JPS61135664A - 輸液袋 - Google Patents
輸液袋Info
- Publication number
- JPS61135664A JPS61135664A JP59255284A JP25528484A JPS61135664A JP S61135664 A JPS61135664 A JP S61135664A JP 59255284 A JP59255284 A JP 59255284A JP 25528484 A JP25528484 A JP 25528484A JP S61135664 A JPS61135664 A JP S61135664A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- infusion bag
- propylene
- infusion
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、輸液剤を充填密封する合成樹脂製輸液袋に関
する。
する。
（従来技術）
近年、輸液用容器として比較的柔軟な、軟質塩化ビニル
樹脂やエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる輸液
袋が使用されている。この輸液袋は、点滴時に通気針が
不要（クローズドシステム）で、外気による汚染がない
という利点を有するが、前者は可塑剤や安定剤等の添加
剤を含み、その溶出を防止するために配合組成や製造条
件に工夫が必要であり、後者は耐熱性に劣るので、レト
ルト殺菌に耐えるよう架橋しなければならない等いずれ
も製造が極めて繁雑であるという同層があった。
樹脂やエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂からなる輸液
袋が使用されている。この輸液袋は、点滴時に通気針が
不要（クローズドシステム）で、外気による汚染がない
という利点を有するが、前者は可塑剤や安定剤等の添加
剤を含み、その溶出を防止するために配合組成や製造条
件に工夫が必要であり、後者は耐熱性に劣るので、レト
ルト殺菌に耐えるよう架橋しなければならない等いずれ
も製造が極めて繁雑であるという同層があった。
（発明が解決すべき問題点）
本発明者等は、上記塩化ビニル樹脂等に比べて、基本的
に溶出分が極めて小さく衛生的でしかも耐熱性に優れて
いるボリア、ロビレン樹脂に着目した。しかしながら、
ポリプロピレンは、物性的に硬いために、輸送中の折り
曲げ等によりピンホールが発生し易く、厚みを増して強
度を高めようとすると輸液袋全体が硬くなって、スムー
ズに点滴できなくなるという問題点があだ。
に溶出分が極めて小さく衛生的でしかも耐熱性に優れて
いるボリア、ロビレン樹脂に着目した。しかしながら、
ポリプロピレンは、物性的に硬いために、輸送中の折り
曲げ等によりピンホールが発生し易く、厚みを増して強
度を高めようとすると輸液袋全体が硬くなって、スムー
ズに点滴できなくなるという問題点があだ。
（問題点を解決するための手段）
本発明は、プロピレン−エチレン共重合体を積層するこ
とにより、上記ポリプロピレンの問題点を解決せんとし
たものであり、その要旨は最外層及び最内層がプロピレ
ン−エチレン共重合体、中間層がプロピレンホモポリマ
ーで構成された多層フィルムからなることを特徴とする
輸液袋である。
とにより、上記ポリプロピレンの問題点を解決せんとし
たものであり、その要旨は最外層及び最内層がプロピレ
ン−エチレン共重合体、中間層がプロピレンホモポリマ
ーで構成された多層フィルムからなることを特徴とする
輸液袋である。
以下本発明の詳細な説明する。
最外層および最内層を形成する、ブＯピレンーエチレン
共重合体樹脂は、ブロック共重合体、ランダム共重合体
あるいは両者の中間的な構造のもの等適宜であり、一般
にエチレン含量が２〜２０重量％、メルトインデックス
が０．３〜３、融点が１４０〜１７０℃のものが使用で
きる。
共重合体樹脂は、ブロック共重合体、ランダム共重合体
あるいは両者の中間的な構造のもの等適宜であり、一般
にエチレン含量が２〜２０重量％、メルトインデックス
が０．３〜３、融点が１４０〜１７０℃のものが使用で
きる。
この樹脂は、プロピレンホモポリマーに比して、柔軟で
耐ピンホール性、耐衝撃性およびシール性に優れている
ので、中間層を保護するために最内層および最外層に用
いられる。またこの樹脂は、泡切れがよいため、輸液中
に発生した気泡が内壁に付着せず速やかに液面に上昇し
、従って光学的な異物検査の際に気泡が誤差の原因にな
らない等の利点がある。
耐ピンホール性、耐衝撃性およびシール性に優れている
ので、中間層を保護するために最内層および最外層に用
いられる。またこの樹脂は、泡切れがよいため、輸液中
に発生した気泡が内壁に付着せず速やかに液面に上昇し
、従って光学的な異物検査の際に気泡が誤差の原因にな
らない等の利点がある。
本発明におけるプロピレンホモポリマーは、メルトイン
デックス０．３〜３、融点が１４０〜１７０℃のものが
使用できる。このポリマーは透明性、耐熱性に優れるの
で基材として、中１１層に用いられる。前記プロピレン
−エチレン共重合体を内外両層に用いることにより、剛
性の高いプロピレンホモポリマ一層を中間層とするサン
ドイッチ構造となり、袋の折曲りによるピンホールの発
生が著しく減少する。
デックス０．３〜３、融点が１４０〜１７０℃のものが
使用できる。このポリマーは透明性、耐熱性に優れるの
で基材として、中１１層に用いられる。前記プロピレン
−エチレン共重合体を内外両層に用いることにより、剛
性の高いプロピレンホモポリマ一層を中間層とするサン
ドイッチ構造となり、袋の折曲りによるピンホールの発
生が著しく減少する。
本発明において、上記合成樹脂各層を積層するためには
、前記両樹脂が同じプロピレン系樹脂でなじみが良いこ
とから、共押出法により積層成形するのが最も好ましい
。
、前記両樹脂が同じプロピレン系樹脂でなじみが良いこ
とから、共押出法により積層成形するのが最も好ましい
。
各層の厚さは、２０〜１５０μ程度が好ましく、全体の
厚さは１５０〜３００μ程度が輸液袋としての柔軟性を
保つ上から好ましい。 また、最内層はシール強度を高
めるために５０〜１５０μ程度が好ましい。
厚さは１５０〜３００μ程度が輸液袋としての柔軟性を
保つ上から好ましい。 また、最内層はシール強度を高
めるために５０〜１５０μ程度が好ましい。
本発明の輸液袋を製造するためには、上記積層フィルム
を、最内層同志が向き合うように重ね合せて、周囲を所
定形状にヒートシールして製袋し、ポリエチレン、ポリ
プロピレンの射出成形等により得られた口栓部材をヒー
トシールにより取り付ければよい。
を、最内層同志が向き合うように重ね合せて、周囲を所
定形状にヒートシールして製袋し、ポリエチレン、ポリ
プロピレンの射出成形等により得られた口栓部材をヒー
トシールにより取り付ければよい。
（発明の効果）
本発明の輸液袋は、以上の様に最外層及び最内層がプロ
ピレン−エチレン′共重合体からなり、中間層がプロピ
レンホモポリマーからなるので、基本的に添加剤の溶出
の恐れがなくて衛生的であるとともに、輸送中にピンホ
ールを発生することもな（、耐レトルト性に優れた輸液
袋である。また、極めて透湿性が小さいプロピレン系ポ
リマーからなるので、水分蒸散による輸液濃度の変化の
恐れ等がないという特徴もある。
ピレン−エチレン′共重合体からなり、中間層がプロピ
レンホモポリマーからなるので、基本的に添加剤の溶出
の恐れがなくて衛生的であるとともに、輸送中にピンホ
ールを発生することもな（、耐レトルト性に優れた輸液
袋である。また、極めて透湿性が小さいプロピレン系ポ
リマーからなるので、水分蒸散による輸液濃度の変化の
恐れ等がないという特徴もある。
（実施例）
以下本発明を実施例に基いてさらに詳しく説明する。
実施例１
共押出法によりＡ層（５０μ）／Ｂ層（６０μ）／Ｃ層
（９０μ）の３１１シートを積層成形し、この積層フィ
ルムをａｍが最内層に来るように重ね合わせて周囲を四
方シールして内寸が、幅１４０１１１１．長さ２１５１
１１ｍに製袋しポリプロピレンの射出成形による口栓部
をインパルスシールにより取り付けて輸液袋を製造した
。
（９０μ）の３１１シートを積層成形し、この積層フィ
ルムをａｍが最内層に来るように重ね合わせて周囲を四
方シールして内寸が、幅１４０１１１１．長さ２１５１
１１ｍに製袋しポリプロピレンの射出成形による口栓部
をインパルスシールにより取り付けて輸液袋を製造した
。
最外ＦＭ （ＡＪ！り及び最内ｍ＜ｃ層）は、プロピレ
ン−エチレンランダム共重合体樹脂（エチレン成分３．
５重量％、メルトインデックス０．５、融点１５１℃）
からなり、中間層（Ｂｌりはプロピレンのホモポリマー
（メルトインデックス０．５、融点１５１℃）からなる
。
ン−エチレンランダム共重合体樹脂（エチレン成分３．
５重量％、メルトインデックス０．５、融点１５１℃）
からなり、中間層（Ｂｌりはプロピレンのホモポリマー
（メルトインデックス０．５、融点１５１℃）からなる
。
次に、得られた輸液袋に精製水５００ｍ１、空気５０１
１１を充填して密封し、さらにこの充填輸液袋を高圧釜
中で１２１℃で１０分間のレトルト殺菌を行ったところ
、シール部等に全く破損がみられず耐レトルト性が良好
であり、またピンホールも生じなかった。
１１を充填して密封し、さらにこの充填輸液袋を高圧釜
中で１２１℃で１０分間のレトルト殺菌を行ったところ
、シール部等に全く破損がみられず耐レトルト性が良好
であり、またピンホールも生じなかった。
Claims (1)
- 最外層及び最内層がプロピレン−エチレン共重合体、
中間層がプロピレンホモポリマーで構成された多層フィ
ルムからなることを特徴とする輸液袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59255284A JPS61135664A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 輸液袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59255284A JPS61135664A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 輸液袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61135664A true JPS61135664A (ja) | 1986-06-23 |
Family
ID=17276616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59255284A Pending JPS61135664A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | 輸液袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61135664A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63178949A (ja) * | 1987-01-21 | 1988-07-23 | 東レ株式会社 | 包装袋 |
-
1984
- 1984-12-03 JP JP59255284A patent/JPS61135664A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63178949A (ja) * | 1987-01-21 | 1988-07-23 | 東レ株式会社 | 包装袋 |
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