JPS6113766Y2 - - Google Patents

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JPS6113766Y2
JPS6113766Y2 JP8115980U JP8115980U JPS6113766Y2 JP S6113766 Y2 JPS6113766 Y2 JP S6113766Y2 JP 8115980 U JP8115980 U JP 8115980U JP 8115980 U JP8115980 U JP 8115980U JP S6113766 Y2 JPS6113766 Y2 JP S6113766Y2
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hook
recess
hook body
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Landscapes

  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は照明器具類の吊り下げ装置に係り、
ビル、建物、特にマンシヨン、アパート等の集合
住宅や一般家屋の部屋内においてコードペンダン
ト形式の照明器具類の吊り下げ位置を移動調整す
る際、入居者、使用者の希望による変更位置の選
択に対応可能なるよう予め複数個所に設置されて
いるとき、不要となる吊り下げ装置におけるその
構成部品であるフツク体を、体裁良く自身の内部
に保管しておくことができるようにし、しかも必
要時でのフツク体の取り出しが特別な作業手間を
要することなく迅速に行なえるようにした照明器
具類の吊り下げ装置に関するものである。
従来から、住宅室内において、コードペンダン
ト形式の照明器具類を使用する際、室内家具の配
置その他の関係から、入居者はその吊り下げ位置
の自由な移動を希望していることが極めて多いも
のである。これに対応するため、従来では、電源
からのペンダント位置周囲の4方向に適宜間隔を
配して吊り具を予め設置しておき、いずれかの吊
り具にて中継支持することで、吊り下げ位置を自
由に選定できるものとしている。ところが、照明
器具1個に対し吊り具は1個しか必要でなく、他
の3個は不要なものとなるから、吊り具の構成部
品であるフツク体、更にはメクラカバー等を露出
状態のまま放置するのは体裁上好ましくないか
ら、これを取外し、別個に保管しておかざるを得
ないものであつた。そのため、保管中での紛失に
より、吊り下げ位置の変更時に必要部品が確保で
きないこと、確実な保管が面倒であること、等の
欠点が存していたものであつた。
そこで、この考案は、叙上の如く従来、別個に
保管せざるを得なかつたフツク体をこれが組合せ
られる吊り下げ装置内に体裁よく保管できるよう
にし、しかもその取出しも迅速に行なえるように
することで、従来の欠点の解消に成功したもので
あり、その要旨は、吊杆部材が貫挿固着される懸
吊式取付手段、外周に埋込フランジを張出状に突
設した埋込式取付手段を上部に有し、下端が開口
されて下部に凹設した連結凹所内周面に雌ネジが
設けられた本体と、上端において開口された収納
凹所に係止面を介して、収納凹所内法幅に比し稍
小さいそれで、下端において開口された収納孔を
連通せしめた略筒状の収納部を形成し、この収納
部外周面に前記雌ネジにネジ込み可能な雄ネジを
設けると共に、収納部下端に取付フランジを突出
して成るカバー架台と、前記収納孔に収納凹所で
わから上下方向で摺動自在に内嵌可能に形成した
連繋部に、収納凹所の前記係止面に係止される係
止突面を設け、連繋部の下端にフツクを連設して
成り、自重によつて収納孔下方へ外出可能にした
フツク体と、このフツク体をこれの自重に抗して
収納凹所がわへ押上げ、収納孔の下端開口を掩蓋
する蓋部周縁に、前記取付フランジへの凹凸の強
制的な結合手段を設けて、カバー架台に取付自在
にした掩蓋体と、外出されたフツク部分を覆う略
筒状で、前記取付フランジへの凹凸の強制的な結
合手段を設けて、カバー架台に取付自在にした化
粧用のカバーとを備えたことに存するものであ
る。
以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明
すると次の通りである。
図において示される符号1は、懸吊式取付手段
2A,埋込式取付手段2Bを上部に有し、下端が
開口されて下部に凹設した連結凹所5内周面に雌
ネジ6が形成された略ボツクス状ないしは略筒状
を呈する本体であり、この本体1はナイロン樹脂
等にて一体に形成されている。
懸吊式取付手段2Aは、本体1自体を、天井ス
ラブS面に固定されたリツプ溝形鋼製のハンガー
部材Hにネジ止め固定されることで吊下された吊
ボルトの如き吊杆部材Bに連結するのに好適なも
のとしてあり、その具体的構造は、吊杆部材Bに
ネジ止め可能な雌ネジが内周面に形成された連結
孔3を本体1上部中央に形成したものである。こ
の連結孔3は、吊杆部材Bとの連結安定性を考慮
して可能な限り長くしておくことが望ましく、ま
た、連結時における吊杆部材B下端が連結凹所5
内に達するようにされることでその安定性は一層
向上する。もとより、第3図及び第4図に示すよ
うに、天井スラブS中に直接埋設されることがあ
ることを考慮すると、連結孔3自体は、その下端
を開放させずに閉塞させておく必要がある。
また、埋込式取付手段2Bは、本体1自体を天
井スラブS中に抜脱されることなく直接埋込可能
とさせるのに好適なものとしてあり、その具体的
構造は、天井スラブS中で本体1周囲に張出状に
突出する埋込フランジ4を本体1上部に一体に突
設したものである。尚、7はコンクリート材が連
結孔3を経て連結凹所5上部開口から侵入するの
を防止すべく、連結凹所5内周面に条設した嵌合
隆部7Bに強制的に嵌合される、嵌合段部7Aが
形成された閉塞カバーである。
連結凹所5は、後述するフツク体20がその上
下方向を選択して収納連繋されるカバー架台10
をネジ止め連結、吸容するに充分な内容積を有
し、図例のように、下端開口から形成された雌ネ
ジ6はカバー架台10の収納部11外周面の雄ネ
ジ15に対応しており、カバー架台10のネジ込
み状態を定位置に規制すべく、雌ネジ6末端に、
上方へ至るに伴ない次第に小径となるテーパー部
5Aを連設し、このテーパー部5A端から小径の
収納凹所5Bを形成してある。
尚、8は吊杆部材Bへのネジ止め取付け時にお
ける作業の容易性を図るべく、上部に形成された
ナツト類似の平面六角形状の回動操作部、9は天
井スラブSへの埋込設置時における本体1自体の
回動を阻止すべく、本体1上下方向に沿つて下部
に突設形成された回動阻止条である。
かかる本体1には、カバー架台10がネジ止め
手段を介して着脱自在に結合されるようになつて
おり、このカバー架台10は、上端において開口
された収納凹所12に、例えば段部面状の係止面
13を介して、収納凹所12内法幅に比し稍小さ
いそれで、下端において開口された収納孔14を
連通せしめて、略筒状を呈する収納部11を形成
し、この収納部11外周面に前記雌ネジ6にネジ
込み可能な雄ネジ15を形成すると共に、収納部
11下端に取付フランジ16を突設して成るもの
で、本体1と同様にナイロン樹脂等にて一体に形
成されている。
互いに上下方向で連通されている収納凹所12
と収納孔14とは、収納凹所12の上端開口を経
てフツク体20が、そのフツク23がわから順次
挿入可能なものとしている。また、前記本体1に
カバー架台10がネジ止め結合されている状態
で、フツク体20がカバー架台10内に連繋収納
されているとき、後述する掩蓋体30にてフツク
体20自体が押上げられたときでも、その連繋部
21,係止突面22が収納凹所12,更には連結
凹所5内で確実に収納されるよう、両者12,5
の内容積、雌雄ネジ6,15結合時における最大
限のネジ込み長さが予め設定されている。
収納部11下端に突設された取付フランジ16
は、カバー架台10を本体1に結合させるとき、
本体1が天井スラブSに埋設されている場合は天
井スラブS面に、或は吊杆部材Bに連結され、天
井板C上に配置されている場合は天井板C面に、
夫々当接されるようにしてあり、そのため、取付
フランジ16外径は本体1下端外径に比し稍大き
く形成される。図示例における取付フランジ16
は、収納部11における筒方向で若干の高さを有
する如く肉厚に形成され、また後述するカバー4
0との結合を図る係合段部17を、下端外周に有
している。
尚、18は、取付フランジ16下面に略放射状
に配列された補強リブを形成すべく、適宜間隔で
周縁部上に配設した凹部である。
フツク体20は、前記収納孔14に収納凹所1
2がわから上下方向で摺動自在に内嵌可能にした
連繋部21を形成し、この連繋部21に収納凹所
12の前記係止面13に係止されるようにした、
例えばフランジ面状の係止突面22を設け、連繋
部21の下端にフツク23を連設して成るもの
で、本体1と同様にナイロン樹脂等にて一体に形
成されている。
図示例における連繋部21は、材料軽減のため
に中空状に形成され、上部から下部に至るまで同
径のものとしてある。
しかして、このフツク体20と前記カバー架台
10との連繋は、フツク体20がそのフツク23
がわから収納凹所12のの上端開口を経て収納凹
所12及び収納孔14内に摺動自在な嵌合状態に
して係止収納されることで行なわれ、一旦収納後
は、フツク23が収納孔14下端から外出状とな
るも、フツク体20全体が収納孔14からは係止
面13と係止突面22との係止作用により抜去不
能なものとしてある。そのため、図示例において
は、内法幅が大きい収納凹所12とそれが小さい
収納孔14との間に段部を形成して、段部面を係
止面13となし、また、連繋部21上端に段部に
係止するフランジを突設して、フランジ面を係止
突面22となしたものである。もとより、かかる
図示例に限定されることなく、例えば係止面13
を上方へ行くに従い次第に大径となるテーパー状
のものとし、これに対応して、係止突面22を下
方へ行くに従い次第に小径となるテーパー状のも
のとしたり、更には、連繋部21外周面と収納孔
14内周面とに互いに嵌合する適数個の突条と凹
溝とをそれらの上下方向に沿つて形成し、それら
が下部において衝接する係止突体を突設するもの
としたり、等適宜な設計変更が可能である。いず
れにしても、フツク体20がカバー架台10に対
し、フツク23が外出された状態で係止連繋さ
れ、フツク体20自重に抗して下方からの押上げ
力が作用したときはその係止が解放されて上方へ
摺動収納され、その押上げ力が除去されるとフツ
ク体20自重乃至フツク体20に対する引張力で
フツク23を外出せしめた原位置に復帰されるも
のとしてある。
そして、このフツク体20を収納凹所12がわ
へ押上げ、収納孔13の下端開口を掩蓋する蓋部
31周縁に、前記取付フランジ16への凹凸の強
制的な結合手段32を設けて、カバー架台に取付
自在にした掩蓋体30を、本体1と同様にナイロ
ン樹脂等にて一体に形成する。図示例における掩
蓋体30自体は、蓋部31周縁に、結合手段32
が設けられている取付枠33を立設させること
で、断面が略溝形を呈するように形成されいる。
結合手段32は、前記係合段部17の周壁面
に、取付枠33内周面を当接させ、両者に形成し
た雌雄の嵌合構造、例えば周壁面に隆設した取付
突条17Aと内周面に凹設した取付溝33Aとを
強制的に凹凸嵌合させることによる。
更に、カバー架台10に連繋されたフツク体2
0における外出されたフツク23部分を覆うよ
う、略截頭円錘形の外形を呈し、上下両端を開口
して内部を中空にした略筒状の化粧用のカバー4
0が、カバー架台10の取付フランジ16に着脱
自在に結合されるものとしてある。
このカバー40の取付フランジ16への結合
は、前記の結合手段32と同様な結合手段、すな
わち、、前記取付フランジ16への凹凸によつて
強制的に嵌合されるようになつており、具体的に
は、前記係合段部17の周壁面に、カバー40の
上端開口内周面を当接させ、両者に形成した雌雄
の嵌合構造、例えば前記取付突条17Aに、カバ
ー40上端開口内周面に凹設形成させた取付溝4
0Aを嵌合させるものとする。
尚、41はカバー40の下端開口周縁に隆起し
た補強環である。
また、50は、本体1を天井スラブS内に埋設
するとき、天井スラブS構築用のパネルP面に釘
55等にて固定されるスタツドであり、このスタ
ツド50は、第4図に示すように、本体1がその
連結凹所5にて外嵌されるようにした連繋柱部5
1に、釘55等を貫挿させる適数個の取付孔52
を開穿すると共に、連繋柱部51下端に、パネル
P面に当接される仮止用フランジ53を突設形成
したものである。
この考案如上のように構成されており、次に、
これが使用を説明すると、部屋構造、すなわち、
照明器具類の吊り下げが天井スラブSから直接行
なわれる場合、或はいわゆる二重天井構造である
ときでの天井板Cから行なわれる場合に対応し
て、埋込式取付手段2B或は懸吊式取付手段2A
を介して、吊り下げ位置の変更が予定される位置
で1個乃至複数個の本体1を設置しておく。前者
の場合であれば、天井スラブS構築時にスタツト
50を利用してパネルPに仮止め固定しておくこ
とで、パネルP脱型後に本体1の連結凹所5開口
が露呈される(第3図及び第4図参照)。後者の
場合であれば、例えば、天井スラブS面等に固定
されたハンガー部材Hからの吊杆部材B端に取付
高さを適宜調整してネジ止め連結しておくこと
で、天井板Cに開穿した連繋口Rに合致して連結
凹所5開口が露呈される(第2図参照)。然る
後、収納部11を連結凹所5内に、雌ネジ6,雄
ネジ15を介してネジ込み、取付フランジ16を
天井スラブS面或は天井板C面に当接させること
で、カバー架台10を本体1に結合する。このと
き、カバー架台10には、収納凹所12の上端開
口を経て、フツク体20をフツク23がわから順
次挿入して収納し、係止面13に係止突面22を
係止させた状態でフツク23が収納孔14下端開
口から外出される如くして、フツク体20が収納
孔14内で摺動自在なものとしておき、また、掩
蓋体30をカバー架台10に取付けることで、フ
ツク体20をカバー架台10内への押上げ状態に
して隠蔽し(第3図参照)、施工が完了する。
次いで、使用者は、照明器具類の吊り下げ位置
の変更を望む場合には、それに対応する位置での
掩蓋体30を強制的に取外すことで、掩蓋体30
にて押上げられていたフツク体20を自重落下せ
しめて係止突面22にて係止面13に係止させ
る。然る後、照明器具類のコードWをフツク23
に係合せしめ、フツク23を覆うようにしてカバ
ー40をカバー架台10の取付フランジ16に取
付けるものである(第2図参照)。
したがつて、懸吊式取付手段2A或は埋込式取
付手段2Bを介して適宜配置固定させた本体1
に、収納凹所12がわから摺動自在に内嵌可能に
したフツク体20が収納連繋されたカバー架台1
0を結合させたことにより、主としてコードペン
ダント形式の照明器具類の懸吊支持位置を変更す
る際、その対応位置では、フツク23を外出させ
るべくカバー架台10から掩蓋体30を取外すこ
とで、これに対処でき、また、不要となる位置で
は、フツク23を収納すべくカバー架台10に掩
蓋体30を取付けることで、原位置においてこれ
の保管が可能で、しかも下方から外観するも大き
く目立たず、体裁を良好なものとし、再度変更す
る場合でも、対応位置でのカバー架台10に対し
ての掩蓋体30の取付け、取外しによつて迅速に
対処できるものである。
本体1上部には、吊杆部材Bが貫挿固着される
懸吊式取付手段2A、外周に埋込フランジ4を張
出状に突出した埋込式取付手段2Bを有するか
ら、いわゆる二重天井とするときでの吊杆部材に
取付けることも、天井スラブSに直接埋込んで設
置することも可能で、設置状態の選択を可能とさ
せ、設置現場での汎用性の増大を図ることができ
る。
本体1とカバー架台10との結合は、前者1下
部に凹設した連結凹所5内周面に設けられた雌ネ
ジ6に、後者10の収納部11外周面に設けられ
た雄ネジ15をネジ込むことで行なわれるから、
カバー架台10の回動操作によつて結合、解体で
き、カバー架台10を取外した状態で本体1のみ
での予めの設置が可能であり、取扱いが極めて容
易である。しかも、カバー架台10は、本体1と
のネジ込み深さを自在に調整できるものであるか
ら、本体1直下に天井板C等が配装されていても
これに対応して結合でき、更には取付フランジ1
6にて天井板C開口を、或は天井スラブS開口を
体裁良く閉塞することができる。
カバー架台10の収納部11は、収納凹所12
と収納孔14とが係止面13を介して連通せしめ
られることで自身が略筒状に形成されており、
夫々の内法幅は後者14が前者に比し稍小さくし
てあるから、フツク体20との連繋に際し、照明
器具類を吊り下げるべくフツク23を外出させる
ときには、フツク体20の連繋部21の係止突面
22が係止面13に係止されることと相俟ち、フ
ツク体20自体の抜脱を阻止して照明器具類の荷
重を充分に支持することが可能である。また、不
要時におけるフツク体20を収納させるときに
は、フツク体20自体が収納凹所12がわから摺
動自在に内嵌されていることから、フツク体20
をそのフツク23先端がわから押上げるよう掩蓋
体30を、結合手段32を介してカバー架台10
に取付けることで、フツク体20自体はカバー架
台10内に仮収納状で保持されることになる。こ
の状態で、フツク体20の連繋部21は収納凹所
12内に、更には本体1の連結凹所5内に収納さ
れ、また、取付フランジ16への結合手段32に
てカバー架台10に取付けた掩蓋体30は、その
蓋部31が収納孔14下端開口を掩蓋しているこ
とと相俟ち、下方から外観するも、極めて体裁の
良いものとなる。
したがつて、フツク体20自体はこれの自重に
抗して、収納孔14下端開口を掩蓋する掩蓋体3
0によつてカバー架台10内に収納されるものと
なつているから、掩蓋体30を取外すと、連繋部
21が収納孔14に上下方向で摺動自在に内嵌さ
せてあることと相俟ち、フツク体20は自重落下
して外出され、そのままでコードWをフツク23
に係合使用できるのである。そして、不要時で
は、掩蓋体30にてフツク体20を内部に押し上
げ収納させればよく、また、掩蓋体30はカバー
架台10に対し、これの取付フランジ16への凹
凸の強制的な結合手段32にてしつかり結合され
るから、不意に抜脱、落下することはなく、安全
である。
また、掩蓋体30自体は、蓋部31周縁に、カ
バー架台10の取付フランジ16への結合手段3
2を設けて、カバー架台10に取付自在としてあ
るから、結合、解体が自由で、面倒な工具類や手
間作業を要せず、使用者が任意に取扱うことがで
きる。
更に、収納孔14から外出落下したフツク体2
0におけるフツク23に、照明器具類のコードW
を係合せしめた後は、これを隠蔽する略筒状の化
粧用のカバー40によつて体裁を良好なものとす
ることができ、しかも、このカバー40の取付フ
ランジ16への取付は、取付フランジ16と掩蓋
体30との結合を図る結合手段32と同様な凹凸
の強制的な結合手段17A,40Aによるから、
極めて簡易であると共に、取付フランジ16に形
成される、結合手段としての取付突条17Aは両
者30,40の結合を可能とするから、構成を簡
素なものとするのに役立つ。
すなわち、カバー架台10の収納部11におけ
る収納凹所12がわから摺動自在にしてフツク体
20を収納連繋させることで、掩蓋体30の取外
しにより照明器具類の懸吊に適するようフツク2
3を外出せしめるものとし、或は掩蓋体30の結
合により不要時でこれを収納せしめるものとする
ことができるものであり、しかも掩蓋体30の着
脱作業のみでこれらを実施できるから、至便であ
り、フツク23の外出、収納は迅速であり、更に
は、カバー40によつてコードWを係止したフツ
ク23を覆うから体裁も良好なものである。ひい
ては、フツク体20自体は常時、本体1,カバー
架台10と組合せておけるから、その紛失はな
く、特別な保管手段を要しないことからも、必要
時に迅速に取出すことができ、使用者にとつて煩
らわしいことはなく、取扱いが容易で極めて便利
なものとなる。
以上説明したように、この考案によれば、例え
ばコードペンダント形式の照明器具類の吊り下げ
位置を、入居者、使用者の希望によつて移動変更
する際、その変更位置の選択に対応可能なるよう
予め複数個所に設置しておくことで、懸吊支持す
る位置ではフツクを迅速に取り出して中継支持さ
せることができ、不要となる位置では掩蓋体が取
付けられることで体裁良く自身の内部に保管して
おくことができるから、不要時での部品保管の煩
らわしさがないと同時に、必要時では掩蓋体を取
外すことでフツクが外出されるから、取扱いが至
便であり、また照明器具類の懸吊時での荷重によ
つても簡単に抜去されることなく、これをしつか
り支持し、更には予めの設置に際しても、その設
置場所、例えば二重天井、直塗天井のいずれにも
限定されることはなく、また構造簡単で安価に提
供できる等の実用上極めて有益な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を説明するもので、第
1図は一部切欠分解側面図、第2図は使用状態の
断面図、第3図は天井スラブ内に埋設されたとき
におけるフツク体の収納状態を表わす断面図、第
4図は天井スラブ内への本体の仮止埋設状態を表
わす断面図である。 S…天井スラブ,H…ハンガー部材,B…吊杆
部材,C…天井板,W…コード,P…パネル,R
…連繋口,1…本体,2A…懸吊式取付手段,2
B…埋込式取付手段,3…連結孔,4…埋込フラ
ンジ,5…連結凹所,5A…テーパー部,5B…
収納凹部,6…雌ネジ,7…閉塞カバー,7A…
嵌合段部,7B…嵌合隆部,8…回動操作部,9
…回動阻止条,10…カバー架台,11…収納
部,12…収納凹所,13…係止面,14…収納
孔,15…雌ネジ,16…取付フランジ,17…
係合段部,17A…取付突条,18…凹部,20
…フツク体,21…連繋部,22…係止突面,2
3…フツク,30…掩蓋体,31…蓋部,32…
結合手段,33…取付枠,33A…取付溝,40
…カバー,40A…取付溝,41…補強環,50
…スタツト,51…連繋柱部,52…取付孔,5
3…仮止用フランジ,55…釘。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊杆部材が貫挿固着される懸吊式取付手段、外
    周に埋込フランジを張出状に突設した埋込式取付
    手段を上部に有し、下端が開口されて下部に凹設
    した連結凹所内周面に雌ネジが設けられた本体
    と、上端において開口された収納凹所に係止面を
    介して、収納凹所内法幅に比し稍小さいそれで、
    下端において開口された収納孔を挿通せしめた略
    筒状の収納部を形成し、この収納部外周面に前記
    雌ネジにネジ込み可能な雄ネジを設けると共に、
    収納部下端に取付フラジを突設して成るカバー架
    台と、前記収納孔に収納凹所がわから上下方向で
    摺動自在に内嵌可能に形成した連繋部に、収納凹
    所の前記係止面に係止される係止突面を設け、連
    繋部の下端にフツクを連設して成り、自重によつ
    て収納孔下方へ外出可能にしたフツク体と、この
    フツク体をこれの自重に抗して収納凹所がわへ押
    上げ、収納孔の下端開口を掩蓋する蓋部周縁に、
    前記取付フランジへの凹凸の強制的な結合手段を
    設けてカバー架台に取付自在にした掩蓋体と、外
    出されたフツク部分を覆う略筒状で、前記取付フ
    ランジへの凹凸の強制的な結合手段を設けて、カ
    バー架台に取付自在にした化粧用のカバーとを備
    えたことを特徴とする照明器具類の吊り下げ装
    置。
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