において、乗務員が持ち帰った
回数券２の回収動作の動作フローを示す。先ず、持帰り
回数券２を戻し口１４へ挿入すると光電センサ８４がこ
れを検知する。ステップ１２１にて、光電セ／す８４オ
ンかの判定が＠ＹＥＳ″　のとき、ステップ１２２に進
み、モータ７４が作動して反時計方向に回転駆動する七
共に、ステップ１２３にてソレノイド８９がオンしてシ
ャッタ８５が開放され、挿入された回数券２が搬入する
。回数券２の後端がセンサ８４を通過した後、ステップ
１２４にて、光電センサ８４オフしたかの判定が“ＹＥ
Ｓ”のとき、次のステップ１２５へ進み、ソレノイド８
９がオフしてシャッタ８５が閉じる。

搬入された回数券２はパンコードリーダ８６にてパンコ
ード２１が解読され、ステップ１２６にてパンコード２
１有効か、の判定がＮＯの場合、モータ７４が逆転しシ
ャッタ８５が開放し、回数券２は戻し口１４へ返却され
る。ステップ１２６の判定が“ＹＥＳ”とき次のステッ
プ１２７でこの回数券２が搬送路８１の延長線上の収容
部３１に収容される種類かどうかを判定し、判定が収容
部３１に収容される種類と判定された場合ストッパソレ
ノイド８０が励磁されてシャッタ８７が上昇し、搬送ロ
ーラ７は回数券２を収容部３１へ搬入する。このとき、
フラッパ８８は回数券２にて押し下げられる。

ステップ１２７の判定が収容部３２に収容する回数券で
あると判定した場合、回数券２はシャッタ８７にて進行
が止められ、同時にステップ１２８にてモータ７４を停
止すると共に、次のステップ１２９にて対ローラ８３の
下側ローラを所定のリンク機構およびソレノイド（図示
せず）により下降させ、回数券２の挟持を外す。

このとき、回数券２は第４図に示す如く、ベルト９１上
の翼片９２開に支承されている。次いで、ステップ１３
０にてステッピングモータ９５がオンし、回数券を含む
ベルト９１は振分は方向へ移行する。ステップ１３１に
おいて、モータ９５の作動パルスが、回数券２が収容部
３２に達する所定パルスかの判定がＹＥＳ”　のとき、
ステップ１３２にてモータ９５は停止し、ステップ１３
３にて対ローラ８３、ソレノイドがオフすると共に、ス
テップ１３４にてモータ７４がオンし、搬送路８１上の
回数券２は搬送ローラ７にて収容部３２に搬入される。

かかる、回数券２が収容部３１または３２に搬入される
とき、収容部３２の積層回数券は、上面が仮想線で示す
位置２ａまで下降して正常に搬入するようになすもので
、ステップ１３５にてステッピングモータ１０がオンし
、次いでステップ１３６にて電磁クラッチ４６が励磁す
ると共に、ステップ１３７にてプーリ４４の逆転止めノ
ツチがソレノイドにて解放され、ソフト軸４２が反時計
方向に回転可能となる。

次いで、ステップ１３８にてステッピングモータ１０が
反時計方向に回転し、昇降板４１が仮想線で示す位置２
ｂに下降したとき、ステップ１３９にてノツチ解放ソレ
ノイドがオフし、静゛止する。

ステップ１４０にてシャッタ８７を開放し、ステップ１
４１にて光電センサ７６にて回数券の搬入を検知したか
どうかを判定し、センサオフかの判定−が“ＹＥＳ”の
場合、次ステツプ１４２にて戻し口１４近傍の光電セン
サ８４オンかを判定し、搬入回数券が無い場合、ステッ
プ１４２の判定は−ＮＯ”　となって次のステップ１４
３に進み、ステップ１４３ではシャッタ８７が閉成し、
次ステツプ１４４でモータ７４がオフし、次ステツプ１
４５でステッピングモータ１０がオフすると共に、ステ
ップ１４６にて電磁クラッチ４６がオフして回収動作を
終了し、次の発行或いは回収動作に待機する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明処理装置を内蔵した回数券発行回収精算
機の斜視図、第２図は回数券の一例を示す斜視図、第３
図は処理装置の構成を示す断面図、第４図は振分は手段
の斜視図、第５図は本発明処理装置の回路構成例を示す
ブロック図、第６図は同装置の発行動作を示すフローチ
ャート、第７図は同装置の回収動作を示すフローチャー
トである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）左右に並設され、それぞれ異種回数券を積層支持
   する昇降リフタを内部に備えた複数の回数券収容部と、
   各収容部の上方に配備され積層回数券の上昇端を規制す
   る下圧ローラと、該下圧ローラに対応して収容部の前側
   に配備された正逆回転可能な搬送ローラと、該搬送ロー
   ラに対向して収容部の後部に前後動可能に配備され積層
   上段の回数券を前記ローラへ搬入する押出し機構と、搬
   送ローラの前方に形成された取出口と、取出口の上方に
   開設された回数券の戻し口と、該戻し口と前記搬送ロー
   ラとの間に切換フラッパを介して連撃配備された搬入機
   構と、該搬入機構に直交して往復動可能に配備され、戻
   し口から挿入された回数券を所定の収容部に対応させる
   振分け手段とを備えてなる回数券処理装置。
2. （２）振分け手段は、回収搬送路に直交配備した無端ベ
   ルト上へ回数券に応じ適当間隔を存して複数の翼片が突
   設されている特許請求の範囲第１項記載の回数券処理装
   置。